X線検査装置は、食品の異物検査、包装品の欠品・かみこみ検査、基板実装のはんだ検査、樹脂・金属部品の内部欠陥解析などに使われる非破壊検査装置です。メーカーを比較するときは、装置名や価格だけでなく、検査対象、検出したい異物・欠陥、インライン対応、CT解析、サンプルテストの体制まで整理する必要があります。
| 会社名 | サービスの特徴 | 得意な検査対象 | 検査方式・検出内容 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
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株式会社システムスクエア |
X線検査機・かみこみX線検査機を扱う異物検査機メーカー |
食品、包装品、アルミ包材、缶詰、粉体、粒体、液体、原料工程など
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X線検査機、かみこみX線検査機、金属検出機、重量選別機
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食品・包装ラインでX線異物検査と金属検出をまとめて比較したい工場
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アンリツ株式会社 |
食品・包装工程向けにX線検査機と品質管理システムを展開 |
食品、包装品、アルミ包装、箱詰め品、肉・魚加工品、菓子、惣菜など
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X線検査機、金属検出機、重量選別機、品質管理システム
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包装後の異物検出、欠品、形状不良、包装不良をまとめて検査したいライン
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株式会社イシダ |
IXシリーズで食品・包装品向けX線異物検査に対応 |
食品、惣菜、菓子、水産・畜産加工品、包装品、箱詰め品など
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X線検査装置、金属検出機、ウェイトチェッカー、画像処理
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計量・包装・検査を一連のラインとして相談したい食品製造ライン
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日新電子工業株式会社 |
NXシリーズで標準機から大型・特殊X線異物検査まで対応 |
食品、包装品、工業製品、箱物、袋物、大型品、特殊検査品など
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X線異物検査装置、金属検出機搭載型X線検査装置、AI搭載モデル
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標準機だけでなく、大型品や特殊条件のX線検査を相談したいライン
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大和製衡株式会社 |
SX2シリーズでX線異物検査と形状・個数・かみこみ検査に対応 |
食品、包装品、缶詰、アルミ包材、箱詰め品、加工食品など
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X線異物検査装置、金属検出機一体型オートチェッカ、重量選別
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異物検査と重量選別、包装状態の検査をまとめて検討したいライン
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株式会社寺岡精工 |
食品製造・加工向けにX線異物検出機と計量包装機器を展開 |
食品製造・加工、包装食品、惣菜、冷凍食品、箱詰め品など
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X線異物検出機、金属検出機、ラベル検査機、計量・包装関連機器
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食品加工ラインで計量・包装・検査をまとめて設計したい工場
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株式会社エー・アンド・デイ |
AD-4991シリーズでX線検査と複合検査に対応 |
食品、包装品、脱酸素剤入り製品、箱詰め品、個包装品など
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X線検査機、金属検出機、ウェイトチェッカ、異物検査関連機器
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小型・省スペースなX線検査機や複合検査を比較したいライン
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ミネベアミツミ株式会社 |
Minebea IntecのDylight・DymondシリーズでX線検査に対応 |
包装食品、マルチレーン品、箱詰め品、袋物、容器入り製品など
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X線検査装置、金属検出機、チェックウェイヤー、製品検査機器
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包装品のサイズやライン幅に合わせてX線検査装置を選びたい工場
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メトラー・トレド株式会社 |
X線検査・金属検出・重量検査を含む製品検査ソリューションを提供 |
食品、製薬、包装品、パイプライン、バルク品、箱詰め品など
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X線検査システム、金属検出機、チェックウェイヤー、ビジョン検査
