オープンキャンパス集客・広告施策で忘れてはいけないこと

オープンキャンパス集客・広告施策で忘れてはいけないこと
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オープンキャンパスの集客を担う広報の課題

大学・短大・専門学校でいま苦慮しているのは「広報活動」ではないでしょうか?オープンキャンパスは「イベント」には違いありませんが、社会人にとっての会社説明会と同じです。新入生という人材獲得に向け、どうやって広報していくか、どうやって集客するかが悩みどころです。

「オープンキャンパスに人がもっと多く集まれば、出願してくれる学生も増えるはず」と皮算用する担当者の気持ちはわかります。しかし、受験者が増えない理由がオープンキャンパスの内容やプログラムにあるとしたら、たとえオープンキャンパスへの参加者が増えても、出願数はあまり増えない可能性があります。

オープンキャンパスのプログラム見直しを先送りしたがために、マイナス評価の口コミなどをSNSで流されてしまう可能性もあります。個別相談を受け持った先生の悪口や不平不満などをSNSに投稿されたら、その大学に入りたいと思う受験生が増えることはなかなか難しいのではないかと思います。

オープンキャンパスはただの集客イベントではない

オープンキャンパスはただの高校生集めのイベントではありません。参加してくれる受験生やその親御さんたちが求めているもの、知りたいことを理解したうえで、その大学の魅力を「参加者目線でわかりやすく」伝える貴重な機会です。そこでいま一度オープンキャンパスの集客対策にはどのようなものがあるか、整理しておきます。

まず、オープンキャンパスを行う際は、大学、短大、専門学校、高校のコンセプトや教育指針など、魅力の核となる部分をアピールできなければ意味がありません。学校の魅力をアピールし参加者を惹きつけるために、

  • 配布物を魅力的なものにする
  • 学校の価値を参加者の心に響くような言葉で伝える
  • 学校の価値やイメージを表現する(デザイナーに協力してもらうなど)

といったこと行うと良いでしょう。

それではオープンキャンパスを魅力的なものにするために、それぞれの学校がアピールすべきポイントをまとめておきましょう。オープンキャンパスの内容を見直す際、ぜひ参考にしてください。

大学のオープンキャンパスの場合

じつは大学に入学した学生の86%が、オープンキャンパスに参加していることがわかっています。オープンキャンパスへ参加する際は、

  • 通いやすさ
  • 学校の雰囲気
  • 施設の充実度

などをチェックして総合的な判断をする学生が多いようです。したがって大学が駅近など、上記に関わるアピールポイントがあったら、積極的に学生に伝えるようにしましょう。高校生や受験生はキャンパスライフに強いあこがれを抱いています。オープンキャンパスはその想いに応える絶好のチャンス。

また在学生の、リアルな学校生活についての話を参考にする学生もいます。オープンキャンパス中に、在学生から話を聞けるような内容を盛り込むのも良いでしょう。

短大のオープンキャンパスの場合

学生が短大に進学を希望する理由の一つは、学費です。親御さんに経済的負担をかけたくないといった理由で短大を志望する学生がいます。また最短時間でスキルを身に着け、大学のコネクションで就職したいという生徒さんも多いはず。したがって、オープンキャンパスでは個別の相談会を設け、授業料や取得できる資格、就職先などについて生徒や親御さんが質問しやすい環境を整えましょう。

また、短大に進学し資格を取得したいと考えている学生もいますので、短大でどのような資格が取れるのかを伝えることも大切です。学生が資格を取得するためのサポートなどがあれば、積極的にアピールしましょう。

その他、就職率も学生が知りたいと思っている情報の一つです。また、短大のオープンキャンパスでも、大学と同様に通学のしやすさなどはアピールすべきですし、また何を学べるかをしっかりと伝える必要があります。

専門学校のオープンキャンパスの場合

専門学校を選ぶ学生は、自分の興味がある分野を専門的に勉強したいという思いがあり、専門学校への進学を希望しています。したがって、学生たちにとって、カリキュラムは非常に気になるポイントです。

