海外市場調査・リサーチ会社は数多くあり、どんな違いがあるかわかりづらいですよね。
海外市場調査・リサーチ会社は「自社の商材と近しい調査実績があるか?」という視点で選ぶと、過去の成功・失敗事例を元にプロジェクトを進めてくれるので安心です。
BtoB(対企業)商材、BtoC(対消費者)商材、それぞれに調査実績がある会社を分類して紹介していますので、自社商材と照らし合わせて選んでみてください。
また、紹介している企業の一部資料は下記より無料でダウンロード可能です。比較検討にお役立てください。
海外市場調査・リサーチ会社の一覧表
| 会社名 | サービスの特徴 | こんな企業におすすめ | 対応エリア | 得意業界 |
|---|---|---|---|---|
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BtoBとBtoC両方に対応!現地の声をもとにした精度の高いグローバル市場調査
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ネットでは出ない「商流・価格の実態・キーマンの見立て」を取りに行って意思決定を固めたい
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全世界(60ヶ国以上の調査実績)
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製造業全般(機械・部材)、新興国市場(新エネルギー等)
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Cint Japan |
自動化されたシステムを利用して大規模な調査をスピーディーに実施するなら |
多国で大量の定量データを短期間で集めたい
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全球(130か国対応)
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業種横断の一般消費者・生活者パネル提供(調査会社・広告テックなどが各業界の消費者調査に利用)
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グローバルインフォメーション |
依頼企業のニーズに合わせてカスタマイズできる「委託調査」なら |
まずは海外市場の全体像を“レポートで早く押さえたい
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全球(代理店契約網:主要国ほぼすべて)
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ハイテク産業(ICT等レポート多数)、製薬・化学(専門報告書)、官公庁
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GMOリサーチ&AI |
日本最大級のパネルネットワークで大規模な海外調査を実施するなら |
アジア中心にオンライン調査をスピーディーに回したい
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アジアを中心に130か国
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消費財全般(食品・飲料・化粧品)、モバイル/ゲーム(オンライン調査)
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クロス・マーケティング |
急ぎの方向けにセルフ型アンケートツール「Global QiQUMO(グローバルキクモ)」を提供 |
「定量・定性・分析提案までまとめて」任せたい
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全球(世界10か国20拠点)
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自動車・住宅など耐久財、金融・行政(公共分野調査)、大学研究
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LIFE PEPPER |
社員の70%が外国籍及び海外滞在歴10年以上の経験を持つ |
調査だけで終わらせず、海外向け施策(集客・販促)まで一気に進めたい
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全球(150ヶ国パネル活用)
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観光・インバウンド(ホテル・旅行)、教育・出版(海外需要開拓)
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マクロミル |
大規模な海外調査向け!複数国の同時調査にも対応 |
信頼できる大規模データでマーケ判断をしたい
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全球(90か国・1.3億パネル)
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FMCG(飲料・日用品)、自動車・家電、金融(幅広い業種)
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ネオマーケティング |
パートナーの活用と部分的な内製化によるコスト削減を実現 |
調査→戦略→施策実行まで“手が動くところ”を外部に寄せたい
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全球(150か国以上)
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食品・飲料など消費財、医療(医薬部外品など)・エンタメ(コンテンツ)分野
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インテージ |
海外生活者の実態をビジュアルデータ化できるサービスも提供 |
市場の全体像と長期トレンドを“データで精緻で”見たい
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全球(9拠点+60ヵ国パートナー)
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飲料・食品・日用品、医薬・自動車、公共政策(世論調査)
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ビザスク |
グローバル専門チームが調査をサポート |
短期間で“業界の中の人の知見”に当たりたい
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全球(190か国の専門家登録)
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製造業(自動車部品・化学など)、IT・通信(最新技術動向)、金融(市場調査)
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アスマーク |
ランダマイズ表示など高機能なロジック対応を盛り込んだアンケートも可能 |
調査に慣れていないが、早く・無駄なく必要十分なデータを取りたい
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全球(主要国にパートナー網)
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広告・マーケ(調査代理の利用)、学術・医療(患者リクルート)、官公庁(統計補助調査)
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フェネトル・パートナーズ |
海外調査に加え、参入戦略まで提案してもらえるサービス |
現地パートナー開拓や営業・貿易の段取りまで一体で動かし、社内リソース不足を補いたい
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全球(50+ヶ国ネットワーク)
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製造業(機械・部品・素材)、自治体支援(企業誘致)
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日本リサーチセンター |
4カ国を超えるマルチカントリー調査の経験も多数 |
正確さ・中立性・網羅性が強く求められる調査をしている
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全球(WIN/Gallup加盟で80ヵ国前後)
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官公庁(世論・政策調査)、日用品・サービス(U&A調査)、メディア(視聴率等)
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工場市場研究所 グローバルマーケティングラボ |
エレクトロニクス、IT、自動車、機械・装置などBtoB領域を得意とする調査会社 |
BtoBの産業・技術系で“現場の実態情報”が欲しい
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全球(40+ヶ国調査実績)
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電子・IT部品、機械・装置、農業・水産(ニッチ分野の実績豊富)
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海外市場調査会社おすすめ14選の詳細情報
海外市場調査とは?

