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院内物流管理(SPD)システムおすすめ13選を徹底比較。口コミ評判、導入事例など【2025年12月版】

最終更新日:2025年12月03日

この記事では、各社の院内物流管理(SPD)システムの特徴や機能、料金、導入事例などを比較しやすいようにご紹介します。

「在庫が足りない」「期限切れが見つかった」「看護師が備品探しに追われている」… こうした院内物流にまつわる問題は、日々の悩みのタネとなっているのではないでしょうか。「院内物流管理システム(SPDシステム)」は、そういった課題の解決策として注目されています。院内物流(SPD)システムを導入すれば、事務作業や管理業務を減らし、患者対応に集中できる時間を増やすことができます。

院内物流(SPD)システムの導入を検討している方は、院内物流管理システムを選定する際にぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

院内物流管理(SPD)システムの一覧表

ここでは、おすすめの院内物流管理(SPD)システムの特徴を一覧で紹介しています。それぞれのシステムの詳細を確認したい方は、下記のボタンをクリックしてください。(※記事のサービス紹介部分に移動します)

会社名 サービスの特徴

Medilia

【小~中規模向け】充実した導入サポートで迷わず使いこなせるシステム

  • 現場を把握した担当者による充実した導入(後)サポート
  • 導入コストが抑えられる小~中規病院模向けの料金プラン
  • 誰でも使えてすぐ定着!人手が少なくても在庫管理が回る

スズケン

システムと人材を組み合わせたアウトソーシング型SPD

Medical Stream

使った物品を自動で記録し入力作業を削減

Medyus3

その場で読み取り登録!在庫と請求を一括更新

JoyPla®

インターネット経由で導入も運用もかんたん

ゼロサプライ

複数病院の在庫を一画面で見える化

東亜システム

請求漏れを自動チェックし、収入の取りこぼしを防ぐ

Mr. SPD

登録はカードを集めてスキャンするだけ

Mediboard

在庫・発注・契約書をひとつの画面で管理

MASTY

全国の拠点から安定供給!アウトソーシング型のSPD

X-SPD

300床~400床の大学病院の導入実績もある院内物流管理システム

キシヤ物流センター

現場主義に基づくサポートで円滑なシステム導入を実現

Logistics Service System

施設の運用実態に応じて柔軟に構築可能なシステム

院内物流管理(SPD)システムとは?

病院の物品管理を一元化するSPDの流れを示した図解

SPDはSupply(供給)Processing(加工)Distribution(分配)の頭文字をとった略語です。その名の通り、医薬品や診療材料、手術器械から事務用品まで、あらゆる物品の調達、在庫管理、各部署への供給を一元的に管理することを目指します。

SPDの目的は、院内の物品管理を最適化し、病院経営の強さや柔軟性を高めることにあります。コンピューターシステムを活用することで、複雑で多くの作業が必要な物流業務を効率的に進めることができるようになります。

院内物流管理システムが求められる背景

1990年代初頭、中央材料室の滅菌業務や物品供給を外部業者が担う形から導入が始まりました。特に2000年代以降は、医療材料費の削減や看護師の業務負担軽減を目的に、国公立病院や中〜大規模の民間病院を中心に普及が加速しました。

2020年代に入ると、働き方改革や医療安全の強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の文脈でも注目され、SPD導入は業務改善の中核施策として位置付けられています。現在では病院の約半数以上がSPDを何らかの形で導入※しており、特に大規模病院では、SPDなしには物品管理が成り立たないケースも増えています。

※参照元:独立行政法人福祉医療機構 | 2020年度(令和2年度)病院における医薬品・医療材料・医療消耗器具備品の購入に関するアンケート結果について【PDF】(https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/210310_No014.pdf)

また、2024には2019改正された労働基準法に基づいて、医師や看護師にも時間外労働の上限が設けられました。その上限を守り、患者が中心になっているコア業務に集中するためにも、SPDシステムによる手間の削減や業務効率化が注目されています。

医療機関に適用する水準 年の上限時間
A(一般労働者と同程度) 960時間
連携B(医師を派遣する病院) 1,860時間
※2035年度末を目標に終了
B(救急医療等)
C-1(臨床・専門研修) 1,860時間
C-2(高度技能の修得研修)

