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第三者保守サービス会社22社を比較!導入事例や口コミ評判、費用を徹底調査

最終更新日:2025年11月26日

第三者保守サービスは、サポート期間が終了した機器に対して、第三者の企業が提供するサポートサービスです。安心して機器を使用継続するための保守サービスが受けられるほか、「保守コスト削減」「窓口集約」「IT機器のライフサイクルの最適化」といったメリットがあります。

この記事では、おすすめの第三者保守サービスの特徴や事例などをまとめました。
紹介している掲載企業のうち、一部の資料は下記よりダウンロードが可能です。比較検討の参考にご活用ください。

目次

第三者保守サービス会社の一覧表

会社名 サービスの特徴 こんな企業におすすめ 最短駆け付け時間 対応メーカー・製品 例

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)

国内外の主要メーカーを中心に700社以上対応・72,000台以上の実績

  • 豊富な実績がある
  • 自社エンジニアが24時間365日対応
  • 国内外の主要メーカー機器に対応可能
対応スピードを重視している
2時間
富士通 / NEC / DELL
HPE / IBM / Oracle
日立 / Cisco / Brocade 等

パークプレイステクノロジーズ

初回修理保証!初回訪問で問題が解決されない場合、1ヵ月分のメンテ費用が無料に

海外含めたIT資産を保守したい
4時間
DELL EMC / HPE / IBM
Cisco / Juniper / 日立
NetApp / Lenovo 等

ゲットイット

希少機器にも対応している第三者保守サービス

希少パーツの入手が難しいが
機器更新を急ぎたくない
4時間
ARISTA / AVAYA / BROCADE
CISCO / DELL EMC / ETERNUS
Fortinet / 富士通 等

データライブ

パーツが豊富!10万台規模の長期保守に備えて備蓄を進めている会社

社会インフラ含む
大規模システム保守
4時間
HPE / DELL EMC / Cisco
NEC / Sun (Oracle) / F5 big-ip
富士通 / 日立 / IBM 等

Evernex

165以上の国で事業を展開しているグローバル会社

海外含めたIT資産を保守したい
4時間
DELL / IBM / HP
Lenovo / Cisco / Oracle
富士通 等

リミニストリート

平均20年の経験を持つソフトウェア保守

強制アップグレードを避け
現行バージョンを長期利用したい
HPに記載なし
Oracle製品 / SAP製品 / IBM DB2
Microsoft / Salesforce / VMware 等

SAT(エスエーティ)

延命保守(延長保守)を得意とするサービス

日本電産メインフレームや
オフコン等の延命
4時間
ORACLE / HPE / DELL
Lenovo / 富士通 / 日立
NEC / EMC / NetApp 等

インフォメーション・システム・サービス

金融系を中心にした実績を有している会社

IBM汎用機や大型サーバを抱えている
HPに記載なし
IBM / HPE / Cisco
SUNマイクロ / Dell
Lenovo / BROCADE 等

アプライド・テクノロジー

自主レンタルアップ品を活用により保守運用コストを大幅にカット

新旧システム併存期間の
支援を求めるSIer等
4時間
Cisco / DELL / HP
Data Domain / NEC
IBM / Oracle・Sun 等

シェアード・ソリューション・サービス

保守部品を国内外の提携先企業から直接取り寄せている

メーカーでは保守困難な
機器を抱えている
当日対応
DEC / Compaq / HPE
SUNマイクロ / IBM / DELL
DEC / Cisco 等

ネットワンネクスト

2時間以内に部品を配送できる体制を構築

大型ネットワーク設備や
高価なハードを長期利用したい
4時間
Cisco / Juniper / BROCADE
Extreme / Accton / ADVA
APRESIA / Arista / ARRIS 等

アイエスエフネット

マルチリンガル対応も可能な第三者保守サービス

英語等多言語サポートが
必要な外資系企業
4時間
Cisco / Juniper / BROCADE
Extreme / Accton / ADVA
APRESIA / Aris 等

JBサービス

IT機器以外にもデジタルサイネージやロボットなどの保守にも対応

全国に点在する支店や
店舗を持つ企業
HPに記載なし
Lenovo / JBAT(旧APTi)
Canon / YAMAHA 等

KSG(国産産業技術)

ISO9001、ISO27001を取得しており、安心の管理体制を構築

専門メーカーの古い装置を任せたい
契約次第
SUNマイクロ / 富士通 / oracle
HPE / DELL EMC / DELL
IBM / Cisco / ヤマハ 等

アクシスコンピューテック

コンピュータ関連機器のレンタルやコンサルティングサービスも提供

過度な保守費をかけられないが
一定品質は確保したい
HPに記載なし
富士通 / PRIMERGY / ETERNUS
NECサーバ 等

ネットブレインズ

ITシステム管理・運用を含めて依頼可能!オーダーメイドのサービスを設計

ネットワーク機器の交換時期を
延ばして支出を平準化したい
原則翌営業日
緊急時応談
HPに記載なし

ビジネスコネクト

オンサイト修理や定期検査サービスも提供

北海道・東北で
保守パートナーを探している
HPに記載なし
HPに記載なし

アルファテック・ソリューションズ

ITインフラ及び情報系アプリケーションシステムを包括的に行う会社

大量に機器を保有しており
コストを抑えたい
翌営業日
IBM / DELL / EMC
Cisco / FUJITSU / NEC
Oracle/ HITACHI 等

InfiniCore

年間契約で、障害対応の回数は制限なし

IT担当が少なく
運用も含め任せたい
HPに記載なし
オラクル社 / ヒューレット・パッカード
DELL / 富士通 / 日立 等

システック井上

提携している米国企業よりEOSとなったパーツや製品を直接輸入

工場や社会インフラ系システム
を延命したい
即日対応
Alpha / VAX / HP
Sun / DEC / Compaq 等

TID(ティアイディ)

