店舗用アプリカードは、飲食店や小売店など店舗のポイントや会員証をアプリ化して一元管理できるツールです。顧客の利便性が向上するだけでなく、ペーパーレス化により店舗側でも印刷や発行にかかる手間やコストを削減できます。
当記事では便利な店舗用ポイントカードアプリ10選を紹介。特徴や強み、費用、事例、評判をまとめました。店舗用ポイントカードアプリを比較したい方は参考にしてみてください。
紹介している店舗用ポイントカードアプリの一部資料は下記より無料でダウンロード可能です。導入検討の参考にご活用ください。
店舗用ポイントカードアプリの一覧表
| 会社名 | サービスの特徴 |
|---|---|
レストラン★スター |
サービス継続率99%以上!開発~顧客データの分析・改善まで徹底サポート
|
みせプリ |
多機能かつ低価格で手軽に導入!飲食店・美容サロンにおすすめ |
toypo(トイポ) |
ポイントカードの電子化を最短10分で!手間ゼロ・開発コストゼロのアプリなら |
アプリツクール |
8種類のプッシュツールから選べるアプリ |
pokepay |
0円 ~ 990円と気軽にスモールスタートできるアプリ作成ツール |
店舗アプリ |
完全ノーコードでスピーディーに自社アプリを制作 |
アプリメンバーズ |
お店の近くを通ったお客様にアプローチができるビーコン機能搭載 |
STORESブランドアプリ |
顧客情報を取得し、セグメント配信やクーポン発行が可能 |
GMOおみせアプリ |
アプリ作成の自由度が高い基本仕様+セミオーダーのパッケージプラン |
TOPPANお買い物アプリ |
来店回数やアプリ内での行動履歴に合わせたマーケティングに対応 |
店舗用ポイントカードアプリとは

店舗用ポイントカードアプリとは、飲食店やスーパーなど店舗用のポイントカードや会員証をアプリ化したものです。印刷したポイントカードや会員証は、1枚だけなら問題ありませんが、数が増えるとかさばります。しかし、店舗用ポイントカードを導入すると、すべてのカードを1つのアプリに集約し一元管理することが可能です。
また、店舗用ポイントカードは多彩な機能を搭載しているのも特徴です。ポイント付与機能だけでなく、プッシュ通知、クーポン機能、店舗検索、チラシ、キャンペーン抽選、アンケート、顧客管理などアプリによって様々な機能が搭載されています。
そのため、店舗用ポイントカードアプリは、ポイント管理だけのアプリではなく、店舗管理から顧客管理、情報収集、マーケティング、販売促進など幅広い施策が打てる総合支援アプリといえるでしょう。
店舗用ポイントカードアプリと一口にいっても、様々なタイプのアプリがあるため、導入を検討する際は各社の機能やサービスを比較することが大切です。
店舗用ポイントカードアプリの種類
店舗用ポイントカードアプリは、店舗や企業のニーズに合わせて、さまざまな形で提供されています。ここでは主な5つのタイプに分けて、その特徴や導入コスト、代表例などを分かりやすくまとめます。
自社開発型
自社開発型アプリは、企業が自分たちの要望に合わせてゼロから企画・設計・開発を行うタイプです。カスタマイズ性の高さが最大の特徴で、他のシステムやPOSとの深い連携も可能です。ブランドイメージを大切にしたい店舗におすすめですが、開発コストが高く、期間も長くなりやすい点は注意が必要です。また、導入後も運用・保守の負担が大きくなる傾向があります。
代表例:Right-on、麺屋一燈、ジートピアなどホワイトラベル型
ホワイトラベル型は、すでに完成しているアプリの土台(プラットフォーム)を、自分のお店専用のデザインや名前で使えるようにしたサービスです。低コストかつ早期導入ができ、運用負担も抑えられるのがポイントです。一方で、カスタマイズの自由度には限界があり、提供会社(ベンダー)への依存度も高くなります。導入コストを抑えてポイントアプリを始めたい場合に適しています。
代表例:BANKIT®、COIN+、QFPay Japanなどマルチテナント型(共通ポイント)
マルチテナント型は、楽天ポイントやdポイント、PayPayポイントなど、共通のポイントプログラムに参加する方式です。これにより、多くのユーザーにリーチでき、運用の負担も少なく済みます。ただし、店舗独自の施策やデータ活用には限界があります。大手の共通ポイントアプリを利用したい場合は、この方式が便利です。
