司法書士事務所の集客は多様化がポイント

司法書士のメイン業務が「登記」なのは間違いありません。高い年収を目指すためには不動産に関係する「抵当権設定」「所有権移転登記」などの登記業務を獲得する人脈や営業は欠かせないものです。

ですが、不動産業界は景気によって浮き沈みが激しく、不動産会社との関係だけを重視していると、仕事がほとんどなくなってしまうケースも考えられます。

登記件数

これからの司法書士は人脈以外の集客方法がカギとなると感じるからこそ、「司法書士 集客」といったKWでここに辿りついたのではないでしょうか?

下記のような悩みをもしお持ちであれば、ぜひご一読いただきたい内容をまとめました。

  • 登記業務だけではなく、多方面で集客をしたい
  • 1つの集客ルートだけだと将来が不安だ
  • 紹介だけでの仕事は限りがある
  • 近くに新しい事務所が増えたため、今後の対策をしたい

人脈だけで仕事が回る司法書士ばかりではありません。司法書士の集客は間違った方法で行うと、ただの一見さんばかりが増える集客になります。集客は、どういう顧客を増やしたいかのイメージが確立していることと、イメージを実現させられる正しい集客方法が要です。

当記事でわかること

  • 司法書士の集客と将来的な流れ
  • 集客の改善で経営をもっと安定させる方法
  • 司法書士の営業チャネルと考え方
  • 司法書士の集客成功事例

司法書士の集客が厳しくなる…その理由とは

今後、ますますパイの取り合いは進みます

司法書士の会員数グラフ

司法書士は新規登録者数と登録取消者を差し引きしても、緩やかな増加傾向といえます。増加が進むということは、競争は避けられないものです。独立を行う司法書士ばかりではないものの、今まで進出していないエリアにも大手が進出する可能性がでてきます。

司法書士法人数グラフ

司法書士法人数も増加の一途を辿り、2019年11月には715法人を数えています。都心部も当然数が増えていき、市場の競合性が高まっていくものです。大小さまざまな法人はありますが、今までの集客だけでは物足りなくなるかもしれません。

備えはできていますか?

司法書士は基本的に「人脈(不動産業者や事業継承での事務所)」が集客や経営安定の要。強固な人脈という備えがあれば、他の集客は不要かもしれません。ですが、人脈は容易に作り上げられるものではありません。

人脈以外でも、さまざまな集客方法は必要になります。ただし、司法書士は各都道府県司法書士会での広告規制があるのが悩みどころ。広告規制に従いつつ、差別化する方法はノウハウが必要です。ポスティングやセミナーといった従来の方法も行いながら、これまでにチャレンジしていない方法でも、顧客が顧客を呼ぶような仕組みを作りたいものです。

どの方法でも基本となる、まず顧客に認知してもらう取り組みが必要です。

顧客の理解を深める

司法書士に接点のない顧客は、司法書士の出来ることがわかりません。誤解を恐れずに言うなら「司法書士に接点がないが頼りたい顧客」は士業の細かな違いを理解できていない方が多いでしょう。街で看板を見かけたことがあったり、チラシを見ていたりしていても、頼れるかどうかに悩む方も多くいます。

顧客の行動を考える

相続や債務整理などで困っている場合、いきなり飛び込みで司法書士の事務所へ相談にくるものでしょうか?

多くの顧客が最初に行うのは、家族や司法書士に詳しそうな人に確認したり、自分のスマホで調べることから始めます。調べる目的は、相続や債務整理などで相談するところ、手続きを進めてくれるところ、誰かから教えてもらった事務所の評判や口コミです。

しかし、その検索内容で出てくるのは、必ずしも司法書士の事務所とは限りません。司法書士の仕事を理解している顧客だけではないケースとして、司法書士に頼むべき仕事を他の士業に相談…という状況を見かけたことはありませんか?

