施工管理アプリとは、建築事業者・工事会社などの現場で、図面・作業工程表の作成・報告など施工管理業務の効率化を図るためのツールです。情報の一元化によって業務効率化が図れたり、工期の順守・短縮化などによって顧客満足度が高まったりするなどのメリットがあります。
現場管理の機能に特化したアプリと、現場管理はもちろん経営管理まで搭載しているアプリとあり、機能のカバー範囲が異なります。
ここでは目的別におすすめ施工管理アプリを紹介していますので、自社の課題や利用範囲に合わせて選びましょう。
施工管理アプリ
現場管理特化の
施工管理アプリなら
経営管理まで機能を含む
施工管理アプリなら
現場一番

強み
元大工が考えた現場の「めんどくさい」を取り除くアプリ。リアルタイムで修正・指示も即時反映。
施工管理アプリ一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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サクミル |
月額4,000円/30アカウント!低コストでシンプルな操作アプリ
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ANDPAD |
利用社数21万社、ユーザー数55万人!建設業界のDX化はこれ1つでOK
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コンクルーCloud |
施工管理だけでなく、職人探しも可能!受注機会を逃さないツール
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現場一番 |
リアルタイム動画の機能付き! |
現場ポケット |
塗料メーカーが開発!塗装業者の使いやすさに特化 |
ダンドリワーク |
導入前後のサポートが充実!1,700回の説明会を開催 |
SITE |
専門工事・短工事・小規模組織向けのシステム |
蔵衛門 |
写真や黒板、図面の共有で見える化を促進 |
クラフトバンクオフィス |
企業と現場をサポートする経営管理システム |
Kizuku |
無駄・無理・ムラを最小限に抑える豊富な機能 |
SPIDERPLUS |
タブレットだけで完結!情報共有しやすいクラウド型 |
デキスパート |
必要な機能を選べるオリジナルシステム |
エニワン |
豊富な経験から生まれた使い勝手の良さが特徴 |
LIXIL現場情報共有システム |
大手企業が提供する建設現場向けの管理アプリ |
KANNA |
セキュリティレベルに合ったオプションで不安を解消 |
Photoruction |
撮影した写真を自動整理!スピーディni情報共有 |
クラフタ |
使いやすいメッセージ機能で職人さんも簡単操作 |
CONOC現場管理クラウド |
元工務店が開発した「痒い所に手が届く」アプリ |
施工管理アプリとは
施工管理アプリとは、建設現場や工事現場などの施工管理を効率化するためのソフトウェアやアプリケーションです。建設業者や工事業者が、作業の進捗状況や資材の管理などを含むプロジェクトを効果的に推進したり、コミュニケーションの円滑化などを図ったりするのに役立ちます。
施工管理アプリの主な機能

施工管理アプリの主な機能は以下の通りです。
機能 | 説明 |
---|---|
稼働管理 | 作業スタッフの稼働状況を管理するための機能 |
工程表の作成や共有 | エクセルで作成した工程表をクラウド管理できる機能 |
図面などの資料管理 | 現場で撮影した写真や図面などの資料をメンバーで共有できる機能 |
日報作成 | 案件ごとの日報作成が簡単に行える機能 |
営業管理 | 受注している案件の情報を一覧で管理する機能 |
チャット機能 | 建設プロジェクトにおいて、関係者間でリアルタイムにコミュニケーションを取るための機能 |
施工管理アプリ(現場管理アプリ)のメリット
そもそも施工管理アプリを導入するメリットを把握していなければ、導入の意味が分からないことも。施工管理アプリを導入することで、業務効率化や顧客満足度アップなどのメリットがあります。
工事の納期順守や品質確保
施工管理アプリを活用すれば情報が共有できるため、工事の状況把握がしやすくなり、細かな内容であればチャットでも相談可能です。情報一元化することで、情報の抜けなどもしにくくなるなどトラブル防止にも貢献。情報の連携が図れることによって、納期の遵守・品質管理などの効果も得られます。
業務効率化アップ
あらゆる情報が一元管理されることによって、情報はアプリ内で共有することができ、リアルタイムに最新の情報が反映されます。また写真の共有も可能なため、わざわざ現場に足を運び確認する手間もなく、大幅に手間を省けるといった効果が期待できるのです。
人手不足などの課題を抱えている建築業界において、業務効率化アップは導入において大きなメリットとなります。
顧客満足度アップ
施工管理アプリを使用することで、業務効率化・工期の順守・短縮化などに繋がり、顧客にとっても大きなメリットになります。また顧客への報告頻度を増やすことで、顧客の安心感も図ることができ、信頼性向上にもつながるのです。
無料の施工管理アプリ
施工管理アプリの中には無料で使えるものもあります。業務効率のために施工管理アプリを導入したいが、予算的に厳しいという企業は無料のアプリを使うこともおすすめします。 しかし、最初は無料でもオプションなどで費用がかかってしまう課金タイプのアプリもあるので注意が必要です。
施工管理アプリ導入に関するよくある質問
Q1.施工管理アプリってどう選ぶの?
施工管理アプリと言っても、アプリによって搭載されている機能や使いやすさなどが異なります。そのため自社にあったアプリを選ばなければ後悔する恐れも高いので注意が必要です。作業現場のシステムと連携が図れるかどうか、必要な管理機能が搭載されているかどうか、使いやすさはどうか、利用人数・アカウント数などを必ずチェックしてください。
施工管理アプリによっては無料でお試しできるタイプもあるので、不安であれば無料お試しをしてみることも大切です。
Q2.施工管理アプリのタイプとは?
施工管理アプリと言っても「現場の管理に特化したタイプ」と「経営管理の機能も含むタイプ」があり、そのほか「特定の業種に強みがあるタイプ」「無料で使えるタイプ」などに大きく別れています。
どのタイプが良いという訳ではなく、自社の状況や目的に応じて選ぶことが大切です。
たとえば現場をスムーズにしたいなら、機能がシンプルで操作性のよい特化タイプのアプリを導入するのがいいでしょう。経費をかけたくなくのであれば無料のアプリが検討されると思いますが、無料版は機能が限られているので求める機能が搭載されているかチェックしなければなりません。また事業範囲が多岐にわたっているなら幅広い業種で活用できるタイプの方が便利です。業種ならではの進め方などの特徴があるなら、特定の業種に強みがあるタイプの方が向いています。
Q3.施工管理アプリの導入費用は?
施工管理アプリは無料で使えるものから、数千円・数万円・数十万円まで非常に費用の幅が大きくなっています
また月額費用だけでなく、初期費用・オプション費用が発生するケースもあります。そのため気になるアプリがあれば追加費用がないかどうかなども、しっかりと費用面を確認してください。
施工管理アプリに関するまとめ
施工管理アプリは、建築現場などの業務効率化を図るうえでは必要不可欠なツールといえます。とくに建築現場では慢性的な人材不足もあり、業務効率化は喫緊に解決したい課題の一つです。
自社に合った機能を搭載した施工管理アプリを選ぶことによって、自社だけでなく顧客にとっても様々なメリットが期待できます。数多くのアプリがあるので、複数のアプリを比較・検討しながら自社にマッチした施工管理アプリを選ぶようにしてください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。