法人向け生成AIサービスおすすめ24選比較!機能・料金・セキュリティの選び方

公開日:2026年07月14日

法人向け生成AIサービスは、文章作成や要約を行う汎用チャットだけでなく、Microsoft 365・Google Workspaceとの連携、社内文書を検索するRAG、複数モデルの使い分け、利用状況の可視化、権限管理まで対応範囲が広がっています。24サービスの違いを機能・社内データ連携・管理体制から比較します。

【目的別】

法人向け生成AIサービス

Recommend

Microsoft 365・Google Workspace連携向け普段使う業務アプリの中でAIを使いたいなら

複数モデルの全社展開向け部署ごとにモデルを使い分け利用状況も管理したいなら

社内文書・RAG活用向け規程・マニュアル・過去資料を根拠付きで検索したいなら

長文・専門文書の活用向け契約書や技術資料を読み込み高度な分析へ使いたいなら

ポイントMicrosoft 365・Google Workspaceへ直接統合するサービスに加え、SharePointやOutlookと他の業務SaaSを横断する基盤も候補です。

ポイントGPT・Claude・Geminiなどの使い分けに加え、利用可視化、権限、教育、定着支援まで比較します。

ポイント元文書のアクセス権、出典表示、オンプレミスを含む接続先、回答精度の改善体制が選定軸です。

ポイント長文処理に強い専用環境か、Word・Docs・Driveなど文書が蓄積された業務基盤へAIを組み込むかで選びます。

Microsoft 365 Copilot

強み

Word、Excel、Outlook、Teamsと組織内データをMicrosoft 365上で連携できます。既存のID・アクセス権・監査基盤を活用してAIを全社展開したい企業向けです。

Google Workspace with Gemini

強み

Gmail、Drive、ドキュメント、MeetへGeminiを統合し、日常業務の中で利用できます。Google Workspaceを中心に情報とアカウントを管理している企業に適しています。

ChatGPT Business・Enterprise

強み

複数の業務アプリを横断し、利用者の権限を維持したまま社内情報を検索できます。汎用的な生成AI活用と社内ナレッジ検索を同じ画面へまとめたい企業に向いています。

Amazon Quick

強み

Slack、Teams、Outlook、CRM、データベースなどを横断し、企業データを根拠に回答します。AWS環境と業務ツールをつないで調査から実行まで進めたい企業向けです。

Safe AI Gateway

強み

SharePoint、Box、kintone、Outlookなどに分散した社内情報を生成AIへ接続できます。Microsoft環境と複数の業務SaaSを安全に横断したい企業に向いています。

JAPAN AI CHAT

強み

複数モデルとRAGを組み合わせ、画像や手書き文字を含む資料も扱えます。複数部門の検索・文書作成・問い合わせ対応を一つの環境へまとめたい企業向けです。

ユーザーローカル ChatAI

強み

複数モデル、RAG、OCR、議事録、AIエージェントを固定料金で全社利用できます。従量課金を抑えながら多くの社員に試行を促したい企業に適しています。

エクサベース AI

強み

複数モデル、RAG、利用効果の可視化に加え、研修と管理者支援を利用できます。生成AIの導入後に利用率や業務削減時間まで管理したい企業向けです。

Alli LLM App Market

強み

マルチLLM、RAG、ノーコードAIエージェントを一つの基盤で展開できます。PDFやExcelも含め、部門別の業務アプリへ発展させたい企業に向いています。

Third AI 生成AIソリューション

強み

企業専有のクラウド環境と月額固定料金制で、大人数へ展開しやすいサービスです。権限・利用状況・社内データ連携を管理しながら全社導入したい企業に適しています。

RoundaChat

強み

GPT、Claude、Geminiへ同じ質問を送り、品質・速度・コストを比較できます。全社契約の前に少人数でモデル選定と利用ルールを検証したい企業向けです。

Safe AI Gateway

強み

SharePoint、Box、kintone、Outlookなどに分散した社内情報を生成AIへ接続できます。Microsoft環境と複数の業務SaaSを安全に横断したい企業に向いています。

RagChat

強み

顧客ごとのAWS環境へ構築し、GPT、Claude、Amazon Novaと社内資料を利用できます。月額固定費を抑え、自社でナレッジを更新したい企業に向いています。

ChatSense

強み

Box、SharePoint、Teams、オンプレミスの権限を維持して横断検索できます。既存の閲覧範囲を崩さず、大量の社内文書を根拠付きで検索したい企業向けです。

Alli LLM App Market

強み

マルチLLM、RAG、ノーコードAIエージェントを一つの基盤で展開できます。PDFやExcelも含め、部門別の業務アプリへ発展させたい企業に向いています。

OfficeBot

強み

社内規程やマニュアルを活用したRAGと、専任担当によるオンボーディングを利用できます。資料整備や回答精度の改善も含めて導入を支援してほしい企業に適しています。

ミンクスプラス生成AI

強み

参照元表示付きRAG、国内リージョン、Entra ID連携と導入支援を組み合わせられます。国内窓口へセキュリティと定着支援をまとめて相談したい企業向けです。

Glean

強み

100以上の業務アプリを横断し、利用者ごとの権限を反映して企業情報を検索できます。複数SaaSへ分散したナレッジを一つの検索・調査基盤へ集約したい企業に適しています。

Claude Enterprise

強み

大量の資料や複雑な指示を扱い、長文の読解・要約・分析を組織で共有できます。契約書、技術資料、研究資料などを継続的に扱う専門部門に向いています。

Microsoft 365 Copilot

強み

Word、Excel、Outlook、Teamsと組織内データをMicrosoft 365上で連携できます。既存のID・アクセス権・監査基盤を活用してAIを全社展開したい企業向けです。