※参照元:厚生労働省「医師の働き方改革 ~医療を未来に繋ぐために~」【PDF】P.33(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001128607.pdf)

院内物流管理(SPD)システムと一般的な物流管理システムの違い

一般的な物流管理システムは、商品や資材の入出庫・在庫管理・配送など、主に製造業や小売業の業務効率化を目的に設計されています。一方、院内物流管理システムは、医療機関の特性に合わせて最適化されたシステムです。

SPDでは、医療材料や医薬品など命に直結する物品を対象とし、ロット管理・使用期限の徹底や患者ごとの使用履歴の記録など、より高度なトレーサビリティ(追跡可能性)が求められます。また、電子カルテや会計システムと連携し、保険請求漏れの防止や院内業務の一元管理も実現できます。単なる物流の効率化ではなく、医療の安全性と経営効率の両立を支えるシステムになっていることが、一般的な物流システムとの決定的な違いです。

院内SPDと院外SPDの違い

院内物流管理システム(SPD)の他には、院外物流管理システムもあります。院内SPDは、病院内に設置された物流センターで運用され、現場と近い場所のリアルタイム物品管理に特化しています。

一方、院外SPDは、病院外の拠点に物流機能を置き、広域で複数の施設をまとめて管理するためのシステムです。院外SPDはスケールメリットやコスト面で優れていますが、緊急時に対応フローが複雑になるなど、院内SPDに比べて課題もあります。

院内物流管理(SPD)システムの主な機能

ここでは、SPDシステムの一般的な機能とそのメリット・使い方をまとめています。

機能 説明 効果
在庫管理 医療材料や医薬品の入出庫をバーコードやRFIDで記録し、残量を随時確認できる ・コストを削減しながら、安定供給を実現
・期限切れによる廃棄リスクの防止
発注・補充管理 必要量を自動的に算出し、医療材料・医薬品が少なくなってきたタイミングで発注できる ・担当者の負担軽減
・発注ミスの防止
・コストの適正化
ロット・トレーサビリティ管理 製品ごとのロット番号やシリアル番号を管理できる ・リコール対象製品の早期特定と使用状況確認
使用実績・コスト分析 医療材料や医薬品の使用履歴をデータとして蓄積し、部門別や患者別に分析できる ・無駄な使用の削減や適正配布の徹底
請求・会計システム連携 医療材料・医薬品の使用や発注に関するデータを院内の会計・請求システムに反映できる ・入力作業の手間削減
・請求漏れや二重計上のミスを防止

SPDシステムの活用による作業時間短縮のイメージ

SPDシステムを導入することで、在庫管理や発注業務などの作業時間は大幅に短縮されます。手作業で行っていた在庫チェックや補充発注はシステムにより自動化され、現場スタッフの業務負荷が軽減します。また、SPDシステムで蓄積された消費データを活用することで、コスト分析や予算管理もスムーズになります。

以下は、SPD導入の「前」と「後」で各業務に要する時間削減イメージをまとめてみました。(※あくまで目安)

業務項目 導入前の作業時間(目安) 導入後の作業時間(目安)
在庫管理 約20時間/月 約5時間/月
発注・補充管理 約16時間/月 約4時間/月
請求関連作業 約10時間/月 約2時間/月

院内物流管理(SPD)システムにかかる料金・費用

SPDシステムの導入には、初期費用と月額運用費用の2つが発生することが一般的です。初期費用にはシステム構築・端末導入・データ移行などが含まれており、規模によって数百万円から数千万円までの幅があります。月額運用費も規模や機能ラインアップによって10万円前後から数百万円まで大きく異なります。

以下の表に「中小規模(100〜300床程度)」と「大規模(500床以上)」での目安をまとめました。

病院規模 初期導入費用(目安) 月額運用費(目安) 特徴
中小規模病院(〜300床程度) 300〜800万円 10〜50万円 必要機能を絞り導入、コストを抑えやすい
大規模病院(500床以上) 1,000万円〜数千万円 100〜300万円以上 複数拠点・高機能システムが必要、投資規模も大きい