旧サンマイクロシステムズ社製のシステムを対象とした独自の保守サービスを提供

研究設備など長期間使う
教育・研究機関
要相談
HPに記載なし

フィールドワン

IT機器以外にも電気・ガス、化学、ガラス・土石の延命保守サービスを提供実績あり

地方支店・店舗のPOSや
端末なども含め見てほしい
HPに記載なし
DEC / SUNマイクロ
HP / Cisco 等
国内外の主要メーカーを中心に
700社以上対応・72,000台以上の実績

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)

※画像をクリックすると
資料ダウンロードフォームへ移動します。

引用元: ブレイヴコンピュータ公式サイト(https://www.brave-com.jp/solution/tsunagi/)

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)の概要

自社運営のコンタクトセンターでエンジニアが対応するマルチベンダー

ブレイヴコンピュータ株式会社は、「つなぎ保守」という第三者保守サービスを提供しています。国内外の主要メーカーに対応するマルチベンダーです。サーバー保守はもちろん、サーバー以外にもストレージ、ネットワーク機器、テープ装置類も対応しています。 24時間365日、障害の受付をしているので、保守窓口の一本化が可能です。また、自社運用のコール・コンタクトセンターには自社カスタマーエンジニアが常駐。経験豊富な専門家にいつでも直接相談できる第三者保守サービスです。

オンサイト保守に対応している

ブレイヴコンピュータ株式会社はオンサイトの第三者保守にも対応しています。障害発生機器のログを送信後、自社カスタマーエンジニアが解析して、オンサイト保守実施の必要性があれば、各拠点からオンサイト保守が出動。障害機器の交換・正常稼働を確認して、最終的に使用した保守部材の補充まで実施します。現場で機器を直接見てもらえるので、障害の解消もスピーディです。

お客様ごとに保守用パーツをストック

保守用パーツは国内外の市場から調達して自社内で検品しています。エージングを実施後にお客様専用パーツとして各保守拠点において管理しています。お客様ごとに保守用リペア・パーツがストックされる管理体制が整っている第三者保守サービスです。

ここがすごい!編集チームレビュー

「第三者保守は対応が遅いのでは?」という不安を覆すスピードと体制が整っている点が最大の強み。最寄り拠点に専用パーツを常備し、全国9拠点から自社エンジニアが直接対応。さらに24時間365日、エンジニア直通の障害受付で切り分け~出動~交換までの手戻りを最小化します。

現場の声でも「オンサイトが丁寧で早い」「新規導入よりコストを大きく抑えられた」と評価。3〜5年の長期保守にも対応し、リプレースを急がず計画的に進めたい情報システム部門におすすめの一社です。

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)を選ぶべき理由

豊富な実績がある

ブレイヴコンピュータ株式会社の提供する第三者保守サービス「つなぎ保守」は、700社以上の企業の保守を引き受けた実績があります。
機器台数にして、72,000台超の契約実績です。様々なメーカーや障害への対応経験を活かして、最適な保守を提供してもらえます。

自社エンジニアが24時間365日対応

「つなぎ保守」は、24時間365日、障害受付のフリーダイヤルが稼働しています。保守対応の知識と実績を持つ自社カスタマーエンジニアが対応し、直接の対話で即座に状況を共有できるため、時間のロスを最小限に抑えます。障害発生後はログを解析し、必要に応じてオンサイト保守を実施します。

また、対応スピードに応じて「4時間・翌日・翌営業日・2時間」の4つの保守プランを準備。無駄なコストを抑えつつ、確実な保守体制を構築できます。

国内外の主要メーカー機器に対応可能

ブレイヴコンピュータ株式会社の第三者保守サービスは国内外の主要メーカーの機器に対応するマルチベンダーサービスのため、保守を一本化できます。またお客様ごとに保守用のパーツをストックすることで、故障時の交換対応をスムーズに実施しています。

つなぎ保守の導入事例

病院におけるコンパクトサーバー保守

メーカーの発売時期から9年経過して保守終了から2年近く経過している病院に導入されていたコンパクトサーバー。現役で活躍していたため、まだ数年は稼働させたいという希望で、「つなぎ保守」を導入しました。第三者保守ベンダーの選定で重視したのは、保守料金の妥当性と障害発生時の対応。 24時間365日の電話対応を提供している「つなぎ保守」を選んだとのことです。

引用元:ブレイヴコンピュータ株式会社公式サイトhttps://www.brave-com.jp/case/

物流の基幹サーバー保守

新型コロナウイルスのパンデミックが起きた2020年、使用中のサーバーが保守切れになり、対応を検討する必要に迫られました。サーバーリプレース、データベース、その他アプリケーションの改修費用の見積もりは高額。先行きが見えない経済状況の中で、大きな金額の支出の決断が出来ず、コストを抑えるために第三者保守サービスを選択することになりました。障害発生時の対応に安心感が得られたこと、近くに保守拠点があることで「つなぎ保守」を選択。物流の基幹サーバーのため、長時間のダウンタイムが発生して物流業務が止まると大きな痛手になります。障害発生時は迅速な復旧が必要なため対応スピードは大きな決め手になったそうです。

引用元:ブレイヴコンピュータ株式会社公式サイトhttps://www.brave-com.jp/case/

病院のサーバーをまとめて保守

更新時期の異なる十数台のサーバーをまとめて保守した事例もあります。サーバーの導入時期がバラバラになっており管理が大変なため、ライフサイクルを合わせたいという希望。ハードウェア保守だけが終了してしまうシステムを延命するために第三者保守を検討したとのことです。保守実績、カスタマーエンジニアの知見、見積価格、保守拠点を総合的に判断して、「つなぎ保守」を契約。ハードディスク障害の対応はメーカー保守と遜色ないとの評価を受け、大規模システム更新延長にあわせて保守契約も延長されました。

