住宅会社のブランディング戦略の進め方・重要性を解説

住宅会社のブランディング戦略の進め方・重要性を解説
Facebook Twitter LINE はてなブックマーク Pocket RSS

住宅会社・ビルダーが行うべきブランディング戦略について紹介。ブランディングの進め方やポイントなどを解説しています。顧客から選ばれる企業になるために必須となるブランドの考え方の参考にしてみてください。

住宅会社・ビルダーのブランディング戦略の必要性

住宅会社・ビルダーのブランディング戦略の必要性

多くの人に選ばれる住宅会社・ビルダーになるためには、ブランディング戦略が必要です。

ブランディングを行う理由は、自社のブランドの役割やどのように思われたいかを明確にし、「〇〇といえばあの住宅会社」と誰もが思いつくようにすることです。

ブランドを確立させれば、自社や自社が販売する住宅商品の知名度をアップさせるための強力な武器となります。

もちろんコストはかかりますが、ブランディングを行うことは、自社の住宅ならではの「ただひとつの価値」を銘打つ手段です。

ブランディングとは

「ブランド」と聞くと「高級な価値」といったイメージが強いかもしれません。実際はそうではなく、「他とは違う自社の住宅ならではの強み」を活かし、価値を確立させることです。

たとえば、誰もが知るハイブランドのルイヴィトンやエルメスなどは、その名前を聞くだけでロゴや広告などの共通したイメージを思い浮かべます。そこに説明は必要ありません。

多くの人に自社や住宅商品を認識されるために、「顧客に選ばれる価値」を明確にし、いかにして認知してもらい選んでもらうかという指標を固めるのがブランディング戦略の目的です。

ブランディングのメリット

ブランディングのメリット以下が挙げられます。

  • 競合他社との差別化
  • 知名度のアップ
  • ファンが増える
  • リピート率のアップ

自社の住宅をよりターゲットへ浸透させるには、他社とは異なる顧客に選ばれる理由を明確にすることが大切です。自社の住宅がどのような顧客に魅力的に映るのかを考え、他社の住宅と差別化し見分けてもらいましょう。

自社や住宅商品そのものの価値を確立できれば、顧客は自分のニーズと合致するかを判断しやすくなり、より魅力を感じるファンが増えます。
その住宅を見た人に「自分もこんな家に住みたい」と思ってもらえれば、当然契約にもつながりやすくなるわけです。

また自社のファンになってもらえれば、建て替えや住み替えの際、再び自社を選んでもらえる確率の向上も期待できるでしょう。

ブランディングの注意点

ブランディングを考える際の注意点・懸念点としては以下が挙げられます。

  • こだわりすぎると顧客にメッセージが伝わらない
  • 個性が確立するまでコスト・時間がかかる

デザインやコンセプトなど多くの価値を採用すると、結局何が言いたいのかターゲットに伝わらない可能性があります。こだわりを掲げるのは重要ですが、シンプルな方が響きやすいため、ある程度的を絞ってブランディングするべきです。

商圏で大手企業などの他社が、すでに自社と似たようなブランドが確立している場合は効果が出にくいかもしれません。しかしこの場合は、他社との差別化によりデメリットを覆せます。

また知名度がない場合は、ブランドの価値やイメージが多くのターゲットに伝わるまで時間がかかります。
短期的な集客アップや改善よりも、中長期的に安定して集客するための施策として考えておきましょう。

ただ、住宅に関しては検討・購入決定までの時間が長く、慎重に情報収集が行われるため、この期間で自社のブランド認知をしてもらいやすいです。

住宅会社・ビルダーのブランディングの進め方

住宅会社・ビルダーのブランディングの進め方

商圏となる地域で競合による激しい競争や顧客の取り合いといった、レッドオーシャン化した市場での打開策としてブランディングを進めることが多いはず。

そのためブランディングを考える際には、その地域でどういった価値提供をしている会社なのか、という自社の立ち位置を確立するため何を行うべきかを考える必要があります。

また住宅は気軽に購入できる金額ではありません。どんな人にも訴求できるブランドの価値を作り出すのは難しいでしょう。その点を加味してブランディングを行わなければなりません。

ネットが普及し、販売側と購入側が持つ情報量の差がなくなりつつあるので、どんなメディアで何を伝えるかが重要です。ターゲットが住宅を検討してから購入するまでの過程を考え、設計しましょう。

ブランディングを進める上で、注意すべきポイントや考えたい点を紹介します。

自社のバリュープロポジションは何かを考える

バリュープロポジションとは、他社が真似できない「自社ならではの顧客に提供できる価値」です。

自社の住宅商品は他社と何が違うのか、どのような暮らしを提供できるのかなど、自社の住宅ならではの強みとは何かを考えましょう。

バリュープロポジションをはっきりさせれば、他社には負けないと言いきれる独自の魅力をアピールできます。他社との差別化により提供する価値を顧客に訴求でき、自社を選んでもらうために効果的です。

