【空調設備向けの展示会まとめ】出展メリット・特徴を調査

【空調設備向けの展示会まとめ】出展メリット・特徴を調査
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ここでは、国内で行われている空調設備向けの展示会情報について詳しくまとめました。
それに加えて、成約の確度の高い顧客だけを集めるマーケティング戦略「ポジショニングメディア」についても紹介しているので、ぜひ集客施策の参考にご一読ください。

空調設備向けの展示会の特徴

空調設備向けの展示会の特徴

一口に展示会と言っても様々な種類があり、大きく分けて「業界総合型」「製品特化型」「製品特化型」の3つのタイプがあります。その違いを簡単に説明すると次の通りになります。

  • 業界総合型…1つの業界(例:製造業など)に関するあらゆる機器・サービスを総合的に紹介。
  • 業界特化型…総合型をさらに細分化した特定の業界(例:ロボット技術など)をテーマとした展示会。
  • 製品特化型…1つの製品(例:業務用ラベラー・3Dプリンターなど)を専門的に紹介する展示会。

業界総合型の展示会

「製造業」「BtoB業界」など、1つの業界をテーマに、それに付随する様々な分野の製品・サービスを総合的に紹介する展示会のことです。例えば、製造業であれば、建築、医療、機械、航空、農機などがあります。

製造業に関するあらゆる分野が一堂に集結し、幅広い見込み顧客が来場しますので、より多くのリードを獲得し販路を拡大したい場合に適しているオンライン展示会です。

多くの来場者が見込める半面、競合他社も数多く出展しますので、自社ブースに必ずしも来場するとは限らず、自社ブースに誘客するための創意工夫が必要です。

業界特化型の展示会

業界特化型とは、例えば「ロボット技術」や「メカ設計」など、特定の業界に絞った展示会です。ロボット技術なら、工場や倉庫などで活躍するロボット、ロボットハンドなどの周辺機器、ロボット向け部品や材料など、ロボット技術に関する製品・サービスが一堂に集まります。

総合型よりもある程度、見込み顧客を絞り込みつつ、自社製品を認知させたい場合に適しています。しかし、競合製品と比較検討されるのは必須ですので、商談や成約に繋げる長期戦になる可能性があります。

製品特化型の展示会

「製品特化型」は、見込み顧客を広げるというよりも「商談・成約に繋げる」ことを目的としたオンライン展示会です。

例えば、業務用ラベラー、3Dプリンターなど、導入したい具体的な製品が決まっており、すぐにでも導入すべき企業を探している見込み顧客だけを集客します。導入への温度感が高い状態で来場されますので、自社製品の魅力がマッチすれば成約への可能性も高まります。

探す企業側も「比較検討に多くの時間をかけたくない」というニーズを持っているため、どの製品が良いのか早く決めたい企業と、他社製品にはない自社の「魅力」を知ってもらい、商談や成約に獲得したい企業とをスピーディーに繋げるタイプの展示会です。

空調設備向けの展示会まとめ

業界総合型の事例

工場設備・備品展

工場設備・備品展
引用元:工場設備・備品展公式サイト「https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/factex.html」

名前の通り、工場で使われる設備や備品を集めた展示会です。
製造業分野に関する複数の展示会で構成される「日本ものづくりワールド」の展示会のひとつであり、空調機器関連の出展は本展示会が対象となります。

来場ターゲットは、製造業の工場管理や製造・生産技術、保守・メンテナンス、購買担当者、物流担当者など幅広い方々です。

工場向けの省エネ製品や空調設備、技術を紹介する企業が多数出展しており、会場でそのまま商談や見積・打ち合わせも可能です。

工場の人材育成や生産革新など、さまざまな分野の企業事例紹介やセミナーも開催されているため、情報収集や学びの場としても最適です。

工場設備・備品展は東京の本展のほか、名古屋・大阪でも開催されています。商圏やターゲットのエリアに合わせて出展地域を選ぶと良いでしょう。

開催時期 東京本展:2022年3月16日(水)~18日(金)
2022年6月22日(水)~24日(金)
名古屋展:2022年4月13日(水)~15日(金)
大阪展:2022年10月5日(水)~7日(金)
主催者(運営元) RX Japan株式会社 日本ものづくりワールド事務局
出展料金 要問い合わせ(資料請求)
公式サイトURL https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/factex.html