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複数拠点で製品検査機器を標準化したい生産拠点
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株式会社島津製作所 |
X線CT装置で樹脂・金属部品の内部欠陥解析に対応 |
樹脂成形品、金属部品、鋳造品、電子部品、研究開発サンプルなど
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マイクロフォーカスX線CT、非破壊検査、内部観察、欠陥解析
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製品を切断せずに内部構造や欠陥をCT解析したい研究開発・品質保証部門
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株式会社リガク |
イメージング・非破壊検査向けにX線CTシステムを展開 |
電子部品、樹脂、金属、複合材料、研究開発サンプルなど
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X線CT、イメージング、非破壊検査、材料解析
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研究開発や品質保証で高精細な内部観察を行いたい企業
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株式会社ニコン |
X線CT検査装置で鋳造品・樹脂成形品・電子部品の内部解析に対応 |
小型アルミ鋳造品、樹脂成形品、電子部品、複合材料、研究開発品など
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X線CT検査装置、マイクロフォーカスX線源、計測用CT、透過型X線検査
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複雑な構造の欠陥解析や計測CTを重視したい製造・品質保証部門
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カールツァイス株式会社 |
METROTOMなどの産業用CTで計測・欠陥解析に対応 |
樹脂部品、金属部品、鋳造品、精密部品、複雑形状部品など
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産業用CT、3D計測、非破壊検査、内部欠陥解析
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内部観察だけでなく、寸法計測や品質保証データまで活用したい企業
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松定プレシジョン株式会社 |
産業用X線検査装置・X線CTスキャナを幅広く展開 |
電子部品、基板、樹脂成形品、金属部品、研究開発サンプルなど
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産業用X線非破壊検査装置、X線CTスキャナ、卓上型検査装置
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卓上型から高機能機まで、産業用X線検査装置を比較したい企業
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ポニー工業株式会社 |
工業用X線検査装置や非破壊検査サービスを展開 |
鋳造品、溶接部、金属部品、樹脂部品、インフラ部材、工業製品など
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工業用X線検査装置、X線CT、非破壊検査、検査受託
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装置導入だけでなく、検査受託や非破壊検査の相談もしたい企業
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ノードソン・アドバンスト・テクノロジー株式会社 |
電子部品・半導体向けのX線検査システムを展開 |
基板、半導体パッケージ、電子部品、はんだ接合部、実装部品など
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X線検査装置、X線CT、インラインX線自動検査、電子部品検査
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実装基板や半導体パッケージの内部欠陥を検査したい企業
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コメットテクノロジーズ・ジャパン株式会社 |
Comet Yxlonブランドで産業用X線・CT検査装置を展開 |
鋳造品、タイヤ、電子部品、樹脂部品、ゴム部品、金属部品など
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X線CT検査装置、産業用X線検査、非破壊検査システム
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多様な工業サンプルをX線CTで解析したい製造業・研究開発部門
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オムロン株式会社 |
CT型X線自動検査装置で基板実装・半導体パッケージ検査に対応 |
実装基板、半導体パッケージ、はんだ接合部、電子部品など
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CT型X線自動検査装置、基板外観検査装置、3D検査
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基板実装ラインで見えないはんだ不良を自動検査したい企業
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株式会社アイビット |