小規模病院は、必要最低限の機能を安定的に利用できる定額プランがおすすめです。中間帯では柔軟なオプション追加が可能なケースが多く、規模拡大にも対応しやすくなります。高額なシステムは大規模病院向けになっており、在庫管理・経営分析・AI予測などを組み込んだSPDシステムが多く見られます。

院内物流管理(SPD)システムの選び方:導入パターンと選定ポイント

「システム単体型」と「業務委託型」の違い

病院の在庫管理方法「システム単体」と「業務委託型」の比較図
システム単体型 業務委託型
運用主体 自院 委託業者
コスト ランニングコスト低め 委託費用が発生
ノウハウ蓄積 あり 院内では限定的
人材リソース 必要 最小限で可
柔軟性 高い 委託内容に依存

システム選定で失敗しないための4つのチェックポイント

院内物流管理システムの導入を検討するうえで、単に「どちらが良いか」ではなく、「自院の経営戦略や現場の状況にとって、どちらが現実的で効果的か」を見極めることが、SPD導入の成否を左右します。
判断に迷う場合は、複数のベンダーに相談し、提案を比較検討することをおすすめします。導入後に後悔しないためにも、丁寧な見極めが大切です。

1. 病院の規模(病床数・物品量)

まずは病院の規模に着目しましょう。病床数が多く、物品の取り扱い点数が多い病院では、物量に比例して業務の煩雑さも増すため、専門業者による業務委託型を検討する価値があります。

一方、100~300床程度の中小規模病院では、シンプルな運用でも十分に回せる可能性があり、自院で完結する「システム単体型」のほうが適していることもあります。

2. 既存システムとの連携

電子カルテや医事会計システムなど、既に運用しているシステムとの連携性も重要な判断材料です。
院内物流管理システムを導入しても、他のシステムと連携できなければ、二重入力やデータ整合性の問題が発生し、かえって業務の負担が増えることもあります。

事前に、自院が使っているシステムとの接続実績があるベンダーかどうかを確認しましょう。

3. 院内の人的リソース(担当者の有無・専門性)

SPDを自院で運用するには、専任の物流管理担当者やシステムの運用を任せられる人材が必要です。人員に余裕があり、現場の業務改善に前向きなスタッフがいれば、システム単体型を導入して自院にノウハウを蓄積していくのも良い選択です。

反対に、すでに人手が足りていない、または他業務で手一杯な状況であれば、業務委託型で外部に任せたほうが安定した運用につながります。

4. 費用対効果(初期コストとランニングコスト)

システム単体型は初期導入コストがかかるものの、運用後のランニングコストを比較的抑えられる傾向にあります。反対に、業務委託型は人件費やサービス費用が発生するため、継続的な支出が必要になります。

初期費用と継続的な費用、そして見込まれる効果(コスト削減、業務削減、人材育成など)をトータルで比較することが大切です。

病院タイプ別の選定パターン

SPDシステムは病院の規模や運営方針によって導入すべき製品が変わってきます。以下に病床数別のおすすめポイントを整理しました。

100床未満の病院

基本的な機能(在庫管理、発注支援)が搭載され、定額プランが選べるシステムがおすすめです。小規模向けSPDシステムを導入することで、最低限の人的コスト削減と在庫精度の改善を実現できます。また、スタッフに負担をかけずに導入するためには、シンプルで見やすい画面設計・デザイン(UI)も重要です。

100〜300床の病院

基本機能のラインアップがが小規模向けシステムに近く、オプション追加が可能な中間帯のSPDシステムを選ぶことで、コストを抑えつつ将来的な規模拡大にも対応できます。規模に応じて、在庫管理に加えて消耗品の自動補充や使用履歴閲覧ができるシステムが効果的です。

500床以上の大規模病院

複数拠点の連携や、RFID・AIを活用した高度な在庫管理を行える高機能システムがおすすめです。リアルタイムデータ分析やコスト削減効果の見える化、経営層向けのレポート機能を備えたSPDシステムを選ぶと、物品管理の最適化が経営全体の改善に繋がりやすくなります。初期費用・運用費は高額になりますが、長期的には効率改善による大きな投資対効果(ROI)が見込めます。

