学生募集のマーケティング戦略に不可欠な差別化の方法とは
最終更新日:2026年02月07日
この記事では、学生募集のためのマーケティングのポイントと具体的な広報活動の展開について解説しています。入学者数を増やし、大学の経営状況を改善したい方は参考にしてみてください。
大学の数が増え、学生のニーズが多様化している中で特に大事となっているのは、自校の強みに基づいた差別化です。そして競合他校のマーケティング施策などに左右されづらい究極の差別化要素となるのは、「○○なら自校」というブランディングです。
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学生募集のためにやるべきマーケティングとは
学生募集の際にやるべきマーケティングは大きく分けると下記の3つです。
- 学生のニーズを把握する
- 競合校の特徴を知る
- 学生が調べる方法を確認して広報する
学生募集の戦略では学生のニーズを知ることが大切

学生募集の戦略を立てる前に、募集をかける学生がどんなニーズをもっているかを知ることで、それに向けた広報がしやすくなります。ニーズを把握するには学生へのアンケートなども有効な手段になりますが、どんなキーワードで検索して自校のサイトにたどり着いているかも知っておくと、より多くのニーズを把握できます。
学生募集では競合校の分析も戦略的に重要
学生を募集する際には、自校と競合する学校を把握しておくことで戦略を立てやすくなります。
他の学校はどんな特徴をもっているのかを知り、自校が他の学校に負けない強みを見つけましょう。そしてその強みを学生へどう伝えていくのかが、学生募集の土台となります。
ステップとしては下記のとおりです。
- 競合校の強みと弱点を調査
- 自校の強みや特徴を把握
- 学生募集で成功している学校の要因を分析
- 自校の強みのアピールを土台とした広報活動
学生募集における問題点を見つける
各競合校について調べていくと、自校の強みに加えて学生募集で不足している点なども見つかることがあります。その中で改善できる点を洗いだし、広報に役立てましょう。
学校がマーケティングでやるべき広報とは
学生に対して広報する、従来からの方法としては下記のような手段があります。
- パンフレット
- ポスター
- チラシ
- 学校説明会
- 合同説明会
- 塾への訪問
しかしこれらのPR方法だけでは現在は充分とはいえません。上記は学校の広報担当が学生へ直接アピールをする人的な方法となっていますが、学生側からも興味をもってみつけてもらう方法を意識していくことが大切です。
学生募集で学生側が調べる方法を知っておこう
学生側から行動を起こして学校を調べる方法としては、主に2種類あります。ひとつは従来からあるパンフレット、もうひとつは進学ポジショニングメディアです。
受験学校の選定では、複数校を比較するのが最初におこなうアクションとなります。パンフレットは学校の募集内容が詳細までわかるものの、学校側に資料請求し自宅に到着するのを待つというアクションが必要であり、複数校を比較する場合は各学校にアプローチして取り寄せる必要があります。軽く検討したいという段階には向いておらず、受験校がある程度絞られ、入学希望の検討を強くもち始めた時のアクションといえます。最初の段階での複数校の検討には、パンフレット請求より進学ポジショニングメディアによる検索の方が向いています。
それぞれの特徴をまとめるとこのとおりです。
進学ポジショニングメディアの特徴
- 学校検討をはじめる最初の時期のアクション
- 簡易的な情報がわかる
- 複数校の比較に役立つ
学校パンフレットの特徴
- 深く興味をもってからのアクション
- 募集要項の詳細を詳しく知りたいときに役立つ
- 複数校との比較は手間がかかる
進学ポジショニングメディアで興味をもってもらえば、早い段階で学生にアピールできるようになるのです。
学生募集の戦略にバリュープロポジションを役立てる
他の学校にはなく自校だからこそ提供できるという特徴を「バリュープロポジション」といいます。このバリュープロポジションで学生の心を掴むことができれば入学へと誘導しやすくなりますので、広報活動をする前に是非明確にしておきましょう。
私立の学校がプロモーションに使えるバリュープロポジション
広報のプロモーションに役立てられるバリュープロポジションになりうる特徴は多岐にわたり、以下の例が挙げられます。
- 学部とカリキュラム内容
- AO入試の有無
- 留学の有無や実績
- 就職率や進学率
- 就職へのサポート
- 技術が身につく実習授業の割合
- 立地
- 入学の難易度
- 卒業までにかかる費用
- 取得できる資格
- 校舎の雰囲気や設備の新しさ
これらはあくまで一例です。「他の学校では弱いけれど自校であれば提供できる」という点であればなんでも強みになります。自校のジャンルや競合校の調査などから、他にもでてくるでしょう。しかしその強みが学生が求めているニーズに合致しているかという視点は忘れてはいけません。
バリュープロポジションを発見するには
バリュープロポジションを見つけるためには、マーケティングで集めたデータを分析することが不可欠です。他校の調査だけではなく、現在自校に通う生徒に選んだ理由や良いと感じている点をアンケートで調査するのもマーケティングのひとつです。
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バリュープロポジションを軸にした最新Web広報手法

バリュープロポジション(自校独自の強み)を明確化したら、それを学生に届けるための「手段」をアップデートする必要があります。現在の高校生はデジタルネイティブであり、情報収集の行動様式が従来とは大きく異なります。
1. 「映える」から「リアル」へ:SNS・動画マーケティング
従来のホームページやパンフレットだけでは、学校の「空気感」は伝わりません。特に以下のプラットフォーム活用が必須となっています。
- Instagram(キャンパスライフの可視化):
