コンテンツマーケティングを効果的にするフレームワークまとめ

コンテンツマーケティングを効果的にするフレームワークまとめ
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うちの会社でもコンテンツマーケティングを始めよう!
コンテンツマーケティングの効果がいまいちなので改善したい…

と思っていても、「いったい何から手をつけたらいいんだ…」と、途方に暮れてしまっていませんか?
そんな時に役立つのが、一定の型に沿って分析や思考を深めていくフレームワークです。

そこでこの記事では、コンテンツマーケティングの様々なフェーズに役立つフレームワークをまとめて紹介。
コンテンツマーケティングの戦略立案や改善案を考える取っ掛かりとして、ぜひ役立ててみてください。

また初心者の方でもコンテンツマーケティングを順序だてて実践できる、ガイドとして使える資料もこの記事の最後にご用意しています。ご興味がございましたら、あわせてぜひご覧ください。

コンテンツマーケティングにフレームワークを活用するメリット

コンテンツマーケティングにフレームワークを活用するメリット

コンテンツマーケティングは、企業の現状や競合・市場の状態、コンテンツ内容など、あらゆる要因が曖昧な状態で始めると効果的な集客が期待できません

コンテンツマーケティングに取り組む際には、フレームワークを活用して企業の問題点の洗い出しや解決策を決定することが重要です。

フレームワークは使用することが目的ではなく、あくまでコンテンツマーケティングで成果を出すための手段の一つです。用途に合わせて適切なフレームワークを選んで活用することが重要となります。

ここからは、コンテンツマーケティングにフレームワークを活用するメリットについてご説明します。

現状分析が行える

新たな戦略を立案する際には、前提として企業を取り巻く環境や市場動向、自社の強み・弱みなどを正確に把握することが大切です。これらの現状分析にもフレームワークを活用できます。

目標設定の指標となる

戦略が確定して、実行に移す前に正しく目標設定を行う必要があります。目標を設定しておくことで、「当初の予定通りに施策が効果を出しているのか」「目標が達成できていなければどこを改善すればよいのか」見定める指標となります。

この目標設定にもフレームワークを活用するのがおすすめです。

コンテンツ作成の手助けとなる

コンテンツマーケティングを成功させるためには、自社の商品・サービスのターゲットへ的確に、有益な情報を発信することが重要です。そのため、実際にコンテンツを検討・作成する時には、顧客の行動分析が欠かせません

「ターゲットがどのような行動を行うのか」を分析するためにフレームワークを活用することで、ターゲットにささるコンテンツの方向性が見えてきます。

コンテンツマーケティングは戦略が重要

コンテンツマーケティングは戦略が重要

コンテンツマーケティングは方針が曖昧な状態で進めてしまうと、時間をかけてコンテンツを作成してもなかなか成果には繋がりません。

コンテンツマーケティングを検討する際には、戦略が非常に重要です。そして、効果的な戦略を考えるためには、フレームワークの活用が必要となります。

フレームワークを活用することで、企業の現状分析や目標設定など、戦略立案に必要な要素の分析をスムーズに進めることできます。

自社で適切な戦略を立てられるか不安、という場合には…

自社内にマーケティング部署がない」「ノウハウやスキルがない」といった際には、フレームワークを活用しても、自社にとって適切なコンテンツマーケティング戦略が立てられるか、不安を感じることもあると思います。

そのような場合、マーケティング会社などへの外注も有効かつスピーディーな打ち手です。

しかし「全部お任せは、ちゃんとやってくれるのか正直不安」「本当は自社で対応できるようになりたい」と、ちょっと二の足を踏んでしまうこともあるはず。

そこでZenkenが持つ120業種・7,500以上のWebサイト運用実績と集客ノウハウを活かして、コンテンツマーケティングを支援しつつ、そのノウハウをお教えしていく支援サービスをつくりました!

貴社のコンテンツマーケティング戦略を、弊社が並走しながら成功へと導いていきます。詳細は以下からご覧ください。

コンテンツマーケティングに役立つフレームワーク

ここまで、コンテンツマーケティングとフレームワークについて、コンテンツマーケティングにフレームワークを活用するメリットについて説明してきました。

コンテンツマーケティングに取り組む中で、さまざまな場面で活用できるフレームワークは、必要な情報から逆算して適切なものを選んで使用することが大切です。

ここからは、代表的なフレームワークをいくつかご紹介します。どのフレームワークを使用すればいいのかわからない、とお悩みの方はぜひ参考にしてください。

自社の強みやポジションを見つける

自社の強みや市場の中でのポジションを見つけるためのフレームワークには、以下のようなものが挙げられます。

3C分析

3C分析は、顧客(Customer)・自社(Company)・競合(Competitor)の3つの観点について分析を行うフレームワークです。

「市場においてどのようなニーズがあるのか」「ニーズに対して競合はどのような戦略を行っているのか」を、プラス面・マイナス面の両方から客観的な事実に基づいて分析を行います。

SWOT分析

SWOT分析の図例

SWOT分析は、自社の強み(Strength)・弱み(Weakness)といった内的要因、機会(Opportunity)・脅威(Threat)といった外的要因をそれぞれ分析して、企業の現状を明らかにするためのフレームワークです。

社内で所有するリソースと外部環境を合わせて分析することで、これから展開が可能な市場での立ち位置や戦略を実行する上での改善点が見えてきます。

SWOT分析を実施した後は、内的要因と外的要因をかけ合わせた「クロス分析」を実施することで、分析結果を戦略に落とし込むことも可能です。

バリュープロポジションキャンバス(VPC)

