建設業の受発注は、発注書を作るだけではなく、見積、実行予算、協力会社への依頼、注文請書、請求、原価管理までつながります。紙やFAX、Excel管理が残っていると、現場とバックオフィスで確認すべき情報が分かれ、発注漏れや請求照合の手戻りが起きやすくなります。
受発注システムを選ぶ際は、工事外注、建材・資材の注文受付、施工管理との連動、基幹業務管理のどれを重視するかを整理することが重要です。発注書作成だけでなく、注文請書、請求、原価、協力会社共有まで確認しましょう。
本ページで紹介しているサービスのうち、ANDPADの資料は下記から取得できます。施工管理と受発注・請求管理をまとめて検討する際の比較材料としてご活用ください。
建設業向け受発注システム13選の比較表
建設業向け受発注システムは、対応領域、主な機能、向いている企業で比較すると選びやすくなります。工事外注の発注、建材・資材のWeb受発注、施工管理との連動、ERP型の基幹管理では必要な機能が異なります。
| 会社名 | サービスの特徴 | 対応領域 | 主な機能 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|---|
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発注・請負・請求まで施工現場全体のDXと合わせて管理
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施工管理、受発注、請求、現場情報共有
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発注、請負、請求、チャット、写真、工程、図面、原価・請求管理
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協力会社を含めて現場とバックオフィスの情報を一元化したい建設会社
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BtoBプラットフォーム 受発注 |
発注から請求まで取引書類をWebで管理 |
受発注、請求、取引書類のデジタル化
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発注、受注、請求、支払通知、インボイス対応、取引先管理
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紙・FAX・Excelでの発注書や請求書管理を減らしたい企業
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アラジンEC |
建材・資材取引のBtoB ECとWeb受発注に対応 |
建築資材、材料、メーカー、商社、卸のWeb受発注
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BtoB EC、見積注文、リピート注文、カタログ品番注文、基幹連携
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多品番の商品を扱い、取引先からの注文をWeb化したい企業
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建て役者 |
住宅・リフォーム業務を見積から工事管理まで一元化 |
工務店、リフォーム、住宅会社向け業務管理
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顧客管理、見積、発注、原価、工程、アフター、情報共有
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住宅業務を部門横断で管理したい会社
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注文分譲クラウドDX |
注文住宅・分譲住宅の電子受発注と予実管理に対応 |
注文住宅、分譲住宅、住宅会社向け
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電子受発注、電子承認、予実管理、工程、見積、原価、クラウド共有
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住宅事業の発注・承認・予実管理をペーパーレス化したい企業
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Aippear |
建築業務の見積・発注・原価・請求をクラウドで管理 |
工務店、リフォーム、建築業務管理
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見積、原価、発注、請求、入金、工程、写真、営業進捗
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現場・営業・経理の情報を同じ画面で見たい中小建設会社
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MOS |
モバイルで発注できるBtoB Web受発注システム |
建材、資材、エネルギー、業種横断のWeb受発注
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スマホ発注、前回発注、基幹連携、受注データ取込、カスタマイズ
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電話・FAX注文をスマホやタブレットからの発注に変えたい企業
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ダンドリワーク |
施工管理と協力会社共有をまとめて進めやすい |
施工管理、現場管理、協力会社共有
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工程、写真、チャット、受発注、請求、協力会社共有、導入支援
