新規事業コンサルティング会社は、戦略策定を得意とする会社、顧客検証やデザインに強い会社、MVP開発まで担う会社、現場の実行を伴走する会社、専門人材を補う会社に分かれます。
会社名だけで選ぶと、構想は整っても検証が進まない、開発したものの顧客を獲得できない、外部へ任せたまま社内に判断力が残らないといったズレが生じます。まずは自社の停滞地点と、外部へ任せる成果物・実務を明確にすることが重要です。
27社を支援タイプ、対応フェーズ、主な実行支援で整理しました。複数社の支援内容を確認したい場合は、下記から資料をまとめて取得できます。
新規事業コンサルティング会社
構想・戦略を固めたい企業向け市場機会と事業モデルを整理したいなら
顧客体験・MVP開発向け顧客に選ばれる体験とプロダクトを具体化したいなら
現場実行・立ち上げ向け社内の実務人材を補いながら前進させたいなら
専門人材・PMO活用向け不足する責任者や専門家を必要な期間だけ補いたいなら
ポイント市場の魅力度、顧客課題、自社の優位性、収益モデルを意思決定できる形にします。
ポイントユーザー調査、UI・UX、ブランド、試作、MVP開発のどこまで担うかを確認します。
ポイント計画書の作成範囲だけでなく、営業・マーケティング・運用まで誰が担うかを決めます。
ポイント人材の選定方法、稼働量、責任範囲、社内責任者との役割分担を確認します。
ドリームインキュベータ

強み
市場機会の選定、事業モデル設計、パートナー形成までを一貫して支援。自社単独では実現しにくい、大規模な事業構想や複数社との協業を進めたい企業に向いています。
Sun Asterisk

強み
ビジネス・テクノロジー・クリエイティブの専門人材が、企画から開発・リリースまで支援。事業性と実装可能性を並行して確かめながらMVPを市場に出せます。
Pro-D-use

強み
担当者が現場に入り、調査・戦略策定から事業計画、立ち上げ実務まで伴走。推進責任者や実務人材が不足する企業でも、社内チームと役割を分担して進められます。
シェアボス

強み
経営・事業戦略・マーケティングなどの経験者を、外部責任者として活用できるサービス。常勤採用の前に、特定テーマの意思決定と実行を担う人材を確保できます。
HiPro Biz(パーソルキャリア株式会社)

強み
経営課題と事業フェーズに合わせて、戦略・商品開発・営業などのプロ人材を紹介。社内チームが主体となり、必要な専門知見だけを補いたい企業に向いています。
新規事業コンサルティング会社27社の比較表
支援会社は、得意とする支援タイプ、対応フェーズ、実際に担う業務で比較します。同じ『新規事業支援』でも、戦略助言、顧客検証、開発、営業・マーケティング、専門人材の提供では依頼後の進み方が異なります。
| 会社名 | サービスの特徴 | 支援タイプ | 対応フェーズ | 主な実行支援 |
|---|---|---|---|---|
|
中小企業に特化!アイディア出しから戦略策定・実行支援を一気通貫サポート
|
実行伴走・ハンズオン型
|
構想、事業計画、立ち上げ、実行改善
|
戦略策定、KPI設計、アクションプラン、実行支援
|
|
|
社会や市場の変化に柔軟に対応!長期的な未来を見据えた新規事業コンサル
|
未来構想・事業デザイン型
|
未来洞察、構想策定、事業検証
|
未来シナリオ、事業コンセプト、プロトタイピング
|
|
|
顧客ニーズを叶えられるアジャイル開発を活かした新規事業の立ち上げなら
|
顧客検証・プロダクト開発型
|
顧客検証、PoC、MVP、改善
|
ユーザー調査、デザイン、開発、グロース支援
|
|
|
"実行型支援"で実務面のサポートもしてもらうなら
|
実行伴走・専門人材型
|
立ち上げ、実行、事業成長
|
事業開発、営業、マーケティング、専門人材アサイン
|
|
|
戦略ファーム出身者などの外部コンサルタントを案件に合わせて活用
|
専門人材・戦略支援型
|
構想、戦略策定、プロジェクト推進
|
案件に応じたコンサルタントとチームのアサイン
|
|
|
PMOやDX支援に特化したスポットコンサルティングを提供
|
専門人材・PMO型
|
実行計画、PMO、DX推進
|
プロジェクト推進、PMO、DX人材アサイン
|
|
|
デザイン力を活かしたUI/UXとブランドデザインの統合アプローチで、新規事業を支援
|
事業デザイン・顧客体験型
|
構想、UI・UX、ブランド、制作
|
事業戦略、UI・UX、ブランド、クリエイティブ
|
|
|
AlphaDrive |
社内新規事業の制度設計から事業化後の成長まで伴走 |
社内新規事業・伴走型
|
制度設計、構想、検証、事業化、成長
|
