ウェビナーの開催を効率化するためのツールとして活用されている、ウェビナーツール。ウェビナーツールを導入することでコスト削減や集客が用意になると言った開催者側のメリットはもちろん、受講が手軽になる、講師とのコミュニケーションが円滑になるといった参加者にもメリットがあります。
この記事では、ウェビナーツールを20つ紹介します。各社が提供しているサービスの特徴、費用や、ウェビナーツールを導入するメリットや選定ポイントについてもご覧いただけますので、導入の参考にしてみてください。
ウェビナーツールの一覧表
ここでは、各社が提供するウェビナーツールを一覧で紹介しています。ウェビナーツールを提供している業者によって提供されているサービスが異なるため、料金プランとの比較も参考に、自社にぴったりのウェビナーツールを見つけてみてください。
会社名 | サービスの特徴 |
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ネクプロ |
ウェビナーの開催前から開催後までこれ1つでOK!豊富な機能で商談化率の最大化に貢献
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EXPOLINE |
高いカスタマイズ性でブランドの世界観を統一!オリジナルのウェビナーで差別化が叶う
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GALIMO(ガリモ) |
自治体の支援実績豊富!合同説明会の一環としてウェビナー配信に向いているツールなら
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Bizibl(ビジブル) |
業務改善とブランドマネジメントを実現! |
EventBASE |
運営側と顧客を繋ぐ良質なイベント体験を提供! |
Cocripo(コクリポ) |
「簡単」「使いやすい」が最大の魅力!参加者に優しいウェビナーツール |
LiveOn(ライブオン) |
高品質・明瞭な映像で快適なコミュニケーションを提案 |
V-CUBE セミナー |
抜群の安定性と安心のサポート力が自慢!インストール不要で今すぐ使える! |
Adobe Connect(アドビコネクト) |
魅力的なカスタムエクスペリエンスを作成!コントロール可能な仮想セッションを提供 |
Cisco Webex Events |
低コストで世界中をターゲットとしたイベントの構築が可能 |
GigaCast® |
企業のニーズを満たす多彩な機能・安定性・コストを備えた万能ツール |
J-stream(Jストリーム) |
動画の製作・配信・運用に全対応!専任スタッフの手厚いサポートが魅力 |
EventIn |
多種多様なイベントの成果と効果を可視化する未来型プラットフォーム |
Fresh Voice Webinar |
最短1週間で導入可能!低コストにこだわったオンプレミス版Web会議システム |
EventRegist(イベントレジスト) |
リアルとオンラインの同時開催を叶えるハイブリッドイベントをサポート |
Skype(スカイプ) |
場所を問わず時間の共有が可能!高画質のビデオ通話体験を提供 |
zoomウェビナー |
ビジネスリーチの拡大をサポート!視聴者の心を掴む高品質画像を提供 |
Facebook Live |
全世界に向けたライブ配信を誰でも簡単にできる環境を提供 |
Google Meet |
誰でも無料で使える安全性の高いビジネス会議ツール |
Youtube live |
最大級の視聴者獲得も!配信方法も収益化も自由自在な使用感が魅力 |
ウェビナーとは?
ウェビナーとは、「Web」と「セミナー」を組み合わせた造語で、インターネットを利用したオンラインセミナーを指します。ウェビナーは配信方法が2つあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
・ライブ配信:リアルタイムで視聴者が参加し、リアルタイムで情報を伝える形式
・録画配信:事前に収録されたウェビナーコンテンツの再視聴が可能
ウェビナーは、オンラインプレゼンテーションやトレーニング、情報提供などさまざまな目的で利用されます。柔軟性と利便性が高く、多くの分野で活用されているのが特徴です。
ウェビナーは、インターネット環境があれば、誰でも参加可能。パソコン・スマホ・タブレットなど、デバイスの制限がありません。
また、参加者はカメラや音声をオフにしての視聴ができるため、気にせず参加できるのもウェビナーの利便性の高さを象徴しています。運営者側は、より多くのイベント参加者の募集が可能になりました。
ウェビナーツールとは?
