昨今のテレワーク導入や働き方改革の波によって、多くの企業で慢性的な人材不足が叫ばれています。一方で、多方面での情報発信が求められる企業の広報担当の業務は増え続けており、対策や体制づくりが必要です。そんな中、企業や団体に代わってPR活動をしてくれるのが、専門知識やノウハウを持つPR会社です。
この記事では、PR会社に広報を依頼するメリットにふれながら、東京に拠点を置くPR会社の特徴やサービスの強み、業務内容についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
紹介しているPR会社の一部資料は下記より無料でダウンロードできます。比較検討の参考にしてください。
東京都のおすすめPR会社一覧表
東京にあるPR会社からおすすめの企業をピックアップして紹介します。自社のPRを任せる会社選びにお役立てください。
| 会社名 | サービスの特徴 |
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PRとデジタルマーケティング両輪の支援で多角的な戦略提案が可能!
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人材・教育・医療・福祉に特化したPR戦略!ニーズに合わせた柔軟な対応で、継続的な成果にコミット
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IDEATECH |
中小・ベンチャー企業向けのPRコンサルに強み!成果がでるPR・広報企画から実行のプロセスを支援 |
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Kプレス |
女性の共感を集めるPRキャンペーンが得意 |
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アウル |
長年培ってきたDXノウハウを活かしPRを展開 |
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オズマピーアール |
「共感・拡散されるストーリー」の提案が得意 |
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共同ピーアール |
プロのコンサルティングが200名以上在籍 |
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サニーサイドアップ |
独自の発想で「バズる」仕掛けを提案 |
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ザックス |
テレビやイベント・展示会など様々なメディアに対応 |
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TANK |
スポーツ選手や文化人等もキャスティング可能 |
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東京ピーアール |
海外市場での広報サポートサービスにも対応 |
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ピーポイントプロモーション |
テレビ業界で培ったネットワークを駆使しPRを展開 |
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ビルコム |
自社開発システムで「熱量データ」を計測しPR活動にFB |
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プラップジャパン |
各業界・各メディアに精通した250名以上のプロが在籍 |
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フルハウス |
国内の地方自治体や海外の政府観光局での実績が豊富 |
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ベクトル |
企業ニュース配信プラットフォーム「PR Times」の運営元 |
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マテリアル |
