【大学のオウンドメディア活用例】認知度向上のカギとは?

【大学のオウンドメディア活用例】認知度向上のカギとは?

この記事では、オウンドメディアを活かして大学の認知度を高めるための方法やその事例を紹介しています。入学者数を増やし、大学の経営状況を改善したい方は参考にしてみてください。

大学の数が増え、学生のニーズが多様化している中で特に大事となっているのは、自校の強みに基づいた差別化です。そして競合他校のマーケティング施策などに左右されづらい究極の差別化要素となるのは、「○○なら自校」というブランディングです。

キャククルの運用元である全研本社では、8000以上のWeb集客実績をもとに、ブランディング効果をもたらし親和性の良いユーザーを集めるWebメディア「ブランディングメディア」を提供しています。詳しくは後述しますが、ブランディングメディアについてさっそく知りたい方は下記のページをご覧ください。

「〇〇なら自校」が伝わる
ブランディングメディアとは?

大学がオウンドメディアに取り組むべき理由

18歳人口の減少が続く中、大学を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。文部科学省の調査によると、私立大学の約5割が定員割れの状態にあり、学生募集は各校の存続に直結する最重要課題となっています。このような状況下で、従来の広告手法だけでは十分な成果を上げることが難しくなっているのが現状です。

情報収集行動の変化に対応する必要性

現代の高校生は、大学選びの際にスマートフォンで徹底的に情報を検索します。InstagramやTikTokで在学生の投稿を確認し、YouTubeで大学紹介動画を視聴し、口コミサイトで評判を調べるなど、デジタルを駆使した多角的な情報収集が当たり前になっています。

この変化に対応するには、高校生が検索した時に自大学の情報が適切に表示され、彼らの疑問や不安に答えるコンテンツが充実していることが不可欠です。オウンドメディアは、この新しい情報収集行動に最適化された学生募集の手段といえます。

継続的な関係構築の重要性

高校生が大学を本格的に検討し始めるのは、高校2年生の後半から3年生にかけてです。つまり、出願までに1年以上の期間があり、この間に継続的な接点を持ち続けることが重要になります。

一度きりの広告では、時間が経つと忘れられてしまいます。しかし、オウンドメディアで継続的に有益な情報を発信し続けることで、高校生との関係を維持し、「この大学のことをもっと知りたい」という興味を育てていくことができます。

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは、自社ホームページやブログ、SNS等の自社が所有しているメディアのことです。
大学でオウンドメディアを運用するにあたって、そのメリットやポイントなどをまとめています。

オウンドメディア運用のメリット

成果が得られるオウンドメディアを作るには長期的な運用が必要になります。そのため瞬発的な効果よりも、安定・継続した効果を得やすいメリットを持っています。

これはリスティング広告やディスプレイ広告にはないメリットになります。これらの広告では、広告配信の設定やキーワードの設定を上手く活用できれば非常に有効です。しかし、広告を配信し続けるにはランニングコストがかかってしまいます。

その点、オウンドメディアでは一度作成してしまえば運用費などのコスト以外は抑えられるため、非常に効率の良い集客・生徒募集の手段となります。大きなコストをかければいいわけでなく、発想やアイデアで勝負できるのがオウンドメディアです。

そういった特性から、オリジナリティを持ったサイトを作りあげることがオウンドメディアでは可能です。さらに、SNSやブログの発達で汎用性が高い生徒募集の方法であることもメリットのひとつでしょう。

大学がオウンドメディアをつくることのメリット

大学スタッフイメージ

上記のオウンドメディアの説明を見ると、Web上のメディアだけがそうであるかのようですが、実は広報誌やパンフレット等の紙媒体のモノもオウンドメディアのひとつです。つまり大学パンフレットもオウンドメディアということです。

しかしネット検索が当たり前となった今では、オウンドメディアといえばWeb上のメディアを指すことがほとんどです。そのためこのページではWebのオウンドメディアをメインにご紹介しています。

大学の認知度の向上

先に記載した通りオリジナリティを持ったサイト作成が可能なオウンドメディア。独自性溢れるコンテンツを配信することで他大学との差別化を図り、その個性が話題となる可能性もあります。