Google Workspace with Gemini

強み

Gmail、Drive、ドキュメント、MeetへGeminiを統合し、日常業務の中で利用できます。Google Workspaceを中心に情報とアカウントを管理している企業に適しています。

ChatGPT Business・Enterprise

強み

複数の業務アプリを横断し、利用者の権限を維持したまま社内情報を検索できます。汎用的な生成AI活用と社内ナレッジ検索を同じ画面へまとめたい企業に向いています。

Alli LLM App Market

強み

マルチLLM、RAG、ノーコードAIエージェントを一つの基盤で展開できます。PDFやExcelも含め、部門別の業務アプリへ発展させたい企業に向いています。

NotebookLM Enterprise

強み

1ノート300ソース、1資料500MBまたは50万語までの資料を読み込めます。契約書や技術資料を根拠付きで横断分析したい部門に適しています。

目次

法人向け生成AIサービス24選の比較表

主な用途・サービス形態、社内データ連携・RAG、管理機能・導入支援・料金を比較しています。料金は2026年7月14日に公式サイトで確認できた範囲を記載しています。

会社名 サービスの特徴 主な用途・サービス形態 社内データ連携・RAG 管理機能・導入支援・料金

ChatGPT Business・Enterprise

ChatGPTとCodexを専用ワークスペースで利用し社内ツールとも接続

汎用生成AI・企業ワークスペース型
Microsoft 365、Google Drive、Slack、GitHubなどの接続と社内ナレッジ機能
BusinessはSAML SSO・MFA・一元請求、EnterpriseはSCIM・RBAC・監査向け機能まで対応
Businessは月額課金で1ユーザー25米ドル。Enterpriseは個別見積もり(2026年7月14日確認)

Microsoft 365 Copilot

Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの業務をMicrosoft 365上で支援

グループウェア統合型
Microsoft Graphを通じて組織内のメール、ファイル、会議、チャットを参照
Microsoft 365のID・権限・コンプライアンス管理を活用しCopilot Control Systemで運用
契約プランと必要ライセンスにより異なるため、公式の法人向け料金で確認

Google Workspace with Gemini

Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・MeetにGeminiを統合

グループウェア統合型
Google Workspace内のメール、ファイル、カレンダー、会議情報と連携
Google管理コンソールでユーザー・アプリ・データ保護を一元管理
Gemini機能を含むGoogle Workspaceのプラン別料金。利用人数とプランで変動

Claude Enterprise

長文の読み込み・分析と企業向け統制を備えたClaudeの法人プラン

汎用生成AI・大規模組織型
企業のデータソースや業務ツールと接続し組織の文脈を活用
SSO、SCIM、監査ログ、ロール・権限管理などの企業向け機能
Enterpriseは個別見積もり

Amazon Quick

AWS上の企業データと連携し調査・分析・自動化を行うAIアシスタント

AWS統合・AIエージェント型
AWS内外のデータソースを接続し企業情報を横断検索・分析
AWSのID・権限・セキュリティ基盤と統合し企業単位で管理
Plus・Professional・Enterpriseのユーザー料金と利用量に応じた料金で構成

Perplexity Enterprise

出典をたどれるAI検索と企業内ナレッジ検索を一つの環境で提供

AI検索・リサーチ型
Web検索と組織内ファイル・データソースの検索を統合
SSO、SCIM、ユーザー管理、検索データの保護など企業向け管理に対応
Enterprise Proは1席月額40米ドルまたは年額400米ドル(2026年7月14日確認)

エクサベース AI

複数モデル・RAG・利用効果の可視化を備え全社定着を支援

国内マルチモデル・全社活用型
社内ファイルを使ったRAG、プロンプト共有、AIエージェントに対応
禁止ワード・機密情報ブロック、利用状況・削減時間の可視化、管理者支援
法人向けは初期費用1万1,000円、月額900円/IDから(税込・オプション別、50IDから)

JAPAN AI CHAT

RAGと外部ツール連携で社内外データを横断活用

国内マルチモデル・RAG型
社内文書、画像・手書き文字、外部ツールのデータを検索・回答
複数モデル、セキュリティ管理、スマホアプリ、導入・活用支援
利用範囲と支援内容に応じた個別見積もり

MANA 法人GAI

生成AI環境と自社データ連携・業務アプリを組み合わせて活用

国内生成AI活用プラットフォーム型
社内データとの連携、独自チャット・業務アプリの構築に対応
企業利用を想定したセキュリティと導入・活用支援を提供
利用人数・機能・支援範囲に応じた個別見積もり

Graffer AI Studio

生成AIチャット・RAG・研修・伴走支援で全社活用を推進

生成AI基盤・伴走支援型
ワークスペースRAG、複数LLM、Web検索付きモデルに対応
モニタリング、IP制限、SSO、利用ガイドライン・研修・活用支援
導入規模・利用機能・伴走支援に応じた個別見積もり

シゴラクAI

ユーザーID数を気にせず始めやすい従量課金型の法人向け生成AI

国内生成AIチャット・従量課金型
社内データ連携や独自機能・プロンプト開発を相談可能
チャット内容をモデル学習に使わない設計とカスタマーサクセス支援
初期費用11万円(税込)、ユーザーID料金なし。利用量別プラン

NewtonX

中堅・中小企業の安全なChatGPT活用と定着を伴走支援

国内ChatGPT活用・伴走支援型
社内データを活用するKnowledge Connectなどを提供
セキュリティ管理、導入支援、活用相談を含む伴走型サポート
初期費用と月額利用料で構成。詳細は個別見積もり