各社が提供する院内物流管理(SPD)システムの詳細情報

ここでは、各社が提供している院内物流管理(SPD)システムの特徴や導入事例を詳しく紹介しています。選定の際はぜひ参考にしてみてください。

【小~中規模向け】充実した導入サポートで迷わず使いこなせるシステム

Medilia

Medilia

※画像をクリックすると
公式サイトへ移動します。

引用元: Medilia公式HP(https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

Mediliaの概要

Medilia(メディリア)は、「人に依存しがち」「手間がかかる」「ミスが起きやすい」といった物品管理の課題を解消する、医療機関向けの院内物流管理システムです。

特長は、物品を使ったときに専用ラベルを台紙に貼るだけという、シンプルな運用にあります。あとはハンディ端末で読み取るだけで情報が記録され、発注データもワンクリックで作成可能。担当者が変わっても業務品質を保てるようになり、手順のばらつきが減っていきます

記録されたデータはシステム上で一元管理され、在庫チェックや発注表の作成にかかる作業が大きく軽減されます。適正在庫を保ちやすくなることで、期限切れの廃棄や欠品リスクが減り資材ロスや無駄な支出の抑制にもつながります。

Mediliaでは、導入そのものではなく、現場に運用が根づくことを重視しています。導入初期には経験豊富なスタッフが常駐し、現場の課題を確認しながら運用設計を支援。初めての導入でも、スムーズに現場へ定着できるよう伴走しています。

業務効率化に繋がる便利な機能

Mediliaは、医療機関の物品管理においてありがちな「在庫の持ちすぎ」や「期限切れによる廃棄」を防ぐために、部署ごとの適正在庫数の設定や、期限・ロットごとのきめ細かな管理が可能な院内物流管理システムです。

また、蓄積されたデータをもとにした帳票出力や分析機能も充実しており、属人的な判断に頼らない計画的な在庫運用が可能になります。他にも棚卸機能や費用管理機能など、運用改善につながる機能が豊富に揃っています。【→ メディリアの機能一覧を見る(公式HP) 】

公式サイトを
見る

Mediliaを選ぶべき理由

現場を把握した担当者による充実した導入(後)サポート

Mediliaを開発している株式会社ホスネット・ジャパンはシステム開発だけでなく、病院の在庫管理を業務委託で行っている経験も豊富です。経験豊富なスタッフが現場に入り、実際の業務内容を把握したうえで適した運用方法を提案してくれます。

また、院内物流管理(SPD)システムの導入支援にとどまらず、倉庫レイアウトの見直しやPCの作業環境の整備、院内物流の流れやルールの改善など、運用経験がないと気づきにくい細やかな視点でのサポートも可能です。

Mediliaを導入した企業からは、このしっかりした運用支援が評価されています。効率のいい使い方を教えてもらえるので、初めてシステムを導入する病院に向いています。

導入コストが抑えられる小~中規病院模向けの料金プラン

Mediliaはパッケージ導入が可能のため、初期費用・月額費用を抑えられるこのも可能。小~中規模の病院向けにはライトスペックのシステムが用意されており、月額費用数万円~で利用できます。「システムを導入してみたいが、コストが気になる」という方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。【→ 資料で詳細を確認する】

また、導入時の負担が少ないのもMediliaの特長です。多くのシステムでは、商品マスタを自作するか購入するのが当たり前ですが、Mediliaは追加料金なしでマスタを提供しています。登録作業の手間がかからず、面倒な準備なしでスムーズに導入をスタートできます。

こうした一連の仕組みで、コスト削減に直結する物品管理を実現しています。

誰でも使えてすぐ定着!人手が少なくても在庫管理が回る

Mediliaは、誰でも使いやすく、現場にスムーズに定着する院内物流管理システムです。紙やExcelに頼っていた管理が、ラベル貼付と簡単な操作だけで完了し、導入直後から作業負担を軽減できます。

導入施設では、「人手不足でも回るようになった」「定時退勤が増えた」といった声もあり、無理なく根づくことで、業務の安定化や人件費の抑制にもつながっています。【→ メディリアの導入事例を見る(公式HP) 】

こうした使いやすさは、SPD業務を熟知した会社だからこその設計にあります。作業順に沿ったボタン配置や、重要情報を見やすく表示するアラート機能など、ストレスなく運用できる工夫が随所に活かされています。