また、Webサイトという様々なユーザーと繋がれる媒体だからこそ、多様なアイディアによる取り組み次第では大学の告知に大きな効果を持つことでしょう。

多くのファンの説得力ある声を発信できる

良いところも悪いところも含めて大学のありのままの伝えることで、そのメディアのファン、大学のファンを増やすことができるのもオウンドメディア運用のメリットです。

そして、そのコンテンツを魅力的と捉えたユーザーが大学の情報をシェアする等、拡散することも少なくありません。このような拡散作業を行ってくれるユーザーの多くは在校生・卒業生・大学受験生です。

大学への興味や知っていること、こういうところに満足した等という生の声を発信してくれるため、非常に説得力のあるユーザーであることが分かります。

大学の特色をアピールできる

それぞれの大学には特色があります。それをオウンドメディアに反映させることで「この大学はこういう所なんだ」「この大学って○○が有名だって」といった大学の印象を固めることができます。

これは大学の特色をユーザーに知って貰うのはもちろん、ブランディングとしても有効な手段ということです。

ポジショニングメディアに興味を持ち、より詳しく知りたい方はポジショニングメディアについてまとめた資料も別途ご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。

大学オウンドメディア運営の具体的なステップ

大学がオウンドメディアを立ち上げ、成功させるためには、戦略的なアプローチが不可欠です。段階的に進めることで、着実に成果を積み上げることができます。

Step1: 現状分析と目標設定

オウンドメディアを始める前に、まず自大学の現状を正確に把握することが重要です。過去3年程度の志願者データを分析し、どのような高校生が自大学を受験しているのか、どの地域から来ているのか、どの学部が人気なのかを整理します。

既存のWebサイトがある場合は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使い、どのようなキーワードで検索されているか、どのページがよく見られているかを確認しましょう。ここから高校生が求めている情報のヒントを得ることができます。

次に、在学生にアンケートやインタビューを実施します。「なぜこの大学を選んだのか」「入学前にどんな情報が欲しかったか」「どのメディアで情報収集していたか」を詳しく聞き取ることで、オウンドメディアで発信すべき内容が見えてきます。

これらの分析を踏まえて、具体的な目標を設定します。「オーガニック検索からの月間訪問者数を1年で3倍にする」「資料請求のうちオウンドメディア経由の割合を30%まで高める」など、測定可能で期限が明確な目標を立てましょう。

Step2: ペルソナ設定とコンテンツ戦略

ターゲットとなる高校生像を具体的に設定します。「偏差値55程度の進学校に通う高校2年生、文系で国際関係に興味があり、将来は海外で働きたいと考えている。部活動はバスケットボール部。親は都内での進学を希望している」といったように、実在する人物のように詳細に設定することで、どのようなコンテンツを作るべきかが明確になります。

ペルソナが明確になったら、その学生が大学選びのどの段階で、どんな情報を求めているかを整理します。認知段階では「大学の存在を知ってもらう」コンテンツ、興味段階では「大学の特徴や魅力を伝える」コンテンツ、検討段階では「他大学との違いや具体的な学生生活」を伝えるコンテンツを用意します。

年間のコンテンツカレンダーを作成し、いつ何を公開するかを計画します。定期的な更新を継続できる体制を整えることが、オウンドメディア成功の鍵となります。

Step3: サイト設計と制作

オウンドメディアのサイト構造を設計します。カテゴリーは、高校生が求める情報に沿って整理します。「学部・学科紹介」「キャンパスライフ」「在学生の声」「卒業生インタビュー」「受験情報」「進路・就職」など、直感的に分かりやすい分類にしましょう。

デザインは、ターゲットとする高校生の好みに合わせて設計します。現代の高校生はスマートフォンで閲覧するため、モバイルファーストの設計が必須です。読みやすいフォントサイズ、タップしやすいボタン配置、読み込み速度の最適化などに配慮します。

SEO対策も初期段階から組み込みます。適切なタイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグの設計、内部リンク構造の最適化などを実施し、検索エンジンで見つけてもらいやすいサイトにします。

Step4: コンテンツ制作と運用

計画に沿ってコンテンツを制作・公開していきます。最初の3〜6ヶ月は、基本的なコンテンツを充実させる期間と位置づけ、学部紹介、キャンパス案内、入試情報など、必須の情報をしっかりと掲載します。

