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製造業向けERPおすすめ17選を比較!生産・在庫・原価管理に強いシステムの選び方

最終更新日:2026年06月22日

製造業では、受注、材料手配、生産、在庫、出荷、原価、会計など、多くの業務がつながっています。どこかの情報が古かったり、部門ごとに管理方法が分かれていたりすると、納期回答の遅れや在庫のズレ、原価の見えにくさにつながることがあります。

そこで検討されるのが、製造業ERPです。製造業ERPは、ものづくりに関わる情報をまとめて管理し、会社全体で同じ情報を見ながら判断しやすくするためのシステムです。

ただし、製造業ERPといっても、対応できる業務範囲や得意な製造方式、現場システムとの連携、原価管理の深さはサービスによって異なります。自社に合うERPを選ぶには、機能名だけでなく、どの業務課題に強いのかを見比べることが大切です。
この記事では、製造業ERPの基本的な役割や比較時に見るべきポイントを整理したうえで、各サービスの特徴を比較します。自社の業務に合うERPを探している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

製造業ERPの比較前に知っておきたいこと

製造業ERPを比較するときは、まず「ERPで何を管理したいのか」を整理しておくことが大切です。
製造業では、営業が受けた注文が生産計画に関わり、生産計画が材料手配や在庫に関わり、製造実績が原価や売上に関わります。つまり、ひとつの情報がいくつもの業務に影響する仕事です。

そのため、ERPを選ぶ際は、単に「生産管理ができるか」「在庫管理ができるか」だけでなく、販売、購買、在庫、生産、原価、会計がどこまでつながるかを見る必要があります。
ここでは、各社の比較表を見る前に知っておきたい基本の考え方を整理します。

製造業ERPとは

製造業ERPとは、受注、生産計画、購買、在庫、出荷、原価、会計など、ものづくりに関わる情報をまとめて管理するシステムです。単に「データを一か所に集める」ためのものではなく、受注から製造、出荷、売上、原価までの流れをつなげて判断しやすくするために使われます。

製造業では、営業が受けた注文が生産計画に影響し、生産計画が材料手配や在庫に影響し、製造実績が原価や利益に影響します。つまり、ひとつの情報変更が、複数の業務に広がりやすい仕事です。

たとえば、納期が前倒しになった場合、営業だけで判断することはできません。材料は足りるのか、生産ラインに空きはあるのか、外注先は間に合うのか、出荷予定は組み替えられるのか、原価に無理は出ないのか。こうした確認が必要になります。
このとき、販売管理、生産管理、在庫管理、会計管理が別々に動いていると、確認に時間がかかり、担当者ごとに見ている情報もズレやすくなります。結果として、納期回答の遅れ、欠品、過剰在庫、原価の見落としにつながることがあります。

製造業ERPは、こうした部門ごとの分断を減らし、営業・購買・生産・在庫・経理が同じ情報をもとに動ける状態を作るための仕組みです。製品によって得意領域は異なるため、比較する際は「どの機能があるか」だけでなく、自社の受注・生産・在庫・原価の流れに合うかを見ることが大切です。

生産管理システムとの違い

製造業ERPと似たシステムに、生産管理システムがあります。どちらも製造業で使われるシステムですが、主に見ている範囲が異なります。

生産管理システムは、工場の計画や進捗を管理するためのシステムです。どの製品を、いつ、どの工程で、どれだけ作るのか。部品は足りているのか。作業は予定通り進んでいるのか。こうした製造現場の管理に向いています。

一方でERPは、生産だけではなく、販売、購買、在庫、原価、会計までつなげて管理する仕組みです。
工場内の作業や進捗を中心に整えたい場合は、生産管理システムが合うことがあります。一方、受注から生産、出荷、売上、原価までをまとめて見たい場合は、ERPを検討する価値があります。

つまり、生産管理システムは「現場の動きを管理する仕組み」。ERPは「現場と会社全体の情報をつなぐ仕組み」と考えると分かりやすいでしょう。

比較前に見るべきポイント

製造業ERPを比較するときは、機能の数だけで判断するのではなく、自社の業務課題をどこまで説明できるシステムかを見ることが大切です。
特に、ERP導入を任されたリーダーや主任職の方にとっては、「どのサービスが有名か」よりも、なぜそのERPを候補に入れるのかを社内に説明できることが重要になります。

ERP導入は、情報システム部門や経営層だけで完結するものではありません。営業、購買、生産、在庫管理、経理など、さまざまな部門の業務に関わります。
そのため、選定時には「現場の負担を減らせるか」「管理側が数字を追いやすくなるか」「経営側が判断に使える情報を見られるか」まで整理しておく必要があります。

たとえば、納期変更が多い現場であれば、受注情報、生産計画、部品在庫、購買状況をつなげて確認できるかが重要です。
営業からは「いつ納品できるのか」、現場からは「その計画で本当に作れるのか」、経営側からは「無理な納期対応で原価が悪化していないか」を見られるためです。

在庫のズレに悩んでいる場合は、原材料、部品、仕掛品、完成品をどこまで追えるかを確認する必要があります。
単に在庫数が分かるだけではなく、どこにあり、使える状態なのか、すでに別の注文に引き当てられていないかまで見えるかが選定の分かれ目です。

原価が見えにくい場合は、材料費、外注費、作業実績、在庫金額、会計情報がつながるかを確認しましょう。
製造業では、売上があっても利益が残っているとは限りません。製品別・案件別に原価や利益を確認できるかは、導入後の成果を説明するうえでも重要なポイントです。

また、製造現場の情報を経営判断に活かしたい場合は、MESや既存の生産管理システム、設備データとの連携も確認したい項目です。
現場の実績がERPに反映されなければ、結局はExcelや口頭確認が残り、導入効果を感じにくくなります。

比較時には、以下のような観点で見ると、社内でも説明しやすくなります。

  • 受注・生産・在庫・原価が一連の流れでつながるか
  • 自社の生産方式や現場の進め方に合うか
  • 在庫の数量だけでなく、場所・状態・引当状況まで見えるか
  • 製品別・案件別に原価や利益を確認できるか
  • MESや既存の現場システムと連携できるか
  • 導入後に、現場へ定着させるための支援があるか

ERP選びでは、「有名なサービスか」「機能が多いか」だけではなく、自社のどの課題を解決できるのかを説明できることが大切です。
現場にとっては日々の確認や転記が減ること、管理側にとっては在庫や原価を把握しやすくなること、経営側にとっては判断に使える情報がそろうこと。こうした立場ごとのメリットを整理しておくと、社内での納得感も得やすくなります。

ここまでで、製造業ERPは「どの業務までつなげて管理したいか」によって、選ぶべきサービスが変わることを整理しました。
以下では、製造業ERPとして検討されやすいサービスを比較し、それぞれの特徴や向いている業務課題を紹介します。

製造業向けERP一覧表

会社名 サービスの特徴 向いている課題 対応しやすい製造タイプ 確認ポイント

PROACTIVE

生産・販売・原価をつなぎ、現場と経営の判断をそろえる

  • 生産・販売・原価をつなぎ、現場と経営の判断をそろえられる
  • MES連携で、製造現場の実績を納期・品質・原価管理に活かせる
  • AI活用と業界別ソリューションで、製造業の改善を広げやすい
受注、生産、在庫、原価の情報が分かれ、納期判断や採算確認に時間がかかる
素材・素材加工、電機・機械など、現場実績と原価をつなげたい製造業
生産管理・MES連携・原価管理を、自社の製造方式でどこまで活用できるか

SAP Cloud ERP / SAP S/4HANA Cloud

海外拠点やグループ会社を含め、全社の業務基盤をそろえる

拠点ごとに業務ルールや会計情報が分かれ、グループ全体の状況を把握しにくい
海外拠点や複数会社を持ち、全社共通の業務管理を進めたい製造業
標準機能に業務を合わせる範囲や、製造現場の細かな運用への適合性

OBIC7

販売・会計・生産をつなぎ、国内企業の基幹業務を整える

国内拠点を中心に、販売、会計、生産の基幹業務をまとめて管理したい
国内商習慣に合わせながら、販売・会計・生産を一体で管理したい製造業
製造現場の工程管理や、既存の生産管理システムとの連携範囲

GRANDIT

販売・購買・在庫・会計をつなぎ、部門間の業務を標準化する

販売、購買、在庫、会計などの情報が分かれ、部門間の確認作業が多い
国内の基幹業務を横断して整えたい製造業
生産管理や原価管理など、製造業特有の業務にどこまで対応できるか

Biz∫(ビズインテグラル)

会計・販売・購買を組み合わせ、業務に合わせて基盤を広げる

基幹業務を段階的に整えながら、自社の業務に合わせて拡張したい
会計や販売購買を中心に、業務範囲を広げたい製造業
製造現場の管理機能を標準でどこまで使えるか、追加開発が必要か

EXPLANNER

販売・生産・会計をつなぎ、国内の基幹業務を支える

販売、生産、会計の情報が分かれ、受注から売上・原価まで追いにくい
国内の販売・生産・会計業務をまとめたい製造業
自社の生産方式や、原価管理の細かさに合うか

GLOVIA

製造現場の実績と経営情報をつなぎ、ものづくりを支える

生産現場の進捗や実績を、経営管理や原価管理に活かしきれていない
現場実績、原価、経営管理をつなげたい製造業
導入対象の業種や製造方式に対して、対応範囲が合うか

mcframe

生産計画・製造実績・原価を深く追い、現場改善につなげる

現場の進捗、製造実績、原価、品質を細かく管理したい
組立製造、個別受注、多品種生産など、現場管理を重視する製造業
会計や人事給与など、全社基幹業務として必要な範囲をどう補うか

STRAMMIC

BOMを起点に販売・生産・調達・原価をつなぎ、製造業務を管理する

製品構成、工程、在庫、調達、原価の情報が分かれ、計画変更や材料手配に時間がかかる
加工組立、食品、化学、医薬品など、BOMやロットを軸に管理したい製造業
自社工場・協力工場・委託先を含めた生産指示や在庫管理をどこまで行うか

BIZXIM製番

製番別のBOM・進捗・原価をつなぎ、受注生産の流れを管理する

引合い、受注、設計、製造、出荷後対応までの情報が分かれ、案件ごとの進捗や採算を追いにくい
多品種少量生産、個別受注生産、受注生産型製造業
製番管理を軸に、販売管理・生産管理・財務管理までどこまで一体で使うか

InfiniOne 組立製造業向けERPソリューション

販売・生産・会計をつなぎ、業種別ノウハウで基幹業務を整える

販売、生産、在庫、会計の情報が分かれ、業界特有の商習慣に合わせた管理がしにくい
食品、鉄鋼・非鉄金属、組立製造、プロセス製造、木材加工など
業種別ソリューションの対応範囲と、自社独自業務に合わせた変更のしやすさ

