3C分析の事例「オリエンタルランド」編

3C分析の事例「オリエンタルランド」編
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そもそも3C分析とは?

3C分析とはマーケティング戦略における環境分析のフレームワークで、戦略構築の際に用いられる広く知られています。

3Cとは?

3つのCは市場や顧客を意味する「Customer」、競合を意味する「Competitor」、自社を意味する「Company」を意味します。

戦略的に3つの関係性を分析していくことで、マーケティングにおける戦略立案が可能となっています。マッキンゼーの戦略コンサルトだった大前研一氏が自著『The Mind of Strategist』内で提唱しました。

3C分析の目的とは?

3C分析を行うことで、サービスの差別化ポイントや事業の方向性といった、自社の成功要因を導き出すことができます。

3C分析を用いることで自社の強みを再確認できるほか、勝つために必要な要素を見極めることが可能です。

以下では、オリエンタルランドの場合を例にして、3C分析をしてみました。

オリエンタルランドの「Customer」

オリエンタルランドを取り巻く市場

オリエンタルランドといえば有名なのが「ディズニーランド」「ディズニーシー」であることに、異論がある方はいないでしょう。

日本国内のテーマパーク市場はインバウンド需要の拡大に伴いやや増加傾向にあります。

しかし、2020年に流行した新型コロナウイルスの影響でインバウンド観光客が大きく減退。

今後も以前の数値に戻るまでには時間を要すること、さらにディズニーランドやディズニーシー自体も休園を余儀なくされていることから、2020年度の売上や来場者数は大幅に減少することが見込まれます。

もう少し広い視点から娯楽やエンターテインメント業界を見ていきましょう。

ライブ・エンターテイメント業界はほぼ横ばいであるものの、微増を維持しています。劇団四季などの正統派ミュージカルはもちろん、2.5次元と呼ばれるジャンル普及などが相まった結果と言えます。

データ参照元:ぴあ総研(https://corporate.pia.jp/news/detail_live_enta_20190912.html)

新型コロナウイルスの影響がなければ引き続き順調に、プラスに推移していくことが期待されましたが、今後の市場観としては一旦様子見のような状態が続く可能性があります。

オリエンタルランドを取り巻く顧客

オリエンタルランドに足を運ぶ顧客は、10代から30代の女性グループやファミリー層、さらにはカップルが多く足を運びます。

リピーター率はなんと95%という驚異的な数字で、この数字こそディズニーランドやディズニーシーが多くの人に愛されている証明と言えるでしょう。

関東圏からの来場が約6割ではあるものの、関東圏以外から旅行のメインの目的として、訪れる顧客は多くいます。

だからこそ「夢」を提供することにコンセプトをおき、過激なアトラクションなどが無いという特徴があります。

オリエンタルランドの「Competitor」

日本のテーマパークでは、次いでユニバーサル・スタジオ・ジャパンが続きますが、その差は歴然です。

オリエンタルランドは競合との差別化を図るために、徹底した世界観の構築はもちろん、季節によって内容が変化するグッズやショー、さらには季節に応じたイベントを実施するなどし、来場者を飽きさせません。

もちろん他のテーマパークも同様の施策を行っていますが、世界観の創り上げ方に圧倒的な差があることから、唯一無二の存在として「ディズニーランド」「ディズニーシー」が確立されています。

オリエンタルランドの「Company」

何と言っても大きな強みは、ディズニーから日本国内におけるライセンスが付与されているという点にあります。

ディズニーの世界観やキャラクターを用いたテーマパークを、唯一運営できるという独自性は非常に大きな強みです。

加えて、ディズニーランド・ディズニーシー自体にはリピーター獲得戦略を元にして、潤沢なキャッシュフローを維持することで世界観を保つ工夫をしています。

ディズニーホテルなど、東京ディズニーリゾート全体で、朝から夜までくまなく世界観を満喫できるような努力も欠かしていません。

このような徹底的な世界観の創り込みこそが、長きに渡ってオリエンタルランドが支持されている理由なのです。

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