ユーザーローカル ChatAI

複数モデル・RAG・AIエージェントを固定料金で全社展開

国内マルチモデル・固定料金型
Word・Excel・PowerPoint・PDFとSharePoint・Google Drive・Boxを連携
利用ダッシュボード、組織・権限管理、SAML SSO、IP制限、勉強会
100名利用時は1人あたり月額500円。従量課金なし(2026年7月14日確認)

ChatSense

Box・SharePoint・オンプレミスを権限維持で横断検索

社内データ検索・RAG型
Box、SharePoint、Teams、オンプレミスのデータを権限維持で横断検索
SSO、IP制限、禁止ワード、履歴監視・出力、部門別予算管理
無料トライアルあり。利用人数・機能に応じた個別見積もり

Safe AI Gateway

社内ファイル・業務システムを生成AIへ安全に接続

企業データ連携・RAG型
SharePoint、Box、kintone、Outlookなど社内データ・システムと連携
企業向けセキュリティ、権限管理、導入支援、運用サポート
利用人数・データ連携・支援範囲に応じた個別見積もり

Alli LLM App Market

業務別LLMアプリとノーコード開発で生成AI活用を展開

LLMアプリ・AIエージェント基盤型
企業文書を取り込むRAGと業務別LLMアプリを組み合わせて利用
企業向け管理、セキュリティ、導入支援とアプリ運用に対応
利用アプリ・人数・データ量・構築範囲に応じた個別見積もり

OfficeBot

社内文書を学習した専用AIアシスタントを短期間で構築

社内問い合わせ・RAG型
マニュアル、規程、FAQなど社内文書を基に質問へ回答
導入時のデータ整備、構築、運用支援を含む法人向けサービス
構築範囲・データ量・利用規模に応じた個別見積もり

ミンクスプラス生成AI

国内クラウド・RAG・サポートを備えたNTT東日本の生成AI

国内クラウド・RAG型
社内文書を参照し出典を示すRAG、Microsoft Entra ID連携に対応
固定IP制限、認証連携、国内リージョン、導入・運用サポート
初期費用11万円、月額15万4,000円から(税込・IDやオプションで変動)

AskDona

社内規程やマニュアルへの質問に根拠付きで回答する生成AI

社内ナレッジ・問い合わせ対応型
アップロードした社内文書を検索し根拠を示して回答
企業単位のデータ管理と業務に合わせた導入支援
利用人数・文書量・支援範囲に応じた個別見積もり

RagChat

顧客ごとのAWS環境に構築し複数モデルと社内資料を活用

顧客AWS環境構築・RAG型
既存資料を取り込み、GPT・Claude・Amazon Novaを用途別に利用
顧客ごとのAWS環境、暗号化通信、オンボーディング、保守・拡張支援
初期導入22万円(税込)、月額費用なし。AWS等のリソース費用は別途

NotebookLM Enterprise

大量の資料を根拠付きで読み解くGoogle Cloudの長文分析環境

長文・専門文書分析・Google Cloud型
1ノート300ソース、1資料500MBまたは50万語までのPDF・Office文書などを分析
データをGoogle Cloudプロジェクト内で管理し、Cloud Identityやデータ所在地の要件に対応
利用条件・料金はGoogle Cloudの見積もりで確認

Glean

100以上の業務アプリを権限維持で横断する企業内検索・AI基盤

企業内検索・RAG・AIエージェント型
Slack、Salesforce、Google Driveなど100以上のコネクターから権限を反映して検索
接続元のアクセス権を維持し、組織の情報を横断した検索・調査・業務実行に対応
利用人数・接続先・導入範囲に応じた個別見積もり

RoundaChat

GPT・Claude・Geminiを同時比較して全社導入前の判断材料を作る

マルチモデル比較・チーム検証型
画像・PDF・音声・動画・Officeファイルを入力し複数モデルの回答を比較
回答品質・速度・コストの可視化、利用上限、3段階の権限、チーム共有に対応
試用版あり。正式プランの料金・提供条件は公式サイトで確認

Third AI 生成AIソリューション

専有クラウドと月額固定料金で大人数の全社利用を進めやすい

国内全社展開・専有クラウド型
全社・部署の規程やマニュアルを連携し、ファイル検索・分析にも対応
モデル・機能の権限管理、利用状況の可視化、API連携、導入・伴走支援を提供
月額固定料金制。構築環境・機能・支援範囲に応じた個別見積もり

法人向け生成AIサービス24製品の特徴

ChatGPT Business・Enterprise

ChatGPTとCodexを専用ワークスペースで利用し社内ツールとも接続

ChatGPT Business・Enterpriseは、対話、文書作成、データ分析、調査、コーディングを一つの企業向けワークスペースで行えるサービスです。Microsoft 365、Google Drive、Slack、GitHubなどを接続し、社内情報を参照する業務にも利用できます。

BusinessではSAML SSO、MFA、一元請求、利用状況や予算の管理に対応。EnterpriseではSCIM、ロールベースのアクセス制御、データ保持ポリシー、Compliance APIなど大規模組織向けの統制機能が加わります。ビジネスデータはデフォルトでモデル学習に使用されません。

ChatGPT Business・Enterpriseの会社概要

会社名・運営元OpenAI
サービス名ChatGPT Business・Enterprise
URLhttps://openai.com/ja-JP/business/pricing/

Microsoft 365 Copilot

Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの業務をMicrosoft 365上で支援

Microsoft 365 Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど日常的に使うMicrosoft 365アプリへ生成AIを組み込むサービスです。文書の下書き、表の分析、プレゼンテーション作成、会議要約、メール処理を既存の作業環境から進められます。