引用元:ブレイヴコンピュータ株式会社公式サイトhttps://www.brave-com.jp/case/

つなぎ保守の対応メーカー・機種

  • 富士通
  • NEC
  • DELL
  • HPE
  • IBM(Lenovo)
  • Oracle(Sun Microsystems)
  • 日立
  • Cisco
  • Brocade
  • NetApp
  • Fortinet
  • EMC
  • 東芝
  • Juniper
  • アライドテレシス
  • A10 Networks
  • f5
  • Radware(Alteon)
  • ストラタス
  • Extreme
  • シュナイダーエレクトリック(APC)

※MPSP(マルチプラットホーム・保守サービス・プログラム)適用により国内外の主要メーカー、主要機種に対応可能

つなぎ保守の料金プラン

  • Plan1:リードタイム4時間目標でオンサイト
  • Plan2:土日祝日を含む翌日9時~17時でオンサイト
  • Plan3:土日祝日を含まない翌営業日平日9時~17時でオンサイト
  • Premium:リードタイム2時間目標でオンサイト

※Plan1は、対象エリア:関東、関西、東海、九州北部、東北南部、札幌近郊、山陽

※Premiumは、対象エリア・時間:東京23区、平日8時~20時、対象機種:富士通 PRIMERGY/ETERNUS

※価格は要見積もり

つなぎ保守(ブレイヴコンピュータ)の会社概要

会社名 ブレイヴコンピュータ株式会社
所在地 東京都千代田区岩本町3-9-2 PMO岩本町5階
URL https://www.brave-com.jp/solution/tsunagi/

パークプレイステクノロジーズ

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初回修理保証!初回訪問で問題が解決されない場合、1ヵ月分のメンテ費用が無料に

パークプレイステクノロジーズは世界各地に常駐しているエンジニアが、24時間365日対応できる第三者保守サービスを提供しています。サービスセンターと部品拠点があり、高度なハードウェア交換を提供。グローバルな技術をサポートしています。日本は一カ所拠点があるようですが詳しい情報は公式サイトに記載がありませんでした。お客様からの連絡後、必要と判断した場合は、4時間以内にフィールド エンジニアがオンサイト対応します。

パークプレイステクノロジーズの対応機種

DELL EMC/HPE/IBM/Cisco/Juniper/日立/NetApp/Lenovo/SUNマイクロ/BROCADE/Quantum/Intel

パークプレイステクノロジーズの会社概要

会社名 パークプレイステクノロジーズ
所在地 東京都品川区東品川2丁目2番4号天王洲ファーストタワー23階
URL https://www.parkplacetechnologies.com/third-party-maintenance/network-maintenance/

ゲットイット

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希少機器にも対応している第三者保守サービス

株式会社ゲットイットは、オンサイト保守と預託保守、スポット保守に対応している第三者保守サービスを提供しています。障害の状況によって必要と判断した際に、フィールドエンジニアが設置場所に駆け付けてパーツの交換や修理を行うオンサイト保守プランが用意されています。また、「保守が切れていた」「サーバーが壊れてしまった」といった一時的な問題にスポット対応が可能。希少機器にも対応している第三者保守サービスです。

ゲットイットの対応機種

ARISTA/AVAYA/BROCADE/CISCO/DELL EMC/ETERNUS/Fortinet/富士通/F5 BIG-IP/Hitachi(日立)/HP/IBM/JUNIPER/NEC/NETAPP/SANRISE/SANRISE/Sun (Oracle)/Supermicro(スーパーマイクロ)/東芝 MAGNIA

ゲットイットのサービスプラン

  • オンサイト保守
  • 預託保守
  • スポット保守
  • パーツデリバリー

ゲットイットの会社概要

会社名 株式会社ゲットイット
所在地 東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
URL https://www.get-it.ne.jp/index.php/eosl

データライブ

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パーツが豊富!10万台規模の長期保守に備えて備蓄を進めている会社

データライブ株式会社の第三者保守サービスは、全国1600社85000台の実績を誇っています。ITハードウェアのサードパーティー長期保守サービスを提供。今後EOSLを迎える機器も含めて、10万台規模の長期保守に備えて備蓄を進め、長期保守期間中の保守パーツ枯渇リスクの軽減に取り組んでいます。機器メーカー、導入ベンダーを問わない単一のコール窓口を用意。問い合わせを一本化できます。

データライブの対応機種

HPE/DELL EMC/Cisco/NEC/Sun (Oracle)/F5 big-ip/富士通/日立/IBM/NetApp/Juniper/Brocade

データライブの会社概要

会社名 データライブ株式会社
所在地 東京都文京区本郷2-38-4 本郷弓町ビル
URL https://www.datalive.co.jp/

Evernex

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165以上の国で事業を展開しているグローバル会社

エジプト、ケニア、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカなどに拠点があり、世界中の 45 か所のオフィスから 165 以上の国で事業を展開しているグローバルな会社です。日本での活動実績は記載がありませんでした。グリーンITを推進して、単一の窓口を通じて、費用対効果の高いグローバルなエンドツーエンドの資産ライフサイクル管理の一環として第三者保守サービスを提供しています。

Evernexの対応機種

DELL/IBM/HP/Lenovo/Cisco/Oracle/富士通 等

Evernexの会社概要

会社名 Evernex
所在地 記載なし
URL https://www.evernex.com/

リミニストリート

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平均20年の経験を持つソフトウェア保守

2005年に設立され、世界29拠点がある会社です。NTTや京セラ、西松建設など日本の有名企業との取引実績があります。第三者保守サービスとして、ソフトウェア向けの包括的な保守サービスを提供しています。問題の解決、セキュリティの強化、技術スタックの他の要素とのアプリケーションの連携、パフォーマンスチューニング、法規制コンプライアンスに対して、平均20年の経験を持つサポートエンジニアが対応しています。24時間年中無休の第三者保守サポートにも対応可能です。