製品・サービス~企業までを適切にブランディング |
東京都のおすすめPR会社17選の詳細情報
PR会社とは
PR会社(パブリック・リレーションズ会社)は、企業や官公庁、団体などがステークホルダー(消費者、従業員、投資家、地域住民、メディア等)と良好な関係をつくり、維持していくためのコミュニケーション戦略を専門的に支援する組織です。
PRの本質は、単に情報を広げることではありません。
社会との「合意形成」や「信頼醸成」を進めるために、受け手にとって有益な文脈(コンテキスト)を設計する点にあります。
かつては「メディア露出(パブリシティ)を取ること」が中心になりやすい時期もありました。
しかし、デジタルシフトが進み、情報の流通経路がSNSやオウンドメディアへと多様化した現在、PR会社の役割は「報道の獲得」から「社会的な合意の形成」へと大きく変わっています。
特に東京は、メディアの密集度が高く、トレンドの移り変わりも速いエリアです。。
そのため、分析力と実行力を持つPR会社の存在が、企業のブランド価値を左右しやすい環境と言えるでしょう。高度な戦略と、柔軟な運用力。ここが差になりやすいポイントです。
PR会社が支援する主な領域
PR会社の支援領域は多層的で、企業のフェーズや課題に応じて幅広く展開されます。ここでは、代表的な支援内容を領域ごとに整理します。
広報戦略の設計
広報戦略の設計では、市場調査や競合分析、ターゲット選定、コアメッセージの開発、年間ロードマップの策定などを行います。
単に「何を言うか」ではなく、「誰に、どのように認識してもらうか」という態度変容のゴールを定める点が重要です。3C分析(自社・競合・顧客)に加え、社会情勢(Society)も踏まえた設計が求められます。
メディアリレーション
メディアリレーションでは、記者や編集者との関係構築を軸に、メディアキャラバンや個別取材の提案(プロモート)、記者クラブへの投げ込みなどを行います。
単なる「掲載のお願い」ではなく、記者が担当する連載枠や関心テーマに合わせた「情報提供」として企画を提案する姿勢が欠かせません。編集視点に沿った提案が、第三者評価の獲得につながります。
プレスリリース作成・配信支援
プレスリリース支援では、ニュース価値の抽出から、配信先のメディアリスト作成、配信後のフォローアップ、校正・校閲までを担います。
タイトル一つで開封率が大きく変わるため、A/Bテスト的な視点や、SEOを意識したキーワード選定を行うことも一般的です。記事化(パブリシティ)の確率を高める工夫が求められる領域です。
記者発表会・イベント広報
イベント広報では、記者発表会の企画・運営や、PRイベントの演出、タレント・インフルエンサーのキャスティングなどを行います。
メディアにとっての体験価値を高め、インパクトのある報道量を確保することが狙いです。企画力と現場運営力の両方が求められます。
デジタル・SNS施策
デジタル・SNS施策も、現代のPRでは欠かせない支援領域です。公式アカウント運用、SNSキャンペーン、インフルエンサーPR、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出などを行います。
トップダウン型の発信ではなく、インフルエンサーを活用した共感形成が主流となっており、若年層へのリーチや情報の拡散・シェアを狙いやすい領域です。
危機管理広報
危機管理広報では、リスクモニタリングやクライシスマニュアルの作成、メディアトレーニング、緊急会見の支援などを行います。
不祥事やトラブル発生時のレピュテーションダメージを最小限に抑えるため、平時からの備えが重要になります。守りの広報としての役割が大きい分野です。
オウンドメディア・コンテンツ支援
オウンドメディア支援では、コンテンツマーケティングやインタビュー記事の執筆、SEO設計、Webサイトの流入分析などを扱います。
直接的なファン形成と、情報資産の蓄積を目的とした支援であり、継続運用を前提とした設計になりやすい点が特徴です。
広告代理店との違い
PR会社と広告代理店は、どちらも企業のコミュニケーション活動を担いますが、思想と手法に決定的な差異があります。
広告代理店は「メディアの枠(スペース・時間)」を買い取り、クライアントが伝えたいメッセージをそのままの形で発信するモデルです。