その後は、高校生の検索ニーズに応えるSEO記事を定期的に追加していきます。「看護師になるには」「国際関係学部で学べること」「理系女子の大学選び」など、高校生が実際に検索するキーワードで記事を作成します。

在学生や教員にも協力してもらい、リアルな声を届けるコンテンツも定期的に発信します。ブログ形式で学生生活の様子を伝えたり、研究内容を分かりやすく解説したりすることで、大学の魅力を多角的に伝えることができます。

大学オウンドメディアのSEO戦略

オウンドメディアを成功させるには、SEO(検索エンジン最適化)戦略が不可欠です。高校生に見つけてもらうための具体的な手法を解説します。

キーワード選定の重要性

高校生がどのようなキーワードで検索しているかを把握し、それに合わせたコンテンツを作成することが重要です。キーワードは大きく分けて4つのタイプがあります。

大学名・学部名キーワードは、既に自大学を知っている高校生が検索します。「〇〇大学 偏差値」「〇〇大学 経済学部」といった検索です。これらのキーワードでは、詳細で正確な情報を提供し、他サイトに情報を取られないようにします。

進路選択キーワードは、まだ具体的な大学を決めていない高校生が検索します。「看護師になるには」「国際関係学 大学」「理系 女子 おすすめ大学」といった検索です。これらのキーワードでコンテンツを作成し、潜在的な志願者にリーチできます。

キャンパスライフキーワードは、大学生活をイメージしたい高校生が検索します。「大学 一人暮らし 費用」「大学 サークル 選び方」「大学生 アルバイト おすすめ」といった検索です。こうした情報を提供することで、大学生活全般への不安を解消できます。

地域×学問キーワードは、地域を限定して大学を探している高校生が検索します。「東京 心理学 大学」「関西 看護学部 おすすめ」といった検索です。地方大学にとっては重要な流入源となります。

コンテンツSEOの実践

選定したキーワードに基づいて、質の高いコンテンツを作成します。記事の長さは、最低でも2,000文字以上、できれば3,000〜5,000文字程度のボリュームが理想的です。ただし、文字数を増やすことが目的ではなく、高校生の疑問に徹底的に答える内容にすることが重要です。

見出し構造を適切に設定します。大見出し(h2)、中見出し(h3)、小見出し(h4)を使い分け、記事の構造を明確にします。見出しにはキーワードを自然な形で含めることで、SEO効果が高まります。

画像や動画を適切に使用することも重要です。テキストだけの記事よりも、視覚的な要素を加えることで、読者の理解度が高まり、滞在時間も長くなるため、SEO評価が向上します。画像にはalt属性を設定し、検索エンジンに内容を伝えます。

内部リンクを効果的に配置します。関連する記事同士をリンクでつなぐことで、読者が複数のページを回遊しやすくなり、サイト全体の評価が高まります。

テクニカルSEOの基本

コンテンツだけでなく、サイトの技術的な最適化も重要です。ページの読み込み速度を改善することは、ユーザー体験とSEO両方に効果があります。画像の最適化、不要なJavaScriptの削減、キャッシュの活用などで、表示速度を向上させます。

モバイルフレンドリーな設計は必須です。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマートフォンでの表示や操作性がSEO評価に直結します。

SSL化(https化)も必須です。セキュリティ対策はSEO評価に影響するだけでなく、個人情報を入力する資料請求フォームなどでは特に重要になります。

大学のオウンドメディア事例

オウンドメディアは、自校サイト内で展開するパターンと別ドメインで展開するパターンの2種類があります。
それぞれに分けてオウンドメディア事例を紹介します。

私立歯科大学にフォーカスしたオウンドメディア

「隠れた私立大学歯学部のすごい魅力を探すサイト~シガスゴ~」
引用元:隠れた私立大学歯学部のすごい魅力を探すサイト~シガスゴ~(https://www.shiga-sugo.com)

当オウンドメディア「隠れた私立大学歯学部のすごい魅力を探すサイト~シガスゴ~」では、各大学が国家試験合格に向けたカリキュラムを構築し、サポート体制も触れながら紹介しています。

