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Airbnb運営におすすめのスマートロック7選!価格・特徴・メリット・選び方について解説

最終更新日:2025年11月17日

民泊の運営では、鍵の受け渡しや夜間対応にかかる負担をどう減らすかが大きな課題です。最近では、予約情報と連動して暗証番号を自動発行できるスマートロックが普及し、非対面チェックインの仕組みづくりが進んでいます。

本記事では、Airbnbと直接連携できるスマートロック1製品に加え、予約・チェックインシステムを介して連携可能な主要製品を比較しています。導入コストや機能の違いを整理し、民泊運営に最適な選び方を解説します。

各社の詳細資料は、下記のリンクからダウンロード可能です(※一部のみ)。比較検討にお役立てください。

目次

airbnbにおすすめのスマートロック一覧

会社名 サービスの特徴

LINKEY Plus(リンキープラス)

はじめての民泊運営でも扱いやすい。シンプルに回るチェックイン体制を構築

  • ゲストのチェックインに合わせて、暗証番号を発行
  • 小規模施設にも導入しやすい、シンプル設計と低コスト
  • 鍵の紛失やトラブルにも、遠隔施錠で即対応できる

RemoteLOCK

予約と鍵をひと続きにして、非対面チェックインを当たり前に。

Baycomスマートロック

初期0円の電子錠で、宿の鍵管理をクラウドに

Akerun

工事いらずで、権限管理と入退室をクラウドで一元化

NinjaLock M

住宅から共用部まで、鍵業務を一気通貫でスマート化

AdvaNceD IoTクラウドスマートロック

鍵・本人確認・決済まで、宿の無人運営を一括で

KEYVOX

予約から解錠まで一気通貫、運営の“分断”をなくす

はじめての民泊運営でも扱いやすい。シンプルに回るチェックイン体制を構築

LINKEY Plus(リンキープラス)

LINKEY Plus(リンキープラス)

※画像をクリックすると
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引用元: LINKEY Plus(リンキープラス)の公式サイト(https://www.linkey-lock.com/)

LINKEY Plus(リンキープラス)の概要

LINKEY Plusは、暗証番号で解錠するタイプのスマートロックです。
ゲストは、通知された暗証番号を入力するだけでスムーズに入室でき、チェックアウト時刻を過ぎると自動的に無効化されます。物理鍵の受け渡しや紛失リスクがなく、現地対応の手間を大幅に削減。無人運営と鍵管理の効率化を同時に実現します。

さらに、お使いの予約システムやチェックインシステムと連携すれば、Airbnbなどの予約サイトで宿泊予約が確定した時点で、滞在期間に応じた暗証番号の発行・通知を自動化することが可能。人の手を介さず、安全かつスムーズな運営体制を構築できます。

民泊・簡易宿所向けスマートロック市場で3年連続シェアNo.1(※デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)を獲得しており、累計24,000台を超える導入実績が信頼の証です。初めての導入でも安心の5年保証と国内サポート体制を備えています。

参照元:LINKEY Plus(リンキープラス)の公式サイト(https://www.linkey-lock.com/)

LINKEY Plus(リンキープラス)を選ぶべき理由

ゲストのチェックインに合わせて、暗証番号を発行

民泊や簡易宿所の運営では、ゲストごとにチェックイン時間が異なり、夜間対応が発生することも珍しくありません。こうした不規則な来訪対応は、オーナーやスタッフの負担になりがちです。

LINKEY Plusなら、Web管理ツールから予約情報に合わせてゲスト専用の暗証番号を遠隔で発行できます。

ゲストは、通知された番号を入力するだけでスムーズに入室でき、物理鍵の受け渡しや立ち会い対応は一切不要です。

さらに、利用時間を過ぎると暗証番号が自動で失効する仕組みを採用。鍵の紛失や不正入室のリスクを防ぎながら、安心・安全な施設運営を実現します。

小規模施設にも導入しやすい、シンプル設計と低コスト

LINKEY Plusは、工事不要の後付けタイプを採用したスマートロックです。

ドアへの穴あけ工事を行わずにネジで固定できるため、既存の錠前をそのまま活かして設置でき、原状回復も簡単。賃貸物件や一棟貸し民泊でも導入しやすく、初めてのオーナーにも扱いやすい設計です。

また1台から導入できるため、「まずは一部屋で試してみたい」といったスモールスタートにも対応しています。運営規模に合わせて段階的に導入を進められるのも魅力です。

価格は初期費用11万円(スマートロック本体+中継機)+月額825〜990円とリーズナブル。高額なスマートロックと比べてランニングコストを約半分に抑えられるため、導入効果を見極めながら無理なく運用を始められます。

