【工場のIoT向けの展示会まとめ】出展メリット・特徴を調査

【工場のIoT向けの展示会まとめ】出展メリット・特徴を調査
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ここでは、2022年に国内で開催されている「工場のIoT向け展示会」の情報をまとめています。従来のリアル展示会のほか、バーチャル展示会の特徴についても解説、出展料などもリサーチして整理してみました。

工場のIoT関連で展示会出展を検討しているかたは、検討材料としてご活用ください。

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展示会の特徴

IoT展示会の特徴

一口に展示会と言っても様々な種類があり、大きく分けて「業界総合型」「業界特化型」「製品特化型」の3つのタイプがあります。その違いを簡単に説明すると次の通りになります。

  • 業界総合型…1つの業界に関するあらゆる機器・サービスを総合的に紹介。
  • 業界特化型…総合型をさらに細分化した特定の業界をテーマとした展示会。
  • 製品特化型…1つの製品を専門的に紹介する展示会。

業界総合型の展示会

「製造業」「飲食業」など、1つの業界をテーマに、それに付随する様々な分野の製品・サービスを総合的に紹介する展示会のことです。例えば、製造業であれば、建築、医療、機械、航空、農機などがあります。

製造業に関するあらゆる分野が一堂に集結し、幅広い見込み顧客が来場しますので、より多くのリードを獲得し販路を拡大したい場合に適しているオンライン展示会です。

多くの来場者が見込める半面、競合他社も数多く出展しますので、自社ブースに必ずしも来場するとは限らず、自社ブースに誘客するための創意工夫が必要です。

業界特化型の展示会

業界特化型とは、例えば「ロボット技術」や「メカ設計」など、特定の業界に絞った展示会です。ロボット技術なら、工場や倉庫などで活躍するロボット、ロボットハンドなどの周辺機器、ロボット向け部品や材料など、ロボット技術に関する製品・サービスが一堂に集まります。

総合型よりもある程度、見込み顧客を絞り込みつつ、自社製品を認知させたい場合に適しています。しかし、競合製品と比較検討されるのは必須ですので、商談や成約に繋げる長期戦になる可能性があります。

製品特化型の展示会

「製品特化型」は、見込み顧客を広げるというよりも「商談・成約に繋げる」ことを目的としたオンライン展示会です。

例えば、業務用ラベラー、3Dプリンターなど、導入したい具体的な製品が決まっており、すぐにでも導入すべき企業を探している見込み顧客だけを集客します。導入への温度感が高い状態で来場されますので、自社製品の魅力がマッチすれば成約への可能性も高まります。

探す企業側も「比較検討に多くの時間をかけたくない」というニーズを持っているため、どの製品が良いのか早く決めたい企業と、他社製品にはない自社の「魅力」を知ってもらい、商談や成約に獲得したい企業とをスピーディーに繋げるタイプの展示会です。

工場のIoT向けの展示会を徹底リサーチ!

業界総合型の事例

初めに、業界総合型の展示会を紹介していきます。なお、各展示会出展に関するお問い合わせは、直接運営会社におねがいします。

スマート工場EXPO

スマート工場EXPO
画像引用元:スマート工場EXPO公式サイト(https://www.sma-fac.jp/ja-jp.html)

IoTやAIによる遠隔監視や予兆保全、見える化や生産管理システムなど、製造業のDX化を実現する最新技術が集まる展示会です。

リアル展示会は東京と名古屋で開催されるほか、オンライン展示会も開催されています。

来場するのは、工場の生産や製造にかかわる担当者や管理者、情報システム部門など、主に企業のDXに携わる担当者や関係者

展示会期間中、会場では出展社による製品・技術セミナーも同時開催されており、有名企業の工場革新事例が学べます。

オンライン配信のない展示会場限定のイベントなので、業種を問わずIoTの知見を深めたい方にとってこの上ない機会でしょう。

セミナーには無料講演と有料があり、有料講演の参加には事前申し込みが必要です。

開催時期 東京展:2022年1月19日(水)~21日(金)
オンライン展 2022年4月26日(火)~28日(木)
名古屋展:2022年10月26日(水)~28日(金)
主催者(運営元) RX Japan株式会社 スマート工場 EXPO 事務局
出展料金 要問い合わせ(無料資料請求)
公式サイトURL https://www.sma-fac.jp/ja-jp.html

