結婚離れが進む一方で、「出会いたい人」と「出会わせたい事業者」のニーズは確実に増えています。
実際、コロナ禍を経てオンライン婚活が一般化し、地方や副業でも始められる“新しい婚活ビジネス”が拡大中です。飲食店や結婚式場、施設運営者、コミュニティを持つ事業者が、新たな収益源や付加価値として導入するケースも増えています。
婚活ビジネスのフランチャイズ(FC)は大きく3タイプあります。
- 結婚相談所運営型(店舗・会員DB・仲人/面談)
- 婚活イベント運営型(街コン/パーティーを現場で運営)
- 主催(運用)システム型(運営は仕組みに任せ、主催者は企画と集客に集中)
本記事ではこの3タイプを整理しながら、費用感・向き不向き・集客の考え方を比較します。
特に「本業を活かしながら婚活事業を取り入れたい」「まずは低リスクで検証したい」という方は、参考にしやすい内容になっています。
紹介している企業の一部資料は、下記より無料でダウンロードできます。比較検討にお役立てください。
| 会社名 | サービスの特徴 |
|---|---|
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特許取得のアプリで、運営コストを削減しながら高収益ビジネスを実現!
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TMS |
OJTや個別研修など、開業後のサポートが充実 |
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IBJ |
おせっかいをビジネスに!初期投資を抑えて開業 |
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パートナーエージェント |
手厚い集客支援とエリア占有権がある! |
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ノッツェ |
ノッツェ直営サロンで接客・カウンセリングができる |
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結婚相談所JMC |
創業44年の信頼と実績!実用的な支援も豊富 |
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良縁会 |
開業後も安心!手厚いサポートで長期的な成功を支援 |
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BIU |
独自の集客・営業ツールが充実 |
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ハッピープロジェクト |
未経験から低資金で始める!地域密着型婚活支援ビジネス |
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MAS |
マッチングアプリ活用を収益化する!講座型婚活フランチャイズ |
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PONY(ポニーパーティー) |
集客・決済・運営機能を備えた婚活イベント主催者向け加盟モデル |
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大人の遊び場.Lab |
交流イベントをプロデュースする! |
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あんグループ |
飲食店の空き時間を活かして婚活イベントを事業化できる |
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やしろメイト |
相談所運営と婚活イベントを組み合わせた会員制婚活フランチャイズ |
婚活ビジネスフランチャイズとは?
婚活ビジネスフランチャイズとは、結婚相談所・婚活イベント・出会い支援サービスなどの運営ノウハウや仕組みを本部から提供してもらい、加盟店として婚活事業を展開するビジネスモデルです。
独立開業だけでなく、飲食店や結婚式場などが「既存事業の付加価値」として導入し、集客や売上アップにつなげる形でも成立します。
一般的なフランチャイズと同様に、ブランド名・システム・運営ノウハウ・研修・サポートなどを活用できる点が特徴ですが、婚活ビジネスの場合は「店舗展開」よりも「人と仕組みの提供」に重きが置かれている点が大きな違いです。