FutureStage 製造業向け生産管理システム

販売・生産・購買・在庫・原価をつなぎ、中堅・中小製造業を支える

既存システムが古く、販売から生産、在庫、原価までの情報をまとめて管理しにくい
金属製品、輸送機械、医療・精密機械、一般機械、電気機械など
Lite版・Standard版の違いと、ノーコード・ローコードで対応できる範囲

Oracle NetSuite

販売・会計・在庫をクラウドでつなぎ、拠点横断で管理する

複数拠点や海外展開を含め、クラウドで基幹業務を整えたい
拠点間の販売、在庫、会計をクラウドで管理したい製造業
製造業特有の工程管理や原価管理をどこまで標準で扱えるか

Dynamics 365 Business Central

Microsoft環境と連携し、販売・在庫・会計をまとめて管理する

Microsoft製品を活用しながら、基幹業務をクラウドで整えたい
販売、在庫、会計を中心に業務を管理したい製造業
製造現場の生産計画や工程管理に必要な機能の範囲

Infor CloudSuite Industrial

グローバル製造業の生産・在庫・原価をまとめて支える

海外拠点を含む製造業で、生産、在庫、原価を管理したい
海外拠点や複数工場を持つ製造業
日本国内の商習慣や、国内での導入支援体制との相性

スーパーカクテルCore FOODs

食品製造の配合・ロット・期限管理をつなげて支える

賞味期限、ロット、配合、品質など、食品製造特有の管理を整えたい
食品製造、食品卸、食品流通に関わる製造業
食品製造以外の業種で使う場合の適合性

Ross ERP

食品・化学などの配合・品質・ロット管理を支える

原材料、配合、品質、ロット、原価の情報が分かれ、プロセス製造特有の管理に手間がかかる
化学、食品、原材料加工などのプロセス製造業
化学・食品以外の製造業で使う場合、自社業務との適合範囲を確認する

製造業向けERPのサービス・会社詳細

生産・販売・原価をつなぎ、現場と経営の判断をそろえる

PROACTIVE

PROACTIVE

※画像をクリックすると
資料ダウンロードフォームへ移動します。

引用元: https://proactive.jp/

PROACTIVEの概要

PROACTIVEは、SCSK株式会社が提供するERPです。会計、人事・給与、販売管理、生産管理など、企業の基幹業務をまとめて管理でき、製造業向けには生産管理やMES連携、素材・素材加工、電機・機械などの業界別ソリューションも用意されています。
受注、生産、在庫、原価、会計の情報をつなげることで、現場の状況と経営に必要な数字を同じ流れで見やすくすることを目指せるERPです。

製造業では、営業が受けた注文、生産計画、在庫状況、製造実績、原価、会計情報が別々に管理されていると、納期回答や在庫判断、採算確認に時間がかかりやすくなります。PROACTIVEは、生産・販売・原価の見える化に加え、MESとの情報統合にも対応しているため、現場の実績をもとに、納期・品質・原価の判断を早めたい企業に検討しやすいサービスです。

また、AI活用を前提としたERPとして、業務データを活用した判断支援や業務効率化も打ち出しています。AIという言葉だけで判断するのではなく、受注、生産、在庫、原価、品質などのデータをどこまでつなげられるかを見ることが大切です。

インタビュー:製造業ERPで重視したいシステム刷新とデータ活用

SCSK株式会社のご担当者様に聞きました。

古いシステムの置き換えではなく、判断に使える業務基盤へ

製造業でERPを見直す際は、古いシステムを新しくするだけでなく、受注、生産、在庫、原価、品質の情報を判断に使える状態へ整えることが重要です。SCSK株式会社への取材では、OSのサポート切れやスクラッチ開発システムの保守担当者の退職をきっかけに刷新を検討する企業でも、背景には業務の属人化やデータ分断を見直したいという課題があると分かりました。

同社がPROACTIVEで重視しているのは、ERP単体の導入ではなく、業務・業界ごとの課題に合わせて解決策を組み合わせることです。会計、人事給与、販売・生産管理などの業務特化型オファリングと、製造業などに向けた業界特化型オファリングを組み合わせ、顧客の業務課題に合わせて支援する考え方を持っています。

特に販売・生産領域は、企業ごとの強みや業務プロセスが反映されやすい領域です。PROACTIVEでは、ERPを基盤にしながら、ローコード開発や周辺ソリューション、SCSKの業務ノウハウを組み合わせて支援する方針を持っています。自社の生産・販売プロセスを活かしながら、標準化すべき業務と残すべき独自業務を整理したい企業にとって、検討しやすいサービスです。

また、AI活用についても、単なる新機能としてではなく、基幹システムに集約されたデータをリアルタイムで可視化し、経営判断や業務効率化に活かすことが重視されています。システム刷新を老朽化対応で終わらせず、将来的なAI活用まで見据えた基盤づくりとして進めたい製造業に向いています。

PROACTIVEを選ぶべき理由

生産・販売・原価をつなぎ、現場と経営の判断をそろえられる

PROACTIVEは、生産・販売・原価の情報をつなげて管理できるERPです。製造業では、営業が受けた注文、生産計画、在庫状況、製造実績、原価、会計情報が別々に管理されていると、納期回答や在庫判断、採算確認に時間がかかりやすくなります。

たとえば、受注内容が変わったときに、在庫は足りるのか、生産ラインに空きはあるのか、原価にどのくらい影響するのかを部門ごとに確認していると、判断が遅れます。現場では作業が進んでいても、その結果が原価や利益にどう影響しているか見えにくいケースもあります。

PROACTIVEは、生産・販売・原価の情報を見える化し、現場の状況を経営判断に活かすことを重視しています。現場の進捗や実績を、納期・在庫・原価の判断につなげたい製造業にとって、候補に入れやすいサービスです。

MES連携で、製造現場の実績を納期・品質・原価管理に活かせる

PROACTIVEの生産管理機能では、ERPとMESの情報統合管理に対応しています。MESとは、製造現場の作業実績、設備稼働、品質情報などを管理する仕組みです。ERPだけでは把握しきれない現場の実績情報を、基幹業務とつなげられる点が特徴です。

製造現場では、工程ごとの投入数、出来高、作業時間、不良実績、品質情報など、日々多くの情報が発生します。ただし、こうした情報が現場システムやExcelの中だけに残っていると、在庫、納期、原価、会計の判断に反映されるまで時間がかかります。

PROACTIVEは、製造実績や品質情報を一元管理し、原価管理にもつなげられるため、現場で起きていることを、管理部門や経営層が判断に使いやすい形に整えられる点がメリットです。納期遅れや品質不良、原価超過の兆しを早めに把握したい企業に向いています。

AI活用と業界別ソリューションで、製造業の改善を広げやすい

PROACTIVEは、AI活用を前提としたERPとして展開されています。ただし、製造業ERPで重要なのは、AIという言葉そのものではなく、AIが活用できる業務データをどこまで整えられるかです。

受注、生産、在庫、原価、会計、品質情報が別々に管理されている状態では、AIを活用しようとしても、判断材料となるデータがそろいにくくなります。PROACTIVEは、生産・販売・原価の情報に加え、MES連携による製造現場の実績や品質情報も扱えるため、現場と基幹業務のデータをもとに、判断支援や業務改善へ広げやすい点が特徴です。

また、PROACTIVEには、生産管理のほか、素材・素材加工、電機・機械などの業界別ソリューションも用意されています。製造業といっても、素材加工と電機・機械では、管理したい情報や業務の流れが異なります。業界別の考え方を取り入れながら、AI活用まで見据えた業務基盤を整えたい企業にとって、検討しやすいサービスです。

主な機能

PROACTIVEは、会計・人事給与・販売管理・生産管理など、基幹業務に関わる機能を幅広く備えています。製造業向けには、生産管理だけでなく、MES連携や製造実績・品質情報の管理、原価管理など、現場と経営をつなぐための機能も用意されています。

  • 会計管理
  • 人事・給与管理
  • 販売管理
  • 生産管理
  • 原価管理
  • MES連携
  • 製造実績・品質情報の管理
  • PLM・EDIなど外部ソリューションとの連携
  • 素材・素材加工、電機・機械などの業界別ソリューション
  • AI活用を前提とした業務支援

PROACTIVEの導入事例

食品容器メーカー大手が、生産管理システムを刷新

企業名:株式会社エフピコ
業種:食品容器メーカー
導入テーマ:生産管理システムの刷新

食品容器メーカー大手のエフピコでは、20年来使い続けてきた生産管理システムの刷新に取り組みました。長年の追加開発によりシステムが複雑化し、ブラックボックス化や特定担当者への知識集中が課題になっていたとされています。

同社が重視したのは、単なるシステム更新ではなく、知識を社内に残しながら自社で改善を続けられる基盤を整えることでした。PROACTIVEはローコードプラットフォームを採用しており、外部ベンダーに依存しすぎず、内製で柔軟にアプリケーションを追加できる点が評価されています。

また、今後はAI活用の範囲拡大も見据えています。今回の刷新で作成した要件定義書や設計書、ソースコードなどの知見をAIに学習させ、社内FAQやナレッジ検索の高度化に取り組んでいるとされています。古い生産管理システムを見直し、将来のAI活用や内製化まで考えたい製造業にとって、参考にしやすい事例です。

参照元:PROACTIVE公式HP導入事例公式HP (https://proactive.jp/resources/feature/detail04/)

販社グループ13社の基幹業務を共通化し、在庫情報を一元管理

企業名:株式会社クボタ
業種:農業機械・産業機械などの製造・販売
導入テーマ:販社グループの基幹業務システム統合

クボタでは、国内販社グループ13社の基幹業務システムとしてPROACTIVEを導入しました。以前は各社が個別にシステムを運用していたため、業務標準化や在庫状況の把握に課題があったとされています。

PROACTIVEの導入により、受注残や在庫状況を一元管理できるようになり、販売・購買・在庫・会計などの業務を共通基盤で扱える体制を整えています。製造業では、販売側と在庫情報が分かれていると、納期回答や在庫確認に時間がかかりやすくなります。クボタの事例は、グループ会社や複数拠点を含めて、販売・在庫・会計の情報をそろえたい企業に参考になる事例です。

また、販社グループ全体でシステムを共通化したことで、業務プロセスの標準化にもつながっています。拠点ごとに業務ルールや見ているデータが違う場合、グループ全体の状況を把握するまでに時間がかかります。PROACTIVEは、複数社・複数拠点の情報を同じ基盤で扱いたい企業にとって、検討しやすいサービスといえます。

参照元:PROACTIVE公式HP導入事例公式HP (https://proactive.jp/casestudy/kubota/)

PROACTIVEの会社概要

会社名 SCSK株式会社
所在地 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
URL https://proactive.jp/

SAP Cloud ERP / SAP S/4HANA Cloud

海外拠点やグループ会社を含め、全社の業務基盤をそろえる

SAP Cloud ERP / SAP S/4HANA Cloudは、SAPが提供するクラウド型ERPです。財務、販売、購買、サプライチェーン、人事など、企業の基幹業務をまとめて管理するためのサービスです。
製造業では、販売、在庫、購買、会計などの情報が拠点ごとに分かれやすいため、複数拠点やグループ会社を含めて業務基盤をそろえたい場合に検討しやすいサービスです。