鍵の紛失やトラブルにも、遠隔施錠で即対応できる

宿泊中のトラブルで多いのが、「解錠ができない」「番号を失念した」といった問い合わせです。

LINKEY Plusなら、こうしたトラブル時も遠隔での解錠や暗証番号の再発行が可能。現地に駆けつける必要がなく、オーナーや管理者が離れた場所から即時対応できます。

さらに、入室ログ機能によって解錠・施錠の履歴を確認できるため、トラブル発生時の状況把握やエビデンス管理もスムーズ。安心感のある運用が可能です。

また、導入後も安心して使い続けられるよう、管理者向けサポート窓口を完備。平日10:00〜19:00の通常対応に加え、夜間は緊急窓口での受付も行っており、初めての導入でも不安を感じさせません。

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LINKEY Plus(リンキープラス)の導入事例

レスポンスが良いので助かる

LINKEY Plusはサポート体制が充実していますね。遠隔地から運営しているので、困ったときに専門のテクニカルサポートがレスポンス良く小回りの利いた対応をしてくれるところを何より評価しています。
デザイン面でも満足しています。LINKEY Plusに切り替えたことで、カバーなどを取り付ける必要がなく、外観も良くなりました。設計担当者からも「これいいよね」と好評でした。

参照元:LINKEY Plus公式HP 導入事例 (https://www.linkey-lock.com/example/example-543/)

遠隔操作ができる点と直感的な操作性が決め手に

LINKEY Plusを選んだ決め手は、遠隔からの鍵管理・入退室確認ができる点と、シンプルで直感的な操作性です。海外からの宿泊者も多いため、暗証番号タッチパネル式で説明要らずに使える点を高く評価しています。さらに、宿のデザインに自然に溶け込む外観も魅力のひとつでした。

参照元:LINKEY Plus公式HP (https://www.linkey-lock.com/example/case-544/)

LINKEY Plus(リンキープラス)の料金プラン

項目 料金
初期費用 110,000円
(本体66,000円+通信用中継機44,000円)
マンスリープラン 990円/月
年契約プラン 825円/月(年契約)

※全プラン共通で以下のサービスが付帯します:
Web管理システム利用/導入・機器設定サポート/電話サポート/安心の5年保証

LINKEY Plus(リンキープラス)の会社概要

会社名 株式会社ユーエムイー
所在地 東京都港区芝浦3-13-3 芝浦SECビル3F
URL https://www.linkey-lock.com/

RemoteLOCK

予約と鍵をひと続きにして、非対面チェックインを当たり前に。

米国発のクラウド型スマートロックを、日本国内では株式会社構造計画研究所が提供。Airbnb公式パートナーとして予約と連動し、滞在期間中のみ有効な暗証番号を自動発行できます。ゲートウェイ不要でWi-Fiに直結し、遠隔からのリアルタイム制御に強みがあります。

Airbnb等の予約と連携したコード自動発行、ブラウザ管理、テンキー入力(ゲスト側アプリ不要)に対応。APIで宿泊管理システムやサイトコントローラーとも接続でき、複数物件の遠隔一括管理に向いています。料金はスマートロック本体(例:55,000円/台+取付工事費)と月額2,200円/台(いずれも税込)の記載があります。

RemoteLOCKの会社概要

会社名 株式会社構造計画研究所
所在地 東京都中野区本町6-16-11 A.Sビル新中野
URL https://remotelock.kke.co.jp/

Baycomスマートロック

初期0円の電子錠で、宿の鍵管理をクラウドに

阪急阪神東宝グループの通信会社による法人向け電子錠サービス。暗証番号とICカードの双方に対応し、クラウド管理で複数拠点の入退室を遠隔運用できます。サブスクリプション型で機器レンタル0円(4年契約)を打ち出し、初期負担を抑えたい施設に向きます。

サムターン交換型の固定設置で脱落の不安を抑え、Zigbee無線とクラウドのハイブリッドでコード反映のタイムラグを抑制。FeliCa/MIFAREのIC解錠、共用部連動、引き戸対応など現場適応の幅が広い設計です。料金例は本体レンタル0円+月額約1,903〜2,662円/台(税込、台数により変動)と記載されています。

Baycomスマートロックの会社概要

会社名 株式会社ベイ・コミュニケーションズ
所在地 大阪市福島区海老江1丁目1番31号 阪神野田センタービルディング4階
URL https://baycom.jp/forbiz/smartlock/

