LINE向け販促・マーケティングツールを比較!集客効果や特徴、費用はじめ導入のメリットなど解説

LINE向け販促・マーケティングツールを比較!集客効果や特徴、費用はじめ導入のメリットなど解説
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LINE公式アカウントを販促やマーケティングに活用したいと考えているかたへ
LINE公式アカウントを開設したものの、直接的に売り上げや認知拡大に役立っているという実感がない。そんな悩みを抱えている企業は意外に多いものです。

そこで本記事では、LINEを販促やマーケティングに役立てるためのツールをタイプ別にピックアップ、各社のサービスの特徴や強みをまとめて紹介していきます。

LINEマーケティング・販促(集客)ツール比較一覧

画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。

サービス名 サービスの特徴 費用
LIneONカルテ ・ブランディングやCRM支援における企業の声をもとに開発されたLINE販促ツール 初期費用(LIneON設定費用):19,800円(無料キャンペーンあり)
公式アカウント開設費用:30,000円(無料キャンペーンあり)
公式LINE運用代行:50,000円/月 ※オプション
ステップ配信シナリオ設計:30,000円/シナリオ ※オプション
月額費用
ミニプラン:3,750円
ライトプラン:15,000円
スタンダードプラン:25,000円
※すべて税別
LIBOT 友だちが友だちを呼ぶ集客に強いLINE販促ツール。タグ付けや配信セグメントなど顧客管理機能が豊富で使いやすい スタートアッププラン:初期費用:10,000円/月額費用:9,800円
カスタムプラン:初期費用:50,000円/月額費用:19,800円
オールインプラン:初期費用:150,000円/月額費用:50,000円
オリジナルプラン:初期費用:150,000円~/月額費用:300,000円
※すべて税別
MicoCloud(ミコクラウド) 顧客とのコミュニケーションを効率化するためのCRMツール。顧客データの分析で顧客の返信率や商品ページの閲覧率が高められる 初期費用+月額費用、追加機能によりオプション費用がかかる
Liny(リニ―) 導入実績が3500社を突破し、30を超える都府県市町村と多くの企業様が導入しているLINE販促ツール。運用者目線の機能が充実 初期費用+月額費用+LINE公式アカウントの月額利用料金
TSUNAGARU(ツナガル) これまでに100社以上のLINE公式アカウントを支援。国内で唯一2つのバッジを取得しているLINE社認定のTechnology Partner会社 初期費用:0円
スタータープラン:10,780円(税込)/月
ライトプラン:54,780円(税込)/月
スタンダードプラン:109,780円(税込)/月
プロプラン:164,780円(税込)/月
エーエムエルマーケシステム ひとつのシステムでLINE・メールの会員を連携管理できるオールインワンマーケティングツール LINEスタートプラン:初期費用 9,800円(税別) 月額費用 2,980円(税別)
LINEプロプラン:初期費用 29,800円(税別) 月額費用 29,800円(税別)

LIneONカルテ(ラインオンカルテ)

LINE販促ツール「LIneONカルテ」公式サイトキャプチャ画像)画像引用元: LIneONカルテ公式サイト(https://lineon.jp/karte/)

LIneONカルテ(ラインオンカルテ)の特徴

ブランディング・CRM支援の実績が豊富

「LIneONカルテ(ラインオンカルテ)」は、株式会社ライフェックスが開発しているLINE販促ツールです。

ライフェックスは、満足度の高い顧客体験を提供することでブランド価値を最大化するブランディングやCRMが得意なマーケティング・プロデュースカンパニー。これまでに300社以上の支援実績があります。

顧客獲得はもちろん、顧客育成やロイヤル化を視野に入れた顧客サービスの構築を得意とするプロフェッショナルが開発したシステムで、LINEを通して顧客との関係をより良いものにしてくれます。

実績にもとづくノウハウを詰め込んだ、再来店・再購入を促進してくれるツールです。

ほぼすべての機能を1ヶ月無料で試せるチャンス

LIneONカルテは、無料モニターの募集をしています。初期費用や運用費を含め、ほとんどの機能を1ヶ月無料で試すことが可能です。

LINE販促ツールは、実際に使って見なければ自社に合っているか判断しづらいものです。ほぼすべての機能を使ってみることで、自社に必要な機能が搭載されているかはもちろん、自分たちに運用できるシステムかどうかも確認できます。

