オウンドメディアは意味ない?について考察

オウンドメディアは意味ない?について考察
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「オウンドメディアを作ってはみたものの、成果がなくて意味ない……」
「オウンドメディアよりSNSや動画のほうが効果あるのでは?」

そう感じてオウンドメディアの運用を止めてしまった、消極的になっているという方はいませんか?
オウンドメディアは、正しく制作・運用することでしっかりと成果を上げられる、意味のある施策です。

この記事では、本当に意味のあるオウンドメディアをつくるために、オウンドメディアの基礎知識やメリットから、なぜ失敗してしまうのかを振り返ります。

また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。

企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」

オウンドメディアの教科書

オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。

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オウンドメディアを持つメリット

そもそもオウンドメディアが注目されるようになった理由は、ネット広告の効果が薄れてきたことにあります。ユーザーがネット広告に慣れてきて、バナー広告やディスプレイ広告を「邪魔なもの」と認識しはじめたからです。

そのため、新たな情報発信のスタイルとして、オウンドメディアが注目されるようになりました。オウンドメディアを持つと以下のようなメリットを得られます。

オウンドメディアを持つメリットの解説イラスト

潜在顧客やファンを獲得できる

オウンドメディアでは、専門性の高いコンテンツ発信で商品やサービスの魅力・価値を深く伝えることができます。そのため、顧客の信頼や愛着を示す「ロイヤリティ」が高まり、ファンを獲得することにつながります。

また、商品の価値や必要性を伝えることで、今までターゲットには入っていなかった潜在的な顧客が、「自分の中にあるニーズ」に気づいてくれるかもしれません。顧客のロイヤリティを高め、ファンや潜在層へのアプローチができるのもオウンドメディアのメリットです。

ブランディングに役立つ

特定のテーマに特化したオウンドメディアは、運用を重ねるごとに専門性の高い記事やコンテンツが蓄積していきます。

その記事がユーザーにとって役立つ情報となるため、自社が専門家としてユーザーに認識されるようになるのです。

また、専門性の高い情報の蓄積で、自社のブランドを深く認識してもらえるようになります。すると、「○○といえば○○社」といったブランディングが行えるようになるのです。自社の商品・サービスに対する信用度はもちろん、企業そのものの信頼度を高めることもできるでしょう。

コンテンツの蓄積による資産が増える

その場限りの発信で見過ごされてしまうSNSやニュース記事などとは異なり、オウンドメディアは自社が記事を追加したり更新したりするたびにコンテンツが蓄積されていきます。

過去の記事を編集してほかのメディアに展開したり、秀逸な記事を営業や販促のツールとして利用したりすることができます。新しく訪れたユーザーが過去の記事を読んで、商品やサービスの魅力を知ってくれる可能性もあるでしょう。

このように、オウンドメディアでの記事の蓄積は、将来、会社が長期的に活用できる資産として残せる利点があります。

キャククルが手がけるオウンドメディアとは?

キャククルのオウンドメディアサイトのキャプチャ画像

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認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。

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オウンドメディアとは?

オウンドメディアの解説イラスト

「オウンドメディアがどんなものか、認識が曖昧…」という方のために、あらためておさらいしておきましょう。オウンドメディアは、そもそも「自社で所有するメディア」という意味を持っています。そのため、広義で言うと、

  • ホームページ
  • カタログ
  • パンフレット
  • ブログ
  • SNS など

自社で運用しているメディアであれば全てオウンドメディアの一種です。ですが、狭義では、企業が運営するWebマガジンやブログのみを「オウンドメディア」と呼びます。

「トリプルメディア」からオウンドメディアを考える

Webメディアは、大きく分けて3つのタイプに分かれます。オウンドメディアと、運用費や広告費を支払って運営するペイドメディア、ユーザーの情報発信が主体となるアーンドメディアです。

そのため、広告費を支払って掲載する記事広告やタイアップ広告などは、同じような質の記事であってもペイドメディアにあたります。

また、情報発信の主体がユーザーになるTwitterやInstagramなどのSNSは、自社が保有するアカウントで運用するオウンドメディアでありながら、狭義の意味ではアーンドメディアに分類されます。

関連記事オウンドメディアとは?作り方や運用のコツをかんたん解説!

オウンドメディアをつくっても意味がない?

成果につながるとは言え、オウンドメディアも万能ではありません。オウンドメディアに期待できないことを期待してしまったり、目的と施策にズレがある状態だと「効果がない」「意味がない」と感じてしまうこともあるでしょう。

オウンドメディアで「できること・できないこと」や導入時の注意点を知っておき、目的に合わせた運用を考えていく必要があります。

オウンドメディアを作っても意味がない解説イラスト

効果が出るまで時間がかかる、古くなる

オウンドメディアは、一般的な広告メディアのような即効性はありません。公開後すぐに閲覧数を伸ばせるモノではないからです。

記事を1本公開すれば集客できるわけではなく、長期でコンテンツを蓄積していくことで、徐々にユーザーの流入を高めていく特性を持っているからです。

また、オウンドメディアはGoogleから評価を受けるまでに時間を要するので、上位表示されるまで待たなくてはいけません。そのため、どうしても長期的なマーケティング戦略になる傾向にあります。掲載された情報が古くなることより、情報が蓄積されていくことに価値を持たせましょう。