リミニストリートの対応機種

Oracle製品/SAP製品/IBM DB2/Microsoft/Salesforce/VMware 等

リミニストリートの会社概要

会社名 Rimini Street, Inc.
所在地 東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎イーストタワ 23F-6
URL https://www.riministreet.com/jp/resources/ebook/seven-reasons-why-it-teams-love-third-party-support/

SAT(エスエーティ)

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延命保守(延長保守)を得意とするサービス

SAT(エスエーティ)の第三者保守サービスは、45社以上のメーカーの1585機種(2022年2月現在)に対応しています。各ITメーカーで保守を経験したエンジニアが在籍し、年間1700件を超える障害解析実績があるため、パーツに至るまで被疑箇所の特定ができる知見があります。24時間365日、障害コール対応や部材のデリバリー、オンサイト対応を実施。駆け付けまで4時間を目標とするプランもあります。

SAT(エスエーティ)の対応機種

ORACLE(Sun)/HPE/DELL/IBM/Lenovo/富士通/日立/NEC/EMC/NetApp/CISCO/Brocade/F5/Juniper/アラクサラネットワークス/Supermicro/Extreme/ヤマハ

SAT(エスエーティ)のプラン

  • Plan1:SAT営業日受付→翌SAT営業日対応
  • Plan2:SAT営業日受付→翌日対応
  • Plan3:SAT営業日受付20時まで→翌日対応
  • Plan4:24時間×365日受付→翌日対応
  • Plan5:24時間×365日受付→切り分け後駆け付け4時間目標

SAT(エスエーティ)の会社概要

会社名 株式会社エスエーティ
所在地 東京都府中市府中町二丁目10-10 多磨ビル
URL https://sat-corp.jp/maintenance/s4p/

インフォメーション・システム・サービス

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金融系を中心にした実績を有している会社

インフォメーション・システム・サービスの第三者保守サービスでは、IBM社メインフレーム装置の保守運用の経験がある元IBM技術員が保守を担当しています。社内技術教育も常時実施して、品質の高い保守サービスを提供しています。クライアントの約30%が金融系企業です。24時間365日対応可能。技術員が現場に待機して障害に対処するスタンバイサービスや現場に訪問して保守作業を提供するオンサイト保守、修理期間は代替機で対応する代替保守など、様々な第三者保守サービスに対応しています。

インフォメーション・システム・サービスの対応機種

IBM/HPE/Cisco/SUNマイクロ/Dell /EMC/Lenovo/BROCADE/NetApp/f5/Juniper

インフォメーション・システム・サービスの会社概要

会社名 インフォメーション・システム・サービス株式会社
所在地 東京都北区赤羽2-51-3 NS3ビル
URL https://www.isskk.com/hoshu.html

アプライド・テクノロジー

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自主レンタルアップ品を活用により保守運用コストを大幅にカット

アプライド・テクノロジーは、厳しい品質チェックをクリアした中古の保守部材を使用する第三者保守サービスを提供しています。自主レンタルアップ品を活用することで、保守運用コストを大幅にカット可能です。日本はもちろん、世界中の提携パートナー企業から保守部材を仕入れ、安定的なシステム延命を実現します。専任の営業スタッフと保守経験豊かな技術スタッフがサポート。24時間365日、全国で対応している第三者保守サービスです。

アプライド・テクノロジーの対応機種

Cisco/DELL/HP/Data Domain/NEC/IBM/Oracle・Sun/NetApp/Juniper/富士通

アプライド・テクノロジーのプラン

  • オンサイト保守
  • センドバック保守
  • スポット保守

アプライド・テクノロジーの会社概要

会社名 アプライドテクノロジー株式会社
所在地 東京都新宿区下宮比町 2-26KDX飯田橋ビル 3F
URL https://www.atc.co.jp/maintenance/

シェアード・ソリューション・サービス

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保守部品を国内外の提携先企業から直接取り寄せている

株式会社シェアード・ソリューション・サービスには、DEC、COMPAQ、hpで保守サービスを行ってきた経験豊富なエンジニアが在籍。コンピューター保守に関連する認定資格を保有しているエンジニアが障害などに対応。メーカーの保守サービスが終了したシステムの保守を高い品質で引き継ぐ第三者保守サービスを提供しています。コンピューター機器の中古機やパーツなどの保守部品を国内外の提携先企業から直接取り寄せているため、入手困難なパーツでも調達可能です。国内外のメーカーの機器の保守に対応できます。

シェアード・ソリューション・サービスの対応機種

DEC/Compaq/HPE/SUNマイクロ/IBM/DELL/DEC/Ciscoのネットワーク製品/NEC/富士通など

シェアード・ソリューション・サービスの会社概要

会社名 株式会社シェアード・ソリューション・サービス
所在地 東京都千代田区内神田1-11-10 コハラビル2F
URL https://www.3scom.jp/years/proposal.html

ネットワンネクスト

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2時間以内に部品を配送できる体制を構築

ネットワンネクスト株式会社は、全国約56カ所の物流拠点に、約7300種類、80000点を超える保守部材を配備しています。2時間以内に配送できる体制を構築しており、オペレーションセンターは、24時間365日体制。およそ90名のオペレーター、150名の後方支援部隊という組織で第三者保守サービスを提供しています。サービス拠点は全国約80カ所。全国で迅速に対応可能です。EOL機器のリプレイス計画を柔軟にして設備投資の悩みを解決するためにサポートしています。

ネットワンネクストの対応機種

Cisco/Juniper/BROCADE/Extreme/Accton/ADVA/APRESIA/Arista/ARRIS/Big Switch Networks/Citrix Systems/Force10/ForeScout/FXCなど

ネットワンネクストの会社概要

会社名 ネットワンネクスト株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー
URL https://www.netone-next.co.jp/service/maintenance/