LINE販促ツールを利用したいと思っていても、リスクを考えて二の足を踏んでいる企業でも、無料モニターを活用すれば、チャレンジしやすいです。無料モニターは、限定企画のため、終了する可能性があります。試せるうちに一度試してみて使い勝手を確認してはいかがでしょうか。

企業の声をもとに開発されたツール

LIneONカルテの特徴は、パーソナライズされたコミュニケーションができることです。既存顧客情報をカルテ化して、属性を区分します。顧客に合った情報を提供することで、信頼と購入意欲を高めます。

パーソナライズされた販促を重視している理由は、これまでの経験です。販促・集客支援をしてきた企業の声には、「顧客管理をしながらよりパーソナライズされたマーケティングをしたい」「専門知識がなくても使いこなせるツールがほしい」といったものが多数。

LIneONカルテは、こうしたパートナーとして支援してきた企業の声をもとに開発されました。現場の声を反映したツールだから、目指す成果に導いてくれます。

LIneONカルテの料金プラン

LIneON カルテの料金プランは、「ミニプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つです。初期費用と公式アカウント開設費用、公式LINE運用代行、ステップ配信シナリオ設計は共通価格になっていて、月額費用がプラン毎に設定されています。

  • 初期費用(LIneON設定費用):19,800円
  • 公式アカウント開設費用:30,000円
  • 公式LINE運用代行:50,000円/月※オプション
  • ステップ配信シナリオ設計:30,000円/シナリオ※オプション

※税不明

月額費用は次の通りです。

  • ミニプラン:3,750円
  • ライトプラン:15,000円
  • スタンダードプラン:25,000円

※税不明

ミニプランは、公式LINEプランがフリープランを使用している場合のプラン。ライトプランは、公式ラインプランがライトプランの場合のプランで、リッチメニュー出し分けと1回30分のアドバイジングサービスが無料でついています。

スタンダードプランは、公式LINEがスタンダードプランを利用している場合のプランで、リッチメニュー出し分けと1回30分のアドバイジングの無料サービスはライトプランと同様です。

LIneONカルテ運営会社概要

会社名 株式会社ライフェックス
会社所在地 東京都港区赤坂6丁目13-13 エスト・グランディールCARO赤坂1F
会社設立年 2009年2月
資本金 15,000,000円
事業内容 ブランディング事業、マーケティング事業、カスタマーコミュニケーション事業
公式HP https://lifex-group.co.jp/

LIBOT(リボット)

LINE販促ツール「LIBOT」公式サイトキャプチャ画像)画像引用元: LIBOT公式サイト(https://ai-bot.co.jp/libot/)

LIBOT(リボット)の特徴

ビジネスモデル特許申請中の「ファンがファンを呼ぶ」集客システム

LIBOTは、LINE運用における最大の課題である集客をシステム化したLINE販促ツールです。公式LINEの運用は、公式アカウントを「友だち」として受け入れたユーザーがいなくてははじまりません。

一般的には、他のSNSや公式サイト、店頭案内などからLINEの友だち追加をお願いすることになります。しかし、この「友だち」が思ったように増えないというのは、LINE運用の中でも特に多い悩みです。

LIBOTは、友だちが友だちを紹介できるシステム。LINEの中だけで友だち追加を増やしていく「ファンがファンを呼ぶ」集客システムです。

設定をすべて代行

サポートの手厚さも魅力のひとつ。販促ツールは、契約後に自分で設定をするものが多いですが、SNSに慣れていない人やITツールに抵抗感がある人、あるいは時間がない人にとっては高いハードルです。

LIBOTは、メーカーがヒアリングを行い、リッチメニューの挙動の設定などをすべて代行してくれます。自動化機能も豊富なため、LINEの仕組みに詳しくなくても、簡単に公式LINEアカウントで販促活動が可能です。

友だちのセグメント管理にも対応しています。マーケティングツールとして、使い勝手がいいシステムです。

新たな自主メディアに作り込める

LINE公式アカウントで特に重要なのは、トーク画面上に表示される「リッチメニュー」というメニュー機能。このメニューを作り込むことで、顧客導線の一本化が実現します。

LINE公式アカウントは、表示デザインを選択肢の中から選ばなければいけません。LIBOTならボタンの大きさや数などを自由にカスタマイズ可能。ホームページに変わる自主メディアとして、進化させられます。

