アフィリエイト広告の掲載料金費用相場について知る

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本記事では、アフィリエイト広告の費用・料金についての情報をまとめています。どんな費用を支払わなければならないのか、料金相場はどれくらいなのかといった点を把握しておかなければ、効率的にアフィリエイト広告を運用することはできません。アフィリエイト広告を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

なお記事の最後には、アフィリエイト広告のリスクを押さえながら同じく「紹介効果」が見込めるポジショニングメディア施策も紹介しています。

アフィリエイト広告の費用内訳

アフィリエイト広告の費用内訳

アフィリエイト広告にかかる費用の内訳を見ると、以下の5つに分類されます。

  • 初期費用
  • 月額費用
  • 成果報酬分の費用
  • アフィリエイター募集にかかる費用
  • 手数料

各費用における料金相場や仕組み、注意点について解説していきます。

初期費用

アフィリエイト広告を利用する場合、広告主は求める成果(商品購入・会員登録など)をしっかり決めた上で、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)に広告出稿を依頼しなければなりません。その際、初期費用として契約金などの支払いが必要になってきます。複数のASPと契約するなら、初期費用もその数だけ増えることになるのです。

ASPやプランによっては初期費用0円というケースもありますが、基本的にほとんどのASPでは5万円前後の料金がかかると考えておいたほうがいいでしょう。また、初期費用0円の場合、代わりに手数料が高かったり、有力なアフィリエイターが少なかったりする可能性があります。そのため、ASPを選ぶ際は初期費用の分だけではなく、後々かかってくる費用も見据えて検討することが大切です。

月額費用

ASPと契約すると、固定費として3万円~5万円程度の月額費用がかかってきます。アフィリエイト広告は成果報酬型のサービスですが、この月額費用については成果の有無を問わず毎月支払わなければなりません。つまり、期待していた成果を得られなかったとしても、月額費用は必ず発生するため、一定のリスクを抱えながら運用することになります。

初期費用と同じく、月額費用も契約しているASPの数に比例して増加します。2つ~3つのASPと契約を結んだ場合、単純計算で毎月10万円近くの月額費用がかかることになるため、それに見合うだけの成果を得られなければ、大きな損失は避けられません。

月額費用は広告主にとっては好ましくない部分ですが、多くのASPで請求されることになります。月額費用0円というASPもありますが、代わりにサービス内容が限定されている可能性も高いため、その辺りをしっかり見極めてから契約するかどうか決定しましょう。

成果報酬分の費用

成果報酬はどのASPと契約しているかを問わず、アフィリエイト広告に必ずかかってくる費用です。
アフィリエイト広告を介して自社の商品・サービスが売れたり、自社サイトの会員登録数が増えたりすると、成果が出た分だけアフィリエイターへの報酬も発生します。

つまり、成果が出なければ成果報酬も0円となるため、アフィリエイト広告は他の広告媒体より比較的低リスクで運用可能です。

成果報酬の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 自社商品における売上の10%
  • 会員登録1件につき1,000円
  • 資料請求1件につき1,500円
  • 無料サンプル申し込み1件ごとに2,000円
  • 店舗への予約1件につき5,000円

競合他社がアフィリエイト広告を出している場合、そこに負けないような報酬額を設定しなければなりません。

成果報酬を高く設定すれば、アフィリエイターからの反応は良くなりますが、当然ながら広告費の負担は大きくなってしまいます。

逆に低く設定しすぎると、広告を取り扱ってくれるアフィリエイターが見つかりにくくなるため、費用対効果のバランスが難しいところです。

ただ、大抵のASPは「成果報酬は〇円くらい設定するといいですよ」などアドバイスしてくれるので、場違いな報酬額を設定してしまうようなケースは少ないでしょう。

アフィリエイター募集にかかる費用

ASPに広告出稿を依頼しても、すぐアフィリエイターが広告を取り扱ってくれるとは限りません。ASPの規模にもよりますが、だいたい5,000件~8,000件ほどのアフィリエイト商品が登録されています。その中からアフィリエイターに自社の商品・サービスを選んでもらわないと、アフィリエイト広告の運用は成り立たないのです。

