Web・ネット広告は効果ないと感じたら見直したいポイント

Web・ネット広告は効果ないと感じたら見直したいポイント
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この記事では、Web広告を出しても「効果がない…」と感じている方へ、Web広告の見直し方について解説しています。Web広告を出している殆どの企業が「成約に繋がらない」という課題に直面しています。成約率に繋げる観点でまとめた「Web広告の選び方」の資料を無料でご提供していますので、ご興味のある方は、こちらからダウンロードをしてみてください。

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Web・ネット広告の効果を感じないのはなぜ?

チームワーク
Web・ネット広告が効果を発揮するためには、以下の3つのステップを踏む必要があります。

  1. 見込み客が広告を見る(インプレッション)
  2. 見込み客が広告をクリックする
  3. 見込み客が購入や申込みなどの行動をする(コンバージョン)

広告の効果を感じられない場合、3つのステップのうちのどれかひとつ、あるいは複数のステップに問題があるはずです。それぞれのステップで問題が起きる原因と、対策を解説します。

インプレッション数が少ない

インプレッション数が少ないということは、広告が見られていないということです。広告が見られなければ、効果が出ないのは当然だと言えます。

広告の質はインプレッション数とは関係ありません。インプレッション数を増やすには、広告の設定を変更する必要があります。

対策①設定している予算を上げる

広告の予算を増やすことで、インプレッション数を増やせます。Web・ネット広告では予算に応じて広告が配信されるので、お金をかければかけるほど、広告を多くの人に見てもらえるのです。

Web・ネット広告では「1日あたりに使う費用」を設定できます。たとえば1日あたり1,000円の広告費で十分な効果が得られなかったのであれば、設定を1日あたり10,000万円に変更してみましょう。

これによりインプレッション数は約10倍になると見込めるため、効果も10倍近くになる可能性が高いです。ただし広告費の総額が変わらない場合、短期間で予算を使い果たすことになります。

対策②入札単価を上げる

Googleなどの検索結果に広告を出す「検索連動型広告」の場合、どの広告が掲載されるかを決める「入札」が行われます。この入札金額が低いと掲載順位が下がったり、そもそも広告が掲載されなかったりして、広告が見てもらえません。

たとえば、ある検索キーワードの入札単価として自社が500円と設定していた場合、他社が800円や1,000円と設定していれば、他社の広告が優先して表示されてしまうのです。

他社より高い入札単価を設定することで、自社の広告が表示されるようになり、検索上位も確保できます。検索上位に広告が表示されれば、インプレッション数は増えるでしょう。

クリック数が少ない

広告が表示されてもクリックされなければ、大きな効果は期待できません。見込み客が広告をクリックして詳細を確認しない限り、コンバージョンにはつながらないからです。

クリック数が少ないということは、広告の質や出し方に問題がある可能性が高いです。広告の設定だけでなく、広告の画像やキャッチコピーも見直しましょう。

対策①ターゲティングを定める

Web・ネット広告では、広告を見せたい人にだけに見せる「ターゲティング設定」が可能です。性別や年代、地域などに応じて、広告を見せる人を絞り込めます。「30代男性」「横浜市に住む60代以上の人」など、商品の購入につながりそうな人だけを狙えるのです。

たとえば「ひげ剃り」の広告を女性に見せても、広告をクリックしてもらいにくいです。宣伝したい商品やサービスのターゲットが限定されているのであれば、広告のターゲティング設定を適切に行いましょう

対策②訴求ポイントを定める

広告をクリックしてもらうためには、訴求ポイントを明確にしましょう。Web上にはたくさんの情報があふれています。その中で自社の広告を選んでもらうためには、広告を見た人に即座に「これについてもっと知りたい」と思ってもらう必要があるからです。

たとえば「無料」や「30分で可能」など、見込み客が思わず引きつけられるポイントを目立たせましょう。見込み客が「もっと詳しく知りたい」と思えば、広告をクリックしてくれます。

対策③クリエイティブ(画像・文章)を魅力的にする

広告に使われる素材のことをクリエイティブと呼びます。広告がクリックされるためには、写真やキャッチコピーなどのクリエイティブを魅力的にすることが大切です。

クリエイティブは最初に作っただけで放置せず、改善を重ねる必要があるのです。インプレッションからクリックにつながった確率である「クリック率」に注目して、クリエイティブを改善する方法を紹介します。

