AS-BOXとは?料金・機能・口コミ評判・導入事例を解説
最終更新日:2026年08月31日
複数の保険会社を扱う代理店では、商品ごとに見積・設計書を作り、比較理由や顧客の意向を別々に記録すると、提案準備と管理の負担が大きくなります。AS-BOXは、商品検索・見積・比較表作成・申込・意向把握・証跡管理を一つの流れで進めるための保険代理店向けシステムです。
料金、対応する25社と商品範囲、2026年8月に追加された比較提案の証跡管理、セキュリティ、hokan連携を整理し、保険プラザ、ファイナンシャルアライアンス、Revarcの導入事例を課題・使い方・変化・改善要望まで詳しく紹介します。
AS-BOXとは

画像引用元:AS-BOX公式サイト
AS-BOX(エーエスボックス)は、株式会社アイリックコーポレーションが提供する保険代理店向けの商品検索・比較提案システムです。複数保険会社の商品を一括で見積・試算し、異なる保険会社の商品を同一フォーマットの比較表や提案書にまとめられます。
商品検索から比較提案、保険会社の設計書システムへのデータ連携、申込手続き、意向把握、提案履歴の管理までを一連の業務として扱える点が特徴です。ただし、利用できる保険会社や商品、申込書連携、オプション機能には条件があります。自社の取扱商品と募集フローに合うかを確認したうえで検討する必要があります。
| 提供会社 | 株式会社アイリックコーポレーション |
|---|---|
| 対象 | 複数の保険会社の商品を扱う保険代理店 |
| 登録保険会社 | 25社(生保23社・損保2社) |
| 主な業務 | 商品検索、見積・試算、比較表・提案書作成、申込書連携、意向把握、証跡管理 |
| 無料トライアル | 利用可能。期間や対象機能は要問い合わせ |
参照元:アイリックコーポレーション「AS-BOX」(2026年8月31日確認)
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AS-BOXの主な機能
| 機能 | できること | 利用時の注意 |
|---|---|---|
| 一括見積・試算 | 年齢や性別、保険種類などの条件から、登録商品の見積・試算を行う | 自社が取り扱う保険会社の商品に限られ、全商品・特約・パターンが登録されているわけではない |
| 推奨商品プラン | 代理店が定めた推奨商品を登録し、顧客属性に応じた見積画面へ進む | 本部で作成した推奨パターンを他のIDへ反映できる |
| 比較表・提案書 | 異なる保険会社の商品を同一フォーマットで横並びにし、顧客へ渡せる資料を作成する | 比較表・提案書は各保険会社から募集文書を取得したものを使用 |
| 設計・申込連携 | 登録済みの個人情報や設計内容を保険会社の設計書システムへ連携し、申込業務を進める | 申込書機能の対応保険会社は11社 |
| 意向把握・証跡管理 | 顧客の意向、比較した商品、比較・選定理由、提案履歴を記録する | システム導入だけで募集管理上の対応が完了するわけではなく、社内ルールや確認体制の整備も必要 |
| ライフプラン | 収入・生活費・学費・住宅費から必要保障額を可視化し、提案商品との関係を確認する | オプション機能 |
| AS-plus | 過去商品を含む保険会社50社、主契約・特約約6,000件の保障内容を検索する | オプション機能。出力する保障内容一覧表は研修資料であり、顧客への提示には使用できない |
参照元:アイリックコーポレーション「AS-BOX」(2026年8月31日確認)
AS-BOXの対応保険会社と利用できる商品範囲
AS-BOXには、2026年8月31日時点で25社が登録されています。公式サイトでは、生保23社と損保2社の第三分野商品を見積・試算できるとされています。
登録保険会社は、アクサ生命、アフラック、エヌエヌ生命、FWD生命、SBI生命保険、SBI損害保険、オリックス生命、ジブラルタ生命、住友生命、セコム損害保険、ソニー生命、SOMPOひまわり生命、第一ネオ生命、チューリッヒ生命、T&Dフィナンシャル生命、東京海上日動あんしん生命、なないろ生命、富国生命、フコクしんらい生命、はなさく生命、マニュライフ生命、三井住友海上あいおい生命、みどり生命、メットライフ生命、メディケア生命です。
