ゲーム業界のオウンドメディア事情を事例を交えて紹介

ゲーム業界のオウンドメディア事情を事例を交えて紹介

この記事では、ゲームメディアに広告を打っても効果が実感できず悩んでいるゲーム業界の方に向けて、オウンドメディアを活用すべき理由について解説しています。併せてゲーム業界のオウンドメディア事例も紹介していますので、ぜひ自社のマーケティング施策の参考にしてみてください。

また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。

企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」

オウンドメディアの教科書

オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。

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ゲーム業界でオウンドメディアを活用すべき理由

ゲーミングPCでゲームをしている人

任天堂をはじめ、ゲーム会社がオウンドメディアを立ち上げるケースが増えています。ゲーム業界でオウンドメディアが広がっている理由について解説します。

ゲーム業界はオウンドメディアと親和性が高い

ゲーム会社がユーザーに自社開発のゲーム情報を発信する媒体として、これまでゲーム雑誌やゲームメディアが一般的でした。

広告料を出してもゲーム雑誌やゲームメディアに情報発信を依頼していた最大の理由は、「ゲームユーザーの情報を持っている」ことでした。ユーザー情報とはゲームに関心のある人の年齢や性別、居住地、好きなゲームや興味のあるジャンルなどの情報のことです。

自社のゲームに関心がありそうな何万ものユーザーにゲーム情報を届けられると、ゲーム会社にとっても売上や認知向上を見込めます。だからこそ、広告料を得てサイトを運営するゲームメディアが成り立っているのです。

ただ現在では、デジタルマーケティング技術の発達により、ゲーム会社がオウンドメディアを活用してユーザーと直接つながろうとする動きが加速しています。

オウンドメディアがあれば外部の企業が運営しているゲームメディアに頼らなくても情報発信ができ、さらにはサイトを訪れた人や自社のECサイトで購入した人からユーザー情報を集めることも可能です。

ゲーム離れが課題になっているゲーム業界においては、直接集めたユーザー情報をもとに効果的な施策を立案できるオウンドメディアは、ゲームメディアに代わる集客方法となるでしょう。

自社の資産となる情報発信媒体での集客が可能

オウンドメディアには、媒体そのものが時間が経つにつれて自社の資産になっていくという強みがあります。オウンドメディアに掲載した記事は一度公開してしまえば、運営側で消さない限りは半永久的に残り続け、検索エンジンやSNSから継続的な集客が可能です。

多くのゲーム情報には鮮度があるので、発売から時間が経ったゲームに関するプロモーションコンテンツの効果も落ちていきます。ただ、何かのきっかけで発売から時間の経ったゲームが再び注目されることがあった場合、何ヶ月、何年前に作成した記事が集客エンジンになってくれる可能性があるのです。

また、Web上のオウンドメディアはゲーム雑誌などと違って「ユーザーにとって無料」というのもポイントです。気軽に情報が得られるという強みを活かしてオウンドメディアのファンを作ると、メディアへのアクセスが売上アップに繋がる可能性が高まっていきます。

自社に合った人材が集められる

オウンドメディアを活用して自社の魅力を発信することは、自社に合った人材を集める効果も期待できます。これをオウンドメディアリクルーティングと呼び、求人サイトや人材紹介に頼らない新たな採用手法として注目されています。

オウンドメディアリクルーティングが注目される背景としては、まず優秀な人材の採用が難しくなっていること。特に専門的な知識や技術を持つ人材を獲得したいゲーム業界であれば、オウンドメディアを活用して求職者から自社を見つけてもらうための工夫は今後ますます重要となってくるでしょう。

ゲーム業界におけるオウンドメディアの目的

ゲームをしているゲーマー

ゲーム業界におけるオウンドメディアの主な目的としては「採用」または「情報発信・集客」があげられます。それぞれの目的で、オウンドメディアの果たす役割について見ていきましょう。

採用向けのオウンドメディア

コーポレートサイトや求人サイトなどで人材を募集する場合、伝えられる情報が限られてしまい、自社の魅力をアプローチできない可能性があります。

ゲーム業界を志望する求職者は「好きなゲームに携われる仕事がしたい」「楽しく働きたい」と思っている人も多いため、コーポレートサイトの硬い文章や簡素な情報だけだと応募に繋がらないケースも多いでしょう。

一方、オウンドメディアなら業務内容やこれまで手掛けてきたゲームタイトルの裏話、社員のインタビューなど、ゲーム業界を志す求職者に刺さるコンテンツを自由に発信できます。