一方でPR会社は、編集権を持つ第三者(記者や編集者)に対して「報じる価値がある」ことを説得し、ニュースや記事として取り上げてもらうことを目指します。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | PR会社(パブリシティ) | 広告代理店(広告) |
|---|---|---|
| メディア費 | 原則として発生しない(パブリシティの場合) | 掲載枠や放送枠の購入費用が発生する |
| 表現の自由度 | メディア側が決定する(コントロール不可) | クライアントが自由に決定できる |
| 信頼性 | 第三者視点のため、信頼性が非常に高い | 自社発信のため、一定のバイアスがかかる |
| 情報の性質 | ニュース、事実、ストーリー(文脈重視) | 宣伝、キャンペーン、ベネフィット(露出重視) |
| 期間 | 継続的なリレーションが必要 | 契約期間中の集中露出が可能 |
実務では、広告とPRを補完関係として活用するケースが多いとされています。
たとえば、新製品の認知を広告で一気に広げ、その背景にある社会的意義や信頼性をPRによる記事露出で補強する戦略です。
広告代理店が「どこに、いくらで、どう出すか」という流通の最適化を担うのに対し、PR会社は「どんな文脈で、社会にどう語られるか」という物語の設計を担います。
東京の主要案件では、役割を切り分けた上で、統合的なマーケティングプランが組まれることが一般的です。
PR会社は大きく2タイプ
PR業界には多様なプレイヤーがいますが、企業ニーズに合わせて「総合PR会社」と「専門PR会社(ブティック型)」の2つに大別できます。
この分類を理解し、自社の事業フェーズや目的に合う型を選ぶことが、プロジェクトの成否を分ける第一歩になります。どちらが優れているという話ではなく、相性の問題です。目的から逆算することが重要でしょう。
総合PR会社
総合PR会社は、幅広い業界・施策に対応できるリソースとノウハウを持つタイプです。国内では「ベクトル」「サニーサイドアップ」「プラップジャパン」「共同ピーアール」「電通PRコンサルティング」「マテリアル」などが大手6社として知られています。
東京を拠点としつつ、全国やグローバル展開を支える体制を整えている点が特徴です。
総合PR会社のメリットは、施策の選択肢が多いことにあります。
テレビ、新聞、雑誌、Webといったマスコミ広報だけでなく、大規模な記者発表会、デジタルマーケティング、SNS運用、インフルエンサー施策、さらにはパブリック・アフェアーズ(官公庁への働きかけ)まで一気通貫で依頼できる場合が多いです。
複数施策を同時並行で進める必要がある大規模案件や、体制の厚さを求めるケースにおいて相性が良いと言えるでしょう。
一方で、組織が分業化されていることが多く、担当者のコミットメントやスキルセットにばらつきが生じる可能性もあります。
大手企業やナショナルクライアントが主要顧客になりやすいため、予算規模が小さい中小企業やスタートアップは、コストパフォーマンスの面で検討が必要になる場合もあるでしょう。
とはいえ、新しいのテクノロジー(AI活用など)や海外拠点ネットワークを活用できる点は、総合PR会社ならではの強みと言えます。
専門PR会社
専門PR会社(ブティック型PR会社)は、特定の業界や領域に特化し、深みのある支援を行うタイプです。
例として、IT・テクノロジー分野に強い「東京PR」や、医療・ヘルスケアに特化した「アネティ」などが挙げられています。ほかにも美容、ファッション、教育、スタートアップ支援に強みを持つ会社などが存在します。
専門PR会社の強みは「業界理解の深さ」です。複雑な技術内容が前提となるB2Bテクノロジー分野や、法規制が厳しい医療分野などでは、専門知識を持った担当者が最初から伴走してくれる点が心強い要素になります。
さらに、特定メディア(専門誌の編集長など)と密なつながりを持っていることが多く、ニッチ領域でも情報を届けるスピード感と柔軟性を備えやすい点が特徴です。
また、専門PR会社は小規模組織であることが多く、社長や役員クラスが直接案件を担当するケースも珍しくありません。
経営視点での戦略や、社会情勢の変化による軌道修正に迅速対応できる可能性。広報部門が未整備な企業や、ニッチターゲットに集中的にアプローチしたい場合には、投資対効果(ROI)を高めやすい傾向があるとされています。