Akerun

工事いらずで、権限管理と入退室をクラウドで一元化

オフィスや店舗を中心に広く導入が進む入退室管理システム。工事不要の後付けで既存ドアに装着し、スマホ・ICカード・PINなど多様な解錠手段に対応します。クラウドで権限と履歴を一元管理でき、勤怠や顔認証など外部システム連携の実績が豊富です。

導入社数7,000社超の実績を背景に、オフィスから無人運営の店舗・宿泊施設まで横断的に使える点が特徴です。料金は初期0円・月額は規模により変動(例:基本プランで5千円台〜/月の事例)と紹介されています。

Akerunの会社概要

会社名 株式会社 Photosynth
所在地 東京都港区芝 5-29-11 G-BASE田町15階
URL https://akerun.com/

NinjaLock M

住宅から共用部まで、鍵業務を一気通貫でスマート化

住宅・賃貸物件の鍵管理を起点に、民泊や共用部まで広げられる固定式スマートロック。美和ロックと共同開発のハードに、クラウド管理と専用デバイス(NinjaEntrance等)を組み合わせ、建物全体の鍵を一体運用できます。

スマホ・ICカード・暗証番号に対応。ダブルロックやオートロックなど住宅要件を押さえ、賃貸の入退去プロセスを非対面で完結できます。料金は本体購入+クラウド利用の個別見積もりで、公式公開は「要問い合わせ」と記載されています。

NinjaLock Mの会社概要

会社名 株式会社ライナフ
所在地 東京都文京区湯島1-6-3 湯島1丁目ビル 2階
URL https://www.ninjalock.me/

AdvaNceD IoTクラウドスマートロック

鍵・本人確認・決済まで、宿の無人運営を一括で

暗証キー・指紋・IC・アプリ・物理キーの5通りの解錠と、無人チェックイン(本人確認・決済連携)まで一体化したサービス。クラウドとゲートウェイでリアルタイム運用し、共用オートロック連携にも対応します。

宿泊予約と鍵発行をつなぎ、チェックインからチェックアウトまでオンラインで完結。オプションで共用部の電子錠とも連携でき、大規模物件ほど費用対効果が出やすい従量課金設計が示されています。料金例として初期83,380円(税込/1台登録時)・月額13,398円(税込/1台導入時)が記載されています。

AdvaNceD IoTクラウドスマートロックの会社概要

会社名 株式会社デバイスエージェンシー
所在地 大阪市西区南堀江4丁目17番18号 原田ビルディング1階
URL https://and-iot.jp/smartlock/

KEYVOX

予約から解錠まで一気通貫、運営の“分断”をなくす

空間ビジネスの運営に必要な予約・決済・鍵管理を内包した「LaaP(Lock as a Platform)」を提供。QRコード解錠対応のデバイスとクラウドPMSを組み合わせ、ホテル・民泊・レンタルスペースの無人運営を一つの基盤で回せます。

在庫カレンダー管理、決済、本人確認、鍵発行をクラウドで統合。API公開により他システム連携も柔軟です。料金は「ソフト利用パック料」+「ロック接続料2,500円/台(税込)」で、例としてホテルパック7,500円+接続料で月額1万円程度からの記載があります(期間やプランにより変動)。

KEYVOXの会社概要

会社名 ブロックチェーンロック株式会社
所在地 東京都千代田区内幸町1−3−1幸ビルディング9階
URL https://www.keyvox.co/

Airbnb運営でスマートロックが求められる理由

Airbnbを運営するホストにとって、鍵の受け渡しやチェックイン対応は想像以上の負担になります。

とくに無人での運営を目指す個人ホストや、複数の物件を抱える簡易宿所では、対応に時間を取られやすく、業務効率を落とす要因にもなります。

こうした課題を解消し、運営を安定させるために注目されているのが「スマートロック」です。物理キーに依存しないデジタル管理への移行は、いまや民泊運営の標準化された流れといえるでしょう。

非対面チェックインで信頼を高める

スマートロックを導入すると、ゲストは事前に発行された暗証番号やスマートフォンアプリを使って入室できます。これにより、深夜の到着や早朝のチェックアウトにも柔軟に対応でき、ホストが直接立ち会う必要がなくなります。

この「待たせない仕組み」がゲストの満足度を高め、レビューにも好影響を与えます。特に海外からの旅行者や長距離移動後のゲストにとって、スムーズに入室できることは安心感を与える大きな要素です。