代表例:楽天ポイントやdポイント、PayPayポイントなど決済一体型
決済一体型は、ポイントと決済機能が一体になったアプリです。d払い、WAONアプリなどがこれにあたります。利便性が非常に高く、顧客の囲い込みやデータの一元管理が実現できます。その一方で、システムの構築費用が高額で、セキュリティ要件も厳しくなりがちです。導入ハードルは高めですが、導入効果も大きい形態です。
代表例:d払い、WAONアプリなどLINEミニアプリ/PWA
LINEミニアプリやPWAは、LINEアプリ内やWeb上でそのまま使える手軽なポイントカードアプリです。ダウンロード不要・低コストで、気軽にスタートできるのがメリットです。一方、LINEやWebプラットフォームの仕様に左右されやすく、機能の自由度が限られる場合があります。Lメンバーズカードやfunfo、SUUMOなどが代表例です。
代表例:Lメンバーズカードやfunfo、SUUMOなどポイントカードアプリの選び方は、自社の業態や目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。例えば、「自社開発型」は費用がかかりますが、ブランド体験にこだわりたい場合に最適です。一方、手軽さ重視ならLINEミニアプリや共通ポイントの活用が便利です。
---店舗用ポイントカードアプリの主要機能
店舗用ポイントカードアプリには、顧客とのつながりを強め、業務の効率化につながるさまざまな機能があります。ここでは、主な機能を業態ごとの適合度も交えて整理します。
| 機能カテゴリ | 詳細内容 | 代表的な形態 |
|---|---|---|
| ポイント付与/履歴表示 | 購入・来店に応じたポイント付与や残高・履歴確認 | 全形態 |
| スタンプ・クーポン配信 | スタンプカード、割引クーポン、プッシュ通知 | LINEミニアプリ、自社開発型 |
| モバイルオーダー/決済連携 | アプリ内注文・決済、POSシステム連携 | 決済一体型、LINEミニアプリ |
| 会員ランク/サブスク管理 | 利用状況に応じた特典やサブスク支払い管理 | 自社開発型、ホワイトラベル型 |
| 行動データ解析・CRM連携 | 顧客属性や行動データの分析、CRMシステム連携 | 自社開発型、LINEミニアプリ |
| 予約・予約管理 | 予約受付やリマインダー通知 | LINEミニアプリ、自社開発型 |
| 在庫検索・店舗検索 | 在庫確認、最寄り店舗案内 | 自社開発型、ホワイトラベル型 |
| 電子チラシ・ニュース配信 | デジタルチラシ、キャンペーン配信 | 全形態 |
| チャット・問い合わせ | アプリ内での問い合わせやサポート | 自社開発型、LINEミニアプリ |
このように、ポイントカードアプリは顧客の再来店促進や売上向上に直結する多様な機能を持っています。 自社の業態やお客様のニーズに合った機能を選び、導入効果を高めていきましょう。
店舗用ポイントカードアプリを導入するメリット
店舗用ポイントカードアプリを導入するメリットには、以下のようなものがあります。
- 顧客利便性の向上につながる
- リピート率が高まる
- コスト削減ができる
- マーケティングを実施できる
顧客利便性の向上につながる
従来のポイントカードや会員証は、数が増えるとかさばって財布が重たくなります。店舗用ポイントカードアプリなら、スマートフォンにアプリをダウンロードするだけでOK。カードが複数枚あってもかさばることも財布が分厚くなることもありません。顧客利便性と満足度が向上します。
リピート率が高まる
店舗用ポイントカードアプリには、おとくなクーポン機能や、大事なお知らせができるプッシュ通知機能を搭載したものが少なくありません。従来のポイントカードと比べて、ユーザーにダイレクトにアプローチができる仕組みとなっているため、リピート率が高まります。
コスト削減ができる
従来のポイントカードは、物理的な印刷や配布が必要でしたが、店舗用ポイントカードアプリでは、印刷や配布の手間がなくなります。アプリ作成や導入の費用はかかるものの、ペーパーレスにより、発行後のランニングコストは抑えられます。
マーケティングを実施できる
店舗用ポイントカードアプリの中には、アプリ上でのアンケートやユーザーの履歴を確認できる機能を備えたものもあります。そのため、情報収集や履歴、ユーザーの消費行動の分析を行うことで、効果的なマーケティング戦略を実施することも可能です。
