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院内物流管理(SPD)システム20選を比較。各システムの機能や料金、導入事例、口コミ評判

最終更新日:2026年10月15日

院内物流管理(SPD)システムとは、病院内で使用する医療材料・医薬品・消耗品などの発注、在庫などを一元管理するデジタルツールです。SPDシステムを導入すると、部署ごとの在庫や使用状況を見える化し、在庫の過不足や期限切れ、発注ミス、請求漏れといったトラブルを事前防止できます。

ただし、導入すべきSPDシステムは病院の規模、管理したい物品、既存システムとの連携、導入後の運用体制などによって異なります。

この記事では、院内物流管理(SPD)システムの仕組みやSPDの概要、一般的な在庫管理システムとの違い、導入メリット、導入時に確認すべき機能や注意したいポイントについて解説します。そのうえで、自院でシステムを導入して発注・在庫・払出・使用実績を管理したい病院向けに、おすすめのSPDシステムを比較しています。

目次
【目的別】

おすすめの院内物流管理(SPD)システム

Recommend

小規模病院向け人を増やさず
運用したい

中規模病院向け部署ごとにやり方が違い
在庫が読めない

大規模病院向け手術・高額材料が多く
履歴が追えないと怖い

委託併用向けSPD事業者に現場教育
まで任せたい

ポイント専任を増やしにくい現場では、現場に無理なく定着すること、マスタ整備や入力負荷が重すぎないこと、紙やExcel依存を減らせることが重要になります。ここでは、忙しい現場でも継続しやすいシステムを紹介します。

ポイント部門多いと、運用がばらつき、院内全体で在庫や消費の数が読めないことがあります。ここでは、請求、払出、補充、部門間のルールをそろえやすいシステムを紹介します。

ポイント手術材料や高額診療材料、預託品などを多く扱う大規模病院では、物品管理が複雑になり、使用履歴を追えないこと自体が大きなリスクになります。ロット・期限・患者別使用履歴・ユニークコード管理・複数施設統制まで求められるケースもあるため、ここでは厳密な管理を保ったまま運用しやすいシステムを紹介します。

ポイント委託併用で院内物流を整えたい場合は、システム機能だけでなく、現場教育や運用設計まで支援してもらえるかが重要です。導入後に現場へ定着するかどうかは委託先の支援範囲によって差が出やすいため、ここでは運用改善まで伴走しやすいSPDサービス・事業者を紹介します。

Mr. SPD

強み

低コストと使いやすさを重視しながら、病院の物品請求・発注・在庫管理をまとめて行えるSPDシステム。定数管理や自動発注によって、日々の補充判断を現場任せにしすぎず運用しやすい構成になっています。Excel出力や各種帳票にも対応しているため、現場で使いながら見直しや改善にもつなげやすく、低コストで無理なく回したい病院に合いやすいサービスです。

東亜システム

強み

必要な業務から段階的に導入しやすく、院内物流の基本を無理なく整えられるSPDシステム。自動発注計算や定数管理、バーコード・ハンディ対応など、少人数でも日々の補充や在庫確認を回しやすい機能を押さえているため、過剰在庫や重複発注を抑えながら、今の人数のまま院内物流の精度を高めたい病院に向いています。

JoyPla

強み

各部署の請求を自動集計し、インターネット経由で卸へ一括発注できるシステム。病院−卸間で受注状況・欠品情報・見積依頼〜採用可否などをリアルタイム共有できるため、部署数が増えるほど起こりやすい情報伝達の行き違いを減らしやすいのが特長です。

ゼロサプライ

強み

診療材料だけでなく、医薬品や一般消耗品、日用品まで含めて、病院ごとの運用に合わせて組み立てやすいSPDシステム。各科請求やラウンド運用、SPDカード運用などに対応しているため、現場のやり方を踏まえながら標準化を進めやすいのが特長です。院内物流のルールを整えながら在庫の見えにくさも改善したい病院に向いています。

Medyus3

強み

独自開発のSPDシステムと専門スタッフによる運用支援を組み合わせ、院内物流の調査から在庫管理・品質管理・物流管理・実績管理まで支援するアウトソーシング型SPDサービス。自社開発の在庫管理システム「SSⅡ」や在庫適正化エンジンを活用し、欠品防止、過剰在庫・不動在庫の削減、HIS・部門システム連携まで対応できる点が特長です。

X-SPD

強み

患者単位・Lot・期限まで追跡しやすく、手術や高額材料の履歴管理に強みを持つSPDシステム。GS1-128とユニークコードを紐づけ、患者別消費管理やLot/期限トレースに対応しているため、履歴の精度を高めやすいのが特長です。HIS連携による請求漏れ防止や原価圧縮にもつなげやすく、安全面だけでなく経営面も含めて高額材料管理を見直したい病院に向いています。

SAVE-HP

強み

預託品・持込品・高額材料の管理に強みを持つ、急性期病院向けの特化型システム。預託品・持込品管理や個別材料原価管理を前面に出しており、その課題に合いやすい構成です。GS1-128によるロット・滅菌期限管理や医事整合、経営分析帳票にも対応しているため、高額材料まわりの取りこぼしや管理不安を減らしたい病院に向いています。

スズケン

強み

医療材料・医薬品・試薬まで含めて、大規模病院やグループ病院の統合管理を進めやすいシステム。本部一括マスタ管理や電子カルテ等との連携、手術準備、滅菌管理まで含めて構成されているため、分断しがちな情報をつなぎやすいのが特長です。履歴管理や物品統制を部門単位で終わらせず、病院全体で一貫して見たい病院に向いています。

MASTY

強み

大規模施設向けのSPDシステムと物流体制を組み合わせ、運用品質まで安定させやすい委託併用型サービス。大規模施設対応に加えて物流センター基盤も持っているため、複数部署や複数施設にまたがる運用を平準化しやすいのが特長です。単なるシステム導入ではなく、現場全体の運用を長く安定させたい病院に向いています。

エア・ウォーター・メディエイチ

強み

物流センターや調達体制を活かしながら、院内SPDの運用全体を支えやすいサービス。物品物流管理・調達に加え、各地のSPDセンターやグループ滅菌センターを展開しており、運用の土台から支えやすいのが特長です。自院だけで抱えるには負担が大きい物流や供給管理まで含めて任せたい病院に向いています。

院内物流管理(SPD)システムの一覧表

自院で運用するシステムと、業務委託・運用支援を組み合わせられるサービスを比較しています。「提供形態」は、システム提供のみの製品ではクラウド/オンプレミス、委託併用・業務支援では依頼できる運用の形を示します。確認できない形態は「要確認」としています。

向いている病院は、各製品・サービスの機能や支援内容から整理した選定の目安です。病床数による利用制限や、特定の病院への適合を保証するものではありません。

会社名 サービスの特徴 提供形態 管理対象 向いている病院・強み

Medilia

【小~中規模向け】紙・Excel運用から移行しやすく、導入後の定着支援まで相談できるSPDシステム

  • 現場を把握した担当者による導入前後のサポート
  • 小~中規模病院向けのライトスペックプランあり
  • ラベル運用で請求・払出の記録を残しやすい
クラウド
オンプレミス
診療材料
一般消耗品
医薬品
向いている病院:紙・Excelから移行し、兼務担当者でも運用を続けたい病院
強み:ラベルを使う請求・払出と、マスタ整備・現場定着の支援

Medical Stream Next

使った物品を自動で記録し、消費データを正確に把握

要確認
診療材料
検査試薬
一般消耗品
医薬品
向いている病院:高額材料・預託品の消費を把握し、購買データも見直したい病院
強み:ラベルによる実消費の記録と預託品を含む購買管理。RFIDはオプション

Medyus3

その場で読み取り登録!在庫と請求を一括更新

クラウド
オンプレミス
医薬品
医療材料
検査試薬
向いている病院:薬剤部・検査部門・材料管理のデータをまとめたい病院
強み:医薬品・試薬・材料の部門横断管理と、電子カルテ・調剤支援との連携

JoyPla®

インターネット経由で導入も運用もかんたん

クラウド
医療材料
向いている病院:部署ごとの請求を集約し、卸への発注をまとめたい中小規模病院
強み:部署別請求の自動集計、卸への一括発注、注文・入庫状況の共有

ゼロサプライ (ZERO Supply)

請求漏れ・過剰在庫・期限切れロスをまとめて防ぐ院内物流管理システム

要確認
診療材料
医薬品
消耗品
向いている病院:在庫過多や請求漏れを減らし、仕入価格も検証したい病院
強み:消費実績による定数提案、医事ラベル・カルテ連携、見積・価格比較

SPDシステム (東亜システム)

請求漏れを自動チェックし、収入の取りこぼしを防ぐ

要確認
医療材料
消耗品
向いている病院:発注・在庫・払出を必要な業務から段階的に整えたい病院
強み:自動発注計算と定数見直し、消費材料と保険請求情報の比較

Mr. SPD

登録はカードを集めてスキャンするだけ

要確認
診療材料
医薬品
試薬
一般消耗品
向いている病院:物品請求や補充の記録をカード・シール中心に回したい病院
強み:SPDカード読取、定数検討表、不動在庫の抽出、Excel出力

Mediboard

購買・在庫管理と、稟議・契約・資産管理を一元化

クラウド
医療材料
医薬品
一般消耗品
向いている病院:物品管理とともに、稟議・契約・資産管理も見直したい病院
強み:購買・在庫管理に加えた承認ワークフローと、契約・資産の一元管理

X-SPD

300床~400床の大学病院の導入実績もある院内物流管理システム

要確認
医療材料
向いている病院:高額材料の移動・患者別使用履歴を追跡したい病院
強み:GS1-128とユニークコードのひも付け、ロット・期限管理、HIS連携

SAVE-HP(セーブ・エイチピー)

患者別の消費情報分析により、精度の高いコスト・在庫管理ができる

要確認
診療材料
向いている病院:患者別・部門別の材料原価と、消費・請求の整合を見たい病院
強み:預託品・持込品を含む消費情報の管理と、患者別材料原価の分析

Pro_GRESS AA

SPD・院内物流管理システムの機能をスマホ型端末に集約

クラウド
オンプレミス
公開情報なし
向いている病院:既存SPDの現場入力をハンディ端末で完結させたい病院
強み:Honeywell端末での発注・棚卸入力と、院内サーバ/クラウドDB連携

Logistics Service System

施設の運用に合わせて構築できるSPD物流管理システム

委託併用
材料
預託品
持込品
向いている病院:院内・院外倉庫やグループ施設を含め、物流運用を組み直したい病院
強み:複数の倉庫・施設管理方式、電子カルテ連携、物流スタッフによる業務支援

メディアスソリューション

SPDシステムの導入支援に合わせて、院内スタッフ派遣にも対応

委託併用
医療材料
一般消耗品
向いている病院:システム導入と、現場の人員・運用支援をまとめて相談したい病院
強み:在庫・供給・搬送・品質管理と、現状分析から稼働後改善までの支援