現状を分析する

過去の成功例や当時の環境を洗い出し、今後の変化を予想しましょう。自社の住宅が持つ強みや弱みを踏まえ、市場規模や自社の外部・内部環境や他社を分析し自社が他社より優位な点を見い出します。

このとき、顧客が住宅を購入する過程を導き出すものとして、ペルソナの設定とカスタマーズジャーニーマップの作成が有効です。

ペルソナとは

ペルソナとは、たったひとりの架空の人物を設定した顧客のモデルのことです。行動パターンや生活スタイルなどの詳細を設定します。たったひとりに向けてブランディングを行うことで、イメージやPR方法などがより具体化します。

カスタマーズジャーニーマップとは

カスタマーズジャーニーとは、ペルソナの行動や感情などを時系列順に可視化したものです。カスタマーズジャーニーマップの作成方法は以下の通りです。

  • ペルソナを設定
  • 住宅検討から購入までの過程を想定
  • 顧客の思考・動向を調査
  • 自社のアクションを決定

まずペルソナを明確にした上で、最終的な目標を決めます。次に、顧客の情報を集めマッピングしていきましょう。

認知度や顧客が示す興味・関心、感情などを想定します。ターゲットが定まったら、顧客との接点を確認し適した情報を与えるためには自社がどのように行動すればよいかを考えましょう。

顧客が住宅の購入にいたる過程を深く理解することで、より顧客に刺さるブランディングを展開できます。

ブランドの設定

自社や自社の住宅商品をブランド化するには、商圏の住人の知名度を向上させる必要があります。何をすれば地域住民に自社や住宅商品が知れ渡るのかを考えましょう。

ブランドの設定に重要なのは以下の3点です。

  • ターゲットの選定
  • ターゲットへ伝えたいメッセージを決める
  • 一貫性を保つ

詳しく見てみましょう。

ターゲットの選定(ターゲティング)

すべての人ニーズに当てはまるような住宅の場合、差別化ポイント、つまり顧客にとっての価値が価格の安さになってしまいがちです。

顧客は自分にとって価値があると感じるからこそ、自社の住宅を選んでくれます。ターゲットが定まっていなければ、その価値をどのような人が魅力的に感じるかわかりません。

たとえば子育て中の主婦層。便利な生活動線や子どもが目に届く場所で家事ができる住宅を望む主婦は多いでしょう。仮に自社が注文住宅を取り扱っているのだとしたら、そのような主婦に向けて自由設計を提案できるはずです。

素晴らしい性能やデザインを備えた住宅をつくれるだけではブランディングの上ではまだ半分。さらにどのような人に、どのような住宅を販売するのかを明確にしていきましょう。

ターゲットへ伝えたいメッセージを明確にする

ターゲットが決まれば、次は「何を伝えたいか」を考えます。とくに伝えたいメッセージを絞りましょう。

メッセージを考えたとき「自社の住宅の優れた点を、余すところなくターゲットに伝えたい」と思いがちですが、あれもこれもと詰め込みすぎてはいけません。何が一番伝えたいことなのかがわかりにくくなり、結果としてターゲットには何も伝わらないでしょう。

伝えたいメッセージを決める際は、「どのような人」の「何」を「どんな風に解決」したいのかに着目して決定するのがおすすめです。
重要なメッセージを決めるとともに、他に伝えたいことがあってもあえて省く勇気も必要になります。

一貫性を保つ

ブランディングには方向性を一定に保ち、貫くことが重要です。たとえばシンプルでミニマムな暮らしを提案しているのに、派手な装飾をあれもこれもと提案するのは、本来掲げているブランディングからかけ離れてしまいます。

ただ、多様性を求められる住宅そのものに対し、常に一貫性を保つのは難しいでしょう。一貫性を重視するのは住宅商品だけではありません。

社内にも一貫性を共有することが必要です。たとえば「真心を込めて対応します!」とパンフレットには書かれているのに、「住宅の見学に行ったときの対応が非常識で残念だった」とアンケートに書かれているケースが挙げられます。

ダイレクトメールの内容や自社のホームページ、社員の対応など、それぞれで顧客に届けるメッセージに違いが生じた場合、それらを見て違和感を得た顧客が自社に不信感を持つ可能性さえあります。住宅商品や社内を客観的に見たとき、一貫性が欠けていないかを確認しましょう。

ブランドプロモーションの実施

ブランドプロモーションとは、顧客に対しそのブランドの購入を訴求する活動です。ブランドの認知度アップだけでなく、住宅購入を検討している顧客の最終選考に残る住宅会社になることを目的として実施します。

ここで重要なのは、住宅の販促活動とは別に実施する必要があることです。住宅の販促活動では、ブランドプロモーションでアピールした住宅のイメージなどにプラスして、顧客に住宅購入を決めてもらうために行います。

