不動産会社の集客を支えるインスタグラム活用ポイントとは

不動産会社の集客を支えるインスタグラム活用ポイントとは
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インスタグラムは、写真や動画をメインとしたSNSで、世代を問わず多くの人が利用しています。国内のアクティブユーザー数は3,000万人以上(2021年7月現在)です。

写真や動画を使った訴求ができるため、不動産業界でもマーケティングツールとしての運用が増えています。

自分が生活をしていく家を決めるのは大事な選択。マンションや戸建て購入などであれば尚更です。
入念に比較検討する際に、実際の家の様子・雰囲気・デザインを確認したいというニーズは以前からあります。

Webサイトでも写真や動画の掲載はできますが、SNSでの検索が主流となりつつあるいま、インスタグラムはそのニーズに応えるのに適したツールといえるでしょう。

この記事では、不動産業の集客に役立つインスタグラム活用法についてご紹介します。

不動産会社がインスタグラムを集客・広告に活用するメリット

不動産会社がインスタグラムを集客・広告に活用するメリット

不動産会社の集客や広告に、インスタグラムを活用するメリットにはどのようなものがあるのか具体的にみてみましょう。

無料で簡単に使える

インスタグラムは、登録すれば誰でも無料で使用できるSNSです。国内には3,000万人以上(2021年7月現在)のアクティブユーザーがいるため、うまく活用すれば、マーケティングツールとして大いに役立ちます。

インスタグラムはSNSの中でも、視覚的な訴求に優れているのが特徴です。自社の物件情報、施工事例・モデルハウスなどの写真や動画を投稿することで、自社のこだわりや魅力を効果的に伝えられます。

視覚的にアプローチできる

インスタグラムは、写真や動画がメインのSNSのため、視覚的なアプローチが可能です。
テキストと違ってぱっと見で理解できるため、ユーザーとしては手軽に情報収集ができます。

またユーザーの情報収集にかかる時間・ストレスが減ることで、不動産会社サイドとしてもユーザーの目に留まるチャンスが多くなり、最初に興味をひくことができれば、複数の写真投稿や動画であっても最後まで見てもらえる可能性が高まります。

ブランディングができる

インスタグラムではひとつひとつの投稿だけではなく、投稿一覧に並ぶ写真の統一感も非常に重要となります。

アカウント運用による集客を狙う場合は、まずひとつの発信テーマを軸に定めて、それに沿った投稿を心がけましょう。

得意とするジャンルの物件やインテリアの写真に統一したり、実際に対応するスタッフを前面に出して安心感のある雰囲気を伝えるという方法も考えられます。

いろいろと伝えたい情報があったとしても、あえてテーマを絞ることで「〇〇といえばこの会社」というイメージ、つまりはブランディングが可能になります。

関連するハッシュタグもつければ、自社のことを知らなくても興味を持ってもらえるきっかけをつくれます。

投稿や広告の拡散が期待できる

インスタグラムをはじめとしたSNSの最大の特徴は、拡散力の高さです。
投稿した写真や情報は、様々なユーザーの目に留まり、魅力的なものは瞬時に拡散されたり、いいねが多数つくことで他のユーザーの目にも留まりやすくなります。

上述したようにアカウントのテーマ設定が大事になりますが、テーマを決めたらそれに興味を持ちそうなユーザーが求める情報はどんなものかを考えて投稿してみましょう。

ターゲットの興味をひくコンテンツを充実させれば、自社の強みと相性の良い多くのユーザーを惹きつけることができます。フォロワー数が増えたら、ターゲットを絞って広告を配信することも可能です。

相互コミュニケーションができる

インスタグラムは、コミュニケーションツールとしての機能も備えているため、コメントやDMを送信することができます。

情報誌や情報サイトなど、従来のコミュニケーションツールでは、企業側からの一方的な情報発信でしたが、インスタグラムでは企業とユーザー相互のコミュニケーションが可能です。