海外市場調査とは、自社の商品やサービスを海外展開する際に、その国や地域での市場の規模やトレンド、競合状況、消費者のニーズなどを客観的なデータや現地の声から把握する調査のことです。
ビジネスにおいては、外国における事業の展開に先立って行われることが多く、進出した際のリスクを抑えるために役に立ちます。海外市場のリサーチすることで、自社製品・サービスの仕様や価格をどのようの調整すればいいのか、マーケティングをどのように行えばいいのかなど、機会損失を防ぐヒントが得られます。
海外市場調査を行う場合は国内調査と比べて、言葉の壁だけでなく、文化や価値観、法律や規制の違いなど、考慮すべき点が多くなります。たとえば、同じアンケートでも、表現や質問内容によっては正確な回答が得られない場合があります。また、各国の法律によって取得できるデータの範囲や方法が異なるため、事前の確認が必要です。
調査を依頼する前に、「何のために調査をするのか(目的)」「どの国・地域を調べたいか(対象国)」「予算はいくらまでか」といったポイントを明確に決めておきましょう。これらを整理しておくことで、調査会社とのやりとりがスムーズになり、希望に合った調査結果を得やすくなります。
最初の計画が調査の質とコストに大きく影響するため、ぜひじっくり検討することをおすすめします。
海外市場調査の目的
現地マーケットの把握
海外進出を検討している場合、現地市場を知ることで自社が入り込めそうなのかを判断できます。市場リサーチによって状況を把握することで、海外進出における費用やコスト、労力などに関するリスクを下げることにつながります。
需要の把握
日本で売れた製品が海外で売れるとは限りません。そのため、自社の製品やサービスが現地で必要とされているのか、またどのような製品開発が必要なのかといった点が調査により確認できます。
競合の分析
競合について知ることで、自社が現地の市場に参入できる見込みがあるかどうかが把握できます。さらに市場で優位な会社を調査すると、現地で効果的と考えられるマーケティング方法の検討にも役立ちます。
現地の法律や規制に関する調査
販売しようとしている製品に含まれる原材料や成分が、現地の法律などに則しているかを確認する必要があります。特に化粧品や食品を販売する際には事前リサーチが必要です。
海外進出にあたってのパートナー企業の調査
現地で営業を行う上では、信頼できるパートナー企業を探すことも大切です。例えば現地の法律などに精通した弁護士や生産・流通に詳しいパートナーなどが挙げられます。
国際的に事業を展開しようとする場合には、自社製品に合ったパートナー企業を把握しておくといった点も必要となってきます。
海外市場の調査方法
インターネットでの調査
デスクリサーチとも呼ばれる方法です。
インターネットのみで調査を行うため、低コスト・短期間での情報収集が可能であるものの調査データが正確かどうか確実ではないことから、他の調査方法と組み合わせる必要があります。
アンケートによる調査
現地の対象企業・消費者などにアンケートに回答してもらう方法です。アンケート調査には街頭調査や訪問調査、電話調査、FAX調査、郵送調査、インターネット調査といった種類があります。
インターネットによるアンケート調査であれば、比較的短期間・低コストでの調査が可能です。
店頭での調査
現地の調査員により、対象者が足を運ぶ現地のお店にて販売されている商品の価格や競合となる商品などを調査する、という方法です。現地での価格を把握できるため、価格設定の際の重要な情報を手に入れられます。
体験モニターによる調査
一定の期間自社製品・サービスを使用してもらい、期間終了後にアンケートを回収する方法です。実際に使用した人の声が聞けるというメリットがあります。
インタビューによる調査
対象者に直接インタビューを行う方法です。1体1でインタビューする方法のほか、グループインタビューを行う方法や、チャットを使用してインタビューする方法などがあります。また、専門家へのインタビューを行う場合もあります。
海外市場リサーチの進め方
調査手法を選択する
海外市場調査にはさまざまな方法がありますので、調査目的に応じた手法の選択が大切です。
この部分については、現地の事情を踏まえた計画が大切となってきますので、現地事情に精通した調査会社を選ぶことがポイントです。
調査票の内容を検討する
例えば性別の尋ね方や収入は月収・年収のいずれで答えてもらうかなど、調査票の内容を確認することは大切なポイントとなってきます。
また商品について尋ねる場合にも、その国や地域で一般的なものなのかそうでないのかといった点などによって聞き方が変わってくるため、現地事情に配慮した設問設定が必要です。
