無地面検査装置は、フィルム、シート、紙、不織布、金属箔など、絵柄のない素材の表面欠陥を検出する装置です。キズ、汚れ、異物、スジ、ムラ、ピンホールなどを検出し、品質の安定化や検査員不足への対応、歩留まり改善に役立ちます。
装置を選ぶ際は、メーカー名や検出精度だけでなく、対象ワーク、欠陥種類、ライン速度、検査幅、カメラ・照明条件、サンプルテストの結果まで含めて比較することが重要です。
無地面検査装置メーカー12選の比較表
対応ワーク、検出できる主な欠陥、導入前に確認したい条件をもとに比較しています。実際の検出可否は、対象ワークや欠陥サンプル、ライン条件によって変わるため、サンプルテストで確認しましょう。
| 会社名 | サービスの特徴 | 対応ワーク | 検出できる主な欠陥 | 導入前に確認したい条件 |
|---|---|---|---|---|
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MaxEyeシリーズ |
無地シート面の欠点検出・欠点弁別・ランク判定に対応 |
原反フィルム、高機能フィルム、紙、不織布、金属箔、電子部品向け材料
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キズ、汚れ、異物、スジ、欠点分類、周期・密集欠点、ランク判定
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ライン速度、検出したい欠点サイズ、欠点弁別、ランク判定、既存ラインとの入出力
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シート・フィルム検査装置 |
シート・フィルムのムラ、スジ、シワ、淡色欠陥などに対応 |
シート、フィルム、包装材料、機能性材料などの連続ワーク
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ムラ、スジ、シワ、淡色欠陥、金属、ピンホール、フィッシュアイ、虫欠陥
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検査対象の材質、ライン速度、検査幅、カメラ・照明構成、判別対象
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ウェブ外観検査装置 |
フィルム、紙、金属、不織布などのウェブ製品を高分解能で検査 |
フィルム、紙、鉄・非鉄、不織布、光学フィルム、多層フィルム、金属箔
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異物、フィッシュアイ、スジ、塗工ムラ、ピンホール、凹凸、スクラッチ、薄汚れ
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低コントラスト欠陥、欠陥分類、検査結果データ管理、ライン条件、保守体制
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PIE-650 |
高速スキャンカメラに対応するシート表面検査装置 |
フィルム、金属箔、鋼板、紙、不織布、ガラス、積層板、樹脂、食品
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シート状ワークの欠陥、微細欠陥、表面異常
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必要なデータレート、検査幅、システム規模、カメラ構成、ライン速度
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Mujikenシリーズ |
高機能フィルム、紙、金属などの無地素材を検査 |
高機能フィルム、紙、金属、塗工フィルム、電極シートなど
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キズ、汚れ、異物、打痕、凝集物、塗工スジ、ピンホール、気泡
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高速搬送、検査対象素材、欠陥画像表示、欠陥マップ、マーキング連携
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LSC6000シリーズ |
連続シート製品の表面検査で品質管理・工程管理を支援 |
光学フィルム、機能性フィルム、基材フィルム、金属板、その他シート状製品
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スジ、ムラ、微弱欠陥、微細欠陥、キズ、欠陥分類、欠陥直上マーキング
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透過・反射照明、低コントラスト欠陥、マーキング、画像分類、カスタムソフト
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ZD-HCシリーズ |
卓上型・オフライン型の無地表面欠陥検査に対応 |
太陽電池EVAシート、ソーラーセル、医療用シリンジ、ゴムパッキン、携帯電話ガラスなど