特徴として、業界別のベストプラクティスを取り入れた事前設定済みプロセスや、サブスクリプションベースの利用モデル、ガイド付きの導入プロセスなどが挙げられます。
ゼロから業務の流れを作り込むのではなく、あらかじめ用意された標準プロセスをもとに導入を進められるため、拠点ごとに異なる業務ルールをそろえたい企業にとって、業務整理の出発点を作りやすい点がメリットです。

また、必要に応じて機能やモジュール、ユーザーを追加できる点も特徴です。国内外に複数拠点がある製造業では、販売、購買、在庫、会計などの管理範囲が拠点ごとに分かれやすくなります。
SAP Cloud ERP / SAP S/4HANA Cloudは、利用範囲を広げながら全社の業務基盤を整えられるため、グループ会社や海外拠点を含めて管理方法を統一したい場合に検討しやすいサービスです。

AI、機械学習、ロボティックプロセスオートメーション、アナリティクスなどの機能もあります。これらは、入力や確認作業の負担を減らしたり、各拠点の業務データをもとに状況を把握しやすくしたりするための機能です。
製造業ERPとして比較する際は、単に機能数を見るのではなく、国内外の拠点で販売・購買・在庫・会計のルールをそろえられるかを確認するとよいでしょう。

SAP Cloud ERP / SAP S/4HANA Cloudの会社概要

会社名 SAP Japan Co., Ltd.
所在地 1-2-1 Otemachi Chiyoda-ku, Tokyo 100-0004, Japan
URL https://www.sap.com/japan/products/erp/s4hana.html

OBIC7

販売・会計・生産をつなぎ、国内企業の基幹業務を整える

OBIC7は、株式会社オービックが提供する基幹業務システムです。製造業向けには「OBIC7生産管理情報ソリューション」が用意されており、生産・販売を起点に、保守、修理、工事、レンタルなどの関連業務まで一つのシステムで管理できます。
製造業では、製品を作って終わりではなく、販売後の保守や修理、工事対応、レンタルなどが発生する場合もあります。OBIC7は、こうした周辺業務まで含めて管理できるため、製造・販売・保守など複数の業務をまとめて整えたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、製造・販売に加え、輸出入、工事、保守、修理、レンタルなどの機能を自由に選択・組み合わせられる点が挙げられます。
部門や業務ごとに別々のシステムを使っていると、受注後の生産状況、販売後の対応、原価、請求、会計情報が分かれやすくなります。OBIC7では、必要な機能を組み合わせながら一つのシステムで管理できるため、製造に関わる前後の業務まで含めて情報をつなげやすい点がメリットです。

また、原価や債権・債務、会計情報を統合できる点も特徴です。販売や生産の情報が会計と分かれていると、売上や仕入、原価、請求、支払の確認に時間がかかりやすくなります。
OBIC7は、販売管理と会計を連携させ、取引から会計仕訳データを自動生成できるため、製造・販売の実績を会計処理や月次決算につなげたい場合に役立ちます。

そのほか、PDMやBOMとの連携により、製品・構成情報や単価情報を共有できる点も挙げられます。設計や開発の情報と生産・原価の情報が分かれていると、部品変更や構成変更が原価管理に反映されにくくなります。
OBIC7は、製品情報や構成情報を共有しながら原価管理に活かせるため、製造業ERPとして比較する際は、設計・生産・販売・会計までをどこまで一体で管理したいかを軸に確認するとよいでしょう。

OBIC7の会社概要

会社名 株式会社 オービック
所在地 東京都中央区京橋2丁目4番15号
URL https://www.obic.co.jp/erp_solution/manufacuturing_info/

GRANDIT

販売・購買・在庫・会計をつなぎ、部門間の業務を標準化する

GRANDITは、インフォコム株式会社が提供する国産の統合型ERPです。販売・調達在庫・製造、経理・資産・経費、債権・債務、人事・給与など、企業の基幹業務を幅広く管理できます。
製造業向けには、製造・販売・財務を一体で管理する生産管理システムの構築に対応しており、販売管理、購買管理、生産管理、会計が分かれている状態を見直したい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、販売・調達在庫・製造の業務をまとめて管理できる点が挙げられます。販売機能では、見積や受注、出荷、売上、与信管理、海外取引などに対応し、調達在庫では、商品・倉庫・部門別の在庫管理や、受注からの自動連動発注、入荷予定管理などに対応しています。
受注後の在庫確認や発注、出荷までの流れを一つの基盤で扱えるため、販売・購買・在庫の情報が部門ごとに分かれやすい企業では、確認作業を減らしやすくなります。

製造機能では、多階層の部品構成表、受注や販売見込から作る製造計画、部品所要量計算、共通部品・代替部品への対応などがあります。
受注情報や販売見込をもとに生産計画を立て、必要な部品や資材の手配につなげられるため、製造部門だけでなく、営業・購買・在庫管理を含めた流れで計画を立てたい場合に役立ちます。

また、組立製造業向けには、繰返生産、個別生産、繰返生産と個別生産が混在する生産形態への対応が挙げられます。製番別の原価管理や、予算・予定・実績の比較にも対応しており、案件ごとの進捗や原価を見ながら生産管理を進めたい企業に向いています。

プロセス製造業向けには、配合表をもとにした消費量計算、連産品・副産物・中間品の管理、ロットトレース、BOMのバージョン管理、複数規格・複数単位管理などがあります。
食品、化学、繊維、鉄鋼など、原材料や配合、ロット管理が重要な製造業では、製造現場の情報を販売・会計とつなげて管理しやすい構成です。

GRANDITの会社概要

会社名 インフォコム株式会社
所在地 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト10階
URL https://www.grandit.jp/

Biz∫(ビズインテグラル)

会計・販売・購買を組み合わせ、業務に合わせて基盤を広げる

Biz∫は、株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが提供するクラウド対応ERPパッケージです。会計、販売、人事などの基幹業務に対応しており、ワークフロー分野で実績を持つ「intra-mart」をベースにしたERPとして展開されています。
製造業向けには「生産管理テンプレート for Biz∫」が用意されており、基幹業務に生産管理の仕組みを組み合わせたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、会計・販売・人事などの基幹業務に加え、課題別・業界別のソリューションを組み合わせられる点が挙げられます。
すべての業務を一つの決まった形に合わせるのではなく、必要な業務領域から整えやすいため、販売、購買、在庫、会計などを段階的につなげたい企業にとって、導入範囲を考えやすい構成です。

販売管理では、見積、受注、出荷、売上計上、購買依頼、発注、入荷、仕入計上、在庫管理などに対応しています。受注時点での与信管理、製造日や消費期限を意識した在庫引当、受注をもとにした一括発注、国内取引・輸出入・三国間取引の一元管理なども機能として挙げられます。
製造業では、販売と購買、在庫の情報が分かれていると、受注後の手配や在庫確認に時間がかかりやすくなります。Biz∫販売を活用することで、受注から発注、入荷、売上・仕入計上までの流れをつなげやすい点がメリットです。

生産管理テンプレートでは、BOM管理、所要量算出、製造指図管理、原価・配賦差額の管理などに対応しています。BOMをもとに必要な材料を算出し、在庫数量を加味した発注数量を自動算出できる点や、標準原価・実際原価の算出、間接費の配賦に対応できる点も特徴です。
Excelや手作業で生産管理や原価計算を行っている場合、データの二重管理や原価把握の遅れが起きやすくなります。Biz∫は、構成品管理から材料発注、原価集計までを同じ基盤で扱いたい場合に候補になります。

なお、生産管理テンプレートは、公式上ではファブレス製造業にフォーカスしたソリューションとして説明されています。自社で工場を持つ製造業や、工程管理を細かく行いたい企業の場合は、標準機能で対応できる範囲と、追加開発・外部システム連携が必要になる範囲を整理しておくと、導入後の運用をイメージしやすくなります。

Biz∫(ビズインテグラル)の会社概要

会社名 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル
所在地 東京都港区六本木三丁目5番27号 六本木山田ビル2階
URL https://www.biz-integral.com/

EXPLANNER

販売・生産・会計をつなぎ、国内の基幹業務を支える

EXPLANNERは、日本電気株式会社(NEC)が提供するERPソリューションです。ERP、販売管理、生産管理、会計、人事、給与、勤怠管理、ワークフローなど、企業の基幹業務に関わる製品群を展開しています。
製造業向けには「EXPLANNER/Jx」が用意されており、販売、生産、原価領域を支える基幹業務システムとして活用できます。

EXPLANNER/Jxの特徴として、販売、生産、原価領域をフルサポートするマルチサイト対応があります。倉庫、工場、直送などの物流パターンや、会社・工場間の取引形態、支給タイプなどを設定できるため、複数拠点をまたぐ生産・物流の流れを管理しやすい構成です。
工場や倉庫が複数あり、拠点ごとに在庫や生産計画の見え方が分かれている場合、販売・生産・原価の情報を拠点横断でつなげやすい点がメリットになります。

また、受注設計生産、受注組立生産、見込生産など、複数の生産形態に対応している点も挙げられます。製造業では、同じ会社の中でも製品によって作り方が異なることがあります。
EXPLANNER/Jxは、生産形態が異なる製品を一元管理できるため、個別受注品と見込生産品を同じ基盤で管理したい企業にも検討しやすいサービスです。

導入面では、To-Be導入モデルやFit to Standardモデルなどの導入モデルが用意されています。標準業務モデルとして、業務モデル、ITモデル、導入手法が体系化されている点も特徴です。
自社の業務をどこまで標準に合わせ、どこを独自運用として残すのかを整理しながら導入を進めたい企業にとって、検討の進め方を組み立てやすい仕組みといえます。

そのほか、EXPLANNER LINKなどの連携手法により、企業データを集めて分析するための基盤も提供されています。販売、生産、原価の情報が別々に管理されていると、現場の実績を経営判断に使うまでに時間がかかりやすくなります。
EXPLANNERは、複数の生産形態や拠点を持つ製造業で、販売・生産・原価の情報をまとめて見たい場合に候補となるサービスです。

EXPLANNERの会社概要

会社名 日本電気株式会社
所在地 東京都港区芝五丁目7番1号
URL https://jpn.nec.com/soft/explanner/

GLOVIA

製造現場の実績と経営情報をつなぎ、ものづくりを支える

GLOVIAは、富士通株式会社が提供する統合基幹ソリューションです。会計、人事給与、販売、生産などの基幹業務を統合し、業務データを一元化するERPとして展開されています。
日本の商習慣に寄り添う国産ERPとして説明されており、販売・生産・会計などの業務を、日本企業の運用に合わせて整えたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、会計・人事給与・販売・生産などの基幹データを統合し、AIを活用して経営と現場の判断を支援する点が挙げられます。
製造業では、生産現場の進捗、販売状況、在庫、原価、会計情報が分かれていると、現場で起きている変化を経営側が把握するまでに時間がかかります。GLOVIAは、業務データをつなげて活用することで、現場の状況をもとに経営判断へつなげたい企業にとって検討しやすい構成です。