専門学校のカリキュラムは学校ごとに異なります。他校にはない自校の良さをアピールしながら、どのようなカリキュラムなのかを伝えることが重要です。また、どのような講師が在籍しているかが気になる学生もいます。講師を紹介する際は、カリキュラムに見合った講師であるかが学生に伝わるようにしてください。

その他、

  • 就職率
  • 就職指導体制
  • 認可校であるか
  • 教室の広さや設備

についてもオープンキャンパスで伝えられるようにし、集客につなげましょう。

高校生に刺さるオープンキャンパスにするためには

高校生イメージ
オープンキャンパスへ行く高校生は、平均で3、4校のオープンキャンパスに参加しています。したがって、他校には負けない、高校生の心をしっかりと掴む、魅力的なオープンキャンパスにする必要があります。

高校生に刺さるようなオープンキャンパスにするためには、受験生や親御さんの立場に立って、オープンキャンパスのプログラムを決定していくことが重要です。また、オープンキャンパスの開催時期を工夫する必要もあるでしょう。学校や先生の雰囲気も非常に重要です。

ではそれぞれについて詳しく解説します。高校生の記憶に残るようなプログラムを作る上での参考にしてみてください。

受験生の視点でプログラムを考案する

受験生の立場に立って情報を伝えることが大切です。しかし、受験生が学校に対して、どのようなものを求めているのかを把握することは簡単ではありません。受験生が何を最も大切だと思うかは、学校を検討するタイミングによっても変わります。

そこで、少し前まで同じ立場であった在学生に話を聞いてみるのがおすすめです。在学生に何が決め手となって自校を選んだのか、オープンキャンパスでは何を特に確認したかったかなどを調査してください。

在校生から話を聞く方法としては、アンケートで確認しても良いのですが、インタビュー形式で話を聞く方が良いでしょう。インタビューで得た情報を元にオープンキャンパスのプログラムを考え、より多くの学生を集客しましょう。

オープンキャンパス開催時期を工夫する

オープンキャンパスを開催する時期としては、やはり夏がおすすめです。高校生の夏休みの時期に開催すれば、参加者が集まりやすいでしょう。しかし、夏は基本的に多くの学校がオープンキャンパスを開講しているため、自校独自の魅力を伝える努力が必要です。

また、文化祭や学園祭が行われる秋も、オープンキャンパスの開催時期に良いでしょう。高校生には学校の文化祭を楽しんでもらいながら、同時に進路相談ができる時間を設けると良いです。

春と冬は入試や入学式があるため、オープンキャンパスを開催しない学校が多く、学生の集まりも悪いかもしれません。しかし、人混みが苦手、ゆっくり見学したいといった高校生も存在します。少人数だからこそ、一人ひとりにしっかり丁寧に向き合い、確実に出願につなげることもできるでしょう。

明るくフレンドリーな雰囲気づくり

教育困難校の学生など、大学へ進学する自信のない高校生や親御さんに対しては、大学の在学生や教職員の雰囲気が決め手となり出願に繋がることが多いです。

学力が高いレベルの学生とは異なり、学校の教授や学部で何を学べるかを重要視して学校を決めることはあまりありません。大学のカリキュラムよりも、

  • 先生が優しく接してくれた
  • 在学生が明るく良い雰囲気だった

といった理由で出願を決める傾向があります。反対に、高校生が「在学生や先生とは話しづらい」、「フレンドリーな雰囲気ではない」と判断すれば、大学に対して悪いイメージを抱かれる可能性もあります。

オープンキャンパス中は笑顔で親切に対応することが非常に大切です。高校生や親御さんに良いイメージを持ってもらい、出願に繋げましょう。
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オープンキャンパスの集客力向上に有効な方法

LINE広告などのデジタル広告を使う

デジタル広告を活用することで、効果的な集客を期待することができます。デジタル広告にもさまざまな種類がありますが、中でもおすすめなのが「LINE広告」です。

10代、20代のほとんどの学生が利用しているLINEのタイムライン上に、バナーを設置することができ、また動画広告の配信をすることもできます。LINE広告をクリックすると、簡単にオープンキャンパスの参加申し込みをすることが可能です。