Microsoft Graphを通じて、利用者がアクセス権限を持つ社内情報を参照できる点が特徴です。Microsoft 365のID、アクセス権、情報保護、監査の仕組みと合わせて管理できるため、すでにMicrosoft 365を全社利用している企業に適しています。

Microsoft 365 Copilotの会社概要

会社名・運営元Microsoft Corporation
サービス名Microsoft 365 Copilot
URLhttps://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/business

Google Workspace with Gemini

Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・MeetにGeminiを統合

Google Workspace with Geminiは、Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet、Driveなどへ生成AIを統合した業務環境です。メールの要約・作成、資料の下書き、データ整理、会議内容の把握をアプリ間で行えます。

Google Workspaceの管理コンソール、ID、アクセス権、データ保護と一体で運用できます。GmailやGoogle Driveを業務基盤にしている企業は、新しいチャットツールを別途定着させるより、既存業務の中へAIを組み込みやすい選択肢です。

Google Workspace with Geminiの会社概要

会社名・運営元Google LLC
サービス名Google Workspace with Gemini
URLhttps://workspace.google.com/intl/ja/business/

Claude Enterprise

長文の読み込み・分析と企業向け統制を備えたClaudeの法人プラン

Claude Enterpriseは、長い文書の読解、要約、分析、文章作成、コーディングなどを組織で利用するための法人プランです。大量の資料や複雑な指示を扱う業務で、部門ごとのプロジェクトや知識を共有しながら活用できます。

SSO、SCIM、監査ログ、権限管理など企業向けの管理機能を備え、入力・出力をAnthropicの生成モデル学習に使用しない方針が示されています。規程、契約書、技術資料など長文を扱う部門で候補になります。

Claude Enterpriseの会社概要

会社名・運営元Anthropic PBC
サービス名Claude Enterprise
URLhttps://claude.com/solutions/enterprise

Amazon Quick

AWS上の企業データと連携し調査・分析・自動化を行うAIアシスタント

Amazon Quickは、企業データを検索・分析し、調査、レポート作成、業務の自動化まで支援するAWSのAIアシスタントです。AWS内のデータ基盤や外部サービスを接続し、会話を起点に情報取得とアクションを進められます。

旧来のAmazon Q Businessを検討していた企業は、現行サービスと移行方針を確認する必要があります。AWS環境へデータやアプリケーションを集約している企業、既存のAWS権限管理とAI活用を揃えたい企業に向いています。

Amazon Quickの会社概要

会社名・運営元Amazon Web Services, Inc.
サービス名Amazon Quick
URLhttps://aws.amazon.com/jp/quick/

Perplexity Enterprise

出典をたどれるAI検索と企業内ナレッジ検索を一つの環境で提供

Perplexity Enterpriseは、Web上の情報を検索し、回答の根拠となる出典を示しながら調査を進めるAI検索サービスです。公開情報だけでなく、組織内のファイルや接続データも対象にできるため、市場調査と社内情報検索を同じ入口から行えます。

SSO、SCIM、ユーザー管理など法人向けの統制機能を備えています。営業企画、調査、コンサルティング、研究開発など、回答そのものだけでなく根拠ページを確認しながら情報収集したい部門に適しています。

Perplexity Enterpriseの会社概要

会社名・運営元Perplexity AI, Inc.
サービス名Perplexity Enterprise
URLhttps://www.perplexity.ai/enterprise

エクサベース AI

複数モデル・RAG・利用効果の可視化を備え全社定着を支援

エクサベース AI(旧称:exaBase 生成AI)は、GPT、Claude、Geminiなど複数モデルを利用できる国内の法人向け生成AIプラットフォームです。文書作成、要約、情報整理に加え、RAG、プロンプト共有、AIエージェントを全社利用の入口へまとめられます。

禁止ワードや機密情報のブロック、利用状況と業務削減時間の可視化、管理者向けヘルプデスク、操作セミナー、eラーニングなど、導入後の定着を支える機能・支援が用意されています。

エクサベース AIの会社概要

会社名・運営元株式会社Exa Enterprise AI
サービス名エクサベース AI
URLhttps://exawizards.com/exabase/gpt/

JAPAN AI CHAT

RAGと外部ツール連携で社内外データを横断活用

JAPAN AI CHATは、複数の生成AIモデルを使い分けながら、RAGと外部ツール連携で社内外の情報を検索・活用できる法人向け生成AIチャットです。テキストだけでなく画像や手書き文字を含む資料も扱えます。

社内文書検索、議事録、資料作成、問い合わせ対応など複数部門の用途を一つの環境にまとめたい企業に向いています。スマートフォンアプリもあり、オフィス外で情報を確認する業務にも組み込みやすい設計です。

JAPAN AI CHATの会社概要

会社名・運営元JAPAN AI株式会社
サービス名JAPAN AI CHAT
URLhttps://japan-ai.co.jp/chat/

MANA 法人GAI

生成AI環境と自社データ連携・業務アプリを組み合わせて活用

MANA 法人GAIは、企業が生成AIを安全に利用する環境と、自社データ連携、業務別の活用機能を組み合わせるプラットフォームです。日常的なチャット利用に加え、社内ナレッジや業務フローに合わせた使い方を設計できます。

ツールの導入だけでなく、活用テーマの整理や定着支援まで相談したい企業に適しています。部門ごとの小さな利用から、全社の生成AI基盤へ広げる場合は、契約範囲と支援内容を合わせて検討します。