また、GLOVIAはコンポーザブル連携により、変化に柔軟に対応できる点も特徴です。コンポーザブル連携とは、業務やシステムを必要に応じて組み替えやすくする考え方です。
制度改正や業務変更があるたびに大きな改修が必要になると、システムの維持に負担がかかります。GLOVIAは、既存の業務知見と標準機能を共存させる考え方を採用しているため、現場の運用を活かしながら、基幹業務を継続的に見直したい企業に向いています。

製造業向けには、GLOVIA One 生産 PRONESが用意されています。複雑な生産管理を標準機能と業種別テンプレートでカバーし、リアルタイムの見える化によって、現場改善と経営判断を支援するサービスです。
生産現場の情報を販売・会計などの基幹業務とつなげたい場合や、製造現場の実績を原価・経営管理に活かしたい場合に、候補として検討できます。

GLOVIAの会社概要

会社名 富士通株式会社
所在地 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
URL https://global.fujitsu/ja-jp/offering/co-evolution-architecture-glovia

mcframe

生産計画・製造実績・原価を深く追い、現場改善につなげる

mcframeは、ビジネスエンジニアリング株式会社が提供する製造業向けの生産管理・販売管理・原価管理システムです。mcframe 7シリーズでは、SCM、PCM、CFP、LiteMESなどの製品が用意されており、生産、販売、原価、現場実績など、ものづくりに関わる業務を管理できます。
製造業のサプライチェーン領域をカバーするパッケージとして開発されているため、生産計画、製造実績、在庫、原価を現場に近い粒度で管理したい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、生産管理や販売管理だけでなく、原価管理や現場実績管理まで製造業向けに展開している点が挙げられます。製造業では、計画通りに作れているか、部品や材料が足りているか、実際にどれだけ原価がかかったかを追う必要があります。
mcframeは、製造現場に近い情報を扱いやすいため、現場の進捗や実績をもとに、生産計画や原価管理を見直したい企業にとって候補になります。

また、mcframe IoTシリーズやLiteMES、PLMシリーズなど、製造現場や設計情報とつなげるための製品群もあります。現場の設備情報、作業実績、設計・部品構成の情報が基幹業務と分かれていると、進捗確認や原価把握に時間がかかりやすくなります。
mcframeは、ERPだけでなく周辺領域の製品も含めて展開しているため、製造現場のデータや設計情報を、生産・原価管理に活かしたい場合に使いやすい構成です。

海外現地法人向けには、会計、ERP、生産管理、原価管理に対応するパッケージも用意されています。ビジネスエンジニアリングは、日系製造業のグローバル展開支援について、世界30か国以上での導入実績を示しています。
国内工場だけでなく海外拠点も含めて、販売、生産、物流、コストの管理を整えたい製造業では、国内外のものづくり業務をどこまで同じ考え方で管理できるかが検討のポイントになります。

mcframeの会社概要

会社名 ビジネスエンジニアリング株式会社
所在地 東京都千代田区大手町1-8-1 KDDI大手町ビル
URL https://www.mcframe.com/

STRAMMIC

BOMを起点に販売・生産・調達・原価をつなぎ、製造業務を管理する

STRAMMICは、株式会社アミックが提供する製造業向け基幹業務システムです。販売物流管理、生産管理、調達管理、原価管理などの製品で構成されており、受注出荷、生産計画、MRP、購買管理、製造管理、在庫管理、品質管理、原価管理、収益管理などに対応しています。
製造業では、販売、生産、調達、在庫、原価の情報が分かれていると、計画変更や材料手配、進捗確認に時間がかかりやすくなります。STRAMMICは、ものづくりに関わる基幹業務を、生産管理を中心につなげたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、BOMを基本にした基幹業務システムである点が挙げられます。BOMは、部品表、レシピ、処方などとも呼ばれる、製品を作るために必要な構成情報です。STRAMMICでは、原料・材料から製品に至るまでの構成情報や、生産される過程である生産工程をもとに、生産計画、オーダー管理、在庫管理などを行えます。
製品ごとに構成や工程が異なる製造業では、BOMの管理があいまいになると、必要な材料や作業順序を確認する手間が増えます。STRAMMICは、製品構成や工程情報を起点に、生産・調達・在庫を管理したい場合に候補となります。

また、自社工場だけでなく、協力工場や製造委託先への製造指図・出荷指示、支給品の直送にも対応しています。マルチカンパニー・マルチファクトリーにも対応しており、複数の生産拠点や物流拠点を含む管理が可能です。
自社以外の工場や委託先が関わる場合、製造指図、購買、搬送、在庫補充の情報が分かれやすくなります。STRAMMICは、仕入先・製造委託先・物流拠点を含めてサプライチェーンを管理したい企業に向いています。

さらに、オーダーや在庫を管理する単位を定義でき、係数による換算にも対応しています。ベースとなるBOM情報、オーダー情報、在庫情報などに、自社独自の管理情報を付加して管理できる点も特徴です。
食品、化学、医薬品、加工組立など、業種によって必要な管理項目は異なります。STRAMMICは、業種特有の管理情報を持たせやすいため、標準機能を使いながら、自社固有の管理項目も扱いたい企業に使いやすい構成です。

ダッシュボードやワークリスト、クロス照会など、業務情報を見える化・共有するための機能もあります。基幹業務システムに蓄積されたデータをグラフや一覧、集計画面で確認できるため、現場や管理部門が同じ情報を見ながら判断しやすくなります。
生産管理、販売物流管理、調達管理を統合し、計画情報を同期・可視化できる点から、計画変更や在庫補充、調達状況を短いサイクルで確認したい製造業に適したサービスといえます。

STRAMMICの会社概要

会社名 株式会社アミック
所在地 静岡県浜松市中央区板屋町111-2 浜松アクトタワー20階
URL https://www.ammic.co.jp/product/strammic.html

BIZXIM製番

製番別のBOM・進捗・原価をつなぎ、受注生産の流れを管理する

BIZXIM製番は、株式会社NTTデータ関西が提供する、受注生産型製造業向けのWeb型統合基幹業務システムです。公式サイトでは、受注生産型製造業に特化したERPとして紹介されており、多品種少量生産や製番管理を行う製造業に向けて開発されています。
受注ごとに仕様や構成、工程、原価が変わる製造業では、案件単位で情報を追えないと、進捗確認や採算管理に時間がかかりやすくなります。BIZXIM製番は、受注生産における引合い・受注・設計・製造・出荷後対応までを製番に紐づけて管理したい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、製番別ストラクチャー型部品表を核にした予実管理が挙げられます。完成品だけでなく、ユニット、部品、素材といった階層ごとのコストや進捗を管理でき、工程面でも、どの工程で誰がどの設備を使うかといった単位で予定と実績を把握できます。
個別受注生産では、製品全体の進捗だけを見ても、どの部品や工程で遅れやコスト超過が起きているか分かりにくいことがあります。BIZXIM製番は、製番ごとに部品・工程・原価の状況を細かく追いたい場合に使いやすい構成です。

また、受注前の引合い発生時点から、受注、製造、出荷後のアフターメンテナンス、定期点検、保守パーツ対応、クレーム情報までを元の製番情報に紐づけて管理できます。一般的な基幹システムでは、出荷後の対応が別管理になりやすく、過去の仕様や対応履歴を探す手間が発生しがちです。
BIZXIM製番では、製品の追加導入や更改などの履歴も含めて把握できるため、出荷後の保守や追加対応まで含めて、製品ライフサイクル全体を管理したい企業に向いています。

主な機能には、販売管理、顧客・サービス管理、基準情報・運用管理、生産管理、生産スケジューラ、財務管理、内部統制管理などがあります。販売や生産だけでなく、顧客対応、財務、承認プロセスまで含めて扱えるため、受注生産の業務を部門ごとに分けずに管理しやすい点も特徴です。
さらに、多言語・多通貨対応や、見積・受注・発注・生産計画・請求などの主要業務プロセスにおけるワークフローでのチェック機能もあります。海外拠点展開や内部統制も含めて、受注生産型製造業の基幹業務を整えたい場合に候補となります。

BIZXIM製番の会社概要

会社名 株式会社NTTデータ関西
所在地 大阪府大阪市北区堂島3-1-21 NTTDATA堂島ビル
URL https://www.bizxim.com/bizxim-seiban/

InfiniOne 組立製造業向けERPソリューション

販売・生産・会計をつなぎ、業種別ノウハウで基幹業務を整える

InfiniOne ERPは、FutureOne株式会社が提供するERPパッケージです。販売・生産・会計管理までを一つのシステムでカバーし、販売管理、購買管理、在庫管理、債権・債務管理、貿易管理、生産管理、原価管理、会計管理などに対応しています。
組立製造業向けには、業種別ソリューションの一つとして「組立製造業/プロセス製造業」向けの領域が用意されています。部品や工程、在庫、生産、原価の情報が分かれやすい製造業において、販売・購買・在庫・生産・原価・会計を同じ基盤で管理したい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、販売管理から生産管理、会計管理まで、主要な基幹業務をワンシステムでカバーできる点が挙げられます。データを一元的に把握できる設計で、さまざまな情報を組み合わせたデータ抽出にも対応しています。
受注、出荷、売上、購買、在庫、生産、原価、会計の情報が別々に管理されていると、部門をまたいだ確認や集計に時間がかかります。InfiniOne ERPは、受注から出荷、売上、原価、会計までの流れをつなげて管理しやすい点がメリットです。

また、食品、鉄鋼、建材、機械、木材をはじめとする業界や、製造、商社、卸、小売、サービスなどに対応した業種別ソリューションがあります。業界特有の商習慣に対応しつつ、業界ごとのノウハウを取り入れたERPとして展開されています。
組立製造業でも、製品構成や部品管理、生産工程、原価管理の考え方は業種によって異なります。InfiniOne ERPは、業種ごとの商習慣や管理項目を踏まえて、基幹業務を整えたい企業に向いています。

ERPパッケージでありながら、機能変更・追加に対応しやすい設計である点も特徴です。業界変化への対応だけでなく、企業ごとの個別業務にも合わせやすい構成とされています。
製造業では、既存の業務ルールや取引先ごとの対応をすべてなくすのが難しい場合があります。InfiniOne ERPは、標準機能を使いながら必要に応じて変更・追加しやすいため、標準化と自社独自業務の両方を考えながら導入したい企業にとって候補になります。

そのほか、EDI、ハンディターミナル、BIツール、WMS、財務会計、管理会計、人事給与、固定資産など、さまざまな周辺システムとの連携にも対応しています。クラウド型とオンプレミス型の両方から導入方式を選べる点も特徴です。
既存システムや現場端末を活かしながら、販売・在庫・生産・原価・会計の情報をつなげたい場合に、検討しやすい構成です。

