「アフィリエイト広告代理店」は、「思っていたほどCVが取れない」「CVの質が低く売上につながらない」といった課題の解決に向けた施策を依頼できる会社です。多くの場合はアフィリエイト広告の運用代行の他、広告効果の分析と対策の提案、クリック率を高めるバナーなどクリエイティブ制作もしてくれます。
この記事では、代理店を選びやすいよう、業界ごとに実績のある会社をピックアップしました。アフィリエイト広告運用代行などを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
アフィリエイト広告代理店の一覧表
アフィリエイト広告代理店への依頼を検討中の方のために、アフィリエイト広告運用で実績がある代理店を最初に紹介します。代理店によって、サービス内容や得意分野がそれぞれ異なりますので、各代理店のサービス特徴を参考にしながら、自社に合ったアフィリエイト広告代理店選びにお役立てください。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
フォースリー |
独自の運用システムで広告表現のリスクをしっかり管理
|
シード |
アフィリエイト特化型代理店18年の実績!確かなノウハウをもとに成果を創出
|
フルスピード |
運用課題に応じた機能をカスタマイズ!独自のASPで一括管理を実現
|
BPX |
集客単価(CPA)を下げる運用よりも一人当たり成約単価(CPO)を重視した運用 |
エムフロ |
アフィリエイトネットワークに精通。40~50以上のASPから広告主に合ったASPを選定 |
パラダイム・ラボ |
成果が見込める新たな有力サイトを常に開拓。キャンペーンの打ち出しや報酬額の見直しも支援 |
アイレップ |
金融関連や美容関連、健康食品を中心とした豊富な実績。100以上のメディアと連携 |
バリュー・パートナーズ |
アフィリエイト広告と並行して、主要SNSへの広告出稿も成果報酬型で提案 |
デジタルアスリート(旧リスティングプラス) |
1社あたり3名のチーム体制でのサポート。商材理解を促すセミナーなども実施 |
無限 |
高い位置に定めた目標へ向けたプランニングを得意とする会社 |
インピネス |
競合情報やマーケットトレンドなど、「リサーチ」にこだわったサービスを提供 |
メディックス |
予算規模い応じて、顧客獲得のコスト高騰などを防ぐアフィリエイト広告の運用が得意 |
ADrim |
運用開始後は週3回に改善施策・方向修正を実施。アフィリエイター向けのセミナーも開催 |
GIG |
アフィリエイトだけでなくデジタルマーケティングを総合的に取り扱う企業 |
アフィリエイト広告代理の概要とASPとの違い

アフィリエイト広告とは、自分のサイトやSNSに他社の商品やサービスを紹介する広告で、成果が発生したときに報酬をもらえる仕組みです。一方、ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダーの略で、広告主とアフィリエイター(広告を掲載する人)を仲介するプラットフォーム。
アフィリエイト広告代理店は様々なASPを使って、広告主のためにアフィリエイト広告の運用を行う会社です。代理店は広告主の目的や予算に合わせて、最適なASPや掲載先を選んだり、広告の効果測定や分析をしたりします。また、独自のネットワークでアフィリエイターを集めたり、オリジナルの広告を作成したりすることもあります。
つまり、ASPはアフィリエイト広告の仲介役であり、アフィリエイト広告代理店はアフィリエイト広告の専門家です。両者は似ているようで異なる存在です。
アフィリエイト広告代理店の選び方

一口にアフィリエイト広告代理店といっても、得意分野やこれまで培ってきたノウハウなどは会社によってさまざまです。ここでは、アフィリエイト広告代理店を選定する際に考えておきたいポイントを紹介していきます。
業界への知見や実績があるか