対象者の条件などの設定を行う
海外調査を行う場合、その地域の特性や経済的な地位が調査結果に影響してくる場合があります。そのため、どのような人を対象としてリサーチを行うのか、またどういった軸で比較を行うのかを決めていきます。
翻訳者・チェック担当者の確認
海外調査では翻訳作業が必要です。調査内容がしっかりしていても翻訳の品質が低いと、利用価値のない調査結果になってしまう可能性もあります。そのため、翻訳するのは誰なのか、誰がチェックするのかといった部分への注意が必要です。
無理のないスケジュールを設定する
海外市場調査を行う場合には、スケジュールには余裕を持つことが大切です。これは、現地確認や翻訳作業など海外の調査ならではの作業が発生してくるためです。
また、調査を行う国の祝日や休日事情も考慮しながらスケジュールを立てていきます。
海外市場調査会社のサービスを利用するメリットとリスク
海外市場調査を専門会社へ依頼することで、自社だけでは得られない現地のリアルな情報を効率良く収集できます。しかし、言語や法律の違いによるリスクもあるため、依頼時には注意が必要です。
依頼メリット:情報精度と時間短縮
専門会社に調査を依頼する最大のメリットは、情報の精度が高まり、短期間で結果を得られる点です。現地のパートナーやネットワークを活用することで、国内で手に入れることが難しい情報の入手が可能になり、ターゲット層への正確なリサーチができるようになります。煩雑な手続きも代行してもらえるので、自社の業務負担も大きく軽減できます。
例えば、自社だけで現地アンケートを実施しようとすると、調査票の翻訳や配布、集計など多くの手間と時間がかかりますが、調査会社を利用すればこうした工程をワンストップで対応してもらえます。これにより、現地の消費者や市場の特徴を短期間で正確に把握できるようになります。
また、調査会社に依頼することで、これからビジネスを行おうとしている国に競合となる会社があるのか、またある場合にはどのような会社なのかといった点も把握できます。
このような競合情報は新しいビジネスを始める場合にはもちろん、提携などを検討する場合にも役立つ情報となります。
リスクとトラブル回避策:言語の壁・法規制
一方で、海外調査にはリスクもあります。特に多いのが、言語の違いや現地の法規制によるトラブルです。翻訳ミスや、現地の慣習を考慮しない設問設計によって、回答率が下がることもあります。また、データの取得や取り扱いに関する法律が日本と異なるため、思わぬトラブルにつながることもあります。
これらを避けるためには、「現地事情に詳しいパートナーを持つ調査会社を選ぶ」「契約時に作業内容や注意点を細かく確認する」ことが大切です。信頼できる会社としっかりコミュニケーションを取り、疑問点は事前にクリアにしておくと良いでしょう。
調査会社のタイプ別早見表
海外市場調査会社は、調査手法や対応できる業務の幅によっていくつかのタイプに分かれます。それぞれの特徴と、どんな場面に向いているかを一覧でまとめました。
| タイプ | 特徴 | 向いている場面 | 企業例 |
|---|---|---|---|
| 定量特化 | 大規模なアンケートによるデータ収集が得意 | 市場規模やシェアを数値で把握したい時 | Cintほか |
| 定性特化 | 深掘りインタビューやグループディスカッション | 消費者インサイトや新しい発見を探る時 | 日経リサーチ ほか |
| ハイブリッド | 定量・定性どちらも対応し、ワンストップで実施 | 戦略立案前後の総合的な調査が必要な時 | インテージ ほか |
たとえば、「まずは市場規模を把握したい」という場合は定量特化、「現地のニーズや不満を詳しく知りたい」なら定性特化、「調査から戦略づくりまで一気通貫で相談したい」ならハイブリッド型を検討してみてください。
また、上記の他には具体的なリサーチ方法による違いもあります。
- 海外の調査会社が行う調査をまとめたデータとして販売する会社
- 海外に保有しているパネルを用いて調査を行う会社
- 現地のマーケターに調査を依頼する会社
海外市場調査会社を選択する場合には、検討している調査会社がどのタイプに当てはまるのかといった点も確認することが大切です。調査タイプ・調査方法が自社の目的に合っているかどうかの事前確認を行うことで、調査結果の制度や有用性を高めることが可能になります。
海外市場調査の費用感
海外市場調査の費用は、調査内容や規模によって大きく異なります。ここでは費用の目安を紹介します。