InfiniOne 組立製造業向けERPソリューションの会社概要

会社名 FutureOne株式会社
所在地 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル 5F
URL https://www.future-one.co.jp/service/InfiniOne_ERP.html

FutureStage 製造業向け生産管理システム

販売・生産・購買・在庫・原価をつなぎ、中堅・中小製造業を支える

FutureStageは、株式会社日立システムズが提供する販売・生産管理システムです。日本の中堅・中小企業向けに開発されたクラウド型ビジネスプラットフォームとして紹介されており、販売、生産、購買、在庫、原価までの一連の業務機能を標準搭載しています。
製造業では、販売、生産、購買、在庫、原価の情報が分かれていると、受注後の生産計画や材料手配、在庫確認、原価把握に時間がかかりやすくなります。FutureStageは、販売から生産、購買、在庫、原価までを一つの流れで管理したい中堅・中小製造業に検討しやすいサービスです。

特徴として、Lite版とStandard版の2つのモデルが用意されている点が挙げられます。Lite版はパッケージ標準機能での運用を基本とし、低コストで利用したい企業向けのモデルです。Standard版は、自社運用に合わせた機能拡張を低コストで行いたい企業向けのモデルで、ノーコード・ローコード開発に対応しています。
製造業では、標準機能に合わせて業務を整えたい場合もあれば、帳票や入力画面、業務ルールを自社に合わせたい場合もあります。FutureStageは、標準機能を活かすか、自社運用に合わせて拡張するかを選びやすい点がメリットです。

機能面では、販売、生産、購買、在庫、原価までの業務を標準搭載しています。日本ならではの商習慣に対応した機能により、業務と経営判断のスピードアップを支援する構成です。
受注から生産、購買、在庫、原価までの情報がつながることで、部門ごとの確認作業を減らし、現場の状況を管理部門や経営判断に活かしやすくなります。特に、古いシステムやExcel管理から、販売・生産管理をクラウドで見直したい企業にとって候補になります。

また、FutureStageは製造業・卸売業を中心に、約40年にわたり4,500システム以上の導入実績があります。公式FAQでは、製造業の対象例として、金属製品製造業、輸送機械器具製造業、医療・精密機械器具製造業、一般機械器具製造業、電気機械器具製造業などが挙げられています。
金属製品、機械、精密機器、電気機械など、販売と生産管理をつなげたい製造業で検討しやすいサービスです。

FutureStage 製造業向け生産管理システムの会社概要

会社名 株式会社日立システムズ
所在地 東京都品川区大崎1-2-1
URL https://www.hitachi-systems.com/ind/fs/

Oracle NetSuite

販売・会計・在庫をクラウドでつなぎ、拠点横断で管理する

Oracle NetSuiteは、日本オラクル株式会社が提供するクラウドERPです。ERP、財務会計、CRM、Eコマースなどの主要業務を一元管理するビジネス管理ソフトウェアとして展開されています。
NetSuite ERPは、会計、受注処理、在庫管理、生産、サプライチェーン、倉庫業務を管理するための統合アプリケーションです。販売、在庫、会計などの情報が分かれている企業では、受注から出荷、在庫、会計までの流れをクラウド上でまとめて管理したい場合に検討しやすいサービスです。

特徴として、製造業向けに購買、生産計画、組立製造プロセスを単一の統合プラットフォームで管理できる点が挙げられます。注文管理、プランニングとスケジューリング、サプライチェーン、購買、製造現場の管理、品質管理、CRMとマーケティングなどの機能もあります。
製造業では、受注後の在庫引当、材料手配、生産予定、出荷対応が別々に管理されると、納期回答や計画変更に時間がかかりやすくなります。Oracle NetSuiteは、注文・在庫・購買・生産計画を同じ基盤で確認したい企業に使いやすい構成です。

また、プランニングとスケジューリングでは、需給バランスを取りながら、必要な在庫を適切なタイミング・場所に確保するための機能があります。有限・無限の能力スケジューリングに対応し、今後の生産予定をカレンダーやガントチャートで確認できる点も特徴です。
生産予定が変わりやすい企業では、材料の不足、在庫の偏り、作業負荷の集中が起きやすくなります。Oracle NetSuiteは、在庫状況と生産予定を見ながら、計画変更に対応したい場合に候補となります。

サプライチェーン管理では、外部委託している製造プロセスを自社で製造しているように管理・モニターできるとされています。生産拠点に関係なく在庫をグローバルに把握でき、仕入先の拠点管理や多拠点計画にも対応しています。
海外拠点や外部委託先を含めて製造・在庫を管理する場合、どこで作られ、どこに在庫があり、どの拠点から出荷できるかを把握する必要があります。Oracle NetSuiteは、複数拠点や委託先を含めて、在庫とサプライチェーンを見える化したい企業に向いています。

さらに、製造現場の管理では、製造プロセスの各段階で起きていることを記録し、現場からリアルタイムに情報を取得できる機能があります。品質管理では、検査計画、合否判定基準、検査結果の記録、不適合発生時のレポートにも対応しています。
現場実績や品質情報を販売・在庫・会計と切り離して管理していると、問題発生時の確認や原価への影響把握が遅れやすくなります。Oracle NetSuiteは、クラウド上で基幹業務と現場情報をつなぎ、海外拠点や委託先を含めた製造管理を整えたい企業に検討しやすいサービスです。

Oracle NetSuiteの会社概要

会社名 日本オラクル株式会社
所在地 東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
URL https://www.netsuite.co.jp/

Dynamics 365 Business Central

Microsoft環境と連携し、販売・在庫・会計をまとめて管理する

Dynamics 365 Business Centralは、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドERPです。公式サイトでは、小中規模企業向けのAI搭載ERPとして紹介されており、財務、販売、サービス、プロジェクト、サプライチェーン、製造、在庫、倉庫管理などの業務に対応しています。
Microsoft 365やTeams、Excel、Power BIなど、Microsoft製品との連携もしやすく、普段使っているMicrosoft環境を活かしながら、販売・在庫・財務の情報をつなげたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、財務、販売、購買、在庫、サプライチェーンなどの業務をまとめて管理できる点が挙げられます。販売注文、購買、在庫補充、注文処理、返品など、日々の取引や在庫の動きを一つの基盤で扱えます。
受注情報、仕入情報、在庫情報、会計情報が分かれていると、納期回答や在庫確認、売上・仕入の集計に時間がかかります。Dynamics 365 Business Centralは、販売・購買・在庫・財務をクラウド上でまとめて管理したい場合に使いやすい構成です。

製造業向けには、詳細な部品表、受注生産への対応、製造オーダーなどの機能があります。部品構成や製造指示を管理できるため、販売や在庫の情報とあわせて、何を作るか、どの材料が必要か、どの注文に対応するかを確認しやすくなります。
製造業では、受注後に必要な部材や在庫を確認し、生産予定につなげる作業が発生します。Dynamics 365 Business Centralは、販売・在庫管理を中心に、製造オーダーや部品表まで管理したい企業に候補となるサービスです。

また、AIを活用した販売・在庫予測や、リアルタイムダッシュボード、柔軟なレポート、Power BIとの接続なども特徴です。在庫補充や売上状況、財務状況をデータで確認しやすくなるため、勘や担当者ごとの確認に頼りすぎない運用を目指せます。
Excelでの集計や部門ごとの手作業が多い場合、Business Central上のデータをMicrosoft製品と連携しながら活用できる点は、導入後の使い方をイメージしやすい部分です。

一方で、Business Centralは小中規模企業向けのERPとして位置づけられています。複雑な工程管理や製造現場の細かな実績管理、大規模なグローバル製造拠点管理まで求める場合は、Business Central単体で足りる範囲と、他のDynamics 365製品や外部システムとの連携が必要になる範囲を整理しておくことが大切です。
製造業ERPとして比較する際は、Microsoft環境との相性を活かしながら、販売・在庫・財務・製造オーダーをどこまで一体管理したいかを軸に検討しやすいサービスです。

Dynamics 365 Business Centralの会社概要

会社名 日本マイクロソフト株式会社
所在地 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー
URL https://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics-365/products/business-central

Infor CloudSuite Industrial

グローバル製造業の生産・在庫・原価をまとめて支える

Infor CloudSuite Industrialは、インフォアが提供する製造業向けのクラウドERPです。公式サイトでは、製造プロセスにデジタル変革をもたらすエンドツーエンドソリューションとして紹介されており、組立製造業とプロセス製造業の両方に対応しています。
製造現場から経営に至るまでの業務を効率的に管理するためのサービスで、生産、在庫、品質、原価、財務を含めて、製造業務全体をクラウドで整えたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、製造業向けERPであるSyteLineを搭載している点が挙げられます。CloudSuite Industrialは、30年以上にわたり中小企業市場を支えてきたERPソリューションをもとにしており、カスタマーサービス、生産性、コスト管理などの改善を支援する構成です。
製造業では、販売、在庫、生産、品質、財務の情報が分かれていると、現場の状況を正しく把握しにくくなります。Infor CloudSuite Industrialは、製造業でよく使われる機能を標準で備えながら、複雑な業務や成長に対応しやすい点がメリットです。

組立製造では、シリアル番号付き部品やハイテク部品の在庫管理、受注組立プロセスなどに対応しています。プロセス製造では、製法・バッチ管理、製品イノベーション、品質コンプライアンス、リコール対応などの要件に対応する機能があります。
組立製造とプロセス製造では、必要な管理項目が大きく異なります。Infor CloudSuite Industrialは、部品構成や受注組立だけでなく、バッチ・品質・リコール管理まで見たい企業にも候補となります。

主な機能には、エンドツーエンドの財務管理、有限APS、プロジェクト、サービス、品質管理、ETO、MTSを含む組立およびプロセス管理などがあります。製造計画や工程だけでなく、サービス、品質、財務まで含めて管理できるため、製造後の対応やコスト管理まで見通しやすくなります。
製造業で、受注設計生産、見込生産、サービス対応が混在している場合、業務ごとに別システムで管理すると情報が分断されやすくなります。Infor CloudSuite Industrialは、複数の製造形態やサービス業務を含めて、製造業務を一つの流れで管理したい企業に向いています。

また、マルチテナントクラウド技術を採用しており、常に最新の状態で利用できること、自社のペースでイノベーションを進められること、ワークフローやアラート、ローカライズ、ドキュメント管理などに対応していることも特徴です。
新しい拠点や部門を追加しながら、業務範囲を広げていきたい製造業では、クラウド上で標準機能を活用しつつ、必要に応じてダッシュボード、レポート、役割別ページなどを追加できる点が使いやすい構成です。

Infor CloudSuite Industrialの会社概要

会社名 インフォア
所在地 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル16階
URL https://www.infor.com/ja-jp/products/cloudsuite-industrial