X線ステレオ方式で実装基板・電子部品の検査に対応 |
実装基板、両面実装基板、電子部品、はんだ接合部など
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X線検査装置、X線ステレオ方式、非破壊検査、基板検査
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両面実装基板や見えにくいはんだ接合部を検査したい企業
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株式会社アールエフ |
NAOMi-CTシリーズで小型・卓上型の産業用X線CTに対応 |
精密部品、樹脂成形品、小型工業製品、研究開発サンプルなど
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産業用X線CT、平面X線撮影、3D/2D撮影、卓上型CT
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小型サンプルの内部構造を短時間で非破壊観察したい企業
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株式会社ユー・エイチ・システム |
高分解能3次元X線CTシステムでナノ・マイクロ領域の解析に対応 |
半導体、電子部品、TGV、微細構造サンプル、研究開発品など
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3次元X線CT、マイクロフォーカスX線、斜めCT、高分解能解析
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微細構造や高アスペクト比サンプルを高倍率で観察したい研究開発部門
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コムスキャンテクノ株式会社 |
ComscanXシリーズで用途に合わせた産業用X線CT装置を提供 |
工業部品、研究開発サンプル、複雑形状部品、非破壊検査対象品など
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産業用X線CT、マイクロフォーカスX線CT、検査受託、カスタム対応
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装置導入と受託検査を含めてX線CT活用を検討したい企業
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東芝ユニファイドテクノロジーズ株式会社 |
非破壊検査システムで産業用CT・X線透視検査に対応 |
電気・電子部品、工業部品、二次電池、研究開発サンプルなど
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産業用CTスキャナ、マイクロフォーカスX線検査、X線透視検査、受託検査
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製品内部の挙動や欠陥をX線で可視化したい製造業・研究開発部門
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日立ハイテク株式会社 |
産業用X線CTシステムで高密度材料・複合材の内部観察に対応 |
高密度金属、複合材料、工業部品、研究開発サンプルなど
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産業用X線CT、非破壊内部観察、欠陥解析、材料評価
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大型・高密度サンプルの内部欠陥解析を行いたい研究開発・品質保証部門
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X線検査装置メーカー・取扱会社24社の特徴
X線検査装置メーカーの選び方
X線検査装置は、用途によって見るべきメーカーが大きく変わります。食品工場で包装後の異物を検出したい場合と、基板実装のはんだ不良を検査したい場合、樹脂成形品や鋳造品の内部欠陥をCT解析したい場合では、必要な装置構成が異なります。
比較する際は、まず「何を透過して、何を検出したいのか」を明確にします。X線検査装置という名称だけで候補を並べると、食品向けベルト式検査機、基板向け自動検査機、工業用X線CTが混在し、自社の用途に合わない装置を比較してしまうためです。
食品・包装向けは異物と包装状態を見る
食品・包装向けのX線検査装置では、金属、石、ガラス、骨、高密度樹脂などの異物に加え、欠品、個数不足、形状不良、かみこみ、相対質量などを見るケースがあります。製品の水分、塩分、温度、包装材、脱酸素剤の有無によって検出結果が変わります。
食品工場では、X線検査装置単体ではなく、金属検出機、重量選別機、排出機構、検査履歴管理まで含めて比較すると、ライン全体の品質保証を設計しやすくなります。
基板・電子部品向けは見えない接合部を見る
基板や電子部品では、外観検査では見えないBGA、CSP、はんだ接合部、ボイド、ブリッジ、未接合、実装不良などを確認するためにX線検査装置が使われます。2D透視だけで足りるのか、CT型X線検査が必要かを分けて考えます。
実装ラインで使う場合は、検査速度、インライン対応、AOIとの連携、判定アルゴリズム、データ出力、保守部品の供給まで確認しましょう。解析用途なら、倍率、解像度、観察角度、試料サイズが重要です。
工業用X線CTは内部欠陥と寸法評価を見る
工業用X線CTは、樹脂成形品、鋳造品、金属部品、複合材料、電池部材、研究開発サンプルなどを切断せずに内部観察する用途に向いています。巣、ボイド、クラック、剥離、組み付け状態、内部構造、寸法評価などを確認できます。
装置導入の前に、検査対象のサイズ、材質、密度、必要な分解能、撮影時間、解析ソフト、データ形式、CTデータの活用先を整理します。装置を購入するだけでなく、受託検査で有効性を確認してから導入判断する方法もあります。
X線検査装置の種類と向いている用途
| 種類 | 主な用途 | 向いている検査 |
|---|---|---|
| 食品向けX線異物検査装置 | 食品・包装品の最終検査 | 金属、石、ガラス、骨、硬質樹脂、欠品、かみこみ、形状不良 |