キシヤ物流センター

現場主義に基づくサポートで円滑なシステム導入を実現

委託併用
医療材料
向いている病院:医療材料の供給体制と院内の物品管理を一緒に見直したい病院
強み:物流センターを活用した供給と、院内管理の導入・安定運用支援

エア・ウォーター・メディエイチ

大規模病院の複雑な物流を支える

委託併用
医療消耗材料
医薬品等
向いている病院:在庫管理を任せながら、材料消費と請求漏れも見直したい病院
強み:発注・在庫・棚卸・消費データの管理と、分析・保険請求支援

i-system(石黒メディカルシステム)

SPDシステム提供の他にSPD業務アウトソーシング、手術室支援システムも提供

委託併用
医療材料
向いている病院:サーバ調達の負担を抑え、必要に応じて物品管理も外注したい病院
強み:クラウド物品管理と、マスタ更新・SPD運用の支援

MRP

医療材料費の削減とSPD導入支援を行う経営改善コンサルティング

業務支援
(購買・価格交渉)
公開情報なし
向いている病院:医療材料の購入価格や、調達業務の妥当性を検証したい病院
強み:価格ベンチマーク、契約交渉支援、材料マスタ・医事請求チェック

MASTY

全国の拠点から安定供給!アウトソーシング型のSPD

委託併用
医療材料
向いている病院:大学病院や病院グループの物流を、供給・周辺業務まで整えたい病院
強み:自社SPDシステムと、一括仕入・手術室・中材・ME管理等の周辺支援

スズケン

システムと人材を組み合わせたアウトソーシング型SPD

業務委託
(システム単体も相談可)
医薬品
医療材料
向いている病院:物品管理の実務を移管し、院内スタッフの負担を減らしたい病院
強み:在庫・品質・物流・実績管理の代行と、適正在庫の算出・運用設計

エヌジェイアイ

医療材料・医療用消耗品の発注から院内物流まで支援

委託併用
医療材料
医療用消耗品
向いている病院:看護師等の物品点検・定数確認・発注作業を減らしたい病院
強み:医療材料の定数管理・発注・物品供給と、日常運用の代行支援

院内物流管理(SPD)システムの選び方

院内物流管理システム(SPDシステム)は、機能の多さや価格だけでなく、自院の規模、管理する物品、既存システムとの連携、運用を担う人員に合わせて選ぶことが重要です。病床数が近い病院でも、部署数や高額材料の扱いによって必要な仕組みは変わります。

まず、現在の在庫場所、発注・補充の担当者とルール、棚卸しの方法、欠品や期限切れが起きやすい物品を整理しましょう。自院で管理を続ける業務と、導入支援や外部委託を利用したい業務を分けておくと、各社の提案を同じ条件で比較しやすくなります。

SPDシステム選びで確認すべき5つの比較ポイント

1. 病院の規模と物品管理の業務量

病床数や物品の取り扱い点数が多い病院では、発注、補充、棚卸し、部署別の払出管理も複雑になります。一方、中小規模病院では、紙やExcelで行っている基本的な業務をシンプルに回せるシステムが適している場合もあります。

病床数だけで機能の過不足を判断せず、次の項目を確認してください。

確認項目見るべきポイント
病床数・施設数同規模の病院や、グループ施設での導入・運用実績があるか
物品点数管理対象の品目数と、今後追加する物品に対応できるか
部署・在庫場所中央倉庫、病棟、外来、手術室などの在庫や移動を管理できるか
作業頻度発注・入庫・払出・棚卸しを、現在の人員で無理なく処理できるか

規模が小さくても高額材料や患者別の使用履歴を扱う場合は、細かな管理が必要です。反対に、機能を増やすことで入力やマスタ管理の負担が大きくならないかも確認しましょう。

2. 管理対象と必要な記録の範囲

医療材料だけを管理するのか、医薬品、検査試薬、一般消耗品までまとめるのかによって、必要な機能は異なります。物品名だけでなく、部署別在庫まででよいか、患者別の使用や請求確認まで必要かを整理してください。

管理対象確認したい機能・運用
医療材料定数・払出管理、バーコード読取、ロット・期限の記録
医薬品薬剤部の管理方法や、既存の医薬品管理・調剤支援システムとの連携
検査試薬ロット違いの入荷、使用期限、部門別在庫への対応
一般消耗品・日用品部署ごとの請求、補充、消費データの集計
高額材料・預託品等患者別使用履歴、所有・購入の区分、請求確認、原価管理

対象を広げるほど、商品マスタの整備や更新、棚卸しルールも増えます。将来の拡張を見込む場合は、後から対象物品や機能を追加できるか、その費用と移行方法も確認しておきましょう。

3. 電子カルテ・医事会計など既存システムとの連携

物品管理だけをシステム化しても、周辺システムへ同じデータを入力し直す運用では負担が残ります。「連携できる」という説明だけでなく、自院が使用する製品との接続実績と、受け渡すデータを確認しましょう。

連携先確認したいポイント
電子カルテ患者情報・手術予定・使用実績のうち、何を連携できるか
医事会計システム特定保険医療材料の使用実績と請求内容の照合に使えるか
購買・会計システム発注、仕入、支払、購買分析に必要なデータを受け渡せるか
部門システム手術室、カテ室、中央材料室、薬剤部等の運用と接続できるか

連携の更新頻度、標準機能・オプション・個別開発の区分、双方のベンダーが担う作業も確認してください。追加開発や連携テストが必要なら、その費用と導入スケジュールを見積もりに含めます。

4. 院内の人的リソースと現場での使いやすさ

自院でSPDを運用するには、日常の入力だけでなく、マスタ更新、定数見直し、棚卸し差異の確認、現場からの問い合わせ対応も必要です。専任担当者を置けるか、兼務で回すかによって、求める支援の範囲は変わります。

担当者が兼務している病院では、初期設定やマスタ整備、職員教育まで支援してもらえるかが重要です。人手不足で補充・棚卸・搬送そのものを担えない場合は、システムだけでなく業務委託も比較対象になります。

操作方法は、実際に使う職員が確認しましょう。ラベル、カード、バーコード、ハンディ端末、RFIDなどを日々の動作に組み込めるか、入力漏れや紙・Excelとの二重管理が生じないかを見ます。通信障害時の記録方法や、担当者交代時の教育も確認しておくと運用を引き継ぎやすくなります。

5. 初期費用・継続費用と期待する導入効果

料金はシステム利用料だけで比較せず、導入準備から稼働後の運用まで含めて確認します。安い見積もりでも、必要な連携や支援がオプションであれば、追加費用が発生する場合があります。

費用項目確認したい内訳
初期費用導入設定、マスタ作成、端末準備、既存データ移行、現場教育
継続費用利用料、保守、問い合わせ対応、クラウド利用やサーバ管理の費用
追加費用外部連携、カスタマイズ、帳票・端末・利用部門の追加
委託費用常駐人数・日数、対象業務、緊急対応、運用変更時の費用

公開料金がない製品は、対象物品、部署、連携先、支援範囲を共通にした見積もりで比較できます。在庫圧縮、期限切れ廃棄、棚卸し・発注の作業時間、請求漏れなど、改善を確認する指標も事前に決めましょう。

現状の作業量や在庫額を記録しておくと、導入後の変化を確認しやすくなります。削減効果は病院ごとの運用によって異なるため、システム価格だけでなく、院内に残る作業や委託で移管できる作業も合わせて評価することが大切です。

病院タイプ別の選定パターン

病床数別の目安は、候補を探す入口として使えます。ただし、同じ規模でも診療内容や物品量は異なるため、次の条件を自院の運用と照らし合わせてください。

病院の目安優先したいこと導入前の確認
100床未満・少人数運営発注・在庫・棚卸しを少ない操作で回す兼務担当者でも続けられる入力方法、設定・教育支援、必要機能からの導入
100~300床程度・部署が複数部署ごとの補充・在庫管理ルールをそろえる定数設定、部署別消費データ、帳票、マスタ更新の担当範囲
500床以上など・高額材料を多く扱う病院患者別使用履歴、原価・請求確認まで管理するロット・期限、手術室等との連携、返品・預託品の処理、導入プロジェクトの支援体制

300~500床の病院も含め、区分に当てはまるかどうかだけで判断する必要はありません。高額材料や複数施設の管理がある場合は規模にかかわらず必要機能を確認し、院内で運用しきれない業務は委託併用も検討しましょう。

システム提供のみと業務委託・委託併用の違い

システムを院内で使う方法と、専門業者に実務も依頼する方法は、必要な人員や契約範囲が異なります。クラウド/オンプレミスは設置形態、自院運用/業務委託は運営体制の違いなので、分けて比較してください。

病院の在庫管理方法「システム単体」と「業務委託型」の比較図
比較項目システム提供のみ業務委託・委託併用
日常業務の担当自院の担当者が入力・管理する補充・棚卸・搬送等を契約範囲に応じて移管する
院内に必要な役割マスタ・定数・作業ルールの維持、職員への教育委託先との調整、物品採用や運用変更の承認、業務品質の確認
見積もりの前提利用機能、端末、保守・導入支援の範囲システム費に加え、人員、勤務条件、受託業務、緊急対応
選定時の注意点院内の人員で継続できるか何を任せ、何を院内に残すかが明確か

業務委託でも、すべてを外部に任せるわけではありません。役割と責任の範囲を定め、定期的に運用状況を確認します。将来、自院運用へ切り替える可能性がある場合は、データの引き継ぎや職員へのノウハウ移転も契約前に確認しておきましょう。

選定時にベンダーへ確認しておきたい質問

候補を絞ったら、資料上の機能名だけでなく、自院の物品と業務を使ったデモや説明を依頼しましょう。特に次の点を確認すると、導入後の認識違いを減らせます。

  • 自院と近い規模・診療内容の導入実績があり、今回の要件に対応できるか
  • 対象物品のロット・期限・患者別使用履歴を、必要な粒度で記録できるか
  • 自院の電子カルテ・医事会計との連携は、どこまでが標準対応か
  • マスタ整備・初期設定・職員教育は誰が行い、どこまで料金に含まれるか
  • 現場の入力方法や、返品・棚卸し差異の処理を実際に試せるか
  • 定数見直しや担当者交代、障害時に、どのような支援を受けられるか
  • 初期・継続・追加費用と、委託する場合の業務範囲が明確か

導入後の運用まで説明できるかを確認し、自院で続けられる仕組みと必要な支援を組み合わせて選びましょう。

システム提供のみで導入できる院内物流管理(SPD)システム11選

日常の物品管理を院内で行い、システムを導入する選択肢です。導入設定や操作説明などの支援は、業務の外部委託とは分けて考えます。クラウド/オンプレミスの対応が確認できない製品は、見積もり時に確認してください。

【小~中規模向け】紙・Excel運用から移行しやすく、導入後の定着支援まで相談できるSPDシステム

Medilia

Medilia

※画像をクリックすると
公式サイトへ移動します。

引用元: Medilia公式HP(https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

Mediliaの概要

Medilia(メディリア)は、小〜中規模病院の物品管理を効率化しやすい院内物流管理(SPD)システムです。医療材料や日用品の発注、在庫管理、払出、使用実績をシンプルな運用で記録でき、紙・Excel・手書きに頼った管理から移行しやすい点が特長です。

「ラベルを貼るだけ」で請求・払出の記録を残せるため、ITに不慣れなスタッフが多い現場でも導入しやすく、SPD専任者を増やしにくい病院でも運用を始めやすい仕組みになっています。