まずは複数の種類のクリエイティブを用意したうえで、一定期間すべての種類の広告を出してみましょう。そして、その期間でクリック率が最も高かったもの以外は、広告を出すのをやめます。これだけでも広告のクリック率は高まります。

その後、クリック率が最も高かったクリエイティブをベースに改善案を複数作り、同じことを繰り返すのです。こうすることで、クリック率が高いクリエイティブを作り出せます。

コンバージョン数が少ない

コンバージョンを得ることが、広告を出す目的です。コンバージョンを増やすためには、インプレッション数とクリック数を増やす必要があります

それに加えて、クリック後に表示されるページの質がコンバージョン数を大きく作用します。クリック数が多いにもかかわらずコンバージョンが少ないのであれば、ページの質に問題があるでしょう。

対策①広告の内容を実際の商品と一致させる

広告の画像やキャッチコピーと、クリック後に表示されるページで説明される商品の内容を一致させましょう。商品の内容が広告と違えば、コンバージョンにはつながらないからです。

たとえば広告では「無料」と書かれていたのに、クリックしてみたら「期間限定で半額」と書かれていたら、見込み客は「無料じゃないのか」とがっかりして、ページを離れてしまうでしょう。広告をクリックした人の期待を裏切らないことが大切です。

対策②コンバージョンまでの導線をわかりやすくする

見込み客がページ内の操作で迷わないように気を配りましょう。せっかく購入や申し込みの意欲があっても、操作がわかりにくいと、見込み客はページを離れてしまうからです。

たとえば「購入ボタン」が見つけにくければ、それだけでコンバージョンは少なくなってしまいます。見逃しにくい位置に大きく「購入ボタン」を設置するなど、見込み客の立場になって考えて、わかりやすいページを完成させましょう。

Web広告施策を見直してみるという方法

タブレットとグラフ
Web・ネット広告に効果ないと感じるのであれば、広告を出すのをやめるのもひとつの手です。販売したい商品・サービスやターゲットによっては、Web・ネット広告ではなく、他の手段で集客した方が良い場合もあります。

Web広告にも弱点がある

Web・ネット広告には、新聞広告やテレビCMなどの従来型の広告はない様々なメリットがありますが、同時にデメリットもあります。Web・ネット広告の弱点を3つ紹介します。

Web広告を毛嫌いしているユーザーもいる

Web・ネット広告を毛嫌いする人もいます。画面上に広告が表示されると「わずわしい」「うっとうしい」「邪魔だ」などと感じるからです。

そのため広告を出すことによって、自社の商品やブランドにむしろマイナスのイメージを持たれてしまう可能性もあります。広告を出すことには、こうしたリスクもあることも理解しておきましょう。

競合との露出競争になりやすい

Web・ネット広告には多くの企業くの費用が必要になってきています。ネット広告は誰でも簡単に出せるため、新たなライバルが増えやすいという特徴もあります。

変化のスピードが早い

Web・ネット広告は、変化のスピードに力を入れており、競争が年々激しくなっています。売上アップにつなげるため、各社が競って大量の広告費を投入している状況です。

その中で広告の効果を得るには、より変化に敏感でなければいけません。少し前まで有効だった広告手法が、あっという間に効果がなくなってしまうことも珍しくないからです。

個人情報を利用してターゲティングをしているからこそ、Web・ネット広告は高い効果を発揮できます。規制の強化や利用規約の変更で、個人情報の利用に制限がかかると、広告の効果が急激に悪化してしまう可能性があります。

ネット広告を使いこなすには、そうした状況の変化にも素早く対応しなければならないため、継続した情報収集と変化に素早く対応するノウハウが必要なのです。

自社の強みを活かせるWeb施策

さまざまなネットショップ
Web・ネット広告だけに頼るのではなく、自社の強みを生かせるWeb施策に力を入れることも大切です。広告は費用をかけるのをやめると、集客もすぐに止まってしまいます。また広告だけでは、自社ならではの特徴を見込み客に十分に伝えられません。

見込み客の役に立つコンテンツをWebに公開することで、広告に頼ることなく安定した集客を実現できます。広告とは違って、集客効果を発揮するまでには時間がかかりますが、継続して費用をかける必要がない点がメリットです。具体的なWeb施策を2つ紹介します。