アイエスエフネット

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マルチリンガル対応も可能な第三者保守サービス

株式会社アイエスエフネットは日本全国に16拠点をもち、約1,500名の正社員エンジニアと共に24時間365日、マルチリンガルでサービスを展開するITインフラ企業です。第三者保守サービスは明記されていませんでしたが、お客さまの技術部門へ人材サービスも提供しているため、保守に関するサービスも提供している可能性があります。全国展開で24時間365日の対応。マルチリンガル対応が可能です。

アイエスエフネットの対応機種

Cisco/Juniper/BROCADE/Extreme/Accton/ADVA/APRESIA/Arista/ARRIS/Big Switch Networks/Citrix Systems/Force10/ForeScout/FXCなど

アイエスエフネットの会社概要

会社名 株式会社アイエスエフネット
所在地 東京都港区赤坂7-1-16 オーク赤坂ビル 3階
URL https://www.isfnet.co.jp/operation/eosl.html

JBサービス

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IT機器以外にもデジタルサイネージやロボットなどの保守にも対応

全国43カ所にサービス拠点があり、技術員・コンタクトセンターが連携してハードウェア障害時の部品交換や復旧作業を提供します。保守・サービス専門部門として50年以上活動した経験と実績を活かして、高品質な第三者保守サービスを提供。国内外の主要メーカーに対応しており、保守窓口の一元化が可能です。IT機器以外にもデジタルサイネージやロボットなどの保守にも対応しています。

JBサービスの対応機種

Lenovo/JBAT(旧APTi)/Canon/YAMAHA

JBサービスの会社概要

会社名 JBサービス株式会社
所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー13階
URL https://www.jbsvc.co.jp/products/it/maintenance/eosl/eosl.html

KSG(国産産業技術)

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ISO9001、ISO27001を取得しており、安心の管理体制を構築

KSG 株式会社は、ソリューション提案からITインフラの構築・保守までトータルサービスを提供している新しい形のICT商社です。1986年に設立以来、ICTシステムインフラ構築など様々な経験を培ってきました。そうした経験を活かして第三者保守サービスも提供しています。障害発生時は、迅速に対応。他社で購入した機器でも保守サービスに加入できます。ISO9001、ISO27001も取得して、高品質な管理体制を構築している会社です。

KSG(国産産業技術)の対応機種

SUNマイクロ/富士通/oracle/HPE/DELL EMC/DELL/IBM/Cisco/ヤマハ/f5/Juniper/Extreme Networks/BROCADE/NETSCREEN

KSG(国産産業技術)の会社概要

会社名 KSG株式会社
所在地 東京都千代田区神田錦町1-1 神田橋安田ビル1階
URL https://www.ksgnet.com/advantage/hoshu.html

アクシスコンピューテック

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コンピュータ関連機器のレンタルやコンサルティングサービスも提供

※アクシスコンピューテックは2025年3月に閉業しました。

コンピュータ関連機器販売、買取、レンタル、機器増設、撤去、コンピュータコンサルティングなどを提供している会社です。これらの事業で培った経験と技術を活かして、コンピュータ機器のメンテナンスに対応しています。機器故障時に現地での部品交換・修理に対応可能です。また、指定ヤードへ不具合機器を引き取りし、修理して返送する方法も用意しています。

アクシスコンピューテックの対応機種

富士通 / PRIMERGY / ETERNUS / NECサーバ 等

アクシスコンピューテックの会社概要

会社名 株式会社アクシスコンピューテック
所在地 千葉県市川市相之川4-15-3友泉南行徳ビル502
URL https://www.axis-comtech.com/

ネットブレインズ

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ITシステム管理・運用を含めて依頼可能!オーダーメイドのサービスを設計

保守サービスだけではなく、ITシステム管理・運用のすべてを任せられます。必要なサービスをヒアリングからオーダーメイドで設計。必要なサポートだけを選択でき、無駄がありません。1ヶ月無料トライアルを用意。実際にサービスを体験してみて、必要なサービスと不要なサービスの見極めを行う期間です。契約後に思った内容と違ったというトラブルを防ぐことにもつながります。専任のSEさらにスペシャリストが障害に迅速に対応。損失を最小限に抑えるサービスです。

ネットブレインズの対応機種

公式HPに記載がありませんでした。

ネットブレインズの会社概要

会社名 株式会社ネットブレインズ
所在地 東京都中央区明石町6-22 築地ニッコンビル 4階
URL https://www.netbrains.co.jp/nbcss/index_c.html

ビジネスコネクト

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オンサイト修理や定期検査サービスも提供

年間保守サービスでは、電話でのサポートはもちろん、エンジニアが直接機器のある場所まで訪問して修理の実施が可能です。契約時にお客様用の部品を用意しているため、迅速な対応ができます。また、年間保守以外でも、オンサイト修理や故障した機器を送って修理する2種類のサポートも用意。定期点検サービスも提供しています。ただし、2023年2月現在、第三者保守サービスの新規受付は休止しているので注意してください。

ビジネスコネクトの対応機種

公式HPに記載がありませんでした。

ビジネスコネクトの会社概要

会社名 株式会社ビジネスコネクト
所在地 東京都千代田区飯田橋2-5-2 エマタナカビル6F
URL http://businessconnect.co.jp/

アルファテック・ソリューションズ

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ITインフラ及び情報系アプリケーションシステムを包括的に行う会社

ITインフラ及び情報系アプリケーションシステムの企画・設計、開発・構築、導入・展開、保守・運用などを手掛けている1971年に設立された会社です。東京本社の他、新大阪オフィス、淀屋橋オフィス、長野オフィス、戸田センター、曳舟センターの6拠点で活動しています。ITインフラに携わってきた経験を活かして、第三者保守サービスも提供。国内外のメーカーのEOSL製品の保守に対応して、安定稼働できるシステムの保守延長を実現しています。

