学習塾のブランディング戦略を考える

学習塾のブランディング戦略を考える
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少子化や浪人生の減少の影響で市場が縮小を続けている学習塾業界は、全体的に厳しい現状にあると言われるなか、難関校への進学希望者が増加している背景から受験対策に力を入れる学習塾は増加傾向にあります。

また、小学校では外国語が必修化するなど、教育ニーズが変化してきており、学習塾業界は緩やかながらも成長を続けている分野です。

スマートフォンやデバイスの普及によって、eラーニングやオンライン授業など、ここ数年で子供たちの学習環境の幅は急速に広がっていきました。大々的なプロモーション戦略によって大手学習塾や有名進学塾などは成長を続ける一方で、従来の集客方法で展開している中小塾や地域密着の個人塾などは、いまだに厳しい状況に立たされています。

数ある学習塾のなかから選ばれるためには、競合といかに差別化を図るかがポイントです。そして「ブランディング戦略」も差別化を進める効果的なマーケティング方法のひとつです。

ここでは、学習塾のブランディング戦略について考察していきます。今の時代にあった集客方法を探るため、学習塾のブランディングで何をすべきかを知っておきましょう。

学習塾のブランディング戦略の効果・メリット

メリット
学習塾のブランディングと言っても、誰でも知っているというような「知名度」だけがブランドではありません。競合の塾にはない「魅力」や「強み」を、最適なターゲットに理解してもらうことでブランディングが生まれます。

学習塾のブランディングが確立できると、以下のような効果が期待できます。

競合塾と差別化ができる

ブランディングによって、競合との差別化が生まれます。例えば、「○○校の合格率といえば△△」「中学受験といえば△△」「マンツーマン授業といえば△△」など、絶対的なブランドを確立できれば、競合塾が入り込む隙を与えません。

長期利用や離塾防止につながる

ブランドの向上によって、生徒はもちろん保護者からも信頼感が生まれるため、長期で利用する生徒が増えます。また、すぐに競合塾に移ってしまうようなことを防げるでしょう。

宣伝コストをかけなくても集客できる

ブランディングが成功すると、自然とターゲットに近い生徒が集まりやすくなります。例えば「○○中学受験といえば」というブランドを確立できれば、その中学を受験したいと考えている生徒の入塾希望が増えていきます。生徒同士、親同士の口コミが相乗効果となり、更なる集客を生み出すでしょう。

結果的に多額の広告宣伝費を使わなくても集客できるようになるため、売上増加につながっていきます。

新規生徒を獲得しやすくなる

ブランド自体に価値が生まれると知名度が上がり、新規生徒の獲得数が増加します。通学しやすいエリアや商圏以外の地域からも入塾を希望する人が増えていくかもしれません。

強気の価格設定ができる

ブランドが確立することによって、競合塾と価格で争わなくても集客できるようになります。価格競争に巻き込まれずに済むため、想定よりも安値で講義を提供したりキャンペーン価格で一時的にセールを行ったりしなくても、安定的に売上を維持できるようになります。

学習塾のブランディング戦略の進め方

学習塾がブランディングを進めるときに意識したいポイントを、ステップごとに解説していきます。

現状を分析する

競合他社の現状やトレンド、など、市場規模や成長性など、学習塾ビジネスの環境をつくっている要素はさまざまです。

まずはフレームワークを使って、ビジネスを取り巻く環境や置かれている状況を分析します。分析方法として有効なのは「PEST分析」「3C分析」「SWOT分析」です。自社が市場の中で、どの立ち位置にいるかを把握します。

ターゲットを設定する

自社の置かれている立ち位置が把握できたら、次に自社に適したターゲットを設定します。ターゲットの設定で有効なフレームワークが「STP分析」です。STP分析では、以下の3つの要素のうち、セグメンテーションとターゲティングによってターゲットを設定できます。

