【工作機械展示会まとめ】メリットや特徴を調査

【工作機械展示会まとめ】メリットや特徴を調査
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工作機械の現状について解説し、国内の展示会情報をまとめています。また、展示会の情報だけでなく、Webでの集客「ポジショニングメディア」についても触れているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

工作機械の現状

日本機械工具工業会によると、2020年の機械工具の生産高は前年と比べて大幅に減少しました。コロナウイルスの影響により一時は大ダメージを受けた工作機械業界ですが、2021年度に入り少しずつではありますが回復傾向にあり、2022年も成長が期待できりでしょう。

工作機械業界の企業としては、この流れに乗り、少しでも売り上げを上げたいと考えるでしょう。では、そのために最も有効な手段はなんでしょうか。              

それは展示会に出展して新規の顧客を多く獲得することでしょう。
展示会に出展することで、今まで接点のなかった新たな企業との出会いが生まれます。多くの展示会に出展して企業との接点を増やせば増やすほど、新規顧客の獲得につながるでしょう。

ここからは、日本で開催される来場者数が5万人を越える工作機械の展示会についてまとめています。工作機械の売り上げを上げたいとお考えの企業様は是非ご参考にしてみて下さい。

工作機械の展示会の特徴

工作機械の展示会も様々な種類があり、大きく分けて「業界総合型」「製品特化型」「製品特化型」の3つのタイプがあります。その違いを簡単に説明すると次の通りになります。

  • 業界総合型…1つの業界(例:製造業など)に関するあらゆる機器・サービスを総合的に紹介。
  • 業界特化型…総合型をさらに細分化した特定の業界(例:機械金属電機など)をテーマとした展示会。
  • 製品特化型…1つの製品(例:工作機器・画像処理システムなど)を専門的に紹介する展示会。

業界総合型の展示会

「製造業」「BtoB業界」など、1つの業界をテーマに、それに付随する様々な分野の製品・サービスを総合的に紹介する展示会のことです。例えば、製造業であれば、自動車、鉄鋼、金属製品m一般機械などがあります。

製造業に関する様々な分野の企業が一堂に集結し、特定の業界の幅広い見込み顧客が来場しますので、より多くの顧客を獲得し販路を拡大したい企業に適している展示会です。

多くの来場者が見込めるので、競合他社も数多く出展します。そのため、来場者が自社の出展ブースに必ずしも来場するとは限らず、自社ブースに誘客するための工夫が必要です。

業界特化型の展示会

業界特化型とは、例えば機械金属電機など、特定の業界に絞った展示会です。
機械金属電機なら、工作機器や産業用ロボットなどの機械金属電機の技術者や研究者を対象にした製品・サービスが一堂に集まります。

総合型よりもある程度、見込み顧客を絞り込みつつ、自社製品を認知させたい場合に適しています。しかし、競合製品と比較検討されるのは必須ですので、商談や成約に繋げる長期戦になる可能性があります。

製品特化型の展示会

「製品特化型」は、新規顧客を増やすというよりも「商談や成約に繋げる」ことを目的とした展示会です。

例えば、工作機器・画像処理システムなど、導入したい具体的な製品やサービスがあり、すぐに導入すべき企業を探している顧客だけを集客します。来場者は導入への意思が固い状態で来場されますので、自社製品の魅力がマッチすれば成約への可能性も高まるでしょう。

工作機械業界総合型の事例

金属プレス加工技術展

金属プレス加工技術展
引用元:金属プレス加工技術展公式HP「https://www.intermold.jp/」

金属プレス加工技術展は、その名の通り加工技術の展示会です。例年INTERMOLD(金型加工技術展)・金型展・金属プレス加工技術展と、3つの展示会が同時開催されています。

金属加工に関する製品や技術が中心ですが、工作機械や工作機器も出展対象に入っているので、公式サイトから自社製品が出展対象となりうるか確認してみましょう。

2021年度は4日間にわたって開催され、合計来場者数は金属プレス加工技術展が2,090人、金型展が2,003人、INTERMOLDが6,990人と、3つ合わせて1万1,083人に上りました。

大阪と名古屋の2都市にて開催予定で、主催者公表の大阪会場での予想来場者数は3展合わせて5万人となっているので、商談につなげるチャンスだといえるでしょう。

開催予定日:インテックス大阪  2022年4月20日(水)~23日(土)
      ポートメッセなごや 2022年7月6日(水)~9日(土)

工作機械業界特化型の事例

JIMOTOF(日本国際工作機械見本市)

情報参照元:JIMOTOF公式サイト(http://www.jimtof.org/jp/index.html)

JIMOTOFは世界三大工作機械展示会のうちの一つです。

工作機械および関連機器の国内外の貿易取引と国際的な技術交流を促進し、それによって産業の発展と貿易の発展に貢献することを目的として、国内外から多くの技術が集まります。

そのため、来場者は質の高い世界最新の技術を知ることができます。2018年の開催時には会場に15万人以上の来場者が足を運び、その70%以上が製造業の関係者でした。

また、日本だけではなく、63か国の国と地域から来場者が集まるため、海外の顧客を獲得するチャンスでもあります。

さらに、国内来場者の5割以上、海外来場者の8割以上が購入に関しての決定権を持っている買い手なので、商談から新規顧客を獲得するには絶好の場といえるでしょう。

技術に自信があり、日本だけではなく海外展開もお考えの企業様は是非参加してみてはいかがでしょうか。

開催予定日:東京ビックサイト  2022年11月8日(火)~13日(日)

メカトロテックジャパン(略称:MECT)

情報参照元:メカトロテックジャパン公式サイト(https://mect-japan.com/2021/)

