【展示会代替案9選】リアル展示会なしでBtoBリードを獲得する施策と成功のポイント
最終更新日:2026年02月25日
コロナによる緊急事態宣言が解除されたとは言え、今後二度と発令されないとは言い切れません。リアル展示会が主な商談の機会だったBtoBや製造業にとって、中止や延期による打撃は大きかったのではないでしょうか。展示会の代替案となる方法の確立が急務です。この記事では、展示会に依存せずに新たに売上アップを図る代替案を紹介します。
「リアル展示会だけに依存した営業・集客から脱却したい」「展示会代替案として何が有効か知りたい」という担当者向けに、実際に成果が出ているBtoB向けの展示会代替施策9選を体系的に解説します。
展示会はリードを集める有効な手段ですが、開催費用・準備コスト・会期中の人員負担は非常に大きく、得られるリードの質にもばらつきが出ます。一方で、デジタルを活用した代替手段は急速に充実しており、展示会より高いROIで質の高いリードを獲得している企業も増えています。
この記事でわかること
- 展示会代替案として機能する9つの施策とその特徴・向き不向き
- 目的(認知拡大・リード獲得・成約)別の施策選び方
- 「資料請求は増えたが売上に繋がらない」失敗パターンとその解決策
- AI検索時代に対応したコンテンツ設計のポイント
展示会代替案が注目される理由
展示会・リアルイベントへの出展は、コロナ禍を経て一時的に減少したものの、近年は多くの業界で再開・回復しています。しかし、それでも「展示会だけに依存しない集客設計」を構築したい企業が増えているのには、次のような理由があります。
- コスト対効果の課題:大規模展示会の出展費・ブース施工・人員・交通費を合計すると数百万円になるケースも多く、獲得リード数で割るとCPA(顧客獲得コスト)が高くなりやすい
- リードの質のばらつき:展示会は認知段階のユーザーも多く、「とりあえず資料請求」で終わる温度感の低いリードが混在する
- 年間を通じた安定集客の必要性:展示会は特定の時期に集中するため、非開催期間の集客が手薄になりやすい
- デジタル代替手段の成熟:ウェビナー・ポジショニングメディア・コンテンツSEOなど、展示会に匹敵するリード獲得効率を持つ施策が普及した
こうした背景から、展示会を補完・代替するデジタル施策を年間マーケティング計画に組み込むことが、BtoB企業における標準的なアプローチになっています。
展示会代替案の選び方:目的別フレームワーク
展示会代替案を選ぶ際に最も重要なのは、「何のための施策か」という目的の明確化です。目的が曖昧なまま施策を選ぶと、リードは増えても売上に繋がらないという典型的な失敗に陥ります。
① 自社製品の「認知拡大」が目的の場合
認知度を高めるには、不特定多数の目に入る訴求方法が向いています。ターゲット業界に特化したポータルサイト・専門メディアへの掲載や、リスティング・ディスプレイ広告、BtoB向けSNS(LinkedIn等)の活用が有効です。
認知拡大の施策は成果が見えにくいため、インプレッション数・サイト流入数などの中間指標を設定して定期的に評価することが重要です。
② リードおよび「営業リストの獲得」が目的の場合
リード獲得には、見込み顧客が能動的に情報を求めてアクセスしてくる手法が効果的です。コンテンツSEO・ホワイトペーパー配布・ウェビナー・一括資料請求サイト(キャククル等)が代表例です。
ポイントは、リードの「温度感」を見極めること。資料請求数ではなく、商談転換率・成約率を見据えた施策設計が重要です。
③ 商談・「成約」の獲得が目的の場合
展示会代替案を行うにしても、最終的なゴールは「成約」の獲得です。どんなに資料請求の問い合わせが増えても、単なる情報収集で終わり商談に進めなければ意味がありません。
成約率を高めるには、「自社を選ぶ理由」を問い合わせ前段階から伝えるポジショニング設計が重要です。競合と横並びになる場所に出るのではなく、自社の強みが伝わる専門メディアやコンテンツ経由でのリード獲得が有効です。
目的別・推奨施策マトリクス
- 認知拡大重視:ポータルサイト掲載・リスティング広告・LinkedIn広告・動画コンテンツ
- リード獲得重視:ウェビナー・ホワイトペーパー・一括資料請求サイト・コンテンツSEO