一方、試算できるのは自社で取り扱いのある保険会社の商品に限られます。募集文書取得の関係から、登録会社の全商品・特約・パターンを利用できるわけではありません。法人商品・団体商品は一部保険会社の商品に対応しているため、導入前に自社で扱う商品を伝えて確認する必要があります。
参照元:アイリックコーポレーション「AS-BOX よくあるご質問」(2026年8月31日確認)
意向把握・証跡管理機能
AS-BOXは、顧客の当初意向や最終意向を記録する機能に加え、2026年8月25日から比較提案の過程を記録する証跡管理機能を提供しています。
- 比較提案した保険会社名・商品名と比較理由を記録する
- 顧客の意向から選定した商品と選定理由を記録する
- 保険料、保険金額、保険期間など、提案した商品の内容を提案の流れに沿って残す
- 被保険者ごと、比較提案を実施した回ごとに履歴を確認する
- 記録をテキスト出力し、顧客管理システムなどへの転記に利用する
- 管理者が募集人の提案履歴や意向把握の実施状況を確認する
比較理由や選定理由を提案後に別のコメントとして残す作業を減らし、提案の流れの中で記録するための機能です。改正保険業法への対応や顧客本位の業務運営を支援するものですが、利用するだけで法令・監督上の要件を満たすことを保証するものではありません。自社の比較推奨方針、承認手順、保存ルールと組み合わせて運用します。
参照元:アイリックコーポレーション「証跡管理機能を提供開始」(2026年8月25日発表、2026年8月31日確認)
AS-BOXの特徴まとめ
AS-BOXは、複数保険会社の商品検索・見積・比較表作成をまとめるだけでなく、申込書連携や意向把握、比較・選定理由の記録までを支援します。対応保険会社や商品範囲、必要なオプションを確認し、自社の比較推奨販売の流れに合わせて検討することが重要です。
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AS-BOXの料金

AS-BOXの料金は、公式サイト内で異なる金額が表示されています。2026年8月31日に確認したところ、現行の製品ページには「月額18,000円/ID~」、別の公式見積ページには「初期30,000円~/月額15,000円~」と記載されています。
| 公式ページ | 掲載されている料金 | 記事上の扱い |
|---|---|---|
| AS-BOX製品ページ | 月額18,000円/ID~ | 初期費用の記載は確認できない |
| 公式見積ページ | 初期30,000円~/月額15,000円~ | 「AS-BOX2」の料金として掲載 |
プランや機能の違いが各ページの料金差にどのように反映されているかは、公開情報だけでは判断できません。料金を比較するときは、利用ID数、証跡管理を含むプラン、ライフプランやAS-plusなどのオプション、申込書連携、既存システムとの連携範囲を伝え、現在適用される初期費用と月額費用を見積もりで確認してください。
参照元:AS-BOX製品ページ、アイリックコーポレーション「お見積りについて」(2026年8月31日確認)
AS-BOXの導入事例・口コミ評判

AS-BOXの利用者評価として確認できる情報は、主に提供会社が公開する導入・活用インタビューです。第三者口コミサイトの評価とは区別し、各社の導入前の課題、実際の使い方、導入後の変化、改善要望を判断材料にしてください。以下の内容は各社固有の事例であり、同じ結果を保証するものではありません。
株式会社保険プラザは比較推奨提案の商品調査を効率化
株式会社保険プラザは、損害保険を中心に法人顧客へ訪問販売を行う保険代理店です。複数の保険会社を扱う一方、それぞれの商品特徴を把握し、比較推奨提案へ落とし込む作業に難しさがありました。
AS-BOX導入後は、顧客へのヒアリング内容をもとに条件検索を行い、主に3社の商品を比較しながら提案する業務フローを構築しています。保険商品の改定があった際も、AS-BOX上で改定後の商品を検索できるため、1社ずつ商品内容を調べ直す負担の軽減につながったと評価しています。
「一番は、提案する際の作業量が軽減されたこと。」引用元:AS-BOX公式導入事例