“つながる”工場推進展

“つながる”工場推進展
画像引用元:“つながる”工場推進展公式サイト(https://www.jma.or.jp/TF/if/connect.html)

規模に応じたツールや最適化のためのソリューションなど、企業の課題解決に「つながる」製品や技術が集結する展示会です。

情報を収集するセンシング技術や機器を処理・制御する技術、ネットワーク、マシンビジョン、省エネ技術など、これからのIoTに求められる幅広い技術が対象となっています。

来場するのは、機械・精密機器関連のIoT推進担当者や生産技術エンジニア、生産管理・システム管理担当者をはじめ、自動車・輸送機器や電機業界、ソフトウエア業界などさまざま。
官公庁や教育機関、研究機関などの来場もあり、普段は出会えない業種の担当者との交流や商談が期待できます

会場には最新技術のデモ機器が多数展示されており、実際に見て触れて学べると好評。多くの業種やテーマのシンポジウムも開かれていて、トレンドや最新の技術動向が学べます。

開催時期 リアル展示会 2022年7月20日(水)~22日(金)
オンライン 2022年7月25日(月)~29日(金)
主催者(運営元) 一般社団法人日本能率協会
出展料金 (基礎ブース・早期申込の場合):会員1~3ブース…451,000円
会員4ブース以上…429,000円
会員外1~3ブース…484,000円
会員外4ブース以上…462,000円
(※価格はすべて税込)
公式サイトURL https://www.jma.or.jp/TF/if/connect.html

ものづくりAI/IoT展

ものづくりAI/IoT展
画像引用元:ものづくりAI/IoT展公式サイト(https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/aiotex.html)

IoTプラットフォームやAIソリューション、通信機器、セキュリティなど、製造業向けのIoT・AIソリューション企業が集まる展示会です。

9つの展示会から構成される「日本ものづくりワールド」のひとつであり、世界最大級の展示会イベントとして多くの来場者が期待できます。

国内の製造業ユーザーのほか、海外ユーザーの来場も。日本にいながらにして、自社の製品や技術を海外のメーカーに売り込むまたとないチャンスです。

本展は東京ですが、大阪や名古屋での開催もあり、自社の商圏やターゲットの属性に合わせて会場を選べます。

招待券の提供や展示会の公式ホームページへの情報掲載など、主催側による出展特典やサービスが充実。展示会当日までに、来場を促すためのサポートやPRも行ってくれるのが魅力です。

開催時期 2022年3月16日(水)~18日(金)
2022年6月22日(水)~24日(金)
主催者(運営元) RX Japan株式会社
出展料金 要問い合わせ(無料資料請求)
公式サイトURL https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/aiotex.html

スマートファクトリーEXPO

スマートファクトリーEXPO
画像引用元:スマートファクトリーEXPO公式サイト(https://ve.itmedia.co.jp/em)

スマートファクトリーEXPOは、バーチャルイベントやウェビナーなどの企画を行っている「アイティメディア株式会社」が主催するバーチャル上の展示会です。

オートメーション化とデジタル化が同時に加速する生産現場のシステム変革や工場の導入事例など、最新技術の動向について情報を収集できます。

2021年の開催実績は、出展社数105社、来場者数は7,959名とリアル展示会に劣らぬ盛況ぶり。展示会画面上では会場のエントランスが分かりやすくイラストで表示されており、興味のある会場へすぐに入場できるようになっています。

出展料金や規定などの詳細については、公式サイトに記載がありませんでした。バーチャルイベントへの出展は、資料請求にて問い合わせる必要があります。

開催時期 2022年 2月15日(火)~3月18日(金)
主催者(運営元) ITmedia Virtual EXPO 2022 春 運営事務局
(アイティメディア株式会社)
出展料金 要問い合わせ
公式サイトURL https://ve.itmedia.co.jp/em/2021a/smart

業界特化型の事例

スマートファクトリーJapan

スマートファクトリーJapan
画像引用元:スマートファクトリーJapan公式サイト(https://biz.nikkan.co.jp/eve/smart-factory/overview.html#outline)

生産管理や製造現場のDXを推進するための技術やシステムが、一堂に会する展示会です。
7つのコーナーで構成されており、それぞれのテーマに沿った技術やサービスが紹介されています。