また、アフィリエイターと一口に言っても千差万別であり、アクセスをたくさん稼いでいる人がいれば、そうでない人もいます。アフィリエイト広告で成果を出すためには、有力なアフィリエイターの確保が欠かせないので、それを踏まえて募集することが大切です。

  • アフィリエイト管理画面のバナー広告
  • アフィリエイト商品の検索画面のバナー広告
  • アフィリエイターに向けたメルマガ配信

このような「アフィリエイター向け広告」をASPが提供しているので、手堅い方法で募集したいならオススメです。ただし、費用として20万円~200万円程度が別途かかってきますので、予算と相談しながら運用しましょう。

その他、SNSやオウンドメディアを使って、自社の商品・サービスの知名度を高めることも有効です。知名度が高くなれば、アフィリエイターに認知してもらいやすくなるので、広告を取り扱ってもらえる可能性も高まります。さらに、アフィリエイター以外の一般層にもアプローチできるため、上手くいけば一石二鳥です。

手数料

成果報酬が発生すると、広告主はASPへ報酬額+手数料を支払うことになります。報酬額はASPを介してアフィリエイターの利益に、上乗せして支払った手数料がASPの利益になるというシステムです。アフィリエイト広告において、手数料の相場はだいたい30%となっています。

例えば「資料請求1件につき1,000円(手数料30%)」というアフィリエイト広告を運用して、10件の資料請求という成果が出た場合、以下のような計算になります。

1,000円×10件=10,000円(報酬額)
10,000円×30%=3,000円(手数料)
10,000円+3,000円=13,000円(支払い合計)

つまり、成果報酬が大きくなればなるほど、上乗せする手数料も比例して増えるというわけです。

アフィリエイト広告運用代行業者への依頼費用

自社でASPと契約してアフィリエイト広告を運用するなら関係ありませんが、アフィリエイト広告代行業者に任せる場合、業者への依頼費用が必要となってきます。

料金体系や相場は業者によって異なりますが、主流は「月額費用のみ」か「月額費用+成果報酬費用」の2つです。前者はだいたい月額50万円程度、後者は月額20万円程度と成果報酬に対する手数料がかかってきます。

アフィリエイト広告代行業者に依頼する場合、ASPとのやり取りやアフィリエイター募集といった業務は、基本的にすべて一任することができます。代行業者だけあって、アフィリエイト広告のノウハウを熟知しているスタッフが運用してくれるため、自社運用より大きな成果を得られる可能性も高いのです。

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アフィリエイト広告における費用例

アフィリエイト広告における費用例

ここまで紹介してきた内容をもとに、実際どれくらいの費用がかかるってくるのか、ケース別にまとめてみました。以下の費用例はASPへの月額費用が5万円、アフィリエイターへの成果報酬が1,000円と仮定して算出しています。

自社対応の場合

自社対応のみなら必要最低限の費用だけで済みますが、有力なアフィリエイターが集まらない可能性も高いです。成果が10件しか出なかった場合、費用は以下の通りになります。

月額費用:5万円
成果報酬:1,000円×10件=10,000円
手数料:10,000円×30%=3,000円
合計:50,000円+1万円+3,000円=63,000円

自社対応+アフィリエイター向け広告を利用する場合

ASPのアフィリエイター向け広告を利用すれば、アフィリエイターが関心を持ってくれる可能性も高まります。20万円の募集費用をかけて40件の成果が出た場合、費用は以下の通りです。

月額費用:50,000円
成果報酬:1,000円×40件=4万円
手数料:40,000円×30%=12,000円
募集費用:200,000円
合計:50,000円+40,000円+12,000円+200,000円=302,000円

業者に依頼する場合

アフィリエイト広告代行業者では、ASPへの月額費用を含めた料金を設定しているケースがあります。アフィリエイト広告に関するノウハウを持っている分、有力なアフィリエイターを確保できる可能性も高いです。月額費用20万円と成果報酬に対する手数料20%が発生して、200件の成果が出た場合、費用は以下の通りになります。

