【ED治療】集客広告のヒントとデジタルマーケティングを優先すべき理由

【ED治療】集客広告のヒントとデジタルマーケティングを優先すべき理由
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ED治療集客広告の
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本記事では、ED治療を検討しているユーザーに向けた広告戦略を試行錯誤している集客したいクリニック様に向けて、
ED治療市場の現状整理から集客をする上で知っておきたい広告手法を紹介しています。

ED治療の患者集客をする上で気をつけておきたい医療広告ガイドラインについても説明していますので、ぜひ参考にしてください。

新型コロナの影響で今後さらにED患者は増える傾向?

新型コロナの影響で今後さらにED患者は増える傾向?

医療情報サイト「メディカルトリビューン社」に掲載された記事によれば、トルコの泌尿器専門外来クリニックを訪れた男性患者が新型コロナの影響を受けてどのように変化したかを調査した結果、コロナ感染症のパンデミック前と後とで、勃起障害患者の数に有意な増加が見られたことが発表されました。

パンデミック前(2020年2月~3月11日)とパンデミック期(同3月12日~6月1日)を比較したところ、泌尿器科受診患者に占めるED患者の割合が、ED患者は6.6%から8.7%に増加したといいます。

ED(勃起不全)は精神的なストレスでも起こりますが、コロナで自粛生活を送る中でこうしたストレスの影響を受けた男性が増えたのではないかと所感をまとめています。

※参照元:「SEX Medオンライン版」(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33318798/)

リモートワークだけでなく飲みに行く機会も減り、パートナーと自宅にいる時間が長くなれば日本でも同じような状況になるのではないかと考えます。日本で勃起不全に悩む男性の傾向はどうなっているのるのか、もう少しくわしく見ていきましょう。

20~30代の約7人に1人はEDの悩みを抱えている

20~30代の約7人に1人はEDの悩みを抱えている
ED治療の第一人者としてメディアへの露出も多い浜松町第一クリニック・竹越昭彦院長がが実施した調査によると、加齢など年齢的な問題でEDになる50代以降の男性だけでなく、20~30代の男性の7人に1人は、EDの悩みを抱えていることがわかりました。

ED治療の集客広告を40代、50代の男性をメインターゲットにしている場合が多いのではないかと考えますが、若年層にもこれだけの顕在層がいるのであれば、リスティング広告のキーワードなども再考しなければならないかもしれません。

またEDの主な原因については

  1. 精神的ストレス: 43.8%
  2. 飲酒:      15.8%
  3. 睡眠不足:    11.6%

一部抜粋・参照元:浜松町第一クリニック @Pressプレスリリース「21年前の調査と比べて、完全型EDが2倍以上に増加! インフォグラフィックスで見る 『ED(勃起障害)の実態調査2019』を公開」(https://www.atpress.ne.jp/news/201563)

という結果が出ていますが、先ほどのトルコの事例にもあったように、コロナ禍の自粛生活が勃起不全の原因になるケースも少なくないはずです。であるならば、なにが精神的ストレスの原因になっているかによっても、集客施策が変わってきます。

まだまだ低い医療機関でのED治療受診率

同じく浜松町第一クリニックの調査で明らかになったのは、中等度型ED患者のうち、医療機関でEDで受診をしたでことのある人は、594人中43人しかおらず、7.6%という結果が出ています。勃起不全の相談に気後れがする患者が多いことが要因のひとつと考えられています。

実際EDの自覚症状がある潜在患者を含めると、

軽度型EDが約1,238万人、中等度型EDが約660万人、完全EDが約644万人という推計結果になりました。中等度型以上は計約1,304万人を数え、1998年の調査と比べて約174万人も増加。特に完全型EDは1998年の約260万人に比べ、2倍以上に増加しています。引用元:浜松町第一クリニック @Pressプレスリリース「21年前の調査と比べて、完全型EDが2倍以上に増加! インフォグラフィックスで見る 『ED(勃起障害)の実態調査2019』を公開」(https://www.atpress.ne.jp/news/201563)