次におすすめなのはTwitter広告です。TwitterもLINE同様、若い年代の人たちのほとんどが使っているツールの一つです。ハッシュタグを使って、オープンキャンパスに関する情報の配信を行いましょう。

LINEやTwitter以外にも、

  • YouTube広告
  • Instagram広告
  • Facebook広告
  • Google広告
  • Yahoo!プロモーション広告

などのデジタル広告があります。

プレスリリースを活用する

プレスリリースをメディアに流し、記事にしてもらうことで、オープンキャンパスへの集客を行うこともおすすめです。高校生が興味を持ちそうな話題を上手く盛り込んだ記事を、オープンキャンパスが開催される数日前に配信すると効果的です。

メディアには日々たくさんのプレリリースが届きます。したがってプレリリースを流す際は、ただ情報を書いていくのではなく、関心を持ってもらえるような工夫をしてください。記者や編集者に興味を持ってもらえれば、取り上げてもらい、記事にしてもらえます。有料で記事にしてもらうのも一つの手でしょう。

また、プレリリースを活用するとSNSにより拡散され、より多くの学生に見てもらえる可能性もあります。

オープンキャンパスの魅力を動画で配信する

近年では動画を使って学校の紹介を行っている大学も増えています。その背景としては、中学生や高校生の間で流行しているYoutuberの影響があります。

また、動画の制作にはあまりコストがかかりません。オープンキャンパスの集客用の動画を制作する際は、大学の雰囲気が分かるようなものを作りましょう。また、学校内でおすすめの場所を紹介するのも良いですね。

映像制作会社に依頼し、アニメーションを組み合わせるなどして、魅力的な動画を作るのもおすすめです。武蔵野大学では映像制作会社と共に動画を制作し、受験生に向けてプロモーションを実施しました。その結果、受験生向けのサイトのアクセス数が1.5倍になり、オープンキャンパスの集客も成功させています。

ノベルティを充実させる

オープンキャンパスに参加する学生たちは、学校からもらったノベルティにも印象付けられる傾向があります。進学を希望する学校のノベルティは、受験中のゲン担ぎにもなります。また、学生たちの心を掴むようなデザインのグッズであれば、学校への期待感も膨らむでしょう。

オープンキャンパスでおすすめのノベルティは、

  • トートバッグ
  • ボールペン
  • メモ帳
  • クリアファイル
  • ポーチ
  • 付箋セット
  • タンブラー

などです。バッグに関しては、多くの学校で学校名がプリントされたバッグをプレゼントしています。学校名を英語でプリントし、文字のサイズや大きさを工夫して、オシャレに見えるデザインを考えましょう。

ダイレクトメールをユニークなものにする

ダイレクトメールをユニークなものにすることで、集客に繋げることが可能です。

例えば白山大学では、ハガキのダイレクトメールをやめて、サイズが従来のものと異なった、封筒一体型のダイレクトメールに変更しました。また、ダイレクトメールにさまざまな情報を記載したところ、オープンキャンパスの学生来場者数が前年度と比較し1.2倍に。

ダイレクトメールのデザインやサイズを考え、インパクトの強くて目立つものに仕上げる、他校にはないと形状のものにするなどの工夫をしてみましょう。独特の仕掛けのあるものにする、オープンキャンパスへの来場のメリットを強調するのも良いですね。

「勝てるポイント」をオープンキャンパスで打ち出す

大学、短大、専門学校に共通していることは、自分たちのバリュープロポジション(VPP)、勝てるポイントがしっかり伝わるオープンキャンパスにしなければ意味がない、ということです。バリュープロポジションとは、