- 導入前の課題:複数社の商品特徴を把握し、比較推奨提案へ反映する負担
- 主な使い方:ヒアリング条件に基づく商品検索と3社を中心とした比較提案
- 判断材料:商品改定のたびに情報収集や社内共有の負担が発生している代理店に近い事例
ファイナンシャルアライアンス株式会社は比較表を共通化
ファイナンシャルアライアンス株式会社は、公式事例掲載時点で全国60拠点を展開し、個人向け生命保険案件を多く扱っていました。保険会社ごとに異なる設計書は顧客が見方を理解しにくく、募集人が複数社の設計書を作る事務負担も課題でした。
AS-BOXの共通フォーマットによる比較表を使うことで、複数商品の違いを説明しやすくし、設計書作成に使っていた時間を顧客へのアプローチへ充てられるようになったとしています。保険会社色を出さずに提示できるライフプラン機能も、顧客との接点づくりに利用されていました。
一方で、導入企業からは登録保険会社の拡充と動作速度の改善を求める声も挙がっています。自社の取扱保険会社が登録されているか、実際の操作速度が業務量に合うかは、トライアルで確認したい点です。
「登録保険会社の拡充や動作スピードの改善を図ってほしい。」引用元:AS-BOX公式導入事例
- 導入前の課題:保険会社ごとに異なる設計書の分かりにくさと作成負担
- 主な使い方:共通フォーマットの比較表、ライフプラン、商品情報の確認
- 判断材料:複数拠点・複数募集人で提案品質や資料形式をそろえたい代理店に近い事例
株式会社Revarcは商品選定と提案の根拠整理に活用
株式会社Revarcでは、所属する乗合代理店に比較システムがなく、比較推奨の根拠を残す必要性からAS-BOXの導入を提案しました。公式事例掲載時点で顧客約1,000名のうち約95%が個人で、20~40代を中心に保険提案を行っていました。
提案書を作成する前の商品絞り込みと、顧客へ提案するときの補足資料としてAS-BOXを利用しています。同じ条件で試算した商品を横並びで確認し、保険料などの違いを俯瞰して示せる点を評価しています。
改善要望として、自社が扱うすべての乗合保険会社・商品の試算への対応も挙げられました。多数の商品を扱う代理店は、登録会社数だけでなく、実際に提案する商品・特約まで利用できるかを確認する必要があります。
「提案時の時間短縮につながっている。」引用元:AS-BOX公式活用事例
- 導入前の課題:比較システムがなく、比較推奨の根拠を残す仕組みが不足
- 主な使い方:提案前の商品絞り込みと顧客向け補足資料
- 判断材料:比較理由を説明できる資料と提案履歴の整備を重視する代理店に近い事例
ライフプラザパートナーズは2025年12月から利用開始
日本生命グループの保険代理店である株式会社ライフプラザパートナーズは、2025年12月1日からAS-BOXの利用を開始しました。比較表・提案書による商品説明、保険会社の設計書印刷、申込書連携、意向把握・証跡管理などを活用する方針です。
これは利用開始時の発表であり、導入後の成果を示す事例ではありません。大規模な保険代理店での採用例として、対象となる業務範囲を確認する材料に位置づけます。
参照元:アイリックコーポレーション「ライフプラザパートナーズがAS-BOXを利用開始」(2026年2月20日発表、2026年8月31日確認)
AS-BOXのセキュリティ対策
AS-BOXでは保険契約者の個人情報を扱うため、機能だけでなくアクセス管理や通信、データ保存の仕組みも導入判断に関わります。提供会社が公表している主な対策は次の通りです。
- プライバシーマーク取得:登録番号17000484(09)
- ISMS取得:ISO/IEC 27001、JIS Q 27001、登録番号IA140408
- ユーザーIDとパスワードによるログイン、パスワードポリシーの設定
- 同一ユーザーによる多重ログインの禁止
- SSL通信による暗号化
- 固定IPアドレスによるアクセス制限に対応
- 顧客情報を暗号化してデータベースに保存
一定期間更新のない個人情報は削除されますが、その期間はプランによって異なります。自社の保存期間、退職・異動時のID管理、固定IP制限の要否と照らして確認してください。