LIBOTの料金プラン

LIBOTのプランは「スタートアッププラン」「カスタムプラン」「オールインプラン」「オリジナルプラン」の4種類です。

スタートアッププランは、テンプレートからデザインを選ぶスタイルでオリジナルデザインの依頼ができません。また、リッチメニューの変更もできないプランです。

カスタムプラントオールインプランは、別料金ですがデザイン依頼が可能。リッチメニュー変更は、カスタムプランはオプションで対応、オールインプランは1ヶ月に1回無料です。

オリジナルプランは、リッチメニュー変更は無料で対応、デザイン依頼が要相談となっています。

  • スタートアッププラン:初期費用:10,000円/月額費用:9,800円
  • カスタムプラン:初期費用:50,000円/月額費用:19,800円
  • オールインプラン:初期費用:150,000円/月額費用:50,000円
  • オリジナルプラン:初期費用:150,000円~/月額費用:300,000円~

※すべて税別

LIBOTの導入事例

LIBOTは、美容サロン、オンラインサロン、ECサイト、飲食店、不動産、医療などさまざまな分野で導入されています。「友だち」を増やす機能に特徴があるLIBOT。「友だち数」の大幅な増加実績が多数あります。

  • 美容サロン:導入前の友だち数300人→導入後の友だち数950人
  • オンラインサロン:導入前の友だち数800人→導入後の友だち数6,5000人
  • ECサイト:導入前の友だち数0人→導入後の友だち数6,7000人
  • 美容サロン:導入前の友だち数0人→導入後の友だち数520人
  • 美容サロン:導入前の友だち数0人→導入後の友だち数170人
  • 美容サロン:導入前の友だち数0人→導入後の友だち数250人

また、キャンペーンにも実績があります。

LIBOTの口コミ・評判

ありそうでなかった機能の魅力と丁寧なサポートに感謝

「友だちが友だちを誘って連れてくる、というシステムはありそうでなかった。またほかのサービスと違って、われわれがあまり時間をかけたくない設定などの作業をすべて整えたうえで導入してくれた点も、すごく助かったし評価している」参照元:LIBOT公式サイト東京eスポーツゲート株式会社「RED°TOKYO TOWER」インタビュー(https://ai-bot.co.jp/libot/)

LIBOT運営会社概要

会社名 株式会社AIBOT
会社所在地 東京都港区芝浦3-17-11-1001
会社設立年 2020年7月
資本金 10,000,000円
事業内容 Sler事業、ITコンサルティング事業、SES事業、AI事業
公式HP https://ai-bot.co.jp/

MicoCloud(ミコクラウド)

LINE販促ツールのミコクラウドキャプチャ画像
引用元:ミコクラウド公式サイト(https://www.mico-cloud.jp/)

MicoCloudの特徴や料金

ミコクラウドは、LINE公式アカウントでの顧客とのコミュニケーションを効率化するためのカスタマーリレーションズマネジメント(CRM)ツールです。

ミコクラウドはLINE公式アカウント経由の顧客とのやりとりをデータ化し、管理画面から分析でできるように表示します。顧客の世代や在住している地域、サイトの訪問回数や購入回数、よく見ている商品カテゴリーなど、さまざまな軸をもとにした分析が可能。

分析結果をもとに配信する情報を最適化することで、顧客の返信率商品ページの閲覧率が高められます。

チャットボットによる自動応答内容などはプログラミングの専門知識がなくても問題なく設定できるようになています。それぞれの顧客グループに合わせて応答内容を細かく調整しながら応答自体を自動で行うことで、顧客の満足度の向上と業務効率アップを両立させられます。

料金は「初期費用」「月額費用」の組み合わせとなっています。

初期費用はどのプランでも同じですが、月額費用は利用している機能に応じて変わってきます。なお、どのプランでもLINE公式アカウントから配信できるメッセージの制限はありません。

ただし、追加したい機能によっては「オプション費用」がかかりますので、自社が必要としている機能はなにか、事前に整理しておくとよいでしょう。

MicoCloud運営会社概要

会社名 Micoworks株式会社
会社所在地 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork御堂筋フロンティア(大阪本社)
会社設立年 2017年10月
資本金 1億円(累計資金調達額:28億円)
事業内容 マーケティングツール「MicoCloud」の企画・開発・販売
公式HP https://micoworks.jp/