偏差値や学費、ストレート合格率など、大学選びの重要な要素を分かりやすく伝えながら、学生さん本人に「ここに通いたい!」と思ってもらえる各大学の魅力をお伝えしていきます。行ける歯科大学を探すのではなく、行きたい歯科大学を探すことが大切、というスタンスをもとに本オウンドメディアを運営しています。

明治大学

明治大学には「Meiji.net(メイジネット)」というオウンドメディアがあります。ビジネスや社会、国際、ITなどにカテゴライズされた記事はどれも、ニュース記事のような情報量のボリュームとなっています。

研究成果や話題のニュースを大学の教師たちが専門家の観点から記事を更新しています。

これらの専門知識や時事的問題に関する記事は、学生向けではありません。「Meiji.net」のターゲット像は、在校生・卒業生というような狭い範囲を想定しているのではなく、これらの専門的知識に興味を持つ幅広いユーザーに向けて発信しているのです。

そのため、多くの人に認知され、ブランディング効果が期待できるコンテンツとして仕上がっています。

近畿大学

近畿大学のオウンドメディアは「Kindai Picks(キンダイ ピックス)」というキュレーションメディアを展開しています。近畿大学の独特なキャンパスライフや、研究成果、国際交流など幅広い分野の記事が記載されています。

また、学生ライターだけではなく、外部のライターによる記事も掲載されているため、多様性に富んだサイトとなっています。

キャンパスライフ、就職活動などのカテゴリーを設けていることから、「Kindai Picks(キンダイ ピックス)」は若者をターゲットとしていることがうかがえます。

東洋大学

東洋大学の「LINK UP TOYO(リンクアップトウヨウ)」では、様々な舞台で活躍する学生たちのインタビュー記事が数多く掲載されているのが特徴と言えるでしょう。

また、明治大学や近畿大学は専門的知識を要する学問的な内容も多く見受けられますが、東洋大学のコンテンツからは読みやすさや、わかりやすさが感じられます。

このことから特定ユーザーをターゲットとしているのではなく、幅広いユーザーへと配信していることが分かります。

青山学院大学

アオガクプラスは、青山学院が運営するメディアです。”PLUS”という言葉には、様々な意味が込められています。
例えば、この「+」は十字架も表しており、青山学院の礎の一つであるキリスト教についても紹介しています。

青山学院の新たな情報や前向きな面、特長を知ることができます。また、青山学院と何かが加わって、皆さんと繋がって新しい世界を作っていくことを目指しています。

コンテンツ制作の実践ポイント

質の高いコンテンツを継続的に制作するには、適切な体制とノウハウが必要です。

在学生ライターの育成と活用

在学生をライターとして育成することは、リアルで共感を呼ぶコンテンツ制作に非常に有効です。高校生と年齢が近いため、彼らの視点や言葉遣いで情報を伝えることができます。

学生ライター募集の際は、授業やゼミでの告知、SNSでの呼びかけ、先輩学生からの紹介など、複数のチャネルを活用します。応募してきた学生に対しては、ライティングの基礎研修を実施し、記事の書き方、取材の方法、写真撮影の基本などを教えます。

学生にとってのメリットも明確にします。ライティングスキルが身につく、就職活動でアピールできる実績になる、謝礼が支払われる、など、参加する動機づけを提供することで、継続的な協力が得られます。

教員との連携

教員に専門分野の記事を寄稿してもらうことも効果的です。研究内容を分かりやすく解説する記事、時事問題に対する専門家の見解、高校生の進路選択に役立つアドバイスなど、教員ならではの視点で情報を発信します。

ただし、専門的になりすぎないよう注意が必要です。高校生が理解できる言葉で、図解や具体例を交えながら説明することを意識します。広報担当者が編集・リライトを行い、読みやすさとのバランスを取ることも重要です。

外部ライターとの協力

社内リソースだけでは制作が追いつかない場合は、外部のライターに依頼することも検討します。ただし、単に発注して終わりではなく、大学の特徴や強みを深く理解してもらうため、十分なコミュニケーションが必要です。

ブリーフィングシートを作成し、記事のテーマ、ターゲット読者、伝えたいメッセージ、トーン&マナー、キーワード、参考記事などを明確に伝えます。納品後は必ず内容を確認し、必要に応じて修正を依頼します。