アルファテック・ソリューションズの対応機種

IBM(LENOVO)/DELL/EMC/Cisco/FUJITSU/NEC/Oracle (SUN)/HITACHI/NetApp/Juniper/F5/Brocade/Overland Storage/Quantum(クアンタム) /Tandberg Data(タンベルグ データ) / Extreme Networks

アルファテック・ソリューションズの会社概要

会社名 アルファテック・ソリューションズ株式会社
所在地 東京都品川区大井1丁目20番10号
URL https://www.alphatec-sol.co.jp/

InfiniCore

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年間契約で、障害対応の回数は制限なし

大手外資系ICTメーカー出身の熟練した技術者が在籍。機器の障害復旧をサポートします。自社内で保守サービスのトレーニングを受講したり、新たな人員を配置したりする必要はありません。また、メーカー保守サービスより安価な料金を提案。年間契約ですので、障害対応の回数にも制限がありません。土日祝日も対応するプランや即日対応するプランなど、スピード対応が可能なプランが用意されています。

InfiniCoreの対応機種

サン・マイクロシステムズ(現日本オラクル社)/ヒューレット・パッカード/DELL/富士通/日立など

InfiniCoreの会社概要

会社名 InfiniCore株式会社
所在地 東京都千代田区神田司町2-6 神田平沼ビル7F
URL https://infinicore.jp/

システック井上

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提携している米国企業よりEOSとなったパーツや製品を直接輸入

パートナー企業との技術提携により、迅速かつ徹底した予防保守を実施しています。パートナー企業が提携している米国企業より、直接EOSとなったパーツや製品を輸入し、動作検証を実施した製品を販売。納品後は保守サポートで安心して使い続けられる体制を整えています。オンサイト保守では、要望に合わせて24時間365日対応も含めて提案可能です。

システック井上の対応機種

Alpha/VAX/HP/Sun/DEC/Compaqなど

システック井上の会社概要

会社名 株式会社システック井上
所在地 長崎県長崎市幸町4-20 エスケービル3F
URL https://www.sys-inoue.co.jp/

TID(ティアイディ)

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旧サンマイクロシステムズ社製のシステムを対象とした独自の保守サービスを提供

既にEOSLとなってしまった旧サンマイクロシステムズ社製のシステムに対して、当社独自の保守サービスを提供しています。オンサイト保守では、当日対応や翌日対応、日時指定など、希望に合わせたタイプが可能。機器の設置場所へ伺い、部品単位・製品単位で修理作業を実施します。センドバック修理にも対応。本体先出し発送や不良品到着後発送の製品交換方式の修理、修理品到着後に部品単位で修理して返却する方式でサポートします。英語キーボードから日本語キーボードへ、HDDの大容量化、メモリ容量の増加等のアップグレードにも対応可能です。

TIDの対応機種

公式HPに記載がありませんでした。

TID(ティアイディ)の会社概要

会社名 株式会社 ティ・アイ・ディ
所在地 東京都中央区日本橋大伝馬町12-19 TIDビル
URL https://www.tid.co.jp/

フィールドワン

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IT機器以外にも電気・ガス、化学、ガラス・土石の延命保守サービスを提供実績あり

コストダウンにつながる延命保守サービスを提案しています。米国のサードパーティ・メンテナンス会社との技術提携により迅速な保守を実施。Alpha/Vaxシステムを始めとするHP社製、Sun Microsystems社のハードウェア/ソフトウェア、HPE社のストレージ(3PAR)に加え、CISCO、Juniper、F5等のネットワーク機器の安定稼働が可能です。電気機器や電気・ガス、化学、ガラス・土石、鉄鋼、機械など、様々な業種の企業で延命保守サービスを提供した実績があります。対応エリアの幅も広く、北は北海道から南は九州鹿児島まで対応可能です。

フィールドワンの対応機種

DEC/SUNマイクロ/HP/Ciscoなど

フィールドワンの会社概要

会社名 株式会社フィールドワン
所在地 東京都新宿区原町3-87-4 NTビル1F
URL https://field-one.com/

第三者保守サービスとは?

第3者保守(TPM)がメンテナンスしてサーバーの延命を図っている様子

事業活動を支えるIT機器は、安定稼働が求められる重要な資産です。
しかし、メーカーによる保守サービスには期限があり、その期限を迎えると通常はリプレイスが検討されます。とはいえ、実際には予算の都合や他のプロジェクトとの兼ね合いですぐに新機種へ移行できないケースも少なくありません。

こうした中で活用されるのが「第三者保守(TPM: Third-Party Maintenance)」です。これは、メーカー保守が終了したIT機器に対して、メーカー以外の独立した保守専門企業が修理や部品交換、サポートを提供するサービスです。

この選択肢が広がったことで、メーカーが定めるサポート終了日=機器の寿命、という常識が覆りつつあります。企業は自社の戦略や予算に合わせて、IT機器のライフサイクルを柔軟に延ばせるようになりました。

物理的な寿命とサポート期限は別

メーカー保守の期限と機器の物理的な寿命は必ずしも一致しません。メーカーが定める「EOSL(End of Service Life:メーカーの保守期間が終了すること)」を迎えても、機器自体が問題なく動作している場合は多くあります。

第三者保守を活用することで、まだ使える資産を無理に買い替えることなく延命できるのです。

あわせて機器の棚卸や利用状況も見直したい場合は、IT資産管理ツールを活用して、ハードウェアやソフトウェアを一元管理する方法も検討してみてください。

第三者保守とメーカー保守の違い

第三者保守を導入する際には、従来のメーカー保守と何がどう違うのかを理解することが重要です。とくに料金体系、サポート対象、対応の柔軟性は、導入可否を左右する大きなポイントです。

ここでは、第三者保守とメーカー保守を分かりやすく比較してご紹介します。

料金モデルの違い

メーカー保守は、ハードウェア購入価格に一定の割合(おおよそ5〜15%)をかけた年額料金で設定されるのが一般的です。特にメーカーの保守終了後の「延長保守」は割増料金になる傾向が強く、コストが高止まりしがちです。