検索流入させるためのSEO対策が必要

オウンドメディアを運用するなら、ある程度のSEOノウハウも大切です。オウンドメディアでは、単に1記事を公開して終わりではなく、公開後の効果測定やそれに基づいた改善作業が求められます。

検索流入を上げるまでには、さまざまな施策を施す必要がありますが、SEOの必要知識は多岐にわたります。キーワードに対する戦略やコンテンツの作成スキル、専用ツールを用いた効果測定など、複数の知識がなくては作業ができません。

また、誰に何を伝えるためのメディアなのか、というマーケティングの視点から戦略を考えるスキルも必要になります。

継続する難易度が高い

オウンドメディアは自由にコンテンツを企画できるがゆえに、方向性に迷いが生じてしまうと、社内で理解を得にくく継続が難しくなってしまうことがあります。

また、効果が出るまでに時間がかかるため、運用の途中で「結果が出ない…」と、やめてしまうケースも少なくないでしょう。コンテンツ作成を外部に依頼している場合では、外部ライターへの費用がかかるなど、制作費用に課題が出てくることもあります。

オウンドメディアの目的を定めて共有し、目に見える効果がすぐになくても運営し続ける忍耐力や資金力が必要です。

片手間ではなく運営体制が必要

オウンドメディアは、広告コストは削減できますが、運用する人件費や更新記事の外注費など一定のコストが生じます。

効果が出てくれば長期的には費用対効果は改善するものの、オウンドメディアの特性を理解した上で制作・運用しないと、意味のないオウンドメディアをつくってしまうことになるため注意が必要です。

また、メディア運営に本気で取り組むのであれば、片手間でできるような業務量ではありません。オウンドメディア運用の専任者をつけて、運営する体制づくりも必要です。

コンテンツスキル

オウンドメディアはただ単に記事を作るだけでなく、しっかり分析をした上でPDCAを回していくことはもちろん、記事そのものの書き方やライティング、知識も必要になります。

一定レベルのコンテンツ品質が伴っていなければ、SEO上でも順位がつかないこともあれば、流入後のコンバージョンに至らず、結果的に売上につながらず「オウンドメディアは意味がない」と判断されてしまうことにもつながってしまいます。

意味のないオウンドメディアをつくらないために

意味のある、つまり成果を出すオウンドメディアをつくるためには、事前の分析や戦略が重要です。ここからは、正しくオウンドメディアをつくる手順を解説していきます。

意味のないオウンドメディアを作らないためにできること解説イラスト

目的を決める

最も重要となるのが、オウンドメディアの目的設定です。目的が曖昧なままスタートしてしまうと、運用しているうちにオウンドメディアの方向性がブレてしまい、オウンドメディアの存在意義が薄れてしまいかねません。果てには「存在する意味がないオウンドメディア」になってしまいます。

オウンドメディアを見た結果、ユーザーにどうしてほしいのか、目的を定めましょう。オウンドメディアで達成できる具体的な目的とは、次のような例です。

  • 自社の商品やサービスの認知度を高める
  • 新規顧客を獲得する
  • 問い合わせ・購入率(コンバージョン)を高める
  • 顧客との交流を深める(エンゲージメント)
  • 企業や商品のブランド力を高める

定めた目的は、制作チームで意思統一を図るためにも必ず共有しましょう。チーム全体で認識することで目的が軸となるコンテンツを作りやすくなりますし、方向性に迷った際に基本に立ち返ることができます。

ターゲット(ペルソナ)決める

目的を明確にしたら、オウンドメディアで発信する情報を、誰に伝えたいのか、具体的なユーザー像を定めます。

ターゲットは、なるべく細かな人物像を決める「ペルソナ設定」がおすすめです。ペルソナとは、サイトを訪問する人物像のこと。性別や年齢、趣味、職業はもちろん、家族構成やライフスタイル、価値観など、なるべく細かく設定したものです。

ペルソナを決めておくと、情報をどのように伝えれば効果的かが見えやすくなりますし、ターゲットがどんな情報を求めているかが吟味しやすくなります。

カスタマージャーニーマップをつくる

ペルソナ像が決まったら、次にカスタマージャーニーマップを作成します。カスタマージャーニーとは、オウンドメディアを訪れたユーザーが、どのように自社や商品・サービスを知り、どのような経緯で購入に至るかを表したプロセスのこと。

カスタマージャーニーマップは、ユーザーの購入までの行動・思考・感情を目に見える形にして仮説を立てたものです。

オウンドメディアで役立つカスタマージャーニーとは?

ユーザーのプロセスを書き出してチームの共通認識にすることで、サイトを認知してもらう、情報を収集する、比較検討する、購入するといった行動の段階ごとにふさわしいコンテンツを制作できるようになります。

また、ユーザーがどんなニーズを持っているか、どんなキーワードで流入してくるか、といった予測も立てやすくなるでしょう。

関連記事オウンドメディア戦略で重要なカスタマージャーニーを解説!

戦略的に運用できれば強力なツールになる

自由なコンテンツを企画できるオウンドメディアですが、すべてに「意味がない」わけではありません。まずは、自社の課題や目的を定め、その解決手段として、オウンドメディアの運営が最適かどうかを考慮してから実行に移りましょう。

また、効果的なオウンドメディアをつくるためには、事前の分析や戦略設計が必須です。目的を見据えて戦略的に運用することができれば、意味のあるオウンドメディアに育てていくことができます。

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