Liny(リニ―)

LINE販促ツールLiny公式サイトキャプチャ画像
画像引用元:Liny公式サイト(https://line-sm.com/)

Linyの特徴や料金

導入実績が3500社を突破し、30を超える都府県市町村と多くの企業様が導入しているLINE販促ツールです。

LINE公式アカウントの配信や運用、管理をサポート。顧客情報の管理はもちろん顧客をセグメントした上での情報配信や、流入経路やクリック率などのデータ分析も可能。

CSVによるレポートの作成やスプレッドシートとの連携など、運用者視点でさまざまな機能が用意されています。

料金はプランによって異なりますが、初期費用+月額費用がかかります。このほかLINE公式アカウントの月額利用料金がかかります。

Liny運営会社概要

会社名 ソーシャルデータバンク株式会社
会社所在地 東京都港区芝大門2丁目3-6
会社設立年 公式サイト上に記載なし
資本金 3,000万円
事業内容 各種WEBサービス企画・構築・運営代行
法人向けインターネットマーケティングソリューション提供
会員制ネットマーケティングコンサルティングサービス
インターネットマーケティングノウハウ提供
e-ラーニング
デジタルマーケティングセミナーの企画・運営
公式HP https://social-db.co.jp/

>>Linyの特徴とは?料金,評判まとめて調査

TSUNAGARU(ツナガル)

LINE販促ツールTSUNAGARU公式サイトキャプチャ画像
画像引用元:TSUNAGARU公式サイト(https://tsunagaru.linebc.jp/)

TSUNAGARUの特徴や料金

TSUNAGARUは、すでに企業が所有している顧客データや、LINE上でのユーザー行動などを元に、LINE Messaging APIを介してメッセージ配信などが行える配信プラットフォームです。これまでに100社以上のLINE公式アカウントを支援しています。

運営元の株式会社デジタルシフトは国内で唯一のPerformanceとMeasurementのバッジを同時取得しているLINE社認定のTechnology Partner会社です。

シンプル、簡単、短期間で導入できる点を強みとして打ち出しており、最短5分で導入が完了するとうたっています。アパレル業界の企業で導入事例が多いようです。

セグメント配信やチャット機能、キャンペーン機能など、あると便利な機能はすべて揃っています。

TSUNAGARUの料金設定は下記のとおりです。

  • 初期費用:0円
  • スタータープラン:10,780円(税込)/月
  • ライトプラン:54,780円(税込)/月
  • スタンダードプラン:109,780円(税込)/月
  • プロプラン:164,780円(税込)/月

※参照元:TSUNAGARU公式サイト料金プラン(https://www.tsunagaru.app/plan)

TSUNAGARU運営会社概要

会社名 株式会社デジタルシフト
会社所在地 東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル
会社設立年 2020年4月
資本金 499,000,000円
事業内容 デジタルシフトに関わる各種支援業務
公式HP https://www.digitalshift.co.jp/

エーエムエルマーケシステム

LINE販促ツールエーエムエルマーケシステム公式サイトキャプチャ画像
引用元:エーエムエルマーケシステム公式サイト(https://amlsystem.biz/)

エーエムエルマーケシステムの特徴や料金

エーエムエルマーケシステムでは、LINEやメールでのマーケティングを効率的に運用するシステムを提供。

現状メルマガなどを運用している場合は、連携して管理なども行えるようになるオールインワンマーケティングツールです。

「いつでも。だれでも。どこでも。かんたんに。」というコンセプトで開発されたCRMツールで、最大30日間の無料トライアルが用意されています。

お客様とのコミュニケーションをメールやメルマガからLINEに切り替えたい、という場合に活用したいサービスです。

ニーズによってお客様をセグメントし、適切な配信をすることで無駄になってしまっているコストを軽減できます。

エーエムエルマーケシステムの料金設定は下記のとおりです。

  • LINEスタートプラン:初期費用 9,800円(税別) 月額費用 2,980円(税別)
  • LINEプロプラン:初期費用 29,800円(税別) 月額費用 29,800円(税別)