Mediliaの導入事例

属人化を解消!ミスも大幅減少

病院規模:200床

Mediliaを導入したことで、発注時における目視での確認が不要となり、専門的な知識がない担当者でも作業を代行できるようになりました。
従来は特定の担当者しか在庫状況を把握しておらず、業務の属人化が課題となっておりましたが、自動発注機能により注文ミスが大幅に減少しました。
業務の標準化が進み、補完体制も整ったことで、どの担当者が対応してもスムーズな在庫管理を実現することができました。

引用元:Medilia公式HP (https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

効率化で「定時で帰れる」が現実に

病院規模:100床

Medilia導入により、診療現場における手書きでの発注業務は大幅に削減され、管理担当者の業務負担も軽減されました。これに伴い、定時で業務を終えることが可能となりました。

また、帳票機能を活用することで、月次の購買管理や部署別在庫の計上業務も大幅に効率化されました。システム化によりデータの蓄積と二次利用が可能となり、業務全体の最適化と効率化に大きく貢献しています。

スタッフにも好評!現場にやさしい運用体制に

病院規模:100床

当院では、部署スタッフが倉庫から材料を持ち帰る際、ノートに持ち帰る材料を記入してもらっていました。その後、その情報をAccessで作成した在庫管理システムに入力して管理していたのですが、管理を担当している職員の負担が大きく、悩んでいたところ、Mediliaを紹介していただきました。

Mediliaを導入することで、在庫管理や発注にかかる時間が大幅に短縮され、材料を取りに来るスタッフもノートに書く代わりにシールを貼るだけで済むようになり、大変喜ばれています。

引用元:Medilia公式HP (https://www.hosnet-21.co.jp/medilia.php)

公式サイトを
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Mediliaの会社概要

会社名 株式会社ホスネット・ジャパン
所在地 岡山市北区今1-3-19
URL https://www.hosnet-21.co.jp/

スズケン

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システムと人材を組み合わせたアウトソーシング型SPD

スズケンのSPDサービスは、在庫管理システムと専任スタッフによる運用支援を組み合わせたアウトソーシング型の院内物流管理サービスです。SPD担当者が院内を調査し、在庫補充や品質管理、実績集計などの業務を代行。病院職員の業務負担を軽減し、本来の業務へ集中できるよう支援します。

また、独自の在庫適正化エンジンで適正在庫数を自動算出し、欠品防止とコスト削減を両立。災害時の緊急供給体制や手術室・購買代行など幅広い支援が可能です。

スズケンの会社概要

会社名 株式会社スズケン
所在地 愛知県名古屋市東区東片端町8番地
URL https://www.suzuken.co.jp/

Medical Stream

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使った物品を自動で記録し入力作業を削減

Medical Stream(メディカルストリーム)は、株式会社サン・システムが病院向けに提供する院内物流管理システムです。

ICタグを用いた物品の追跡や、AIを使った文字の読み取り技術などの新しい技術を取り入れているのが、大きな特徴です。

また、中小規模の病院でも導入しやすいように月額プランを用意しており、シンプルな運用から複雑なシステム連携まで柔軟に対応できる点も魅力です。

Medical Streamの導入事例

RFID導入でバーコード回収作業を大幅削減

病院規模:約750床(国立の大学病院)

これまでは物流センターにおいて回収したバーコードを読み取る作業が必要でしたが、RFIDを活用したシステムにより、業務負担の著しい軽減が実現出来ています。

今後は読み取り手法を見直す事で、更に業務負担が軽減出来ると考えています。

例えば、RFIDタグを収集しなくても診療現場の消費時に、その場でアンテナにかざす、または(センサー付きの)ゴミ箱に捨てるなどの方法により、日々の動作の中で材料の消費記録がリアルタイムに取得出来るという事を期待しています。

引用元:株式会社サン・システム公式HP (https://www.sunsystemcorp.com/results/?id=1606199762-163637)

Medical Streamの会社概要

会社名 株式会社サン・システム
所在地 新潟県長岡市東蔵王2-6-36
URL https://www.sunsystemcorp.com/

Medyus3

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その場で読み取り登録!在庫と請求を一括更新

Medyus3は、病院内の医薬品や医療材料、検査試薬などの物流を一括で管理できる院内流通管理システムです。
電子カルテや調剤支援システムと連携し、発注・在庫・消費といった業務を効率化します。