東京でPR会社を選ぶときの比較ポイント
東京でPR会社を選ぶ際に注意したいのは、「会社名の知名度」や「過去の華やかな実績」だけを見て、早々に判断してしまうことです。
PRは形のないサービスであり、その成果は担当者の力量や戦略設計に大きく左右されます。だからこそ、あらかじめ判断軸を整理し、同じ基準で比較できる状態をつくることが大切です。ここからは、PR会社を選ぶ際に押さえておきたい主なポイントをご紹介します。
1. 得意分野の一致
まず確認したいのは、PR会社の得意分野が自社の事業と合っているかどうかです。ここで重要なのは、単に「実績があるかどうか」だけを見ることではありません。
自社のビジネスモデル(B2BかB2Cか)や、商材の特性(高価格帯か低価格帯か)と本当に重なっているかを丁寧に見ていく必要があります。
たとえばB2B企業の場合、話題性のあるバズ施策よりも、日経新聞や業界専門紙、信頼性の高い経済系Webメディアへの掲載実績が重視される傾向があります。一方で、若年層向けの消費財であれば、TikTokやInstagramでの拡散力や、ファッション誌とのタイアップ実績が評価されやすくなります。
また、企画の切り口にも各社の得意・不得意があります。社会課題の解決を軸にした「ソーシャルPR」が強いのか、流行を捉えて話題を広げる「ブームメイク」が得意なのか。その傾向を整理し、自社のブランドカラーや目的に合っているかを見極めることが重要です。
2. メディアとのつながりの方向性
「メディアとのコネクションがある」という表現はよく使われますが、その中身を具体的に確認しておくことが大切です。
PR会社によって、テレビ番組のディレクターに強いのか、大手新聞社の経済部記者に強いのか、あるいはライフスタイル系Webメディアの編集者に強いのか、その比重は大きく異なります。
東京のPRでは、記者クラブへのアクセスだけでなく、個々の記者との継続的なリレーションが重視されます。狙っている媒体(ターゲットメディア)に対して、これまでどのような企画提案を行い、どのような文脈で掲載につなげてきたのかは、事前にヒアリングしておきたいポイントです。
また、グローバル展開や地方創生を視野に入れている場合には、海外メディアや地方紙、地方自治体とのネットワークを持っているかどうかも、判断材料のひとつになります。
3. 戦略設計と実行の分担
PR会社に依頼する際は、「どこまでを任せたいのか」を事前に明確にしておくことが大切です。
たとえば、上流の戦略設計(メッセージ開発や年間のPR計画)までを依頼し、日々の実務は自社で担うのか。
それとも、プレスリリースの作成やメディア訪問、取材調整といった実行面まで含めて、継続的に伴走してもらうのか。どこまでを依頼するかによって、必要な工数や費用は大きく変わってきます。
月額契約の場合は、月次の企画会議の頻度、リリース作成の回数、取材立ち会いの範囲、クリッピング(露出報告)の有無などを、事前に具体的に定義しておくことが望ましいとされています。
戦略は立派でも実行が追いつかない、あるいは実行スピードは速いものの戦略の軸が定まらない、といった事態を防ぐためにも、体制案を確認し、「誰が・どの業務を担うのか」を明確にしておくことが重要です。
役割を言語化できているか<どうかが、成果を左右するポイントになります。
4. 料金体系と契約期間
PRは短期間で成果が出るものではなく、一定期間の継続的な取り組みを前提とするケースが多い施策です。そのため、料金体系や契約期間については、慎重に確認しておく必要があります。
一般的な料金体系と、その目安・活用シーンは以下のように整理されています。
| 料金体系 | 費用感(目安) | 特徴と活用シーン |
|---|---|---|
| 月額固定(リテイナー) | 月額 20万〜100万円以上 | 継続的なブランディング、メディア関係構築、日常的な相談 |
| プロジェクト型 | 150万円〜数百万円 | 新商品ローンチ、イベント開催、周年事業などの短期集中施策 |
| スポット型 | 数万〜数十万円(1件) | プレスリリース作成・配信のみ、特定の危機対応 |
| 成果報酬型 | 露出媒体による(Web:5万〜、TV:50万〜) | 露出数をKPIとする場合。ただし質にばらつきが出るリスクも |
※キャククル編集チーム調べ