また、チェックイン方法を分かりやすくまとめたガイドを事前に送っておくことで、操作に戸惑う心配も減り、より快適な宿泊体験を提供できます。

トラブル削減と防犯性の両立

従来の鍵では、紛失・複製といったリスクが常につきまといます。スマートロックならこうした物理的リスクを根本的に排除できます。さらに、入退室履歴が自動でデジタル記録されるため、清掃業者の入室確認やトラブル発生時の対応もスムーズになります。

ゲストごとに有効期限付きの暗証コードを発行できるため、滞在期間を過ぎれば自動的に無効化され、前の宿泊者が再入室する心配もありません。「防犯性」と「利便性」を両立できる点が、スマートロック最大の特徴です。

Airbnbに対応したスマートロックの種類と特徴

スマートロックと一口にいっても、解錠方式や通信方法によって特徴や使い勝手は大きく異なります。Airbnb運営においては、物件のタイプやホストの運営スタイルに合わせて選ぶことが重要です。ここでは、代表的なスマートロックの種類と、それぞれに適したホスト像を詳しく紹介します。

タイプ主な特徴向いているホスト・物件タイプ
暗証番号式 ゲストごとに暗証番号を発行・無効化でき、管理しやすい。スマホ不要で誰でも使いやすい。 初めて導入する個人ホスト/無人チェックインを導入したい物件/地方の一軒家型民泊
カード式 ホテルライクな操作感で高級感を演出。視覚的な安心感を与えられる。 高価格帯・都市部の民泊/スタッフ常駐型施設/ゲストとの対面対応を継続したいホスト
アプリ式 スマートフォンで遠隔操作・履歴管理が可能。リアルタイム監視に強い。 複数物件を管理する上級ホスト/デジタル連携を重視する運営者/ITリテラシーの高いゲスト層向け

暗証番号式

スマートロックの解錠方式は大きく分けて「暗証番号式」「カード式」「アプリ式」の3つがあります。それぞれの仕組みには、ホストの運営方法やゲスト層に応じた適性があり、どの方式を採用するかによって、運営のしやすさやゲストの満足度が変わります。

暗証番号式は、最も普及しているスタンダードなタイプです。ゲストごとに異なる暗証番号を発行し、滞在期間終了と同時に自動で無効化できるため、安全性と利便性を両立できます。鍵やカードを持ち歩く必要がなく、スマートフォンを使わない年配のゲストにも対応できる点も大きな利点です。暗証番号の発行・削除がクラウド上で完結するため、遠隔管理との相性も良く、初めてスマートロックを導入するホストや、無人運営を目指す個人ホストに最もおすすめです。

カード式

カード式は、ホテルのような操作感でドアにカードをかざすだけで開錠できるタイプです。物理的なカードを発行するため、視覚的にも「信頼できる施設」という印象を与えやすく、高級感を演出できます。ゲストにとっても直感的に使いやすく、海外旅行者や家族連れなど、スマートフォン操作に不安がある利用者にも向いています。その反面、カードの管理・回収に手間がかかるため、常駐スタッフがいる高価格帯の民泊や、対面チェックインを継続したいホストに適しています。

アプリ式

アプリ式は、専用アプリを通してスマートフォンで解錠・施錠できる最新型です。ホストは遠隔地から施錠状態を確認したり、ゲストの入退室履歴をリアルタイムで把握したりすることができます。ゲスト側もアプリ一つでチェックインできるため、鍵の受け渡しが完全に不要になります。複数物件を運営しているホストや、ITリテラシーの高い利用者が多い都市型物件におすすめです。ただし、スマートフォンの充電切れや通信障害時に備え、代替の暗証番号を用意しておくと安心です。

このように、スマートロックの選定は「ホストの運営スタイル」と「ゲストの利用傾向」を軸に考えることが大切です。 例えば、民泊を始めたばかりで対面対応の負担を減らしたい人には暗証番号式が最も扱いやすく、都市型でスマートな印象を重視する場合はアプリ式が効果的です。 物件の立地・運営形態・ゲスト層に合わせて適切な方式を選ぶことが、Airbnb運営を効率化する第一歩といえるでしょう。

Wi-Fi/Bluetooth/ゲートウェイ連携型

通信方式の選択は、どこまで遠隔操作を行いたいかによって決まります。Wi-Fiタイプは遠隔地からでも施錠状態を確認でき、トラブル対応にも強いのが特徴です。

Bluetooth型は近距離での操作向きで、シンプルな設置を求める場合に最適です。 複数の物件をまとめて管理する場合は、クラウド経由で制御できるゲートウェイ連携型が便利です。これにより、すべてのロックを一元管理でき、プロホストにも対応しやすくなります。