提供元の株式会社ホスネット・ジャパンは、SPD専門商社として30年以上、病院の在庫管理・院内物流管理に関わってきた会社です。システム導入だけでなく、現場確認や運用設計、導入後の定着支援まで相談できるため、初めてSPDを導入する病院にも向いています。【→ Mediliaの機能・導入支援を資料で確認する】

Medilia を実際に導入した病院からは、下記のような評価が寄せられています。【→ 導入事例の詳細を見る(公式ホームページ) 】

  • 在庫管理や発注にかかる時間を大幅に削減できた
  • 専門的な知識がない担当者でも発注業務を行えるようになった
  • システム導入でSPDの外部委託に充てていた費用を抑えられた

Mediliaでは、システム導入だけでなく、現場に運用が根づくことを重視しています。運用経験のある担当者が、操作説明に加えて運用ルールづくりや稼働後の定着まで支援するため、初めてSPDを仕組み化する病院でも進め方を相談しやすいのが強みです。

業務効率化に繋がる便利な機能

Mediliaは、医療機関の物品管理においてありがちな「在庫の持ちすぎ」や「期限切れによる廃棄」を防ぐために、部署ごとの適正在庫数の設定や、期限・ロットごとのきめ細かな管理が可能な院内物流管理システムです。

蓄積されたデータをもとにした帳票出力や分析機能も充実しており、属人的な判断に頼らない計画的な在庫運用が可能になります。他にも棚卸機能や費用管理機能など、運用改善につながる機能が豊富に揃っています。

\メディリアの機能について詳しく見る/

公式サイトを
見る

Mediliaを選ぶべき理由

現場を把握した担当者による導入前後のサポート

Mediliaを開発している株式会社ホスネット・ジャパンはシステム開発だけでなく、病院の在庫管理を業務委託で行っている経験も豊富です。経験豊富なスタッフが現場に入り、実際の業務内容を把握したうえで適した運用方法を提案してくれます。

また、院内物流管理(SPD)システムの導入支援にとどまらず、倉庫レイアウトの見直しやPCの作業環境の整備、院内物流の流れやルールの改善など、運用経験がないと気づきにくい細やかな視点でのサポートも可能です。

Mediliaを導入した企業からは、このしっかりした運用支援が評価されています。操作方法だけでなく、現場に合わせた運用の進め方まで相談できるため、初めてシステムを導入する病院に向いています。【→ 導入事例の詳細を見る(公式ホームページ) 】

小~中規模病院向けのライトスペックプランあり

Mediliaはパッケージ導入が可能なため、初期費用・月額費用を抑えやすい構成で検討できます。小~中規模病院向けにはライトスペックのシステムが用意されており、月額費用数万円~で利用できます。「システムを導入したいが、委託費や初期費用が気になる」という方は、使い方や導入後の声を資料で確認してみてください。
【→ 資料で詳細を確認する】

また、導入時の負担が少ないのもMediliaの特長です。多くのシステムでは、商品マスタを自作するか購入するのが当たり前ですが、Mediliaは追加料金なしでマスタを提供しています。登録作業の手間がかからず、面倒な準備なしでスムーズに導入をスタートできます。

こうした一連の仕組みで、コスト削減につなげやすい物品管理を実現しています。

ラベル運用で請求・払出の記録を残しやすい

Mediliaは、誰でも使いやすく、現場にスムーズに定着する院内物流管理システムです。紙やExcelに頼っていた管理が、ラベル貼付と簡単な操作だけで完了し、導入後の作業負担を軽減しやすくなります。

導入施設では、100床規模の導入事例では、手書き発注や管理作業の削減により定時で業務を終えやすくなった声もあり、無理なく根づくことで、業務の安定化や人件費の抑制にもつながっています。【→ メディリアの導入事例を見る(公式HP) 】

こうした使いやすさは、SPD業務を熟知した会社だからこその設計にあります。作業順に沿ったボタン配置や、重要情報を見やすく表示するアラート機能など、ストレスなく運用できる工夫が随所に活かされています。

\サービス内容をじっくり知りたいなら/
Mediliaの使い方や導入後の声を
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\最新情報をチェックするなら/
Mediliaの最新情報を
公式サイトで確認する

Mediliaの導入事例

Mediliaでは、100床~400床規模の病院を含む複数の導入事例が紹介されています。手書き発注や属人化、外部委託費、商品マスタ管理など、病院ごとに異なる課題への活用例を確認できます。

属人化を解消!ミスも大幅減少

病院規模:200床

課題:特定の担当者しか業務を担当しておらず、補完が組めない

Mediliaを導入したことで、発注時における目視での確認が不要となり、専門的な知識がない担当者でも作業を代行できるようになりました。
従来は特定の担当者しか在庫状況を把握しておらず、業務の属人化が課題となっておりましたが、自動発注機能により注文ミスが大幅に減少しました。
業務の標準化が進み、補完体制も整ったことで、どの担当者が対応してもスムーズな在庫管理を実現することができました。

引用元:Medilia公式HP (https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

【→ メディリアの他の導入事例も見る(公式HP) 】

効率化で「定時で帰れる」が現実に

病院規模:100床

課題:手書き発注と管理作業が残業の原因に

Medilia導入により、診療現場における手書きでの発注業務は大幅に削減され、管理担当者の業務負担も軽減されました。これに伴い、定時で業務を終えることが可能となりました。

また、帳票機能を活用することで、月次の購買管理や部署別在庫の計上業務も大幅に効率化されました。システム化によりデータの蓄積と二次利用が可能となり、業務全体の最適化と効率化に大きく貢献しています。

引用元:Medilia公式HP (https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

【→ メディリアの他の導入事例も見る(公式HP) 】

スタッフにも好評!現場にやさしい運用体制に

病院規模:100床

課題:アナログな在庫管理が職員の負担に

当院では、部署スタッフが倉庫から材料を持ち帰る際、ノートに持ち帰る材料を記入してもらっていました。その後、その情報をAccessで作成した在庫管理システムに入力して管理していたのですが、管理を担当している職員の負担が大きく、悩んでいたところ、Mediliaを紹介していただきました。

Mediliaを導入することで、在庫管理や発注にかかる時間が大幅に短縮され、材料を取りに来るスタッフもノートに書く代わりにシールを貼るだけで済むようになり、大変喜ばれています。

引用元:Medilia公式HP (https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

Mediliaの主な機能

  • マスタ管理(商品マスタをダウンロード利用、独自マスタ作成)
  • 定数管理(管理ラベルで払出、請求は貼るだけ)
  • 期限・ロット管理(在庫情報をリアルタイム把握)
  • 消費・購買管理(消費データ蓄積、読み込み・伝票入力)
  • 発注・入庫(ワンクリック自動発注、iPhone/PDAで簡単入庫)
  • 帳票出力・分析(蓄積データから帳票出力・分析)
  • データ抽出(抽出・加工できる)
  • 棚卸(データと現物数量の一致確認)

Mediliaの運用プラン

機能 ライトスペック ミドルスペック フルスペック
倉庫在庫・定数管理 ● ● ●
部署在庫管理 ー ● ●
小ロット供給対応 ー ー ●
自動発注・入庫機能 ● ● ●
期限・ロット管理 ● ● ●
消費・購買管理 ● ● ●
帳票出力・データ抽出 ● ● ●
公式サイトを
見る

Mediliaの会社概要

会社名 株式会社ホスネット・ジャパン
所在地 岡山市北区今1-3-19
URL https://www.hosnet-21.co.jp/

Medical Stream Next

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使った物品を自動で記録し、消費データを正確に把握

Medical Stream Nextは、株式会社サン・システムが提供する病院向け物流管理(SPD)システムです。診療材料や預託品の消費データを正確に取得し、納入業者に頼らず病院側で在庫数や購買実績を把握しやすくします。

RFIDなどの最新技術をオプション機能として取り入れられる点も特徴です。各種入力業務の軽減やシステム処理スピードの向上にも配慮されており、高額材料や預託品の管理精度を高めたい病院に向いています。

Medical Stream Nextの導入事例

RFID導入でバーコード回収作業を大幅削減

病院規模:約750床(国立の大学病院)

これまでは物流センターにおいて回収したバーコードを読み取る作業が必要でしたが、RFIDを活用したシステムにより、業務負担の著しい軽減が実現出来ています。

今後は読み取り手法を見直す事で、更に業務負担が軽減出来ると考えています。

例えば、RFIDタグを収集しなくても診療現場の消費時に、その場でアンテナにかざす、または(センサー付きの)ゴミ箱に捨てるなどの方法により、日々の動作の中で材料の消費記録がリアルタイムに取得出来るという事を期待しています。

引用元:株式会社サン・システム公式HP (https://www.sunsystemcorp.com/results/?id=1751269735-063676)

Medical Stream Nextの主な機能
  • 消費データ(使用情報)の把握/見える化
  • RFIDタグ等の先進技術オプション
  • RFIDによる読み取り高速化
  • 診療材料・試薬・消耗品・医薬品などのデータをリアルタイム一元管理
  • 「誰が・いつ・いくつ・どこで使ったか」のリアルタイム把握
  • 特定診療材料の請求漏れチェック

Medical Stream Nextの会社概要

会社名 株式会社サン・システム
所在地 新潟県長岡市東蔵王2-6-36
URL https://www.sunsystemcorp.com/

Medyus3

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その場で読み取り登録!在庫と請求を一括更新

Medyus3は、医薬品・診療材料・検査試薬をトータルで管理できる病院物流システムです。薬剤部、検査部門、医療材料管理など、部門ごとに分かれがちな物品情報を一元化し、病院全体の業務効率化とコスト削減につなげやすい点が特徴です。電子カルテや調剤支援システムと連携し、発注・在庫・消費といった業務を効率化します。

現場では専用のスマート端末(小型の携帯機器)を使うことで、バーコードの読み取りによる物品の検品や棚卸、請求が簡単に行えます。パソコンが近くになくてもその場で作業でき、病院全体の業務負担やコストの軽減につながります。

Medyus3(メディアス)の主な機能
  • 医薬品の発注・入荷検品・仕入処理
  • 電子カルテ/調剤支援システムからの実績取得
  • 薬剤部および各部署の在庫管理
  • 統計資料作成(薬効別・管理区分別・薬価差益など)
  • 検査試薬のオンライン発注・入荷検品・仕入処理
  • 検査試薬のロット違い入荷対応、部門別在庫管理
  • 試薬管理台帳、毒劇物管理
  • 医療材料・消耗品の臨時発注、消費、在庫管理
  • 日用品・文具などの管理
  • SPDデータ取り込み対応
  • 院内部署端末による請求(登録済み物品から数量入力で請求)
  • 術式別ピッキング支援(手術予定データに基づく準備、実績記録、トレーサビリティ確保)
  • 中材滅菌管理(滅菌記録・トレーサビリティ、滅菌後在庫管理)
  • システム連携(電子カルテ・調剤支援、保険請求漏れ防止)
  • スマート端末対応業務(発注/納品/払出/請求/消費/棚卸/在庫照会/品目照会)