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対象物別の表面欠陥、形状、隙間、割れ、欠け、熱収縮率など
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オフライン検査、カスタム開発、カメラ・照明選定、過去データ閲覧、シミュレーション
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シート・フィルム表面欠陥検査装置 |
微細欠陥から薄いムラまで検出するシート・フィルム検査 |
各種フィルム、シート、ガラス繊維、紙、樹脂、連続シート
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ムラ、異物、へこみ、スジ、汚れ、キズ、印刷抜け、ピンホール、気泡、ハガレ、折れ
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検査幅、搬送速度、検出サイズ、ムラ判定、カスタム対応、AI活用
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SCANTECシリーズ |
WEB・BATCH品に対応するインライン高速表面欠陥検査装置 |
フィルム、紙、鋼板、金属、箔、カットフィルム、カットガラス、ドラム
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表面欠陥、微細欠陥、WEB欠陥、BATCH欠陥、用途別フィルターによる欠陥検出
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連続物・枚葉品の違い、高速処理、画像処理機能、カスタマイズ、テスト環境
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EasyInspect |
フィルム・シートの表面欠陥検査と膜質測定を組み合わせられる |
高機能フィルム、各種シート、不織布、メッシュ、セパレーター、電極、複合材料
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ピンホール、異物、しわ、傷、ストリーク、打痕、膜厚分布、HAZE、スジ、抜け、凹凸
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インライン・オフライン、膜質測定、光学チャンネル、ネットワーク対応、マーカー連携
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S-Cam Line |
大判の電子基板・フィルム・特殊シートに対応するカメラ移動型検査機 |
大判電子基板、フィルム、特殊シート、枚葉・シート、軟包装材など
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電子基板・特殊シートの微細欠陥、印刷後ワーク、シート状ワークの外観不良
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大判ワーク、ラインカメラ、検査対象別ユニット、NGマーキング、排出機構、装置連動
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Hawkeyesシリーズ |
高速ラインに対応する無地フィルム外観検査システム |
無地フィルム、各種シート製品、パターン付フィルム、電池電極など
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微細欠陥、多彩な欠陥、パターン形状に応じた対象欠陥、膜ムラなど
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高速ライン、カメラ・画像処理ユニット、カスタマイズ、システム構築、アフターサービス
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無地面検査装置メーカー12選の詳細
無地面検査装置の選び方
無地面検査装置は、カタログ上の検出精度だけで比較しても、自社ラインに合う装置を選べません。検査対象の材質、表面状態、搬送速度、検査幅、検出したい欠陥、照明条件、既存設備との連携によって、必要な装置構成が変わるためです。
導入前には、対象ワークと欠陥サンプルを整理し、サンプルテストで検出可否、過検出、欠陥分類、再現性、現場での操作性を確認しましょう。
検査対象ワークで候補を絞る
無地面検査装置は、フィルム、シート、紙、不織布、金属箔、ガラス、樹脂、電極シートなど、対象ワークによって必要な光学系が変わります。透明・半透明・反射・黒色・光沢・マットなど表面状態が異なると、同じ欠陥でも見え方が変わります。
| 対象ワーク | 確認したい点 |
|---|---|
| 透明フィルム・光学フィルム | 透過照明、反射照明、薄いムラ、フィッシュアイ、スジ、しわの検出可否 |
| 紙・不織布 | 地合い変動、異物、毛髪、穴、目付不良、有色欠陥の判別 |