MANA 法人GAIの会社概要

会社名・運営元株式会社ギブリー
サービス名MANA 法人GAI
URLhttps://gomana.ai/product/hojin-gai/

Graffer AI Studio

生成AIチャット・RAG・研修・伴走支援で全社活用を推進

Graffer AI Studioは、複数LLM、プロンプトテンプレート、データ分析、音声文字起こし、RAGなどを備えた法人向け生成AIチャットです。全社員が利用する汎用環境から、業務に特化したAIエージェントまで段階的に展開できます。

ツール提供に加え、PoC、利用ガイドライン策定、研修、ユースケース開発、利用拡大の伴走支援を組み合わせられます。生成AIを導入したものの現場利用が伸びていない企業にも候補になります。

Graffer AI Studioの会社概要

会社名・運営元株式会社グラファー
サービス名Graffer AI Studio
URLhttps://graffer-aistudio.jp/

シゴラクAI

ユーザーID数を気にせず始めやすい従量課金型の法人向け生成AI

シゴラクAIは、OpenAIのAPIを利用し、チャット内容をAIモデルの学習に使わない法人向け生成AIサービスです。ユーザーID数ではなく利用量を基準にした料金体系で、多人数へアカウントを広げたい企業が検討しやすくなっています。

標準のチャット利用に加え、生成AI研修、独自機能・プロンプト開発、ワークフロー設計も相談できます。利用者を限定せず社内へ開放し、実際の利用量を見ながら運用したい場合に適しています。

シゴラクAIの会社概要

会社名・運営元株式会社Algomatic
サービス名シゴラクAI
URLhttps://shigoraku.ai/

NewtonX

中堅・中小企業の安全なChatGPT活用と定着を伴走支援

NewtonXは、企業がChatGPTをセキュリティ管理された環境で利用し、文書作成、情報収集、要約などへ活用するためのサービスです。社内データと生成AIを接続する機能も提供し、企業固有の情報を使った回答へ広げられます。

サービス導入だけでなく、AI活用方法の相談や生産性向上の支援を組み合わせる点が特徴です。専任のAI担当者を置きにくい中堅・中小企業が、運用と活用を並行して進めたい場合に向いています。

NewtonXの会社概要

会社名・運営元株式会社セラク
サービス名NewtonX
URLhttps://www.seraku.co.jp/pr-site/newtonx/

ユーザーローカル ChatAI

複数モデル・RAG・AIエージェントを固定料金で全社展開

ユーザーローカル ChatAIは、GPT、Claude、Gemini、Perplexityなど複数モデルを使い分けられる法人向け生成AIプラットフォームです。RAG、OCR、議事録、画像生成、AIエージェントなどを一つの固定料金環境で利用できます。

利用状況のダッシュボード、組織・権限管理、SAML SSO、IPアドレス制限を備え、SharePoint、Google Drive、Boxのデータも取り込めます。従量課金を気にせず全社員へ試行を促したい企業に適しています。

ユーザーローカル ChatAIの会社概要

会社名・運営元株式会社ユーザーローカル
サービス名ユーザーローカル ChatAI
URLhttps://chat-ai.userlocal.jp/

ChatSense

Box・SharePoint・オンプレミスを権限維持で横断検索

ChatSenseは、ChatGPT、Claude、Geminiなどのモデルを使いながら、Box、SharePoint、Teams、オンプレミスサーバーに分散した社内情報を検索する生成AI基盤です。権限を維持した検索と根拠表示に対応し、部門や役職による閲覧範囲を崩さずにナレッジを活用できます。

SSO、IPアドレス制限、禁止ワード、履歴監視、部門別予算管理など全社統制の機能も備えています。規程、技術資料、過去案件など大量の社内文書を横断検索したい企業に向いています。

ChatSenseの会社概要

会社名・運営元株式会社ナレッジセンス
サービス名ChatSense
URLhttps://chatsense.jp/

Safe AI Gateway

社内ファイル・業務システムを生成AIへ安全に接続

Safe AI Gatewayは、企業内のファイル、データ、業務システムを生成AIへ接続し、社内業務を支援するサービスです。SharePoint、Box、kintone、Outlookなどの情報を使い、検索、回答、文書作成を行えます。

社内データを扱うためのセキュリティと運用支援を重視しており、汎用チャットの導入からRAGやシステム連携へ段階的に広げたい企業に適しています。Microsoft環境と業務SaaSの両方へ情報が分散している場合にも候補になります。

Safe AI Gatewayの会社概要

会社名・運営元株式会社ソフトクリエイト
サービス名Safe AI Gateway
URLhttps://www.softcreate.co.jp/safeai/gateway

Alli LLM App Market

業務別LLMアプリとノーコード開発で生成AI活用を展開

Alli LLM App Marketは、要約、検索、文書作成など業務別のLLMアプリを利用し、自社用アプリもノーコードで構築できる企業向け生成AI基盤です。単純なチャット導入だけでなく、業務手順に沿ったAIアプリへ発展させられます。

RAGで社内文書を参照し、部門固有の質問回答や定型作業をアプリ化したい企業に向いています。複数部門へ異なるユースケースを展開する場合は、アプリの管理方法とデータ権限を合わせて設計します。

Alli LLM App Marketの会社概要

会社名・運営元Allganize Japan株式会社
サービス名Alli LLM App Market
URLhttps://www.allganize.ai/ja/alli-llmapp-market

OfficeBot

社内文書を学習した専用AIアシスタントを短期間で構築

OfficeBotは、マニュアル、規程、FAQなど企業固有の文書を基に、従業員の質問へ回答する法人向け生成AIサービスです。社内問い合わせの一次対応、文書検索、ナレッジ共有をAIアシスタントへまとめられます。

