法務相談システムは、様々な種類のものがあり選ぶのが難しいですが、実際の導入に当たっては、自社の規模や課題感に対応したシステムを選ぶのがおすすめです。
- 複数部署が関わることが多い大企業の法務部なら、他ツールとの連携や部門・契約書の期限などを一括で更新できる機能のシステム
- コストを抑えたい法務部なら、無料のトライアルや初期費用無料で導入リスクを低減できるシステム
- 業務プロセスが複雑な企業向けには、カスタマイズ性が高い法務相談システム
このような分類のもとでそシステムをそれぞれ紹介しますので、ぜひ自社の課題を解決できるシステム選びの参考にしてください。
おすすめの法務相談システム
複数部署が関わることが多い大企業の法務部向け
コストを抑えて法務管理を始めたい企業向け
OLGA

強み
・事業部はアカウントの作成不要!アカウントの管理やメンテナンスの工数を大幅に削減できる
・SlackやTeamsとのシームレスな連携で業務フローを変えずに案件管理ができる
・法務業務の一元管理で進捗の見える化が可能!
ContractS CLM

強み
・大手企業への豊富な導入実績
・雇用契約や申込書など、大量に発生する定型的な契約を、一括で作成・一斉に締結依頼が可能
OLGA

強み
・無料デモで導入前に実際の管理画面を体験できる!導入リスクを低減可能
Hubble

強み
・初期費用0円!無料トライアルも可能
法務相談システムの一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
OLGA |
“またこの質問…”をゼロに!AIが法務相談を自動対応し、業務効率を最大化 |
LegalOn Cloud |
企業法務を統合的に支援するAIテクノロジープラットフォーム |
Hubble |
契約書管理の効率化を実現し、情報漏れや対応の遅れを防ぐクラウドサービス |
ContractS CLM |
契約プロセス全体の情報を一元管理し、コンプライアンスリスクの回避を実現 |
法務契約情報管理支援システム |
社内法務業務を効率化し、コンプライアンス強化とリスク管理を徹底 |
RICOH Contract Workflow Service |
契約の相談から締結、管理までのプロセスを一元管理 |
HighQ |
法務業務を一元管理し、時間とコストの削減を実現するクラウドベースのツール |
クラウドリーガル |
スタートアップに特化したサポートを提供。専門的な法律知識がなくても利用できる |
法務相談システムとは
法務相談システムは、企業の法務部門が事業部門や社員からの法務関連の相談を効率的に管理・対応するためのツールです。 主な機能は、案件管理やタスク管理・マネジメント、リスクマネジメント、ノウハウの蓄積と共有などがあります。
法務相談システムを導入するメリット
案件管理の一元化と効率化
法務相談システムを導入することで、企業は全ての法務案件を一元管理できるようになります。
従来は各部門ごとに個別対応されていた法律相談や契約書審査も、統合された受付窓口を通じて一括で処理可能です。 これにより、情報が標準化され、相談内容が均一化されるため、追加のヒアリングが不要となり、業務の迅速化が図れます。
また、システム内でのやり取りが可能なため、他のツールへの遷移が不要となり、コミュニケーションの効率も向上します。
法務ナレッジの集約と活用
法務相談システムは、企業内の法務ナレッジを集約する機能を持っています。 過去の案件や関連資料を効率的に検索できるため、新たな案件対応がスムーズになります。
さらに、契約書作成の際にも過去の類似契約書を参照することで、作業が迅速化され、バージョン管理によって修正履歴も追跡できるため、重要なポイントを確実に押さえることができます。
タスク管理とマネジメントの最適化
法務相談システムは、法務部門全体のタスク管理を効率化します。
システムを利用することで、案件数やタスクの進捗状況を一目で把握できるため、管理者は適切なリソース配分やタスクの割り振りが容易になります。 これにより、メンバー個々の業務管理がサポートされ、自己管理の負担が軽減されるとともに、部門全体のパフォーマンスが向上します。
リスクマネジメントの強化
法務相談システムの導入は、リスクマネジメントの強化にも寄与します。 システム内でアクセス制御が可能なため、機密情報の適切な管理が実現します。
また、ダッシュボード機能を活用することで、ハイリスク案件への迅速な対応が可能となり、契約書の自動チェック機能や更新アラートにより、ミスや漏れの防止が図れます。
法務相談システムの選び方のポイント
相談内容に合致したシステムを選ぶ
まず第一に、自社の法務業務内容に最適なシステムを選定することが重要です。
たとえば、契約書の審査や法律相談が多い企業には、契約書の自動レビュー機能や電子契約システムとの連携機能を備えたシステムが適しています。
自社の業務内容や規模に応じた機能を持つシステムを選ぶことで、法務部門の業務効率化が一層進むでしょう。
費用対効果を意識する
法務相談システムの導入には、初期費用とランニングコストが発生します。
システムを選ぶ際には、これらの費用とシステムによって得られるメリットを比較し、費用対効果の高いものを選ぶことが肝要です。
導入前に、各システムの費用体系を詳細に比較し、自社の予算に合致するかどうかを慎重に検討しましょう。
使いやすさと機能性を比較する
法務相談システムは、誰でも簡単に操作できる使いやすいインターフェースを持つことが重要です。 複雑で使いにくいシステムは、かえって業務効率を低下させる可能性があります。
また、法務業務に必要な機能が十分に備わっているかも確認する必要があります。 使いやすさと機能性のバランスが取れたシステムを選ぶことで、より効果的な業務改善が期待できます。
セキュリティ対策を確認する
法務相談システムでは、機密性の高い情報を扱うため、強固なセキュリティ対策が不可欠です。 データ暗号化やアクセス制御、定期的なバックアップなど、システムに施されているセキュリティ対策を詳細に確認しましょう。
また、システムベンダーのセキュリティ体制についても、信頼性を確認することが重要です。
導入実績や評判を参考にする
最後に、実際にシステムを利用している企業のレビューや評判を参考にすることをおすすめします。
システムの使いやすさや機能性、サポート体制など、ユーザーのフィードバックを確認することで、自社に最適なシステムを選定する判断材料となります。
導入実績や評判が良いシステムは、信頼性も高く、安心して導入できるでしょう。
法務相談システムまとめ
法務相談システムについてご紹介してきました。
さまざまなサービスがあるため、依頼先を検討する場合にはそれぞれの会社の対応内容や料金についてあらかじめ確認した上で比較することがおすすめです。 気になる会社のサービスを検討し、自社に合ったサービスを見つけてください。
- 免責事項
- 本記事は、2024年8月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。