アイリスオーヤマの差別化戦略の経営ポイント【3分で理解】

アイリスオーヤマの差別化戦略の経営ポイント【3分で理解】
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安くて、家電から日用品まで揃うイメージが強いアイリスオーヤマ。日本国内だけでなく、フランス・オランダ・中国・韓国・台湾・タイ・ベトナム・アメリカに展開。グローバル企業として、成長し続けています。なぜアイリスオーヤマは多くの人に認知される企業へと成長を遂げたのか?その理由を徹底解説しています。

また、記事に合わせて自社と競合他社の分析を通じてマーケティングを成果に繋げるためのワークシートも提供しております。シートに記入するだけでマーケティングに活かせる分析が進められます。ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

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アイリスオーヤマの差別化戦略のポイント

アイリスオーヤマの差別化戦略のポイント

アイリスオーヤマは、製造から流通まで全て自社で行っています。海外と国内にある工場で生産し、小売店に直接納品。メーカーの枠におさまらず、問屋機能まで備えることで、とことん安さを追及しています。

原価ベースで販売価格を判断すると、消費者に売れない可能性が出てきます。そこで、アイリスオーヤマではどの販売価格帯だったら売れるかを考えて、売れる価格におさめられる開発を行っています。

売れる価格帯におさめるために、引き算で開発を行っており、余分な機能をカット。ドラム式洗濯機では、乾燥機能を使っていない世帯が多い事を受けて、価格を抑えるために乾燥機能をなくしています。

乾燥機能があるドラム式洗濯機に比べて、販売価格を10万円安くすることを実現させました。

大手家電メーカーとの競争を避ける引き算戦略

大手家電メーカーとの競争を避ける引き算戦略

アイリスオーヤマは、大手家電メーカーとの競争を避けるために、引き算戦略で商品を多数展開してきました。

テレビのその一つ。2019年から参入した4Kテレビは、ネット配信機能を付けていません。大型テレビでもネット配信機能がないことで、安い価格帯を実現。好調な売れ行きをみせています。

また、あまりテレビが売られていないホームセンターに目をつけ、ネット環境を必要としない独立音声操作リモコンとともに販売。ネットが苦手な世代にも、リーチできる製品を開発しました。

色々な機能を追加する家電メーカーが多い中、あえてシンプルな機能で勝負。価格を抑えたい人達や、機能を使いこなせない人達のニーズをとらえることに成功しています。

引き算しながらも、あったらいいなと思える機能を搭載

アイリスオーヤマは、差別化戦略としてあったらいいなと思える機能の搭載にこだわっています。

人気製品の「極細軽量スティッククリーナー」は、充電のスタンドにモップに付いたほこりを取る機能を搭載。ちょっとした不便さを解消する機能で、販売台数を伸ばし続けています。

また、「銘柄量り炊き」も、あったらいいなという機能を搭載した製品の一つ。米が上手く炊けないと悩む人に向けて、入れた米の量に必要な水の量を自動で計算する機能を搭載しました。

水を注いでいくと適量になった時点で知らせてくれるので、失敗が少ないと評判を呼び、瞬く間にヒット商品に。痒いところに手が届く機能で、差別化を図ることに成功しています。

アイリスオーヤマの経営戦略まとめ

アイリスオーヤマの経営戦略まとめ

アイリスオーヤマの経営戦略は、消費者の行動の背景を捉える戦略です。安い価格帯の製品を探している背景には、余分な機能を望まないニーズがあると考え、引き算戦略を展開。そこまで機能を必要としていない人達のニーズを捉えました。

また、家電の機能を比べている人達の背景には、何か不便さを感じていると考え、あったらいいなと思える機能を搭載しています。上記で紹介した「銘柄はかり炊き」も、火加減を調整する機能にこだわるのではなく、そもそも上手くたけないというニーズを捉えた機能を追加。大手メーカーとの競争を避ける機能で差別化を図っています。

アイリスオーヤマのような経営戦略・差別化戦略を行うには、市場の分析が大切です。市場で自社が狙えるターゲットと、ターゲットが不便だと感じているポイントを上手く合致させて、自社の強みとして押し出す必要があります。

下記では、競合他社に対して自社の強みや優位性を確立し、集客に活かす「差別化戦略」について解説しています。他社との差別化にお悩みの方はぜひご覧ください。
競合に勝つための
差別化戦略とは?

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