Medyus3の会社概要

会社名 株式会社メディアス
所在地 石川県金沢市鞍月5丁目181 番地 AUBEビル 6 階
URL https://www.medyus.co.jp/

JoyPla®

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インターネット経由で導入も運用もかんたん

JoyPla®は、中小規模病院向けのクラウド型院内流通管理(SPD)システムです。各部署からの物品請求を自動集計し、インターネット経由で各卸へ一括発注できるため、発注業務や入庫確認の手間を減らしやすい点が特徴です。

バーコードをスキャンするだけで、医療材料の受発注・在庫・ロット・使用期限を一括管理し、部署別の請求額を自動集計して卸業者へまとめて発注できます。注文数と卸からの入庫数を常に把握できるため、現状の人員を大きく増やさずに在庫管理を効率化したい病院に向いています。

さらに「グループ施設管理」機能により、複数病院の在庫状況を可視化できるため、過剰在庫・欠品・請求漏れを防止しながら、業務負担とコストを削減可能です。病院と卸業者間での欠品や見積情報もリアルタイムに共有でき、棚卸・発注業務の大幅な効率化につながります。

JoyPlaの主な機能
  • 各部署からの物品請求を自動集計
  • インターネット経由で各卸に一括発注
  • 注文数と卸からの入庫数の把握
  • GS1-128対応(バーコード読取により、リコール早期対応・消費期限切れ防止に役立つ)

JoyPla®の会社概要

会社名 スパイラル株式会社
所在地 東京都港区赤坂 2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル
URL https://www.spiral-platform.co.jp/

ゼロサプライ (ZERO Supply)

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請求漏れ・過剰在庫・期限切れロスをまとめて防ぐ院内物流管理システム

ZERO Supplyは、診療材料、医薬品、一般消耗品まで院内の物品管理を最適化する医療機関向け物流管理(SPD)システムです。医事ラベル運用やカルテ連携、持ち込み品のGS1読取、RFID連携などにより、人為的な請求漏れの防止を支援します。

また、消費実績に基づいて適正在庫を提案する機能や、使用期限を可視化して廃棄リスクを抑える仕組みも備えています。見積落札機能や外部ベンチマークとの連携により、購買価格の見直しや仕入コストの抑制にも活用できます。

ゼロサプライの導入事例

全4施設で在庫・薬価管理を一元化

病院規模:全4施設

当院では、全4施設において発注、入荷、払出、棚卸等様々な場面でZeroSupplyを活用しています。
物品マスタメンテでは、MEDISや厚生省のデータを取込むことができ、薬品や医療材料の登録において有用な情報を簡単に登録できます。

薬価改定等にも1クリックで対応でき、医療機関向けのシステムならではの強みだと感じます。
データも様々なパターンで出力でき、データ分析に大きく役立っています。

また、当方の細かい要望にも柔軟かつ迅速に対応していただき大変助かっています。

引用元:ゼロシステム株式会社公式HP (https://zerosystem.jp/case/17)

ZEROSupplyの主な機能
  • 管理対象の一元化(診療材料/医薬品/一般消耗品/日用品)
  • 運用に合わせた構築(例:各科請求運用/ハンディ端末によるラウンド運用/SPDカード運用)
  • 多施設統合によるコスト削減
  • 統計機能(知りたい情報を短時間で確認、Excel出力可能)

ゼロサプライ (ZERO Supply)の会社概要

会社名 ゼロシステム株式会社
所在地 熊本県熊本市西区春日3丁目15番60号 JR熊本白川ビル6F
URL https://zerosystem.jp/

SPDシステム (東亜システム)

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請求漏れを自動チェックし、収入の取りこぼしを防ぐ

東亜システムのSPDシステムは、在庫管理・発注業務・払出業務など、必要な業務から段階的に導入できる院内物流管理(SPD)システムです。自動発注計算や定数管理、バーコード・ハンディターミナル入力に対応しており、医療材料の在庫管理や発注業務を効率化できます。

電子カルテ・医事システムの開発実績を活かし、保険請求情報と消費材料情報を比較する統計機能にも対応。複数施設の管理や価格・購入データの分析にも活用できるため、収益管理やグループ施設運用を見直したい病院にも向いています。

東亜システムの主な機能
  • 発注計算(発注物品と発注数を自動計算)
  • 納品入力(バーコード入力で誤入力防止・負担軽減)
  • 消費入力(バーコード読取で容易に入力)
  • 払出入力(消費データから払出物品を自動算出、ピッキングリスト等)
  • 定数管理(過剰在庫確認、定数見直し検討)
  • 複数施設管理(施設間連携)(施設ごとの価格見直し、購入データ分析の示唆)
  • 返却/セット品/臨時払出/欠品リスト/カード・シール発行/発注書発行/在庫不動品一覧
  • 統計(納品・消費・払出実績など)

SPDシステム (東亜システム)の会社概要

会社名 東亜システム株式会社
所在地 愛知県長久手市野田農405番地
URL https://toasystemkk.co.jp/

Mr. SPD

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登録はカードを集めてスキャンするだけ

Mr.SPDは、物品の保管棚に設置した「定数カード」を使って在庫を管理する院内流通管理(SPD)システムです。物品を使ったらカードを抜き取り、まとめてスキャンするだけで消費登録が完了します。キーボードやマウスの操作は最低限にとどめており、短時間かつ少ない手順で、ミスの少ない消費登録を行うことができます。複雑な操作よりも、現場で続けやすい運用を重視したい病院に向いています。

また、画面の使いやすさにも力を入れており、マウス移動距離を最小化する配置や項目の色分け等、現場スタッフがストレスなく使える配慮がなされています。

Mr.SPDの主な機能
  • 定数関連(定数マスタ、定数不動リスト、定数検討表、カード履歴照会 など)
  • 請求(SPDカード読込、伝票請求入力、データ修正)
  • 払出(払出・返品・破損入力、ピッキングリスト、払出実績表 など)
  • 発注(発注書作成、発注残リスト、追加発注入力 など)
  • 入荷(入荷バーコード入力、入荷入力、持込入力、入庫指示リスト など)
  • 在庫(入出庫照会、移動入力、セット品作成・マスタ、在庫表、棚卸(記入表/差異表/更新)など)
  • 月次/マスタ更新(月次繰越、納入価一括更新、薬価改正用事前入力 等)
  • 購買管理/集計(仕入合計(明細)、部署科目別購入実績、払出合計(明細)、棚卸合計(明細))

Mr. SPDの会社概要

会社名 システムアーツ株式会社
所在地 札幌市東区苗穂町12丁目1-1
URL https://www.sys-arts.net/

Mediboard

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購買・在庫管理と、稟議・契約・資産管理を一元化

Mediboardは、医療機関・介護施設のバックオフィス業務を支援する統合プラットフォームです。医療材料・消耗品・医薬品の購買管理や在庫管理に加え、ワークフロー、契約管理、資産管理、経営分析ダッシュボードまで対応しています。

部署ごとの発注申請から承認・発注書作成までを数クリックで完了でき、在庫数が下がると自動で購入申請を行う機能も備えています。
蓄積データを活用した分析や帳票出力にも対応し、経営改善にも役立つシステムです。

一般的なSPDシステムのように物品管理だけを行うのではなく、稟議や契約などの院内手続きまでデジタル化できる点が特徴です。購買管理とバックオフィス業務をまとめて見直したい医療機関・介護施設に向いています。

Mediboardの主な機能
  • 購買管理
  • ワークフロー
  • 資産管理
  • 経営分析ダッシュボード
  • 発注・在庫・棚卸までの標準化
  • 契約管理のデジタル化
  • 主要機能:お伺い書(稟議ワークフロー)/契約・資産管理/購買・在庫管理

Mediboardの会社概要

会社名 株式会社サザンウィッシュ
所在地 東京都中央区日本橋室町 3-4-7日本橋室町プラザビル 7階
URL https://www.southernwish.com/

X-SPD

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300床~400床の大学病院の導入実績もある院内物流管理システム

X-SPDは、長崎県佐世保市に本社を構える大新技研株式会社が提供する院内物流管理システムです。300床~400床の大学病院の導入実績もあり、在庫管理はもちろん、定数管理や業者への受発注管理などにも対応しています。

物品管理にはGS1-128と独自のユニークコードを紐づけることで、物品の移動履歴、患者別使用履歴、ロット・期限情報を追跡しやすくします。これにより、不良在庫の削減、保管スペースの有効活用化が可能になります。

HIS連携による保険請求漏れ防止や、材料入札機能による仕入原価の圧縮にも対応。多量の物品を扱う大学病院など、大規模病院の高精度なトレーサビリティ管理に向いています。

大新技研株式会社はソフトウェア開発を自社で行っているため、独自システムの提案も可能になっています。

X-SPD(大新技研)の主な機能
  • 在庫管理
  • 各部署への定数管理
  • 業者への受発注管理
  • ユニークコード×GS1-128によるトレーサビリティ(移動歴、患者単位の使用物品管理、Lot/期限、ロットまたはシリアル管理)

X-SPDの会社概要

会社名 大新技研株式会社
所在地 長崎県佐世保市広田4-5-5
URL https://www.daishin-giken.co.jp/index.html

SAVE-HP(セーブ・エイチピー)

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患者別の消費情報分析により、精度の高いコスト・在庫管理ができる

SAVE-HPは、病院の経営指標改善を支援する情報管理機能に特化した院内物流管理(SPD)システムです。預託品・持込品を含む医療材料の購買、在庫、消費情報を管理し、患者別の消費情報分析や部門別の原価管理に活用できます。

SAVE-HPの特徴として挙げられるのは、単なる部署レベルの消費情報だけでなく、患者別での詳細な消費情報の分析ができる点です。この機能により、より精度の高い在庫の適正化や、部門ごとの原価管理、治療ごとのコスト分析などが可能になり、経営的な判断の精度向上に寄与します。

マスタ取り込み機能を搭載しているため、初期のデータ設定や更新にかかる業務負担を削減できます。また、消費実績と請求実績の整合確認機能も備えており、医療材料の請求漏れや過剰請求といったリスクを回避し、収益の適正化にも貢献します。

また、同社はクラウド型SPDソリューションとして、SPDシステム「SAVE-X」も提供しています。

SAVE-HP(セーブ・エイチピー)の主な機能
  • 預託品・持込品(インプラント等)の購買・在庫管理(課題として明記され、その解決テーマとして記載あり)
  • 預託品・持込品の消費管理(上記と同文脈で記載あり)
  • 患者別/疾病別の個別材料原価管理(上記と同文脈で記載あり)
  • 消費・在庫・購買に関わる情報の一元管理(上記を支える基盤として記載あり)

SAVE-HP(セーブ・エイチピー)の会社概要

会社名 株式会社メハーゲン
所在地 福岡市博多区美野島3-17-27-1 3F
URL https://www.mehergen.jp/

Pro_GRESS AA

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SPD・院内物流管理システムの機能をスマホ型端末に集約

Pro_GRESS AAは、SPD・院内物流管理システムでよく使う機能をHoneywell製ハンディターミナル上で利用できるようにしたソリューションです。院内や倉庫内でもネットワーク環境があればサーバーとリアルタイムで同期でき、発注処理から棚卸しまで現場で完結できます。

