学習塾のオウンドメディア活用法!見込み顧客(生徒)を集めるコツとは
最終更新日:2022年02月07日

塾の集客・認知度アップにオウンドメディアが必要な理由
日本の少子化が深刻化の一途をたどっていることにより、学習塾の利用者数も大きく減少するように思えます。確かに学習塾市場は縮小傾向にありますが、大幅に生徒が減るといったことは予想されません。
そこには中高一貫校の人気が出てきたことと、2020年からの英語教育の必修化の影響があります。このような教育ニーズの変化に対応することが学習塾での集客で非常に大切なことです。
しかし、eラーニングサービスやスマホ・タブレットアプリの普及により、自宅にいながら学習できる環境に移り変わりつつあります。これらに対抗するためには、塾ならではのメリットや自塾の強みを訴求することが必要です。
自塾ならではのメリットと強みを伝える手段として、オウンドメディアに注目が集まっています。
オウンドメディアとは
自社所有のメディアのことを総じてオウンドメディアと言います。
パンフレットや自社ホームページ、SNSやブログなどの幅広いメディアが含まれていますが。ここでは、主にWebサイトのことをオウンドメディアとして解説していきます。
オウンドメディア運用のメリット
オウンドメディアを作るメリットは、
- 永続的かつ大きな運用費用を必要としない
- ブランディング力が高い
- ファンが増える
リスティング広告やディスプレイ広告のような膨大なランニングコストを必要とするわけではないため、広告宣伝費をダウンさせることができます。また、これらの広告は一度告知をストップしてしまうと利益が大きく減りますが、永続的に活用できるオウンドメディアなら安心です。
また、専門性が高く役に立つコンテンツを量産することで、専門家であり、信頼度が高いと認識されるようになります。さらにSNSやブログなどは拡散性が高いため、役立つコンテンツは多くの人に読まれる可能性が大きいのです。
そして、ファンの増加にも効果的であることがオウンドメディアのメリットとも言えます。役立つ情報を定期的に配信することで顧客の信頼性と愛着を獲得できます。そうすることで、競合との競争のなかでも、自社を選んでもらえるようになるのです。
学習塾がオウンドメディアをつくるメリット
上記のことを学習塾に当てはめてみると、
- 広告宣伝費の予算削減が可能
- 自塾のブランディングができる
- オウンドメディアを通して生徒になりたいと思う人が増える
このようにオウンドメディアを運用することで、多大な恩恵を受けることができます。圧倒的に集客に便利な手法ですが、上手な運用法を知らなければ、予算の削減は可能でも、ブランディングや集客は望めません。
オウンドメディア戦略ではターゲット選定が重要
コンテンツの品質が重要であることは言うまでもありませんね。
- 専門性・オリジナリティがある
- 具体的で一貫性のある分かりやすい内容
- 見出しを活用し、文章の構成も適切である
これらを踏まえた良質なコンテンツを掲載するオウンドメディアは一体誰に発信するのでしょうか。
言い換えると「だれの為」のコンテンツなのでしょう。
ターゲットの設定はオウンドメディア戦略で最も重要なポイントです。
高校受験を控えた中学生なのか、それとも医学部入学を目指している高校生なのか、小学生の子を持つ保護者なのか。
ターゲットを設定しなくては、自塾の強みも上手に訴求することはできません。ターゲットを設定し、そのニーズを分析することで自塾の強みをより一層際立ててアピールするのです。
塾のオウンドメディア事例
栄光ゼミナール
春期講習開始などのキャンペーン広告を大々的に上部に持ってきている栄光ゼミナール。中学受験や高校受験に向けて塾を利用しようと考えている人は、まず注目することでしょう。
カラフルな色使いで構成されたサイトも、派手すぎず落ち着きがあり、子供らしい活発な印象を与えます。
すでに知名度が高いため、サイト構成事態は比較的シンプルで情報量を絞ってサイトが作られているのが特徴です。
早稲田アカデミー
首都圏中心に高い合格実績を持つ早稲田アカデミー。こちらも最上部にキャンペーン広告を入れ込み、旬の受講生を募集しています。
また、無料実施予定の入塾説明会や実力診断テストの告知もしており、塾へと足を運ぶきっかけを配信しているのも特徴です。さらに、合格実績速報も分かりやすく大々的に取り上げているため、この塾に通うことで目標とする学校に入れるかどうかの手がかりにもなります。