月額費用:20万円(ASPへの月額費用を含む)
成果報酬:1,000円×200件=200,000円
手数料(ASP):200,000円×30%=60,000円
手数料(業者):200,000円+60,000円×20%=52,000円
合計:200,000円+200,000円+60,000円+52,000円=512,000円

アフィリエイト広告の費用に関する注意点

アフィリエイト広告の費用を踏まえて、注意するべきポイントについても解説していきます。

コンバージョンがすべてではない

アフィリエイト広告における一番の目標は、アフィリエイターのサイトを訪問してきたユーザーが広告や記事を見て、商品購入などのアクションを起こす「コンバージョン」の獲得です。しかし、コンバージョンに至らなければ、意味がないというわけでもありません。なぜなら、会社や商品のことが紹介されて、ユーザーに認知してもらえるからです。

関係のない他のサイトからアクションが起こる可能性もあるため、コンバージョンや成果報酬以外にも目を向けて、アフィリエイト広告の効果を検証しましょう。

費用を抑えることだけに囚われない

アフィリエイト広告の費用はできる限り安く抑えたいところですが、それだけに囚われてはいけません。料金相場はある程度決まっているため、ASPや代行業者が極端に安い費用でサービスを提供している場合、疑いの目を向けたほうが無難です。

「安物買いの銭失い」とならないよう、サービス内容や実績もしっかりチェックしましょう。

アフィリエイトのメリットを活かし、自社だけのWeb集客戦略をしたいなら

アフィリエイト広告は、「紹介される」という特性を活かした広告手法です。広告の運用はしやすく、費用面のリスクが低いことメリットです。

ただし、自社に適しているアフィリエイター探しや広告ガイドラインの遵守など手間がかかる点も少なくありません。特に広告ガイドラインに関しては、景品表示法や医療系の法規など、万が一違反があった場合には自社にも大きなダメージが与えられるリスクもあります。

また、アフィリエイターの多くはとにかくユーザーにクリックをさせるという戦略を取っています。そのため、成果報酬が高い企業をとりあえずランキングの1位に持ってきたり、一番目立たせたりすることが多く見られます。

「とにかくクリックさせる」手法だとアクセス数・問い合わせ数を稼ぐことは可能ですが、ランキングで1位になっているしっかりいた根拠がなければ、コンバージョンに至らないことも多いです。しまいには、月額費用だけがかかり売上に繋がらない問い合わせに追われるなど、望ましくない状況に陥る可能性も十分にあります。

アフィリエイト広告を打ち出すのであれば、提携するアフィリエイターを慎重に選びましょう。また、Googleマイビジネスや比較サイト・口コミサイトへの情報掲載、ポジショニングメディアの運用など他に「紹介効果」が見込める媒体も検討し、自社に合うものを見極めましょう。

競合と差別化が図りやすいポジショニングメディア

ポジショニングメディアのイメージ画像ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください

ポジショニングメディアは競合と差別化を図り、親和性の高いユーザーを集客するためのWebメディアです。

サイトのコンテンツは具体的な悩みを抱えて情報収集を行っているユーザーを対象に、市場調査を経て制作されます。ターゲットとしたユーザーに自社の魅力・強みを理解してもらいやすいことが特徴となっています。

アフィリエイト広告と同じく「紹介効果」が見込めますが、紹介の根拠がしっかりしているため、確度の高い問い合わせや購入・成約に繋がりやすいです。また、1クライアント専用メディアとして新規で作成するため「成果報酬を低くて競合のほうが露出度ご多くなってしまう」という、アフィリエイト広告で発生し得る問題の心配もありません。

またポジショニングメディアは景品表示法や医療広告ガイドラインなどの法規サポートも含まれています。

下記にて、ポジショニングメディアを導入したクライアントからの声をいくつか紹介します。

  • 飛び込みのお客様が月間で30件増えて3割は契約している
  • 商材の強みや特徴を理解した上で反響に至るため、価格競争から脱却し受注単価が2.5倍になった
  • 数ある競合から自社に興味を持ってもらえるようになり、反響獲得後から契約までの期間を3分の1に短縮できた

ポジショニングメディアについて詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。

自社を指名する顧客が集まる
ポジショニングメディア戦略

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