物流のランディングページ制作|成果につながるLPの作り方と重要ポイントを解説
最終更新日:2026年04月06日
物流会社がWeb集客で成果を出すうえで、ランディングページ(LP)は欠かせないツールです。リスティング広告やSNS広告の受け皿として、荷主からの問い合わせ・資料請求を直接獲得する役割を担います。
しかし「LPを作ったのに問い合わせが来ない」「広告費ばかりかかって成果につながらない」という悩みを抱える物流会社も少なくありません。原因の多くは、物流業界の特性を踏まえたLP設計ができていないことにあります。
この記事では、物流業界に特化したランディングページの制作ポイントを、LP基礎知識から構成要素、制作費用の相場、広告との連携まで網羅的に解説します。
ランディングページ(LP)の基本知識
まずはランディングページの基本を押さえておきましょう。
ランディングページ(LP)とは
ランディングページとは、広告や検索結果を経由して訪問者が最初にアクセスする1枚完結型のWebページです。商品・サービスの訴求からお問い合わせ・資料請求までを1ページで完結させることを目的としています。
通常のホームページが複数ページで構成されるのに対し、LPは「ひとつの目的(コンバージョン)に特化した設計」が最大の特徴です。営業担当者のセールストークをWeb上で再現するようなイメージと考えるとわかりやすいでしょう。
ランディングページの特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 縦長のレイアウト | 商品紹介から問い合わせまでの誘導を1ページでカバー。チラシやセールスレターに近い構成 |
| デザインの自由度が高い | ナビゲーションメニューがなく、ページ全面を訴求に使える |
| 他ページへのリンクが少ない | 離脱を防ぎ、コンバージョン(問い合わせ等)に集中させる設計 |
| 訴求力が高い | 画像・動画・数値データを駆使し、サービスの魅力を視覚的に伝える |
物流会社がランディングページを導入するメリット
- 離脱率が低い:目的外のページへのリンクがないため、訪問者がコンバージョンに集中しやすい
- 理想的な順序で情報を伝えられる:課題提起→解決策→実績→CTA(行動喚起)の流れで訪問者を説得できる
- 情報が1ページにまとまっている:訪問者が複数ページを行き来する必要がなく、サービスを十分に理解してもらえる
- ABテストがしやすい:キャッチコピーやCTAボタンの文言を変えてテストし、継続的にコンバージョン率を改善できる
物流業界に特化したランディングページの役割

物流業界向けのLPは、一般的なLPとは異なる役割を持っています。物流サービスの特性を踏まえた設計が成果の鍵です。
役割①:荷主からの問い合わせ・見積依頼の獲得
物流LPの最も重要な役割は、荷主企業からの問い合わせ・見積依頼・資料請求を獲得することです。
物流業界ではサービスの種類が多岐にわたるため、LPの目的を事前に明確化することが重要です。例えば以下のように、LPごとに目的を絞り込みましょう。
- EC物流代行サービスの無料見積もり依頼
- 3PL・物流アウトソーシングの資料ダウンロード
- 倉庫見学・オンライン商談の予約受付
- 国際物流・通関サービスの相談申し込み
役割②:自社サービスの価値を短時間で伝える
荷主が物流パートナーを検討する際、複数社を比較するのが一般的です。LPでは、訪問者が数十秒〜数分で自社サービスの価値を理解できるよう、情報を凝縮して伝える必要があります。
「丁寧な運搬」「配送コストの安さ」「WMS(倉庫管理システム)による在庫可視化」「流通加工への対応」など、自社が荷主に提供できる具体的なメリットを明確に打ち出すことが重要です。
役割③:営業担当者のセールストークを代替する
物流会社の多くは営業人員が限られています。LPは、営業担当者が対面で行うセールストークを24時間365日、Web上で自動的に行ってくれる「デジタル営業マン」の役割を果たします。
自社サービスの強み、競合との違い、導入事例、料金の目安——これらを1ページにまとめることで、営業リソースが不足していても効率的に荷主を獲得できます。