顧客はしっかりとした知識を持つ人ばかりではありませんので、自分で調べた情報で問題が解決しそうと考えたら、司法書士の事務所を尋ねないことも多いものです。

例えば、弁護士事務所に行き、弁護士本人が解決、弁護士と懇意にしている司法書士を紹介される、合同事務所だったので所属の司法書士が担当、というケースもあります。

顧客の行動は自然な流れだと、なかなか司法書士に結びつきにくいもの。顧客が司法書士事務所を訪れるようにする対策が必要です。司法書士が必要になる状況で、顧客が考えることを先回りしていきましょう。

妻に不動産を贈与する予定の相談者のケース

妻に不動産を贈与したいと考えている相談者。後々のトラブルを防ぐためにも、口頭ではなく契約書を作成したい(不動産を贈与することを考えている顧客は、司法書士への知識があると考えて良いでしょう)。

司法書士に契約書の作成をお願いするべく、自宅から足を運べる範囲の司法書士事務所を探します。まずはインターネットで検索します。キーワードは「地域名 司法書士事務所」。

足を運びやすい範囲には、2つの司法書士事務所が見つかりました。どちらにするべきか、それぞれの公式HPをじっくり閲覧。どちらの司法書士事務所も業務内容などが細かく書かれています。片方の公式HPには、お役立ち情報として事例や法律に関する情報が詳しく紹介されていました。詳しい内容に丁寧さを感じ、親身になってくれそうな印象を抱きました。どちらも信頼できそうな事務所でしたが、より親身になってくれそうな方の事務所に依頼することに決めました。

株式会社を設立する経営者のケース

株式会社を設立する予定の相談者は、司法書士に依頼をして設立登記をしたいと考えています。設立後もお世話になりたいので、信頼できそうな司法書士事務所を探します。

そういえば会社を構える土地の近くに、司法書士の看板広告を見かけたことを思い出します。名前だけは覚えていましたので、インターネットでその事務所を検索します。キーワードは「〇〇司法書士事務所」。

公式HPを閲覧し好印象を抱いたものの、料金や事務所の様子など、ほかの事務所も検索して比べてみようと考えます。キーワードは「地域名 司法書士事務所」が候補になります。

司法書士を探せるポータルサイトにいくつかの事務所が載っており、最初に公式HPを閲覧した事務所の名前もあります。他の事務所と料金体系も似ており、見劣りしない事務所だと感じ問い合わせをすることに決めました。

不動産での開業を考えている相談者のケース

不動産で開業を考えている相談者。開業のための準備を調べているうちに、「保証供託(担保供託)」について知りました。そのほかにも必要な手続きが多く、司法書士に開業に必要な手続きをまとめて依頼しようと考えます。

まずは近隣の司法書士事務所をインターネットで探します。キーワードは「地域名 司法書士事務所」。いくつかの司法書士事務所が候補にあがり、公式HPを閲覧。ある司法書士事務所のサイトに目がとまります。

司法書士事務所のサイトをチェックします。司法書士事務所では、不動産業を経営する顧客向けのサービスを紹介しており、スムーズな対応が期待できます。また「無料相談」も実施しており、まずはこの司法書士事務所に相談することに決めました。

司法書士の集客はターゲットに合わせた広告メディアを利用する

まだ貴事務所を知らない潜在顧客層には「刷り込み型の広告」を中心に、司法書士を求める見込み顧客には「Webでの情報提供」が大切です。

潜在顧客は記憶に残す広告がポイントです

潜在顧客は今はまだ困っていないが、いつか司法書士を必要とする顧客です。例えば、相続を行う状況でふと「そういえば○○司法書士があったな」と思う広告です。何度も目にして記憶に残す広告アプローチは、看板広告やバス・電車内の中吊り広告が適しています。ポスティングを定期的に行なうのも、認知度向上に欠かせない集客方法です。

見込み顧客はWebで欲しい情報に答えられるかが大事

スマートフォンを持っていない人が珍しい現代では、老若男女を問わず、Web検索での調べものは絶えません。貴事務所を指名して検索する顧客もいますし、司法書士や司法書士が必要な事柄を調べている見込み顧客へ「最新の詳しい情報」を提供できるかが集客の成功につながります。