泌尿器科や肛門科がある病院のトイレに「EDのご相談がある場合はこれを医師にお渡しください」と書いたカードを置いておくなど病院も工夫をしていますが、デリケートな問題だけにED治療を受けるハードルは決して低くはありません。

その結果、ED治療を医療機関で受けるのではなく、

  • 個人輸入の違法なED薬を入手して摂取する
  • 鍼灸や漢方など医療機関以外の方法で改善を目指す
  • 薬機法に抵触しているサプリなどを摂取する

といった方法を選択してしまう男性が後を絶たない、というのが実情です。

潜在的にEDで悩んでいる若年層や勃起不全で真剣に悩んでいる40代以降の男性患者を獲得するためには、競合の医療機関だけでなく、民間療法や違法の薬といったED対象製品や施術もライバルになります。

医療機関に行きたくないと考えている潜在層を転換させるためには、非正規ルートの治療における健康被害などのリスクや効果が期待できない施術との比較など、患者に「医療機関でED治療を受ける理由」を提供する必要があるのです。

EDの悩み解決法を教えてくれるのは医師ではなく「スマホ」

若年層はデジタルネイティブですし、40代以上も情報収集ツールの最上位はスマートフォンです。リモートワークが増えたメリットとして自分の時間が増えた、と回答する人が多いですが、同時にスマホでさまざまな情報を検索する時間も増加し続けています。

雑誌を読むより、新聞を読むより、スマホでニュースをチェックする人が多い。新聞などのマスメディアもその多くがオンラインメディアも運用しています。

センシティブな悩みであるEDについて、なにかいい方法がないかと質問する相手は医師ではなく、「スマホの検索画面」というのが実情です。

ですから、デジタルマーケティングによる集客・集患広告にもっとも力を入れるべきですし、広告施策として優先すべきなのです。

オンライン診療の本格化はED治療にとってプラス要因

オンライン診療の本格化はED治療にとってプラス要因
コロナの影響で病院の受信控えなどが問題視されてきましたが、EDのようなセンシティブな診療は、オンライン診療のほうが向いていますし、医療機関で直接受信する気恥ずかしさも軽減されます。

オンライン診療やオンライン処方の導入がさらに本格化していけば、オンライン診療が受けられること自体が宣伝材料になり得ます。

いまはさまざまなツールやサービスがありますので、まだオンライン診療を導入していない医療危険は、なるべく早く検討してみるべきだと思います。

ED治療のオンライン集客・集患広告にはどのようなものがあるか

ED治療の集客広告・集患方法にはどのようなものがあるか
それでは実際にED治療の集客・集患広告にはどのようなものがあるか、代表的なものをピックアップして紹介していきましょう。

病院検索ポータルサイトに掲載する

コンテンツリッチなメディアではありませんが、病院の検索エンジンとしてユーザーが活用するポータルサイトへの登録は無駄にはなりません。

病院なび

病院なび
画像引用元:病院なび公式サイト(https://byoinnavi.jp/022)

病院なびについていまさら説明するまでもありませんが、日本全国の病院・診療所・クリニックの情報、歯科系、人間ドックなどの医療機関が網羅されている、株式会社eヘルスケア運営の老舗ポータルサイト。泌尿器科だけで6,211の医療機関が登録されています(2021年3月時点)。

地域、診療科目、症状疾病のほか在宅医療や駐車スペースなど、ユーザーが知りたい情報を細かく絞り込んで検索することができます。

「ED」で絞り込んでみると、2021年3月時点で登録数が3,097件。これだけの数が登録されていると、ユーザーがすべての情報を見るのは難しため、検索結果上で上位表示されている病院が有利です。オンライン診療カテゴリも用意されています。

病院なび広告掲載問い合わせ先

病院なびへの情報掲載は「無料」です。初診受付サービスなどの有料オプションも用意されています。

病院なび掲載に関しては、下記ページをご覧ください。登録フォームも下記ページにリンクがあります。

「医療機関の皆さまへ」:https://byoinnavi.jp/service/for_medical

お医者さんガイド

お医者さんガイド
画像引用元:お医者さんガイド公式サイト(https://www.10man-doc.co.jp/
https://search.10man-doc.co.jp/searchFreewords.php?kw=%E6%B3%8C%E5%B0%BF%E5%99%A8%E7%A7%91&x=44&y=11)