スーパーカクテルCore FOODs

食品製造の配合・ロット・期限管理をつなげて支える

スーパーカクテルCore FOODsは、株式会社内田洋行が提供する、食品業向けの基幹業務システムです。食品製造・食品卸などで必要になりやすい、販売管理、生産管理、原価管理、品質管理などの業務を支援するサービスとして比較候補に挙げられます。
食品業では、受注、製造、出荷、在庫、賞味期限、ロット、原価の情報が分かれていると、欠品や過剰在庫、期限切れ、トレーサビリティ対応に手間がかかりやすくなります。スーパーカクテルCore FOODsは、食品製造・食品卸に特有の在庫や品質管理を、販売・生産管理とあわせて整えたい企業に検討しやすいサービスです。

特徴として、食品業に求められるロット管理や期限管理、品質管理の文脈で使いやすい点が挙げられます。一般的な製造業と違い、食品業では「いくつ在庫があるか」だけでなく、「どのロットか」「いつまでに出荷すべきか」「どの原材料を使ったか」といった情報の管理が重要になります。
こうした情報を販売や出荷、生産の流れと切り離して管理していると、問い合わせや回収対応、在庫確認に時間がかかります。スーパーカクテルCore FOODsは、賞味期限・ロット・品質情報を踏まえて、食品の受注から出荷までを管理したい場合に候補となります。

また、食品製造では、原材料の仕入れ、配合、製造、在庫、出荷までの流れが原価に影響します。原材料価格の変動や歩留まり、廃棄、在庫ロスが見えにくいと、製品ごとの採算を把握しづらくなります。
スーパーカクテルCore FOODsのような食品業向けシステムでは、販売・生産・原価の情報をつなげることで、食品ごとの原価や在庫状況を見ながら、製造・出荷の判断をしやすくすることが期待できます。

食品業向けのERPを比較する際は、単に販売管理や生産管理の有無を見るだけでなく、賞味期限管理、ロットトレース、品質管理、原価管理、出荷管理までをどこまで一体で扱えるかが重要です。
特に、食品製造・食品卸では、在庫の古い順での出荷、取引先ごとの出荷条件、品質記録、トラブル発生時の追跡対応などが発生しやすいため、自社の運用に必要な食品業特有の管理項目を確認しておくと、導入後の使い方をイメージしやすくなります。

スーパーカクテルCore FOODsの会社概要

会社名 株式会社内田洋行
所在地 東京都中央区新川2丁目4番7号
URL https://www.uchida.co.jp/system/c-sks/

Ross ERP

食品・化学などの配合・品質・ロット管理を支える

Ross ERPは、株式会社日立システムズが提供する、化学・食品業向けの基幹業務システムです。化学業界や食品業界をはじめとするプロセス製造業に必要な機能を備えたERPとして展開されています。
生産管理、在庫管理、原価管理などの機能を標準搭載したオールインワン構成のERPパッケージで、原材料、配合、品質、ロット、原価の情報を一体で管理したいプロセス製造業に検討しやすいサービスです。

特徴として、化学・食品業界の業務に合わせた機能を持つ点が挙げられます。一般的な製造業では、部品を組み立てて製品を作る流れが中心になりますが、化学・食品業界では、原材料を配合し、加工し、品質を確認しながら製品化する流れが重要になります。
そのため、単に在庫数や生産数量を見るだけではなく、どの原材料を使ったか、どのロットで作られたか、品質に問題がないか、原価がどのように変動しているかを確認する必要があります。Ross ERPは、配合・ロット・品質・原価をまとめて追いたい企業に使いやすい構成です。

食品業界向けには、原材料メーカーや加工業メーカーでの導入実績があり、原価計算や品質管理をはじめ、各工程における業務対応の効率化・詳細化に対応しています。
食品製造では、原材料価格の変動、賞味期限、ロット管理、品質記録、出荷後の問い合わせ対応などが発生しやすくなります。Ross ERPは、食品製造における原価・品質・工程管理を細かく見たい場合に候補となります。

化学業界向けには、化学業界に適した機能を多数備え、一般的なERP製品では対応が難しい業務課題に対応できる点が挙げられます。
化学製品では、原料配合、規格、品質、ロット、法規制対応、海外拠点を含む管理など、管理すべき項目が多くなりやすいです。Ross ERPは、化学業界特有の複雑な業務を、基幹システム上で管理したい企業に向いています。

また、Ross ERPは国内・海外を問わず多数の導入実績があるとされており、公式サイトでは、中国・台湾の複数拠点に導入した化学メーカーの事例も掲載されています。
食品・化学などのプロセス製造業で、国内工場だけでなく海外拠点も含めて生産・在庫・原価管理を整えたい場合、導入支援や現地運用への対応も含めて検討したいサービスです。

Ross ERPの会社概要

会社名 株式会社日立システムズ
所在地 東京都品川区大崎1-2-1
URL https://www.hitachi-systems.com/ind/rosserp/

製造業ERPで管理できる主な業務

製造業ERPで管理できる業務は、販売管理や生産管理だけではありません。受注、購買、在庫、生産、原価、会計、人事給与など、ものづくりに関わる情報をつなげて管理できる点が特徴です。
各社の比較表を見ると、対応機能の有無は確認できますが、大切なのはその機能が自社のどの業務課題に関係するのかを見極めることです。

たとえば、納期回答が遅れやすい場合は、販売管理と生産管理、在庫管理がつながっているかが重要になります。原価が見えにくい場合は、生産実績や購買情報が原価管理、会計管理とつながるかが確認ポイントです。
ここでは、製造業ERPで管理できる主な業務を、自社の課題と照らし合わせやすいように整理します。

販売管理

販売管理では、見積、受注、出荷、売上、請求などを管理します。
製造業では、営業が受けた注文内容が、その後の生産計画や材料手配、在庫引当、出荷予定に影響します。そのため、販売管理は単に売上を記録するための機能ではなく、受注情報を起点に、社内の動きをつなげるための入口になります。

たとえば、顧客から納期の前倒しを求められた場合、営業だけでは判断できません。生産ラインに空きがあるか、必要な部品はそろっているか、外注先の対応は間に合うかを確認する必要があります。
販売管理と生産・在庫・購買の情報がつながっていれば、納期回答や受注判断に必要な情報を確認しやすくなります。

購買管理

購買管理では、部品や材料の発注、入荷、仕入、支払予定などを管理します。
製造業では、必要な材料が必要なタイミングでそろわなければ、生産計画そのものが崩れてしまいます。購買管理は、材料を買うための機能というより、生産を止めないための手配管理として考えると分かりやすいでしょう。

特に、納期変更や仕様変更が多い現場では、発注済みの部品が今の計画に合っているか、追加手配が必要か、過剰に発注していないかを確認する場面が増えます。
購買情報と生産計画、在庫情報が分かれていると、手配漏れや二重発注が起きやすくなります。ERPでこれらの情報をつなげることで、購買担当者だけでなく、生産側や管理側も材料の状況を把握しやすくなります。

在庫管理

在庫管理では、原材料、部品、仕掛品、完成品の数量や保管場所、状態を管理します。
製造業でよくあるのが、システム上は在庫があるのに、現場では使えないという状態です。すでに別の注文に引き当てられている、検査待ちで使えない、倉庫の場所が分からないなど、理由はいくつかあります。

そのため、製造業ERPの在庫管理では、単に「何個あるか」だけでなく、どこにあり、使える状態なのか、どの注文に使う予定なのかまで確認できるかが大切です。
在庫の見え方が不十分だと、欠品を恐れて多めに発注したり、あると思っていた部品が使えずに生産が止まったりすることがあります。

リーダーや主任職の方がERPを比較する際は、在庫管理機能の有無だけでなく、原材料、仕掛品、完成品をどの粒度で追えるかを確認しておくと、現場への説明もしやすくなります。

生産管理

生産管理では、生産計画、工程、作業進捗、製造実績、不良実績などを管理します。
製造業ERPにおける生産管理は、工場内の予定を立てるだけではなく、受注情報や在庫情報とつなげて、現実に合った計画を作るための機能です。

たとえば、急な受注変更があった場合、生産計画だけを見ても判断できません。必要な材料はあるか、前工程は間に合うか、作業負荷が偏っていないか、出荷予定に影響しないかを確認する必要があります。
生産管理が販売・購買・在庫とつながっていれば、計画変更による影響を把握しやすくなり、現場への指示も出しやすくなります

また、製造実績をERPに反映できれば、予定と実績のズレも見えやすくなります。どの工程で遅れが出ているのか、不良がどこで発生しているのかを把握できるため、改善活動にもつなげやすくなります。

原価管理

原価管理では、材料費、外注費、作業時間、経費などをもとに、製品別・案件別・工程別の原価を管理します。
製造業では、売上が上がっていても、材料費や外注費、作業工数が増えていれば利益が残りにくくなります。だからこそ、原価管理は経理だけの業務ではなく、製造現場と経営判断をつなぐための重要な情報になります。

たとえば、見積時には利益が出る予定だった案件でも、実際には追加作業や材料変更が発生し、想定より原価が高くなることがあります。
原価情報が後からしか分からない状態では、価格交渉や生産方法の見直しが遅れやすくなります。

ERPで購買情報、生産実績、在庫金額、会計情報をつなげて管理できれば、製品や案件ごとの採算を確認しやすくなります。比較時には、標準原価と実際原価を比べられるか、工程別に原価を見られるかも確認したいポイントです。

会計管理・人事給与管理

会計管理では、売上、仕入、支払、入金、決算などを管理します。人事給与管理では、従業員情報、勤怠、給与計算、人件費などを管理します。
製造業ERPでは、これらの管理部門の情報と、販売・購買・生産の情報をつなげられるかが重要になります。

たとえば、受注や出荷の情報が売上に反映され、仕入や外注費が原価や会計に反映される流れが整っていれば、転記や確認作業を減らしやすくなります。
また、作業時間や人件費を原価管理に活かせる場合、製品ごとの利益をより具体的に確認しやすくなります。

製造業ERPを比較する際は、現場の便利さだけでなく、管理部門や経営層にとってのメリットも説明できることが大切です。現場の実績が会計や人件費、原価の情報につながるかを確認しておくと、導入後の成果を社内で伝えやすくなります。

製造業ERPの種類

製造業ERPは、どれも同じように見えても、得意な領域はサービスによって異なります。
海外拠点やグループ全体の管理に強いものもあれば、国内の商習慣に合わせやすいもの、製造現場の工程管理に強いもの、食品や化学など特定業種に向いたものもあります。

各社紹介を見た後は、サービス名だけで判断するのではなく、自社の業務課題がどのタイプに近いのかを整理しておくと比較しやすくなります。
ここでは、製造業ERPを大きく5つのタイプに分けて紹介します。