契約時には、途中解約の条件(例:3か月前通知など)を必ず確認しておきましょう。また、成果の定義を「露出数」だけに限定せず、「指名検索数の増加」「問い合わせへの寄与」「採用応募数の変化」など、事業目標に紐づく指標で合意しておくことが望ましいとされています。
この点が曖昧なままだと、後になって認識のズレが生じやすくなるため、注意が必要です。
5. レポート内容と振り返りの粒度
PR活動の効果測定は、単なる掲載数の報告から、より踏み込んだ分析へと移行しつつあります。
提出されるレポートに、露出の「数」だけでなく、「どのような文脈で取り上げられたのか(論調分析)」や「ターゲット層にどの程度届いたのか(リーチ分析)」が含まれているかは、確認しておきたいポイントです。
あわせて、掲載後の反応データ(SNSでの言及数、Webサイトへの流入、問い合わせ件数など)をどのように収集し、翌月以降の施策にどう反映していくのかという「振り返りの粒度」も重要になります。
成功事例だけでなく、掲載に至らなかった理由の整理(Problem)や、次に向けた改善策(Try)が示されるサイクルが回っているかどうかは、そのPR会社の信頼性を見極めるひとつの材料になります。
6. 担当者との相性
最終的にPRの成果を大きく左右するのは、会社そのものよりも「担当者」であると言われています。
PR担当者には、自社の事業や強みを深く理解したうえで、それを記者の関心事や社会的な文脈と結びつける「翻訳力」が求められます。
また、メディア調整が多い業務だからこそ、レスポンスの速さや対応の誠実さ、想定外のリスクが発生した際の説明のわかりやすさも重要な判断ポイントになります。
長期的に伴走するパートナーとして信頼できるかどうか、担当者との相性も含めて見極めていきましょう。
PR会社へ依頼する流れ
PR会社への相談から実際の運用開始までには、一般的に1〜2か月程度かかるとされています。あらかじめ全体の流れと各ステップで行うことを把握しておくことで、立ち上げをスムーズに進めやすくなります。
特に初回相談の質を高めるためにも、事前にプロセスを理解しておきましょう。
1. 問い合わせ・概要共有
まずは、候補となるPR会社数社(目安として3〜5社)に問い合わせを行います。
この際、整理した情報をまとめたオリエンテーション資料(RFP:提案依頼書)を送付することが望ましいとされています。
RFPには、以下のような内容を含めておくとよいでしょう。
- 事業概要と現在の課題
- PRを検討する背景と希望開始時期
- 予算感(月額またはプロジェクト単位)
- 期待する支援範囲(戦略設計から実務まで、または実務中心など)
- 現在の社内広報体制の有無
この段階で、PR会社側のレスポンスの速さや内容の丁寧さを確認することで、パートナーとしての適性を一次的に判断できるとされています。最初のやり取りは、その後の運用を映す鏡になりやすいポイントです。
2. ヒアリング・提案
問い合わせを受けたPR会社は、より深い理解を得るためにヒアリングを実施します。その後、1〜2週間ほどで企画提案のプレゼンテーションが行われるのが一般的な流れです。
提案書には、現状の報道分析、ターゲットに合わせた発信コンセプト、具体的なメディアアプローチ先、推奨施策(イベント施策やSNS連携など)、それらを支えるチーム体制などが盛り込まれることが多いとされています。
ここで重視したいのは、課題を「広報」という手段でどのように解決しようとしているか、その論理に一貫性があるかどうかです。単なる作業内容の提示ではなく、「この切り口であれば、このメディアがこう報じる可能性がある」といった仮説の精度を見極めることが重要になります。仮説の質こそが、提案の核になります。
3. 見積もり・契約
提案内容に納得できた場合は、具体的な見積もり調整に進みます。PR会社の見積もりは、主にコンサルタントの人件費(工数)をベースに構成されるとされています。
工数の内訳としては、月例会議の準備、プレスリリースの執筆時間、メディアへの個別アプローチ、取材立ち会い対応などが含まれるのが一般的です。
契約時には、成果指標(何を成果として定義し、どのような形で報告を受けるのか)や、情報管理に関する取り決め(秘密保持契約(NDA)の締結、情報公開範囲の合意)も重要な確認事項になります。