- 成約・商談率重視:ポジショニングメディア・1製品専門型オンライン展示会・個別オンライン商談
展示会代替案 9選
① オンライン展示会

Web上のバーチャル空間でビジネス商談・製品PRを行う手法です。リアル展示会のように出展費・ブース施工費・スタッフ人件費・交通宿泊費などの物理的なコストが大幅に削減できます。天候や時間の制限もなく、来場者が訪問したいタイミングでアクセスできるのが特徴です。
オンライン展示会の種類
オンライン展示会には大きく分けて「業界総合型」「製品特化型」「1製品専門型」の3つがあります。
- 業界総合型:1つの業界(製造業など)に関するあらゆる機器・サービスを総合的に紹介。幅広いリードを獲得したい場合に適する
- 製品ジャンル特化型:ロボット技術・太陽光発電など、1つの製品ジャンルをテーマとした展示会。ある程度ターゲットを絞り込みつつ認知させたい場合に向く
- 1製品専門型:導入したい製品が決まっており、すぐに導入先を探している温度感の高い見込み客だけを集客。成約率が高い
1製品専門型の事例として、業務用ラベラー専門メディア「業務用ラベラー大辞典」があります。100以上の製品を網羅し、用途別で自社に最適な製品が見つかる構造になっており、導入意欲の高い見込み客だけが問い合わせる仕組みを体現しています。
画像引用元:ラベル自動貼付機器【業務用ラベラー事典】 詳細についてはお問い合わせください
② ウェビナー・オンラインセミナー
展示会代替案として近年最も活用されているのがウェビナー(オンラインセミナー)です。リアル展示会の「講演・セミナーコーナー」を代替する手法として、BtoB企業を中心に定着しています。
- リード獲得:参加登録時に氏名・会社名・部署・課題等を取得できる
- 見込み客の育成(ナーチャリング):参加者は課題意識が高く、商談転換率が展示会より高い傾向がある
- コスト効率:会場費・移動費が不要。1回のウェビナーで全国・海外からの参加者を集客できる
- アーカイブ活用:録画を後日公開することで長期にわたってリードを獲得し続けられる
テーマ設計のポイントは「自社製品のPR」ではなく「参加者の課題解決」に軸を置くこと。事例紹介・業界トレンド・活用ノウハウなど、参加者にとって価値ある内容にすることで参加率・満足度が向上します。
③ コンテンツSEO・インバウンドマーケティング
「展示会代替案 おすすめ」「BtoB リード獲得 方法」など、見込み客が検索するキーワードで上位表示し、継続的に問い合わせ・資料請求を獲得する手法です。
- 長期的な資産形成:一度上位表示されると広告費をかけずにリードが流入し続ける
- 温度感の高いリード:課題を検索して能動的に辿り着いたユーザーは購買検討度が高い
- 展示会との組み合わせ:展示会後に名刺交換した見込み客がWeb検索で到達するコンテンツを整備することで、ナーチャリングが加速する
SEOキーワードの例:展示会代替案 / 展示会 代わり 集客 / BtoB リード獲得 方法 / オンライン展示会 効果 / 展示会 出展 コスト削減
コンテンツSEOは成果が出るまでに3〜6ヶ月かかることが多いため、短期の広告施策と組み合わせながら中長期視点で育てることが重要です。
④ ポータルサイト掲載
業界・製品ジャンルに特化したポータルサイトへ掲載する手法です。特定ジャンルに特化したサイトに掲載すると効果が高まります。すでに集客力があるサイトへの露出なので即効性があり、メディアによってはタイアップ記事・インタビュー記事の制作にも対応しています。
注意点として、競合企業も同一サイトに掲載されるため横並びの比較になりやすく、価格競争に巻き込まれるリスクがある点を踏まえた訴求設計が必要です。
⑤ ホワイトペーパー配布・リード獲得メディア(キャククル)

「○○導入事例集」「○○選定ガイド」などのホワイトペーパーを無料配布し、ダウンロード者情報(氏名・会社・部署・課題)をリードとして獲得する手法です。
キャククルはBtoB企業向けのリード獲得に特化したマーケティングメディアで、初期費用・記事制作費・月額掲載費が無料。検索キーワードで上位表示される記事を制作し、個別資料請求やジャンル別のセグメント一括請求を通じて、導入意欲の高い見込み客リードを獲得できます。