特にこの業界では、会員DB、マッチングシステム、面談・カウンセリングの運営ノウハウ、イベント運営の型や進行フロー、予約・決済・顧客管理の仕組みといった無形資産の提供が価値の中心になります。そのため、個人のスキルや関わり方次第で事業の形を柔軟に設計できる点が、婚活ビジネスフランチャイズの大きな魅力と言えるでしょう。
婚活ビジネスフランチャイズの主な3タイプ
婚活ビジネスフランチャイズは、提供するサービス内容や収益の作り方によって、大きく次の3タイプに分けられます。
結婚相談所運営型
会員データベースやマッチングシステムを活用し、仲人・カウンセラーとして面談や成婚支援を行うモデルです。 月会費や成婚料を軸としたストック型収益になりやすく、長期運営で安定性を重視する事業者に選ばれています。
主な特徴
- 会員DBを活用できるため、開業初期から紹介が成立しやすい
- 仲人・面談など人のサポートがサービス価値の中心
- 店舗は必須ではなく、自宅やオンライン中心の運営も可能
- 会員数と成婚実績が積み上がるストック型ビジネス
- 本部の研修・システムを活用できる一方、運営ルールの制約もある
向いている事業者/組織条件
- カウンセラー/面談担当を配置・育成できる
- 個人情報・機微情報を扱う運用ルールを整備できる
- 月額課金・継続利用を前提に、リピート型の収益設計と運用KPIを回せる
婚活イベント運営型
街コンや婚活パーティーを企画・開催し、参加費によって収益を得るモデルです。 イベント開催ごとに売上が立つ回転型で、現場運営や企画力が事業成果に直結しやすい特徴があります。
主な特徴
- 収益は「開催回数×参加費」によって成立する回転型モデル
- 当日の運営品質や場づくりが満足度・再参加に直結しやすい
- 店舗を持たず、飲食店やレンタルスペースを活用して始めやすい
- 短期間で結果が見えやすい一方、開催を止めると売上も止まりやすい
- 自社主催・支援活用など運営スタイルの選択肢が比較的広い
向いている事業者/組織条件
- イベント運営を内製化(または外注管理)できる体制がある
- 短いサイクルで企画を検証し、数字で改善できる
- 会場資産を持つ/稼働率を上げたい
主催(運用)システム型
主催(運用)システム型は、婚活イベントの主催者がシステムの予約・決済・参加者管理・進行管理などの仕組みを利用して運営するモデルです。 aeru.partyは主催(運用)システム型サービスの一つで、婚活イベント運営型と比べ、運営負荷を抑えて、主催者は企画と集客成果に集中しやすい点が特徴です。
主な特徴
- 予約・決済・名簿管理・進行など、運営機能をシステムとして利用できる
- 主催者がイベントを「自分で立てて運用する」前提の設計
- オンライン開催により、場所や人員を最小限に抑えた運営が可能
- 送客は自社集客や既存顧客活用が中心になりやすい
- 運営効率は高いが、集客力は主催者側の力量に左右される
向いている事業者/組織条件
- 飲食店・結婚式場・施設などで、集客や稼働率アップにつながる企画を探している
- 婚活イベントをやってみたいが、予約管理や決済、名簿管理などの運営作業が負担になりそう
- 自社の顧客基盤やコミュニティを活かし、小さく導入して検証しながら伸ばしたい
このように、同じ「婚活ビジネスフランチャイズ」であっても、人との関わり方・収益の安定性・運営負荷・求められるスキルはタイプごとに大きく異なります。
どのタイプが優れているかではなく、自社の人材・既存資産・運営体制に合うモデルか、が成功を左右する重要なポイントです。
ビジネスモデルの基本構造
婚活ビジネスフランチャイズの収益構造は、提供するサービス形態によって多少異なりますが、基本的には次の要素で構成されています。
| 収益項目 | 内容 |
|---|---|
| 月会費収入(ストック型収益) | 主に結婚相談所運営型で中心となる収益です。会員が活動を継続する限り、毎月定額の会費が発生するため、会員数が増えるほど安定性が高まるストック型の収益源となります。月額の相場は1万円〜2万円前後が一般的で、事業規模が大きくなるほど、経営の見通しが立てやすくなります。 |
| 入会金・登録料(初期収益) | 新規会員が入会する際に一度だけ発生する収益です。相場は数万円〜10万円前後で、会員獲得が進むほど売上の底上げにつながります。開業初期のキャッシュフローを支える役割も担います。 |
| 成婚料・成功報酬(成果連動型収益) | 会員が成婚に至った際に発生する成功報酬です。20万円〜30万円程度が相場で、丁寧な支援がそのまま高単価収益につながる点が、婚活ビジネスならではの特徴です。イベント型やプラットフォーム型では、この代わりに「開催ごとの参加費収入」や「成果報酬・手数料収入」が中心になります。 |