ウェビナーツールは、ウェビナー配信に用いられるITツールで、ウェビナーに関連するさまざまな業務を効率的に実行するための機能が統合されています。ウェビナーの企画・告知・開催・アフターフォローに至るまで、全体の運営へのサポートが期待できます。主な基本機能は、以下の通りです。
【配信・録画機能】ウェビナーツールは、ライブウェビナーの配信を可能にし、同時に録画もできます。リアルタイムで参加できない場合にも、後からウェビナー内容の提供が可能です。
【画面・資料共有機能】ウェビナーでは、画面や資料を共有するケースが少なくありません。プレゼンターや講師がスライド・画面・アプリケーションなどを参加者と共有するための機能は必須と考えられます。
【チャット・アンケート機能】参加者とのリアルタイムコミュニケーションを支援するために、チャット機能を装備しています。質問やコメントを受け付け、アンケートを実施して参加者のフィードバックの収集が目的です。
【ウェビナー参加者の管理機能】ウェビナーの参加者を管理し、登録_参加制御・参加者リストの管理などを行う機能が組み込まれています。ウェビナーのセキュリティや参加者の管理が容易になります。
ウェビナーツールは、オンラインイベントやトレーニング、セミナーなど、さまざまな分野で広く活用されており、ウェビナーの成功に欠かせないツールとして重要な役割を果たしています。
ウェビナーツール導入に関するよくある質問
Q1.ウェビナーツールを導入するメリットとは?
ウェビナーツールの導入は、運営者側と参加者側のそれぞれにメリットがあります。詳しいメリットの内容は以下の通りです。
参加者
手軽に参加できる
ウェビナーツールを導入すると、自宅やオフィス、移動中など、あらゆる場所での受講が可能になります。従来のセミナーとは異なり、会場への移動が不要な上、録画配信の場合では、24時間いつでも視聴できます。参加者は、すき間時間を有効活用してスキルアップや情報収集につなげられるのも大きなメリットです。
内容が理解しやすい
テキストや資料は文章・図・グラフなどで構成され、内容が複雑になると理解に時間がかかるケースも少なくありません。一方、ウェビナーは、動画形式で提供されるため、視覚と聴覚を活用した直感的に理解しやすい内容になっています。参加者は、講師やプレゼンターの表情や声の調子から情報を受け取り、理解が深まりやすくなると考えられます。また、疑問点や不明点は、チャット機能ですぐに質問できる点もメリットといえます。
交通費や時間の節約ができる
ウェビナーへの参加は、専用のURLをクリックしたり、必要に応じてアプリを簡単にインストールしたりと、手軽なステップで実現できます。参加者は、会場までの交通費や移動時間を気にせずにセミナーに参加できると考えられます。
運営者
コストを削減できる
従来型のセミナーを開催する場合、セミナー会場のレンタル費・交通費・会場スタッフの人件費など多くのコストが発生します。しかし、ウェビナーを利用すると、こういった開催費用が不要。オンラインで実施されるため、物理的な会場の必要がなく、関連費用がかからない利点があります。
ウェビナーで提供された動画はデータとして残るため、将来的にWebコンテンツや社員育成教材などに再利用できます。一度の投資で長期的な価値を持つ学習リソースとして活用できます。
より正確に情報が伝えられる
ウェビナーは、視覚と聴覚を組み合わせて専門的な情報を分かりやすく伝える効果的な手段有効と考えられます。リアルタイムに双方向コミュニケーションができるため、受講者の理解をサポートし、改善点を反映させるメリットを持っています。
集客がしやすい
ウェビナーは、会場へ移動する必要がありません。参加者の心理的ハードルを下げる効果が期待でき、集客が容易になると考えられます。会場の収容人数や立地の制約がないため、内容に応じて多くの受講者を吸引できる可能性も高まります。ウェビナーは集客において柔軟性と拡張性を提供し、幅広いオーディエンスにアプローチできるツールとして注目されています。
Q2.ウェビナーツールの選び方のポイントとは?
