非破壊検査装置は、製品や構造物を壊さずに内部欠陥、表面きず、減肉、接合不良、異物混入などを調べるための設備です。メーカーや取扱会社を比較するときは、社名や装置名だけでなく、検査対象、欠陥の種類、材料、厚み、ライン条件、検査資格者の運用まで整理する必要があります。
非破壊検査装置の比較では、X線・CT、超音波探傷、渦流、磁粉、浸透、赤外線など、検査目的に合う方式を選ぶことが重要です。装置購入だけでなく、受託検査や検査サービス委託も含めて検討しましょう。
非破壊検査装置メーカー・取扱会社16社の比較表
検査対象、検査方式、向いている用途をもとに、非破壊検査装置メーカー・取扱会社を比較できるよう整理しています。実際の検査可否は、対象ワーク、欠陥サンプル、材料、厚み、検査基準によって変わります。
| 会社名 | サービスの特徴 | 得意な検査対象 | 検査方式・対応範囲 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
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Evident |
超音波探傷・フェーズドアレイ・渦流探傷を幅広く扱うNDT機器ブランド |
溶接部、配管、鋳造品、複合材、航空・エネルギー関連部品など
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超音波探傷、フェーズドアレイUT、渦流探傷、厚さ測定、インライン検査機器
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現場検査、設備保全、製造ライン検査、複数方式を使い分けたい検査部門
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Waygate Technologies |
X線、超音波、渦流、遠隔目視まで扱う産業用NDTソリューション |
航空、エネルギー、石油・ガス、自動車、鋳造品、構造部材など
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X線撮影、産業用CT、超音波、渦流、遠隔目視、検査データ活用
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大型部品や重要部品の検査、海外拠点を含むNDT運用を標準化したい企業
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株式会社島津製作所 |
X線透視・X線CTを中心に非破壊検査機器を展開 |
樹脂成形品、アルミダイカスト、電子部品、電池、金属・複合材料など
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マイクロフォーカスX線、X線透視、X線CT、内部構造観察、欠陥解析
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研究開発、品質保証、故障解析、オフラインで内部観察したい検査室
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株式会社ニコン |
X線CT検査装置で小型から中型ワークの内部解析・計測に対応 |
アルミ鋳造品、樹脂成形品、電子部品、複合材料、小型から中型サンプル
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マイクロフォーカスX線、X線CT、透過型X線検査、計測用CT
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内部欠陥の解析、寸法計測、故障解析、品質保証を同じ装置で扱いたい部門
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テスコ株式会社 |
産業用X線CT装置の設計・製造と受託CTスキャンに対応 |
大型金属部品、鋳造品、樹脂部品、複合材料、研究開発サンプルなど
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産業用X線CT、X線スキャン装置、受託CTスキャン、内部解析、3D計測
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自社導入と受託検査を比較しながらX線CTを検討したい企業
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ソフテックス株式会社 |
軟X線を用いたX線TV検査装置・X線撮影検査装置を展開 |
電子部品、樹脂部品、小型部品、包装品、低密度ワークなど
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X線TV検査、X線撮影、携帯式X線、CT、画像処理計測ソフト
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低密度ワークや小型部品の内部観察、オフライン検査を進めたい現場
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電子磁気工業株式会社 |