| 金属箔・鋼板 | 反射、スクラッチ、凹凸、ピンホール、打痕、表面色の変化 |
| 電極シート・セパレーター | 塗工ムラ、ピンホール、異物、スジ、欠陥位置のトレーサビリティ |
| ガラス・樹脂・複合材 | 透明性、表面反射、欠け、気泡、しわ、形状変化、照明角度 |
検出したい欠陥を具体化する
「キズを検出したい」だけでは、装置仕様を決めにくくなります。点状欠陥、線状欠陥、ムラ、ピンホール、異物、打痕、しわ、フィッシュアイ、塗工抜けなど、欠陥の種類とサイズを分けて整理しましょう。
- 点状欠陥:異物、ピンホール、気泡、凝集物、打痕
- 線状欠陥:スジ、スクラッチ、ストリーク、しわ
- 面状欠陥:ムラ、薄汚れ、塗工ムラ、色ムラ、地合い変動
- 周期欠陥:ロール、刃物、搬送部品に由来する周期的な欠陥
- 密集欠陥:一定範囲に集中して発生する欠陥
欠陥サンプルがある場合は、良品サンプル、不良サンプル、限度見本、見逃せない欠陥、許容したい欠陥を分けて準備すると、サンプルテストの精度が上がります。
インライン検査とオフライン検査の違い
量産ラインで全数検査を行うならインライン検査、試作・研究開発・抜き取り検査・検査条件の検証ならオフライン検査が候補になります。導入目的が異なるため、同じ表面欠陥検査でも見るべき条件が変わります。
| 検査方式 | 向いている用途 | 確認したい条件 |
|---|---|---|
| インライン検査 | 量産ラインでの全数検査、欠陥流出防止、工程内フィードバック | 搬送速度、検査幅、エンコーダ連携、マーキング、ライン停止条件、データ出力 |
| オフライン検査 | 試作、抜き取り検査、検査条件検証、サンプル評価 | 装置サイズ、治具、検査時間、サンプル形状、検査結果の再現性 |
| 卓上・ラボ検査 | 研究開発、品質解析、初期評価 | カメラ・照明交換、解析機能、少量サンプル対応、設定変更のしやすさ |
カメラ・照明・画像処理で見るべき項目
表面欠陥は、カメラの画素数だけでなく、照明、レンズ、撮像角度、画像処理アルゴリズムで見え方が変わります。特に透明フィルム、金属、黒色素材、凹凸のある素材では、サンプルテストで光学条件を詰める必要があります。
- ラインセンサーカメラかエリアセンサーカメラか
- モノクロ検査かカラー検査か
- 透過照明、反射照明、斜光照明、同軸照明などの使い分け
- 検査幅と必要なカメラ台数
- 搬送速度に対して画像処理が追従できるか
- 低コントラスト欠陥や淡いムラの検出に対応できるか
- 欠陥分類、ランク判定、周期判定、密集判定に対応できるか
サンプルテストで確認する項目
無地面検査装置は、実ワークで試さないと判断しにくい設備です。営業資料だけで決めず、サンプルテストで検出率、過検出、分類精度、操作性、データ出力を確認しましょう。
| 確認項目 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 検出可否 | 見逃せない欠陥を安定して検出できるか |
| 過検出 | 許容したい地合い変動や表面模様を不良扱いしすぎないか |
| 欠陥分類 | キズ、異物、ムラ、ピンホールなどを現場で使える粒度に分けられるか |
| 再現性 | 同じサンプルを複数回検査して結果が安定するか |
| 現場運用 | 品種切替、しきい値変更、帳票出力、アラーム設定を現場担当者が扱えるか |
| 保守 | カメラ・照明・PC・画像処理部の保守やリモート対応の範囲 |
導入費用が変わる要素
無地面検査装置の費用は、装置本体だけでなく、カメラ台数、照明、制御盤、画像処理装置、検査幅、搬送速度、マーキング、ラベラー、既存ライン連携、データ保存、保守契約で変わります。比較表に「要問い合わせ」と並べるより、費用が変動する要素を分解して見積もり条件をそろえる方が判断しやすくなります。
- 検査幅と必要なカメラ台数
- 片面検査か両面検査か
- モノクロ検査かカラー検査か
- 低コントラスト欠陥や膜ムラまで検出するか
- 既存ラインとの同期、エンコーダ、PLC連携
- 欠陥部マーキング、ラベル貼付、巻取り制御との連携
- 欠陥画像保存、帳票、CSV、MES連携などのデータ出力
- サンプルテスト、現地調整、保守、オペレーター教育
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検査装置メーカーとして自社の強みを伝えたい場合は、製品スペックだけでなく、検査対象、欠陥種類、導入工程、サンプルテスト、歩留まり改善まで含めた訴求設計が重要です。
無地面検査装置のまとめ
無地面検査装置は、フィルム、シート、紙、不織布、金属箔などの表面欠陥を検出するための重要な設備です。ただし、装置名やメーカー知名度だけでは、自社ラインに合うか判断できません。
検査対象ワーク、欠陥種類、ライン速度、検査幅、カメラ・照明条件、欠陥分類、データ活用、保守体制を整理し、サンプルテストで実ワークに対する検出可否を確認したうえで導入を進めましょう。
- 免責事項
掲載内容は2026年6月時点で確認した公式サイト・製品ページ・関連資料をもとにしています。対応ワーク、検出対象、装置仕様、費用、サンプルテスト、保守範囲は変更される場合があります。詳細は各社公式サイトまたは問い合わせで確認してください。