一方で、第三者保守は利用企業のニーズに応じて保守レベルや対象機器を柔軟に設定できるため、不要なサービスを省いた最適な料金プランを選ぶことができます。

サポート対象と調達力

メーカー保守では、原則として自社製品のみが対象です。そのため、複数メーカーの機器が混在する「マルチベンダー環境」では、メーカーごとの個別契約や連絡が必要となり、管理が煩雑になりがちです。

対して、第三者保守はメーカーに依存しない立場からマルチベンダー環境を一括保守することが可能です。異なるメーカーの機器でも1つの窓口で対応できるため、障害対応の迅速化と管理業務の効率化が期待できます。

医療機器のように複数メーカーの装置が混在しがちな環境では、医療機器保守サービスの比較も参考になります。

保守期間と部品調達の違い

メーカー保守の対象期間は、通常は製品発売から5~7年程度で終了します。保守に使われる部品は新品やメーカー認定の再生品が中心です。

これに対して、第三者保守ではEOSLを過ぎた機器でも対象となり、部品は中古のリユース品を含む独自の調達ネットワークによって確保されます。海外含めた流通網を活用することで、古い機種でも必要な部品の入手が可能になるケースがあります。

サービスの柔軟性

メーカー保守は標準化されたメニューが中心で、急な要件変更や一部機器だけの特別対応には向いていません。

一方で、第三者保守は障害対応の時間帯、オンサイト対応の有無、対象機器の選定などを柔軟に調整できます。例えば、重要なサーバーだけ24時間体制で保守を行い、それ以外は平日対応にするなど、予算とリスクに応じた細やかな設計が可能です。

比較表:メーカー保守 vs 第三者保守

以下の表に、両サービスの違いをまとめました。

比較項目 メーカー保守 第三者保守
料金水準 割高。延長保守はさらに高額 20〜70%のコスト削減事例も
料金モデル 一律の年率契約(パッケージ型) 個別見積もりで柔軟に設計可能
サポート対象 自社製品に限定 マルチベンダー対応可
保守対象期間 新品〜EOSL(5〜7年) EOSL後も延命対応可
部品調達 新品/メーカー認定部品 中古・リユース部品含む独自調達
柔軟性 標準的なサービス内容 保守レベル・期間を柔軟に設計可

このように、第三者保守はコスト面だけでなく、対応範囲や柔軟性の点でもメーカー保守とは大きく異なります。
さらに工場設備や生産ラインなどを含めて設備全体の稼働状況を可視化したい場合は、設備保全管理システムを導入し、保守業務とあわせて管理レベルを引き上げる方法もあります。

第三者保守サービスの導入メリット

メーカー保守よりコストが安い

第三者保守サービスは、一般的にメーカー保守と比較してサービス費用が安価です。メーカー保守の場合、年間保守費用以外にも、アップグレード、カスタマイズの保守などが上乗せされています。

しかし、第三者保守サービスは、不具合への対応などやるべきことの幅が限定的。ハードウェアの責任がないためアップグレードなどをする必要がなく、その分、費用を安くできます。

また、第三者保守サービスを利用すると、使用機器の稼働期間が延びます。メーカーのサポートが切れる度に新しい機器やシステムを購入すると、初期導入コストがかかります。

メーカーサポートが5年で切れる場合は20年で4回の機器・システム移行が発生しますが、第三者保守サービスを利用して10年以上の長期利用をすれば導入コストを抑えることが可能です。

同じ機器を継続使用できる

使い慣れた機器をそのまま継続利用できるのも第三者保守サービスのメリットのひとつです。正常に稼働している限りその機器を使い続けられます。買い替えの時期でも、第三者保守でつなぎ、移行のタイミングを調整することも可能です。

使い慣れた機器を新しいものに変えると、慣れるまでは業務スピードが遅くなるなどの支障が生じる可能性があります。第三者保守サービスを利用すれば、計画的な買換えが実現可能です。

保守がまとまる

メーカーの保守サービスは自社製品にしか対応していません。企業では、複数の機器・システムを使用しているでしょう。不具合が発生すると、その機器のメーカーに問い合わせる必要があります。問い合わせ先を探す手間もかかります。

第三者保守サービスにすれば、複数の機器・システムのすべてを任せられるため、マルチベンダー対応が可能です。窓口が一本化されるため、問い合わせがスムーズになります。

第三者保守サービスの導入デメリット

最新の状態で使用できない

機器やシステムは、日々新しくなっています。新しいものほど、利便性やクオリティは高まっているものです。

第三者保守サービスを利用して保守が切れた機器を使用し続けると、新しい機器の利便性やクオリティを活用できません。リプレイスしないことで気づかないうちに業務の無駄が発生している可能性があります。

メーカーの知的財産権侵害のリスクがある

第三者保守サービスに切り替えるときは検証作業の実施やアドオン開発などを提供する必要があります。これらがメーカーに対する知的財産権の侵害やライセンス契約違反に当たる可能性が否定できません。

アメリカでは、第三者保守サービス会社に対してメーカーが損害賠償を求める裁判を起こし勝訴しています。

費用相場のシミュレーション

第三者保守を導入する際、具体的にどの程度のコスト削減が期待できるのでしょうか。
ここでは、簡単なシミュレーションを示します。

コスト削減率の目安

複数の調査によれば、第三者保守を利用することでメーカーの延長保守と比べて30~50%のコスト削減が現実的な水準と考えられます。

具体的な費用比較例

運用年数 メーカー保守/延長保守(年間) 第三者保守(年間) 年間コスト削減額
1~5年目 各30万円 -- --
6年目 45万円 18万円 27万円
7年目 45万円 18万円 27万円