提供元はネオス株式会社で、KDDIのBusiness Portからも導入できます。社内資料の整理や回答精度の調整を含め、専用AIの構築・運用を支援してほしい企業に向いています。

OfficeBotの会社概要

会社名・運営元ネオス株式会社
サービス名OfficeBot
URLhttps://biz.kddi.com/business-port/service/officebot/

ミンクスプラス生成AI

国内クラウド・RAG・サポートを備えたNTT東日本の生成AI

ミンクスプラス生成AIは、社内文書を参照して回答と出典を示すRAGを備えたNTT東日本の法人向け生成AIサービスです。汎用的なチャットに加え、規程やマニュアルを使った社内問い合わせ対応へ活用できます。

Microsoft Entra IDとの認証連携、固定IPアドレス制限、国内リージョンの利用、導入・運用サポートを組み合わせられます。国内の支援窓口とネットワーク・クラウドをまとめて相談したい企業に適しています。

ミンクスプラス生成AIの会社概要

会社名・運営元東日本電信電話株式会社
サービス名ミンクスプラス生成AI
URLhttps://business.ntt-east.co.jp/service/generative-ai/

AskDona

社内規程やマニュアルへの質問に根拠付きで回答する生成AI

AskDonaは、社内規程、マニュアル、手順書などを取り込み、従業員からの質問へ根拠付きで回答する法人向け生成AIサービスです。総務、人事、情報システムなどへ集中する定型問い合わせの削減と、必要情報への到達時間短縮を狙えます。

社内文書の内容と更新頻度を踏まえてナレッジを整備し、回答できない質問を運用側で改善していく用途に向いています。汎用チャットよりも社内問い合わせの具体的な課題から始めたい企業の候補です。

AskDonaの会社概要

会社名・運営元株式会社GFLOPS
サービス名AskDona
URLhttps://www.askdona.com/

RagChat

顧客ごとのAWS環境に構築し複数モデルと社内資料を活用

RagChatは、顧客ごとのAWS環境へ構築し、既存の資料やマニュアルを使って回答する法人向け生成AIアプリケーションです。GPT、Claude、Amazon Novaを用途に応じて切り替え、同じ会話の文脈を引き継げます。

取り込んだデータをAIの再学習に使用せず、暗号化通信で接続する設計です。初期構築後は自社でナレッジを追加・更新でき、必要な機能のカスタマイズや運用支援も相談できます。

RagChatの会社概要

会社名・運営元株式会社協栄情報
サービス名RagChat
URLhttps://ragchat.jp/

NotebookLM Enterprise

大量の資料を根拠付きで読み解くGoogle Cloudの長文分析環境

NotebookLM Enterpriseは、PDF、Googleドキュメント、スライド、Word、PowerPoint、Excelなどの資料を読み込み、要約、質問回答、情報抽出を行う法人向け環境です。2026年7月時点のGoogle Cloud公式仕様では、1つのノートへ最大300ソースを登録でき、1資料あたり500MBまたは50万語まで扱えます。

取り込んだ資料はGoogle Cloudプロジェクト内で管理され、外部共有を制御できます。契約書、技術資料、調査資料など大量の文書を、根拠を確認しながら読み解きたい部門に適しています。

NotebookLM Enterpriseの会社概要

会社名・運営元Google LLC
サービス名NotebookLM Enterprise
URLhttps://docs.cloud.google.com/gemini/enterprise/notebooklm-enterprise/docs/overview

Glean

100以上の業務アプリを権限維持で横断する企業内検索・AI基盤

Gleanは、Slack、Salesforce、Google Driveをはじめとする100以上の業務アプリを横断し、従業員ごとのアクセス権を反映して情報を検索する企業向けAI基盤です。複数システムへ分散した社内情報を、一つの検索・対話画面から参照できます。

市場調査や社内レポート作成など情報収集量の多い業務にも対応します。特定のストレージだけでなく、SaaSや部門システムをまたいだナレッジ活用を進めたい企業に向いています。

Gleanの会社概要

会社名・運営元Glean Technologies, Inc.
サービス名Glean
URLhttps://www.glean.com/product/all-knowledge

RoundaChat

GPT・Claude・Geminiを同時比較して全社導入前の判断材料を作る

RoundaChatは、GPT、Claude、Geminiへ同じ質問を送り、回答品質、速度、トークン数、コストを一画面で比較できる法人向けサービスです。少人数のチームで試し、業務ごとにどのモデルが適するかを全社契約前に検証できます。

プロンプト、履歴、評価、利用状況の共有に加え、管理者・メンバー・閲覧者の権限や利用上限を設定できます。モデル選定の根拠と費用対効果を社内へ説明したい企業に適しています。

RoundaChatの会社概要

会社名・運営元Rounda株式会社
サービス名RoundaChat
URLhttps://rounda.co.jp/products/roundachat/

Third AI 生成AIソリューション

専有クラウドと月額固定料金で大人数の全社利用を進めやすい

Third AI 生成AIソリューションは、企業専有のクラウド環境へ構築し、ユーザー数の増加で利用料が膨らみにくい月額固定料金制を採用した法人向けサービスです。モデルや機能の利用権限、利用状況を管理しながら全社へ展開できます。

社内規程やマニュアルの連携、手元ファイルの検索・分析、APIによる業務システム連携にも対応します。自治体や大企業への導入・伴走支援を活用し、セキュリティと定着を並行して進めたい企業に向いています。

Third AI 生成AIソリューションの会社概要

会社名・運営元JTP株式会社
サービス名Third AI 生成AIソリューション
URLhttps://ai.jtp.co.jp/products/genai-solution/