効果測定とPDCAサイクル

オウンドメディアの成果を正確に把握し、継続的に改善していくには、適切な指標を設定して測定することが重要です。

測定すべき主要指標

アクセス指標では、月間訪問者数、ページビュー数、ユニークユーザー数を測定します。オウンドメディアを開始してから、これらの数値がどのように推移しているかを定点観測します。

流入経路指標では、オーガニック検索、SNS、直接流入、リファラルなど、どの経路からの流入が多いかを分析します。SEO対策の効果や、SNS施策の成果を測定できます。

エンゲージメント指標では、平均滞在時間、直帰率、ページ/セッションを確認します。滞在時間が長く、直帰率が低いほど、コンテンツが読者の興味に合っていると判断できます。

コンバージョン指標では、資料請求数、オープンキャンパス申込数、問い合わせ数など、最終的な成果につながる行動を測定します。オウンドメディアが志願者獲得にどれだけ貢献しているかを評価できます。

PDCAサイクルの回し方

週次では、新規公開記事のインデックス状況や、SNSでの反応を確認します。月次では、主要ページのアクセス推移、人気記事ランキング、コンバージョン数を分析します。

四半期ごとには、キーワード戦略の見直し、低パフォーマンスページのリライト、新規コンテンツテーマの検討を行います。人気のあるテーマは横展開し、反応の薄かったコンテンツは切り口を変えて再挑戦します。

年次では、オウンドメディア全体の戦略を見直します。ターゲット設定は適切だったか、コンテンツの方向性は合っていたか、体制やリソース配分は最適だったかを評価し、次年度の計画に反映させます。

大学オウンドメディア運営でよくある失敗と対策

多くの大学が直面する典型的な失敗パターンを知っておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。

失敗①更新が続かず放置してしまう

最もよくある失敗は、最初は張り切って始めても、数ヶ月で更新が途絶えてしまうことです。更新が止まったサイトは、訪問者に「この大学は活気がない」という印象を与えてしまいます。

対策としては、無理のない更新頻度を設定することです。最初から週1回更新を目指すのではなく、月2〜4本程度から始めて、徐々にペースを上げていく方が現実的です。年間のコンテンツカレンダーを作成し、計画的に制作を進めることで、継続しやすくなります。

失敗②大学が伝えたいことだけを発信してしまう

高校生が知りたい情報ではなく、大学が伝えたい情報だけを発信してしまうと、コンテンツは読まれません。教育理念や研究実績を詳しく説明しても、高校生にとって難しすぎたり、興味を持てなかったりすれば意味がありません。

対策としては、在学生や最近入学した学生にヒアリングし、「入学前にどんな情報が欲しかったか」「どんな不安があったか」を聞き取ります。高校生の視点に立って、彼らが本当に知りたい情報を提供することが重要です。

失敗③SEO対策をせず誰にも見つけてもらえない

質の高いコンテンツを作っても、SEO対策をしていなければ、検索エンジンで見つけてもらえません。せっかくの労力が無駄になってしまいます。

対策としては、初期段階からSEOを意識したサイト設計とコンテンツ制作を行います。キーワードリサーチを行い、高校生が実際に検索する言葉でコンテンツを作成します。タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグなどの基本的な最適化も欠かせません。

失敗④効果測定をせず改善しない

アクセス解析ツールを導入していても、データを見ていなければ意味がありません。どのコンテンツが人気なのか、どこから流入しているのかを分析しないと、改善のサイクルが回りません。

対策としては、定期的にデータを確認する習慣をつけます。月次や四半期ごとにレポートを作成し、人気コンテンツの傾向を分析します。その結果をもとに、次のコンテンツ企画に活かすことで、徐々に成果が上がっていきます。

オウンドメディアの目的とターゲットを明確に

成功するオウンドメディアを制作するためには、どのような学生・受験生に何をどう伝えたいのかを明確にする必要があります。

オウンドメディアで効果的に集客を行うには、誰に(ターゲット)、何を(コンテンツ内容)、どう伝えるか(表現)を考えなくてはいけません。

ターゲットを設定するからこそ、そのターゲットに届くようなコンテンツの内容を設定し、さらにどのような表現だったら一番ターゲットの心に響くのかを考えることができます。