自社の業務や価値観などを理解してもらったうえでエントリーを促せるので、志望意欲の高い求職者とマッチしやすく、認識のズレによる早期離職の回避にもつながるでしょう。

ゲーム情報発信・集客向けオウンドメディア

ゲーム業界でオウンドメディア運用が増えている理由の1つが、広告料をかけずに自社開発ゲームの情報を発信できることです。

また、オウンドメディアでは、一度興味を持った見込み客の「育成」も可能です。ユーザーが必要とする情報を網羅することで自社やゲームフランチャイズのファンになり、数ある選択肢の中から自社のゲームが選んでもらえます。継続的にアップデートやコンテンツを配信することで、見込み顧客の興味度をさらに高めて購入のチャンスが高められます。

ゲームの予約販売は限定特典付きで展開することが多いので、オウンドメディアは公式限定の特典を付けて販売するプラットフォームとしても益しています。また、オウンドメディアで購入してもらえばユーザーの情報を獲得でき、購入につながりそうなゲーム情報の発信に生かせるのもポイントです。

また自社情報の発信のほかにも、広告の掲載や自社商品・サービスの販売、有料コンテンツの配信などを通して収益化も行なえます。

オウンドメディアの目的が見込み客の獲得や育成の場合は、収益化に力を入れすぎないように注意しましょう。

ゲーム業界のオウンドメディア事例

ゲームのコントローラー

ゲーム業界のオウンドメディアにはどのようなものがあるのか、いくつかのサイトを取り上げながら掲載されている内容やサイトの特徴、推測されるオウンドメディアとしての目的などを紹介します。

Cygames Magazine

Cygames Magazine
引用元:Cygames Magazine(https://magazine.cygames.co.jp/)

Cygames Magazineは、ウマ娘やグランブルーファンタジーなどのヒット作を出しているCygamesのオウンドメディアです。

Cygames Magazineは採用力の強化と自社ブランディングの2つ兼ね備えており、採用に関するコンテンツのほかに、ゲームやサービスの紹介など一般ユーザー向けの情報も掲載されています。

また、ユーザーに合わせた情報の届け方も意識されており、潜在層には動画を活用したスタッフインタビュー、志望動機の高い求職者向けのコンテンツは密な情報を詰め込んだテキストベースで提供。ユーザーの関心のレベルやニーズにマッチするコンテンツ制作がされています。

そのほかにも、採用サイトへの導線の設計や、拡散力のある既存のSNSアカウントと連動した情報発信が評価され、Owned Media Recruiting AWARD 2021に入賞しています。

参照元:Owned Media Recruiting AWARD 2021(https://indeed-omrj.com/award/company/)

QOGL+

QOGL+
引用元:QOGL+(https://confidence-qogl.jp/)

QOGL+は株式会社コンフィデンスが運営する、ゲーム業界で働くクリエイター向けの採用オウンドメディアです。

株式会社コンフィデンスは、ゲーム業界に特化した人材派遣・人材紹介事業をはじめ、デバッグを受託するアウトソーシング事業、ゲーム・エンタメ情報メディアサイトを運営するメディア事業を展開している会社です。

QOGL+は2021年5月に立ち上がったオウンドメディアで、発信されているコンテンツ数はまだ多くありません。コンテンツの内容は、ゲーム業界の仕事情報やコンフィデンスで働く社員のインタビューなど。

株式会社コンフィデンス自体も2014年に創業した歴史の浅い会社のため、採用オウンドメディアを通して自社やサービスの認知度の向上、人材獲得、運営する人材派遣・人材紹介サイトへの集客が目的だと考えられます。

6deGREEs

6deGREEs
引用元:6deGREEs(https://corp.gree.net/jp/ja/6degrees/)

6deGREEsは、グリー株式会社が運営するオウンドメディアです。

グリー株式会社では、オウンドメディアを立ち上げる前は公式ブログを通じて情報発信を行なっていました。もっと多くの人に読んでもらえる魅力的なメディアにしたいという思いから、6deGREEsに名前を変えて全く新しいオウンドメディアとして立ち上げたとのこと。

6deGREEsの目標はグリーグループ社員に見てもらえるメディアにすること。そのために6つのカテゴリーを新設し、さまざまな切り口からグリーグループのサービスの詳細や働いている社員について理解を深められる内容になっています。

今は社員や事業間の連携を深める場として社内に目を向けていますが、ゆくゆくはグリーグループが展開する事業やサービスの認知度向上を目指しています。

Yostar Plus

Yostar Plus
引用元:Yostar Plus(https://plus.yostar.co.jp/)