病院なびと同じく、日本全国の病院やクリニック、診療所、歯科、人間ドックなど15万件以上が登録されている病院探しの検索エンジンです。オンライン診療や女医、治療部位や症状などで地域ごとに絞り込んだ検索が可能です。

市区町村まで細かくエリア分けされており、休日夜間診療や外国ご対応といったニーズにも応えられる検索結果が得られる構造になっています。ネット診療予約も可能で、各病院の口コミ評判も掲載されています。

お医者さんガイド広告掲載問い合わせ先

お医者さんガイドの情報掲載は「無料」です。広告掲載については、現在受け付けていないようです。

お医者さんガイドへのデータ登録は下記ページで行なえます。有料サービスで「リンク登録」が用意されているようですが、詳細は直接弊社セットアップまでお問い合わせください。

「データ登録」:https://ssl.10man-doc.co.jp/forms/register3.html

caloo

caloo
画像引用元:caloo公式サイト(https://caloo.jp/hospitals/search/all/k51)

上記ふたつのポータルサイト同様、病院・クリニック・歯科医院などの医療機関情報が掲載されている病院探しの検索ポータルサイト。会員登録したユーザーはクリニックの口コミや評判を投稿することができます。

他のポータルサイトとの違いは、医師のインタビュー記事や特集記事などのコンテンツが提供されている点です。

caloo広告掲載問い合わせ先

caloo<の情報掲載は「無料」です。「無料医療機関会員登録」を行なえば、病院情報が掲載できるだけでなく、口コミへの返信やアクセス状況の確認もできます。 お医者さんガイドへのデータ登録は下記ページで行なえます。有料サービスで「リンク登録」が用意されているようですが、詳細は直接弊社セットアップまでお問い合わせください。 「無料医療機関会員登録」:https://caloo.jp/pr/free

ドクターズインタビューに関しては、別途説明ページがありますので、下記をご覧ください。

「ドクターズインタビュー」:https://doctors-interview.jp/lp

ED治療以外の病院・クリニック系ポータルサイトのキャククル記事をいくつかピックアップしました。参考になさってください。



医療機関以外のポータルサイトに掲載する

EDというテーマ自体、デリケートなものであるため、医療機関を探している人よりもお悩み段階の潜在層も多いという特徴があります。20代、30代でEDに悩んでいる男性が多いと先ほども説明しましたが、若ければ若いほど医療機関で受診するハードルは高いもの。

そこでまだED治療を受けると決めていないユーザーに向けた情報発信もしていく必要があります。読者(ユーザー)のお悩みに回答する、もしくは投薬治療の正しい知識や未承認薬のリスクといったED関連のコラムなどを寄稿する、という集客手法も有効です。

以下に3つほどWebメディアを紹介します。

MOTEO

MOTEO
画像引用元:カッコイイ株式会社「MOTEO」公式サイト(https://moteo.best/ed/)

運営会社はカッコイイ株式会社はメディア運用やWebコンサルティングの会社で、この「MOTEO」は【日本男子が世界でモテモテになる】ために必要なメンズ美容情報が満載。

モテ男になるためのお役立ちコンテンツで構成されているメンズ美容メディアとして、AGA治療やメンズ脱毛、ED治療などに関する読み物コンテンツを提供。テーマごとにクリニック情報も掲載されているポータルサイトです。

MOTEO広告掲載問い合わせ先

MOTEOへのクリニック情報掲載は無料で受け付けています。下記ページより直接お申し込みください。

お医者さんガイドへのデータ登録は下記ページで行なえます。有料サービスで「リンク登録」が用意されているようですが、詳細は直接弊社セットアップまでお問い合わせください。

「施設情報掲載のお問い合わせ」:https://moteo.best/facility/

なお広告についてはサイト上に記載がないため、同社に直接お問い合わせください。

お問い合わせ:カッコイイ株式会社(https://kakkoii.co.jp/contact/)

マイナビニュース(ワーク&ライフ)