このようにまずはターゲットを設定しなくては、オウンドメディアを制作することができないのです。ただ、ターゲットを設定しただけで後の作業に取りかかることはやめましょう。

ターゲット設定をしたら、そのターゲットがどのようなことに興味を持ち、どのようなことを知りたいのかを調査します。そうすることでニーズを知ることができ、そのニーズに沿ったコンテンツを作成することで狙ったターゲットに見つけてもらいやすいオウンドメディアを完成させることができます。

オウンドメディアについてより詳しく知りたい方は下記の記事もご確認ください。
Zenkenの
オウンドメディア制作について

大学オウンドメディアの予算と体制

効果的なオウンドメディアを運営するには、適切な予算と体制の構築が不可欠です。

予算の目安

オウンドメディアの予算は、取り組む規模によって大きく異なりますが、一般的な目安を示します。

初期制作費として、サイトの設計・デザイン・構築で200万円〜500万円程度が相場です。既存のCMSを活用することでコストを抑えることも可能です。初期コンテンツ制作費として、基本的な20〜30記事を用意する場合、100万円〜200万円程度が目安となります。

月額運用費としては、記事制作費(月2〜4本)で10万円〜30万円、サイト保守・更新費で5万円〜10万円、効果測定・分析費で3万円〜5万円程度が一般的です。

年間を通じて、最低でも300万円〜500万円程度の予算を確保することをおすすめします。ただし、内製化を進めることでコストを大幅に抑えることも可能です。

体制構築のポイント

オウンドメディアを成功させるには、適切な体制づくりが重要です。最低限必要な役割として、全体戦略を立案し進行管理を行う編集長、記事の企画・編集を行う編集者、実際にコンテンツを制作するライター、アクセス解析とSEO対策を担当する分析担当者が挙げられます。

小規模で始める場合は、一人が複数の役割を兼任することもあります。重要なのは、責任者を明確にし、継続的に運用できる体制を整えることです。

内製化を目指す場合は、ライティングスキルやSEOの知識を持つ人材の育成も必要です。外部研修の受講や、制作会社からのノウハウ移転を受けながら、徐々に内製比率を高めていく段階的なアプローチが現実的です。

大学の強み「バリュープロポジション」を考える

バリュープロポジションのイメージ図

バリュープロポジションとは、自分の大学だけが提供できる価値のことです。

「自分の大学は○○が有名」「自分の大学は○○を研究できる」など、他の大学には決してないような自分の大学の強みをしっかりと見つけることで、ターゲットニーズにどのように応えたらよいのかが明確になります。

また、バリュープロポジションを考える上で重要になるのがユーザー目線です。ユーザーは何に対して価値を感じるのかをしっかりと把握しなくては、的外れな価値感を見出してしまいます。

サービスを提供する側の視点からユーザーの視点へと切り替えて、自分の大学の強みを把握しましょう。

大学のオウンドメディアに関するよくある質問

Q1.オウンドメディアを始めるには、まず何から取り組むべきですか?

まずは自大学の強み(バリュープロポジション)を明確にすることから始めましょう。在学生にアンケートやインタビューを実施し、「なぜこの大学を選んだのか」「入学前にどんな情報が欲しかったか」を詳しく聞き取ります。

次に、ターゲットとする高校生像を具体的に設定します。どのような学生に来てほしいのか、その学生はどんな情報を求めているのかを明確にすることで、効果的なコンテンツ戦略を立てられます。

その上で、年間のコンテンツカレンダーを作成し、継続的に運用できる体制を整えます。最初から完璧を目指すのではなく、小さく始めて徐々に拡大していくアプローチが現実的です。

Q2.効果が出るまでにどのくらいの期間がかかりますか?

オウンドメディアは即効性のある施策ではなく、一般的に効果が現れるまでに6ヶ月〜1年程度かかります。SEO対策を行った記事が検索エンジンで上位表示されるまでには、早くても3〜6ヶ月必要です。

最初の3〜6ヶ月は基盤整備期間と位置づけ、基本的なコンテンツを充実させます。その後、コンテンツが蓄積されるにつれて、オーガニック検索からの流入が徐々に増え始めます。

重要なのは、短期的な成果だけで判断せず、中長期的な視点で取り組むことです。一度作成したコンテンツは数年にわたって集客し続けるため、長い目で見れば非常に費用対効果の高い施策となります。

Q3.予算が限られていますが、オウンドメディアは可能ですか?