物流向けランディングページの構成要素10選

ここからは、物流業界のLP制作で盛り込むべき10の構成要素を順番に解説します。この順番がそのままLPの構成順(上から下)の目安になります。
①ファーストビュー(キャッチコピー+メインビジュアル)
ファーストビューは、訪問者がLPを開いた瞬間に目に入る部分です。ここで離脱されるかどうかが決まる、LP最重要パートです。
成果の出るファーストビューに必要な要素は以下の通りです。
- キャッチコピー:LPの内容が一目でわかり、荷主の課題に刺さる一言(例:「EC物流のコスト30%削減を実現」)
- メインビジュアル:自社倉庫・配送現場・スタッフなど信頼感のある写真
- CTAボタン:「無料見積もりはこちら」等のコンバージョンボタンをファーストビューに設置
- 実績数値:「導入企業300社以上」「誤出荷率0.01%」など具体的な数字
②お悩み訴求(課題提起)
ファーストビュー直下に、ターゲットとなる荷主が抱えている課題を言語化するセクションを配置します。
物流業界での具体例:
- 「現在の物流会社の対応が遅く、繁忙期に出荷が追いつかない」
- 「在庫状況がリアルタイムで把握できず、欠品や過剰在庫が発生している」
- 「物流コストが年々上がっているが、改善の提案がない」
- 「2026年問題への対応を求められているが、何から手をつければいいかわからない」
訪問者に「まさに自分が困っていることだ」と共感してもらうことで、以降のコンテンツを読み進めてもらいやすくなります。
③解決策の提示(自社サービスの紹介)
課題提起の直後に、「その課題を自社サービスで解決できる」という流れでサービスの概要を紹介します。ここではサービスの全体像を簡潔に伝え、詳細は後続セクションで掘り下げます。
④自社が選ばれる理由(差別化ポイント)
競合との違いを明確にし、「なぜ自社を選ぶべきなのか」を具体的に訴求するセクションです。物流業界では差別化が難しいと言われますが、以下のような切り口で打ち出せます。
BtoB物流(荷主向け)の場合
- WMSによる在庫のリアルタイム可視化・データ共有
- 業種別の対応実績(食品・アパレル・精密機器等)
- 流通加工やセット組みなどの付加価値サービス
- 繁忙期にも対応できる柔軟な人員体制
- 2026年問題(改正物流効率化法)への対応支援
BtoC物流(個人向け配送)の場合
- 専用アプリでの集荷依頼・配達状況確認
- 土日祝日の再配達・再集荷対応
- Web上での配達伝票作成機能
⑤実績・数値データ(権威付け)
「選ばれる理由」を裏付ける具体的な数値や実績を提示します。
- 「導入企業○○社」「取扱件数 月間○○万件」
- 「誤出荷率○○%」「出荷リードタイム○時間以内」
- 「顧客満足度○○%」
数値で示すことで、信頼性と説得力が大幅に向上します。
⑥導入事例・お客様の声
実際に自社サービスを利用した荷主の声や導入事例を掲載します。「導入前の課題→導入後の改善」をストーリー形式で見せると、訪問者が自社の状況と重ね合わせやすくなります。
可能であれば、企業名・担当者名・写真付きで掲載するとさらに信頼度が高まります。
⑦サービスの流れ(問い合わせから利用開始まで)
問い合わせから実際のサービス利用開始までの流れを、ステップ形式で明確に記載します。
例:
- お問い合わせ・ヒアリング
- 倉庫見学・要件確認
- お見積もり・ご提案
- 契約・導入準備
- サービス開始
画像やイラストを活用し、各ステップをわかりやすく表現しましょう。流れが明確になることで、「何をすればいいかわからない」という心理的ハードルを下げる効果があります。
⑧料金・キャンペーン情報
料金体系の目安やキャンペーン情報を掲載します。物流サービスは案件ごとに料金が変動するため、正確な金額を出せないケースも多いですが、「○○円〜」「まずは無料見積もり」といった形で目安を示すだけでも問い合わせのハードルが下がります。
また、以下のようなキャンペーンを設けるとコンバージョン率が向上します。
- 「初回○ヶ月の保管料無料」
- 「倉庫見学+無料コンサル実施中」
- 「今月中のお見積もりで初期費用○%OFF」
⑨よくある質問(FAQ)
荷主が検討段階で抱きやすい疑問を先回りして回答するセクションです。