磁粉探傷・渦流探傷を中心に自動型から携帯型まで展開 |
鉄鋼、自動車部品、焼入れ部品、溶接部、軸物、量産部品など
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磁粉探傷、渦流探傷、焼入れ深さ判定、磁気計測、自動検査装置
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強磁性体や導電性材料の表面・表層欠陥を量産ラインで検査したい現場
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株式会社KJTD |
フェーズドアレイ超音波探傷装置を中心に赤外線・漏れ試験も扱う |
溶接部、鋼材、配管、複合材、コンクリート、各種製造ライン
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フェーズドアレイUT、超音波探傷、赤外線検査、超音波漏れ試験、探触子
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超音波探傷を中心に、検査方法や検査対象から装置を選びたい企業
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ダイヤ電子応用株式会社 |
超音波、X線、渦電流などを使った非破壊検査機器を提案 |
自動車部品、溶接部、肉厚測定、大型構造物、鉄道・非鉄金属など
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超音波探傷、X線透過、渦電流、TOFD、肉厚測定、自動検査装置
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工場のインライン検査から大型構造物の保全検査まで相談したい企業
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菱電湘南エレクトロニクス株式会社 |
超音波探傷器を中心に検査計測機器を展開 |
溶接部、鋼材、橋梁、鉄骨、教育訓練、現場検査など
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超音波探傷器、JSNDI対応機能、TOFD、Bモード、自動探傷、LANリモート
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現場検査や資格教育、超音波探傷器の標準化を進めたい検査部門
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マークテック株式会社 |
浸透探傷・磁粉探傷・渦電流探傷の薬剤と装置を展開 |
表面きず、溶接部、鋳鍛造品、航空機部品、金属部品、量産部品など
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浸透探傷、蛍光浸透探傷、磁粉探傷、渦電流探傷、ブラックライト、関連装置
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表面欠陥検査を薬剤・装置・照明まで含めて整えたい現場
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ダコタ・ジャパン株式会社 |
超音波厚さ計・超音波探傷器・軸力計などを扱う計測機器会社 |
鋳鋼品、溶接部、配管、タンク、接着・剥離検査、厚さ測定など
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超音波探傷器、超音波厚さ計、電磁超音波厚さ計、ボルト軸力計、膜厚計
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現場での厚さ測定、腐食検査、溶接部探傷を行う保全・検査部門
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日本アビオニクス株式会社 |
赤外線サーモグラフィによる試験・評価・非破壊検査に対応 |
電子部品、接合部、複合材、製造設備、インフラ、熱異常のある対象物
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赤外線サーモグラフィ、熱画像、温度変化解析、監視システム、ソフトウェア
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非接触で温度変化や内部異常の兆候を見たい研究開発・保全部門
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株式会社ケン・オートメーション |
サーモグラフィ、渦流、空中超音波、テラヘルツなどの検査・計測を扱う |
自動車、半導体、電池、高機能材料、複合材、インフラ、接着・嵌合部など
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アクティブサーモグラフィ、渦流検査、空中超音波、テラヘルツ、赤外線カメラ