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現場管理と協力会社との情報共有を同じアプリで進めたい建築会社
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BuildyNote |
発注書作成から承認・原価反映まで一元管理 |
工事受発注、発注書、原価管理
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発注書作成、承認、進捗確認、原価連動、予算超過把握、電子帳簿保存法・インボイス対応
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外注先への発注と粗利管理を同じ流れで管理したい建設会社
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サクミル |
月額9,800円で現場管理・見積・請求まで始めやすい |
中小建設会社向け現場管理・工事管理
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案件、スケジュール、ファイル、日報、見積、請求、原価、写真、経営管理
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低コストで現場管理とバックオフィス業務をまとめたい中小建設会社
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KAKUSA |
中小建設業の工事原価・日報・経理業務を効率化 |
中小建設業向け工事原価・経理管理
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工事原価、日報、見積、発注、請求、経理、インボイス対応
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原価と経理を見ながら発注・請求管理を整えたい中小建設会社
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建設WAO |
建設業ERPとして注文請書・見積・原価・工事管理を網羅 |
建設業ERP、基幹業務管理
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営業、見積、発注、注文請書、原価、工事、販売在庫、生産、経費精算
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基幹業務全体を統合し、内部統制まで整えたい建設会社
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Anymore施工管理 |
LINE連携で現場の写真・工程・受発注を使いやすく管理 |
中小建設会社向け施工管理
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工程、写真、チャット、発注、請求、見積、協力会社共有、LINE連携
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現場担当者や協力会社が使いやすい施工管理アプリを探す企業
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建設業向け受発注システムおすすめ13選の詳細情報
建設業向け受発注システムの選び方は発注書作成だけでは不十分
建設業の受発注業務は、発注書を作成して送るだけでは完結しません。見積、実行予算、協力会社への依頼、注文請書、請求、支払、原価管理、電子帳簿保存法への対応まで、複数の業務がつながっています。
受発注管理だけでなく新規案件の獲得体制も見直す場合は、建設業向け営業代行会社の比較も見ることで、案件獲得から受発注管理まで一連の流れで検討できます。
そのため、単に「発注書を電子化できるか」だけで選ぶと、導入後に別の管理表やメール確認が残りやすくなります。自社が管理したい範囲が、工事外注なのか、資材発注なのか、請求処理なのか、施工管理全体なのかを先に整理することが重要です。
建設業の受発注で起きやすい課題
建設業では、現場、協力会社、経理、購買、工務、営業がそれぞれ別の情報を持ちやすくなります。電話、FAX、メール、紙の注文書、Excel台帳が混在すると、発注漏れや二重発注、承認遅れ、請求時の照合作業が増えます。
- 発注書の作成・送付・回収に時間がかかる
- 協力会社ごとの注文請書や請求書の管理が煩雑になる
- 実行予算と発注金額の差分をすぐ確認できない
- 現場で決まった追加発注がバックオフィスへ伝わりにくい
- インボイス制度や電子帳簿保存法への対応が属人的になる
受発注システムを導入する目的は、紙をなくすことだけではありません。発注情報を現場・協力会社・経理が同じ前提で確認できる状態にすることが重要です。
発注書・注文請書・請求書を一元管理する
建設業向け受発注システムを選ぶ際は、発注書の作成、承認、送付、注文請書の回収、請求書との照合まで対応できるかを確認します。発注書だけを電子化しても、注文請書や請求書が紙のままだと、経理処理や原価確認の手間は残ります。
協力会社との取引が多い企業では、取引先ごとの承認状況、未回収書類、請求未処理を一覧で確認できるかも重要です。紙の台帳とメールを見比べる運用から脱却できるかを見ておきましょう。
見積・実行予算・原価管理と連動できるか
建設業の発注は、実行予算や原価管理と切り離せません。発注金額が案件の原価へ反映されないと、工事の採算をリアルタイムに把握しにくくなります。
外注費、材料費、労務費、追加発注をどこまで管理するかによって、選ぶべきシステムは変わります。見積から発注、発注から原価、原価から請求までつなげたい場合は、単体のWeb受発注システムではなく、工事原価管理や施工管理と連動できるサービスを優先して確認します。