展示会後のフォローアップとしても機能し、「名刺はもらったが商談に繋がらない」という課題を解決するナーチャリングにも活用できます。
⑥ BtoB特化SNS・LinkedIn活用
BtoB営業で注目度が高まっているのがLinkedIn(リンクトイン)を活用した集客です。役職・業種・企業規模で絞り込み広告を配信できるため、展示会のターゲット層と近い属性へピンポイントでリーチできます。
- LinkedIn広告:役職・会社規模・業界でターゲティングできるBtoB向けに有力な広告媒体
- LinkedIn有機投稿(オーガニック):業界知見・事例・ノウハウを発信して信頼性を高め、インバウンドリードを獲得
- Facebook・X:国内BtoB層へのリーチとしても引き続き有効。特に認知拡大段階での活用に向く
SNSは継続的な発信が前提となるため、担当者リソースと配信方針を事前に設計したうえで取り組みましょう。
⑦ リスティング広告(検索連動型広告)
検索連動型広告で、自社の問い合わせフォームやLPに流入させる手法です。ターゲットが検索しているタイミングに合わせて広告を出せるため、購買検討期の見込み客へのリーチ効率が高いです。
問い合わせ率を高めるポイントは以下の通りです。
- サービスに適したキーワード選定(「展示会代替案」「展示会 代わり リード獲得」等)
- ターゲットの課題に刺さる広告文・LPコンテンツの設計
- 検索クエリとLPの内容が一致しているかの継続チェック
- コンバージョン改善のためのA/Bテスト実施
展示会不参加期間の「集客の穴を埋める即効性のある手段として、コンテンツSEOと並行して活用するのが王道です。
⑧ ポジショニングメディア
詳細についてはお問い合わせください
展示会代替案の中で、最も成約率・受注単価の改善が見込めるのがポジショニングメディアです。競合と横並びになるポータルサイトや展示会とは異なり、自社の強みにフォーカスしたWebメディアを独自に構築する手法です。
たとえば費用面では競合と差がつけられないが、品質・機能・サービスに独自性がある場合、その強みの重要性をユーザーに認知してもらってから比較検討してもらう訴求ストーリーを構築します。「自分が求めているのはこの製品(サービス)だ」とユーザー自らが選択する導線により、貴社のバリュープロポジションが伝わります。

ポジショニングメディアを導入した企業からは、
- 自社製品の強みを理解した反響が増え、受注単価が2.5倍以上向上した
- 導入意欲が強いため商談もスムーズに進み、反響獲得後から成約までの期間が3分の1に
- 当社の「強み」を理解してくれる顧客が増えて商談率が8割までアップした
といった効果が報告されています。
⑨ デジタルカタログ・製品動画コンテンツ
展示会では現物・サンプルを見せることで理解を促進できますが、その代替として製品デモ動画・3D製品ビューア・インタラクティブなデジタルカタログの整備が有効です。
- 製品デモ動画(YouTube/自社サイト):製品の動作・導入効果を視覚的に伝える。SEOとの組み合わせで検索流入も獲得
- デジタルカタログ:PDF形式に留まらず、インタラクティブな仕様にすることで閲覧時間・エンゲージメントが向上
- バーチャルショールーム:360度写真・VR空間で製品・工場見学を再現する手法。製造業・建設業で活用事例が増加
展示会代替案の落とし穴:資料請求は増えても売上に繋がらない理由

展示会代替案として様々な施策を講じた結果、資料請求・問い合わせ件数は増えた。しかし、肝心の売上に繋がらないというケースが多くあります。
オンライン展示会やポータルサイトでは、商品同士の違いがよく分からず、自社にとって最適な製品かその場では判断できないため、「とりあえず資料請求だけして後で検討」となりがちです。
出展者側は資料請求後にメール・電話営業しても、
- 「只今、社内で検討中です」
- 「興味があったらこちらから連絡します」
と追客しても成果が見えない…という状況が起きやすいのです。
売上に繋がらない根本原因は、「誰でも資料請求できる設計」になっていることです。問い合わせの入口で、貴社製品の強みや独自性を理解したユーザーだけを集める設計に変えることで、リード数は少なくても着実に売上に繋がる代替案が実現します。
とりあえず資料請求はもうイヤ!