画像引用元:株式会社マイナビ「マイナビニュース」(https://news.mynavi.jp/kikaku/20201110-1425758/)ウェブサイト名とURL

マイナビニュースはご存知のかたが多いと思いますが、ビジネスパーソン向けのお役立ちコンテンツなどで構成されている総合ニュースメディアです。いくつかのカテゴリーに分けられていますが、その中の「ワーク&ライフ」コンテンツとしてED治療が取り上げられています。

ニュースメディアなので若干ハードルは高いですが、病院の情報が掲載されればそのメリットは大きいです。

マイナビニュース広告掲載問い合わせ先

サイト上にマイナビニュースの媒体概要が掲載されています。広告メニューや特集のテーマなどが明記されていますので、問い合わせる前に目を通しておくとよいと思います。

「マイナビニュース媒体資料」:https://go.woman.mynavi.jp/media_news

マイナビニュースへの広告掲載については、株式会社マイナビのお問い合わせフォームより直接お問い合わせください。

「マイナビニュースお問い合わせ」:https://go.woman.mynavi.jp/marketing-tips_bg/inquiry_news

美侍


画像引用元:Zenken株式会社「美侍」公式サイト(https://bizamurai.com/love/)

美侍
40代男性をターゲットにしたWebメディアで、男性の美意識や価値観、ライフスタイル、恋愛などについて読み物コンテンツを提供しています。ED治療の誤解や人にはなかなか相談できないEDの悩みにスポットを当てたコンテンツマーケティングが展開できます。

本気でもてたい40代の切実な悩みのひとつとして、本サイトでED治療の専門家として登場いただくことも可能です。

美侍広告掲載問い合わせ先

美侍への掲載については、下記お問い合わせフォームよりご連絡をおねがいします。担当より折り返しご連絡を差し上げます。

「美侍」への掲載に関する
お問い合わせはこちら

オウンドメディア(ブランディングメディア)を立ち上げる

オウンドメディア(ブランディングメディア)
繰り返しになりますが、EDで悩んでいる男性は多くても、医療機関でED治療を受ける決断をするまでには時間がかかるものです。ネットであらゆるものが購入できるようになり、個人輸入のED治療薬や日本では承認されていない海外の医薬品なども、簡単に手に入るようになってしまいました。

また薬機法に抵触するような表示で販売されているEDサプリなども多く、消費者が健康被害のリスクにさらされているというのが現状です。

このことは逆に、ED治療の専門家による情報発信の価値をあげることにもつながります。したがってオウンドメディアで正しいEDとの付き合い方や対処法、法の目をかいくぐった製品の危険性などを発信すれば、必ず集客・集患広告として役立ちます。

オウンドメディアの制作・構築に関しては、下記ページにて詳細解説しています。医療脱毛のブランディングを検討されている方はお読みください。
オウンドメディアの
制作・構築について

またオウンドメディアを活用する際のポイントなど、オウンドメディア施策に関するほかのコンテンツも記載しておきます。



ポジショニングメディアを活用する

住宅業界のポジショニングメディアポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
弊社が戦略的コンテンツマーケティングとして推奨しているのは、「ポジショニングメディア」というWeb集客メディアです。ED治療を検討しているユーザーという大きなくくりではなく、年齢や悩みの深刻度に合わせ、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供。

医療機関のエリアやターゲットを絞り込み、まさにピンポイントの情報を提供するメディアを制作・運用していきます。

ポジショニングメディアの詳細に関しては、下記ページで解説しています。よろしければこちらもお読みください。

ポジショニングメディア
について詳しく

またポジショニングメディアの事例や具体的な施策内容に関しては、下記よりお問い合わせをおねがいします。

ポジショニングメディアに関する
お問い合わせはこちら

Googleマイビジネス(ローカルSEO・MEO)などエリア施策の強化

Googleマイビジネス
Googleマイビジネスは、無料で利用できる集客ツールです。

ED治療には一定期間の通院が必要になりますので、Googleマップの最適化(MEO)や地元エリアの検索結果でGoogleマイビジネスの情報を上位表示させる「ローカルSEO」施策も、自由診療を行なうクリニックにとって重要です。