タイプ 特徴 向いている状況 主なサービス例
大手・グローバルERP型 海外拠点、グループ会社、複雑な会計、全社管理に対応しやすいタイプ 国内外の拠点をまとめて管理したい、グループ全体で業務をそろえたい場合 SAP、Oracle NetSuite、Dynamics 365、Inforなど
国産ERP・基幹業務統合型 販売、購買、在庫、生産、会計、人事給与などを幅広くつなぎやすいタイプ 日本の商習慣に合わせながら、現場と管理部門の情報をまとめたい場合 PROACTIVE、OBIC7、GRANDIT、Biz∫、EXPLANNER、GLOVIAなど
製造業特化・生産管理型 生産計画、工程管理、製番管理、原価管理など、製造現場に近い業務に強いタイプ 製造工程や個別受注、現場の進捗管理を重視したい場合 mcframe、STRAMMIC、BIZXIM製番、InfiniOne、FutureStageなど
業種特化型 食品、化学、素材加工など、特定の製造方式や管理項目に合わせたタイプ ロット管理、賞味期限、配合、素材加工など、業種特有の管理が必要な場合 スーパーカクテルCore FOODs、Ross ERPなど
一部領域特化型 会計、人事給与など、特定の管理業務に強いタイプ 製造全体よりも、会計・人事給与など管理部門の仕組みを見直したい場合 SuperStream、COMPANYなど

大手・グローバルERP型

大手・グローバルERP型は、海外拠点、グループ会社、複雑な会計、全社共通の業務管理に対応しやすいタイプです。
SAP、Oracle NetSuite、Dynamics 365、Inforなどがこの枠に入ります。

このタイプは、国や拠点をまたいで販売、購買、在庫、会計などを管理したい場合に検討されやすいでしょう。
拠点ごとに異なる業務ルールや会計情報を、同じ基準で見たい場合に向いています。

一方で、対応範囲が広いぶん、導入時には業務整理や社内調整が必要になりやすい点もあります。
製造現場の細かな運用までどこまで合わせられるかは、導入前に確認しておきたいポイントです。

国産ERP・基幹業務統合型

国産ERP・基幹業務統合型は、日本企業の商習慣や管理部門の業務に合わせながら、販売、購買、在庫、生産、会計、人事給与などをつなぎやすいタイプです。
PROACTIVE、OBIC7、GRANDIT、Biz∫、EXPLANNER、GLOVIAなどが候補になります。

このタイプは、海外展開よりも、国内拠点の業務を整理したい場合や、現場部門と管理部門の情報をつなげたい場合に向いています。
たとえば、受注から生産、出荷、売上、原価までの流れをまとめて見たい場合には、基幹業務全体をつなげられるかが選定のポイントになります。

また、請求、支払、会計、人事給与など、国内企業で使われる管理業務との相性も確認しやすいタイプです。
一方で、製造現場の工程管理や設備連携まで深く見たい場合は、各サービスの生産管理機能や現場システム連携の範囲を確認する必要があります。

製造業特化・生産管理型

製造業特化・生産管理型は、生産計画、工程管理、製番管理、原価管理など、製造現場に近い業務に強いタイプです。
mcframe、STRAMMIC、BIZXIM製番、InfiniOne、FutureStageなどがこの枠に入ります。

このタイプは、個別受注生産、組立製造、多品種少量生産など、製造工程の管理が複雑になりやすい場合に向いています。
どの注文に対して、どの部品を使い、どの工程で、どれだけ原価がかかったのかを追いたい場合に検討しやすいでしょう。

一方で、会計、人事給与、全社的な管理まで広くまとめたい場合は、対応範囲に注意が必要です。
ERPとしてどこまで管理できるのか、生産管理システムに近い位置づけなのかを見極めることが大切です。

業種特化型

業種特化型は、食品、化学、素材加工など、特定の製造方式や管理項目に合わせたタイプです。
スーパーカクテルCore FOODs、Ross ERPなどが候補になります。

食品製造では賞味期限やロット、アレルゲン、配合管理などが重要になりやすく、化学や素材加工では配合、品質、ロット、工程条件などの管理が求められます。
こうした業種では、一般的な販売・在庫・生産管理だけでは足りず、業種特有の管理項目に対応できるかが選定の分かれ目です。

一方で、対象業種に合わない場合は、機能が過剰になったり、自社の業務と合わない部分が出たりする可能性があります。
導入前には、自社の製造方式や管理したい情報と、サービスの得意領域が合っているかを確認しましょう。

会計・人事給与など一部領域に強い型

会計・人事給与など一部領域に強い型は、製造全体を管理するというより、会計、人事給与、労務管理など、特定の管理業務に強いタイプです。

このタイプは、製造現場の工程や在庫よりも、決算、会計処理、人事給与、勤怠管理などを整えたい場合に向いています。
管理部門の業務を先に見直したい場合には、有力な選択肢になるでしょう。

ただし、製造業ERPとして比較する場合は、販売、購買、在庫、生産、原価まで一体で管理できるかを確認する必要があります。
製造現場の改善まで含めて検討している場合は、他のERPや生産管理システムとの組み合わせも考えるとよいでしょう。

製造業ERPで解決できる課題

製造業ERPは、単に業務をシステム化するためのものではありません。
受注、購買、在庫、生産、出荷、原価、会計の情報をつなげることで、製造業で起きやすい「情報のズレ」や「判断の遅れ」を減らすために活用されます。

各社の比較表や紹介を見ても、「機能が多い」「対応範囲が広い」だけでは、自社に合うかどうかは判断しにくいものです。
大切なのは、自社で起きている課題が、どの業務のつながり不足から生まれているのかを整理することです。

ここでは、製造業ERPで解決を目指せる代表的な課題を、業務の困りごと別に紹介します。

在庫数と実物が合わない

製造業でよく起きる課題のひとつが、システム上の在庫数と、現場にある実物の数が合わない状態です。
帳簿上は在庫があるはずなのに倉庫には見当たらない、あると思っていた部品がすでに別の注文に使う予定だった、検査待ちでまだ使えなかったといったケースです。

このズレが起きると、生産計画に影響が出ます。必要な部品が足りずに作業が止まったり、欠品を避けるために余分に発注したりすることもあります。
結果として、生産遅れ、過剰在庫、棚卸しの負担、原価のズレにつながりやすくなります。

製造業ERPでは、販売、購買、生産、在庫の情報をつなげて管理することで、在庫の動きを追いやすくなります。
単に「何個あるか」だけでなく、どこにあり、使える状態なのか、どの注文に引き当てられているのかまで確認できるかが重要です。

納期回答に時間がかかる

顧客から納期を聞かれても、すぐに回答できないという課題もあります。
営業側では受注したいと思っていても、生産計画、部品在庫、購買状況、外注先の進み具合が見えなければ、確実な回答ができません。

特に、短納期対応や納期変更が多い現場では、確認すべき情報が増えます。
材料はそろっているのか、今の生産計画に割り込ませられるのか、出荷日は調整できるのか。こうした確認を人づてに行っていると、回答までに時間がかかります。

製造業ERPで受注、生産、在庫、購買の情報がつながっていれば、納期判断に必要な情報を一連の流れで確認しやすくなります
営業と製造現場の認識ズレを減らし、無理な受注や納期遅れを防ぐための判断材料にもなります。

仕様変更や部品表の変更が伝わりにくい

製造業では、受注後に仕様が変わったり、設計変更によって部品表が更新されたりすることがあります。
この変更が購買、生産、在庫、品質管理へ正しく共有されていないと、古い情報のまま発注や生産が進んでしまうおそれがあります。

たとえば、変更前の部品を発注してしまう、現場が古い手順で作業してしまう、検査基準が更新されていないといった状態です。
こうしたズレは、作り直し、余剰在庫、不良発生、納期遅れにつながることがあります。

製造業ERPでは、受注情報、部品表、購買、生産、在庫などをつなげて管理することで、最新版の情報を関係部門で共有しやすくなります
製品ごとの部品構成や仕様変更が多い場合は、部品表や設計変更への対応範囲も確認しておきたいポイントです。

原価や利益が見えにくい

製造業では、売上が上がっていても、利益が出ているとは限りません。
材料費、外注費、作業時間、設備の使用、在庫評価、不良や手直しなど、原価に関わる要素が多いためです。

これらの情報が別々に管理されていると、製品別・案件別の採算が見えにくくなります。
月末になってから原価が想定より高かったと分かる、見積時には利益が出ると思っていた案件が実際には厳しかった、といった状況も起こりやすくなります。

製造業ERPで購買情報、生産実績、在庫金額、会計情報をつなげて管理できれば、原価と利益を業務の流れに沿って確認しやすくなります
価格改定、生産方法の見直し、外注先の見直しなど、次の判断につなげやすくなる点も重要です。

部門間の確認作業が多い

営業、購買、生産、倉庫、経理がそれぞれ別のシステムやExcelで情報を管理していると、確認作業が増えます。
「この注文はどこまで進んでいるのか」「材料は手配済みなのか」「出荷はいつか」「売上計上はどうなるのか」を確認するために、複数の担当者へ聞かなければならない状態です。

こうした確認作業は、ひとつひとつは小さく見えても、毎日積み重なると大きな負担になります。
また、伝言や転記が多いほど、確認漏れや入力ミスも起きやすくなります。情報が人を経由しないと分からない状態は、製造業ERPで見直したい課題のひとつです。

製造業ERPで各部門の情報をつなげることで、関係者が同じ情報を確認しやすくなります。
部門間のやり取りを減らすだけでなく、受注から生産、出荷、請求、原価確認までの流れを追いやすくなるため、業務全体の判断もしやすくなります。

製造業ERPの選び方

製造業ERPを選ぶときは、知名度や機能数だけで比較するのではなく、自社の製造の流れに合うかを確認することが大切です。
同じ製造業でも、受注してから作る会社、見込みで作る会社、部品を組み立てる会社、材料を配合・加工する会社では、必要な管理が異なります。

また、ERPは導入して終わりではありません。販売、購買、在庫、生産、原価、会計など、複数の部門が使い続けるシステムです。
比較表で気になるサービスが見つかったら、次に「自社のどの課題に合うのか」「導入後に運用し続けられるか」を確認しましょう。

自社の生産方式に合っているか

製造業ERPを選ぶうえで、まず確認したいのが自社の生産方式に合っているかです。
組立製造、個別受注生産、見込生産、食品・化学などのプロセス製造では、管理すべき情報が変わります。

たとえば、個別受注生産では、注文ごとに仕様や部品、工程、原価を追えることが重要になります。組立製造では、部品表や工程、在庫引当の管理が欠かせません。食品や化学などでは、ロット、配合、品質、期限などの管理が必要になる場合があります。

生産方式に合わないERPを選ぶと、導入後にExcelや個別管理が残りやすくなります。
そのため、比較時には「製造業向け」と書かれているかだけでなく、自社の作り方に必要な管理ができるかを確認することが大切です。

販売から生産、会計までつながるか

製造業ERPらしさが出る比較軸が、販売から生産、会計までのつながりです。
受注、生産計画、購買、在庫、出荷、売上、原価、会計が別々に管理されていると、確認作業や転記作業が増えやすくなります。