システムの特徴は、発注処理から棚卸業務まで、すべての物流管理工程をスマートフォン型の携帯端末のみで完結できる点にあります。端末一台で各業務に対応できる設計となっており、従来の据え置き型PCや専用機器を介さずに現場でのリアルタイムな処理を可能にします。

システムの導入形態は、自社サーバーで運用するオンプレミス型と、インターネット経由で利用するクラウド型の両方のオプションから選ぶことが可能です。そのため、医療機関のインフラ環境やセキュリティポリシーに応じた選択が可能です。

また、外部連携機能として、他のアプリケーションからのデータ読み取りに対応しています。取得したデータを基に新たなデータを生成する機能を備えており、既存のシステム資産を活用したデータ運用が可能です。

オンプレミス環境に加え、VPNを利用したクラウドデータベースにも対応可能です。NFCタグによるログインや大きなメニューボタンなど、現場での操作性を重視した端末運用を行いたい病院に向いています。

Pro_GRESS AAの主な機能
  • SPD/院内物流でよく使う機能をハンディ端末にアプリとして移植
  • サーバとリアルタイム同期
  • 現場で「発注処理〜棚卸」まで完結
  • オンプレ/クラウドDB(VPN)対応

Pro_GRESS AAの会社概要

会社名 株式会社イメージャー
所在地 埼玉県川口市戸塚2-21-34 アルトピアーノ2F
URL https://imagers.co.jp/

業務委託・委託併用で検討する院内物流管理(SPD)システム9選

システムに加え、日々の物流業務や運用改善、購買実務の支援を相談できる選択肢です。システム単体の導入に対応する会社も含みます。MRPのような購買・価格交渉支援と、補充・棚卸・搬送の業務代行は異なるため、依頼範囲を確認してください。

Logistics Service System

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施設の運用に合わせて構築できるSPD物流管理システム

Logistics Service System(ロジスティックスサービスシステム)は、病院の物流業務をトータルで最適化するSPD管理システムです。各施設の運用実態に応じて柔軟に構築可能で、購買から消費、配送、在庫、品質、コスト管理まで幅広く対応しています。

院内倉庫型管理方式、グループ施設管理型、医療情報連携型、院外倉庫管理方式など、複数の管理方式に対応している点が特徴です。電子カルテとの連携による医事請求と物品請求の一元化や、業務スタッフ派遣によるアウトソーシングにも対応できるため、物流管理を全体最適したい病院に向いています。

バーコードやRFIDを活用した物品管理により、正確な在庫・消費データの記録と業務効率化を実現します。電子カルテ連携機能を使うことで、請求漏れを防止し、DPCに対応したコスト集計も可能です。

また、Logistics Service Systemを提供する株式会社メディカルサポートは院内物流のアウトソーシング支援にも対応しています。

Logistics Service Systemの主な代行範囲
  • 業務スタッフ派遣(運用から各種データ分析までの業務支援)
  • 消費分のみを定期配送する運用(現場の棚卸・請求伝票記入・引取業務の削減を狙う運用)
Logistics Service Systemの主な機能
  • 倉庫管理方式の提供
  • 物品の性格に応じた管理
  • 電子カルテ連携(医事請求と物品請求の一元化、物品管理の高度化)
  • 機能カテゴリ(第三者カタログ側の記載として:購入管理/消費管理/品質管理/配送管理/在庫管理/コスト管理 など)

Logistics Service Systemの会社概要

会社名 株式会社メディカルサポート
所在地 京都市南区上鳥羽北塔ノ本町2番地 SMGビル5F
URL https://www.medicalsupport.jp/index.html

メディアスソリューション

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SPDシステムの導入支援に合わせて、院内スタッフ派遣にも対応

メディアスソリューションは、クラウド型のSPD管理システムを活用し、医療材料や一般消耗品の在庫管理や供給管理、搬送管理・品質管理などを支援するサービスを提供してます。システムのみの導入支援にも対応。必要に応じて院内スタッフ派遣を組み合わせられるため、自院の運用体制に合わせて導入しやすい点が特徴です。導入時には現状分析から運用設計、稼働後の改善提案まで対応しています。

また、メディアスソリューションは手術室運営を支援する「サージレーン」も提供しており、手術室の収支や稼働状況の可視化まで相談できます。

メディアスソリューションの会社概要

会社名 メディアスソリューション株式会社
所在地 東京都千代田区有楽町1丁目2-2 東宝日比谷ビル13階
URL https://healthcaresolution.jp/

キシヤ物流センター

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現場主義に基づくサポートで円滑なシステム導入を実現

キシヤのSPD事業は、医療材料の物流管理を通じて、病院経営と医療現場の業務効率向上を支援するサービスです。現場主義に基づく物流管理サポート体制により、システム導入から安定運用まで支援し、経済効果の創出と患者サービスの向上を目指します。

事業開始から20年あまりの実績があり、医療機器商社としての知見を活かしながら、医療機関ごとの運用に合わせたSPD体制を構築したい場合に向いています。

キシヤは医療機関のパートナーとして、医療材料の物流管理を通じた病院運営をサポートしています。現場主義に基づいた物流管理サポート体制を構築しており、院内物流管理システムの円滑な導入と安定的な運用を促進しています。システムの導入サポートの他には物品の供給、資料の作成、物品単価の低減交渉といった業務も支援してもらえます。

この体制を通じて、顧客満足度の維持と、経済性と即効性を考慮した物流管理を実現しています。

キシヤ物流センターの主な代行範囲
  • 物品の供給
  • 在庫管理・品質管理
  • 資料の作成
  • 物品単価の低減交渉

キシヤ物流センターの会社概要

会社名 株式会社キシヤ
所在地 福岡県福岡市東区松島1丁目41番21号
URL http://www.kishiya.co.jp/

エア・ウォーター・メディエイチ

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大規模病院の複雑な物流を支える

エア・ウォーター・メディエイチは、SPD事業において30年以上の豊富なノウハウを持つ企業で、医療材料・医薬品などの物品物流管理・調達を行っています。各地のSPD物流センターやエア・ウォーターグループの院外滅菌センターと連携し、医療機関の物品物流管理を支援しています。

在庫管理にとどまらず、手術室やカテ室の管理業務代行、さらには滅菌事業や院内コンビニの運営まで、病院のノンコア業務を幅広くカバーできるのが大きな特徴です。院内物流だけでなく、周辺業務も含めて外部委託を検討したい病院に向いています。

経験豊富なスタッフが院内の実務を代行することで、看護師や医師が本来の専門業務に専念できる環境を作り上げます。また、膨大なベンチマークデータ(相場価格)を活用した価格交渉代行や共同購買支援など、大手グループならではのスケールメリットを活かしたコスト削減提案にも定評があります。

大規模病院や大学病院など、物流が複雑で高度な効率化が求められる現場において、その安定した運用実績と専門知識は大きな支えとなるでしょう。

エア・ウォーター・メディエイチの主な代行範囲
  • 業務受託(院外型・院内型)
  • 手術室管理業務
  • カテ室管理業務
  • 医薬品SPD業務
  • 事務・日用品管理
  • 検査試薬管理
  • ME機器管理業務
  • メッセンジャー業務
  • 修理受付業務
  • 実施入力支援業務
  • 購買代行
  • 価格交渉代行
  • 共同購入
  • 緊急手配・供給
  • 預託化(消化払い)
  • ベンチマーク検索
  • 統一マスタ管理
  • 同等品検索
  • ABC分析
  • 委員会支援
  • 現場調査・業務フロー分析、課題抽出、運用設計

エア・ウォーター・メディエイチの会社概要

会社名 エア・ウォーター・メディエイチ株式会社
所在地 東京都品川区西五反田2-12-3
URL https://awmh.co.jp/

i-system(石黒メディカルシステム)

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SPDシステム提供の他にSPD業務アウトソーシング、手術室支援システムも提供

石黒メディカルシステムが提供する「i-system」は、インターネット環境を活用して利用できるクラウド型物品管理SPDシステムです。高額なソフトウェアやサーバを購入せずに導入しやすく、コストを抑えながら院内物品管理に必要な機能を利用できる点が特徴です。

専用端末は不要で、PC・タブレット・スマートフォンなど、さまざまな端末で利用できます。データは随時ダウンロードできるため、院内の在庫状況や使用状況を確認しながら、物品管理の効率化を進めたい病院に向いています。

i-systemはクラウド型のため、更新時に追加機能がそのまま反映され、長期的に最新のシステムを使いやすい点も魅力です。石黒メディカルシステムは、償還マスタの更新など、SPD業務のアウトソーシング(院内型・院外型)や手術室支援システムの提案、他の業務支援・代行にも対応しています。院内物流管理システムを導入しながら、SPD業務代行の外注も選択肢として持っておきたい病院に向いているサービスです。

i-system(石黒メディカルシステム)の会社概要

会社名 石黒メディカルシステム株式会社
所在地 京都府京都市伏見区竹田中川原町381番地
URL https://www.ishiguro-medical.jp/index.html

MRP

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医療材料費の削減とSPD導入支援を行う経営改善コンサルティング

株式会社MRPは、特定の卸業者やメーカーに依存しない独立系のコンサルティング型SPDサービスを提供しています。

「今の運用でコストは適正か?」「在庫の無駄をどうにかしたい」といった現場の悩みに対し、専門のコンサルタントがデータに基づいた的確なアドバイスを届けます。独立系だからこそできる公平な価格交渉や、デッドストックを抑えるためのきめ細かな在庫管理など、病院経営の健全化を力強くバックアップしてくれます。

システムを導入して終わりではなく、現場のスタッフが無理なく使いこなせるよう、それぞれの病院の状況に合わせて運用を形にしていく柔軟さも魅力です。

MRPの主な代行範囲
  • 契約交渉の実務支援(医療材料・医薬品・検査試薬・医療機器・保守費用など)
  • 業者との交渉同席を含む交渉支援
  • 見積作成支援(希望価格設定、見積集計・分析など)
  • 価格交渉に必要な資料作成、交渉アドバイス
  • 交渉効果測定、価格モニタリング
  • 用度・調達業務の標準化支援(材料委員会運営支援など)
  • 材料委員会への出席、実績資料の作成・分析
  • 新規採用時の単価チェック、同等品の集約(標準化)
  • 交渉後の削減効果検証
  • 物品管理改善・SPD導入支援・監査(現状分析、要件定義、業者選定、導入後運用支援、既存契約監査など)
  • 医事請求チェック(医事整合調査、算定漏れ・誤請求の発見と改善、消費データと請求データの突合)
  • DPCコスト分析支援

MRPの会社概要

会社名 株式会社エム・アール・ピー
所在地 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル2階
URL https://www.mrp-spd.co.jp/home/

MASTY

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全国の拠点から安定供給!アウトソーシング型のSPD

MASTYは、ムトウグループが自社開発・提供しているSPDシステムです。ムトウグループは1994年からSPD事業に取り組んでおり、全国約300施設でSPDが稼働しています。1000床を超える大学病院や30施設を超えるグループ病院、単科病院、クリニックまで幅広い施設に対応している点が特徴です。

在庫管理、データ管理、コスト管理、リスク管理に加え、一括仕入、手術室運営サポート、中材業務サポート、ME機器管理など周辺業務との連携にも対応。大規模病院や複数施設の院内物流を安定的に運用したい場合に向いています。