  • 学生からのニーズがあり
  • 他校は提供できないが
  • 自校では提供できるもの

のことです。言い換えると、学生が貴校を選んだ理由、ということになります。バリュープロポジションが学生の本質的な要望を捉えていると、学生の心をしっかりと掴みます。

またバリュープロポジションを重要視するということは、学生の立場に立って物事を考えるということです。学生の視点から物事を捉えて決定していく。そのようにオープンキャンパスのプログラムを組んでいくことで、結果的に集客に繋げることができるでしょう。

バリュープロポジションに沿ったオープンキャンパスで集客

今後ますます獲得できる生徒の母数が減る中、いかにして自校のバリュープロポジションをオープンキャンパスで理解させ、未来の生徒として囲い込むかが重要です。ここで成功すれば出願率の向上は間違いないはず。

そのためには、自校のバリュープロポジションを見出す必要があります。まずは学生の視点に立つこと、そして自校の特徴を洗い出すことが重要です。また、他校のカリキュラム、学費、特徴を調べます。その上で自校との比較を行って、他校にはない自校独自の魅力を発見してください。

学生が自校から一体何を得ることができるのか、そして自校が提供できるものと学生のニーズが一致しているかのチェックも必要です。

弊社の専門学校へのWebコンサルティング実績

Webコンサルティング導入前では約10年ほど定員割れが当たり前な状況で、学生のほとんどが地元から通っている方のみでした。
バリュープロポジションに則してマーケティング分析をしたところ、競合他校よりも就職率で圧倒的に勝てるのにも拘らず、その強みを浸透できる広告戦略を実施していませんでした。
だから学生のほとんどが「近いから」等の理由だけで選んでいる傾向があり、そのニーズの母数だけでは定員割れしてしまうのは火を見るよりも明らかでした。

そこで、クライアント様の強みであるその分野においての就職率にフォーカスをしたWebマーケティング戦略を立案、実行を行っていくと
今まで地元からの出願がメインだったのにも拘らず、全国からオープンキャンパスに来る学生が非常に増えました。
さらに、強みに則した戦略展開が出来たことから、親御さんと共に来校して本気で学校を確かめに来るといった質の高い集客を実現。

肝心の入学も定員を倍にしてもなお追い付かない状況まで持っていくことができ、非常にご満足頂いております。

バリュープロポジションを活用したポジショニングメディアについて

ポジショニングメディアとは、競合校と自校の差異を明らかにしながら、自校を魅力的に感じるユーザーのみを集客することができる施策です。

どのように未来の生徒へ打ち出すべきか、より自校の魅力を伝える方法を模索されているようでしたら、こちらよりダウンロードお願い致します。

バリュープロポジションとポジショニングメディアに関する詳細を説明しております。

オープンキャンパスの新しいかたちを模索する大学も

慶應義塾大学の理工学部ではオープンキャンパスを廃止し、代わりにWebサイトを活用した「リアルキャンパスツアー」で自校のVPPを学生たちにアピールしています。

リアルキャンパスツアーは、スクロールしてコントロールを行うプロトタイプの動画で校内を紹介しており、閲覧者は学校を見学しているような、リアルな体験をすることができます。

リアルキャンパスツアーは、遠方でオープンキャンパスに参加できない、一人ひとりの関心に対応するプログラムを組めないなどの問題を解消する効果があります。

慶応義塾大学のリアルキャンパスツアーのような、現状のオープンキャンパスに関する課題を解決すし、自校のVPPを伝えることができる、新しいかたちのものを考えるのも良いでしょう。

ただしオープンキャンパス以降の戦略も大事

オープンキャンパスの集客を成功させることは大切です。しかし、イベントとしてオープンキャンパスを成功させる目的は「出願率の向上」につなげるためです。したがって、SNSなどを駆使して取りこぼしがないようにWEB環境の整備を進めましょう。

全研本社では、バリュープロポジションに則したWebコンサルティングを7000案件以上作ってきました(2020年1月現在)。

  • 他校とは異なる戦略を練りたい
  • オープンキャンパスの集客を増やしたい

このようなご要望をお持ちの方はぜひ、全研本社にご相談ください。クライアントの皆さまが、本来の行うべき大切な業務に集中できるよう、集客面をサポートさせていただきます。

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