| イベント参加費・チケット収入(回転型収益) | 街コンや婚活パーティーを開催するモデルでは、参加者からの参加費が主な収益源になります。1回あたりの売上は参加人数に左右されますが、開催回数を重ねることで売上を積み上げる回転型モデルです。 |
| 手数料・システム利用料(プラットフォーム連動型) | 主催(運用)システム型では、収益は参加費(チケット)、コストは決済手数料・システム利用料になります。固定費が小さく始めやすい一方、参加者数が増えるほど手数料も増えるため、粗利設計が重要になります。 |
【各タイプ別】婚活ビジネスフランチャイズのメリット・デメリット
婚活ビジネスのフランチャイズは、提供するサービス形態によって 収益の立て方や運営スタイル、求められる役割が大きく異なります。 ここでは代表的な3タイプについて、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
| タイプ | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|
| 結婚相談所運営型 |
・会員数と成婚実績が積み上がり、事業資産になりやすい ・月会費+成婚料によるストック型で収益が安定しやすい ・仲人対応や面談品質で差別化しやすく、価格競争に陥りにくい |
・オーナーやカウンセラーの稼働量・対応品質が売上に直結しやすい ・成婚までに時間がかかり、立ち上がり初期は収益化が遅れやすい ・クレームや感情対応が発生しやすく、運営ルールと対応体制の整備が必須 |
| 婚活イベント運営型 |
・開催単位で売上が立つため、収益化までのスピードが早い ・会員制にしなくても成立し、比較的始めやすい ・飲食店や会場など既存資産を活かしやすい |
・開催を止めると売上も止まりやすく、安定性に欠けやすい ・男女比や当日の運営品質により満足度が大きく左右される ・現場トラブルや直前キャンセルなど不確定要素が多い |
| 主催(運用)システム型 |
・予約・決済・参加者管理・進行などを仕組みに任せられ運営工数を圧縮しやすい ・オンラインイベントと相性が良く、少人数・低コストで始めやすい ・隙間時間や本業の延長として、検証しながら収益化しやすい |
・集客力は主催者側の導線設計や発信力に左右されやすい ・イベント企画や改善を自社で行う必要がある ・規模拡大には、継続的な集客・運営設計が求められる |
婚活ビジネスフランチャイズの選び方
婚活ビジネスフランチャイズは、同じ「婚活」領域でも、ビジネスモデル・収益の立て方・運営負荷・必要な体制がタイプごとに大きく異なります。 そのため、知名度や初期費用の安さだけで判断すると、導入後に想定外の負担やミスマッチが起きやすい点には注意が必要です。ここでは、実際の開業・運営を想定したときに確認すべき判断軸を順に整理します。
「自分がどこまで人に関わる仕事をしたいか」を最初に決める
婚活ビジネスは、商品が「人の人生」に直結する分野です。そのため、人との関わり方の濃さをどう設計したいかは、最初に決めるべき重要なポイントです。
たとえば、
- 面談・相談・交際フォローまで含めて支援型サービスとして内製するのか
- イベントの運営・接客を中心に現場品質で勝負するのか
- 予約・決済などを仕組みに寄せ、運営負荷を抑えて運用するのか
この前提が曖昧だと、「必要な人材が足りない」「品質管理が回らない」といった問題が起きやすくなります。 収益モデルより先に、自社が担う役割(内製)と、外部に委ねる領域(本部・仕組み)を具体化しておくことが重要です。
初期費用より「固定費・変動費・粗利」の構造で判断する
加盟金などの初期費用は分かりやすい指標ですが、実務では毎月・毎回発生するコストが利益を左右します。 特に追加事業として導入する場合は、「最初の数か月〜半年」をどう耐えるかが現実的な論点になります。
確認すべきポイントは、
- 月額固定費(システム利用料・ロイヤリティ・会員DB利用料など)の有無と金額
- 変動費(決済手数料・送客手数料・会員数課金・開催ごとの原価)の発生条件
- 売上ゼロでも発生するコストがどの程度あるか
「初期費用が安い=低リスク」とは限らず、ランニングコストが重いと利益が残りにくくなります。 契約前に、粗利が残る設計か(=手数料・原価を引いた後に何が残るか)まで落として検討することが大切です。
本部(提供元)の「支援範囲」と「責任範囲」を分けて確認する
本部側は「サポートあり」をうたうことが多い一方で、実際にはどこまでが支援で、どこからが加盟側の責任かがサービスごとに異なります。 ここを曖昧にしたまま導入すると、運用開始後のギャップが起きやすくなります。
