「DM(ダイレクトメール)の発送量が多くて管理が大変」、「スタートアップで顧客リストがなく、DMが送れない」などの悩みを抱えていませんか。
そんなとき専門の業者を利用すれば、顧客リストの作成やDM戦略・企画設計を行ってもらえるので、DMの発送業務を効率化しつつターゲットに適した効果的なDM配信を行えます。
ここではDM発送代行業者の特徴や利用料金を紹介しているので、ぜひ代行会社を選ぶ際にご活用ください。
DM発送代行業者の一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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発送代行コンシェルジュ |
企画から反響分析の充実したワンストップサポートなら
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セルマーケ |
年間2億通以上の実績と14,400社の利用。DM発送をWebで完結させるサービス |
DM発送代行センター |
50~5万通対応!専任サポートで迅速・確実なDM発送 |
ダイレクトメール発送ONLINE |
50部から対応!内製化で品質維持、柔軟なDM発送代行 |
データセレクト |
短納期と精密作業!自社倉庫で幅広く対応するDM発送代行 |
DM診断 |
デザインから発送まで対応!法人リスト活用で多彩なDM制作を実現 |
DM本舗 |
印刷から投函まで対応!Web完結のDM発送代行サービス |
アテナ |
年間2億通の実績!小口から大規模まで対応するDM発送代行 |
DM発送おまかせ便 |
取引30万社超!累計2.9億枚印刷のDM発送代行サービス |
DM発送代行サイト |
郵便・メール便対応!最短3日で発送のDM代行サービス |
ラクスル |
印刷・発送を最短30分で依頼!精密なDM配布を実現 |
ジャパンメール |
リスト作成から発送まで対応!8種の方法で小ロット発送可能 |
DM戦略ラボ レスポ |
年間1,500万通のDM発送実績、全工程一括代行で迅速対応 |
Challenge Life(チャレンジライフ) |
最短翌営業日発送、100通から10万通以上まで対応するDM発送代行サービス |
メールソリューションジャパン |
宛名加工から発送代行まで、セキュリティ対策を徹底したDM発送サービス |
発送代行センター |
DM発送をスピーディかつ安全に!最短4日で20万通対応の発送代行センター |
DM発送代行業者とは?

DM発送代行業者とは、「個人宛に商品案内・カタログを送付する宣伝方法を代行する業者」のことを指しています。実はDMと言っても、自宅や会社に案内を送付するアナログな販促手段と、メールで案内を届けるデジタルな販促手段があります。
一般的にはDM発送代行業者は前者のアナログな販促手段を代行する会社が多く、後者のメールでの案内はメール代行会社に依頼するケースが多いでしょう。アナログのDMはデジタルな販促手段と比べてコストがかかりますが、消費者に情報を形にして届けられるので、コンバージョン率の高い販促手段です。
DMの注目度が高い理由は開封率の高さ
DMメディア実態調査※によると、DM受け取り1,282通のうち開封・閲読数は1,019通に上り、実に全体の79.5%が開封されていることが分かりました。
さらに、閲読した方のうち21.0%もの人が、“ネットで検索・話題にする・購入・店舗に出かける・資料請求・問い合わせ・レビューの書き込み・会員登録”といったように、何らかの行動に移しています。驚くべきことに行動した人21.0%のうち、3.4%に当たる方が実際に利用や購入をしている結果となりました。
※参照元:【PDF】一般社団法人日本ダイレクトメール協会研究開発委員会|「DMメディア実態調査2021」調査報告書要約版 (https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2022-000021.pdf)
メールよりもコンバージョン率が高い?
メールで案内を配信した際にクリックされる割合は全体の約2~3%※と言われており、クリックされたうち約10分の1がコンバージョンに繋がると見られています。つまり、メールで1万件送付する場合、20~30件がコンバージョンする予測に。一方でDMは上記で説明したようにコンバージョン率が3.4%のため、1万通送付したうち340件がコンバージョンに至る可能性があります。
もちろん、メールの配信代行の方が1通当たりの単価が安いため、どちらがより費用対効果が得られるかは業種等によっても変わります。しかし、短期間でコンバージョン率を上げたいのであれば、DM発送を利用する価値はあると言えるのです。
※参照元:BENCHMARK|平均メール開封率レポート【2022年版】 (https://www.benchmarkemail.com/jp/email-marketing-benchmarks/)
DM発送代行業者に依頼するメリット・デメリット