事業開発プログラム、メンタリング、検証、事業化支援
|
|
Relic |
事業アイデアの検証からPoC・事業化まで仕組みと実行を支援 |
事業共創・プロダクト型
|
アイデア、顧客検証、PoC、事業化、成長
|
仮説検証、事業開発、プロダクト開発、事業化支援
|
|
Pro-D-use |
現場に入り込み調査・戦略策定から立ち上げ実行まで支援 |
現場伴走・実行型
|
調査、構想、事業計画、立ち上げ、実行
|
市場調査、事業計画、実務推進、プロジェクト管理
|
|
ドリームインキュベータ |
産業構造を捉えた事業構想とパートナー形成を支援 |
戦略・事業構想型
|
市場機会、事業構想、戦略、パートナー形成、実行
|
産業分析、事業モデル、成長戦略、協業体制構築
|
|
Goodpatch |
顧客理解とプロトタイプを軸に新規サービスを具体化 |
デザイン・顧客検証型
|
顧客調査、構想、体験設計、試作、検証
|
ユーザー調査、サービス設計、UI・UX、プロトタイプ
|
|
Sun Asterisk |
ビジネス・テクノロジー・クリエイティブで事業開発を支援 |
事業開発・プロダクト型
|
アイデア、事業計画、MVP、開発、リリース
|
事業設計、UI・UX、システム開発、プロジェクト推進
|
|
01Booster |
アクセラレーター運営と事業開発人材育成を組み合わせて支援 |
事業創造プログラム型
|
アイデア、選抜、検証、事業化、組織化
|
アクセラレーター、メンタリング、事業開発、人材育成
|
|
ユニコーンファーム |
起業・新規事業の課題に応じて専門家が助言と伴走を提供 |
アドバイザリー・メンタリング型
|
現状分析、戦略、顧客検証、実行、成長
|
事業戦略、メンタリング、課題別専門家、実行支援
|
|
シェアボス |
経営・戦略人材を必要なテーマと期間に合わせて活用 |
専門人材・外部責任者型
|
戦略、事業計画、実行、マーケティング、開発
|
外部経営人材、戦略支援、実行支援、専門家アサイン
|
|
ライズ・コンサルティング・グループ |
戦略策定から業務・デジタル変革とプロジェクト推進まで支援 |
総合コンサルティング型
|
構想、戦略、計画、PMO、実行
|
戦略、業務改革、DX、プロジェクトマネジメント
|
|
ベルテクス・パートナーズ |
戦略・デザイン・デジタルを横断して新規事業を支援 |
戦略・デジタル実行型
|
構想、顧客体験、検証、デジタル実装、成長
|
戦略、サービスデザイン、DX、実行支援
|
|
アビームコンサルティング |
事業構想からPoC・IT・初期顧客開拓まで総合的に支援 |
総合・事業実装型
|
構想、市場調査、サービス設計、PoC、事業化
|
事業計画、IT、PoC、初期顧客開拓、組織能力開発
|
|
オートノミースペース |
新規事業に特化し構想整理から立ち上げ実行を支援 |
新規事業特化型
|
市場調査、構想、事業計画、検証、立ち上げ
|
仮説整理、調査、事業計画、立ち上げ支援
|
|
CINCA |
アイデア検証からMVP・初期マーケティングまで立ち上げを代行 |
新規事業立ち上げ代行型
|
アイデア、顧客検証、MVP、初期販売、運用
|
調査、検証、MVP、初期マーケティング、運用設計
|
|
シナプス |
マーケティング視点でアイデア創出から事業計画まで支援 |
マーケティング・ワークショップ型
|
アイデア、選定、戦略、事業モデル、事業計画
|
ワークショップ、顧客理解、事業モデル、実現性評価
|
|
Jenerate Partners |
大企業の新規事業創出と事業化を専門チームが支援 |
大企業・事業創出型
|
機会探索、構想、検証、事業化、成長
|
事業創出、事業開発、プロフェッショナル人材、実行支援
|
|
HiPro Biz(パーソルキャリア株式会社) |
事業課題とフェーズに合う外部プロ人材を活用 |
専門人材マッチング型
|
構想、戦略、実行、営業、マーケティング
|
プロ人材紹介、課題整理、プロジェクト支援
|
|
プライマル |
事業アイデアから商品・販路・運用まで実行を伴走 |
新規事業特化・実行型
|
アイデア、事業計画、商品化、販路、成長
|
事業計画、商品・サービス開発、営業、運用、成長支援
|
|
リブ・コンサルティング |
事業化の伴走と新規事業を生み出す組織能力を支援 |
経営・実行伴走型
|
構想、検証、事業化、成長、組織化
|
事業開発、実行伴走、組織能力、人材育成
|
|
タナベコンサルティング |
事業ポートフォリオと組織・人材を含めて新規事業を支援 |
経営戦略・組織実装型
|
事業戦略、構想、実行、組織、人材育成