ただし、Wi-Fi接続は通信障害が起きると影響が大きいため、安定した回線とバックアップの準備が欠かせません。

Airbnb連携機能があるスマートロックとは

Airbnb公式サイトまたはPMS(予約管理システム)と連携できるスマートロックは、予約情報と自動で連動し、暗証コードを発行・通知してくれる仕組みを持っています。この機能を活用すれば、チェックイン対応の手間を限りなくゼロに近づけられます。

自動コード発行とゲスト通知機能

予約が確定すると、チェックイン時間に合わせた暗証コードが自動で生成され、ゲストに送信されます。これにより、ホストが手動でコードを発行する手間や、伝達ミスによるトラブルを防げます。

国内では「RemoteLOCK」のように、Airbnbの予約と連携してチェックイン自動化を実現できる製品があります。これらを活用することで、Airbnbの予約情報と実質的に連携し、業務の自動化を進めることができます。

ステータス監視と通知

スマートロックには、バッテリー残量や通信状態をリアルタイムで監視できる機能が搭載されています。Airbnbの管理画面や専用アプリ上で「接続済み」「バッテリー残量低下」「オフライン」などの状態を確認でき、異常があれば通知が届く仕組みです。

これにより、電池切れなどのトラブルを事前に回避し、ゲストが入室できない事態を未然に防げます。

Airbnb運営におけるスマートロック導入のメリット

スマートロックの導入は、ホストとゲスト双方に大きな利点をもたらします。運営効率の向上だけでなく、レビュー評価の底上げにもつながります。

ホストの労力を削減

スマートロックは鍵の受け渡しを不要にし、ホストの時間的負担を大幅に減らします。物理的な管理作業が減ることで、複数物件の運営や遠隔地からの管理も可能になります。

また、清掃代行業者には特定時間帯のみ有効なアクセスコードを発行できるため、鍵の貸し出し・回収といった煩雑な業務もなくなります。ホストは浮いた時間をマーケティングや本業など、収益に直結する業務に充てられるようになります。

ゲスト体験を向上

ゲストは自分のペースでチェックインでき、待ち時間のストレスがなくなります。とくに深夜や早朝に到着する旅行者にとっては大きな利点です。

さらに、スマートロックの操作方法を写真付きでガイドにまとめておくことで、初めて利用するゲストでも安心して使えます。「手間のないチェックイン」はレビュー評価に直結し、リピーターの獲得にもつながります。

セキュリティの強化

暗証コードは滞在期間が終わると自動で無効になるため、以前の宿泊者が入室するリスクを防げます。入退室履歴もクラウド上で記録されるため、トラブルが発生した際の確認も容易です。

民泊用スマートロックは耐久性が高く、停電時や電池切れにも対応できる設計が施されています。防犯性と安心感の両立は、宿泊施設の信頼を高める上で重要なポイントです。

Airbnbでのスマートロックの選び方と導入手順

スマートロックを導入する際は、機種選定から設置、各種システムとの連携設定まで、いくつかのステップを段階的に進める必要があります。初期設定を誤ると運用トラブルの原因になるため、一つひとつの工程を丁寧に確認しながら進めましょう。

選定時のチェックポイント確認内容
連携方式Airbnb直接対応/PMS・サイトコントローラー経由連携が可能か
設置方法工事不要タイプ or 交換タイプ/賃貸でも設置可能か
通信方式Wi-Fi/Bluetooth/ゲートウェイ接続のどれを採用しているか
対応ドア形状引き戸対応/ドア厚/サムターン形状を要確認

①対応機種の選定

まず最初に行うべきは、Airbnb運営に適したスマートロックの選定です。 現在、Airbnbと直接API連携できるスマートロック(例:RemoteLOCK)は限られていますが、Airbnbの「直接連携」が明記されていなくても、PMS(予約管理システム)やチェックインシステム、サイトコントローラーとの連携によって自動チェックインを実現できるモデルが増えています。

たとえば、PMSがAirbnbと予約情報を自動同期し、その情報を基にスマートロックが暗証コードを生成・送信する仕組みを構築すれば、Airbnb直接連携がなくても同等の自動運用が可能です。 このような構成にすれば、Booking.comや楽天トラベルなど複数チャネルでの予約も一元的に管理でき、民泊運営全体の自動化を進めることができます。

