新卒の集客のポイントはニーズに応える有益な情報発信にあり

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新卒市場の課題

新卒学生を取り巻く環境は、日々変化しています。数年前の常識は今年には時代遅れになっていることが多く、採用担当者は日々新しい情報に触れておく必要があります。

学生の近況が変化すると、これまでは集客に成功していた説明会やイベントに学生が集まらなくなったり、いざ新卒採用に力をいれようとも、学生が集まらないことに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

学生が集客しにくくなっている理由を世の中の現状、そして自社の現状を踏まえて考えることで、適切な対策を取ることができます。集客のヒントを得たい方は、ぜひ自社の現状を踏まえながら読んでみてください。

新卒が集まりにくい理由とは

継続的な有効求人倍率の上昇

まずは世の中の状況を知っておく必要があります。

近年の有効求人倍率は1.80倍周辺の数値となっており、継続的に高水準を維持しています。リーマンショック以降の数値で見ると、2020年は2番目に高い1.83倍という結果となっています。

その中でも中小企業は特に厳しい現実を強いられており、2020年は8.62倍と非常に高水準となっていることを理解しておく必要があります。

人材不足が叫ばれている中、新卒人材の確保が難しい状態が続いており、企業の規模感によって差が出ていることを念頭に置かなくてはならないのです。

早期化対応の鍵はインターン?

学生優位の市場が拡大すると、学生の就職内々定率が内定式以前に90%を超えることが少なくありません。学生は複数内定を獲得しているケースが多くあり、必然的に数値が高く出るようになっています。

この要因のひとつに、企業と学生の接触タイミングが早くなっていることが挙げられます。そのきっかけとなっているのは、もはや定番化したインターンです。

インターンを実施している企業は数多くあり、初期接触の場として有効に活用されています。インターンという名目ではあるものの、優秀学生に対しては選考ルートが用意されていることが多く、内定獲得の時期も必然的に早くなるのです。

なぜインターンなのか?

リクナビやマイナビを駆使するようなナビ採用全盛期には、学生は企業の情報はナビサイトを閲覧するだけで獲得できました。しかし現在、企業は様々な方法を駆使し情報発信を行っています。

幼い頃から携帯などの電子機器に触れ、SNSを操ってきた学生たちは情報収集を行うことに長けています。収集した情報をもとに企業が掲げるイメージが本当にそうかを判断する場として、インターンというリアルな場が有効活用されているのです。

新卒に向けた情報発信で効果があるのは

新卒の情報収集はWebの活用が基本

そもそも新卒学生はどこから情報を収集しているのでしょうか。

昔のようなナビサイト一括採用の時代が終わった今、学生はありとあらゆる手段を駆使して情報を集めています。その中で最も多いのはWebです。Webと一言に言っても、企業ホームページや採用ページに留まりません。

近年企業がSNSに取り組んでいることが多いためその内容はもちろん、ブログのように採用担当者が情報発信をしている媒体も丁寧に読み込んでいる場合が多いです。さらには口コミサイトが充実しており、「みん就」や「open work」など、実際に説明会に参加した学生の口コミや、働いていた社員の生の声など、様々な角度から情報収集を行っています。

まず起点となっているのはWeb上の情報である、ということを踏まえて、充実させる工夫をしておくことが大切です。

口コミを侮ってはならない

Web上には多くの情報が溢れているからこそ、信頼できる友人や先輩からの口コミを活用している学生は非常に多いです。

学生はそれぞれが思う「良い企業」に入社したいと思っています。その「良い企業」を見つけるための手段はひとつではないことをよく理解しているからこそ、自身で情報を収集しながら口コミを参考にし、適切な情報を集めていくのです。

イベントも大切な情報収集源

Web上での情報収集が可能な一方で、先ほどの口コミのように学生は実際に話を聞いたり、自分の目で確かめたり…ということを怠りません。そのためイベントに参加し、実際に採用担当者の話を聞きながら、自分に合うかどうかという企業の取捨選択を行っていきます。

合同説明会のように企業がブースを出展し学生に説明するスタイルの他に、企業複数社に対して学生が30~100名程度集まり、課題をこなしていく様子を採用担当者がチェックするようなダイレクトリクルーティング型のイベントも多く存在します。

その際学生はグループディスカッションやビジネスゲームを通して課題に対する答えを導きだしていきますが、その時の採用担当者のフィードバックを注視しています。

学生優位の市場が継続しているからこそ、企業側もリアルな場ではよく見られていることを理解し、学生にとってメリットとなるようなフィードバックが大切です。その内容次第では企業への興味度合いが低下する可能性もあれば、逆に志望度が高まるケースもあります。

企業の魅力を知ってもらおう

学生が望む働き方とは?