|
事業ポートフォリオ、ビジネスモデル、実行支援、組織開発
|
新規事業コンサルティング会社27社の特徴
新規事業コンサルティング会社の選び方
選定の起点は、会社の知名度ではなく、現在どこで事業開発が止まっているかです。市場機会が絞れていないのか、顧客課題を検証できていないのか、MVPを作る人材がいないのか、初期顧客を獲得する実行力が不足しているのかで、必要な支援は変わります。
支援タイプを自社の停滞地点に合わせる
| 支援タイプ | 主な役割 | 向いている状況 |
|---|---|---|
| 戦略・事業構想型 | 市場機会、事業テーマ、ビジネスモデル、投資判断の整理 | どの領域へ参入するかを経営判断したい |
| デザイン・顧客検証型 | ユーザー調査、課題検証、体験設計、プロトタイプ | 顧客に選ばれる価値を確かめたい |
| PoC・プロダクト開発型 | 要件整理、技術検証、MVP開発、リリース | 仮説を動く製品・サービスにしたい |
| 実行伴走・立ち上げ型 | 計画、営業、マーケティング、業務構築、PMO | 企画後の実行責任者や実務人材が不足している |
| 専門人材・マッチング型 | 事業責任者、専門家、PMOなど不足機能の補完 | 必要な知見をテーマと期間に合わせて補いたい |
対応フェーズではなく成果物まで確認する
「構想から事業化まで対応」という表現だけでは、実際に何が納品され、誰が実行するかは分かりません。相談時には各フェーズで必要な成果物と、自社側が担う役割を揃えて確認します。
| フェーズ | 外部支援に求める成果物 | 自社が担う役割 |
|---|---|---|
| 機会探索 | 市場・顧客・競合の仮説、参入候補、評価基準 | 経営方針、活用可能な資産、投資条件の提示 |
| 事業構想 | 対象顧客、提供価値、収益モデル、事業ロードマップ | 事業責任者の任命、社内合意、検証予算の確保 |
| 顧客検証 | インタビュー設計、検証結果、仮説の更新、次の判断 | 顧客候補への接点提供、意思決定への参加 |
| PoC・MVP | 検証仕様、試作品、利用データ、技術・運用課題 | 利用部門との調整、法務・情報管理・品質判断 |
| 事業化・成長 | 営業・集客計画、業務設計、KPI、改善サイクル | 継続投資、人員配置、事業運営の内製化 |
コンサルティング・伴走支援・開発支援の違いを整理する
| 支援形態 | 主な役割 | 依頼時の注意点 |
|---|---|---|
| コンサルティング | 論点整理、調査、戦略、意思決定支援 | 実行タスクを自社と外部のどちらが担うか決める |
| 伴走・ハンズオン支援 | 社内チームと実務を分担し、検証と立ち上げを推進 | 稼働量、責任者、会議外の実務範囲を確認する |
| 開発支援 | プロトタイプ、MVP、システム・アプリ開発 | 顧客検証前に要件を固定しすぎない |
| 専門人材活用 | 不足する事業責任者・専門家・PMOを補完 | 人材選定、稼働期間、成果責任、交代条件を決める |
新規事業コンサルティングの依頼範囲を決める
外部支援へ丸ごと任せても、投資判断、顧客との関係、社内調整、事業継続の責任は自社に残ります。外部には不足する知見と実行力を求め、自社は事業責任と意思決定を持つ形が基本です。
- 自社が持つもの:事業責任者、予算、意思決定権、顧客接点、既存資産、撤退判断
- 外部へ求めるもの:調査・検証の設計、専門知見、プロジェクト推進、開発、営業・マーケティング実務
- 共同で管理するもの:仮説、検証結果、KPI、リスク、次段階へ進む条件
提案依頼書に含めたい項目
複数社へ相談する場合は、同じ条件で提案を受けられるよう、次の情報を整理します。詳細な事業案を固め切る必要はありませんが、判断条件が曖昧だと支援範囲と見積もりを比較できません。
- 新規事業を行う経営上の目的と期待する事業規模
- 現時点の仮説、検証済みの内容、未解決の論点
- 対象顧客、保有する顧客接点・技術・データ・販売網
- 外部へ依頼したい成果物と実務範囲
- 社内責任者、意思決定者、参加部門、確保できる稼働
- 予算枠、希望期間、情報管理・知的財産の条件
新規事業コンサルティングの契約形態と費用を左右する要因
費用は会社規模だけでなく、支援期間、必要な専門人材、調査・開発の有無、会議外で担う実務量によって変わります。一般的な相場を一つの数字で判断せず、見積もりに含まれる成果物と稼働を確認します。
| 契約形態 | 特徴 | 確認すること |
|---|---|---|
| プロジェクト型 | 期間と成果物を決めて構想・調査・計画などを依頼 | 納品物、修正回数、追加調査、延長条件 |