自社に興味をもってくれたユーザーからの問い合わせやコメントに対して、誠実に対応することで、信頼感の向上につながります。

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不動産業界におけるインスタグラム活用事例

不動産業界においてインスタグラムは、アイデア次第では様々な活用が可能です。インスタグラム活用方法には次のようなものが挙げられます。

  • 家づくりに関する情報を伝える「知識型」
  • 施工事例で視覚に訴える「画像型」
  • ユーザーとの接点を重視する「コミュニケーション型」
  • 自社の魅力や雰囲気を伝えて採用につなげる「採用特化型」

「知識型」のインスタグラム活用事例

家づくりは大半の人が一生に一度であるため、注文住宅を検討している人や興味のある人にとって、家づくりに関する良質な情報は非常に価値の高いものといえます。
「良い土地の見分け方」「失敗しない間取り」「理想の家づくりができる工務店の選び方」「家づくりにかかるお金」などの専門知識は、インスタグラムの中でも注目度が高いコンテンツです。
ただし、インスタグラムは写真主体のSNSなので、長文になる場合は、ユーザーが興味をもつようにサムネイルを工夫しましょう。

中内工務店

中内工務店のインスタグラムでは、家づくりに関する知識を中心としたコンテンツが配信されています。サムネイルには、コンテンツ内容と関連のある施工事例を使用しているのが特徴です。
完成見学会の案内やLINE@への誘導などの導線もしっかりと設計されています。SNSマーケティングは継続することがポイントです。こだわりすぎず、シンプルながらもマーケティングのポイントを押さえることがコツといえます。
中内工務店インスタグラムアカウント(@nakauchikoumuten)

「画像型」のインスタグラム活用事例

家づくりのイメージを膨らませるには、施工事例やモデルハウスなどの写真が非常に有効です。インスタグラムは画像主体のSNSであるため、注文住宅・ハウスメーカーのSNSマーケティングに適したツールといえます。
ただし、ただ単に撮った写真を掲載するだけでは、住宅の良さが伝わらない場合もあります。撮影する角度や照明の明るさなどを調整したり、必要に応じて画像加工ソフトで修正したりするといった、こだわりがあるとよいでしょう。

竹村工務店

竹村工務店では、施工事例専用のインスタグラムアカウントを運用しています。VRを駆使した「VRで見るROOM TOUR」という革新的なコンテンツが特徴です。
また、見学会やイベントの告知だけでなく、ユーザーとの接点を作り出す工夫も随所に設計されています。注文住宅・ハウスメーカーが、施工事例をメインとしたインスタグラムを運用する際にお手本となる事例です。
竹村工務店のインスタグラムアカウント(@takemurakoumuten)

「コミュニケーション型」のインスタグラム活用事例

SNSマーケティングで重要なことは、フォロワーをいかに売上や新規顧客につなげられるかです。そのため、ユーザーとの接点をもてる工夫が必要となります。
単にフォローされているだけでなく、営業に進めるにはどうすればよいかを検討しましょう。インスタライブを活用したり、問い合わせや資料請求などができるコンテンツを設計したりといった手法があります。

ナチュールホーム

ナチュールホームのインスタグラムでは、家づくり質問会をインスタライブで開催し、ユーザーとのコミュニケーションの場を作り出しています。さらには、その内容をIGTV(インスタグラム上で60分程度の動画を共有できる機能)にアーカイブとして保存したり、自社で家づくりをしたOBへのインタビューを投稿したりしているのが特徴です。
寄せられたコメントに対して、丁寧なレスポンスもしているので、ユーザーからの信頼度アップも期待できます。
ナチュールホームのインスタグラムアカウント(@naturehome1)

「採用特化型」のインスタグラム活用事例

顧客獲得のために限らず、インスタグラムは、採用活動にも活用できます。運用の目的が異なるため、集客用アカウントとは分けて運用するのが基本です。

楓工務店

楓工務店では、集約用のインスタグラムアカウントとは別に、採用アカウントを運用しています。インターンや選考会、社内イベントなどを掲載することで、求人情報だけでは把握できない、会社の雰囲気を知ることができるため、応募数の増加や、内定辞退率の低下などが期待できるのがメリットです。
楓工務店のインスタグラムアカウント(@kaedesaiyo)