公式HPを充実させ、ポータルサイトなど検索してきた顧客の需要に応えきれる準備が不可欠です。Web集客の良いところは、既に司法書士を求めている見込み顧客へアプローチしやすい点にあります。必要な情報を与えてくれるサイトは、信頼や来所に繋がるポイントになるのです。

このように潜在顧客と見込み顧客のどちらにも、貴事務所がどういう事務所であるかの情報や魅力を伝えられると格段に集客はスムーズになります。

司法書士のターゲットに合わせたアプローチと集客方法

Web集客と看板広告といったオフライン集客は、顧客獲得のために考えるポイントが異なります。それぞれの特徴を押さえた上で、どちらも集客方法として採用するのが良いでしょう。

司法書士のWeb集客

見込み顧客が何を考えて検索するかを考え、需要に応えられる準備をします。公式サイトでは、貴事務所のアクセス情報や代表者の概要だけを載せていませんか?顧客が求める「○○で困っているごとを解決してくれる司法書士」だと伝えられるようにしましょう。

公式サイトには、貴事務所について詳しく知りたいと考えた人が集まります。差別化が難しい士業の世界では、コンプライアンスにより「〇〇に強い」などの表記はできません。ですがターゲットは“この司法書士事務所を選んだ”という理由がほしいもの。

「信頼できそうな司法書士事務所」であると判断されるためには、情報が必要です。貴事務所の実績などを含め、“この案件は貴事務所にお願いすれば間違いなさそうだ“とターゲットを引き込む工夫をしましょう。

そして、Web集客は「見つけやすさ」も大事です。見込み顧客が検索した際に、貴事務所の情報をすぐに得られるように、検索結果の上位に出てくる工夫も必要です。

ホームページのマルチデバイス対応

検索してくる見込み顧客には、ただ情報を用意すれば良いだけではありません。どんなに大事なことが書かれていても、読みにくいサイトは見てくれないものです。利便性を考慮し、公式サイトの閲覧はパソコンだけではなく、スマートフォンからでもすっきり閲覧できるようにしておきましょう。

SEO、検索エンジン最適化

SEOとは、検索エンジン最適化のことをさします。Googleなど検索に使用される検索エンジンは、検索結果をwebページの評価順で表示します。

見込み顧客は検索結果の上位にあるページしか閲覧しないことが多々あるため、検索結果の上位に貴事務所の情報があることが重要です。

貴事務所の公式HPなどの情報に、ターゲットがたどり着きやすくするための施策がSEO対策です。 SEO対策の方法は日々進化しているものの、ターゲットが検索する意図を理解し、知りたい情報を詳しくわかりやすく提供することを心がけましょう。

ポータルサイトへの広告出稿

司法書士のポータルサイトへの登録は忘れずに行ないましょう。ポータルサイトの例として士業者検索の「サムライウェブ」などがあります。「エコノミープラン」の場合は広告掲載無料(ただし、サムライウェブとの相互リンクが必要)です。基本情報・顔写真・取扱業務一覧表の掲載が行なえます。

見込み顧客が司法書士を探す際、ポータルサイトの利用は考慮したいところ。依頼をする司法書士の候補にあがるために、貴事務所の情報が載っているようにしましょう。

MEO(グーグルマイビジネスの登録)

Googleマイビジネスに登録すると、貴事務所の名前を含んだキーワードの検索結果ページに貴事務所の基本情報が表示されます。営業時間や電話番号などが掲載され、Googleマップには所在地が表示されます。

また口コミが掲載される枠もあり、店舗などの企業ではユーザーの口コミが集まっています。Googleマイビジネスの表示は、貴事務所の基本情報を得たいユーザーにとって便利なツールです。

リスティング広告

リスティング広告は、対象としたキーワードが検索されたときに広告を表示します。検索結果の上部に表示されるので目立ち、また、広告を表示させる時間なども決められるため無駄のない広告掲載が可能です。ただし、ユーザーによってはリスティング広告の位置をあえて見ないこともあります。

広告費は、1クリックあたりの単価×実際のクリック数で決められます。クリック単価はキーワードによって異なり、検索回数の多い「司法書士」などのキーワードは高額になります。「司法書士 地域名」など、検索回数が絞られたキーワードでの広告活用がおすすめです。