| 調査内容 | 料金相場(1カ国) |
|---|---|
| アンケート | 5〜20万円 |
| インタビュー | 200〜300万円 |
消費者調査による消費者と競合の分析を行った場合には、1つの国あたりの費用目安は400万円〜、という例もあります。このことから、複数の国での調査が必要な場合にはかなり高額の費用となります。
料金に差が出る主な理由は、サンプル数・現地協力者の有無・翻訳やローカライズ工程の有無です。たとえば、サンプル数が多くなれば費用も増え、専門性の高い分野の場合は追加費用が発生する場合もあります。また、複数言語で調査する場合や、現地でのコーディネートが必要な場合も、コストが上がる傾向があります。
調査内容によって費用感が大きく変わるため、実施したい調査の内容と予算の上限を早めに決め、調査会社に詳細な見積もりを依頼すると安心です。
海外市場調査会社選びの注意点
調査実績は豊富か
その会社がどれだけ海外市場調査の実績があるか、という点は非常に重要なポイントとなります。やはり豊富な経験を持つ調査会社であれば、その国や地域特有の事情などにも詳しいと考えられますので、その国・知識に合ったリサーチが行えます。
どこの地域の調査に対応しているか
調査会社により対応している国や地域が異なります。自社でリサーチしたい内容が満たせるように、「どこの地域の調査に対応しているか」という点の確認も大切なポイントです。多くの国でビジネス展開したい場合には、できるだけ多くの国に対応している調査会社を選ぶのがおすすめです。
パネル登録者に偏りがないか
オンライン調査におけるパネル登録者に偏りがあると、調査結果にも偏りが出てくる可能性があります。そのため、登録者に偏りがないか、という点を確認することも大切です。
海外市場調査に関するよくある質問
ここからは、海外市場調査に関する「よくある質問」を紹介していきます。レポート購入などに関する疑問や不安を感じている方は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。Q1.自社のニーズに合わせた独自調査をしてもらえますか?
各調査会社では、それぞれのお客さまの要望などを十分にヒアリングした上で調査内容や手法を決定していきます。
リサーチにかけられる予算が決められているといったケースにおいても、予算内で対応できる調査について提案してくれます。一度自社の要望をまとめた上で、調査会社に相談してみることがおすすめです。
会社が海外のパネルを活用して受注してからリサーチするパターンと、すでに業界や市場を絞り込んで調査したレポートを購入するパターンなど、手法にもちがいがありますので、この点も事前に確認するようにしてください。
Q2. 日本語でレポートを受け取ることは可能でしょうか?
納品の際に英文レポートとなるか、また日本語でのレポートとなるかは調査会社によって異なるため、あらかじめ納品形式を確認しておきます。
また英文レポートでの納品を基本としている場合でも、翻訳サービスを用意している調査会社もありますので、翻訳が可能かどうかといった点も確認しておくと良いでしょう。
海外の調査会社と英文でやり取りする必要があるかないかも、事前に確認しておきたいポイントのひとつです。
Q3.調査結果が届くまではどのくらいかかりますか?
調査結果のレポートが届くまでの納期は、各社により異なります。新規でリサーチをするとなれば、一定の調査機関がかかります。
すでにリサーチ済みでレポート製品になっている場合は、決済後にすぐに入手できる場合もあります。
同じ海外市場調査会社でも調査手法やリサーチの規模などによって納期が変わってくると考えられますので、複数の調査を依頼する場合などにはそれぞれの調査についての納期を確認しておくことが大切です。
できれば複数のレポートを比較して選択できたり、レポートの精査を調査会社がサポートしてくれたりする会社が理想的です。
海外市場調査会社社まとめ

代表的な海外市場調査会社について特徴や事例、口コミなどを紹介するとともに、「海外市場調査とは」といった点や会社選びの注意点、よくある質問などについても解説しました。
これから海外に向けてビジネスを展開しようとする場合、現地の市場調査は非常に重要になってきますので、自社のニーズに合った海外市場調査会社を選ぶようにしてください。
- 免責事項
- 本記事は、2024年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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