Yostar Plusは、株式会社Yostarが運営するオウンドメディアです。株式会社Yostarはスマートフォン向けゲームのパブリッシャーとして、アズールレーンをはじめ、さまざまなタイトルの配信・運営・宣伝などを行なっています。

Yostar Plusは株式会社Yostarに関する情報を発信する総合メディアとして立ち上げられ、株式会社Yostarで働く社員のインタビューやイベント情報、会社説明会などのコンテンツを掲載。

株式会社Yostarの仕事の裏側や働く人の情報などを発信することで、株式会社Yostarの認知度の向上や自社の価値観に合う人材の獲得が狙いでしょう。

2022年5月に開設したサイトなのでコンテンツ量は多くありませんが、毎月4本近くの記事を配信しており、今後どのような切り口で自社の情報を発信していくのか注目したいオウンドメディアです。

任天堂トピックス

任天堂トピックス
引用元:任天堂トピックス(https://topics.nintendo.co.jp/)

任天堂トピックスは、任天堂株式会社が運営するオウンドメディアです。

ゲーム本体やソフトの紹介をはじめ、ゲームの最新情報、人気作品のキャラクター、サポート情報など、任天堂に関するあらゆる情報が網羅しているのは公式のオウンドメディアならではの強みでしょう。

新発売されるゲームのストーリーやプレイ映像を発売前にいち早く知ることができ、ゲームファンにとって有益な情報を手軽に入手できるメディアです。

また、大人から子どもまで楽しめるゲームを多く開発している任天堂だからこそ、任天堂トピックスにおいてもキッズ向けの記事を配信。幅広い年齢層に自社商品をアプローチできるコンテンツが充実しています。

そのほかにも、読まれている記事をランキング形式で紹介しており、関心を集めているゲームが分かるので、アンテナを張っていなかったゲームへの興味や購買を促す狙いもありそうです。

GameBusiness.jp

GameBusiness.jp
引用元:GameBusiness.jp(https://www.gamebusiness.jp/)

GameBusiness.jpは株式会社イードが運営するオウンドメディアで、ゲーム業界の最新の動向をさまざまな角度から発信しています。運用会社自体はゲームを制作しておらず、外部企業の広告費をもとにしたマネタイズモデルとしています。

掲載しているコンテンツの内容はゲーム開発をはじめ、市場やマネタイズ、企業動向、人材育成などかなり多彩。ゲームビジネスに携わるユーザーだけでなく、ゲーム開発の裏話が知りたい、就・再就職に向けた業界研究、ゲーム業界での働き方や育成法など、幅広いニーズに応える情報が網羅されています。

業界人やゲームファンにとって興味深いコンテンツを多く発信することでサイトのブランディングを高め、顧客ロイヤリティの向上につなげていると推測されます。

スマホゲームとコンシューマーゲームで異なるオウンドメディア戦略

ゲーム業界のオウンドメディア戦略を語る上で見落とされがちなのが、「スマートフォン向けゲーム(スマホゲーム)」と「家庭用ゲーム機向けゲーム(コンシューマーゲーム)」では最適なコンテンツ設計がまったく異なるという点だ。両者のユーザー行動やマネタイズモデルの違いを理解した上で、オウンドメディアの運用方針を立てることが重要となる。

スマホゲーム コンシューマーゲーム
主なユーザー層 10〜50代・ライトユーザー中心 10〜40代・ハードコアゲーマー中心
マネタイズモデル 基本無料+課金(ガチャ・バトルパス) 本体・ソフト買い切り型・DLC販売
コンテンツ更新頻度 高い(イベント・シーズン・新キャラ) リリース前後に集中
有効なコンテンツ形式 攻略・イベント速報・キャラ解説 開発日誌・メイキング・世界観紹介
SEOキーワード例 「〇〇ガチャ 確率」「〇〇 最強キャラ」 「〇〇 攻略 序盤」「〇〇 発売日 予約」
オウンドメディアのKPI MAU維持・新規課金ユーザー獲得 予約件数・初週販売数・長期ロングテール集客

スマホゲームに適したオウンドメディアの運用方針

スマホゲームは定期イベントや新キャラ実装など、コンテンツの鮮度が集客に直結する。オウンドメディアでは攻略情報やイベント速報を継続的に発信し、リピートユーザーの来訪習慣を醸成することが最優先となる。また、課金を検討しているユーザーの「課金すべきか迷っている」という潜在ニーズを満たすコンテンツも高いCVRを生みやすい。