スマートビルディングEXPO

空気のみらいEXPO
引用元:スマートビルディングEXPO公式サイト「https://www.smartbuilding.jp/ja-jp.html」

住宅・ビル、商業・公共施設など、あらゆる建築物を対象とした建築の総合展「ジャパンビルド建築の先端技術展」内で開催される、ビル設備向け専門の展示会です。

ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)やビル向けのIoTなど、次世代のビル設計や工事・管理に必要な技術が出展されます。

2019年の開催実績は約35,000名。全国のゼネコン業者やビルメンテナンス業者、ビルオーナーが来場します

会場では名刺交換をはじめ、請負・業務提携などの具体的な商談が活発に行われており、毎度多くの出展社が受注を獲得しているとのこと。

自社の技術・サービスの認知向上だけでなく、新規顧客獲得や販路拡大に持ち込みやすい展示会と言えそうです。

出展成果を上げるための説明会や出展社幹部のための特別セミナーなど、開催までのサポート体制も整っています。

開催時期 関西展:2022年9月28日(水)~30日(金)
東京展:2022年12月5日(月)~7日(水)
主催者(運営元) RX Japan株式会社
出展料金 要問い合わせ(資料請求)
公式サイトURL https://www.smartbuilding.jp/ja-jp/about/outline.html

業界特化型の事例

HVAC&R JAPAN

HVAC&R JAPAN
引用元:HVAC&R JAPAN公式サイト「https://www.jraia.or.jp/hvacr/」

日本冷凍空調工業会が主催する国内最大級の展示会です。210社・団体が出展しており、冷凍空調機器や産業用冷却・加熱設備、暖房機器の製造メーカーや関連企業が一堂に会します。

対象分野はほかにも、太陽光発電や再生可能エネルギー利用機器、フロン対策などの環境対策機器システムなど、次世代エネルギーに関する機器も出展できます

空調設備に関する製品を取り扱っていない企業も対象となる場合がありますので、公式サイトの「出展対象分野」ページをチェックしてみてください。

会場内では、世界的に有名な建築家の講演やエネルギーミックスの時代に対応した各社の製品が集結した「主催者パビリオン」なども併催。業界に興味を持つ学生の見学ツアーなども行われており盛況しています。

2022年開催分の出展申込は、2021年8月末日ですでに締め切られているようでした。今後出展したい場合は、2023年分以降の申込となります。

2022年開催後に案内される開催スケジュールや詳細情報をお待ちください。

開催時期 2022年2月1日(火)~2月4日(金)(※申込は終了しています)
主催者(運営元) 一般社団法人日本冷凍空調工業会
出展料金 会員・1小間(3m×3m):250,000円(税別)
一般・1小間(3m×3m):270,000円(税別)
※会員・2小間以上の申込で1小間無料
公式サイトURL https://www.jraia.or.jp/hvacr/outline.html

空気のみらいEXPO

空気のみらいEXPO
引用元:空気のみらいEXPO公式サイト「https://cleanair-expo.jp/」

大阪府や大阪市、大阪観光局など、複数の自治体や団体が後援する空気のみらいEXPO。
次世代エネルギーや省エネ関連の空調設備・機器を製造するメーカーや企業が出展できる空気に関する専門的な展示会です。

会場は2つのエリアで構成されており、空調設備向けの企業は「ヒトにキレイな空気を」エリアでの出展となります。
出展対象は空調システムや空気清浄設備機器、排気・排煙技術や設備のほか、ウイルス対策、アレルギー対策製品や技術など、人が健康で安全に暮らすための技術やサービスなどです。

「地球にキレイな空気を」エリアでは、CO2排出量削減ソリューション、水素エネルギーソリューションなど、事業規模での環境対応製品やサービスなどを扱う企業が集結します。

来場対象は、空調製品、空気清浄機器などを取り扱う小売・流通業、工場や研究所の環境設備・管理担当など。
ほかにも、CO2の排出量削減に取り組んでいる企業や自治体であれば来場できるため、ターゲットの目的は多岐にわたります。

自社の製品技術・サービスがどんなニーズを持つ企業や団体とマッチするのか、会場でのターゲットの見極めが大切です。

開催時期 2022年3月15日(火)・16日(水)
主催者(運営元) 空気のみらいEXPO 実行委員会(株式会社イノベント内)
出展料金 要問い合わせ(資料請求)
公式サイトURL https://cleanair-expo.jp/