たとえば、受注内容が変わったときに、生産計画、材料手配、出荷予定、原価にどのような影響が出るのかを確認できるか。
売上や仕入の情報が、会計や原価管理に自然につながるか。こうした点は、導入後の使いやすさに関わります。

ERPを比較する際は、単に「販売管理あり」「生産管理あり」と見るのではなく、販売・生産・在庫・原価・会計が一連の流れでつながるかを確認しましょう。

在庫を数量だけでなく状態まで見られるか

製造業の在庫管理では、数が分かるだけでは不十分な場合があります。
原材料、部品、仕掛品、完成品がどこにあるのか、使える状態なのか、検査待ちなのか、すでに別の注文に引き当てられているのかまで確認できることが重要です。

在庫の見え方が不十分だと、「あるはずなのに使えない」「足りないと思って余分に発注した」「仕掛品の状況が分からず生産計画を組みにくい」といった問題が起きやすくなります。

比較時には、在庫の数量、保管場所、状態、引当状況をどこまで管理できるかを確認しましょう。
特に、複数倉庫や外注先、工場間の在庫を扱う場合は、在庫の見え方が業務に大きく影響します。

原価管理に対応できるか

製造業では、材料費や外注費だけでなく、作業時間、工程、設備、不良、在庫評価なども原価に関わります。
そのため、製品や案件ごとの採算を見たい場合は、原価管理の対応範囲を確認する必要があります。

見積時には利益が出ると思っていた案件でも、実際には追加作業や材料変更によって原価が上がることがあります。
原価が後からでないと分からない状態では、価格交渉や生産方法の見直しが遅れやすくなります。

ERPを選ぶ際は、製品別・案件別・工程別に原価を確認できるかを見ておきましょう。
予定原価と実際原価を比べられるか、生産実績や購買情報と原価がつながるかも重要な確認ポイントです。

現場システムやMESと連携できるか

すでに生産管理システム、MES、設備データ、検査システムなどを使っている場合は、それらとERPが連携できるかも確認したい項目です。
ERPを導入しても、現場の実績が反映されなければ、結局は手入力やExcelでの集計が残ってしまいます。

たとえば、作業実績、不良実績、設備稼働、検査結果などをERP側で確認できれば、原価管理や納期判断、品質改善に活かしやすくなります。
現場と管理部門で別々の情報を見ている状態を減らすためにも、連携範囲は重要です。

比較時には、現場の実績データをERPに取り込めるか、既存システムとの連携方法に無理がないかを確認しましょう。
製造現場の情報を経営判断に活かしたい場合は、特に重視したいポイントです。

導入後の支援体制があるか

製造業ERPは、導入してすぐに効果が出るものではありません。
業務の整理、マスタ情報の整備、部門間の調整、運用ルールの見直しなど、導入前後にやるべきことが多くあります。

特に製造業では、品目、部品表、工程、取引先、在庫、原価など、整理すべき情報が多くなりがちです。
ここが不十分なまま進むと、ERPを入れても正しいデータが出ず、現場で使われにくくなることがあります。

比較時には、機能だけでなく、導入前の業務整理から導入後の運用定着まで支援してもらえるかを確認しましょう。
保守対応、改善提案、追加機能への対応など、長く使い続けるための体制も見ておきたいポイントです。

製造業ERPを導入するときの注意点

製造業ERPは、販売、購買、在庫、生産、原価、会計などをつなげられる一方で、導入前の準備が不足していると十分に活用しにくくなります。
比較表を見て「よさそうなサービス」が見つかっても、今の業務のまま入れれば自然に改善するとは限りません。

特に製造業では、品目、部品表、工程、在庫、取引先、原価など、関係する情報が多くなります。
そのため、導入前にはどの業務をERPで管理し、どこまで業務の流れを見直すのかを整理しておくことが大切です。

ここでは、製造業ERPを導入するときに注意したいポイントを紹介します。

今の業務をそのまま移そうとしない

ERP導入で注意したいのは、Excelや紙で行っている作業を、そのままシステムに置き換えようとすることです。
今の業務に重複入力や確認待ち、担当者ごとの独自ルールが残っている場合、そのままERPへ移しても、業務の負担が残りやすくなります。

たとえば、在庫管理をExcelで行っていて、現場の実物と数字が合っていない場合、Excelの項目をそのままERPに移すだけでは根本的な解決になりません。
入庫、出庫、検査待ち、引当、仕掛品など、どのタイミングで誰が情報を更新するのかまで整理する必要があります。

ERPは、今のやり方をそのまま残すためのものではなく、業務の流れを整えるための仕組みです。
導入前には、残す業務、見直す業務、システムに任せる業務を分けて考えることが大切です。

部門ごとの目的をそろえる

製造業ERPは、ひとつの部門だけで使うシステムではありません。
営業、生産、購買、在庫管理、経理など、複数の部門が関わるため、部門ごとに期待する効果が異なります。

営業は納期回答を早くしたい、生産側は無理のない計画を立てたい、購買は材料の手配漏れを減らしたい、経理は原価や売上を正しく見たい。
このように、同じERP導入でも部門ごとに重視するポイントが違うことがあります。

目的がそろっていないまま進めると、「販売管理は使いやすいが現場では使いにくい」「生産側の入力が増えたのに、管理側の数字に活かされていない」といったズレが起きやすくなります。
導入前には、どの課題を優先して解決するのか、どの部門の情報をどこまでつなげるのかを決めておきましょう。

マスタ情報を整備する

製造業ERPでは、マスタ情報の整備も重要です。
マスタ情報とは、品目、部品表、取引先、工程、倉庫、原価、単位など、ERPの土台になる基本情報のことです。

この情報が整理されていないと、ERPを導入しても正しい結果が出にくくなります。
たとえば、同じ部品が別名で登録されている、部品表が古いままになっている、工程名が現場ごとに違う、在庫単位が統一されていないといった状態です。

マスタ情報が乱れていると、在庫数や原価、生産計画にも影響します。
ERPを活用するには、導入前に品目・部品表・工程・原価などの情報を整理し、社内で同じ基準で使える状態にしておくことが欠かせません。

製造業ERPは、情報を入れれば自動的に成果が出るものではなく、正しい情報をもとに運用してこそ効果を発揮します。
サービスを比較するときは、機能だけでなく、導入時の業務整理やマスタ整備をどこまで支援してもらえるかも確認しておくと安心です。

製造業ERPに関するよくある質問

製造業ERPを比較していると、「基幹システムとの違いは何か」「生産管理システムだけで足りるのか」「クラウド型とオンプレミス型はどちらがよいのか」など、判断に迷いやすいポイントが出てきます。
ここでは、製造業ERPの導入を検討する際によくある疑問を整理します。

Q1.製造業ERPと基幹システムは違いますか?

基幹システムは、販売、購買、在庫、会計、人事給与など、会社の主要業務を支えるシステム全般を指します。
ERPは、その中でも複数の業務をひとつにつなげて管理する仕組みとして使われることが多いです。

製造業ERPの場合は、受注、生産、購買、在庫、出荷、原価、会計などをつなげて管理します。
そのため、単に各業務をシステム化するだけでなく、部門ごとに分かれた情報を同じ流れで見られるようにする点が特徴です。

Q2.製造業ERPは生産管理システムだけで代用できますか?

工場内の生産計画や工程進捗、作業指示を管理したい場合は、生産管理システムで対応できることがあります。
ただし、販売、購買、在庫、原価、会計までつなげて見たい場合は、ERPの検討が必要になります。

たとえば、受注内容が変わったときに、生産計画だけでなく、部品在庫、購買状況、出荷予定、原価への影響まで確認したい場合です。
このようなケースでは、工場内の管理だけでなく、会社全体の業務をつなげる視点が求められます。

Q3.クラウドERPとオンプレミスERPはどちらがよいですか?

クラウドERPは、自社でサーバーを持たずに利用できるため、拠点間で情報を共有しやすく、システム管理の負担を抑えやすい点があります。
一方、オンプレミスERPは、自社環境に合わせた運用や既存システムとの連携を重視したい場合に検討されることがあります。

どちらがよいかは、利用したい機能だけでなく、運用体制、既存システム、セキュリティ方針、カスタマイズの必要性によって変わります。
製造業ERPを選ぶ際は、導入形態だけでなく、自社の業務に合う運用ができるかを確認しましょう。

Q4.製造業ERPの導入前に準備すべきことは何ですか?

製造業ERPを導入する前には、まず自社の業務課題を整理することが大切です。
在庫のズレを減らしたいのか、納期回答を早めたいのか、原価を見えるようにしたいのかによって、選ぶべきERPは変わります。

また、品目、部品表、取引先、工程、在庫、原価などのマスタ情報も確認しておきましょう。
これらの情報が整理されていないと、ERPを導入しても正しい結果が出にくくなります。業務課題の整理、マスタ情報の整備、関係部門の巻き込み、既存システムとの連携確認が導入前の主な準備です。

製造業ERPは自社の課題に合わせて選びましょう

製造業ERPは、機能名だけを見て選ぶと、自社の業務に合うかどうかを判断しにくくなります。
大切なのは、自社が何に困っていて、どの業務をつなげたいのかを整理したうえで比較することです。

同じ製造業でも、在庫のズレに悩んでいる会社、納期回答に時間がかかっている会社、原価や利益を見えるようにしたい会社、現場システムと基幹業務をつなげたい会社では、見るべきERPが変わります。
そのため、比較表や各社紹介を見るときは、サービスの知名度や対応機能の多さだけでなく、自社の課題に対してどこまで具体的に応えられるかを確認しましょう。

比較前に整理したいポイント

製造業ERPを比較する前に、まずは自社の課題を整理しておくことが大切です。
在庫を正確に把握したいのか、納期回答を早めたいのか、原価や利益を見たいのか、現場の実績を経営判断に活かしたいのか。優先したい課題によって、選ぶべきサービスは変わります。

特に確認したいのは、受注、生産、購買、在庫、原価、会計のどこに情報の分断があるかです。
どの部門の情報がつながっていないために、確認作業や判断の遅れが起きているのかを整理すると、比較表を見るときの軸がはっきりします。

自社に合うERPを見極める流れ

自社に合うERPを見極めるには、まず生産方式や業務の流れを整理し、そのうえで必要な管理範囲を確認する流れがおすすめです。
組立製造なのか、個別受注生産なのか、見込生産なのか、食品・化学などのプロセス製造なのかによって、必要な機能や管理項目は異なります。

次に、比較表や各社紹介を見ながら、各ERPの得意領域を確認します。
販売から生産、在庫、原価、会計まで広くつなげたいのか、製造現場の工程管理を重視したいのか、会計や人事給与など管理部門を中心に整えたいのか。自社の課題とサービスの強みが重なるかを見ることが重要です。

気になるサービスがある場合は、資料請求や問い合わせを通じて、自社の業務に近い導入事例や対応範囲を確認してみましょう。
比較表で候補を絞り、各社の特徴を見比べながら、自社に合う製造業ERPを検討してみてください。

免責事項
本記事は、2026年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。