「4p分析」の事例から何を学ぶか

「4p分析」の事例から何を学ぶか
Facebook Twitter LINE はてなブックマーク Pocket RSS

「4P分析」の成功事例からわかること

「4P分析」や「4C分析」などのマーケティング用語で検索をすると、さまざまなメディアが取り上げており、マーケティングの基本であることが分かります。

「4P分析」について、フレームワークのアウトラインと成功事例、解説しているメディアについてご紹介します。

そもそも「4P分析」とは

プロモーションイメージ

理解をしている方も多いかもしれませんが、4Pを簡単に解説します。4Pとは販売する側から分析するフレームワークで下記4つを分析することです。

  • Product(商品・サービス)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(販促)

4P分析はマーケティングミックスで利用される

4Pはマーケティングミックスでよく使われます。ターゲットやポジショニングの戦略を決めてから、消費者が行動してもらうように仕掛けるために複数のフレームワークを使い考えるのがマーケティングミックスです。

4Pは市場やポジショニングを調査した上で活きる

マーケティングで4Pは欠かすことができません。しかし4Pだけを分析すればよいというのではありません

マーケティング戦略を大きく分けると下記があります。

  1. リサーチ
  2. 市場細分化
  3. ターゲティング
  4. ポジショニング
  5. マーケティングミックス
  6. 施策の実行

マーケティングミックスは施策の検討段階にあたります。

2、3、4を総合してSTP分析と呼びますが、STP分析ができている状態で初めて活きてくるのが4Pです。プレジデントオンラインでも下記のように記載されています。

戦略は、4Pの前に策定されていなければならない。市場をグループ分けして自社に合った市場を探し(セグメンテーション Segmentation)、どの市場を狙うのか絞り込み(ターゲティング Targeting)、その市場で他社と差別化を図るためのコンセプトを決める(ポジショニング Positioning)。この手法は、それぞれのプロセスの頭文字をとって「STP」と呼ばれる。経営学者フィリップ・コトラーが提唱した、マーケティングの代表的な手法の一つだ。このSTPがあってはじめて4Pがトップ逆転の有効な手段になりうるのである。

引用元:PRESIDENT Online(https://president.jp/articles/-/7533?page=1)

「4P分析」と「4C分析」の違い

4P分析と4C分析は似ている言葉ですが、主な違いは提供側の目線か、消費者側からの目線で考えるかという点です。

分かりやすい部分として飲食店のPrice(価格)で考えてみましょう。お店側としては利益をだせる価格設定を考えるのが当然です。しかし、4Pの消費者側の目線で考えると、1,000円以内で食べられる、商圏内で最安値など値段に対する視点が変わってきます。

このように顧客側の視点で考えるのが4C分析です。マーケティングミックスにおいては4P分析だけではなく4Cと合わせて分析する必要があります。

「4P分析」の事例としてメディアに取り上げられるもの

4P分析で事例として、メディアによく取り上げられる商品やサービスを見てみましょう。

スターバックス

スターバックス

シアトルで生まれ、現在では日本でもカフェといえば思い浮かべる方も多いほど広がったチェーン店。

【成功ポイント】

特に注目するべきは、海外企業でありながらも日本に合わせたProduct部分です。

■Product

スターバックスの製品は国によって商品の種類やサイズが異なります。

例えば一番小さいショートサイズは日本人に合わせて独自に作られたサイズで、海外にはありません。抹茶に関連する商品も提供されていますがこれも日本独自で、各国の文化に合わせているのです。

■Price

ホテル内にて提供されている喫茶店や、コーヒー専門店よりも安い価格が設定されています。しかしファーストフード店よりは高く設定されており、ある程度高価格帯のコーヒーを楽しむ人をターゲットとしています。

■Promotion

プロモーション方法として、CMなどの広告は打たずに口コミで広めると言う戦略をとりました。店舗のコンセプトとしては、家と職場以外に落ち着ける場所というものです。

■Place

日本でも高級な立地とされている銀座に最初の店舗をオープンしています。立地がよいなかで安い価格で提供されているというブランディングに成功しています。

ヘルシア緑茶

ヘルシア緑茶
画像引用元:花王株式会社公式サイト(https://www.kao.co.jp/healthya/)