現場では専用のスマート端末(小型の携帯機器)を使うことで、バーコードの読み取りによる物品の検品や棚卸、請求が簡単に行えます。パソコンが近くになくてもその場で作業でき、病院全体の業務負担やコストの軽減につながります。

Medyus3の会社概要

会社名 株式会社メディアス
所在地 石川県金沢市鞍月5丁目181 番地 AUBEビル 6 階
URL https://www.medyus.co.jp/

JoyPla®

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インターネット経由で導入も運用もかんたん

JoyPla(ジョイプラ)は、スパイラル株式会社が開発した、中小規模病院向けのクラウド型院内流通管理(SPD)システムです。バーコードをスキャンするだけで、医療材料の受発注・在庫・ロット・使用期限を一括管理し、部署別の請求額を自動集計して卸業者へまとめて発注できます。

さらに「グループ施設管理」機能により、複数病院の在庫状況を可視化できるため、過剰在庫・欠品・請求漏れを防止しながら、業務負担とコストを削減可能です。病院と卸業者間での欠品や見積情報もリアルタイムに共有でき、棚卸・発注業務の大幅な効率化につながります。

JoyPla®の会社概要

会社名 スパイラル株式会社
所在地 東京都港区赤坂 2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル
URL https://www.spiral-platform.co.jp/

ゼロサプライ

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複数病院の在庫を一画面で見える化

ゼロサプライは、ゼロシステム株式会社が提供する、医療機関向けのクラウド型SPD(院内物流管理)システムです。

診療材料・医薬品・消耗品・日用品をバーコードやハンディ端末で一元管理し、各科請求や巡回補充型の運用(ラウンド運用)、物品使用をバーコードで記録できるSPDカードなど、現場ごとの運用スタイルに柔軟に対応しています。

在庫の適正化や供給をスムーズにするとともに、複数施設での統合購買や、統計レポート機能による経営分析・コスト削減を支援するなど、経営に役立つ機能も備えています。

ゼロサプライの導入事例

全4施設で在庫・薬価管理を一元化

病院規模:全4施設

当院では、全4施設において発注、入荷、払出、棚卸等様々な場面でZeroSupplyを活用しています。
物品マスタメンテでは、MEDISや厚生省のデータを取込むことができ、薬品や医療材料の登録において有用な情報を簡単に登録できます。

薬価改定等にも1クリックで対応でき、医療機関向けのシステムならではの強みだと感じます。
データも様々なパターンで出力でき、データ分析に大きく役立っています。

また、当方の細かい要望にも柔軟かつ迅速に対応していただき大変助かっています。

引用元:ゼロシステム株式会社公式HP (https://zerosystem.jp/case/17)

ゼロサプライの会社概要

会社名 ゼロシステム株式会社
所在地 熊本県熊本市西区春日3丁目15番60号 JR熊本白川ビル6F
URL https://zerosystem.jp/

東亜システム

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請求漏れを自動チェックし、収入の取りこぼしを防ぐ

東亜システムのSPDシステムは、電子カルテや医事システムの開発実績を持つ企業が提供する院内物流管理システムです。
保険請求情報と消費材料情報を突合するコスト管理統計機能に優れ、未請求や過剰請求といった収益ロスの防止に役立ちます。

小規模病院でも導入しやすいよう、最低限の機能からスタートし、必要に応じて段階的に拡張できる構成となっています。特に、既存PCや小型サーバで構築できる点が中小規模病院に好評です。

東亜システムの会社概要

会社名 東亜システム株式会社
所在地 愛知県長久手市野田農405番地
URL https://toasystemkk.co.jp/

Mr. SPD

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登録はカードを集めてスキャンするだけ

Mr.SPDは、物品の保管棚に設置した「定数カード」を使って在庫を管理する院内流通管理(SPD)システムです。物品を使ったらカードを抜き取り、まとめてスキャンするだけで消費登録が完了します。キーボードやマウスの操作は最低限にとどめており、短時間かつ少ない手順で、ミスの少ない消費登録を行うことができます。