また、MASTYと人手による運用支援を組み合わせたアウトソーシング型の物流管理サービスも提供可能です。購買手続きや物品の補充だけでなく、手術に使う道具の準備や、機器の貸出・返却、点検記録までを一括してサポートしています。

札幌・東京・大阪・九州の4つの物流拠点から一括購買・供給を行う体制を整えており、災害時にも安定した物資供給が可能なことから、病院のBCP(事業継続計画)対策としても有効です。

MASTYの主な代行範囲
  • 在庫チェック
  • 発注
  • 分割(小分け・分割作業)
  • 搬送
  • 棚入れ
  • 購買代行(購買データ一元管理、支払業務の一本化、伝票処理、支払処理、価格交渉など)
  • 手術室運営サポート(セットピッキング、手術データ管理、物品補充、術間清掃、患者別使用物品管理など)
  • 中材業務サポート(洗浄滅菌、器械セットピッキング、業者持込器材の受付〜検品〜返却、内視鏡洗浄消毒など)
  • ME機器管理サポート(貸出返却管理、点検スケジュール管理、修理履歴管理、資産台帳作成など)
  • メッセンジャー業務(印刷物・検体などの搬送をSPD配送業務と統合)

MASTYの会社概要

会社名 株式会社ムトウ
所在地 東京都台東区入谷1-19-2
URL https://www.wism-mutoh.jp/

スズケン

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システムと人材を組み合わせたアウトソーシング型SPD

スズケンのSPDサービスは、在庫管理システムと専任スタッフによる運用支援を組み合わせたアウトソーシング型の院内物流管理サービスです。SPD担当者が院内を調査し、在庫補充や品質管理、実績集計などの業務を代行。病院職員の業務負担を軽減し、本来の業務へ集中できるよう支援します。

また、独自の在庫適正化エンジンで適正在庫数を自動算出し、欠品防止とコスト削減を両立。災害時の緊急供給体制や手術室・購買代行など幅広い支援が可能です。

スズケンの主な代行範囲
  • 院内物流管理の現状調査(薬局内に限らず病棟・外来まで実施可能)
  • 薬局内で薬剤師資格がなくても実施できる業務の抽出(移管対象の切り分け)
  • 病棟・外来で看護部などから移管可能な業務の抽出(移管対象の切り分け)
  • 在庫管理の業務代行
  • 品質管理の業務代行
  • 物流管理の業務代行
  • 実績管理の業務代行
スズケンの主な提供パターン
提供パターン 内容
システム販売 医薬品・医療材料などの在庫を一元管理する物品管理システムを導入
システム販売+運用設計 システム導入に加えて、病院の状況に合わせた運用設計を支援
導入支援付き 運用開始までの導入業務も含めて支援
業務受託型SPD スズケンスタッフが院内物流業務の運営を支援

スズケンの会社概要

会社名 株式会社スズケン
所在地 愛知県名古屋市東区東片端町8番地
URL https://www.suzuken.co.jp/

エヌジェイアイ

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医療材料・医療用消耗品の発注から院内物流まで支援

エヌジェイアイのSPDシステムは、医療材料や医療用消耗品の院内物流(発注、定数管理など)を支援する医療材料物流管理システムです。医療材料や医療用消耗品の供給にも対応しています。過剰在庫や期限切れ製品の把握・防止、購入価格の抑制、不良在庫の削減を実現します。

従来の物品請求方式では、看護師などの専門職が業務を離れて物品を点検し、定数を確認し、発注書を作成していました。エヌジェイアイでは、SPDシステムの導入と代行支援によりこうした煩雑な物品管理業務を効率化できるため、病院の経営効率化を支援しています。

エヌジェイアイではシステム提供だけでなく、発注などの実務も依頼できるので、「医師・看護師・薬剤師の物品管理負担が大きい」「倉庫や各部署の在庫が多い」いった課題を抱える病院におすすめです。

エヌジェイアイの会社概要

会社名 株式会社 エヌジェイアイ
所在地 福島県郡山市富久山町八山田字前林10-4
URL https://www.nji.co.jp/sp/support/spd.html

院内物流管理(SPD)システムとは?

病院の物品管理を一元化するSPDの流れを示した図解

院内物流管理(SPD)システムとは、病院内で使用する医療材料、医薬品、検査試薬、消耗品、日用品などを一元管理するためのシステムです。発注、入庫、在庫管理、払出、使用実績の記録などをまとめて管理し、病院内の物品管理を効率化できる点が特徴です。

SPDはSupply(供給)、Processing(加工)、Distribution(分配)の頭文字をとった言葉で、広義ではコンピューターシステムを使わない院内物流管理の仕組みも含みます。この記事では主に、医療現場で使われる物品の流れをデータで管理するSPDシステムについて解説します。

  • 発注・仕入れの管理
  • 入庫・保管・在庫管理
  • 各部署への払出・供給
  • 使用実績の記録・トレーサビリティ
  • 在庫やコストの分析

一般的な在庫管理システムが「何が、どこに、いくつあるか」を把握するためのものであるのに対し、SPDシステムは「どの部署で、どの物品が、どのように使われ、どのタイミングで補充されるか」まで管理できる点が特徴です。

そのため、SPDシステムは病院の物品管理を単なる在庫確認で終わらせず、欠品防止、期限切れ廃棄の削減、請求漏れ防止、購買データの活用までつなげられます。物品の過不足やロスを防ぎながら、医療スタッフが本来業務に集中しやすい環境を整えられることがSPDシステムのメリットです。

院内物流管理(SPD)システムが求められる背景

病院では、医療材料、医薬品、検査試薬、消耗品など、多くの物品が日々使用されています。これらを紙の台帳やExcel、担当者の経験だけで管理していると、在庫数のズレ、発注漏れ、過剰在庫、期限切れ、請求漏れなどが起こりやすくなります。

特に中〜大規模の病院では、病棟、外来、手術室、検査部門など複数の部署で物品が使われます。部署ごとに管理方法が異なると、院内全体の在庫状況や使用実績を把握しにくくなります。こうした課題を解消するために、病院全体の物品管理を見える化できるSPDシステムが必要とされています。

また、医療材料費の削減、看護師や事務職員の業務負担軽減、医療安全の向上、DX推進の観点からも、SPDシステムの導入は重要です。物品管理にかかる作業時間を減らし、使用実績や購買データを活用できるようになることで、病院経営の改善にもつなげやすくなります。

※参照元:独立行政法人福祉医療機構 | 2020年度(令和2年度)病院における医薬品・医療材料・医療消耗器具備品の購入に関するアンケート結果について【PDF】(https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/210310_No014.pdf)

また、2024年4月からは、2019年改正の労働基準法に基づき、医師にも時間外労働の上限規制が適用されています。医師・看護師を含む医療スタッフが患者対応などのコア業務に集中しやすい体制をつくるうえでも、SPDシステムによる病院内の物品管理効率化が重要です。

院内物流管理(SPD)システムの種類

同じ院内物流管理・SPDシステムでも、様々な提供形態が存在します。ここではその観点から、SPDシステムの種類とその違いを開設します。

利用環境に基づく種類

院内物流管理(SPD)システムを分類する一つ目のポイントは、「システムの利用環境」です。システムをどこで運用するかによって、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つに分けられます。ここでは、それぞれの仕組みと特徴について詳しく解説します。

1. クラウド型システム

向いている病院:小〜中規模病院、短期間で導入したい病院、複数拠点で情報を見たい病院

クラウド型システムは、院内に専用サーバを設置せず、インターネット経由でSPDシステムを利用する形態です。初期費用を抑えやすく、PC・タブレット・スマートフォンなど複数の端末からアクセスしやすい点が特徴です。サーバ管理やシステム更新の負担を抑えながら、比較的短期間で導入を進めて院内物流を改善したい病院に向いています。

ただし、インターネット接続環境やセキュリティ要件、院内ネットワークとの接続条件は事前に確認が必要です。特に、電子カルテや医事会計システムと連携したい場合は、クラウド上のデータと院内システムをどのように連携するのか、システム開発・提供会社に確認しておきましょう。

2. オンプレミス型システム

オンプレミス型は、院内にサーバを設置して運用するSPDシステムの運用形態です。自院のネットワークやセキュリティ方針に合わせて構築しやすく、電子カルテ、医事会計、部門システムなど既存システムとの連携を重視する病院で選ばれることがあります。

ただし、サーバの管理、保守、バックアップ、障害対応などを考慮する必要があり、クラウド型に比べて導入時の確認項目が多くなりやすいデメリットもあります。大規模病院や院内ネットワーク要件が厳しい病院、既存の医療情報システムとの接続を細かく設計したい病院に向いています。

システムの拡張性に基づく種類

一つ目の分類ポイントは、「システムの拡張性」です。拡張性は、院内物流管理(SPD)システムの機能をどこまでカスタマイズできるかによって変わり、幅があります。詳細を見ていきましょう。

1. パッケージ型システム

パッケージ型は、発注や在庫管理、払出、棚卸など、SPDシステムに必要な基本機能があらかじめ用意されている形態です。自院の業務に合う機能がそろっていれば、導入スピードが早く、費用や導入期間を抑えやすい点がメリットです。

ただし、システムによっては、機能を病院独自の運用ルールに合わせられる範囲は限られてしまいます。導入前に標準機能で対応できる範囲と、カスタマイズや運用変更が必要な範囲を確認しておくことが重要です。

2.カスタマイズ型システム

カスタマイズ型は、病院ごとの業務フローや管理ルールに合わせて、機能、画面、帳票、外部システム連携などを個別に調整して導入する形です。パッケージ型システムで対応できない、特殊な業務フローがある場合や、既存の電子カルテ、医事会計システム、購買システムなどとの連携を細かく設計したい場合におすすめです。

カスタマイズ性の高いシステムは、下記のような病院に向いています。

  • 診療科や病棟ごとに物品管理ルールが異なる病院
  • 手術室やカテ室など高額材料を多く扱う部門がある病院
  • 複数施設の物品管理を統一したい病院

なお、カスタマイズ型は要件定義やテストに時間がかかりやすく、費用も標準的なパッケージ型より高くなる傾向があります。

院内物流管理(SPD)システムの種類まとめ

SPDシステムには、クラウド型・オンプレミス型といった利用環境の違いと、パッケージ型・カスタマイズ型といった開発方式の違いがあります。病院でSPDシステムを比較する際は、この2つを分けて考えると、自院に合うシステムを選びやすくなります。

利用環境は、システムをどこで動かすかを示すものです。一方、開発方式は、標準機能を中心に使うのか、病院ごとの運用に合わせて個別調整するのかを示します。SPDシステムのメリットを十分に活かすには、自院のセキュリティ方針、運用体制、医療材料や医薬品の管理範囲に合ったタイプを選ぶことが重要です。

分類要素 タイプ
利用環境 クラウド型
インターネット経由で利用するシステム。システムを短期間で導入したい病院向け。
メリット導入・保守の負担を抑えやすい
オンプレミス型
院内サーバなどに構築して利用するシステム。セキュリティ要件が厳しい病院向け。
メリット院内環境に合わせて管理しやすい
どちらかを選ぶ
拡張性 パッケージ型
固定されている標準機能を中心に導入するシステム。基本機能だけで必要な業務をカバーできる病院向け。
メリット費用・導入期間を抑えやすい
カスタマイズ型
病院の運用に合わせて個別調整できるシステム。独自・複雑な業務フローや既存システム連携が多い病院向け。
メリット独自ルールや連携に対応しやすい
必要としているカスタマイズ度を選ぶ