ブランドプロモーションでは、顧客が最終的に選ぶ住宅会社として検討してもらうために住宅の販促活動と繋ぎ合わせが可能な要素を合わせる必要があります。

住宅会社・ビルダーのブランディングのポイント

住宅会社・ビルダーのブランディングのポイント

住宅会社が行うブランディングで、押さえておきたいポイントについて紹介します。

  • コンセプトの明確化
  • ターゲットに響きやすい広告展開
  • ブランドの価値を共有
  • 地域のシェア率を伸ばす

詳しく見てみましょう。

コンセプトを明確にする

これまでの住宅業界にはなかった斬新なアイデアを取り入れるとよいでしょう。住宅のデザインや性能だけでなく、豊かな想像力を用いて「この家に住んだらこんな暮らし方ができる」と新たな暮らし方を見出せるように提案します。

住む人の生活スタイルを提案すれば、自社を選んでくれる理由になるでしょう。

ターゲットに響きやすい広告を展開する

まだ自社を知らないターゲットに認知してもらうためには、広告展開をすることが必須です。新聞や住宅雑誌、ダイレクトメールなどのオフライン広告だけでなく、自社のホームページやオウンドメディアを通じでターゲットにアプローチするとよいでしょう。

ブランドの価値観を社内で共有する

ブランドの価値や表現スタイルは社内で共有することが大切です。注文住宅の場合は形のないものを販売します。顧客が魅力を感じるのは住宅の性能やデザインだけでなく、担当者の人柄あってこそではないでしょうか。

また顧客が自社へ問合せの電話を入れた際、会話した人物の応対品質も重要です。社内一丸となって同じものを販売する意欲を欠いてはブランディングが成功しません。

地域の規模を確認しシェア率を伸ばす

住宅会社のブランディングでは、住宅商品のブランド化よりも地域のシェア率を伸ばすことを考えるとよいでしょう。

たとえば、商圏としている地域の住宅の年間着工棟数が仮に100棟だとします。そのうち自社で受注した住宅が5棟なら、シェア率は5%です。シェア率が高まれば、自然にブランド化されていきます。

住宅会社・ビルダーならではブランディング戦略を打ち出そう

住宅会社・ビルダーならではブランディング戦略を打ち出そう

住宅会社やビルダーのブランディングは、競合他社や市場の分析をはじめ、自社が持つ強みを活かして行いましょう。

最初に取りかかるべきは自社が持つ強みを明らかにすること、住宅を求める人にどのような価値のある家を提供できるかを考えることです。

ブランドを確立することは他社との差別化につながり、顧客が比較検討する際に自身のニーズにあった住宅会社であるかどうかを判断しやすくなります。

顧客のニーズに合致した場合は、より強く自社に魅力を感じてくれている状態で問い合わせや相談をいただくことができるため、問い合わせからの契約率などの向上も期待できます。

もしブランディングを進める上で、自社ならではの強みがわからない、どのように自社ブランドを発信するべきか悩んでいる、ということがあればぜひご相談ください。

全研本社ではWebを通じた集客戦略や、クライアントの強みに則したマーケティング戦略をご提案しています。

これまでに120業種以上の集客支援実績があり、そのノウハウに基づいた最適な戦略のご提案が可能です。

特に差別化ポイントを明確化し、商圏となる市場での提供価値・立ち位置を明確にするポジショニングメディア戦略を得意としています。

ポジショニングメディアとは

ポジショニングメディアのコンバージョンフロー

ポジショニングメディアとは、業界内における自社のブランドや商品・サービスの立ち位置(ポジション)を確立させて、ユーザーにとってナンバーワン・オンリーワンの存在になることを目指すメディアです。ポジショニングメディアを導入することで、下記のようなメリットが期待できます。

  • 効果的なブランディングが期待できる
  • ユーザーが離れない
  • 業界内の価格競争から脱却できる
  • 集客・売上を安定させることができる

キャククルを運営する全研本社では、これまで120業種以上のポジショニングメディア制作を行ってまいりました。

ポジショニングメディアを導入した企業さまからは、「契約までのリードタイムが3分の1に短縮できた」「客単価が2.5倍に上がった」「アポ率が3倍以上になった」

など、お喜びの声を多くいただいています。

「狙ったターゲットが集客できない…」「集客できても常に競合と比較されてしまう…」いった、自社に合ったブランディングにお困りの方は、ポジショニングメディアを詳しく紹介した資料を無料で提供しております。詳しくは以下をご覧ください。

完全無料!ポジショニングメディア
の資料ダウンロードはこちら

またポジショニングメディアは、集客向上とブランディングの両立が可能なマーケティング戦略となっていますので、興味がございましたらぜひお問い合わせください。

Web集客のご相談はこちら

ページトップへ