協力会社が使いやすいシステムか
建設業の受発注システムは、自社だけで完結しない点が難しいところです。協力会社が使いにくいと、結局は電話、FAX、メールでのやり取りが残ります。
スマートフォンで確認できるか、ログインや操作が簡単か、協力会社側の費用負担があるか、通知方法が現場に合っているかを確認しましょう。導入前には、主要な協力会社に協力を依頼できるか、どの書類から電子化するかを決めておく必要があります。
電子帳簿保存法・インボイス制度への対応
発注書、注文請書、請求書を電子で扱う場合、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応も確認が必要です。保存要件、検索性、タイムスタンプ、改ざん防止、適格請求書の取り扱いなど、システムごとに対応範囲が異なります。
会計システムや基幹システムと連携する場合は、書類保存だけでなく、請求・支払・会計処理までのデータ連携も確認しましょう。法制度対応は運用ルールとセットで決める必要があります。
施工管理システムと受発注システムの違い
施工管理システムは、工程、写真、図面、チャット、日報、検査など、現場情報を管理するシステムです。受発注システムは、発注書、注文請書、請求、取引先との受注・発注処理を管理するシステムです。
建設会社によっては、施工管理システムの一機能として受発注を扱う方が合う場合があります。一方で、建材・資材の注文受付やBtoB ECを整えたい企業は、Web受発注システムやBtoB EC構築サービスの方が合う場合があります。
建材・資材のWeb受発注と工事外注の受発注は違う
「建設業 受発注システム」と検索していても、求めるものが建材や資材の注文受付なのか、協力会社への工事発注なのかで選ぶべきサービスは変わります。
| 用途 | 見るべき機能 |
|---|---|
| 工事外注の発注 | 発注書、注文請書、承認、実行予算、原価、協力会社共有 |
| 建材・資材の注文受付 | 商品マスタ、カタログ注文、リピート注文、基幹連携、得意先別価格 |
| 現場管理と発注の一体化 | 工程、写真、チャット、現場情報、発注、請求、協力会社管理 |
| 基幹業務全体の統合 | 見積、契約、発注、原価、工事、販売在庫、会計連携 |
用途が異なるまま比較すると、候補サービスの方向性がずれます。まずは自社の受発注が、工事外注、資材発注、BtoB注文受付、基幹業務管理のどれに近いかを決めましょう。
建設業向け受発注システムの費用項目
建設業向け受発注システムの費用は、初期費用、月額費用、利用ID数、協力会社数、機能範囲、導入支援、データ移行、基幹システム連携の有無で変わります。料金を比較する際は、月額だけでなく、導入時に発生する作業費も確認します。
- 初期設定費用
- 月額利用料
- ユーザー数・協力会社数による追加費用
- 帳票カスタマイズ費用
- 基幹システム・会計システム連携費用
- 導入支援・操作説明・データ移行費用
既存の発注書フォーマットや承認フローを大きく変えたくない場合、カスタマイズ費用が増える可能性があります。見積もり前に、既存帳票、承認者、取引先数、発注件数、請求処理の流れを整理しておくと比較しやすくなります。
導入前に整理する条件
建設業向け受発注システムは、現場とバックオフィスの両方に影響します。導入前に条件を整理しておくことで、システム選定と見積もりの精度が上がります。
- 月間の発注件数と主な発注内容
- 協力会社数と主要取引先
- 現在使っている発注書・注文請書・請求書のフォーマット
- 承認フローと権限管理の必要性
- 施工管理、会計、基幹システムとの連携要件
- スマートフォン利用、現場利用、協力会社利用の有無
- 電子帳簿保存法・インボイス対応の運用ルール
特に協力会社を巻き込む場合は、導入範囲を一気に広げすぎると定着しにくくなります。最初は発注書と注文請書、次に請求、さらに原価管理や施工管理連携へ広げるなど、段階的な進め方も検討しましょう。
建設業向け受発注システムに関するよくある質問
ExcelやFAXから移行できますか?
多くのシステムは、Excelや紙の発注書からの移行を前提に導入できます。ただし、既存の帳票をそのまま再現する場合は、帳票カスタマイズやデータ移行の費用が発生することがあります。
協力会社にも費用が発生しますか?
サービスによって異なります。発注側の利用料に含まれる場合もあれば、協力会社側のアカウントや追加機能で費用が発生する場合もあります。導入前に、協力会社がどの範囲まで利用するのかを確認しましょう。
電子契約システムとは違いますか?
電子契約システムは契約締結を中心に管理するサービスです。受発注システムは、発注書、注文請書、請求、原価、協力会社とのやり取りなど、取引業務全体を扱う場合があります。契約締結だけでなく発注後の管理まで必要なら、受発注や施工管理機能まで確認する必要があります。
スマートフォンで使えますか?
スマートフォンやタブレットに対応するサービスはあります。現場担当者や協力会社が利用する場合は、スマートフォンでの発注確認、写真・資料確認、通知、承認操作ができるかを確認しましょう。
建設業向け受発注システムの選び方まとめ
建設業向け受発注システムは、発注書の電子化だけでなく、注文請書、請求、実行予算、原価管理、協力会社共有、施工管理との連動まで含めて比較することが重要です。
工事外注の発注を管理したいのか、建材・資材のWeb注文窓口を作りたいのか、施工管理全体をデジタル化したいのかで、選ぶべきサービスは変わります。まずは自社の受発注業務の範囲を整理し、現場とバックオフィスの両方で使いやすいシステムを選びましょう。
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掲載内容は2026年6月時点で各社公式サイト、公開資料を確認して作成しています。サービス内容、機能、料金、導入事例は変更される場合があります。発注前には必ず各社の公開情報を確認してください。
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