※キャククル編集チーム調べ

この例では、6年目以降に第三者保守へ切り替えることで2年間で54万円のコスト削減が見込めます。

実際の保守費用は、機器の種類や設置場所、求めるサポートレベル(例:24時間対応やオンサイト出動の有無)、契約期間などで変動します。複数年契約の場合は、年間単価が割安になる傾向があります。

第三者保守のメリットは、単年度のコスト削減だけでなく、IT投資全体のキャッシュフロー改善や新技術選択の柔軟性が得られることです。まずは自社の状況でシミュレーションしてみることをおすすめします。

第三者保守サービスの導入事例

パソコンの延命と継続利用を実現

浄水場の監視装置(データロガー)で使用する産業用パソコンがメーカー保守期限をむかえていましたが、新しいパソコンに入れ替えるとすれば、大規模な予算をかけて監視装置システム全体を更新しなければならない状況にありました。

しかし、使用する産業用パソコンの修理・保守を第三者に委託する方法があることを知ったことがきっかけで、パソコンの延命とシステムの継続利用を実現することができました。

参照元:株式会社シェアード・ソリューション・サービス公式HP (https://www.3scom.jp/voice/moroyama.html)

年間保守サポート費用を従来の半額に削減

無添加化粧品や健康食品を展開する事業会社が、採用するERPであるSAP ECC 6.0システムの保守サポートを第三者保守に切り替え。
第三者保守契約により、安定したSAPアプリケーションを最低15年間にわたり運用することが保証され、高品質なサービスを従来の50%の年間保守サポート料金で受けられるようになった。

参照元:Rimini Street (https://www.riministreet.com/jp/press-releases/fancl-switches-to-rimini-street-support/)

製造業の現場におけるシステム延長

5年間のメーカー保守の後、1年間はメーカー保守を延長できたものの、その上で動かしているシステムをそのまま使っていくのか、改修していくのか、というところで、第三者保守を導入して、システム延長を選択。

参照元:株式会社ゲットイット公式HP (https://www.get-it.ne.jp/interview_third-party_kokuyo/)

第三者保守サービス導入を検討する際によくある質問

Q1.第三者保守サービスの導入メリットを教えて下さい

メーカ保守と比べて、より安価にサービスを受けられる可能性がある点、メーカー保守切れ(EOSL)になった場合でも、修正・メンテナンスに対応してもらえる点、マルチベンダー対応が可能な点などが挙げられます。

Q2.第三者保守サービス導入にリスクはありますか?

知的財産権侵害やライセンス契約違反のリスクほか、アドオンが肥大化するリスク、第三者保守ベンダーの事業継続性に関するリスクなどがあります。ベンダーを選ぶ際には、安さだけでなく、実績や信頼性の高さも重視する必要があります。

第三者保守サービス会社の選び方

老朽化したサーバーが並ぶ中で、保守方法に悩む担当者

第三者保守サービス会社を選ぶ際は、「保守形態」「スピード」「実績」の3つをポイントに比較するのがおすすめです。それぞれどのようなポイントを見ればよいか解説します。

保守形態はオンサイト保守であること

保守のサービス形態には、大きく分けて「オンサイト保守」と「センドバック保守」があります。第三者保守を選ぶ際は、「オンサイト保守」を選びましょう。

オンサイト保守は、コンピューター機器やシステムが置かれている場所に直接来て保守をしてくれるサービス形態です。不具合が発生した場合は、担当の技術者がすぐに派遣されます。

目の前で修理してもらえるだけではなく、修理後の注意点なども教えてもらえるため、安心感が大きいです。メンテナンス品質が良い業者を選んでください。

一方センドバック保守は、故障した機器を窓口に発送して修理・交換してもらう形態のサービスです。機器が復旧するまでの間は、代替品を送ってもらえます。

機器を保守に送る前に代替品を送ってくれるシステムは「先出センドバック」です。先出センドバックは、代替品があるため、機器を使用できない期間が生じません。

しかし、後出しセンドバックの場合は、機器を使用できない期間が生じます。

また、機器を送ってしまうため、何が行われているか把握できず、修理中も修理後も不安が残りがちです。

対応スピードが速いこと

機器の不具合は、いつ発生するか分かりません。いざ発生したときは、対応スピードが重要です。不具合が発生したままでは業務に支障が生じます。不具合の内容によっては、利益の機会損失にダイレクトにつながる可能性もあるでしょう。

対応の遅れは、そのまま業務の遅れ、利益の減少につながります。第三者保守サービスを選ぶときは、迅速に対応してくれる業者を選びましょう。問い合わせへの対応スピードが遅い業者は注意してください。

ただし、スピードが速くても仕事のクオリティが低いなら意味がありません。丁寧で迅速な対応をしてくれる業者かどうかを見極めることが大切です。

実績が豊富にあること

企業活動において、IT機器やシステムは重要な役割を果たしています。その保守を任せる業者は、コストだけで選ぶのではなく、品質も見極めてください。品質を見極める方法のひとつが実績の確認です。

どんな企業の保守を請け負ってきたのか、どのくらいの実績があるのかをチェックしましょう。実績が豊富な業者を選んでください。

第三者保守サービスまとめ

第三者保守サービスは、メーカーの保証が切れた後、新しい機器に入れ替えるまでのつなぎのサポートです。安定して稼働している機器をサポートが切れた後も使い続けたいときに活用できます。

障害発生時の問い合わせ対応やインシデント管理を属人化させず、組織的に運用したい場合は、第三者保守ベンダーのサポート体制に加えて、ITサービスマネジメントツール(ITSM)の導入も有効です。

また、第三者保守サービスを選ぶときは、「オンサイト保守に対応しているか」「対応は迅速か」「実績は豊富か」の3ポイントをチェックするのがおすすめです。この記事で紹介した会社も参考にしながら、自社の希望に合うサービスを提供してくれる会社を選んでください。

免責事項
本記事は、2023年09月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。