  • イベント開始前後に攻略・報酬解説記事を公開し、検索流入を確保する
  • キャラクターのストーリー・設定を深掘りするコンテンツでファンエンゲージメントを高める
  • メルマガ・プッシュ通知と連携し、イベント情報の到達率を上げる

コンシューマーゲームに適したオウンドメディアの運用方針

コンシューマーゲームはリリース前後に検索需要が集中し、発売から数ヶ月で急速に検索ボリュームが落ちる傾向がある。そのため、「ロングテール検索でも発見される」世界観・設定・開発背景の深堀りコンテンツが長期的な集客エンジンとなる。任天堂トピックスのように公式の一次情報としてブランディングする設計が理想的だ。

  • 発売12〜6ヶ月前から開発日誌・メイキング記事を連続公開し、期待値を高める
  • 発売後は攻略・実績解除・隠し要素の解説でロングテール検索を取り込む
  • シリーズ作品の場合は旧作との比較記事が検索需要を持続させる

インディーゲーム・中小スタジオのためのオウンドメディア立ち上げロードマップ

Cygamesや任天堂の事例は規模が大きく、リソースの限られたインディーゲームクリエイターや中小スタジオには「自分たちには関係ない」と感じられてしまいがちだ。しかし、オウンドメディアは予算規模に関係なく立ち上げられるのが最大の強みである。以下は、限られたリソースで現実的に始められるロードマップ例だ。

フェーズ 期間の目安 主なタスク 月次コスト目安
準備期 1〜2ヶ月目 ドメイン取得・WordPressインストール・テーマ設定・SNSアカウント連携 1,000〜3,000円
コンテンツ種まき期 3〜6ヶ月目 開発日誌を月4本・SNSへ自動連携・Googleサーチコンソール導入 0〜5,000円(外注なしの場合)
SEO芽吹き期 7〜12ヶ月目 コミュニティ向けQ&A記事・攻略コンテンツ・内部リンク整備 0〜1万円
収穫期 13ヶ月目以降 リリース前後のコンテンツカレンダー実行・メルマガ配信・メディア掲載申請 1〜3万円(メルマガツール費含む)

中小スタジオが意識すべき3つの優先事項

大手ゲーム会社のように専任チームを持てない場合でも、優先事項を絞ることでオウンドメディアの成果を着実に積み上げることができる。

  • 開発者の「素の声」を発信する:大手が出せない「作り手の人間味」がインディースタジオの最大の差別化要素。開発の苦労話・試行錯誤の過程がファンの共感を得やすい
  • コアKPIはSNSフォロワー数ではなくメルマガ登録者数:SNSはアルゴリズム次第で到達率が変動するが、メルマガリストは完全に自社の資産となる。早期に読者獲得の仕組みを作ることが重要だ
  • 記事の更新頻度より「検索意図とのマッチング」を優先:週1本の記事でも、ターゲットが実際に検索するキーワードに応えるコンテンツなら着実に流入を増やせる

ゲームリリース前プロモーションにオウンドメディアを活用するコンテンツカレンダー

ゲームのリリース前プロモーションにおいて、オウンドメディアは広告費をかけずに期待値を高め続けられる中長期的なプロモーションチャネルとして機能する。以下は、リリース6ヶ月前から発売当日までのコンテンツカレンダー実例だ。

【リリース前コンテンツカレンダー:タイトル発表〜発売日】

  • 発売6ヶ月前(タイトル発表直後)
    • 「タイトル名の由来と世界観を開発者が語る」(ブランドストーリー記事)
    • 「前作・類似タイトルとの違いは?新作の特徴を紹介」(比較記事で既存ファン取り込み)
  • 発売4〜5ヶ月前(開発中期)
    • 「開発日誌Vol.1〜3:ゲームシステム設計の裏側」(連載形式で継続訪問を促す)
    • 「キャラクター紹介:デザイン設定画+担当者コメント」(SNS拡散を狙う)
  • 発売2〜3ヶ月前(プロモーション本格化)
    • 「ユーザーテスト募集:βテスタ―を50名募集します」(メルマガリスト獲得に活用)
    • 「BGM・サウンドデザインのこだわりを音楽担当が解説」(ニッチなコアファン向け)
  • 発売1ヶ月前〜前日(リリース直前)
    • 「予約特典・初回限定版の内容を詳しく紹介」(購買意欲が最高潮の時期に直接CV誘導)
    • 「発売まであと30日!開発チームからのメッセージ」(カウントダウン形式で緊迫感を演出)
  • 発売日〜発売1週間後
    • 「オープニング序盤攻略ガイド:最初の選択で迷わないために」(新規プレイヤーの検索需要に対応)
    • 「発売後72時間でわかった:ユーザーからの声と開発チームのコメント」(購入後ユーザーとのエンゲージメント向上)