「御社にお願いしたい」リードを獲得するには
製品選定に迷う購入担当者の実態:調査データから見える課題

展示会代替施策を活用して情報収集した見込み客も、「何を選べば良いのか判断に迷っている」ケースが少なくありません。
キャククルを運営するZenkenが、製造業界における購買・調達経験者を対象に行った実態調査では、以下の結果が得られています。
調査概要
- 調査内容:製造業における購買・調達の実態調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年3月22日〜同年3月23日
- 有効回答:加工品の購買・調達経験がある機械製造業の現場部門104名
「条件に合う商品が見つかりづらい」が54.9%で最多
「購買する商品についての情報収集の際に困っていることを教えてください」という質問に対し、54.9%が「条件に合う商品が見つかりづらい」と回答しました。

「比較検討に時間をかけているが、結局何が違うのか分からない」という声が現場から多く上がっています。展示会代替施策で情報を届けた後も、見込み客が製品選定に迷わないよう「比較検討を助ける情報設計」が必要です。
自社製品の強みを問い合わせ前の段階から理解してもらえる設計にすることで、「御社にお願いしたい」というリードが獲得できるようになります。この方法は120業界以上で導入されており、
- 「こんな顧客が欲しかった!」という集客が増えて受注単価が2.5倍に上がった
- 数ある競合他社から当社に興味を持ってもらい商談から契約までの時間が3分の1に短縮できた
といった成果が報告されています。
自社の強みを分かってもらえる
見込み客が増える「伝え方」とは?
AISO・LLMO対応:AI検索時代の展示会代替コンテンツ設計
近年、GoogleのAI Overview(旧SGE)やChatGPT・Perplexityなどの生成AIが、見込み客の情報収集に深く関与しています。「展示会代替案 おすすめ」「BtoB リード 獲得 方法」などの検索でも、AIによる回答が表示されるようになっています。
AI検索に選ばれる(引用・参照される)コンテンツを作るためのポイントは以下の通りです。
AISO・LLMO対応のポイント
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化:実際の導入事例・具体的な数値・専門的な解説を盛り込む
- Q&A・FAQ形式の充実:「展示会代替案は何がある?」「オンライン展示会とウェビナーの違いは?」など想定質問に答える
- 構造化されたリスト・比較表:AIが情報を抽出しやすい形式(箇条書き・比較一覧)にする
- 情報の継続更新:施策・市場動向・ツール情報を定期的に最新化し続ける
展示会代替案に関するよくある質問(FAQ)
Q:展示会代替案として最も費用対効果が高い施策はどれですか?
A:目的によって異なりますが、中長期的な費用対効果ではコンテンツSEOとポジショニングメディアが優れています。短期での即効性を求めるならリスティング広告・ウェビナーが有効です。複数施策の組み合わせが最も効果的です。
Q:オンライン展示会に出展したが成約に繋がりません。どうすればいいですか?
A:オンライン展示会は認知・リード獲得には有効ですが、「とりあえず資料請求」で終わる低温度リードが混在しやすい構造です。問い合わせ後のナーチャリング設計(フォローアップシナリオ・ウェビナー招待・個別提案)を強化するか、自社の強みが伝わるポジショニングメディアで入口から選定基準を設定することが有効です。
Q:展示会代替案でウェビナーを始めたいが、参加者が集まらない場合の対策は?
A:テーマを「自社紹介」ではなく「参加者の課題解決・業界知見の提供」に設定することが重要です。また、告知期間(最低2〜3週間)・告知チャネル(メール・SNS・業界メディア)・タイトルのキーワード設計(参加者が検索するワードを含む)を見直すことで参加率が改善します。
Q:展示会に引き続き出展しながら代替施策も行うべきですか?
A:はい、展示会と代替施策は補完関係にあります。展示会で名刺交換した見込み客へのフォローアップをウェビナー・ホワイトペーパー・コンテンツSEOで行うことで、商談転換率が大幅に向上します。展示会非開催期間の集客をデジタル施策で補うマルチチャネル設計が理想的です。
まとめ:展示会代替案は「目的×成約率」で選ぶ
展示会代替案の選択において重要なのは、「リード数」ではなく「売上に繋がるリードの質」を追求することです。
- 認知拡大:ポータルサイト・リスティング広告・LinkedIn・動画コンテンツ
- リード獲得:ウェビナー・ホワイトペーパー・コンテンツSEO・キャククル
- 成約率向上:ポジショニングメディア・1製品専門型オンライン展示会
「とりあえず資料請求だけして後で検討」というリードが増えることよりも、貴社の強みを問い合わせ前から理解した「御社にお願いしたい」というリードを獲得することが、展示会代替案の究極のゴールです。
展示会に代わる施策選びで迷っている・現状のWeb集客が上手くいっていないという場合は、Zenkenへお気軽にご相談ください。120業種・7,500サイト以上のマーケティング実績をもとに、最適な展示会代替施策を提案します。