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接触しにくいワークや複合材、接着部などを複数方式で検討したい企業
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株式会社NDTアドヴァンス |
渦流探傷器、超音波探傷器、磁粉・浸透探傷、X線検査機材を扱う取扱会社 |
溶接部、鋼材、配管、航空関連部品、現場検査、教育訓練など
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渦流探傷、超音波探傷、磁粉・浸透探傷、ブラックライト、X線検査機材
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複数メーカーのNDT機器を比較し、用途別に調達したい検査部門
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非破壊検査株式会社 |
プラント・インフラ向けに非破壊検査サービスと独自技術を展開 |
発電設備、石油・化学プラント、ガス設備、土木・建築、配管、タンクなど
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放射線透過、超音波、磁粉、浸透、渦流、赤外線、CT、常設モニタリング
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装置購入だけでなく、検査業務や技術適用まで相談したい設備保全部門
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非破壊検査装置メーカー・取扱会社16社の特徴
非破壊検査装置の選び方
非破壊検査装置は、対象物を壊さずに内部欠陥、表面きず、減肉、接合不良、異物混入などを調べる設備です。ただし、X線、CT、超音波、渦流、磁粉、浸透、赤外線のどれを選べばよいかは、対象物と欠陥の種類によって変わります。
メーカーや取扱会社を比較する前に、検査対象、材料、厚み、欠陥種類、検査場所、ライン速度、検査資格者の有無を整理しましょう。装置だけを比較すると、実ワークで必要な分解能、検査時間、作業手順、データ保存の条件が抜けやすくなります。
検査対象と欠陥の位置で方式を絞る
非破壊検査は、内部欠陥を見たいのか、表面きずを見たいのか、減肉を測りたいのかで選ぶ方式が変わります。対象物の材質、厚み、形状、塗装や保温材の有無も判断材料になります。
| 検査したい内容 | 候補になる方式 | 向いている対象 |
|---|---|---|
| 内部構造・巣・異物・接合不良を見たい | X線透視、X線CT | 樹脂、金属、電子部品、鋳造品、電池、複合材料 |
| 溶接部や材料内部のきずを探したい | 超音波探傷、フェーズドアレイUT、TOFD | 鋼材、溶接部、配管、厚板、複合材 |
| 表面・表層のきずを見たい | 磁粉探傷、浸透探傷、渦流探傷 | 鉄鋼、鋳鍛造品、金属部品、航空関連部品、量産部品 |
| 配管やタンクの減肉を測りたい | 超音波厚さ測定、EMAT、パルス渦流 | 配管、タンク、圧力容器、保温配管、腐食が懸念される設備 |
| 温度変化や内部の剥離を見たい | 赤外線サーモグラフィ、アクティブサーモグラフィ | 複合材、接着部、電子部品、設備保全、インフラ点検 |
| 人が入りにくい場所を点検したい | 遠隔目視、内視鏡、検査ロボット、常設モニタリング | 配管内部、タンク、橋梁、プラント、狭隘部、高所 |
X線・CT検査装置が向いている対象
X線・CT検査装置は、外側から見えない内部構造を画像化したい場合に候補になります。鋳造品の巣、樹脂成形品の内部欠陥、電子部品の接合状態、電池内部、複合材料の内部構造などを調べる用途で使われます。
一方で、ワークサイズ、材質、密度、厚み、必要な分解能によって装置構成が変わります。大型金属部品は透過条件が厳しくなるため、サンプルテストで画像の見え方を確認することが重要です。
超音波探傷・フェーズドアレイUTが向いている対象
超音波探傷は、材料内部や溶接部のきず、厚さ測定、減肉検査などで使われます。フェーズドアレイUTやTOFDを使うと、探傷結果の画像化や溶接部検査の効率化を検討できます。
超音波は、探触子、接触媒質、表面状態、材料の減衰、検査員の技能に影響を受けます。装置選定だけでなく、検査手順、校正、試験片、技量者の運用までセットで考える必要があります。
渦流・磁粉・浸透探傷が向いている対象
渦流探傷は、導電性材料の表面・表層欠陥や熱処理状態の確認で候補になります。磁粉探傷は強磁性体の表面・表層きず、浸透探傷は表面に開口したきずを見つける用途で使われます。
量産部品の全数検査では自動化しやすい方式か、検査後の洗浄や乾燥が必要か、検査液や粉末の管理をどうするかを確認します。表面処理や塗装がある場合は、検査前後の工程も含めて判断しましょう。
赤外線・非接触検査・ロボット検査の使いどころ
赤外線サーモグラフィやアクティブサーモグラフィは、温度変化を利用して内部欠陥や接着不良、剥離などを見る用途で検討されます。空中超音波やテラヘルツなど、接触しにくいワーク向けの方式もあります。