具体的には、
- クレーム・返金・トラブル時に、本部が関与する範囲と最終責任の所在
- システム不具合や決済トラブルが起きた際の対応フロー
- 集客・送客は「支援」なのか、「一定の導線提供」なのか(保証ではないケースが多い)
サポート内容は「やってくれること」だけでなく、“やらないこと/任されること”まで含めて確認する姿勢が欠かせません。
収益モデルは「理想値」ではなく「保守的な前提」で組み直す
資料に載っている収益モデルは、うまくいったケースを前提にした試算になりがちです。 追加事業として検討するなら、最初の半年〜1年は“保守的な前提”で組み直し、投資判断の精度を上げる必要があります。
検証の視点としては、
- 自社の稼働・人員で現実的に回せる会員数/開催数の上限
- 集客が計画より弱い場合に、損益分岐がどこまで下がるか
- キャンセル・中止・不成立が発生した場合の損失影響
「最短でどれだけ伸ばせるか」より、想定より伸びないときでも耐えられる設計かを確認しておくと、導入後の意思決定が安定します。
顧客データ・実績が「自社の資産」として残るかを確認する
婚活ビジネスでは、顧客情報や実績が中長期の競争力になります。 そのため、導入前に“撤退・乗り換え・別展開”まで含めた視点で契約条件を確認しておくことが重要です。
- 会員データ・参加者データを自社でどこまで保持・活用できるか
- 成婚実績・開催実績を自社の実績として継続的に使えるか
- 解約時のデータ取り扱い、競業避止、ブランド使用制限などの条件
短期的な売上だけでなく、数年後に「自社に何が残るか」を基準に見ると、判断の質が上がります。
既存事業との相性(時間帯・導線・現場)を無視しない
婚活は、土日・夜間に動きやすい業態です。 そのため、追加事業として導入する場合は、既存事業の繁忙時間やオペレーションと競合しないかを必ず確認しておきたいところです。
- 開催・面談のピークが、既存事業のピークとぶつからないか
- 現場を回す人員を確保できるか(内製/外注の判断含む)
- 既存顧客・会員基盤・施設をどう導線として活かせるか
利益の話以前に、運用が継続できる設計かどうかは成果を大きく左右します。 「追加事業として無理なく回るか」を最初に見立てておくことが、結果的に近道になります。
国・自治体の少子化対策支援制度まとめ
ここまで見てきた通り、婚活ビジネスはタイプによって運営の負荷や収益の立ち方が違う一方で、いずれのモデルでも立ち上げ期には「販促費・運営準備費・仕組みづくりのコスト」が発生します。 そこで次に確認しておきたいのが、国や自治体の支援制度です。婚活は少子化対策とも接点がある分野のため、内容や地域によっては、販路開拓や新規事業の取り組みとして補助制度を活用できる可能性があります。
| 支援内容 | 概要 |
|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金(中小企業庁) | 販路開拓や開業資金の一部(最大50万円など)をサポート |
| 地域創造的起業補助金(経済産業省) | 新規起業家の開業経費を補助。新産業創出や地域活性化を目的。 |
| 地域少子化対策重点推進交付金(こども家庭庁) | 各都道府県で独自の結婚支援事業が進行 |
| 結婚新生活支援補助金 | 住居費や引っ越し費用などを補助(入会促進の材料にも) |
支援制度は年度や自治体ごとに異なるため、必ず最新の情報を公式サイトで確認しましょう。公的な補助を使うことで、経営の安定や信用力も高まります。
まとめ:選び方の本質は「モデル」ではなく「自社との適合性」
婚活ビジネスフランチャイズは、どのタイプが優れているかではなく、
「自社の事業構造・体制・リスク許容度に合っているか」で選ぶべき領域です。
- 面談・伴走支援を提供できる人材と運用体制があるか
- イベント運営を内製または外注で回せる現場体制があるか
- 仕組みを活用して運営負荷を抑え、既存導線や施設と組み合わせられるか
この前提が整理できた上で、費用構造(固定費・変動費)や本部の支援範囲、収益モデルを冷静に検証すれば、 導入後の「想定外だった」を大きく減らせます。
また婚活ビジネスは、短期の売上だけでなく、信頼や実績が評価につながりやすい分野です。
だからこそ、自社の強み(人材・施設・顧客基盤)を活かせる型を選ぶことが、長期的な成果への近道になります。
- 免責事項
- 本記事は、2025年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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