参照元:アイリックコーポレーション「個人情報保護・システムセキュリティ対策」(2026年8月31日確認)
hokanなど外部システムとの連携
AS-BOXは、保険代理店向け顧客・契約管理システム「hokan」とAPI連携しています。一度の認証で両システムを利用でき、顧客情報を一度登録すると自動で連携されます。
AS-BOXの商品検索・見積・比較表作成と、hokanの見込み顧客・顧客・契約管理をつなげることで、同じ顧客情報を複数システムへ入力する負担を抑える仕組みです。既に顧客管理システムを利用している場合は、連携対象の項目、既存データの扱い、運用開始後の正本となるシステムを確認しておきましょう。
参照元:アイリックコーポレーション「AS-BOXとhokanのAPI連携を開始」(2023年5月25日発表、2026年8月31日確認)
AS-BOXが向いている保険代理店
- 複数保険会社の設計書を個別に作成し、比較資料の準備に時間がかかっている
- 募集人ごとに異なる比較・提案手順をそろえたい
- 比較した商品、比較理由、選定理由、顧客意向を一連の流れで記録したい
- オンライン相談でも使いやすい共通フォーマットの比較表を用意したい
- hokanを含む顧客・契約管理システムとの重複入力を減らしたい
一方、自社が扱う保険会社や主力商品が登録されていない場合、期待する範囲をAS-BOXだけで処理できない可能性があります。法人・団体商品、申込書連携、ライフプラン、AS-plus、証跡管理を利用する場合は、対象プランと追加費用を確認してください。
AS-BOXに関するよくある質問
AS-BOXの月額料金はいくらですか?
公式製品ページでは月額18,000円/ID~、公式見積ページでは初期30,000円~・月額15,000円~と表示されています。掲載ページによって金額が異なるため、利用ID数、プラン、オプションを伝えて現在の適用料金を確認してください。
どの保険会社の商品を見積・試算できますか?
登録保険会社は25社です。ただし、自社で取り扱いのある保険会社の商品だけを試算できます。登録会社の全商品・特約・パターンに対応しているわけではありません。
法人保険や団体保険にも対応していますか?
一部保険会社の商品が登録されています。自社が提案する商品に対応しているかは個別確認が必要です。
AS-BOXだけで保険業法への対応は完了しますか?
証跡管理や意向把握を支援する機能はありますが、システム導入だけで法令・監督上の対応が完了するわけではありません。自社の募集管理規程、比較推奨方針、承認・点検・保存の手順と組み合わせて運用します。
導入前に操作を試せますか?
公式製品ページでは無料トライアルを受け付けています。利用期間、試せる機能、登録できるユーザー数は問い合わせて確認してください。
AS-BOXの運営会社概要
| 会社名 | 株式会社アイリックコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区本郷二丁目27番20号 本郷センタービル4階 |
| 設立 | 1995年7月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 CEO 勝本竜二 |
| 資本金 | 13億5,478万円 |
| 公式サイト | 株式会社アイリックコーポレーション公式サイト |
参照元:株式会社アイリックコーポレーション ニュースリリース(2026年2月20日発表、2026年8月31日確認)
AS-BOXのまとめ
AS-BOXは、複数保険会社の商品検索・見積・比較表作成から、申込書連携、意向把握、証跡管理までを支援する保険代理店向けシステムです。登録保険会社は25社ですが、自社の取扱保険会社、利用したい商品・特約、必要なオプションによって使える範囲と料金が変わります。
導入事例では、比較資料作成や商品調査の負担軽減、共通フォーマットによる説明、提案根拠の整理が評価されています。一方、対応会社・商品の拡充や動作速度を求める声もあります。資料と無料トライアルで、自社の実際の案件を使った操作と対象範囲を確認してから判断しましょう。
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