このようなコンテンツカレンダーを実行することで、発売前から検索エンジンにインデックスされた記事が積み上がり、発売時点でのオーガニック流入量を最大化できる。また、各コンテンツにメルマガ登録CTAを設置しておくことで、ゲームに関心を持った潜在ユーザーのリストを発売前から構築しておくことも可能だ。

Discordコミュニティ×UGCでオウンドメディアのコンテンツを増幅させる

大手ゲーム会社の事例として注目されているのが、DiscordコミュニティとオウンドメディアをUGC(ユーザー生成コンテンツ)で連携させる戦略だ。Discordはゲームコミュニティとの親和性が特に高く、熱量の高いファンとの双方向コミュニケーションの場として機能する。

DiscordとオウンドメディアのUGC連携フロー

Step 1:DiscordサーバーとオウンドメディアのURLを相互に掲載
オウンドメディアの全記事フッターにDiscordサーバーへの参加リンクを設置。Discordサーバーのお知らせチャンネルには新着記事のURLを自動投稿(Bot連携)。

Step 2:コミュニティ内のQ&AをオウンドメディアのFAQ記事に変換
Discordで繰り返し上がる質問(「〇〇のボス攻略法は?」「キャラの使い分けは?」)をまとめてオウンドメディアに記事化。ユーザーの実際の疑問をそのままコンテンツ化できるため、検索意図との一致率が高くなる。

Step 3:ユーザーのファンアート・二次創作をオウンドメディアに掲載
許諾を得た上でファンアートや動画クリップをオウンドメディアに掲載。クリエイターへのインタビューもあわせて公開することで、コミュニティメンバーが自発的に記事をシェアする好循環が生まれる。

Step 4:攻略コンテスト・考察募集で投稿コンテンツを量産
「〇〇ボスを最短ルートで倒す方法を投稿してください!」といった企画を定期開催。優秀投稿はオウンドメディアに掲載することで、UGCを活用したコンテンツ量産が可能になる。

UGC戦略を実行する上での注意点

UGCをオウンドメディアに活用する際は、著作権・利用規約の整備が必須となる。「ファンアート・二次創作ガイドライン」を事前に公開し、利用可能な範囲を明確に定めておくことが、ユーザーとのトラブルを防ぐ上で重要だ。任天堂・カプコンなどの大手企業が整備している「二次創作ガイドライン」は、自社のポリシー策定における参考事例として活用できる。

  • ユーザーコンテンツの利用範囲・クレジット表記ルールを利用規約に明記する
  • 不適切なコンテンツへの対応ポリシーをDiscordサーバーのルールとして設定する
  • 掲載したコンテンツにはユーザーのアカウント名(ハンドルネーム)を必ず表示し、クリエイターへのリスペクトを示す

オウンドメディアで新しいマーケティングチャネルを確保しよう

a様々なゲーム機器

以上、ゲーム業界のオウンドメディア事情について解説してきました。ゲーム業界において、オウンドメデャイは主に「ゲームの集客効果」「採用効果」が人気上昇の原因となっています。また広告費の削減効果も、オウンドメディアが注目されている原因の一つです。

オウンドメディアでターゲットユーザーに刺さるコンテンツを継続的に配信できれば、ゲームの売上向上自社に合ったモチベ―ジョンの高い人材の確保といった成果が得られます。

しかし、オウンドメディアは長期的な視点に立つマーケティング施策で、効果が現れるまでに一定の時間が必要です。見切り発車でオウンドメディアを立ち上げてしまうと、集めたいユーザーが集められず損するリスクもあります。

オウンドメディアを立ち上げる前は自社の強みや競合他社・競合メディアを分析して、自社と相性の良いユーザーに向けて最適化されたコンテンツを発信しましょう。自社の人的リソースが限られている場合、調査や分析からメディアの立ち上げ・運用を外部の会社に依頼するのも選択肢の一つです。

キャククルが手がけるオウンドメディアとは?

キャククルのオウンドメディアサイトのキャプチャ画像

120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。

制作事例を見てみる

キャククルを運用するZenkenでは、今まで120以上の業種に属するクライアントのWebマーケティング支援を行ってきました。Web制作実績は8,000を超えており、オウンドメディアの制作・運用にも対応しています。Zenkenのオウンドメディアは、クライアントの強みを親和性の良いターゲットユーザーに印象強く伝えるための戦略設計です。

Zenkenのオウンドメディアについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記のページをご覧ください。

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