ここからは、DM発送代行業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。企業の予算・目的・ターゲットを考えたうえで、DM発送のメリットがあると判断できる場合は、代行会社への依頼を検討してみてください。
DM発送代行業者へ依頼するメリットとは?
- 1.ターゲットに適したタイミングでDMを発送できる
- 2.コンバージョン率を高めるデザインを採用できる
- 3.不着のDMをリストから削除できコストダウンになる
DM発送代行業者へ依頼するメリットは、大きく分けて3つあります。1つ目は、ターゲットに適したタイミングでDMを発送できる点です。効果的な発送のタイミングは、ターゲットにより異なります。
例えば、定番商品のA商品を頼んだ顧客には早めにサンクスメールを兼ねたDM発送で定期購入へ引き上げられるのに対し、季節商品のB商品を頼んだ顧客には2週間後の声かけの方が反響が大きいケースもあります。上述したように、商品や顧客の状態によって適したタイミングが異なる場合は、指示した通りにDMを発送できる代行会社へ依頼すると大変便利です。
メリットの2つ目は、顧客の心に訴えかけるコンバージョン率を高めるデザインを採用できる点です。代行会社は幅広い業界のDMデザインを手掛けているので、顧客の目に留まりやすいDMを打てるようになります。
最後にメリットの3つ目として、不着の会員データをリストから削除できる点があります。自社でDMを発送する場合、量が多くなるほど不着時の対応が難しくなるものです。代行会社に依頼すると不着時は発送リストから削除できるので、余分なコストをかけずに済むでしょう。
DM発送代行業者に依頼するデメリットとは?
DM発送代行業者に依頼するデメリットとしては、個人情報の漏えいリスクがあることが挙げられます。
DM発送代行業者が個人情報を厳重に取り扱っているか否かの判断目安として、「Pマーク」に着目するのが一つの手です。Pマークとはプライバシーマークの略称であり、個人情報の取り扱いに対して設けられた要件を満たした事業者のみが取得できるマークのことです。
過去には、同姓同名の顧客に誤って個人情報が載ったDMを発送してしまい、他の顧客がサービスを使ってギフトを届けた相手方の名前・住所・電話番号といった個人情報が漏えいした事件が起きています。基本中の基本ではありますが、個人情報を厳重に取り扱っている代行会社へ依頼するべきでしょう。
DM発送代行業者に依頼する際にかかる費用相場

DM発送代行業者に依頼する時は、発送するサイズによって費用が大きく異なります。DMの定番の大きさである100mm×148mmの「はがき」の費用相場は、1万部で単価57~60円程度です。
発送部数が多いほど単価が安くなり、5万部発送すると単価48~57円程度まで下がります。両面フルカラーにするかどうかでも金額が異なり、裏面をモノクロにする場合はもう少し単価が安くなるケースも。また、印刷のみを代行し、発送を自社で行う場合は単価が40~50円近く安くなる可能性があります。
- はがき(100×148mm):1万部 単価57~60円
- 圧着はがきV型(100×148mm):1万部 単価66~69円
- A4はがき(210×297mm):1万部 単価76~83円
- 封書DM(A4サイズ):1万部 単価73~90円
※上記は費用目安です。はがきや封入する紙の重さによっても料金が変動するのでご注意ください。
上述したように、通常サイズのはがきが一番安く印刷・発送できるDMです。ただ、インパクトに欠ける部分があるので、顧客の目に留まりやすい圧着はがき・ジャンボサイズのA4はがき・封書のDMも人気があります。
DM発送代行業者に依頼する際の選定ポイント

DM発送代行業者を選定する際は、自社が送るDM量を考えて選ぶことをおすすめします。代行会社によっては依頼できる量が決まっているケースがあり、小口案件を受け付けていない場合もあります。100枚程度からDM発送したい企業は、小口案件を受け付けているDM発送代行業者に依頼しましょう。
また、納期によって金額を分けている会社があるので、自社が求めるスピード感に合ったDM発送代行業者を探してみてください。納期まで7日程度時間をかけている業者もあれば、3日程度で発送まで全て済ませる業者もあります。
さらに、DM発送後に不着率や反響などのレポートを提出している企業かどうかも重要なポイントです。不着時にリスト削除や報告を上げるといった対策を講じている代行会社であれば、不着後に顧客に転居先の住所を問い合わせたり、リストから削除したりと、費用削減に向けた対応が取れるようになります。
- 1.小口案件・大口案件のどちらに対応しているか確認する
- 2.納期までどのくらい日数がかかるか確かめる
- 3.分析結果や不着率など詳細を報告する体制が整っているか確かめる
DM発送代行業者の選び方まとめ

DM代行会社によって、顧客のリスト作成・デザイン作成・封入・封かん・発送作業・データ分析など、提供しているサービス内容は大きく異なります。自社で既にDMを用意している企業であれば、発送作業やデータ分析といった業務のみを代行できる業者を選定する必要があります。
一方で、自社に体制が整っていない企業は、リスト作成やデザイン作成といった内容を含めて、一から依頼できる代行会社を選定したいところです。ぜひ本記事をDM発送代行業者選びにご活用ください。
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- 本記事は、2024年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。