  • セグメンテーション:顧客(生徒)を細分化してグループ分け
  • ターゲティング:どのグループを狙うか決める
  • ポジショニング:独自の立ち位置を確立し、他社との差別化を図る

コンセプトを設定する

ターゲットを設定したら、そのターゲットに向け、サービスや学習環境、行われる講義など、どんな価値を提供したいのか、どんなニーズにこたえる塾なのか「コンセプト」を決定します。

自塾の強みにあったコンセプトを設定する必要があるため、現状分析やターゲット設定で把握した「ポジショニング」の活用がポイントです。競合塾が提供できていない、自塾独自のサービスや提供価値を考えて設定しましょう。

最適な訴求方法を考える

上記の分析をすべて終えると「市場の現状」「自社のポジショニング」「競合塾の分析」「狙うべきターゲット」が揃っているはずです。それらを総合的に判断した上で、最適な訴求方法を考えます。

せっかくできたブランドも、大勢のターゲットに知ってもらわなければブランディング自体が成功しません。訴求方法は大きく分けて、抽象的訴求と可視的訴求の2つがあります。

抽象的な訴求

刺さるキャッチコピーや心に残るメッセージなど、目に見えない訴求がブランドアイデンティティの向上に直結します。学習塾の成功例で言えば、社名にもなっている「やる気スイッチ」のスクールIEが有名です。競合塾のキャッチコピーを参考にしながら、強みや魅力が伝わるフレーズを考えてみてください。

可視的な訴求

ロゴマークをつくる、TVCMや動画メディア、雑誌やポータルサイトなど、さまざまなメディアで宣伝するなど、目に見える形で訴求する方法です。強い印象づけに成功すれば認知度がアップし、親近感を抱いてもらいやすくなりブランディングが確立していきます。

学習塾が取れるブランディング手法

学習塾が取りたいブランディング手法を紹介します。大手企業のような手法がなかなか取れない…という学習塾でも取り組める手法を紹介します。
ブランディングはどの範囲で取るかという観点で考えると大手企業のような膨大な広告予算を使わずとも成功させることができます。

SEO対策

ホームページのSEO対策を行い、「エリア△学習塾」「エリア△個別指導塾」をはじめとしたエリアワードで上位表示をさせることです。
エリア名をかけた検索であれば基本的にはそのエリア内で学習塾を検討しているユーザーが多いため、その顕在ユーザーに対して自社露出という点でブランディングにつなげることができます。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアはポータルサイトへの掲載とは違い、その市場において学習塾を検討しているユーザーにどんな学習塾がよいのかを教えるWebメディアです。
SEO対策では自社露出度向上に貢献はしてくれますが、ユーザーの塾イメージ形成における決定打ではありません。

そのためにはポジショニングメディアを活用してこの市場において自社はどのような学習塾であるというイメージをぶつけることで、ブランディングを図ることができます。

ユーザーとしてもどの学習塾が子供に合うかがわかり塾が選べるため、成約率の高いユーザを集客することができます。

ポジショニングメディアに興味を持ち、より詳しく知りたい方はポジショニングメディアについてまとめた資料も別途ご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。

認知度も売上も両立するブランディングメディア

ブランディングメディアとは、キャククル運営下の全研本社が提供する、親和性高い知る人ぞ知るブランドとして認知と売上につながる集客ができるオウンドメディアです。

通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。
しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。

ブランディングメディアとは、
親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます

また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客ができます。

ブランディングメディアを導入した結果、

  • 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
  • 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった

というようなブランディング効果も発揮できております。
詳しくは下記より資料をダウンロードしてください。

ブランディングメディア
について詳しく

学習塾のブランディングアイデア

アイデア
学習塾をブランディングする最大の目的は、いかに効率的に狙った生徒を集められるかです。生き残るためには、他塾よりも生徒を集めなくてはなりません。どれだけ生徒の成績がアップするかや合格率の高さといった実績はもちろん大切ですが、それ以外に生徒・保護者の両方の満足度を上げるには、どうすれば良いかといった点からブランディングを考えてみるのはいかがでしょうか。