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インスタグラム活用のポイント【不動産会社編】

インスタグラム活用のポイント【不動産会社編】

「映え」と「こだわり」を意識する

「インスタ映え」という言葉があるように、インスタグラムでは視覚的にインパクトのある写真が好まれています。例えば「こんな家に住みたい」「私の理想の家はこれだ」と思わせるような写真が必要ということです。

ただし、単純にインパクトが強いだけでなく、自社の魅力やこだわりが伝わるように意識しましょう。

トンマナに一貫性をもたせる

トンマナとは「トーン&マナー」を意味します。インスタグラムの場合、アカウントのコンテンツに一貫性をもたせるということです。

インスタグラムは写真が中心となっています。基本的に横並び3枚表示となっているので、トンマナを揃えるには、ひとつのテーマで写真を1枚ずつ3投稿するのがコツ。こうすることで、テーマが変わるタイミングで表示される段が変わるため美しく、見やすくなります。

プロフィールをしっかり設定する

プロフィールは、写真や動画に比べて軽視されがちですが、SNSマーケティングでは、しっかりとしたプロフィール設定は重要です。

「どんなアカウントなのか」「フォローするとどんな価値があるのか」などを伝えられるので、他社アカウントとの差別化やフォロワーの増加を図ることができます。

また、プロフィール欄に予約方法や問い合わせ先などを記載しておけば、フォロワーのアクションを誘導することができ、効率的な集客にもつながるのです。

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグとは、投稿内容を表したり、欲しい情報を探したりするための検索ツールなどに活用されています。

インスタグラムユーザーの多くが、ハッシュタグを使った検索を利用しているため、インスタグラムアカウントの運用において、ハッシュタグの活用は非常に重要です。

多くのユーザーにリーチするには、できるだけ多くのハッシュタグをつければよいわけですが、闇雲につければよいというわけではありません。

より多くのユーザーに拡散できるビッグワードと、特定のユーザーに絞ったスモールワード両方のハッシュタグをつけるのがコツです。ハッシュタグが思いつかない場合は、タグ検索機能を利用するのもよいでしょう。

ストーリーズやリール機能を活用する

ストーリーズやリール機能を使えば、写真よりもインパクトのあるコンテンツにすることが可能です。

施工事例やモデルハウスの紹介やイベントの様子などの動画を見れば、生活するイメージ・家づくりのイメージなどが膨らませやすくなったり、自社への興味関心が高まったりとの効果が期待できます。

その結果、具体的なアクションにつながりやすくなるので、より効果的な集客となるでしょう。

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インスタグラム運用のコツは「差別化」と「継続」

インスタグラム運用のコツは「差別化」と「継続」

家さがし・家づくりのニーズがあるユーザーには、視覚へのアプローチが非常に効果的です。

家はライフスタイルの中心となるため、ユーザーは理想の生活をより具体的にイメージできた方がお問い合わせなどへの意欲も高まります。

また視覚的に自社のイメージを定着させられるため、ブランディングしやすいメリットも。他社との差別化戦略の一環としても有効です。

競合他社もインスタグラムを活用しているようであれば、その戦略も分析した上で自社アカウントの運用の方向性を決めましょう。

インスタグラムを含むSNSは、コツコツと継続することが基本かつ重要なポイント。
全然効果がないから、とすぐにあきらめてしまうようではインスタグラムでの集客は難しいです。

そのため中長期的な安定集客を目指す際に、向いている方法といえます。
しっかりとテーマを定め、いつか成果につながると信じて投稿を続けていきましょう。

また、Instagram運用とブランディングメディアを運用したクロスメディア戦略を実行して問合せが3倍に増えた活用事例も紹介します。マーケティング戦略で悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

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