| 月額伴走型 | 一定期間、定例会と実務支援を継続 | 月間稼働、担当者、会議外の作業、最低契約期間 |
| 時間・人月型 | 専門家やPMOの稼働量に応じて契約 | 稼働率、役割、交代条件、管理者の有無 |
| 開発を含む契約 | PoC・MVP・システム開発まで含める | 要件変更、保守、知的財産、ソースコード、追加費用 |
見積もりを比較するときは、コンサルタントの人数と肩書だけでなく、顧客インタビュー件数、調査範囲、プロトタイプや開発の有無、営業・マーケティング実務、社内会議の支援、終了後の引き継ぎまで確認します。
事業計画書だけで終わらせない成果物と評価基準
新規事業は、完成度の高い計画書を作ることより、重要な不確実性を低コストで検証し、次の投資判断をできる状態にすることが重要です。契約時に、各段階の終了条件を決めておきます。
- 顧客課題を裏付けるインタビューや利用データが得られたか
- 既存手段より選ばれる理由と、対価を払う主体が明確か
- 提供方法、原価、価格、販売方法を含む事業成立条件を説明できるか
- PoC・MVPで何を検証し、何が未検証のままかを区別できるか
- 継続、方向転換、中止の判断基準と次の投資額が決まっているか
評価基準を先に決めると、都合のよい反応だけを採用することや、PoCの実施自体が目的になることを防ぎやすくなります。
新規事業コンサルティング会社への依頼で避けたい失敗
市場調査だけで顧客ニーズを判断する
市場規模や競合情報は参入判断に必要ですが、個別の顧客が抱える課題、購買条件、導入障壁までは分かりません。定量調査と顧客インタビュー、試験提供を組み合わせます。
検証前に大きな開発へ進む
要件を固めてから顧客へ見せると、価値仮説が外れたときの修正費用が大きくなります。資料、モック、手作業の試験提供など、仮説に合う小さく始められる検証方法を選びます。
外部支援へ事業責任まで預ける
外部会社が成果物を作っても、社内の意思決定と事業運営を代替し続けることはできません。事業責任者を社内に置き、検証結果と判断根拠を共有資産として残します。
支援会社の実績だけで担当チームを決める
会社全体に実績があっても、自社を担当するメンバーの経験、稼働、役割が合うとは限りません。提案時に担当予定者、類似テーマでの役割、参画期間、交代時の引き継ぎを確認します。
新規事業支援を目的別に比較する
実行まで一緒に進める会社を中心に探す場合は、新規事業の伴走支援会社も確認すると、会議外の実務範囲を比較しやすくなります。
構想・検証・立ち上げを含む支援サービス全体は、新規事業開発支援サービスで整理しています。技術検証や試作品の評価が中心なら、PoCコンサルティング会社をご覧ください。
市場機会の探索を先に進めたい場合は、市場調査会社・市場調査サービス、社内で進め方を整理したい場合は、新規事業コンサルティングの進め方も参考になります。
新規事業コンサルティング会社に関するよくある質問
アイデアが固まっていなくても相談できますか
相談できます。アイデア創出や市場機会の探索から対応する会社もあります。ただし、経営上の目的、活用できる自社資産、避けたい領域、投資条件を整理しておくと、候補テーマを評価しやすくなります。
コンサルティング会社と事業開発会社のどちらを選ぶべきですか
経営判断や事業戦略の整理が主課題ならコンサルティング会社、顧客検証・開発・営業などの実行力が不足しているなら事業開発や伴走支援に強い会社が候補です。両方を担う会社でも、契約に含まれる実務を確認してください。
依頼期間はどのように決めればよいですか
「事業化まで」のように長く曖昧な期間を置くより、機会探索、顧客検証、PoC、初期販売などの段階に分け、終了条件と次の契約判断を設定します。
秘密保持や知的財産はどこまで決める必要がありますか
提案前の秘密保持、再委託先への情報共有、調査データ、デザイン、ソースコード、発明・ノウハウの帰属、契約終了後のデータ返却・削除を契約前に確認します。
新規事業コンサルティング会社を比較して依頼範囲を明確にする
新規事業コンサルティング会社を選ぶときは、会社の規模や知名度だけでなく、自社の停滞地点、必要な成果物、実務範囲、社内に残したい能力を基準に比較します。構想、検証、開発、立ち上げのどこまでを依頼するかが明確になると、提案と見積もりの違いを判断しやすくなります。
- 免責事項
本ページは2026年7月14日時点で各社の公式情報を確認し、支援領域を整理しています。サービス内容、契約条件、料金、対応範囲は変更される場合があります。最新情報は各社へ直接ご確認ください。


