他塾ができていない、自塾だけが提供できる唯一の価値を見つけることにつながります。

学習塾を選ぶ決め手から考える

生徒や保護者が「学習塾を選ぶ決め手」を調査し、それに沿った集客施策を図るのも効果的です。

学習塾は生徒の紹介によって認知されるほかに、チラシやSNS、ポータルサイトなど、広告を介して知られています。このようなの集客施策に「選ぶ決め手となる情報」を上手く組み入れてブランディングすることで、入塾を決めてもらいやすくなるでしょう。

口コミを集める仕組みをつくる

学習塾に入るきっかけや決め手のひとつに「口コミが良いから」という理由があります。口コミに頼って生徒を獲得できたら終わりではなく、その傾向を上手く利用してさらなる集客につなげましょう。

例えば、口コミをしてもらうことで特典をつけるなどで評判を集め、塾生や保護者の声をコンテンツとしてまとめて発信するのもひとつの手です。ブランドの向上になりますし、今後のPRにもつなげられます。

価格面の強みを上手く伝える

「金額が安い」という点も、入塾の決め手になりやすい理由です。「地域最安」などを謳うのは強みになるでしょう。ただし、競合塾と価格競争になるリスクがあります。単に金額が安いとアピールするのではなく「これだけ質の良い授業をこの価格で受けられる」といったように、費用対効果が良いことを感じさせるPRになるとベターです。

保護者の心をつかむサービス

昨今のコロナ禍において、学習塾は「学校が終わってから勉強する」「苦手な教科を克服する」などの役割だけでなく「保護者が見られないときに面倒をみてくれる」という価値が見直されてきています。学校にも塾にも行けない日々が続いたことで、塾の必要性を実感した保護者は多くいたことでしょう。

このような時代のニーズに合わせ、保護者の心をつかむサービスをブランディングに取り入れるのも方法の一つといえます。

オンラインにはない価値を軸にする

通信教材や映像授業、有名講師の動画など、スマホやネット環境の普及とコロナ禍の自粛生活が相まって、さまざまなオンライン学習支援サービスが人気になりました。

一方で、映像による一方通行の授業だと自分を律することができず「結局勉強しなくなった…」といった声や、自分のことを知ってくれている講師から直接教えてもらいたいニーズもあります。

身近な人(講師)からの励ましや勇気づけがあってこそ頑張れるといった、塾ならではの価値に気づいているターゲットも多く存在するのです。これから学習塾が求められていることやターゲットが求めている価値を知り、それを軸にしたブランディングを構築するのはいかがでしょうか。

オンラインが進化しても求められるのは「人とのつながり」。それを知った上での経営戦略が、ほかには真似できないブランド価値の創造につながっていくと考えられます。

学習塾のブランディング戦略を考えるまとめ

少子化のあおりを受けて競争激化がすすみ、ますます生き残りが厳しくなる学習塾業界。ですが、子供がいる以上、必要な存在であり続ける分野でもあります。最適なターゲットを設定し「選ばれる学習塾」になるためにはブランディング戦略ができているかが重要です。競合を寄せ付けず、価格競争に巻き込まれない安定的な経営を実現していきましょう。

さまざまな集客施策を行なってきたのになかなか生徒が集まらない、強みや魅力を伝えられていないという学習塾は、この機会に自塾の立ち位置や提供できている価値を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

周りに競合が多すぎて「自塾の差別化ポイントが分からない」「ターゲット設定に悩んでいる」「何を軸にブランディングすれば良いか分からない」そんなお悩みを抱える方は、全研本社までご相談ください。

弊社は実践的なマーケティング戦略に基づいた広告支援を行なっており、これまでにも多くの学習塾の集客支援や教育サービス事業における集客を手掛けてきました。企業規模や資金力に関わらず、効果的なマーケティング施策をご提案できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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