利用環境は、基本的にクラウド型かオンプレミス型のどちらかを選ぶ考え方になります。一方、開発方式は完全に固定されたパッケージ型から、一部調整できるタイプ、病院ごとの運用に合わせて個別カスタマイズできるタイプまで幅があります。

そのため、病院でSPDシステムを導入する際は、まずクラウド型・オンプレミス型のどちらが自院のセキュリティ方針や運用体制に合うかを確認し、そのうえで標準機能で足りるのか、どの程度のカスタマイズが必要なのかを整理しましょう。

院内物流管理(SPD)システムと他システムの違い

SPDシステムは「院内物流の最適化」を目的とした仕組みですが、似た機能を持つシステムも多く、違いが分かりにくい領域です。ここでは代表的なシステムと比較しながら、SPDの特徴を整理します。

SPDシステムと一般的な在庫管理システムの違い

一般的な在庫管理システムは、物品の数量や入出庫を管理することが主な目的です。一方、SPDシステムは在庫管理に加えて、「発注・供給・使用記録」まで含めた院内物流全体を統合的に管理できます。

例えば在庫管理システムでは「どれだけ在庫があるか」は把握できますが、「どの部署でどのように使われたか」「どのタイミングで補充すべきか」といった情報まではカバーできない場合が多くあります。SPDはこれらの情報を一元的に管理し、在庫の最適化と業務効率化を同時に実現する点が大きな特徴です。

SPDシステムと物流管理システム(WMS)の違い

物流管理システム(WMS)は、倉庫内の入出庫や在庫配置、配送効率の最適化を目的としたシステムです。主に一般企業の物流拠点で使用されるもので、物品の保管・出荷プロセスに特化しています。

SPDシステムは医療機関向けに設計されており、単なる物流効率だけでなく、医療現場での使用状況や安全性まで考慮している点が特徴です。例えば、ロット管理や使用履歴の追跡(トレーサビリティ)など、医療特有の要件に対応している点がWMSとの違いです。

また、医療業界では、薬機法の改正(2022年12月完全施行)により、医療機器や医療用医薬品への国際標準バーコード(GS1バーコード等)の表示が義務化されました。そのため、SPDシステムにはこれらのコードを読み取り、ロット番号や有効期限を正確に記録・追跡できる機能が不可欠となっています。

※参照元:厚生労働省|医療機器を特定するための符号の容器への表示等について【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001071699.pdf)

SPDシステムと医療材料管理システムの違い

医療材料管理システムは、主に診療材料や医療機器の在庫管理に特化したシステムです。対象範囲が限定されているため、特定領域の管理には適していますが、院内全体の物流最適化まではカバーしきれないケースがあります。

SPDシステムは医療材料だけでなく、医薬品や消耗品、備品なども含めた幅広い物品を対象とし、調達から供給までを横断的に管理できます。そのため、部門ごとに分断されがちな管理業務を統合し、院内全体での効率化を実現できる点が大きな違いです。

SPDシステムと電子カルテ・医療情報システムの違い

電子カルテや医療情報システムは、患者情報や診療記録の管理を目的としたシステムです。診療行為や医療データの記録・共有が中心であり、物品の物流管理は主な機能ではありません。

一方、SPDシステムは「物の流れ」に特化したシステムであり、医療材料や医薬品の調達・在庫・供給を管理します。電子カルテと連携することで、使用実績の記録やコスト管理の精度を高めることはできますが、役割としては明確に異なるシステムになっています。

院内SPDと院外SPD・SPD業者の違い

院内物流管理システム(SPD)の他には、院外物流管理システムもあります。院内SPDは、病院内に設置された物流センターで運用され、現場と近い場所のリアルタイム物品管理に特化しています。

院外SPDは、病院外の拠点に物流機能を置き、広域で複数の施設をまとめて管理するためのシステムです。院外SPDはスケールメリットやコスト面で優れていますが、緊急時に対応フローが複雑になるなど、院内SPDに比べて課題もあります。

SPDサービス・業者は、院内物流管理業務そのものを外部から支援・代行する事業者を指します。システム提供に加えて、物品補充、棚卸し、定数管理、現場教育、購買支援などを任せられる場合があります。

人員不足で院内だけでは運用が難しい病院はSPD業者、自院で物品管理を仕組み化したい病院はSPDシステムがおすすめです。SPDシステムを病院で導入するメリットは、自院の物品管理データを蓄積し、在庫管理や購買改善に活用できる点にもあります。

院内物流管理(SPD)システムでできること(主な機能)

ここでは、SPDシステムの一般的な機能とそのメリット・使い方をまとめています。

機能 説明 効果
在庫管理 医療材料や医薬品の入出庫をバーコードやRFIDで記録し、残量を随時確認できる ・コストを削減しながら、安定供給を実現
・期限切れによる廃棄リスクの防止
発注・補充管理 必要量を自動的に算出し、医療材料・医薬品が少なくなってきたタイミングで発注できる ・担当者の負担軽減
・発注ミスの防止
・コストの適正化
ロット・トレーサビリティ管理 製品ごとのロット番号やシリアル番号を管理できる ・リコール対象製品の早期特定と使用状況確認
使用実績・コスト分析 医療材料や医薬品の使用履歴をデータとして蓄積し、部門別や患者別に分析できる ・無駄な使用の削減や適正配布の徹底
請求・会計システム連携 医療材料・医薬品の使用や発注に関するデータを院内の会計・請求システムに反映できる ・入力作業の手間削減
・請求漏れや二重計上のミスを防止

院内物流管理システムの運用フローと記録のポイント

導入後の仕事は、システムへ在庫数を登録するだけではありません。一般的には、次の流れに沿って「物の移動」と「データの更新」をそろえます。担当の分け方は自院運用・業務委託によって異なります。

工程現場で行うこと記録・確認のポイント
発注・入庫定数や請求に基づいて発注し、納品物を検品する品目・数量に加え、対象物品のロット・期限、預託品等の区分を照合する
部署への払出・補充病棟や手術室などへ必要な物品を届ける倉庫からの払出と部署への入庫を対応させ、院内の保管場所を追えるようにする
現場での使用使用時にラベル・バーコード等で実績を残す実消費として記録する時点を決め、必要な材料は患者・処置情報とひも付ける
返品・棚卸未使用品の返却や数量差異を確認する倉庫へ戻した物品、破損・廃棄、開封後未使用の扱いを分けて補正する
照合・改善使用・請求・購買データを確認し、補充基準を見直す医事請求との不一致や不動在庫を点検し、定数・発注ルールへ反映する

「部署に渡した数量」と「実際に使った数量」は分けて考える

倉庫から病棟へ10個払い出しても、その日のうちに10個すべてを使うとは限りません。払出時点で消費したと扱う運用では、病棟に残った未使用在庫が見えにくくなる場合があります。補充の管理が目的なのか、患者別の使用・原価・請求まで確認したいのかに応じて、実績を記録するタイミングと入力方法を選びましょう。

患者別記録や医事連携は、すべての製品・契約で利用できるわけではありません。特定保険医療材料の請求確認、預託品・持込品の処理、未使用品の返品が必要なら、それぞれの処理をデモで再現し、二重入力や記録漏れが生じないか確認してください。

SPDシステムで管理できる物品・業務範囲

SPDシステムで管理できる対象は、医療材料だけではありません。システムによって対応範囲は異なりますが、医薬品、検査試薬、一般消耗品、日用品まで含めて管理できるものもあります。病院内の物品管理を見直す際は、まず自院で管理したい物品の範囲を整理することが重要です。

管理対象 主な管理内容 確認したいポイント
医療材料 発注、入庫、払出、在庫、使用実績、ロット・期限管理 部署別の定数管理や請求漏れ確認に対応できるか
医薬品 発注、入荷検品、在庫、使用実績、部門別管理 薬剤部の運用や既存システムと連携できるか
検査試薬 ロット、期限、部門別在庫、使用量の管理 ロット違いや期限切れを防げるか
消耗品・日用品 部署別請求、補充、消費データの集計 医療材料以外の物品管理まで一元化できるか

管理対象が広がるほど、商品マスタの整備、部署ごとのルール設定、棚卸し方法、既存システムとの連携も複雑になります。導入前には、現在どの物品を誰が管理しているか、どの業務が属人化しているかを整理しておきましょう。

SPDシステムのメリット・導入効果

SPDシステムを導入するメリットは、物品管理をデジタル化できることだけではありません。医療材料や医薬品、消耗品の流れを可視化することで、現場の作業負担を減らしながら、在庫精度や経営管理の質を高められます。ここでは、病院でSPDシステムを導入するメリットや導入効果を詳しく見ていきましょう。

業務の効率化・手間の削減

SPDシステム(院内物流管理システム)を導入すると、これまで看護師や事務職員が手作業で行っていた在庫確認、発注、払出、棚卸しなどにかかる時間を短縮できます。ハンディ端末やバーコード管理を活用すれば、使用実績や在庫数をシステム上で把握しやすくなり、紙やExcelへの転記作業も減らせます。

物品管理にかかる時間を削減できることは、SPDシステムの大きなメリットです。医療スタッフが患者対応や本来の専門業務に集中しやすくなるため、病院全体の業務効率化にもつながります。

在庫の最適化

SPDシステム(院内物流管理システム)では、医療材料や医薬品の入庫・出庫・使用状況を一元管理できるため、在庫の過不足を把握しやすくなります。部署ごとに物品を抱え込んでいたり、定数管理が曖昧になっていたりする場合でも、実際の使用量に基づいて適正在庫を見直せます。

これにより、過剰在庫による期限切れ廃棄や、必要な物品が不足して診療に支障が出るリスクを抑えられます。特に、複数部署で医療材料や消耗品を管理している病院では、SPDシステムによって院内全体の在庫を見える化できるメリットがあります。

コスト削減

SPDシステム(院内物流管理システム)の活用により、過剰在庫や期限切れ廃棄の削減に加え、購買データや使用実績をもとにしたコスト管理もできるようになります。患者別・診療科別・部署別の使用状況を都度把握できていれば、材料費の傾向や無駄な支出が分析しやすくなります。

これは保険請求漏れの防止にもつながるため、在庫管理と収益管理の両面から病院経営の改善に貢献します。物品管理の効率化だけでなく、医療材料費や購買コストを見直せる点も、SPDシステムのメリットです。

請求漏れ・使用実績の記録ミスを防ぎやすくなる

高額な医療材料や手術材料を扱う病院では、使用実績の記録漏れが収益に大きな影響を与えることがあります。SPDシステムを導入すれば、物品の使用情報を患者情報や診療科、手術内容などと紐づけて管理しやすくなり、請求漏れや入力ミスの未然防止につながります。

特に、カテーテルやインプラントなど単価の高い材料を多く扱う病院では、正確な使用記録が経営管理上も重要です。SPDシステムを医療現場で活用することで、使用実績をデータとして残し、請求・会計業務との連携にも活かしやすくなります。