はい、予算が限られていても、工夫次第でオウンドメディアは可能です。最初からすべてを外注するのではなく、できる部分は内製化することでコストを抑えられます。

在学生にライターとして協力してもらい、学生目線のブログ記事を書いてもらう。教員に専門分野の記事を寄稿してもらう。スマートフォンで撮影した写真や動画を活用する、といった方法があります。

また、WordPressなどの無料CMSを活用することで、初期制作費を抑えることもできます。最初は小規模に始めて、成果が見えてきたら徐々に予算を増やしていくという段階的なアプローチも有効です。

Q4.公式サイトとは別にオウンドメディアを立ち上げるべきですか?

これは、大学の状況や目的によって判断が分かれます。既存の公式サイトが充実している場合は、サイト内にブログやコンテンツセクションを追加する方が効率的です。公式サイトのドメインパワーを活用でき、SEO的にも有利になります。

一方、全く新しいコンセプトでメディアを展開したい場合や、公式サイトとは異なるトーン&マナーで情報発信したい場合は、別ドメインで立ち上げることも検討します。

重要なのは、どちらを選択するにしても、目的とターゲットを明確にし、継続的に運用できる体制を整えることです。形態よりも、コンテンツの質と継続性が成功の鍵となります。

Q5.どのようなコンテンツを作れば良いですか?

高校生の購買プロセス(認知→興味→検討→出願)の各段階に応じたコンテンツを用意することが重要です。

認知段階では、進路選択に関する一般的な情報を提供します。「看護師になるには」「国際関係学で学べること」など、高校生が検索するキーワードで記事を作成し、自大学を知らない層にもリーチします。

興味段階では、大学の特徴や魅力を伝えるコンテンツを提供します。在学生のインタビュー、キャンパスライフの紹介、研究内容の解説など、「この大学面白そう」と思ってもらえる情報を発信します。

検討段階では、他大学との違いや具体的な学生生活をイメージできるコンテンツを提供します。就職実績、取得できる資格、学費や奨学金制度、学部・学科の詳細など、意思決定に必要な情報を網羅的に掲載します。

Q6.更新頻度はどのくらいが適切ですか?

理想は週1回以上の更新ですが、無理のない頻度を設定することが重要です。月2〜4本程度から始めて、徐々にペースを上げていく方が現実的です。

重要なのは、頻度よりも継続性と質です。週1回低品質な記事を公開するよりも、月2回でも高品質な記事を継続的に公開する方が、SEO効果も読者満足度も高くなります。

また、シーズンによって更新頻度を調整することも有効です。オープンキャンパス前や入試直前など、高校生の関心が高まる時期は更新を増やし、それ以外の時期は通常ペースに戻すといった柔軟な運用も検討しましょう。

Q7.競合大学と差別化するにはどうすれば良いですか?

差別化の鍵は、自大学ならではの独自性を前面に出すことです。他大学の真似をするのではなく、自大学の強みや特徴を活かしたオリジナルのコンテンツを企画します。

具体的には、独自の教育プログラム、特徴的な研究、地域との連携活動、ユニークなサークル活動、卒業生の活躍など、他大学にはない要素に焦点を当てます。在学生や教員の個性を活かし、その人ならではの視点や経験を語ってもらうことも効果的です。

また、コンテンツの切り口を工夫することでも差別化できます。一般的な学部紹介だけでなく、「こんな人に向いている学部」「卒業後のキャリアパス」「在学生の1日」など、高校生が本当に知りたい角度から情報を提供します。

バリュープロポジションを生かしたオウンドメディア戦略はプロに相談

上記のようにターゲットの選定とニーズの分析をして、大学の強みの中で何を伝えるメディアにするかを考えることが成功するオウンドメディア制作のポイントです。

Zenkenが制作するオウンドメディア、ブランディングメディアは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます

また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客ができます。

ブランディングメディアを導入した結果、1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた、求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった、というようなブランディング効果も発揮できております。
詳しくは下記より資料をダウンロードしてください。

ブランディングメディア
について詳しく

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