あわせて、最低契約期間や解約条件についても、必ず書面で確認しておきましょう。多くの場合、6か月〜1年単位の契約が基本とされていますが、初期立ち上げとして3か月程度のトライアル期間を設けるケースもあります。
4. キックオフ・運用開始
契約締結後は、実務メンバーが集まりキックオフミーティングを実施します。直近3か月程度の具体的なアクションとスケジュールをすり合わせ、運用の方向性を共有します。
あわせて、プレスリリースで使用する写真やロゴ、広報用プロフィール資料、ファクトブック(会社概要資料)などの素材を整理します。さらに、定例会議のスケジュールやレポートフォーマットを確定し、振り返りの設計まで整える流れです。
運用開始直後は、PR会社が自社の事業や文化を「記者の視点」で理解するためのインプット期間でもあります。
広報担当者が現場情報を積極的に共有し、密なコミュニケーションを取ることが、初動をスムーズにするポイントとされています。ここから本格的な共同作業が始まります。
失敗を避けるための注意点
PR会社を導入したからといって、必ずしも期待通りの成果が得られるとは限りません。期待値のズレによって不満が生じるケースもあるため、あらかじめ失敗を防ぐ視点を押さえておくことが重要です。
露出=売上と短絡しない設計
広報活動の主な成果は、「認知」と「信頼」の獲得であり、売上に直接結びつくまでには一定の時間差があるとされています。メディア露出は、あくまで顧客との接点づくりの入口です。
記事やニュースを見た人がWebサイトを訪れた際に、魅力的なLP(ランディングページ)や、わかりやすい問い合わせ導線が整っていなければ、ビジネス成果につながらなくなります。
PRは、外から注目や関心という「風」を起こす役割を担いますが、その風を受けて前に進めるかどうかは、自社側の受け止め方にかかっています。
営業やマーケティングの体制、情報設計、受け皿づくりが整ってこそ、PRの効果は活きてきます。
露出後の準備を並行して進めることが、PR投資を無駄にしないために欠かせない視点となります。
「丸投げ」より「共同作業」の前提
「費用を支払ったのだから、あとはPR会社に任せればよい」という考え方は、失敗につながりやすいとされています。PR会社は社会やメディアの視点を提供できますが、自社サービスを最も深く理解しているのは、やはり自社の中の人です。
最新情報の共有、取材対応時の社内調整、リリース内容の確認における迅速な意思決定、社内でのPR活動への理解と協力体制。こうした社内連携が不足すると、PR会社は十分な材料を持たないまま施策を進めることになり、成果を出せなくなってしまいます。
PR会社を単なる外部ベンダーとしてではなく、「自社広報部門を補完する存在」と捉え、二人三脚で取り組む姿勢が成功の鍵になります。
成果の定義を契約前に固定
「露出を増やすよう頑張ります」といった曖昧な約束は、後々のトラブルにつながりやすいものです。プロジェクトの成功を何で判断するのかを、契約前に定量・定性の両面で合意しておくことが重要です。
具体的には、狙う媒体の方向性(全国紙の経済面か、若年層向けWebメディアか)、KPI(掲載件数、広告換算費、指名検索数の増加率、資料請求数、採用サイトのPV数など)、評価期間(単月ではなく3か月〜半年といった中長期視点)をあらかじめ定めておきましょう。
PRは、メディア側の都合で掲載時期がずれるなど、不確実性を伴う施策でもあります。短期的な数値だけにとらわれず、メディアとの関係性の蓄積や、論調の変化といった「認知の質」を評価する視点を持つことが大切です。
東京都のPR会社のまとめ
PR会社は企業や団体に代わってPR活動をしてくれるほか、専門ノウハウに基づいて中長期的にフォローを行ってくれます。客観的な視点から得たアドバイスにより、これまでは気付かなかった独自の強みや魅力が発見できるかもしれません。
自社の事業戦略を見直す観点からも、一度PR活動でプロの手を借りてみてはいかがでしょうか。
ただし、PR会社ができる業務内容にはばらつきがあり、受けられる業務内容や得意分野にはそれぞれ違いがあります。各企業の強みや特徴を事前にしっかりと把握した上で依頼するようにしましょう。
- 免責事項
- 本記事は、2024年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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