【3分で理解】3C分析の事例「ロッテリア」編

【3分で理解】3C分析の事例「ロッテリア」編
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この記事では、ロッテリアを3C分析の観点から解説しています。事例として、どうぞ貴社の現状分析や戦略立案にお役立てください。

なお、この記事に合わせて自社と競合の分析を通じてマーケティングを成果に繋げるためのワークシートも提供しています。シートに記入するだけで3C分析が進められる内容になっていますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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そもそも3C分析とは?

3C分析とは、マーケティング戦略における環境分析のフレームワークです。戦略構築の際に用いられる広く知られたフレームワークと言えるでしょう。

3Cとは?

市場や顧客を意味する「Customer」、競合を意味する「Competitor」、自社を意味する「Company」の3つのCから成ります。

戦略的に3つの関係性を分析していくことで、マーケティングにおける戦略立案が可能として、1982年にマッキンゼーの戦略コンサルトだった大前研一氏が自著『The Mind of Strategist』内で提唱しました。

3C分析の目的とは?

3C分析を行うことで、サービスの差別化ポイントや、事業の方向性といった自社の成功要因を導き出すことができます。
34C分析を用いることで自社の強みを再度明確にしながら、勝っていくべき方向性を見つけることができるのです。

以下では、ロッテリアの場合を例にして、3C分析をしてみました。

ロッテリアの「Customer」

ロッテリアを取り巻く飲食業界全体を見ていきましょう。

ロッテリアは、いわゆるファーストフードと言われる領域の食べ物です。ハンバーガーの他にケンタッキー・フライド・チキンやうどんチェーン店なども含まれてくるでしょう。

近年では「すぐ出てきて食べれる」「金額が安い」という観点では、コンビニなどを同じ市場として捉えて見ても良いかもしれません。

続いて、ロッテリアを取り巻くハンバーガー業界を見ていきましょう。

ロッテリアは大手ハンバーガーチェーン店の中では、マクドナルド、モスバーガーに次いで第3位のポジションです。

売上高で言うと第2位モスバーガーの662億円に対し、252億円と倍以上の差がありますが、第4位ファーストキッチンは91億円と、こちらも倍以上引き離している状態です。

データ参照元:SHIFT(https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/22/news006.html)

ロッテリアは駅構内などに、ひとりでも食べやすいようなテーブル設計及びカウンター設計で位置している場合が多く、女性一人でも入りやすい雰囲気があります。

また、イートインコーナーは全面的に黒っぽい雰囲気で統一されていることから、ややスタイリッシュな印象を与えます。

顧客のニーズとしては「一人で食べたい」「落ち着いて食べたい」といった内容のほかに、「珍しい商品が食べたい」「がっつり食べたい」などのニーズがあることが伺えます。

ロッテリアの「Competitor」

競合と呼ぶべきはやはり同じハンバーガー業界の他社競合でしょう。

低価格を売りにしているマクドナルドに対し、高品質・高価格を売りにしたモスバーガー。業界3番手のロッテリアは、以前は顧客ニーズではなくマクドナルドの戦略に一喜一憂していた様子がありました。

ゆえに戦略に一貫性がなく、利益率が低い状態が続いていました。

そこで顧客ニーズに立ち返るという初心を取り戻したことに加え、大学生の意見を参考にするなどして商品に特徴を持たせることで、競合との差別化を図ってきました。

ロッテリアの「Company」

マクドナルドを意識して長く苦しんだ時代を経て導き出したのは、積極的な新メニュー投入を行うという点です。

正直当たり・はずれはあるものの、定期的に新商品を出すことで顧客を飽きさせない工夫を行いました。これは業界第3位のロッテリアの規模感だからこそ為せる業と言えるでしょう。

加えて同じ店舗内で素材にこだわった「高級路線」、100円程度で食べることができる「低価格路線」と、業界第1位・2位それぞれの強みを上手く組み合わせることで、第3位としてのポジションを明確に示しているという特徴があります。

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