広告代理店の得意分野が自社とフィットしているかどうかは、まず始めにチェックすべきポイント。自社のサービスについてある程度の知見がある担当者は、業界の相場感やユーザーのニーズを深く理解しています。さらに同業他社の成功実績がある場合、同じように成果を見込める可能性が高まります。
どういったケースにどのような施策を取り、どう解決したかなど、これまでのケーススタディも事前に確認しましょう。自社の広告で狙いたい専門分野に特化した広告代理店を探すのも確実な方法です。
信頼できるパートナーとしての資質があるか
担当者の人柄も、ビジネスを進めていく上で重要なポイントです。わかりやすく丁寧な説明をしてくれるか、何か問題があったときに迅速に対応してくれるかなど、信頼に足る資質を持ち合わせているか見極めましょう。
覇気のない話し方や、テンプレそのままのような返答が続く場合は要注意です。数をこなすことのみに注力する広告代理店では、ASPや掲載メディアとの関係にも問題があると懸念されます。一人当たりの担当者が受け持つクライアント数を確認するのも大切です。
改善策をこまめに提案してくれるか
運用成功に向け、こまめな提案や報告をしてくれるかどうかも、広告代理店を見極める重要な項目。
本当に成果を出す広告代理店は、最新情報やトレンドの動向に対し常にアンテナを張っています。アフィリエイト広告は、流動的な条件下で運用されるため、日々のデータ分析や改善案の施行は不可欠です。
さらに、随時更新されるインターネット広告のガイドラインや規約についても抜かりなくチェックしていることが求められます。
情報をオープンにする透明性があるか
情報共有に積極的かどうかも、アフィリエイトの広告代理店を見極める一つの手。透明性のある運用によって、信頼関係を促進する意図があるかどうかを計る指標となるからです。
管理画面へのアクセスは許可されているか、運用状況をリアルタイムでチェックできるかなど、情報開示のスタンスも確認しておくようにしましょう。
営業担当者だけでなく運用担当者とも直接やり取りができるかどうかも、合わせて確認しておきましょう。
予算規模と広告代理店の規模はマッチしているか
アフィリエイト広告で成果を上げるには、予算規模と広告代理店の規模が合っていることも重要です。大手の広告代理店に低予算で依頼をすると、経験の浅い新人クラスの担当が充てがわれることも珍しくありません。
予算規模によっては、業歴の長いスタッフが多数在籍する中規模クラスの企業に依頼するほうが成果を期待できます。
ただし、中小規模の広告代理店は、担当者の手腕によって成果が大きく左右されるため、慎重な検討が必要。小さい予算枠で運用代行を検討している場合は、最低出稿金額を設けていない代理店を探すのも手です。
アフィリエイトを広告代理店に依頼するメリット

それぞれの代理店を見ていく前には、まずアフィリエイト広告代理店に業務を外注するメリットを確認しましょう。
運用改善のアドバイスをプロから受けられる
アフィリエイトの広告代理店は、専門家として長年蓄積したノウハウや勝ちパターンを持っています。効果的に長期の広告運用をするには、プロならではの着眼点が必須。
注目すべき数値はどれか、具体的な改善点はどこかなど、無駄のない的確なアドバイスを受けられることが、専門家に依頼する一番のメリットです。
アフィリエイト広告を自社で運用するよりも、アフィリエイト広告代理店に依頼したほうが短い期間で大きな効果が得られる可能性があります。
優先すべき本来の業務に集中できる
アフィリエイト広告を運用するには、膨大なタスクをこなす必要があります。なかでも掲載媒体やASPとの交渉は、かなり労力のかかるものです。
しかし、自社内で捻出できる労力や時間には限りがあるため、これらすべてを完遂するのはむずかしいのが現実。
アフィリエイトの広告代理店にこれらを一任することで、商品やサービスの開発など、本来取り組むべき業務に最大限にリソースを割くことができます。
さらに社内に広告運用の知識を持つ人がいなくても、すぐに掲載をスタートできる点も大きな利点です。
代理店が持っているネットワークを活用できる