医療安全・トレーサビリティの向上

SPDシステム(院内物流管理システム)は、医療材料のロット番号や使用期限、払出先、使用履歴などを管理できるため、医療安全の向上にも役立ちます。万が一、特定ロットの回収や不具合対応が必要になった場合でも、どの部署で保管され、どの患者に使用されたのかを追跡しやすくなります。

手作業による台帳管理では確認に時間がかかる情報も、システム上で管理することで迅速な対応が可能になります。医療材料の安全性や使用履歴を重視する病院にとって、トレーサビリティ機能はSPDシステムを比較する際の重要なポイントです。

部署間で物品管理ルールを統一しやすくなる

病院では、診療科や病棟ごとに物品の管理方法が異なり、在庫数や発注基準が属人化しているケースがあります。SPDシステムを導入すると、発注、補充、棚卸し、定数管理のルールを標準化しやすくなり、部署ごとのばらつきを抑えられます。

管理方法が統一されることで、異動や担当者変更があっても業務を引き継ぎやすくなり、安定した院内物流体制を構築できます。病院全体で物品管理を標準化できることも、SPDシステムのメリットのひとつです。

院内物流管理(SPD)システムのデメリット・注意点

導入費用・運用費用

SPDシステムのデメリットとしてはまず初期費用と運用コストが挙げられます。システムのライセンス料・月額費用や導入サポート費用などに加え、バーコードリーダーや専用ラベルプリンターなどの周辺機器の整備に一定の投資が必要です。

定着までの時間

SPDシステムが定着するまでの時間(とそれまでにかかる運用負担)もデメリットの一つ。導入初期には、マスタデータの登録や棚割りの再構築、操作手順の習得など、一時的に業務量が増大します。

システム依存リスク

また、SPDシステムに依存しすぎると、システム障害もリスクになります。万が一のシステムダウンや通信障害が発生した際に、材料の供給がストップし診療に影響が出る可能性があります。緊急時のバックアップ体制や手動運用のルールをあらかじめ策定しておくといった備えが必要です。

SPDシステムを導入する際には、短期的な負担だけでなく、中長期的に得られるメリット(短縮できる作業時間、削減できる人件費など)も考慮して判断しましょう。

近年、医療機関を標的としたサイバー攻撃も増加傾向にあり、単なる使いやすさだけでなく、厚生労働省が定める最新のガイドラインに準拠したセキュリティ対策(定期的なバックアップやネットワークの分離など)が徹底されているかどうかも、システム選定の重要なポイントです。

※参照元:厚生労働省|医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html)

SPDシステムの活用による作業時間短縮のイメージ

SPDシステムを導入することで、在庫管理や発注業務などの作業時間は大幅に短縮されます。手作業で行っていた在庫チェックや補充発注はシステムにより自動化され、現場スタッフの業務負荷が軽減します。また、SPDシステムで蓄積された消費データを活用することで、コスト分析や予算管理もスムーズになります。

以下は、SPD導入の「前」と「後」で各業務に要する時間削減イメージをまとめてみました。(※あくまで目安)

業務項目 導入前の作業時間(目安) 導入後の作業時間(目安)
在庫管理 約20時間/月 約5時間/月
発注・補充管理 約16時間/月 約4時間/月
請求関連作業 約10時間/月 約2時間/月

※キャククル編集チーム調べ

院内物流管理(SPD)システムの料金・費用相場

SPDシステムの導入には、初期費用と月額運用費用の2つが発生することが一般的です。初期費用にはシステム構築・端末導入・データ移行などが含まれており、規模によって数百万円から数千万円までの幅があります。月額運用費も規模や機能ラインアップによって10万円前後から数百万円まで大きく異なります。

以下の表に「中小規模(100〜300床程度)」と「大規模(500床以上)」での目安をまとめました。

病院規模 初期導入費用(目安) 月額運用費(目安) 特徴
中小規模病院(〜300床程度) 300〜800万円 10〜50万円 必要機能を絞り導入、コストを抑えやすい
大規模病院(500床以上) 1,000万円〜数千万円 100〜300万円以上 複数拠点・高機能システムが必要、投資規模も大きい

※キャククル編集チーム調べ

小規模病院は、必要最低限の機能を安定的に利用できる定額プランがおすすめです。中間帯では柔軟なオプション追加が可能なケースが多く、規模拡大にも対応しやすくなります。高額なシステムは大規模病院向けになっており、在庫管理・経営分析・AI予測などを組み込んだSPDシステムが多く見られます。

院内物流管理(SPD)システムに関するよくある質問

院内物流管理システムの導入や運用を検討していると、「本当に現場で使いこなせるのか?」「きちんと定着するのか?」といった不安の声が多く聞かれます。ここでは、実際によく寄せられる質問とその回答をわかりやすく解説します。

Q1. SPDシステムと一般的な在庫管理システムの違いは何ですか?

A:SPDシステムのほうが管理対象範囲が広くなっています。

一般的な在庫管理システムは在庫数や入出庫管理が中心ですが、SPDシステムは医療材料や医薬品の発注、供給、使用実績まで管理できます。院内物流全体を最適化できる点が大きな違いです。

Q2. SPDシステムは小規模病院でも導入できますか?

A:小規模病院でも導入できます。

ただし、大規模病院向けの多機能なシステムをそのまま選ぶと、機能を使い切れなかったり、運用負担が大きくなったりする場合があります。小規模病院では、発注、在庫管理、払出、棚卸しなど、日常業務に必要な機能を無理なく使えるかを重視して選ぶことが大切です。

Q3. 小規模病院でもSPDシステムを導入するメリットはありますか?

A:はい、あります。

小規模病院でも、在庫確認や発注、棚卸しを手作業で行っている場合は、SPDシステムによって業務負担を減らせます。人員を増やさず物品管理を効率化したい病院ほど、導入メリットを感じやすいでしょう。

Q4. 院内物流管理(SPD)システムの導入にはどれくらいの費用がかかりますか?

A:コストは病院の規模や機能ラインアップによってことなります。

システム利用時には初期費用、月額利用料、端末費用、マスタ整備費などが発生します。中小規模病院の初期費用目安は300〜800万円、大規模病院の場合は1,000万円〜数千万円です。複数社から見積もりを取り、総額で比較することが大切です。

Q5. SPDシステムの導入にはどれくらいの期間がかかりますか?

A:導入期間は病院の規模や対象物品、既存業務の整理状況によって異なります。

小規模な運用であれば数か月程度、大規模病院や複数部署での導入では、要件整理やマスタ整備を含めて半年以上かかる場合もあります。自院の課題や要望を整理したうえで、システム提供会社に問い合わせて導入スケジュールを確認するようにしましょう。

Q6. スタッフが新しいシステムを使いこなせるか不安です。

A:導入時の丁寧な研修と継続的なフォローがあれば、問題なく運用できます。

院内物流管理システムは一見難しそうに感じるかもしれませんが、操作自体は非常にシンプルに設計されています。多くの現場では、ハンディターミナルでバーコードを「ピッ」と読み取るだけで在庫管理が完了するなど、誰でも扱いやすい工夫がされています。

また、導入時にはベンダーによる操作説明会や実地研修が行われるほか、導入後も定期的なフォローや相談窓口が設けられるケースが一般的です。現場スタッフの「使いやすい」という声を反映しながら、運用にフィットする形で徐々に慣れていけるので、心配しすぎる必要はありません。

Q7. スタッフがスキャン作業を面倒がって使わなくなるのでは?

A:使うメリットが実感できれば、自然と定着します。

現場での「面倒くさい」「忙しくて後回しになりがち」といった声は、どの病院でも起こりうる課題です。しかし、それを防ぐポイントは、「システムを使うことで自分たちの仕事が楽になる」と感じてもらえるかどうかです。

「在庫が自動で補充される」「棚卸がすぐ終わる」といった実感が持てれば、スタッフの間で自然とシステム利用が習慣化されます。導入初期は少し根気がいりますが、管理者やリーダー層が積極的に声をかけ、活用メリットを伝えていくことが効果的です。

Q8. SPDシステムを導入する前に準備しておくべきデータはありますか?

A:まずは現在使用している物品リスト、部署ごとの在庫場所、発注・補充ルール、棚卸し方法を整理しておくことが大切です。

特に、商品名、規格、仕入先、購入単価、使用期限、ロット番号、部署別の定数などは、システム導入時のマスタ整備に関わります。

これらの情報が整理されていないまま導入すると、システムを入れても現場で使いにくくなったり、在庫データの精度が上がらなかったりする可能性があります。

Q9. 導入当初に整えた物品データが、数年後には古くなって使えなくなってしまわないか心配です。

A:定期的なチェック体制と管理ルールの明確化で、データの鮮度は維持できます。

院内物流管理システムの精度を保つうえで欠かせないのが、物品マスタ(品名・単価・ロットなど)の更新です。「最初は正確でも、その後のメンテナンスが行き届かない」という事例は少なくありません。

ベンダーによっては、物品マスタを提供してくれるところもあり、製品の追加・更新作業を支援してくれる場合もあります。もし「自院だけで管理していくのは不安」という場合は、こうしたサポートがあるベンダーを選ぶことで、より安心して運用を続けることができるでしょう。

Q10. 委託業者に任せた場合、サービスの質が安定するか不安です。

A:事前に契約内容とサービス水準をしっかり確認することが大切です。

業務委託型SPDでは、外部の業者が物品管理を担うため、「ちゃんとやってくれるのか?」「トラブル対応は?」といった不安を感じる方も少なくありません。

委託契約を結ぶ際には、サービス水準(SLA)を明確にしておくことが大切です。たとえば、「欠品率は月0.1%以内」「緊急対応は30分以内」などの具体的な指標を契約書に盛り込んでおけば、万一の際も改善要求をしやすくなります。

また、導入後も定期的にレビュー会議を開き、現場の声を業者に伝えながら運用をブラッシュアップしていくことで、良好なパートナー関係を築くことができます。

まとめ

院内物流管理システムは、単なる「在庫管理ツール」ではありません。院内のすみずみにまで物品を行き渡らせ、スタッフの業務を支え、患者さんに安心と安全を届けるための、見えないインフラとして病院運営の根幹を支えています。

導入にあたっては不安や課題もあるかもしれませんが、それら一つひとつにしっかりとした解決策があります。自院の状況や体制に合わせたシステムや運用方法を選ぶことで、確実に成果を上げることができるはずです。

これからの病院運営をもっと前向きに、もっとスマートにするために、今こそ、自院に合った導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

また、この記事で紹介している製品以外のSPDシステムも確認したい方は、SPDサービス事業者専門メディア「MediLogi(メディロジ)」もぜひご確認ください。

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この記事の執筆者について

本記事は、医療機関向けシステム・院内物流管理サービスの公開情報をもとに、キャククル編集部が作成しています。サービスの機能、導入事例、費用情報は各社公式サイト・公開資料を参照し、病院規模や運用形態ごとに比較しやすいよう整理しました。

医療材料管理やSPD運用は、病院の規模や部門構成、既存システムとの連携状況によって適した方法が異なります。導入前には、複数社に相談し、自院の業務フローに合うか確認することをおすすめします。

免責事項
本記事は、2026年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。