また、ドアの構造(開き戸・引き戸)、サムターンの形状、ドア厚などの物理的な適合性を確認しておくことも重要です。賃貸物件の場合は、原状回復が求められるため、工事不要で後付けできるタイプを選ぶと安心です。

②設置と初期設定

選定したスマートロックの設置は、後付け型であればDIYでも可能です。ただし、取り付け位置のズレや固定不良は動作トラブルの原因になるため、付属テンプレートや取扱説明書に従って正確に取り付けます。 設置後は専用アプリでWi-Fiまたはゲートウェイ設定を行い、実際に暗証コードを発行して動作テストを実施します。

この段階で重要なのは、通信の安定性を確保することです。玄関付近の電波強度が弱い場合は中継機を設置するなどして、クラウド連携が途切れないように整備しておきましょう。動作確認の際は、施錠・解錠が正常に行えるか、アプリ上でリアルタイム反映されるかも必ず確認します。

③Airbnbアカウントとの連携

最後に、Airbnbとのシステム連携を設定します。 RemoteLOCKを利用する場合は、管理ポータルにログインし、Airbnbアカウントを認証するだけで連携が可能です。

一方で、日本の多くのホストは、Airbnb以外のOTA(オンライン宿泊サイト)も併用しています。その場合、PMSやチェックインシステムをハブとして連携する方法が実用的です。 PMSがAirbnbと予約情報を自動で同期し、チェックイン予定時刻に合わせてスマートロック側で暗証コードを発行・通知する仕組みを構築すれば、手動操作なしでチェックインを完全自動化できます。

本番稼働の前には、必ずテスト予約を行い、ゲストに送信されるメッセージ内容・アクセスコードが正しく反映されているかを確認しましょう。PMSやロックアプリ間の通信タイムラグや文字化けなど、細かなエラーをこの段階で潰しておくことが、安定した運用につながります。

Airbnbスマートロック導入時に注意すべきポイント

便利なスマートロックも、設定不備や通信障害があると入室できないなどのトラブルが起こり得ます。導入前に次のポイントを押さえておきましょう。

電池切れ・通信障害対策

電池残量が少なくなると通知が届く仕組みを活用し、余裕をもって交換を行いましょう。非常用の物理キーや外部電源端子(9V電池対応など)を備えておくと安心です。

また、Wi-Fiが切断されても既に登録済みのコードは有効な場合が多いですが、新規コード発行ができなくなります。バックアップコードを事前に準備しておくと、緊急時にも対応できます。

共用エントランスがある物件への対応

マンションタイプの物件では、共用エントランスのオートロックが課題になります。この場合、共用部の鍵システムを管理組合の許可のもとで調整し、「玄関ドアと共用部を統合管理できるシステム」を導入すると便利です。

RemoteLockなどのクラウド型アクセス管理システムを利用すれば、共用エントランスも同じ暗証番号で開閉でき、完全な無人チェックインが実現します。

Airbnb運営におけるスマートロックの運用とトラブル対策

導入後も定期的な点検とサポート体制の整備を行うことで、長期的に安定した運営が可能になります。

定期メンテナンスとログ確認

バッテリーやゲートウェイ、管理アプリの更新は定期的に行いましょう。ログデータを確認すれば、清掃業者の入退室時間の把握や、不審な操作の監査にも役立ちます。

常に最新の状態を維持することで、セキュリティと通信の安定性を確保し、ゲスト体験を損なわずに運営を続けられます。

緊急時のサポート体制

万が一、遠隔開錠ができない場合に備えて、現地対応ができる代行業者や管理人との連携体制を整えておくことが大切です。

緊急連絡先はAirbnbメッセージや電話など複数の手段でゲストに伝えておくと安心です。迅速な対応ができる体制を整えておくことで、トラブル時も信頼を失わずに済みます。

スマートロックでAirbnb運営を一段上へ引き上げる

スマートロックは、単なる「鍵のデジタル化」にとどまらず、ホストの働き方を根本から変えるツールです。

物理的な対応を減らし、ゲストにはシームレスで安心できる宿泊体験を提供することで、効率化と顧客満足を同時に実現します。

今後の民泊運営では、こうした仕組みの導入が競争力を左右する要素になるでしょう。

これからAirbnbを始める方も、既に運営中で効率化を図りたい方も、まずは自分の物件に合ったスマートロックを導入し、新しいホスティングの形を実現してみてはいかがでしょうか。

免責事項
本記事は、2025年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。