花王から販売されているヘルシア緑茶は、花王が販売した初めての飲料商品であり、健康飲料としての新しい市場を開拓したといえます。

【成功ポイント】

ポイントはProductでお茶を選んだこと、Placeでコンビニを選んだ部分にあります。

■Product

花王は従来からの研究で茶カテキンに体脂肪の効果があることを知っていました。当初は何を開発するかまでは決まっておらず、茶カテキンを多く使い普段の生活で無理なく続けられるものとして製品検討を進める上でお茶が選ばれています。

さらに味も苦すぎると継続が難しいため、お茶飲料として飲める程度の味にしています。

■Price

通常の緑茶よりも高い価格で設定することにより、他の緑茶とは異なる効果の期待が大きくなることにつながりました。

■Promotion

特定機能食品の表示許可を取得していることで、効果があることの説得力をもたせています。当時他に特定機能食品の表示許可を取得しているお茶はありませんでした。

■Place

元々花王は飲料水を販売しておらず自動販売機の流通はもっていないため、発売当初はコンビニのみの販売を選んでいます。健康機能食品を販売するのであればドラッグストアなどが向いているとも思えますが、日々とり続けるためには仕事で忙しい方でも購入しやすいコンビニが適していたのです。

またコンビニでは基本的に定価で販売されるため、他のお茶とは違うというイメージアップにもつながっています。

ドモホルンリンクル

ドモホルンリンクル
画像引用元:株式会社再春館製薬所ドモホルンリンクル公式サイト(https://www.saishunkan.co.jp/domo/)

ドモホルンリンクルはインターネット通販が当たり前ではない時代から、実店舗をほぼもっていない状態で売り上げをあげていることに成功している化粧品です。

【成功ポイント】

二段階のPromotion、通販に絞ったPlaceに売り上げを高めている秘密があります。

■Product

ドモホルンリンクルは年齢が高めの女性に対して、肌の悩みを解決するという化粧品です。

■Price

1ヶ月ほどで利用できるセットが約3万円と、高価格帯。高くて良質な化粧品というイメージを与えています。

■Promotion

基本的に店舗をもたないドモホルンリンクルのプロモーションは大きく2段階に別れています。まずはテレビや新聞などさまざまな媒体で広告を展開し、商品の知名度を上げるという点です。そして興味をもった方が電話をした際にオペレーターが顧客の悩みに寄り添って商品の提案をしてくれます。

■Place

電話での営業が中心のためコールセンターの問い合わせ窓口は午前8時から午後10時までと長い時間で、休みもありません。

さらに発信元電話番号から判断し利用期間に応じて対応するオペレーターを分けています

ひとつの電話番号にかけるシステムではあるものの、初回購入の顧客と何度も購入している顧客はそれぞれ最適なスキルをもった担当者へつながるシステムで、待たせる時間を減らしています。

ユニクロ

ユニクロ

ファストファッションを提供するアパレルショップとして大きな知名度をもっているユニクロ。

【成功ポイント】

なんといってもPrice部分が重要視されますが、ただ安いブランドだけで終わらなかったのは考えられた戦略が活きています。

■Product

製品は手頃な価格でありながら高品質なファッションを提供。特に普段着に力を入れています。

■Price

ユニクロといえば低価格というイメージをもっている方ばかりでしょう。材料調達や生産などを自社でおこなうことで商品のコスト削減に成功しています。

展開方法として新しいブランディングを打ち出して定番商品となった後、商品を絞り込むという戦略も低価格で提供できる大きなポイントです。

しかしユニクロの価格で注目するべき点は、他社の価格競争に巻き込まれないようにするためさらに低価格のブランドとしてGUをつくったことです。

「ユニクロは安物」というイメージにならないようにし、良質なファッションとしての印象を残すため他の低価格ブランドと競争しない位置で提供しています。

■Promotion

広告展開をする際にはシーズンごとにもっとも売り出したい商品を絞り込んで宣伝しています。TVのCMではモデルの動きがあるものが多く、「動きやすさ」を印象づける広告です。