実績のある広告代理店を利用するということは、ノウハウを提供されるだけでなくその会社が築き上げた信頼を借りるということ。厳しい条件をクリアしたサイトのみが契約できるASPや、有力アフィリエイターなどへもアクセスが可能になります。
代理店の担当者は、ASPや媒体との付き合いが長く、交渉スキルやコミュニケーション力に長けています。アフィリエイトの広告代理店に運用を依頼することで、こういった優良な人脈による上質な取引を展開できることも、アフィリエイトの広告代理店を利用する魅力のひとつです。
質の高い媒体に広告を掲載できる確率が上がる
アフィリエイト広告をどのメディアに掲載するかも、運用成功への肝となる要素。ユーザーが集まりやすく、訴求力のあるメディアは、業界によって異なります。
広告代理店が最適なメディアを開拓してくれることで、商材やサービスの魅力を最大にアピールすることが可能に。
実績があり、社会的に信頼度の高い広告代理店を経由すれば、上質な媒体へ掲載できる確率も上がります。お互いに納得できる条件のもとで契約をするために、広告主とメディアの間に入って交渉をするのも広告代理店の役割です。
自社で専任スタッフを雇うよりコストが抑えられる
アフィリエイト広告の報酬は、実際に発生した成果に対し、契約で決められたパーセントで支払われるシステム。成果が上がらなくても広告費がかさむリスティング広告などとは違い、無駄な出費を抑えることができます。
自社で専任スタッフへの採用や教育などに定期的なコストをかけることを鑑みれば、広告代理店を利用するほうがコストカットになる場合もあるでしょう。広告代理店の導入は、予算面においても検討する価値ありです。
安全な運用をすることでブランドイメージが上がる
アフィリエイト広告への規制は、年々厳しくなっています。消費者庁によるガイドラインも常に更新され、最新情報を完全に把握するのはなかなか困難です。認識の甘さから知らないうちに不正な運用をしてしまうと、思いもよらず社会的な信用を失うことになりかねません。
一方、アフィリエイト広告の情報に精通するプロに運用を依頼すれば、法規を順守した安全な広告運用が可能。広告代理店を経由させるのは、企業のブランドイメージを守るためでもあるのです。
アフィリエイト広告代理店に関するQ&A

Q1.そもそもアフィリエイト広告と他のWeb広告との違いは?
アフィリエイト広告は、Web広告の中の一つの種類です。
ユーザーがアフィリエイト広告を経由して、広告主のサイトで商材を購入した場合、購入件数に応じてアフィリエイター(アフィリエイトを利用して報酬を得る個人)に報酬が支払われる仕組みです。
Web広告には、バナー広告、記事広告、SNS広告などがありますが、「広告枠」を買い取って広告費を支払うこれらのタイプとは異なり、広告をクリックしユーザーが購入した場合に広告費が発生します。
支払う報酬額も自社で設定できるため、高額な費用を支払うリスクを抑えた広告運用ができます。
Q2.アフィリエイト広告代理店は、どのように選べば良いでしょうか?
アフィリエイト広告代理店は数多く存在しますが、まずは実績を調べましょう。実績の豊富さも当然のことながら、自社業界とフィットすれば尚よしです。
業界やユーザーのニーズを深く理解しているため、商材やサービスにマッチしたアフィリエイトサイトを提案してくれます。
そのほか、選び方については、こちらの「アフィリエイト広告代理店の選び方」で詳しくチェックしてみてください。
この記事のまとめ
アフィリエイト広告代理店に業務を依頼することで、広告の運用を早期で成功につなげられるうえ、場合によっては運用にかかるコストも抑えられるなど、メリットがさまざまです。
一方、自社にマッチしない代理店を選んでしまうと、時間や費用をかけても効果が得られないケースもあります。
アフィリエイト広告代理店を選定する上では実績数やサービス内容、得意分野やレポーティング体制など、総合的に検討して外注先を決めましょう。
- 免責事項
- 本記事は、2022年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。