自社の魅力を伝える上で大切なことは、学生が望んでいる働き方を理解することです。

まだ社会で働いたことが無い学生が望む働き方です。内容によっては「甘い!」と感じる人もいるかもしれませんが、大切なのは現在の学生がどのようなことを考えているのか、一旦理解をすることです。その上でこの要素は大切だと思えるものが自社にあれば、会社の魅力として打ち出していくことができます。

近年の学生の傾向としては、将来性を考慮する学生が増えています。これまで会社のネームバリューによって安定が保証されていた会社の働き方がブラックであったり、長時間労働などが問題となる報道が影響しているため、現在の安定ではなく将来の様子を気にする学生が増えているのです。

大切なことは無理なく働くことや働きやすい環境であることで、長時間労働と言ったブラック企業を連想させるようなキーワードは敬遠されます。一方で、有給休暇の取得率などを気にしている傾向があります。
若いうちはとにかくがむしゃらに働きたいという思考ではなく、プライベートをも大切にした時間の使い方をしたいと考える学生が増えているのです。

自社が発信できる魅力は何か?

では、学生が望む働き方をベースに自社の働き方を考えた時に、どのようなアピールができるでしょうか?有給取得率など、望む内容に対して直接的な結果を数値で示すことができるかもしれません。また、社員へインタビューを行うなど、生の声を集めるという方法もあるでしょう。

大切なことは、学生が望むことに対して企業が迎合するのではなく、その内容を踏まえた上でどのように会社の強みを魅せていくかということです。客観的に会社を見ると、社員が柔軟に働き方を選択できる会社かもしれません。興味を持ってもらうにはどのような情報提供が必要か、学生の目線に立って考える必要があるのです。

新卒にとって有益な情報を

ホームページやSNSを活用した発信は、情報の受け手である学生のことを常に考える必要があります。特に私生活との境目があまりないSNSは、自分にとって有益と感じなければフォローされません。

また、大切なのは情報発信手段を1つに絞らないことです。併用することで相乗効果を見込めます。

例えば、リアルなイベントで企業を認知しSNSをフォローしたり、 SNSの発信から企業に興味を持ちホームぺージを見て、イベント情報があったから参加してみたなど、様々な手段を経由して企業説明会に参加する学生がほとんどです。

したがって、学生との接触回数を増やすことはもちろん、それぞれの情報発信手段を点ではなく線で繋ぐことで、認知してもらいやすく、また好感も持ってもらいやすくなります。

新卒採用に特化したWebサイトを作る場合

採用ホームページとは異なり、新卒採用に特化したWebサイトを作ることも効果的です。

自社が押し出したい強みと、学生が望む働き方が合致している場合に特に有効で、SEO対策を行いやすいサイト作りを行うことが可能です。

例えば「成長できる企業」や「雰囲気がいい企業」、「教育に力を入れている企業」などのキーワードで検索されるようなサイトを作ることで、企業のブランディングも可能になります。

企業がブランディングに力を入れる時に、Webサイトは必須です。しかし学生に見てもらわなければ意味が無いことを考えると、SEO対策をしやすくして戦略を練ることも効果的です。

バリュープロポジションを生かした集客戦略はプロに相談

採用活動のゴールは自社を認知してもらうことではありません。あくまでも強みを理解してもらった上で入社をすることが一旦のゴールです。そのためには学生に自社のバリュープロポジション、すなわち企業が提供できる価値を感じてもらう必要があります。また、学生からの視点に限らず、入社後の社員に対してもどのような価値提供をできるのかという視点が大切です。

Zenkenでは、すでに7000を超えるサイト制作の実績があり、競合調査を通じた自社のバリュープロポジションの発見と、ユーザーニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウを持っています。

採用は、企業全体のマーケティング戦略とも言えます。マーケティングをした上でのバリュープロポジション戦略による集客や、コンテンツマーケティングでのWeb集客を行ないたいと考えている方は、Webでの集客に特化した弊社にぜひ一度ご相談ください。

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