レッドブルの広告・マーケティング戦略を分析

レッドブルの広告・マーケティング戦略を分析
Facebook Twitter LINE はてなブックマーク Pocket RSS

レッドブルの広告戦略から学ぶべき点とは

レッドブル

画像引用元:レッドブル公式サイト(https://www.redbull.com/)

レッドブルの広告戦略は独特のマーケティング手法です。エナジードリンクや飲料メーカー以外においても勉強になる部分が多くあります。

現在の日本の飲料市場において、エナジードリンクメーカーとして第一線にて活躍しています。しかし従来まではエナジードリンクのジャンル自体がありませんでした。

古くからある大手飲料メーカーを追い抜き、メーカーとして大きくなった戦略を知っておくと自社の宣伝方法にきっと役立てられます。レッドブルの宣伝手法を詳しくご紹介しますので参考にしてください。

また、事業計画の見直しや新商品・サービスの販売に向けてマーケティング戦略を検討される方へ、自社がどんな立ち位置でマーケティング戦略を立てるべきかが分かる「市場分析シート」も無料でご提供しています。ご興味のある方はこちらからダウンロードしてください。

今すぐ無料でダウンロード

レッドブルとは?

レッドブルがエナジードリンクというジャンルにて日本で初めて参入したのは、2005年。2013年には世界のエナジードリンク市場において7割というシェア率の高さとなりました。

大手飲料メーカーであるコカ・コーラもエナジードリンクを販売しますが、とても追いつけるような状況にはならなかったのです。

2021年の現在においてはモンスターエナジーも力を強めており、レッドブルと合わせてエナジードリンクの2強メーカーと呼ばれているものの、まだ負けている状況ではありません。

レッドブル独特の広告戦略

レッドブルの広告戦略を学ぶ際に、まず注目するべきなのはレッドブル独特のマーケティング手法です。日本の一般的な企業と異なる点として下記があります。

  • 製造、流通は委託
  • レッドブルが行なうのはマーケティング

日本の企業では自社で製造、販売を行なう商品を広告会社にマーケティングを依頼するケースが多くみられます。しかしレッドブルはあえて自社は広告戦略に特化し、製品自体の製造は委託しているのです。

レッドブルの広告戦略で払拭した従来のイメージ

レッドブルが販売される前にも栄養ドリンクという商品ジャンルはありましたが、中高年が飲む飲料水というイメージが強い商品でした。

しかし下記3点のプロモーション戦略によって従来のイメージを払拭させる飲料と印象づけたのです。

  • スポーツスポンサー
  • クラブやバーのコンテスト開催
  • 派手なレッドブルカー

ひとつずつ具体的に見ていきましょう。

スポーツスポンサー

レッドブルはさまざまなスポーツのジャンルでスポンサーとして契約しています。しかし有名なチームで名前を大きく売りたいという立ち位置ではなく、あくまで一緒に盛り上げていきたいというサポートチームとして考えているのです。

東洋経済オンラインでも下記のように紹介されています。

しかし、レッドブルのスポンサードは、知名度が高いスポーツや選手ではなく、どちらかというとマニアしか知らない文字どおりエクストリームなスポーツのスポンサードを起点としています。

そして、レッドブルはそのスポーツ自体を一緒に広げようと努力する立場です。スポンサーされるスポーツ選手やスポーツ組織からすると、単純におカネを提供してくれるスポンサーというよりは、どちらかというとパートナーに近い存在といえるかもしれません。

引用元:東洋経済ONLINE/「レッドブル」、異例成長支える”逆転の発想”

なぜ盛り上げる側に徹するのかというと、従来はマイナーで知名度は低いスポーツにかかわっている方がよいイメージをもつためです。

多くの人に名前だけを知ってもらうのではなく少ない人に強いイメージをもってもらう量より質を意識しています。

加えて、スポーツのジャンルに合わせてエキサイティングなイメージを向上させているのです。

クラブやバーのコンテスト開催

クラブやバーなど音楽関連のイベントも積極的に展開していました。DJダンサーを見つけるコンテストなどを開催し、商品を参加者に飲んでもらい、SNSにて発信してもらうという戦略です。

従来の栄養ドリンクで弱かったターゲットである若者へ広めていきました。クラブやバーで話題になることで、イケイケな飲料水というイメージ付けにも成功しています。

派手なレッドブルカー

サンプリングを配布する際などに使用しているのは独特の車両です。いわゆるサンプリングカーという車に当たりますが、BMW MINIの車両の後ろに大きなレッドブルの缶を取り付けているデザインに仕上がっています。

一般的な考え方なら、搭載量は少ないためサンプリング配布には向いていないと判断するでしょう。しかしレッドブルは特徴的な外見で印象付けることを優先したのです。

結果として見かけた人は不思議に思って調べたり見とれてしまったりする方が多くいました。15年以上経っている現在でも、目撃写真がSNSに上がるほどです。

レッドブルの広告戦略における基本はブランディング

レッドブルの広告戦略における基本はブランディング

マーケティングを担当している方ならば、レッドブルの広告戦略を見るとブランディングを強く意識していることに気がつくでしょう。

日本の一般企業が行なう広告戦略とは反対の方法をとっているようにも見えますが、根底には従来の同ジャンル商品で弱いターゲットへアピールしたいという目的があります。

エキサイティングでイケイケの飲み物として宣伝するため、スポンサー契約やコンテスト開催、不便でも特徴的な車体を採用しているのです。

ブランディング重視の広告戦略は意外に難しい

既にエナジードリンクの市場で大きなシェアを獲得しているレッドブルが過去に行なってきた広告戦略を見返してみると、ブランディングにぴったりな方法であると分かります。

  • イメージに近いチームとスポンサー契約
  • ターゲットの集まるコミュニティでのSNS活用
  • イメージを重視した思い切った車両を活用

しかしながら自社が提供するサービスで実際に事前にブランディングを検討する際は、なかなかよい方法を打ち出せないケースも珍しくありません。

キャククルを運営する全研本社では、戦わずして勝てる市場を見つけ、その市場で圧倒的に勝つためのバリュープロポジション戦略を得意としています。

バリュープロポジションは下記3点を押さえた戦略で、ブランディングにもつながります。

  • ニーズを解決できる
  • 競合他社は提供できない
  • 自社の強みを活かせば提供できる

レッドブルの広告戦略やブランディング施策を、自社にどう落とし込むか。自社に最適な広告戦略とは何か。そんな課題感やお悩みがありましたら、ぜひ全研本社へご相談ください。

下記の記事では、商品やサービスを認知させるだけでなく「成果」に繋がる広告戦略の具体的な方法や、その他の企業の事例を紹介しています。今後の広告戦略策定におけるアイディアが詰まっていますので、こちらも合わせてご覧ください。

ページトップへ