エリアマーケティングメディアによる発信

エリアマーケティングメディアとは、限られた地域の情報を集めたメディアです。ターゲットが司法書士を探すとき、全国各地からではなく足を運べる範囲の司法書士事務所を探します。地域が限定されたエリアマーケティングメディアはターゲットにとって効率よく情報を探すことができるのです。

エリアマーケティングメディアに貴事務所の名前があることで、「〇〇地域の司法書士はここ」という認識をしてもらえる可能性が高まります。

情報サイト・オウンドメディアによる発信

情報サイトやオウンドメディア)とは、ターゲットが知りたい情報を丁寧に詳しく書いた記事を積み重ねたサイトです。情報サイトやオウンドメディアの目的は、豊富な情報や紹介を経て貴事務所のファンを生み出すのが目的です。

司法書士の業務にまつわる情報など、ターゲットが司法書士に依頼するときの疑問点などを考慮したコンテンツを用意するのが成功の秘訣。司法書士の見解などを抑えることで、見込み顧客へ安心感を与えます。

情報サイトやオウンドメディアには見込み顧客を引き込むメリットのほかに、潜在顧客を取り込むメリットがあります。まだ貴事務所の名前も知らない潜在顧客が、情報サイトやオウンドメディアを通して貴事務所の名前を知り、「こんなに情報が豊富な司法書士事務所は信頼できるに違いない」と依頼のきっかけを作れる点が魅力です。

司法書士のオフライン集客

インターネットを介さないオフライン広告は、潜在顧客に効果的なアピールができます。潜在顧客が広告を何度も目にして記憶に印象付け、「この場所に貴事務所がある」と認識してもらうのです。司法書士を必要としていない潜在顧客にアピールしておけば、いざ必要となったときに貴所が有力な候補になることが期待できます。

なお、看板広告・ポスティング・中吊り広告は確実に人の目に触れるところがメリットですが、スペースの関係から書ける内容が定まる点には注意が必要です。

折込チラシやポスティング・チラシ

新聞などの折込チラシやポスティングチラシは、チラシを何気なく目にしたターゲットに貴事務所を覚えてもらう「刷り込み型」のアピールができます。

伝えたいメッセージを絞る・「ファミリー層」「単身層」などターゲットを絞る・エリアを絞る、といった工夫を行ない反響率を意識しての配布が重要です。

看板広告

看板広告は、「刷り込み型」のアピールのなかでもインパクトのある広告です。狙いたい層の通勤導線やビジネス街などへ提出することで、何度も目にしてもらえます。潜在顧客へのアピールとして有効であり、司法書士を探すときの候補にあげられやすくなります。

店先広告

店先広告は、「無料相談会」の開催などで近隣の潜在顧客と直接コミュニケーションを図るチャンスが生まれます。そのほかにもセミナーの開催や役立つ情報が載った冊子の配布なども有効です。

バスや電車などの放送広告

バスや電車内の放送広告も「刷り込み型」のアピールができる広告です。最寄り駅で学校や企業、商業施設などの名称をアナウンスをするため、「この近くに〇〇がある」と認識してもらえます。

中吊り・つり革広告

バスや電車内の中吊り・つり革広告は、看板広告などに比べて長時間見てもらえる広告です。目のやり場のない車内で注目を集め、潜在顧客に印象付けられます。

Web集客とオフライン集客は使い分けが大事

どちらもコストやコツは異なります。狙うターゲットやエリアに合わせて、さまざまな集客方法を組み合わせるのがポイントです。ですが、もしかけられる費用に限りがあるなら、どれか一つにするなら。私たちはWeb集客のプロとして、情報サイトやオウンドメディアを使った集客を提案したいと考えています。

私たち全研本社は「情報サイトからオウンドメディア、エリア戦略まで6000サイト以上の運用により培ってきた膨大なコンテンツマーケティング・集客のノウハウ」があります。

ただの集客方法ではなく「貴事務所の魅力を伝え、顧客と寄り添える関係構築」のお手伝いをさせてください。貴事務所に最適なWebマーケティング戦略をご案内させていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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