プラントやインフラでは、人が入りにくい場所や高所、狭隘部を検査するために、遠隔目視やロボット検査、常設モニタリングを組み合わせることがあります。装置を買うだけでなく、検査サービスとして委託する選択肢も比較しましょう。
サンプルテストで見るべき項目
非破壊検査装置は、カタログ上の方式名だけでは判断できません。実ワーク、良品、不良品、境界品、欠陥位置が分かるサンプルを用意し、検査方式ごとに見え方を比較します。
| テスト項目 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 検出可否 | 見逃せない欠陥を対象ワークで検出できるか |
| 欠陥の位置・深さ | 表面、表層、内部のどこまで見えるか |
| 分解能 | 必要な欠陥サイズを判別できるか |
| 検査時間 | ライン速度、検査点数、作業人数に合うか |
| 再現性 | 同じサンプルを複数回測定して結果が大きくぶれないか |
| 作業性 | 探触子の当て方、ワーク固定、前処理・後処理、データ保存が現場で回るか |
| 判定基準 | 合否判定、画像判定、波形判定、レポート出力を社内基準に合わせられるか |
導入費用が変わる要素
非破壊検査装置の費用は、方式名だけでは比較できません。X線CTのように装置本体と遮蔽設備が必要なもの、超音波探傷器のように探触子や試験片、教育が重要なもの、浸透・磁粉探傷のように薬剤や洗浄工程を含めて考えるものがあります。
- 検査方式、装置本体、探触子、X線源、検出器、照明、カメラなどの構成
- ワークサイズ、重量、材質、厚み、検査箇所数
- オフライン検査か、インライン検査か、現場持ち込み検査か
- 遮蔽、治具、搬送、ロボット、前処理・後処理設備の有無
- 検査データ保存、帳票、画像解析、上位システム連携
- 校正、点検、消耗品、教育、技量認定、保守契約
- 装置購入、レンタル、受託検査、検査サービス委託の使い分け
初期費用だけでなく、検査員の教育、校正、消耗品、検査手順書、監査対応、データ保管まで含めて比較すると、導入後の運用負荷を見誤りにくくなります。
メーカーへ相談する前に準備する情報
非破壊検査装置メーカーへ相談する前に、対象ワークと検査目的を整理しておくと、候補方式を絞りやすくなります。特に、欠陥の位置、サイズ、材質、検査基準が曖昧なままでは、X線、超音波、渦流などの比較が難しくなります。
- 検査対象の材質、寸法、厚み、重量、表面状態
- 検出したい欠陥の種類、位置、サイズ、発生工程
- 良品、不良品、境界品、欠陥位置が分かるサンプル
- 検査目的が受入検査、工程内検査、出荷検査、保全検査、解析のどれか
- 必要な検査時間、検査点数、作業人数、設置場所
- 検査資格者、手順書、校正、監査対応、データ保管の要件
- 装置購入、レンタル、受託検査、外部委託のどれを検討するか
非破壊検査は、装置だけでなく検査手順と技量者の運用が結果に影響します。品質保証、生産技術、設備保全、研究開発、調達の担当者を早めに巻き込み、サンプルテストの評価基準をそろえておきましょう。
非破壊検査装置導入に関するFAQ
X線CTと超音波探傷はどちらを選ぶべきですか?
内部構造を3次元的に見たい場合はX線CTが候補になります。溶接部や配管、厚板などの内部きずや減肉を現場で検査したい場合は超音波探傷が候補になります。対象物の材質、厚み、検査場所、必要な記録形式で判断します。
装置を購入する前に受託検査で試すべきですか?
初めての方式や高額な装置を検討する場合は、受託検査やサンプルテストで画像や波形の見え方を確認した方が判断しやすくなります。検査可否だけでなく、検査時間、判定基準、レポート形式まで確認しましょう。
非破壊検査装置は誰でも扱えますか?
方式によって必要な知識や資格、教育が異なります。超音波探傷や放射線透過、磁粉・浸透探傷などでは、検査手順、校正、判定基準、記録管理が重要です。装置導入と同時に、社内運用体制も整える必要があります。
インライン検査とオフライン検査はどう分けますか?
量産品を全数検査したい場合はインライン検査、研究開発や故障解析、抜き取り検査ではオフライン検査が候補になります。インライン化する場合は、検査速度、搬送、排出、データ保存、設備停止時の運用まで確認します。
関連する製造業向け記事
非破壊検査は、外観検査や表面欠陥検査と役割が重なる部分もあります。表面きずや外観不良が主な課題であれば、関連する検査装置記事も合わせて確認すると候補を絞りやすくなります。
非破壊検査装置は方式名ではなく検査目的で比較する
非破壊検査装置メーカー・取扱会社を比較するときは、X線、CT、超音波、渦流、磁粉、浸透、赤外線といった方式名だけで判断しないことが重要です。検査対象、欠陥の位置、必要な分解能、検査時間、資格者の運用、データ保管まで分解すると、自社に合う候補が見えやすくなります。
装置購入、レンタル、受託検査、検査サービス委託のどれが適しているかも、検査頻度や社内体制によって変わります。まずはサンプルと検査基準を整理し、方式別に比較できる状態を作りましょう。
- 免責事項
掲載内容は2026年6月時点で確認した公式サイト、製品ページ、関連資料をもとにしています。対応ワーク、検査方式、装置仕様、サンプルテスト、費用、保守範囲は変更される場合があります。詳細は各社公式サイトまたは問い合わせで確認してください。