法人向け生成AIサービスの選び方

選定で最初に決めるのは、導入する製品名ではなく、生成AIへ任せる業務と参照させるデータです。メールや資料作成を速くしたい場合と、社内規程を検索したい場合、複数部門の業務をAIエージェントで自動化したい場合では、必要なサービス形態が異なります。

法人向け生成AIサービスと個人向け生成AIの違い

比較項目法人向け個人向け
データ利用入力・出力をモデル学習へ使わない契約や設定を前提にしやすいプランや設定により扱いが異なり、会社で統一管理しにくい
アカウント管理管理者がユーザー追加・停止、権限、利用状況、請求を管理個人が契約・管理し、退職時の停止やデータ回収が難しい
認証・監査SSO、SCIM、監査ログ、IP制限などを選択可能企業全体の認証・監査要件へ合わせにくい
社内データRAGやコネクターで権限を維持しながら参照ファイルを都度アップロードする使い方が中心
導入支援ガイドライン、研修、ユースケース開発、定着支援を組み合わせられる利用者自身が学習・運用する

法人向け生成AIサービスは3タイプに分けて考える

タイプ向いている用途主な候補
汎用・グループウェア統合型文書、メール、会議、表計算、調査、コーディングを広く効率化ChatGPT、Microsoft 365 Copilot、Google Workspace with Gemini、Claude
国内マルチモデル・全社活用型複数モデル、利用管理、研修、定着支援を一つにまとめるエクサベース AI、JAPAN AI CHAT、ユーザーローカル ChatAIなど
RAG・業務特化型規程、マニュアル、技術資料、過去案件を検索し根拠付きで回答ChatSense、Safe AI Gateway、OfficeBot、RagChatなど

利用部門と具体的なユースケースを決める

  • 営業:提案書の下書き、商談要約、過去事例検索、顧客別の情報整理
  • マーケティング:調査、企画案、広告・メール文案、コンテンツ制作の補助
  • 人事・総務:規程検索、社内問い合わせ、求人票、研修資料、議事録
  • 法務:契約書の論点抽出、条項比較、社内規程の検索。最終判断は担当者が行う
  • 開発・情報システム:コード作成・レビュー、仕様書、障害調査、社内ヘルプデスク
  • 製造・品質:作業標準、技術文書、過去不具合、保全記録の検索と要約

複数部門へ同時に配布するより、利用頻度と効果を測りやすい2〜3業務から始めると、必要機能と料金を判断しやすくなります。

入力データがモデル学習に使われない条件を確認する

「法人向け」「セキュア」という表現だけで判断せず、入力、出力、アップロードファイル、フィードバックがモデル改善へ使われるかを契約・プラン単位で確認します。データの保存期間、保存地域、削除方法、再委託先、障害時の連絡体制も情報管理部門と整理します。

SSO・SCIM・権限・監査ログを運用要件に合わせる

全社利用では、アカウントを配る作業より、異動・退職・組織変更へ追従する運用が重要です。SSOで認証を統一し、SCIMで入退社や所属変更を自動反映できると管理負担を抑えられます。監査ログは、保存期間、出力形式、管理者が確認できる操作範囲まで見ます。

管理機能必要になる場面設計の要点
SSO社内IDでログインを統一したい認証プロバイダー、MFA、例外アカウントを決める
SCIM利用者が多く異動・退職が頻繁ユーザー作成・停止とグループ同期の範囲を確認
権限管理部門ごとにモデル・データ・機能を分けたい管理者、作成者、利用者の役割を設定
監査ログ事故調査や内部監査へ備える記録対象、保持期間、外部SIEMへの出力を確認

RAGは元文書の権限と出典表示まで見る

RAGは社内文書を検索して回答へ反映する仕組みですが、文書を登録するだけで正確な回答が保証されるわけではありません。元文書の重複、古い版、表記揺れ、画像化された資料を整え、回答に参照元と該当箇所を表示できるか確認します。

SharePointやBoxと接続する場合は、接続先の閲覧権限が生成AI側でも維持されるかが重要です。全社員が見てはいけない人事・法務・研究資料を一つのナレッジへまとめず、部門・役職・案件単位でアクセス範囲を分けます。

既存SaaS・業務システムとの連携範囲を確認する

コネクターがあることと、必要な業務を完了できることは同じではありません。メールや文書を検索するだけか、内容を更新できるか、承認や登録まで実行できるか、API・AIエージェントで拡張できるかを分けて確認します。外部システムへ書き込む処理には、人の承認、実行ログ、権限を必要な範囲へ限定する設計が必要です。

利用料金はID課金・従量課金・構築費を分ける

法人向け生成AIの費用は、ユーザーID、生成AIモデルの利用量、RAGの保存・検索量、初期構築、コネクター、研修・伴走支援で構成されます。月額単価だけで比較せず、想定利用者と利用頻度を置いて年間総額を試算します。

費用項目増減要因見積もり時に整理する情報
ID料金契約ユーザー数、最低ID数、管理者ID全社員・部門限定・同時利用のどれか
モデル利用料入力・出力トークン、モデル、画像・音声処理月間利用回数、長文資料、繁忙期
RAG費用保存容量、文書数、更新頻度、検索回数対象データ、ファイル形式、連携先
初期構築認証、権限、コネクター、画面・機能の追加要件、既存環境、検証範囲
定着支援研修回数、部門数、ユースケース設計、伴走期間社内推進者、目標、教育対象

研修・活用支援・利用可視化で定着を判断する

アカウント発行数ではなく、対象業務でどの程度使われ、時間・品質・処理量がどう変わったかを見ます。利用回数だけを追うと、目的のないチャットが増えても成功に見えるため、業務KPIと結び付けます。