また、画面の使いやすさにも力を入れており、マウス移動距離を最小化する配置や項目の色分け等、現場スタッフがストレスなく使える配慮がなされています。

Mr. SPDの会社概要

会社名 システムアーツ株式会社
所在地 札幌市東区苗穂町12丁目1-1
URL https://www.sys-arts.net/

Mediboard

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在庫・発注・契約書をひとつの画面で管理

Mediboardは、医療機関や介護施設向けのバックオフィス業務を一元管理できるクラウド型プラットフォームです。院内流通管理にも活用できます。
医療材料・医薬品・消耗品などの購買から在庫管理、電子稟議や契約管理まで幅広くカバーし、業務の効率化と情報の可視化を実現します。

部署ごとの発注申請から承認・発注書作成までを数クリックで完了でき、在庫数が下がると自動で購入申請を行う機能も備えています。
蓄積データを活用した分析や帳票出力にも対応し、経営改善にも役立つシステムです。

Mediboardの会社概要

会社名 株式会社サザンウィッシュ
所在地 東京都中央区日本橋室町 3-4-7日本橋室町プラザビル 7階
URL https://www.southernwish.com/

MASTY

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全国の拠点から安定供給!アウトソーシング型のSPD

株式会社ムトウでは、物品の在庫管理システム「MASTY」と人手による運用支援を組み合わせた、アウトソーシング型の物流管理サービスを行っています。購買手続きや物品の補充だけでなく、手術に使う道具の準備や、機器の貸出・返却、点検記録までを一括してサポートしています。

また、札幌・東京・大阪・九州の4つの物流拠点から一括購買・供給を行う体制を整えており、災害時にも安定した物資供給が可能なことから、病院のBCP(事業継続計画)対策としても有効です。

MASTYの会社概要

会社名 株式会社ムトウ
所在地 東京都台東区入谷1-19-2
URL https://www.wism-mutoh.jp/

X-SPD

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300床~400床の大学病院の導入実績もある院内物流管理システム

X-SPDは、長崎県佐世保市に本社を構える大新技研株式会社が提供する院内物流管理システムです。300床~400床の大学病院の導入実績もあり、在庫管理はもちろん、定数管理や業者への受発注管理などにも対応しています。

物品管理にはユニークコードを活用することで、移動履歴や期限の正確な追跡が可能です。これにより、不良在庫の削減、保管スペースの有効活用化が可能になります。

大新技研株式会社はソフトウェア開発を自社で行っているため、独自システムの提案も可能になっています。

X-SPDの会社概要

会社名 大新技研株式会社
所在地 長崎県佐世保市広田4-5-5
URL https://www.daishin-giken.co.jp/index.html

キシヤ物流センター

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現場主義に基づくサポートで円滑なシステム導入を実現

株式会社キシヤの提供する院内物流管理(SPD)システムは、医療材料等の物流を一元的に管理することで、病院経営の効率向上と医療現場スタッフの業務負荷軽減を目指します。事業開始から20年以上の実績があり、同社のSPDシステムは多くの医療機関の導入実績があります。

キシヤは医療機関のパートナーとして、医療材料の物流管理を通じた病院運営をサポートしています。現場主義に基づいた物流管理サポート体制を構築しており、院内物流管理システムの円滑な導入と安定的な運用を促進しています。システムの導入サポートの他には物品の供給、資料の作成、物品単価の低減交渉といった業務も支援してもらえます。

この体制を通じて、顧客満足度の維持と、経済性と即効性を考慮した物流管理を実現しています。

キシヤ物流センターの会社概要

会社名 株式会社キシヤ
所在地 福岡県福岡市東区松島1丁目41番21号
URL http://www.kishiya.co.jp/

Logistics Service System

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施設の運用実態に応じて柔軟に構築可能なシステム

Logistics Service System(ロジスティックスサービスシステム)は、病院の物流業務をトータルで最適化するSPD管理システムです。各施設の運用実態に応じて柔軟に構築可能で、購買から消費、配送、在庫、品質、コスト管理まで幅広く対応しています。

バーコードやRFIDを活用した物品管理により、正確な在庫・消費データの記録と業務効率化を実現します。電子カルテ連携機能を使うことで、請求漏れを防止し、DPCに対応したコスト集計も可能です。