「明日から使えるIoT・AIソリューションコーナー」では、低価格で導入でき、すぐに取り入れやすいIoT機器や人工知能システムのサービスを展示。
そのほか、蓄積データ解析・活用コーナーや人手不足サポートコーナー、設計製造プロセス最適化コーナーなど、企業が抱えるさまざまな課題や悩みを解決するヒントが集められています

直近の開催はリアル展示会・オンライン展示会ともに終了していましたが、2022年1月に告知された次回の開催日程は10/19~21でした。
企業の場合、早期申込をすると出展料金が割引になるサービスも行っているようなので、出展を検討したい方は早めに申し込みましょう。

開催時期 2022年10月19日(水)〜21日(金)
主催者(運営元) 日刊工業新聞社
出展料金 企業1小間(9m²)…352,000円
自治体・公的機関・学校1小間(9m²)…275,000円
パッケージディスプレイ…出展料+82,500円(※価格はすべて税込)※2021年開催時の金額です
公式サイトURL https://biz.nikkan.co.jp/eve/smart-factory/

インターフェックスWeek

インターフェックスWeek
画像引用元:インターフェックスWeek公式サイト(https://www.interphex.jp/ja-jp.html)

医薬・化粧品の研究開発、製造に関する製品やサービスが一堂に出展する展示会です。
IoTとは異なる分野に見えますが、医薬品・化粧品工場や研究所のDX化をすすめたい、自動化したいといったニーズに応えて、医薬品製造業向けのIoT・AI技術が多数出展されます。

会場では、実機を見て体験しながら比較検討できるほか、製品の仕様・納期に関する具体的な商談が直接できるようになっています。
医薬・化粧品工場が抱える課題を解決できる企業として、自社の製品や技術をアピールできる絶好の機会と言えるでしょう。

IoTやAI技術で新たなマーケットを開拓したい、さまざまな企業と交流して業界の動向を探りたいといった人にもおすすめです。

開催時期 大阪展:2022年3月9日(水)~11日(金)
東京展:2022年7月13日(水)~15日(金)
主催者(運営元) RX Japan株式会社
出展料金 要問い合わせ(無料資料請求)
公式サイトURL https://www.interphex.jp/ja-jp.html

工場イノベーション EXPO ONLINE

工場イノベーション EXPO ONLINE
画像引用元:工場イノベーション EXPO ONLINE公式サイト(https://exhibition.showbooth.dmm.com/events/smartfactory2112/exhibitor.php)

DMMが主催しているオンライン展示会のひとつです。
工場イノベーションEXPO ONLINEでは、IoTシステムやAI・ビッグデータなど、「スマート工場」の最新技術や関連サービスを対象に、さまざまな企業が出展しています。

一部有料オプションもありますが、基本的に来場も出展も無料。展示会費用や開催までのコストを気にせず、オンライン上で気軽に企業ブースを出展できます。

企業情報を入力するだけで良いので、最短1時間で準備ができるのも魅力です。日常業務の合間に対応できるので、展示会のためにリソースを割かなくても良いメリットもあります。

会期中は、来場者と商談を持てるサービスあり。出展社から来場者への商談オファーにも対応していて、交流を図りたい企業が参加していれば、こちらから声をかけられるようになっています。

開催時期 2021年12月15日(水)~12月17日(金)
※終了・次回未定
主催者(運営元) DMMオンライン展示会
出展料金 無料
公式サイトURL https://exhibition.showbooth.dmm.com/events/smartfactory2112/exhibitor.php

製品特化型の事例

今回、IoT技術の製品に特化した展示会は見つけられませんでした。しかし、展示会に出展しなくても自社の製品を専門的にPRするメディアを独自に開設することが可能です。

IoT技術を例に取ると、「AI」や「画像処理、認識システム」などをテーマに、明確にその機器が欲しい人だけを集めるメディアの制作ができます。

ポジショニングメディアの活用


ポジショニングメディアとは、製品やサービスの特徴や優位性、技術や利便性など、ユーザーが抱える悩みや問題解決につながる情報を提供するWebメディアです。

ポジショニングメディアでは、自社の市場での立ち位置を示し、独自の「強みや価値」を競合他社と比較しながら見せることで、ユーザーが自社の優位性を認識できるようになるという特徴があります。