Googleマイビジネスに登録してエリア対策を強化、ユーザーが自宅や通勤途中で通いやすい病院を探す際に、自院の情報が目に入るように対策しておきましょう。

検索結果画面には下記情報が表示されます。

  • Googleの検索画面やGoogleマップ上に店舗の基本情報(店名・営業時間・電話番号・住所など)が表示される
  • 口コミの管理(投稿されたコメントへの返信)
  • 歯科医院の外観や内観などの画像を掲載
  • ユーザーアクセスの簡易解析

上記内容が無料で表示されるメリットは大きいので、まだGoogleマイビジネスに登録していない医療機関は、登録をおすすめします。

MEOやGoogleマイビジネスの基礎知識に関するページがいくつかありますので、下記にリストアップしておきました。エリア対策を急ぎたい場合は関連ページを参考になさってください。。






LPおよびホームページをリニューアルする

ED治療の流れや未承認薬の利s区、の向き不向きなど、ED治療に関する基礎コンテンツをホームページに盛り込むのは、かなり手間がかかる作業です。おそらく制作会社に依頼して制作していると思いますが、リニューアルやLPの改修はしているでしょうか。

たとえば、先ほどED治療に関する調査データを発表している浜松町第一クリニックの場合などは、クリニックのホームページがED治療のポータルサイトとして成立するほど、コンテンツリッチなホームページになっています。

浜松町第一クリニックホームページ
画像引用元:浜松町第一クリニックホームページ(https://www.hama1-cl.jp/)

ここまでのクオリティはレベルが高すぎて難しいですが、病院やクリニックのホームページは広告ですから、ユーザーが知りたいこと、不安に思うことをコンテンツとして提供しないと、説得力がありません。

浜松町第一クリニックのホームページをお手本にして、自院のホームページやLP(ランディングページ)をリニューアルするというのも、立派な集客・集患広告施策です。

リニューアルするのであれば、商圏エリアやED治療集客広告のSEO対策も実施して、対策キーワードで上位表示されることを目標にしたいところ。最初はSEOやマーケティングの専門会社に依頼するほうが効率よく進められます。

クリニックのホームページリニューアルなどの参考になる記事がキャククル内にありますので、ご参照ください。

弊社にはさまざまな医療機関のクライアント様も多く、公式サイトのリニューアルだけでなく、LP制作からリスティングの運用までワンストップで承っております。ご質問などがありましたら、下記フォームよりお送りください。

ED治療のLP制作HP制作のご相談はこちら

ED治療の広告は医療広告ガイドラインに抵触しやすい

ED治療の広告は医療広告ガイドラインに抵触しやすい
医療機関のホームページが広告としてみなされるようになってから、かなり神経をとがらせているクリニックも少なくありません。ED治療薬に関しては、厚労省未承認の医薬品や未承認の施術を広告、すなわちホームページに掲載してはいけないことになっています。

ただし、患者が知るべき情報までもが規制されてしまう可能性があるため、医療広告ガイドラインには「限定解除の要件」というものが定められています。

ED治療の広告ではどのようなことに注意すればセーフか

それでは具体的に、ED治療の広告ではどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
おおよその内容にはなりますが、以下の要件を満たしている必要があります。

  1. 未承認医薬品によるED治療の場合は限定解除に必要な情報を掲載している
  2. 厚労省による承認を得ていない未承認薬・未承認治療であることを明示している
  3. 医師による個人祐乳の場合は入手経路などについて説明している
  4. ED治療が自由診療であることを誤解が生じないように明記している
  5. ED治療の向き不向きや治療のリスクなど患者の立場に立ったコンテンツを載せている
  6. 医師や歯科医療従事者の顔が見えるホームページになっている
  7. ユーザーからの問い合わせに対応可能な連絡先が明記されている

