モスバーガーの経営方針に学ぶ差別化戦略

モスバーガーの経営方針に学ぶ差別化戦略
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モスバーガーの差別化戦略とはどのようなものか

経営戦略セミナーなどでテーマとして扱われることも多いモスバーガー。こちらでは、モスバーガーを運営するモスフードサービスの差別化戦略や経営方針、経営戦略について見ていきましょう。

モスバーガーは「日本スタイルのオリジナルバーガー」

それまで存在しなかったスタイルでハンバーガーを提供しているモスバーガーですが、やはりマクドナルドとの差別化戦略を推し進めたことが成功につながっています。

モスバーガーの歴史

1972年に実験店を経て、成増に第1号店をオープンさせたモスバーガー。1979年には100店舗を達成し、その後も着々と店舗数を増やしていきました。

ハンバーガー業界をけん引するマクドナルドと異なるのは、日本発祥のハンバーガーチェーン店であるという点です。創業当初からマクドナルドを意識し、差別化戦略を構築してきたという特徴があります。

日本人好みのハンバーガー

モスバーガーは創業当初からマクドナルドとの差別化を行ってきたという点で優れており、現在はハンバーガー業界第2位の地位を築いています。

マクドナルドは手軽に食べることができるよう、コストをできる限り抑えた商品ラインナップが特徴です。一方モスバーガーは商品にコストをかけて、味を徹底追及するということに特化してきました。

「高価格であるが、高品質」というポジションを長い時間を掛けて確立してきたことで、現在のモスバーガーがあるのです。

モスフードサービスの経営方針


■引用元:モスバーガー公式サイト https://www.mos.co.jp/company/outline/philosophy/

モスバーガー(モスフードサービス)の経営理念には、私たちの存在意義という括弧書きがあります。「人間貢献・社会貢献」はモスフードサービスの創業者である櫻田慧氏が大切にしていた生き方そのものです。

創業の心として現在も大切にされている言葉の中に「感謝される仕事をしよう」があります。経営理念に通じるこの言葉は、お店全体に優しさが溢れるようなモスバーガーの雰囲気を象徴しているのではないでしょうか。

モスバーガーの経営戦略

経営戦略には、「差別化」「地域密着」を基本戦略とし、その上に「おいしさ」「安全・安心」「多様化」「利便性」「店舗体験価値」「輝く人」という6つの柱を据えています。

この中で最も大切にしているのが「おいしさ」であり、モスグループが絶対に譲れない価値です。

創業以来、マクドナルドとの差別化を図るために価格帯を上げてまで、バーガーの「おいしさ」を追求してきたモスバーガーにとって、いかにおいしいハンバーガーをつくるかという命題はいまでも同じです。

事実、価格が高くても「おいしさ」をモスバーガーの魅力として認識しているファンを多く獲得しています。

モスバーガーから学べること

揺るがないブランドアイデンティティ

「おいしさ」はモスバーガーを象徴するブランドアイデンティティです。2017年、マクドナルドが2015年の大幅赤字から起死回生の復活を遂げたことで、大きな変化がないモスバーガーを評価しない投資家がいたのも事実です。

しかし売上高は年間で約1%増える結果となっており堅調を維持しています。堅調な理由として大きいのは、時代に関係なく「おいしさ」というブランドアイデンティティを築いていることにあります。

45周年のキャッチコピーが「日本のハンバーガーを、もっとおいしく。」であったように、つねに「おいしさ」を追い求める姿勢がコアなファンをつくり、企業としての成長を支えているのです。

差別化の重要性

モスバーガーは、マクドナルドとの差別化を強く意識してきたからこそ、ハンバーガーのファーストフード業界で第2位まで上り詰めることができました。

一般的に差別化戦略は、業界において2位以下の弱者が実践するべき戦略とされています。モスバーガーは「弱者」の立場をマーケティングにおいて上手く活用することで、消費者に明確な違いを認識させることに成功しているのです。

モスバーガー差別化戦略まとめ

モスバーガー創業当初からマクドナルドというハンバーガー業界における雄が存在したことで、徹底的な差別化戦略をとってきました。

差別化戦略を立てるためには、競合の分析が必須になります。事業規模や業態が異なる場合はイメージしにくいかもしれません。キャククル内には差別化戦略を立てるための基礎知識をまとめていますので、ぜひそちらもお読みください。

【差別化戦略】差別化を図るための要因分析と戦略立案のやり方

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