■Place

全国で多くのユニクロの店舗に加え、ECサイトでも販売をおこなっています。また日本よりも海外の店舗数のほうが多く、世界的にも良質なファッションとしてブランディングに成功しています。

ライザップ

ライザップ公式サイト
画像引用元:RIZAP株式会社公式サイト(https://www.rizap.jp/6/)

パーソナルトレーニングのフィットネスとしてライザップの名前を知らない人はほとんどいないでしょう。

【成功ポイント】

Productの食事チェックやPromotionのインパクトが注目するべきポイントです。

■Product

マンツーマンのパーソナルトレーニングが提供するサービス。他にもパーソナルトレーニングを提供するジムやフィットネスはありますが、ライザップの特徴は食事指導も合わせている点です。体を作る栄養の元になる食事は理想の体づくりには欠かせません。

何を食べるとよいか程度のアドバイスなら他のジムでも受けることはありますが、ライザップでは食事を全てチェックしてアドバイスをおこなうこともサービスの一貫としています。

■Price

もっとも安いコースでも298,000円、コースによっては1,000,000円を超えるほどフィットネスの講師としては高価格帯です。

■Promotion

TVCMで、トレーニングを受ける前後で比較する広告を展開。ダイエット前後のプロポーションを比較するのはよくある広告手法ですが、多くの有名人を起用していることでインパクトを感じやすい特徴をもっています。

■Place

動画などではなくライザップのジムに直接来てもらいトレーニングサービスを提供。かつチャットで食事の状況など日々コミュニケーションをとっています。

自身のメディアを4P分析している事例

4Pの理解を深める場合に、理論だけでなく上記のような事例で考えると分かりやすいです。さらにより分かりやすい事例としてひとつのメディアをご紹介します。

4P分析が具体例で分かりやすい事例:さくマガ

さくマガ
画像引用元:さくらインターネット株式会社WEBマガジン「さくマガ」(https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/2020/03/20/100000/)

レンタルサーバーが提供するさくらインターネットが運営する「さくマガ」では、4Pと4Cのどちらも分かりやすくするために自分のメディアを事例にして分析しています。

分析することでメディアとしてもっている強みを認識できたという点まで解説されており、4Pと4Cが大切であることが伝わる記事です。ユーモアも交えて紹介されており、他のメディアでは4Pの必要性が理解が難しい方におすすめです。

メディア名さくマガ
運営元さくらインターネット株式会社
引用元さくマガ 

4P分析の事例まとめ

マーケティング

4P分析を解説し、よくメディアで取り上げられる事例を含めてご紹介しました。

4Pをまとめると下記です。

  • 4Pはマーケティングのなかで施策を考えるためのフレームワーク
  • 提供する側の視点から考えたマーケティングミックス
  • 4つの視点で分析する

マーケティングミックスで考える際、提供する側の4Pだけでなく消費者側の視点からみる4Cも切り離せません。

別ページにて4P分析について掲載しているので、合わせてご覧ください。

4P分析後の戦略立案がもっとも重要

4P分析をして満足してはいけず、分析結果をもとに戦略を立てることがマーケティングでもっとも重要です。

自社で戦略を立てるか外部に委託するかは迷う部分ですが、委託すると自社にはない発想を取り入れられるという点でメリットがあります。

自社で戦略を立てると商品やプロジェクトの内容に縛られてしまいがちですが、外部委託なら顧客のニーズも踏まえて客観的に課題の解決方法を提案してくれます。

弊社にはこれまで6,000件以上のコンサル実績があり、積み重ねてきたノウハウで課題解決のお手伝いが可能です。下記フォームよりお気軽にご相談ください。

お問合せはこちら

集客やWEB戦略に関するご相談はコチラ

ページトップへ