ポジショニングメディア

自社の強みや立場を明確にしたメディアを「ポジショニングメディア」と呼びます。
たとえば「自転車競技用のヘルメット」の品ぞろえに強みがある専門店であれば、「自転車競技用のヘルメット」をテーマにユーザーに役立つ情報を発信します。
具体的な記事としては「自転車ロードレースで使うべきヘルメット3選」「自転車競技用ヘルメットを長持ちさせるためのお手入れ方法」などが考えられるでしょう。

ニッチな分野に特化するほど、自社の強みや特徴が強調され、見込み客に伝わりやすくなります。そのなかでユーザーが適した商品を選び、自社を選んで問い合わせをしてくれるよう促すのがねらいです。

ポジショニングメディアを導入したことによって、

  • 飛び込みのお客様が月間で30件増えて3割は契約している
  • 自社コンセプトにマッチした見込み顧客が増え、契約単価が1000万円向上した
  • 商材の強みや特徴を理解した上で反響に至るため、価格競争から脱却し受注単価が2.5倍になった

といった売上につながる集客効果を実現することが可能です。

メリット

自社と相性の良い見込み客を効率よく集められるのが、ポジショニングメディアのメリットです。

たとえば自転車競技で使うヘルメットの選び方を知りたくて、Webで情報収集している人がいたとします。その場合「自転車競技に関することを幅広く発信しているサイト」や「ヘルメット関連の話題を幅広く発信しているサイト」よりも、「自転車競技で使うヘルメットのことだけを発信しているサイト」の記事を、より詳しく読みたいと思うでしょう。

自社に合った見込み客を呼び込みやすくし、「まさに自分がやりたいことを叶えるヘルメットだ」と思ってもらえれば、見込み客は自社のことを信頼してくれるため、商品の購入にもつながりやすくなります。ポジショニングメディアを通して、自社のファンになってくれるのです。

また、受注単価や成約率の高い見込み顧客を集客することができるため、営業効率の高い経営活動を実現することができるのも選ばれる大きな特徴です。

ポジショニングメディア
について詳しく

オウンドメディア

自社で運営するメディアのことを「オウンドメディア」と呼びます。ポジショニングメディアのように、何かに特化しているとは限りません。

自社の強みを伝えたいのであれば、自社と関連する分野についての話題を扱うのが良いでしょう。自社で管理するブログはもちろん、YouTubeのチャンネルなども広い意味でオウンドメディアと言えます。

たとえば料理の便利グッズを販売する会社であれば、料理のレシピを紹介するYouTubeチャンネルを運営すると相性が良いでしょう。レシピ動画の中で自社の商品を使うことで、自然な形で商品を知ってもらえます。

無理やり自社商品を宣伝しなくても、料理に興味がある人に自社を知ってもらえれば、それだけで大きな宣伝効果があります。

メリット

オウンドメディアのメリットは、情報発信を通じて見込み客との信頼関係を作れることです。

たとえば自社のYouTubeチャンネルで、視聴者の役に立つレシピ動画を継続して配信していれば、「このチャンネルはすばらしい」「このチャンネルを運営する会社は信頼できる」と思ってもらえます。すると動画の視聴者は自社の商品にも興味を持ってくれて、購入につながるのです。

オウンドメディアなら、広告のように「売り込まれている」という印象を持たれることがありません。自社を信頼してくれたチャンネルの視聴者は、一度だけ商品を購入して終わりではなく、何度も購入する優良顧客になってくれるでしょう。

Zenkenの
オウンドメディア制作について

Web広告施策を見直して効果的な集客を!

販売促進
Web・ネット広告に効果がないと感じるなら、インプレッション数やクリック数が少ないか、コンバージョンさせるページに問題がある可能性が高いです。適切な対策をすることで、広告効果を高められるでしょう。

Web・ネット広告には弱点もあるため、Web・ネット広告で成果を出すことにこだわる必要はありません。自社にあった集客方法を見つけて、実施することが大切です。

キャククル運営元のZenkenでは120業種以上にわたるWebマーケティング支援実績がございます。
もし、売上アップや成約につながる集客を実現したいとお考えでしたらお気軽にご相談くださいませ。
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