電話番号は、自動音声対応などの予約専用電話ではなく、スタッフなどが直接電話で質問に答えられる電話の番号の掲載が必要です。

限定解除要件を満たせば広告可能な内容が増える

ED治療の広告に記載できる内容を増やすために必要なのが、「医療広告ガイドラインの限定解除要件を満たす」ことです。下記が限定解除の条件として明記されています。
掲載されている内容の補足・説明や誤解が生じないようにするためのハザードという意味合いがあります。

広告可能事項の限定解除の具体的な要件
広告可能事項の限定解除が認められる場合は、以下の①~④のいずれも満たした場合とする。ただし、③及び④については自由診療について情報を提供する場合に限る。
① 医療に関する適切な選択に資する情報であって患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他これに準じる広告であること
② 表示される情報の内容について、患者等が容易に照会ができるよう、問い合わせ先を記載することその他の方法により明示すること
③ 自由診療に係る通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項について情報を提供すること
④ 自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項について情報を提供すること
引用元:厚労省「医療広告ガイドライン」第4 広告可能事項の限定解除の要件等(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf)

患者が必要としている情報を詳細に記載して、正しい知識を獲得できるようにすれば、病院のホームページ上で広告できる内容が一気に増えます。

さらに未承認薬・未承認医療機器について記載したい場合は、下記が限定解除の要件になります。

(未承認医薬品等であることの明示)
・用いる未承認医薬品等が、国内においては薬機法上の承認を得ていないものであることを明示すること。
(入手経路等の明示)
・ 医師等の個人輸入による未承認医薬品等を用いる場合は、その旨を明記すること。
(国内の承認医薬品等の有無の明示)
・ 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無を記載し、その国内承認医薬品等に流通管理等の承認条件が課されている場合には、その旨を記載すること。
(諸外国における安全性等に係る情報の明示)
・ 当該未承認医薬品等が主要な欧米各国で承認されている場合は、各国の添付文書に記載された重大な副作用やその使用状況(承認年月日、使用者数、副作用報告等)を含めた海外情報についても、日本語で分かりやすく説明すること。
・ 主要な欧米各国で承認されている国がないなど、情報が不足している場合は、重大なリスクが明らかになっていない可能性があることを明示すること。
抜粋元:厚労省「医療広告ガイドラインに関するQ&A」(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000213349.pdf)

医療広告ガイドラインよりもこのQ&Aのほうが個別具体的な説明になっていますので、いま一度お読みになるとよいと思います。

自由診療であるED治療の広告としてホームページも再チェックを

厚労省に承認されている医薬品が少ないED治療の業界では、医師が専門家として吟味したうえで、個人輸入している治療薬も少なくありません。この場合、治療薬として紹介するだけであっても、未承認薬であることや入手経路、副作用やリスクといった情報をしっかり記載しなければなりません。

ネット広告(ホームページを含む)は「医療機関ネットパトロール」などで通報されてしまう危険性がありますので、いま一度自院のホームページやLPをチェックすることをおすすめします。

医療広告ガイドラインについては、下記ページでくわしく解説していますので、ぜひ確認してみてください。

「医療広告ガイドライン」
を徹底解説
【2021年完全保存版】

自由診療の集客関連ページ

病院やクリニックの集客・集患に関連したページがキャククルには多数あります。以下にリストアップしましたので、お時間があるときにお読みいただければと思います。





ED治療の集客広告まとめ

ED治療の集客広告まとめ
ED治療の集客・集患にデジタルマーケティングが必須である理由はご理解いただけたでしょうか。リスティング広告やディスプレイ広告が有効な症状もありますが、医療機関での治療まで距離のあるユーザーを患者に転換させるための施策として、コンテンツマーケティングはとても重要です。

リスティング広告の運用とコンテンツマーケティング、コンテンツSEOといったオンライン施策によって、潜在顧客を顕在化させ、集患につなげられるようにしていきましょう。

弊社にご相談いただければ、さまざまな医療機関の事例などもご紹介しながらWeb戦略を立て直すお手伝いをさせていただきます。

ED治療の反響獲得施策やWeb戦略にお悩みであれば、キャククルまでぜひご相談をお寄せください。

7000件のWeb集客実績をもとに医療広告ガイドラインに配慮したWebマーケティング施策をご案内いたします。

ED治療の集客・集患広告
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