  • 対象業務の利用者率と週次利用率
  • 1件あたりの作業時間と処理件数
  • 生成物の修正回数、差し戻し、誤りの件数
  • RAG回答の参照率、未回答率、回答後の再質問率
  • 部門別の利用コストと削減できた工数

社内推進者向けの管理者研修と、現場向けの業務別演習を分け、良いプロンプトや手順をテンプレートとして共有すると属人化を防げます。基礎教育や部門別演習が必要な場合は、法人向け生成AI研修を提供する会社の比較も参考になります。

法人向け生成AIサービス導入の進め方

1. 対象業務と評価指標を決める

「全社の生産性向上」では評価できないため、会議要約、提案書作成、規程検索など作業単位へ分解します。現状時間、件数、品質、担当者を測り、生成AI導入後の目標を決めます。

2. データとリスクを分類する

公開情報、社内限定情報、個人情報、顧客機密、研究・設計情報などに分け、生成AIへ入力できる範囲を決めます。禁止事項だけでなく、承認を得れば使える情報、匿名化すれば使える情報も定義すると現場が判断しやすくなります。

3. 2〜3サービスでPoCを行う

同じ業務、同じ資料、同じ評価項目で試し、回答品質、操作性、管理機能、費用、サポートを比べます。デモで用意された質問だけでなく、実際の表記揺れ、古い文書、権限差を含むデータで確認します。

4. ガイドラインと人の確認工程を設計する

利用目的、入力禁止情報、生成物の確認責任、引用・著作権、事故報告、退職者のアカウント停止を定めます。契約書、健康・安全、採用判断、対外発表など影響が大きい業務は、生成AIだけで最終判断しない工程にします。

5. 部門展開後に利用と成果を改善する

初月から全社へ広げず、業務ごとの推進者がいる部門で運用を固めます。未回答や誤回答を収集し、ナレッジ、プロンプト、権限、研修を改善してから対象部門を増やします。AIエージェントによる業務自動化まで検討する場合は、AIエージェント導入を支援するコンサルティング会社も確認できます。

生成AIを法人利用するときのリスク管理

ハルシネーションは根拠確認と業務設計で抑える

生成AIは一見正しそうな誤りを出す可能性があります。出典リンク、参照文書、日付を確認し、重要な数値・固有名詞・法令・仕様は一次資料へ戻ります。RAGを導入しても、元文書が古い場合は古い回答が返るため、文書の管理責任者と更新期限を決めます。

著作権・個人情報・営業秘密の扱いを定める

外部コンテンツを入力・要約・再利用する場合は、利用条件と引用範囲を確認します。個人情報や顧客資料を扱う業務では、委託契約、保存場所、再委託、削除、アクセスログを確認し、必要に応じて匿名化します。生成物をそのまま公開せず、類似表現、画像、根拠の有無を人が確認します。

シャドーAIを禁止だけで終わらせない

利用を全面禁止すると、個人アカウントや未承認ツールの利用状況が見えなくなることがあります。承認済みサービス、利用できるデータ、申請方法、相談窓口を明確にし、安全な選択肢を業務へ組み込みます。ChatGPTに特化した教育を行う場合は、ChatGPT研修サービスの比較も参考になります。

法人向け生成AIサービスに関するよくある質問

法人向け生成AIサービスは無料で試せますか?

無料トライアルやデモを提供するサービスがあります。ただし、無料版ではSSO、監査ログ、RAG、管理機能が制限される場合があります。PoCでは本番運用に必要なプランで機能と料金を確認します。

中小企業はどのタイプから始めるべきですか?

既存のMicrosoft 365またはGoogle Workspaceに生成AIが含まれる場合は、追加導入前に利用できる機能を確認します。汎用チャットを広く試すなら最低ID数と固定料金、社内問い合わせを減らすならRAGと導入支援を優先します。

RAGを導入すれば誤回答はなくなりますか?

なくなりません。参照する文書の品質、検索方法、質問、モデルによって回答は変わります。出典表示、評価用質問、未回答時の動作、文書更新、利用者の確認工程を組み合わせます。

導入までどのくらいかかりますか?

汎用チャットはアカウントと管理設定を整えれば短期間で始められます。SSO・SCIM、RAG、外部システム連携、独自アプリ開発を含む場合は、データ整理、権限設計、PoC、セキュリティ審査の期間が必要です。

生成AIでコンテンツ制作を効率化したい場合は何を選びますか?

文章作成だけなら汎用サービスで始められます。複数担当者で構成、校正、SEO、ブランド表現を管理する場合は、制作工程に特化した機能も比較します。用途別の候補はAIライティングツールの比較で整理しています。

法人向け生成AIサービスは業務・データ・統制の順で選ぶ

法人向け生成AIサービスは、搭載モデルの性能だけで選ぶと、社内データへ接続できない、権限管理が足りない、利用が定着しない、想定外に従量料金が増えるといった問題が起こります。対象業務、参照データ、必要な統制、利用人数、支援範囲を先に決め、その条件で2〜3サービスを同じ業務に使って比較することが重要です。

汎用的な業務効率化は既存グループウェアとの統合、全社展開は利用管理と教育、社内文書活用はRAGの権限・出典・改善体制を重視します。導入後はアカウント数ではなく、対象業務の時間、品質、処理量、利用コストで成果を判断します。

免責事項

掲載内容は2026年7月14日に各サービスの公式サイトで確認した情報をもとに整理しています。機能、料金、最低利用人数、提供条件は変更される場合があります。契約前に各社の最新情報と利用規約をご確認ください。