| 医薬品・包装向けX線検査装置 | 錠剤、PTP、容器、包装品の検査 | 欠品、異品種、異物、包装不良、内容物の過不足 |
| 基板・電子部品向けX線検査装置 | 実装基板、半導体パッケージ、電子部品の検査 | はんだ接合、ボイド、ブリッジ、未接合、両面実装基板の内部検査 |
| 工業用X線CT | 樹脂・金属部品、鋳造品、複合材料の内部観察 | 巣、クラック、剥離、内部構造、寸法、欠陥解析 |
| 受託X線検査・CT解析 | 装置導入前の検証、スポット検査、研究開発 | 導入前のサンプル評価、クレーム解析、破壊せずに内部確認したい検査 |
食品向けX線検査装置と工業用X線CTの違い
食品向けX線検査装置は、主に生産ラインへ組み込み、連続的に流れる製品を検査します。ベルト幅、ライン速度、排出機構、清掃性、異物検出感度、検査履歴が重要です。包装後の製品を全数検査し、異常品を排出する運用が中心になります。
工業用X線CTは、サンプルを装置内に置き、内部構造を2D/3Dで観察・解析する用途が中心です。対象物を切断せずに内部欠陥や寸法を確認できる一方、ライン全数検査ではなく、研究開発、品質保証、故障解析、抜き取り検査で使われることが多くなります。
| 比較項目 | 食品向けX線検査装置 | 工業用X線CT |
|---|---|---|
| 主な目的 | 異物混入・欠品・包装不良の流出防止 | 内部構造・欠陥・寸法の非破壊解析 |
| 使う工程 | 包装後、箱詰め前、出荷前検査 | 研究開発、品質保証、故障解析、抜き取り検査 |
| 重視する条件 | ライン速度、ベルト幅、排出機構、清掃性、履歴管理 | 分解能、透過能力、試料サイズ、CT解析、データ出力 |
| 確認すべきこと | 実製品での異物検出可否と誤検出 | 材質・密度・サイズに対する撮像可否と解析精度 |
価格・費用が変わる要素
X線検査装置の価格は、検査対象、装置方式、ライン組み込み、X線源、検出器、解析ソフト、排出機構、保守内容によって大きく変わります。公式サイトに標準価格が出ていないことも多いため、見積もり条件をそろえて比較することが重要です。
- 食品向けか、基板向けか、工業用CTか
- インライン検査か、オフライン解析か
- 検査対象のサイズ、厚み、密度、材質、包装形態
- 検出したい異物・欠陥の種類と最小サイズ
- ベルト幅、ライン速度、排出機構、アラーム、周辺機器連携
- CT解析、3D表示、寸法測定、欠陥解析ソフトの有無
- サンプルテスト、現地調整、教育、保守、法令対応支援の範囲
サンプルテストで確認すべき項目
X線検査装置は、カタログ上の検出感度や管電圧だけでは導入可否を判断できません。実際の製品、包装材、異物、欠陥サンプルでテストし、検出できるもの、検出しにくいもの、誤検出しやすい条件を確認します。
| 確認項目 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 検出可否 | 見逃せない異物・欠陥を実ワークで検出できるか |
| 誤検出 | 包装材、製品のばらつき、正常な構造を異常扱いしすぎないか |
| 処理能力 | 実際のライン速度、サンプル数、撮影時間に対応できるか |
| 排出・判定 | NG品を正しく排出できるか、判定基準を現場で調整できるか |
| 画像・データ | 検査画像、CTデータ、履歴、ロット情報を必要な形式で残せるか |
| 保守・安全 | X線管理、保守、点検、教育、設置環境に問題がないか |
導入前に整理する情報
- 検査対象の材質、サイズ、厚み、密度、包装形態
- 検出したい異物・欠陥の種類、サイズ、発生工程
- 良品、不良品、境界品、異物・欠陥サンプル
- ライン速度、ベルト幅、設置スペース、前後工程
- 排出方法、アラーム、ライン停止、再検査フロー
- 検査履歴、画像保存、ロット管理、監査対応の要件
- 装置購入か、受託検査か、サンプル評価から始めるか
品質保証だけで装置を選ぶと、現場の運用や清掃、保守、排出方法でつまずくことがあります。品質保証、生産技術、製造、設備保全、情報システムを交えて、検査で防ぎたいリスクと導入後の運用を整理しておきましょう。
X線検査装置に関するFAQ
X線検査装置と金属検出機はどちらを選ぶべきですか?
金属異物だけを重点的に見たい場合は金属検出機が候補になります。金属以外のガラス、石、骨、高密度樹脂や、包装内部の欠品・かみこみも見たい場合はX線検査装置が候補になります。製品条件によっては併用します。
X線検査装置で髪の毛や虫は検出できますか?
髪の毛や虫のように密度差が小さい異物は、X線検査装置では検出しにくい場合があります。表面に見える異物であれば画像検査、原料段階なら光学選別など、見え方に合う方式を検討します。
被ばくや安全管理は問題ありませんか?
産業用X線検査装置は、装置構造、安全インターロック、漏えい線量、運用ルールを確認して導入します。設置環境や使用条件によって必要な管理が変わるため、メーカーに安全対策、点検、教育、法令対応の範囲を確認してください。
X線検査装置の耐用年数はどれくらいですか?
耐用年数は装置方式、使用頻度、保守状況、X線源や検出器などの主要部品によって変わります。導入時は本体価格だけでなく、X線源、検出器、ベルト、制御PC、ソフトウェア、定期点検の費用も確認しましょう。
廃棄や入れ替え時に注意することはありますか?
X線検査装置の廃棄や入れ替えでは、装置内のX線発生装置、電源、制御機器、データ保存媒体、設置環境の原状回復などを確認します。メーカーや専門業者に、撤去、廃棄、データ消去、法令対応の範囲を相談してください。
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X線検査装置は用途を分けてメーカーを比較する
X線検査装置メーカーを比較するときは、会社名や装置価格だけで判断せず、食品向け、基板向け、工業用CT、受託検査のどれが自社に合うかを先に分けることが重要です。
食品工場なら異物検出と排出機構、基板実装なら見えないはんだ接合部、工業部品なら内部欠陥やCT解析が比較軸になります。まずは良品・不良品サンプル、検出したい異物・欠陥、ライン条件、データ管理要件を整理し、用途に合うメーカーへサンプルテストや装置構成を相談しましょう。
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