メカトロテックジャパンは名古屋市のポートメッセなごやで西暦奇数年に開催される工作機械の展示会です。2019年度には477社が参加し、来場者数は約9万人を記録した大規模なイベントとなっています。

来場者の84%が来場に満足しており、出展社の85%が次回も出展したいと答えている非常に満足度の高い展示会です。

開催地である名古屋には、大手自動車メーカーや航空機の製造会社の集まる中部地方から様々な製造業の関係者が集まります。そのため、中部地方の企業をターゲットにしたい企業様にとってはこの上ないチャンスでしょう。

メカトロテックジャパンは愛知県機械工具商業協同組合と協力して、多くの顧客を動員しています。また、土日にも開催しているので、平日に来場できない企業の関係者が土日に来場できるのも、新たな顧客の獲得に繋がる魅力のひとつです。

さらに中小企業支援として、低料金での出展できるブースも用意しているので、出展を迷っている中小企業の方は、はじめに中小企業支援ブースを利用してみてはいかがでしょうか。しかし、中小企業支援ブースには数に限りがあるので、検討中の企業様はお早めにお申し込み下さい。

開催予定日:未定

MEX金沢(機械工業見本市金沢)

情報参照元:MEX金沢公式サイト(https://www.tekkokiden.jp/mex/)

電気、電子機器に関連する機器だけでなく、金属加工機および関連製品の流通、そして技術交流を促進することにより、産業や商業の発展に貢献することを目的として金沢で開催している機械工業の展示会です。

2019年度の開催時には、210社の来場があり、合計来場者数は約6万人でした。来場者のうち県内の企業の来場者が61社なのに対して、県外からの来場者は倍の153社と石川県外からの来場者も多くいるのが特徴です。

また、出展の対象製品が工作機械だけではなく、産業用ロボットや通信・情報処理機、リサイクル装置など多岐にわたるので、新たな技術との出会いが生まれるでしょう。

出展をする企業は自社の技術や製品を宣伝するためのワークショップに参加することができるので、そこから新規の顧客を獲得できる可能性があります。 

自社の技術や製品に自信があり、機械工業以外の分野の技術や製品にも興味をお持ちの企業様は是非出展をご検討してみてはいかがでしょうか。

開催予定日:石川県産業展示館  2022年5月19日(木)~21日(土)

製品特化型の事例

Grinding Technology Japan 2023

Grinding Technology Japan 2023
引用元:Grinding Technology Japan 2023公式HP「https://gtj-expo.jp/2023/jp/」

Grinding Technology Japan 2023は工作機械の中でも特に、研削加工技術に特化した製品や技術が集まる展示会です。

研削加工の関係者や工具製造者を対象に研削工具や研削盤などの研削に関する製品や技術が出展されます

展示会場のセミナーでは、発表料金を払い自社の製品や技術を発表することも出来るので、セミナーに参加することで更なる新規顧客の獲得が期待できます。

前回開催時には関東を中心に全国から約3.600名もの来場者を記録しています。

研削加工を中心に製品やサービスを展開している企業様は出展を検討してみてはいかがでしょうか。

開催予定日:幕張メッセ  2023年3月8日(水)~10日(金)

展示会に出展しなくとも製品特化型の展示会には自社で製品やサービスを紹介するメディアを持つという方法もあります。

自社で製品を持つことで、長期間にわたり自社製品のことを詳しくターゲットに紹介することが出来ます。

そのような自社メディアの一例にポジショニングメディアがあります。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアのイメージ画像詳細についてはお問い合わせください

ポジショニングメディアとは、ターゲットが求める製品情報に特化して、自社製品や技術にマッチした顧客を集客できるWebメディアです。

ポジショニングメディアとは自社の強みを知ってもらったうえで問い合わせに誘導できるため、商談につなげやすいというメリットがあります。

実際にポジショニングメディアを導入した企業からは、

  • 自社の強みを理解して問い合わせしてくれるので、商談率が8割超えになった
  • ニーズが合うユーザーを狙って集客できるため、受注単価が2.5倍アップした
  • 自社の特徴を理解した顧客が増え、打ち合わせや商談に入れるようになり契約までのリードタイムも1/3に短縮された。

と喜びのお声を頂いています。ポジショニングメディアや集客施策に興味がある企業様は、ぜひZenkenまでご相談ください。

ポジショニングメディア
について詳しく

展示会出展と並行してWebマーケティングも

今回、日本で開催されている工作機械の展示会について紹介させていただきました。
今後、新規の顧客を獲得したいと考えている工作業界の企業様は展示会に出展することで、それを達成することができるかもしれません。

しかし、展示会に出展するだけでは商談できる業界の種類や商談ができる企業の数はどうしても限られてきてしまいます。

そこで最近では、Web上で自社の技術や商品を紹介するメディアを作成して、今までのターゲットに加えて、新たなターゲットを獲得する企業が増えています

展示会出展と並行して、以下のような方法でWeb集客をするのも一つの手です。

  • 工作機械に特化したポータルサイトに掲載する
  • 商圏内ユーザーへのアプローチをするためのSEO対策をする
  • グーグルマイビジネスを利用した指名検索対策をする
  • ポジショニングメディアで受注に近いユーザーを創出して集客する

キャククルを運営元であるZenkenでは、Web集客に関してのアドバイスを行っております。

「工作機械に特化したポータルサイトに掲載したい」「商圏内ユーザーへのアプローチをするためのSEO対策をしたい」「グーグルマイビジネスを利用した指名検索対策をしたい」などというようなお悩みのある企業様は、お気軽にお問い合わせください。

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