スマート空調衛生システム展

スマート空調衛生システム展
引用元:スマート空調衛生システム展公式サイト「http://www.macs-exh.com/」

省エネを実現する空調衛生システムやIoTを取り入れたスマート設備機器、資材・工具など、空調設備の最新技術を紹介できる展示会です。

そのほか、防災設備機器やビルディングオートメーションなどの情報管理システムなど、建物の空調や管理に関する製品や技術・サービスも多く展示されています。

総合建設業や不動産、ディベロッパー、ビルオーナー、工場施設管理、病院・商業施設管理など建物や建築物にかかわるあらゆる企業が来場対象となっているため、広く自社をアピールできます

ただし、新型コロナウイルスの影響による2019年の開催中止以降、中止が続いているようで、2022年以降の開催情報についても公式サイトで確認できませんでした。(※2022年1月11日現在)
出展に興味がある方は、主催者側の情報更新をお待ちください。

開催時期 未定(2019年より中止)
主催者(運営元) 「スマート空調衛生システム展(MACS)事務局」
(一社)全国ダクト工業団体連合会
(一社)日本配管工事業団体連合会
(一社)日本保温保冷工業協会
出展料金 会員・1小間(3m×3m×2.7m):341,000円(税込)
一般・1小間:363,000円(税込)
公式サイトURL http://www.macs-exh.com/

製品特化型の事例

ポジショニングメディアの活用

今回、空調設備の製品に特化した展示会は見つけられませんでした。しかし、展示会に出展しなくても自社の製品を専門的にPRするメディアを独自に開設することが可能です。

空調設備を例に取ると、「業務用空気清浄機」や「換気設備」「排気装置」をテーマに、明確にその機器が欲しい人だけを集めるメディアの制作ができます。

ポジショニングメディアのイメージ画像詳細についてはお問い合わせください

ポジショニングメディアでは、自社の市場での立ち位置を示し、独自の「強みや価値」を競合他社と比較しながら見せることで、ユーザーは自社の優位性を認識できるようになります。

BtoB企業において、営業先に自社の製品・サービスの「強み」を理解してもらうことは大切です。

とくに展示会では多くの企業が出展しているため、どれが自社にとって最適な製品・サービスかをその場で判断するのは難しいものです。

他社製品とのちがいを理解してもらえていないと、「とりあえず資料だけ持ち帰って後で検討」となり、追客しても期待するような反応を得られません。
せっかくリードを獲得できたのに、「結局、成約や売上につながらなかった…」といったケースも多々あるのです。

機会を逃さないためにも、興味を持ってくれた時点で自社の強みを明確にし、理解してもらいましょう。

下記では、自社専門のメディア「ポジショニングメディア」を作る方法をこちらで詳しく紹介しています。詳細な資料を無料でダウンロードできますので、ご興味がございましたら、こちらをご覧ください。

ポジショニングメディア
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Webマーケティングとの併用で集客・売上を最大化しよう

Webマーケティング

「空調設備向け展示会」のような特定のテーマを持つ展示会は、来場者のターゲット層があらかじめ絞られているため、確度の高いアプローチにつながります

また、来場者は、空調設備に関して何らかの興味を持っている見込み客です。
自社の課題を解決したいと目的を持って訪れる企業も多いため、その場で商談に持ち込めれば、成約や取引につながる可能性も大いにあるでしょう。

自社製品・サービスにニーズのある企業が訪れそうな展示会や見込み顧客の来場が多そうな展示会など、自社と相性の良い展示会を見つけて参加を検討してみてください。

インターネットでの情報収集が当たり前になり、展示会もオンラインやバーチャルで行えるようになった今、Web上でも自社製品・サービスの情報や魅力を紹介できているかは大切です。

また、展示会へ来場した人は、展示会後にユーザーとしてネットでの情報収集も行う傾向にあります。

展示会で自社に興味を持ち、魅力を感じてくれた見込み顧客に対して、さらに分かりやすく自社の魅力をPRできているとよりユーザーの印象に残りますし、他社とのちがいをより濃く感じてもらえるため、見込み顧客の行動の後押しとなります。

展示会出展とWebマーケティングを併用して、営業の成果を最大化していきましょう。

キャククル運営元のZenkenでは、120業種、8,000件以上のWebマーケティング支援実績がございます。ご案内の際は貴社の強みや競争状態などをヒアリングし、適切なマーケティング施策をご提案させていただきます。
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