参加者が使いやすいか
参加を促進する際、利便性に着目しなければなりません。アカウント登録が必要だったり、アプリのダウンロードが必要だったりすると、参加者によっては、抵抗を感じる場合も考えられます。単にリンクをクリックするだけで参加できるツールであれば、参加者の手間を最小限に抑えられます。また、マルチデバイスに対応していれば、手持ちのデバイスで参加できるため、より高い参加率が望めるはずです。
コミュニケーション機能は搭載されているか
リアルタイム方式のウェビナーでは、ユーザーからの質問や対話が重要な要素になるので、コミュニケーション機能がツールに備わっているかどうかは、大切な選択ポイントです。一部のツールには、挙手機能やコメント機能なども搭載されており、ウェビナーの双方向コミュニケーションの強化が期待できます。さらに、アンケート機能があれば、別途アンケートを行う必要もありません。
映像や音声の記録機能があるか
ウェビナーの内容が記録できると、参加者は後日、再閲覧が可能になります。また当日参加できなかった方も、後から内容の確認ができるため便利です。さらに、記録された内容を自社Webサイトなどにアップロードすれば、活動宣伝やプロモーションに活用できます。
画面共有機能があるか
画面共有機能の搭載があれば、作成した資料や動画などのコンテンツを参加者との共有が可能になります。カメラでホワイトボードなどを映す手段もありますが、文字が見えにくいなどの問題が生じる場合もあります。画面共有は、全員が同じ画面を見ながら進行でき、ウェビナーがよりスムーズに進行すると考えられます。共有画面をズームしたり、簡単に切り替えたりする機能により、さらに便利にウェビナーの実施が期待できます。
サポート体制は万全か
ウェビナー中に、音声や映像のトラブルが発生するケースは少なくありません。トラブルの際は、サポート体制の体制の整ったツールであれば安心です。メールやチャットだけでなく、訪問や電話対応が可能かどうか、さまざまな言語にも対応できるかなども確認してみてください。
他ツールとの連携は可能か
ウェビナーアプリは、他のアプリやツールとの連携によって利便性が大幅に向上するはずです。例えば、マーケティングオートメーション(MA)ツールとの連携により、ウェビナーの分析や改善の効率的な実施が可能。また、オンライン決済アプリとの連携により、参加費の決済プロセスがスムーズになると考えられます。さらに、ソーシャルメディア(SNS)との連携によって、参加申し込みや通知の受け取りが容易になり、参加率向上が期待できます。
Q3.無料・有料のウェビナーツールの違いは?
無料版のウェビナーツールは、もちろんコストがかかりません。導入コストもないので、未経験者や使いこなせるか不安な方にも、ウェビナーを気軽に試せる点が大きなメリットです。ただし、参加人数や時間に制限を設けているツールが多く、集客時に制限を上回ると、先着順にしたり、セミナーの日程を増やしたりする必要があるかもしれません。
一方、有料のウェビナーツールは、利用アカウント数や月額料金、年間契約など、さまざまな料金体系が存在します。ウェビナーの開催実績がない場合、参加者の数が予測できないため、適切な有料プランを選ぶのは困難です。しかし、有料のウェビナーツールには、人数や時間に制限がないため、ウェビナーのURLが共有できれば誰でも参加できるメリットがあります。
また、無料ウェビナーツールは、コストがかからないため、有料ツールに比べると導入や乗り換えも簡単です。まずは、無料ツールでさまざまな機能を精査し、自社に合った有料ツールに乗り換えるといった方法もあります。
有料ツールは、コストがかかる分、通信速度の遅いエリアであっても、高画質・高音質の配信が期待できます。
サポート面においても、無料ウェビナーツールでは自力で解決するか、サポートセンターにメールで問い合わせをするのが一般的です。しかし、有料ウェビナーツールは、ウェビナー当日のトラブルに対応できるよう立ち会ってくれたり、必要な機材の貸し出しがあったりと手厚いサポートが期待できます。
ウェビナーツールのまとめ
ウェビナーツールは、オンラインセミナーやイベントの効果的な開催を支援するための重要なツールです。ウェビナーは、場所や時間の制約を超えて参加者に情報を提供し、対話とコミュニケーションの促進が期待できます。ウェビナーツールの選択には、利用のしやすさや機能・コスト・トラブル対応体制などを考慮し、最適なツールを選ぶ必要があります。
ウェビナーツールには有料と無料のものがあります。いずれもメリット・デメリットがあるため、熟慮して選択する必要があります。まずは、無料ツールで機能や使い勝手を試して、有料ツールに移行するのも方法です。自社のニーズにぴったり合ったツールを見つけて、効果的なウェビナーを開催してみませんか。
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