BtoB企業において、営業先に他社にはない自社だけの製品やサービスの「強み」を理解してもらうことは大切です。

とくに展示会では多くの企業が出展しているため、どれが自社にとって最適な製品・サービスかをその場で判断するのは難しいものです。

他社製品との違いを理解してもらえていないと、「とりあえず資料だけ持ち帰って後で検討」となり、追客しても期待するような反応を得られません。

せっかくリードを獲得できたのに、「結局、成約や売上につながらなかった…」といったケースも多々あるのです。

比較検討しているリードが決断できるような情報を、コンテンツマーケティングを実装することで提供することができます。

ポジショニングメディアのコンバージョンフロー

ポジショニングメディアのメリット

ポジショニングメディアのメリットは、バリュープロポジションをアピールして競合他社との差別化が図れること。顧客の意思決定を後押しして、自社製品やサービスにすでに価値を見出している顕在顧客が獲得できるというメリットがあります。

自社にマッチした顧客をピンポイントでターゲットにするサイトが制作できるという点が、非常にユニークです。

ポジショニングメディアを導入した企業さまからは、

  • 自社製品の強みを理解した反響が増え、受注単価が2.5倍以上向上した
  • 導入意欲が強いため商談もスムーズに進み、反響獲得後から成約までの期間が3分の1に
  • 反響獲得後のアポ率が8割近くまで向上

などといった、ポジショニングメディアの導入効果を実感いただいています。

具体的な事例を見るとわかりやすいと思うので、Zenkenが制作・運用しているポジショニングメディアの制作事例をお見せしましょう。

ポジショニングメディアの事例
ポジショニングメディア事例ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
「自社に合うラベラーを導入したい」という要望を叶えるための「ラベラー検索機能」「企業情報」「ラベラーの選び方」などを一挙に掲載しています。

全109製品から10秒で自社に合うラベル自動貼付機器がわかる絞り込み機能を搭載し、顧客が自分の会社にマッチしたラベラーを見つけられる構造になっています。

プロジェクト管理ツール比較サイト「ドットツール」
画像引用元:プロジェクト管理ツール比較サイト「ドットツール」(https://www.dot-tool.net/)

プロジェクト管理ツールを探すにあたって、何が自分の会社に合っているのかを、どの基準で考えたらいいのか、どう探したらいいのかで迷うことが多いはず、という問題を解決するために制作したというコンセプト。

見込み客が自社の目的にマッチしたツールに出会える設計になっています。実際にツールを導入した体験レポートという独自性の高いコンテンツも提供しています。

これらのポジショニングメディアはZenkenが第三者機関として公平な視点で情報提供するため、ユーザーに役立つコンテンツとしてGoogleなどの評価が受けやすく、SEO施策としても有用であることもわかっています。

このポジショニングメディアのコンセプトや仕組みについて説明した資料が下記ページよりダウンロードできます。導入した企業様の成功事例も多数掲載されているので、ぜひご覧ください。

【無料】ポジショニングメディアの資料をいますぐダウンロード!

「工場のIot」展示会見込み客の受け皿をWeb上に

展示会後を見据えて

展示会への出展は、これまで付き合いや取引のなかった企業と名刺交換できたり、そのまま会場内で商談にすすめたりと、リードや顧客獲得のためにアクションを起こせる場です。

市場での立ち位置を把握する、ターゲット顧客の行動や新たなニーズを知るのにも役立ちます。

自社の魅力や強みを最適なターゲットに届けるためにも、自社製品・サービスと相性の良い展示会への参加だけでなく、展示会後の受け皿となるコンテンツマーケティングも検討すべきです。

コロナ禍をきっかけに、最近ではリアル展示会に加えてバーチャル展示会にも各企業が積極的に参加しています。

オンライン展示会やバーチャル展示会は会場に足を運ばない人に対しても情報を発信できるため、より広いターゲットにアピールできる可能性があります。

リアル展示会、バーチャル展示会のどちらもリードを獲得する上で有効ですが、展示会後の商談の確度を高めるためにも、さらに一歩すすんだ施策を講じておくと効果的です。

リアル展示会とWeb上の受け皿となるポジショニングメディアやLP(ランディングページ)、今後はこの2つをセットにして考えていくようにしましょう。

展示会で獲得したリードを成約につなげる施策にご興味があるかたは、下記フォームよりお問い合わせください。オンライン商談をセットさせていただきます。

工場IOT関連のオンライン集客戦略
についてZenkenに相談してみる
オンライン展示会の事例

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