上記のほか、LINE公式アカウントの利用料金がかかります。2023年6月に料金が改定されるので、LINE公式サイトでご確認ください。

上記料金は「LINEプラン」のものですが、このほかに「LINE&Webプラン」も用意されています。

※参照元:エーエムエルマーケシステム「LINEプラン」(https://amlsystem.biz/linepuran/)

エーエムエルマーケシステム運営会社概要

会社名 株式会社ビショップ
会社所在地 東京都港区麻布十番2-13-10 SK麻布十番ビル6F
会社設立年 2012年8月
資本金 10,000,000円
事業内容 LINE公式アカウント&メルマガ対応オールインワンマーケティングツールにかかわる事業
公式HP https://amlsystem.biz/

LINEマーケティング・販促(集客)ツールとはどのようなもの?

LINEマーケティング・販促(集客)ツールとはどのようなもの?イメージ画像
LINEの月間アクティブユーザーは日本国内だけで8,400万人以上。(2020年7月時点)日本の人口は1億2593万人(2020年6月概算値)ということを踏まえると、驚異的な利用率を誇るコミュニケーションアプリと言えます。

ほとんどの人がインストールし、毎日使用されているLINEを、マーケティングや販促に活用しやすくするツールが、「LINEマーケティングツール」です。

企業やお店のLINEアカウントを友だち登録をしてもらい、キャンペーン情報を送ったり、問い合わせ対応をしたりといった活用方法はイメージしやすいかと思います。

データ参照元:LINEアクティブユーザー「LINE Business Guide / 2020年7~12月期版」(https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202007-12.pdf)
データ参照元:日本の人口「総務省統計局ホームページ / 2020年6月概算値」(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html)

LINEをマーケティングや販促(集客)に活用するために必要なこと

LINEを通じてユーザーと直接やりとりをするだけでは、マーケティング手法としては活用しきれていません。

マーケティングや販促にLINEを活用するためには、顧客情報の管理や、適切なユーザーへの情報配信、顧客分析等ができる状態にしておく必要があります。しかしマーケティングに必要な情報を管理し適切に運用するのは、簡単ではありません。

そこで運用を自動化してくれたり、複数の施策をパッケージにして提供してくれたりするサービスやツールとして、LINEマーケティングツールの存在価値があるわけです。

LINEを使ったマーケティング・販促(集客)の有用性

スマホを見る女性
おそらくこの記事を読まれている方はイメージできているかと思いますが、なぜLINEをマーケティングや販促に活用することが有用なのでしょうか?あらためて整理してみます。

圧倒的なアプリ使用率

記事冒頭でも述べましたが、LINEは日本人の半分以上がインストールし、日常的に使っています。

マーケティングではユーザーとの接点が必要となるわけですが、すでにLINEという窓口をほとんどのユーザーが持っている状態ということになります。

コミュニケーションへの手間がかからない

ユーザーが公式LINEから情報を得たい、コミュニケーションをとりたい、と思ったときにはLINE上で友だち登録をするだけ。

個人情報を新たに入力したり、アプリをインストールする…といった対応は不要になり、顧客とのタッチポイント(接点)をつくるハードルがかなり低くなります。

集客・リピーター獲得・販促・紹介など
幅広く活用できる

LINEの公式サイトでは、LINEはリピーターの獲得に適していると説明されています。

たしかに一度友だち登録をされることで、継続的に情報を送ることができる、接点を持ち続けられるのはリピーター獲得や販促においては非常に有効です。

今ではLINEを活用したさまざまなサービスやツールが提供されており、リピーター獲得だけではなく、紹介(リファラル)による集客への活用も浸透してきています。

例えばお友だちにサービスや商品を紹介し、その友だちが成約すると紹介者は商品券が手に入る…といったものです。

圧倒的な利用人口とコミュニケーションのしやすさを活用する方法は、公式サービスにとどまらず、今後もさまざまなサービスが現れるはずです。

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは、店舗や企業によるビジネス用のLINEアカウントのことです。一般の個人ユーザーアカウントとは異なり、企業や団体がLINEの一般ユーザーとコミュニケーションを取るためのアカウントです。

LINE公式アカウントを通じて、顧客やクライアントとリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。質問への返答、サービスの提供、問い合わせへの対応などが可能です。

また、LINE公式アカウントを通じて、クーポンやセール情報、キャンペーンの通知をユーザーに送信することができ、ユーザーのファン化や購買意欲の向上につなげることができます。