学生がおしゃれなカフェテリアを利用する様子や、サークル活動の風景など、「入学後の楽しい生活」をイメージさせる投稿が重要です。 - TikTok / YouTube Shorts(1分大学紹介):
長時間の動画は見られません。「1分でわかる〇〇学科の魅力」「先生に突撃インタビュー」など、短尺でリアルな雰囲気を伝える動画が好まれます。作り込まれたPVよりも、スマホで撮影したような「素」の動画の方が信頼される傾向にあります。
2. デジタルとリアルの融合:LINE公式アカウント
一方的な情報発信だけでなく、双方向のコミュニケーションも重要です。多くの高校生が利用するLINEを活用し、「1to1の相談窓口」を設ける学校が増えています。
オープンキャンパスへの参加申し込みや、入試に関する些細な質問をチャットで気軽にできるようにすることで、心理的なハードルを下げ、信頼関係(エンゲージメント)を構築できます。
3. 比較検討の土俵に乗る:ポジショニングメディア
SNSで興味を持った学生は、次に「他の学校とどう違うの?」と比較検討に入ります。ここで役立つのが、自校の強みに特化したWebサイト展開です。
今までの学生募集の戦略に加えてバリュープロポジションを伝えよう
過去の学生戦略でおこなってきた方法から学校選びで知りたい情報を伝えているかと思いますので、それにプラスしてバリュープロポジションを伝えるようにしましょう。
例えば、学校説明会で職員から学生に伝えるように指導したり、パンフレットにバリュープロポジションのページを新たに加えるなどです。
バリュープロポジションを伝える際には、わざわざ「他の学校よりも優れている」と伝える必要はありません。「自校にはこんな特徴がある」と伝えることで、そのニーズをもっている学生は魅力を感じて進学先の候補のひとつに加えてくれるでしょう。
慎重派な学生であれば、自身で他の学校を調べて比較してくれることで、自校の優位性に気づいてくれます。
オウンドメディアやポジショニングメディアなども有効に
バリュープロポジションを明確化できたら、次はその強みに価値を感じてくれる学生に向けてプロモーションしていきましょう。プロモーション活動としては、SNS以外にも下記のような方法があります。
- ニーズに特化したオウンドメディアの作成
- 競合校と自校の特徴を明らかにするポジショニングメディアを展開
バリュープロポジションに特化したサイトで学生に伝える、または学生が比較して検討しやすい状況をWebサイトで展開していく方法です。
交流方法としてSNSやチャットアプリが使われている現在では、こうしたWebサイトを活用した展開方法は、リアルな活動よりも学生同士で共有しやすいという大きなメリットがあります。
パンフレットは直接会わなければ共有できませんし、説明会の感想などは文字でまとめる必要があり友達に上手く伝わらないこともありますが、オウンドメディアやポジショニングメディアは手軽に共有でき、情報を聞いた側も自分で一度じっくり調べて検討できます。
当社のWebマーケティング戦略のひとつである「ポジショニングメディア」について、大学向けの資料をご用意していまし。すでに導入されたお客様の声や、一般的なWeb集客手法の課題もまとめています。必要に応じてダウンロードしてご活用ください。
中小規模大学の勝ち筋「ニッチトップ戦略」とは
「総合力」で大手大学と戦うのは得策ではありません。中小規模の大学が生き残るための唯一の戦略は、「特定の市場(ニーズ)においてNo.1になること(ニッチトップ戦略)」です。
「ニッチトップ」とは、単に隙間産業を指すのではなく、「自校が最も輝ける土俵を定義し、そこで圧倒的な一位を取る」ということです。
パターン1:【エリア×課題解決】でのニッチトップ
全国区での知名度を目指さず、「〇〇県で最も地域貢献できる大学」というポジションを確立します。
自治体連携や地元企業とのPBL(課題解決型学習)をカリキュラムの中心に据えることで、「地元で活躍したい」「実践力を身につけたい」という学生層からの支持を独占できます。
パターン2:【特定資格×面倒見】でのニッチトップ
「入学時の偏差値は問わないが、卒業時の国家試験合格率はNo.1」というポジションです。
徹底した少人数制指導やメンター制度により、「勉強に自信がない学生」を「プロフェッショナル」に育て上げる教育力は、保護者にとって最強のバリュープロポジションになります。
パターン3:【特定分野×グローバル】でのニッチトップ
「英語全般」ではなく、「観光×英語」「アニメーション×英語」のように、特定の専門スキルと語学力を掛け合わせます。「ただ英語が話せる」以上の付加価値を求めるニッチな層に対し、唯一無二の選択肢となることができます。
差別化を支える「インナーブランディング」
どれだけ素晴らしい広報戦略(アウターブランディング)を立てても、実際にオープンキャンパスで接した教職員の対応がそれと乖離していては、学生は幻滅して去ってしまいます。
本当の差別化を実現するために不可欠なのが、「インナーブランディング(教職員への意識浸透)」です。
教職員全員が「広報担当」という意識を持つ
バリュープロポジションを軸にすることの最大のメリットは、学校全体で目指す方向性が明確になることです。
「ウチの大学の強みはこれだ」「こういう学生を育てたい」というビジョンを、広報担当だけでなく、窓口の職員、教授、キャリアセンターのスタッフまでが共有している状態を作りましょう。
職員全体が同じ方向を目指し、自信を持って自校の魅力を語れるようになること。その熱量こそが、最終的に学生の心を動かす最大の要因となります。
バリュープロポジションを生かした学生募集の戦略はプロに相談
Zenkenでは、すでに7000を超えるサイトの制作実績があります。競合調査を通じた自校のバリュープロポジションの発見と、学生のニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウを豊富にもっています。
- マーケティングをしたうえでのバリュープロポジションの発見
- 発見したバリュープロポジションを使った戦略による生徒募集
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