店舗用ポイントカードアプリの失敗しない選び方
ポイントカードアプリを選ぶ際、どのような基準で選べばよいか分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは、失敗しないためのチェックポイントを紹介します。
自店業態との相性
まず大切なのは、自店の業態やサービス内容に合ったアプリを選ぶことです。 飲食店なら来店ポイントやテイクアウト機能、美容室なら予約やメニュー連携、小売店なら商品ごとのポイント付与など、業種ごとに必要な機能は異なります。
ポイント- 「自分のお店のサービスに合った機能」があるか、事前に確認しましょう。
- 使わない機能が多いアプリは、コスト増や操作の複雑化につながることも。
料金と機能のバランス
アプリ導入時は、初期費用だけでなく月額・年額の運用費、システムの保守費用など、総合的なコストを把握する必要があります。
ポイント- 無料アプリは手軽ですが、将来的な機能制限や有料プランへの移行も考慮しましょう。
- 「コスト」と「機能」のバランスを長期的な視点でチェックすることが大切です。
その他にも、
- 店舗スタッフや顧客が使いやすい操作性
- 困ったときにしっかり対応してもらえるサポート体制
- 契約時の追加費用やシステムアップデートの有無
など、総合的な視点で選定していくことが失敗を防ぐコツです。
店舗用ポイントカードアプリを導入する際の費用相場
店舗用ポイントカードアプリの導入にかかる費用には、月額費用と初期費用があります。この内、初期費用は大体3万円~20万円程度が相場です。一方、月額費用は、数千円~数万円程度と幅があります。
アプリによって、業者によって、利用できる機能や料金体系に違いがあるため、定まった価格帯というのはありません。サービス提供会社ごとにアプリの内容が異なるため、自社のニーズや予算に合わせて比較検討を行う必要があります。
また、初期費用・月額費用に加えて、オプションの費用も確認が必要です。オプションは任意ですが、自社のニーズを満たすためには、必要に応じてオプションを契約する場合もあります。初期費用・月額費用が安価で契約しようとしたところ、自社に必要な機能が利用できなかったというケースもあるため、オプションの確認は不可欠です。
店舗用ポイントカードアプリを導入して何を実現したいのか、そのためにどんな機能が必要でどれぐらいコストがかかるのか、といった点を考慮しながら費用相場をリサーチしましょう。
店舗用ポイントカードアプリに関するよくある質問
Q1. 店舗用ポイントカードアプリを導入するときに準備するものはありますか?
提供サービスによって用意するものは変わりますが、一般的にはこれといって特別に準備するものはありません。アプリの作成に関しては、基本的なPC操作で行うことが可能です。スマホ1台で完結できるタイプもあります。
Q2. 店舗用ポイントカードアプリにはどのようなメリットが期待できますか?
あらゆるポイントカードに関するデータを1つのアプリに集約して、一元管理できるようになります。業務効率化につながり、コスト削減も可能です。ユーザーの利便性や満足度も向上できるため、集客・販促効果も高まります。
Q3. 店舗用ポイントカードアプリはどのような業種で導入されていますか?
飲食店や美容業界、小売店、スーパー、レストラン、ホテル、薬局、アパレル、カラオケ、EC・通販など多岐にわたる業種・業界で活用されています。ポイント管理や店舗運営管理のニーズがある業種であれば、ジャンルを問わず導入が可能です。
店舗用ポイントカードアプリまとめ
店舗用ポイントカードアプリは、ポイント管理の一元化や効率化だけでなく、集客・販促・マーケティング戦略にも活用できるなど、複合的なメリットが期待できます。店舗の集客効果やリピート率を高めて売上をのばすための施策の一つとして、ぜひ導入を検討したいサービスです。
一方、サービス内容や利用できる機能は、提供会社によって異なるため、導入の際には十分な比較検討が必要になります。店舗用ポイントカードに興味を持った方は、ぜひ本記事の内容を活用しながら自社に適したサービスを見つけてください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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