バリュープロポジションキャンバス表

バリュープロポジションキャンバスは、自社の商品・サービスの強みと顧客のニーズを可視化することで、両者のズレをなくすためのフレームワークです。

バリュープロポジションとは、「顧客へ提供する価値」を意味し、バリュープロポジションキャンバスでは「自社の強みを活かして顧客のニーズに合った価値」を提供できるのかを分析します。

具体的なやり方としては、自社で提供できる価値と顧客の抱える課題をできるだけ多く書き出して、可視化します。分析を行うことによって、同じ市場の競合よりも顧客のニーズに合った価値を提供できているかが明らかになり、競合との差別化に繋がります。

STP分析

STP分析とは市場細分化(Segmentation)、狙う市場の決定(Targeting)、自社の立ち位置の明確化(Positioning)の3ステップで分析を行うフレームワークです。戦略を立てる上で、企業自身や自社の商品・サービスの立ち位置を明確化することは大変重要です。

「市場内でどのような立ち位置を確立できるか」は今後の戦略の進め方や売上に大きく影響します。STP分析では、セグメーテーションで市場全体の状態を把握し、ターゲティングで自社の市場におけるターゲットを明確にして、ポジショニングによって他社との差別化を行います。

ポジショニングマップ

ポジショニングマップ図

ポジショニングマップは、自社と競合他社が顧客の中でどのような立ち位置で認知されているのかを可視化するためのフレームワークです。

「○○といえばこの会社」といったように顧客の中で意識的に定着していると、商品やサービスを購入する際に自社のものを選んでもらいやすくなります。自社のリソースでは、同じカテゴリで勝負するのが難しい場合は、別のポジションを市場内で確立する必要があります。

目標を設定する

目標設定に活用できるフレームワークには、以下のようなものが挙げられます。

SMARTの法則

SMARTは、具体的か(Specific)・計測可能か(Measurable)・達成可能か(Achievable)・関連性があるか(Related)・期限があるか(Time-bound)の4つの観点から、質の高い目標設定を行うためのフレームワークです。

目標設定の質は、今後の戦略実行や目標を達成できているのかの判断に大きく影響します。設定した目標が抽象的だと目標が達成できているのか判断ができず、費用対効果の測定も正しく行えない可能性があります。

コンテンツ作成時に活用できる

コンテンツを作成する段階で役に立つフレームワークには、以下のようなものが挙げられます。

ロジックツリー

ロジックツリーは起こっている事象や問題点を、いくつかの要因や要素に分解して、解決策を明らかにするフレームワークです。

一つの問題点を複数の要因・要素に分解することで、一見複雑な問題でもそれぞれ解決可能な要因で構成されていることが明示できます。

キーワードマトリクス

キーワードマトリクスは、キーワードを選ぶときの優先度を指します。どれだけアクセス数の多いキーワードを選んだとしても、ターゲットへ的確に届いて売上に繋がるようなコンテンツでなければ、コンテンツマーケティングを通して自社の課題は解決できません。

売上や認知拡大といった、自社の抱える課題に直結するようなキーワードを選ぶために、キーワードマトリクスは有効です。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニー図

カスタマージャーニーとは顧客が商品を認知し、実際に購入にいたるまでの顧客体験を指します。一連の顧客体験を可視化したものがカスタマージャーニーマップです。

コンタクトポイントが多様化する中で、適切なマーケティング戦略を打ち出すためには、顧客行動を把握しておくことが重要です。カスタマージャーニーマップは顧客体験の「見える化」によって、顧客が購入に至るまでの意識や感情を整理することができます。

PASONAの法則

PASONAの法則は、消費者に自社の商品・サービスを購入してもらうためのメッセージに関するフレームワークです。Problem(問題) ・Affinity(親近感)・Solutinon(解決)・Offer(提案)・Narrow(絞込)・Action(行動)の頭文字をとったもので、これら6つの内どれが欠けてもメッセージは成り立ちません。

コンテンツは読んでもらうだけでは売上に繋がらないため、アクションに移してもらえるようなコンテンツを作成すること重要です。PASONAの法則を理解しておくことで、顧客への理解を深めて親近感を感じてもらい、実際にアクションを起こしてもらうような魅力あるコンテンツを作成することができます。

運用に役立つ

施策の運用段階で役に立つフレームワークには、以下のようなものが挙げられます。

PDCA

PDCAとは、施策をPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の4つの分類に分けて、計画~改善を継続的に繰り返すフレームワークです。計画を実行した後で評価を行い、次の計画に活かすのがPDCAサイクルになります。

PDCAは実行段階で失敗するのが前提のため、評価に基づいて「目標に近づくためにはどのように改善すればよいのか」施策を段階的にブラッシュアップできるのが大きな特徴です。

この記事のまとめ

コンテンツマーケティングでは、そもそもの戦略の妥当性や、目的に沿ったコンテンツ制作が非常に重要になります。

ただし闇雲に考えはじめてしまうと、抜け漏れが起きてしまったり、効果的な戦略にいきつかなかったりといったリスクにつながります。

フレームワークはまさに先人の知恵。実績のある分析方法や思考のまとめ方を活かさない手はありません。

成果につながる効果的なコンテンツマーケティングを行いたい際には、フレームワークを最大限活用していきましょう。

自社に最適なコンテンツマーケティング戦略でお悩みなら…

キャククルを運営するZenkenでも、コンテンツマーケティングのご支援を行っています。

これまでに120業種を超えるクライアントのWeb集客やマーケティング戦略を支援してまいりました。 クライアントならではの強みを徹底的に分析し、その強みを軸とした戦略のご提案を得意としています。

市場分析や戦略設計、コンテンツやメディアの制作・デザイン、公開後の継続的な運用まですべてワンストップで対応が可能です。自社に合った、効果的なコンテンツマーケティングを実施したいという際には、ぜひご相談いただけると幸いです。

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