さらに、自動応答やチャットボットを導入することで、定型的な質問や問合せには即時対応が可能となり、顧客満足度の向上やサービスのブラッシュアップにつなげることもできます。

LINEマーケティング・販促(集客)ツール導入のチェックポイント

機能

上述の通り、各サービスによって共通する機能もあれば、独自の機能を導入できるものもあります。

LINEを使って、どういったマーケティングや販促をしたいのか、どのような課題を解決したいのかを意識して、各サービスを見比べてみてください。

お問い合わせ時に、課題も併せて相談することで、より的確な集客の提案ももらえるかもしれません。自分が使ってみて良かったサービスなどがあれば、ピックアップしてみるとイメージも具体的になります。

コスト

料金設定については、基本的には初期費用+月額費用といった形なのはほぼ共通ですが、使える機能やサポート体制、セキュリティ機能などによって、料金体系もさまざまです。

高ければいいというものではないので、プランの内容(使える機能や制限など)を吟味して検討しましょう。

また現状顧客データベースの状況や、LINEアカウントの有無などでも料金に違いが出てきます。導入前にはしっかり見積もりも取りましょう。

LINE販促・マーケティングツールに関するよくある質問

LINE販促・マーケティングツールに関するよくある質問イメージ画像
ここからは、LINE販促・マーケティングツールに関するよくある質問と回答をまとめています。ツールやサービス導入に関して疑問や不安を感じている方は、以下のQ&Aも参考にしてみてください。

Q1. いま導入しているツールと併用して使うことはできるでしょうか。

ほとんどの場合、複数ツールの併用はできません

A社のツールからB社のツールに乗り換えることはできます。ただし新しいツールへのデータ引継ぎについては、各社仕様が異なりますので、事前確認が必要です。

乗り換えをする場合、これまで使用していたデータの確認等ができなくなる可能性もありますので、慎重に進めるようご注意ください。

たとえ併用が可能だとしても、運用が複雑化するので推奨できません。

マーケティングツールは特別なスキルがなくても機能が使いこなせる目的で導入するものですから、便利なはずのツールで業務が複雑化してしまうのであれば、それこそ本末転倒です。

Q2. LINE公式アカウントをきちんと運用したことがなく、専門的な知識がありません。それでもツールは使いこなせますか?

LINEの販促ツールの多くは、あまりリテラシーがなくても使いこなせるように設計されています。運用していくうちに、自然と知識も身についてくるものです。

ただし、ある程度の運用経験がないと、分析データの活用などは少し難しいものもあるかもしれません。

もしもゼロから始めるのは不安という場合は、LINEマーケティングツールを導入したあとの支援体制がしっかり整っている会社のツールやサービスを選ぶようにしましょう。

会社によってはチャットボットではなく、サポートセンターがある場合もありますし、運用サポート担当者が支援してくれるサービスもあります。

さらにオプションでLINEの運用そのものを代行してくれる会社もありますので、まるっとお任せしてしまうのもひとつの手です。

ツール運営会社が設定などもすべて対応してくれる場合もありますので、各社のホームページを確認したり、資料をダウンロードしたりして、どのようなサポートが受けられるか確認しておくと安心です。

Q3.LINE公式アカウントを持っていないのですが、そのような場合でも申し込めるのでしょうか?

たとえ現時点でLINE公式アカウントを持っていなくても、ツールやサービスに申し込むことは可能です。会社によってはLINE公式アカウントの開設から請け負ってくれるところもあります。

ただし、LINE公式アカウント開設のための費用が別途かかる場合がありますので、最初に確認しておくようにしましょう。

LINE販促・マーケティングツールまとめ

この記事では、LINEマーケティング・販促(集客)ツールをいくつかご紹介しながら、導入するツールのチェックポイントや注意点などについて解説してきました。

スマホがなければ生活できない、と感じるほどに日常生活に欠かせないデバイスとなっている状況下だからこそ、LINEによるマーケティングの実現は喫緊の課題です。

たとえ自分が使っていないにしても、自社商品やサービスとLINEとの親和性が高いことがわかれば、なるべく早く手を打つことが肝心です。

そのためにも自社が必要としている機能やサービスを搭載したLINE販促ツールを見つけて、売り上げアップにつなげていきましょう。

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