TOMAS
首都圏で展開している個別指導の進学塾です。指導力の高さに定評があります。TOMASの公式ホームページを訪れてまず目を惹くのは、イベント情報の多さでしょう。
医大生や大学関係者が行うセミナーや、難関校合格ガイダンスなど、イベント内容もハイレベル受験を目的としていることがうかがえます。
また、有名中学校の校長先生へのインタビューや、難関大学合格者へのインタビューなど、受験生はもちろん、保護者の方にとっての参考にもなる記事を多数掲載しているのも特徴と言えるでしょう。
オウンドメディアに掲載すべきコンテンツ
合格実績
学習塾のなかでも進学塾ならば必ず合格実績を掲載すべきでしょう。合格実績は立派な判断基準となります。
カリキュラム
生徒さんや保護者の方は塾のスケジュールを見て「うちの子にもできそうだな」「自分でも大丈夫そうだ」と判断する場合が少なくありません。入塾後にやっぱり続けられない、という生徒さんが出ないように生徒さんや保護者様の不安はできるだけ初期に解消しておきましょう。
料金体系
受講料に関する不安を持っているのは保護者様です。料金の目安や、料金が決まる仕組みを記載するようにしましょう。さらに料金に関する気軽な問い合わせができるよう、問い合わせフォームを設置しておくのもよいでしょう。
また、料金に対しての不安を取り除くために、なぜこのような料金体系であるのかの説明も入稿することで、より保護者様の不安を解消することも大切です。
講師たちの紹介
どのような先生に教わるのかを気にする生徒さんもいます。
- 先生の名前
- 担当教科
- プロフィール画像
- ひとこと
入塾したら、このような先生に教わるといったイメージづくりのために講師の紹介項目は必要です。
学習風景
これも入塾後のイメージづくりに必要な項目です。通っている生徒さんの表情が写った写真を利用すると、よりイメージが膨らみます。
現在は動画による授業風景を伝える手段も注目されているため、手間はかかりますが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
その時、淡々と授業風景を写しているだけでは視聴者に「飽き」が来てしまうため、
- 案内役に解説させる
- テキストにて解説を入れる
などの工夫が必要となってきます。
コンテンツマーケティングの運用支援依頼、オウンドメディアの制作、内製化を成功させたいとお考えの方はぜひ資料をダウンロードしてご確認ください。
伝えるべき塾の強みとは
- 難関校合格率が高いこと
- ベテラン講師が多数在籍しているから講師の質がよい
- 最新の指導スタイルを導入していて、確実に成績があがる
等々、それぞれの塾に様々な強みが存在します。しかし、それを上手にアピールすることができなければ、何が良い塾なのか理解されることはありません。
そこで、自塾の強みを把握することから始めます。
強みの把握にはバリュープロポジションという考え方を用いてみましょう。
バリュープロポジションとは

バリュープロポジションとは、自塾が提供している価値(強み)と生徒さんが期待している価値が合致し、さらに他塾には提供できない価値のことを言います。
最も大切なのは「生徒さんが期待している価値」です。生徒さんはどの学習塾に入塾しようか迷って、あなたのホームページに訪れます。
その時、自分の求めている価値と同様の塾を選択するのは当たり前のことです。
そのため、強みを考える際はまず、生徒さんのニーズを調査しておく必要があります。そのニーズに沿った価値を提供することがあなたの塾の伝えるべき強みなのです。
バリュープロポジションを生かした集客の戦略はプロに相談
上記のようにターゲットの選定とニーズの分析をして、塾の強みの中で何を伝えるメディアにするかを考える必要があります。
全研本社では、すでに様々な業界で120業種を超える企業のサイト制作実績があり、競合調査を通じたバリュープロポジションの発見と、ユーザーニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウを持っています。
- マーケティングをしたうえでの、バリュープロポジション戦略によるコンテンツの制作
- コンテンツマーケティングを取り入れた生徒募集や認知度向上
を行ないたいと考えている方は、Webでの集客に特化した弊社に一度ご相談ください。
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