エステサロンの売上をアップさせる経営戦略とは
最終更新日:2020年10月23日
エステ経営を成功させるポイントは
ペルソナを明確にする
ペルソナとは、理想の顧客像を指します。ターゲットとは異なるので注意してください。
ペルソナの場合、理想の顧客像を事細かく出していきます。「20代のOL」などの括りではなく、もっと具体的に絞り込んでいくのです。
例えば「20代のOL」を更に具体化するならば、「最寄り駅は△△駅、職場は〇〇駅、月収××円…」という風に、この情報を元にしていけばその女性が実際に実在するのではないか?と錯覚するくらい詳細に考えていきます。
イメージで考えることが難しい場合には、身近に存在している友人の情報を細分化していくのも良いでしょう。
なぜペルソナを明確にする必要があるの?
ペルソナを明確にすると、この「20代のOL」のタッチポイントが分かります。タッチポイントとは、その人がいつ・どのようなタイミング、場所で情報との接点を持つかということです。
エステ、と聞くとホットペッパービューティーなどのポータルサイト掲載が良いのでは?と安易に考えてはいけません。ペルソナに寄り添って考えていくと、もっと違う方法が適正かもしれません。
「美容室はホットペッパービューティーで検索するけど、エステは違うところで検索して初回が安いところに行く」などの具体的なニーズが見えてきます。そうしていくことで、本当に必要な掲載すべき情報や場所が見えてくるのです。
リピーター獲得がとても大切
経営を成功させるためには、確実にリピーターを獲得していくことが必要です。どれだけ新規顧客を獲得しても、リピーターにならなければ収益に繋がらないと考えるべきでしょう。
新規顧客は初回の安い値段などでエステを体験することだけを目的に来ているかもしれません。初回来店時から収益を上げることを想定した値段設定では、顧客獲得が難しいという実情はあるため仕方ないとも言えますが、リピーターになってもらうことに主眼を置いて経営方針を整えていく必要があるでしょう。
エステの売上をさらにアップさせるために
ブログやSNSを活用する
無料で情報発信ができるブログやSNSは、エステサロンとの相性が良いツールだと言えるでしょう。写真を織り込みやすいため、エステサロンでの効果を視覚的に訴えることが可能です。また、手軽に更新ができるため、お店の雰囲気などを伝えていきやすいとも言えます。
知識が無くとも始めやすいので、最初の一歩としてオススメです。
ホームページなどを作成する
SNSなどと異なり、作成に知識を要しますが、自身のエステサロンの価値向上にホームページはとても向いています。自身のホームページを持つことで、SEO対策などを行いやすくなり、結果的に顧客が「地域名+エステ」や「施術名+地域名」などのキーワードで検索した時に上位表示をされやすくなるのです。
時間は掛かりますが、更に売上をアップさせたい場合には効果的な手法だと言えるでしょう。しかし一歩間違うと、お店のブランドイメージを崩してしまう可能性があるため、マーケティングの知識を持った方が作成することをオススメします。
エステサロン経営は儲かる?
経営者の年収はどれくらい?
では実際にエステサロンを経営すると、儲かるのでしょうか。
一般的なエステサロンの就業者の平均年収は300~400万と言われています。成功しているエステサロン経営者の場合、月収で100万を超える経営者がいます。月収で100万円を超える場合には、成功している経営者だと言えるでしょう。
エステサロンで雇われるよりも稼ぎやすい?
では、エステサロンで雇われるよりも、自身でエステサロンを経営した方が稼げるのでしょうか。もちろんこれは、自身の経営戦略や技術に寄るところはありますが、注意すべき点は売上=自身の収入では無いと言う点です。
エステサロンで雇われている場合には、手元に得ることができる収入は様々な必要経費を差し引いた額となっています。エステサロンはその特性ゆえ、維持費が非常に掛かりやすいと言えるでしょう。
そのため雇われている場合には、様々なエステサロンの維持費を差し引いてくれている上に、エステサロンで扱うメニューは割安で受けることができる点からも、得な一面もあるかもしれません。
しかし自身のエステサロンの場合には、家賃や機器の維持費、電気代などの光熱費や従業員がいる場合の給料など、多くの経費が売上から引かれることとなります。そのため、雇われていた時代よりも手取りが減ったという経営者も少なくないのです。
まとめ
エステサロンの経営を安定させるためには、まずは収入源となる施術数を増やす、もしくは単価を上げるという方法は考え付くと思います。
もし価格の安さを売りにしている場合は、それだけ数をこなさなければならず、スタッフの数や営業時間の兼ね合いで限界があります。また価格も上げにくいでしょう。
もっと売上をアップさせるためには、価格ではなく、エステサロンの施術内容や雰囲気に魅力を感じてくれるお客様を増やすことが重要です。
そのためには、ホームページのSEO、MEO、SNSやポジショニングメディアなど多角的な集客戦略が必要になってきます。
実際にエステサロンを経営し、さらには施術まで行っている場合にはそこまで手が回らないと考える経営者の方も多いのでは無いでしょうか。
しかしさらなる顧客やリピーターの獲得、そしてエステサロンの認知度向上のためには、差別化やブランディングがポイントになってきます。
Web集客を含めたマーケティング戦略は、まずはプロに相談してみましょう。