- 「最低ロットはありますか?」
- 「契約期間の縛りはありますか?」
- 「既存の物流会社からの切り替えはスムーズにできますか?」
- 「在庫データの連携方法は?」
FAQの充実は不安を解消し、問い合わせへの心理的障壁を下げる効果があります。
⑩クロージング(最終CTA)
LPの最下部に、最終的な行動を促すクロージングセクションを配置します。ここまで読み進めた訪問者は関心度が高いため、背中を押す一言とCTAボタンを設置しましょう。
CTAボタンの文言は「問い合わせる」だけでなく、「無料見積もりを依頼する」「まずは資料をダウンロード」など、具体的なアクションと「無料」であることを明記すると効果的です。
物流LPの制作費用の相場
ランディングページの制作費用は、ページの長さや機能によって大きく異なります。物流業界のLP制作費用の目安は以下の通りです。
| タイプ | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| シンプルLP | 10万〜30万円 | テンプレートベース。とりあえずLPを作りたい場合 |
| 一般的なLP | 30万〜70万円 | オリジナルデザイン。構成・コピーライティング込み |
| セールス特化型LP | 70万〜100万円以上 | マーケティング戦略設計、競合調査、ABテスト対応込み |
費用を抑えたい場合はシンプルLPからスタートし、広告運用データをもとに改善を重ねていくアプローチもおすすめです。重要なのは「作って終わり」ではなく、データを見ながら継続的に改善する(LPO=ランディングページ最適化)ことです。
物流LPと広告運用を連携させて成果を最大化する
ランディングページは単体では機能しません。広告と連携させて初めて集客の成果が出るツールです。物流業界のLP運用で特に有効な広告手法を紹介します。
リスティング広告(検索連動型広告)
「物流 アウトソーシング」「3PL 比較」「EC 物流代行」など、荷主が今まさに検索しているキーワードに連動して広告を表示し、LPに誘導します。検索意図が明確なユーザーを集められるため、コンバージョン率が高い傾向にあります。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリの広告枠に画像バナーを表示する広告です。潜在層への認知拡大に適しており、リスティング広告と組み合わせて配信することで、接触頻度を高めることができます。
リターゲティング広告
一度LPを訪問したが問い合わせに至らなかったユーザーに対して、再度広告を表示する手法です。物流サービスの検討は即決しにくいBtoBの特性上、リターゲティングでの再アプローチは非常に有効です。
SNS広告
Facebook・LinkedIn・Instagram等でターゲット属性に基づいて広告を表示します。特にBtoBマーケティングでは、LinkedInやFacebookで物流担当者・経営者層にリーチできます。
物流LPの成果を高めるための改善(LPO)のポイント
LP制作は「作って終わり」ではありません。データに基づいた継続的な改善(LPO=ランディングページ最適化)が成果を左右します。
ABテストで最適解を見つける
キャッチコピー、CTAボタンの文言・色、メインビジュアルなどを2パターン用意してテストし、コンバージョン率が高い方を採用します。小さな改善の積み重ねが大きな成果の差を生みます。
ヒートマップで訪問者の行動を分析する
ヒートマップツールを使えば、訪問者がLPのどこをよく見ているか、どこで離脱しているかを視覚的に把握できます。離脱が多いポイントのコンテンツを改善することで、コンバージョン率を向上させられます。
フォーム入力項目を最適化する
問い合わせフォームの入力項目が多すぎると、それだけで離脱の原因になります。必要最低限の項目に絞る(会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、相談内容程度)ことで、フォーム完了率が改善します。
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