また、Logistics Service Systemを提供する株式会社メディカルサポートは院内物流のアウトソーシング支援にも対応しています。

Logistics Service Systemの会社概要

会社名 株式会社メディカルサポート
所在地 京都市南区上鳥羽北塔ノ本町2番地 SMGビル5F
URL https://www.medicalsupport.jp/index.html

院内物流管理(SPD)システムに関するよくある質問

院内物流管理システムの導入や運用を検討していると、「本当に現場で使いこなせるのか?」「きちんと定着するのか?」といった不安の声が多く聞かれます。ここでは、実際によく寄せられる質問とその回答をわかりやすく解説します。

Q1. スタッフが新しいシステムを使いこなせるか不安です。

A:導入時の丁寧な研修と継続的なフォローがあれば、問題なく運用できます。

院内物流管理システムは一見難しそうに感じるかもしれませんが、操作自体は非常にシンプルに設計されています。多くの現場では、ハンディターミナルでバーコードを「ピッ」と読み取るだけで在庫管理が完了するなど、誰でも扱いやすい工夫がされています。

また、導入時にはベンダーによる操作説明会や実地研修が行われるほか、導入後も定期的なフォローや相談窓口が設けられるケースが一般的です。現場スタッフの「使いやすい」という声を反映しながら、運用にフィットする形で徐々に慣れていけるので、心配しすぎる必要はありません。

Q2. スタッフがスキャン作業を面倒がって使わなくなるのでは?

A:使うメリットが実感できれば、自然と定着します。

現場での「面倒くさい」「忙しくて後回しになりがち」といった声は、どの病院でも起こりうる課題です。しかし、それを防ぐポイントは、「システムを使うことで自分たちの仕事が楽になる」と感じてもらえるかどうかです。

「在庫が自動で補充される」「棚卸がすぐ終わる」といった実感が持てれば、スタッフの間で自然とシステム利用が習慣化されます。導入初期は少し根気がいりますが、管理者やリーダー層が積極的に声をかけ、活用メリットを伝えていくことが効果的です。

Q3. 導入当初に整えた物品データが、数年後には古くなって使えなくなってしまわないか心配です。

A:定期的なチェック体制と管理ルールの明確化で、データの鮮度は維持できます。

院内物流管理システムの精度を保つうえで欠かせないのが、物品マスタ(品名・単価・ロットなど)の更新です。「最初は正確でも、その後のメンテナンスが行き届かない」という事例は少なくありません。

ベンダーによっては、物品マスタを提供してくれるところもあり、製品の追加・更新作業を支援してくれる場合もあります。もし「自院だけで管理していくのは不安」という場合は、こうしたサポートがあるベンダーを選ぶことで、より安心して運用を続けることができるでしょう。

Q4. 委託業者に任せた場合、サービスの質が安定するか不安です。

A:事前に契約内容とサービス水準をしっかり確認することが大切です。

業務委託型SPDでは、外部の業者が物品管理を担うため、「ちゃんとやってくれるのか?」「トラブル対応は?」といった不安を感じる方も少なくありません。

委託契約を結ぶ際には、サービス水準(SLA)を明確にしておくことが大切です。たとえば、「欠品率は月0.1%以内」「緊急対応は30分以内」などの具体的な指標を契約書に盛り込んでおけば、万一の際も改善要求をしやすくなります。

また、導入後も定期的にレビュー会議を開き、現場の声を業者に伝えながら運用をブラッシュアップしていくことで、良好なパートナー関係を築くことができます。

まとめ

院内物流管理システムは、単なる「在庫管理ツール」ではありません。院内のすみずみにまで物品を行き渡らせ、スタッフの業務を支え、患者さんに安心と安全を届けるための、見えないインフラとして病院運営の根幹を支えています。

導入にあたっては不安や課題もあるかもしれませんが、それら一つひとつにしっかりとした解決策があります。自院の状況や体制に合わせたシステムや運用方法を選ぶことで、確実に成果を上げることができるはずです。

これからの病院運営をもっと前向きに、もっとスマートにするために、今こそ、自院に合った導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

また、この記事で紹介している製品以外のSPDシステムも確認したい方は、SPDサービス事業者専門メディア「MediLogi(メディロジ)」もぜひご確認ください。

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本記事は、2025年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。