過去図面を探すのに時間がかかる、見積や設計を担当者の記憶に頼っている、似た部品を重複設計してしまう。こうした課題には、図番だけでなく形状、文字、属性から探せる図面検索システムが役立ちます。13製品を検索方式、対応図面、導入形態、関連機能、公開料金で比較します。
図面検索システム13選の比較表
設計流用、見積・調達、図面管理のどこを改善したいかを起点に、検索方式、対応図面、導入形態、関連機能、公開料金を比較しています。料金が公開されていない製品は、図面数や連携要件を整理して個別に見積もります。
| 会社名 | サービスの特徴 | 向いている用途・検索方式 | 対応図面・導入形態 | 関連機能・公開料金 |
|---|---|---|---|---|
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CADDi Drawer |
図面と発注・品質・設計情報を関連づけて部門横断で検索 |
全社の図面データ活用
類似形状・キーワード検索 |
PDFや画像、CADなどの製造データをクラウドで一元化
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発注実績、品質報告書、設計変更などを図面へ関連づけ。料金は要問い合わせ
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SellBOT |
類似図面検索から見積・調達までを一つの業務基盤に集約 |
見積・調達の属人化解消
類似図面AI検索・AI-OCR |
PDF・TIF図面を扱うクラウド型。アカウントは原則無制限
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AI差分表示、見積、調達クラウド。月額10万円~、初期導入費別途
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図面バンク |
AI類似検索・OCR・CADプレビュー・版管理をクラウドで提供 |
図面管理と類似検索の一体化
形状・OCR・属性検索 |
60種類以上のCAD・PDF・画像などをプレビュー。クラウド型
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版管理、関連資料、権限管理。スタンダード月額5万2,800円(税込)
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Hi-PerBT 図面検索AI |
2D・3Dの形状に加え、文字と記号を組み合わせて検索 |
流用設計・設計レビュー
形状・仕様・記号検索 |
2Dは全体・部分形状、3Dは全体形状を検索。導入環境は要確認
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図面重ね合わせ、図面管理製品との連携。料金は要問い合わせ
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AI類似図面検索 |
形状と文字のハイブリッド検索を中小製造業向けに提供 |
設計・見積と図面管理
形状・AI-OCR・付帯情報検索 |
PDF・画像・DXF等。Proはクラウドとオンプレミスを用意
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関連文書、差分・版管理、TECHS連携。Pro月額4万4,000円(税込)
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AI Drawing Search |
手書き・複雑図面・属性情報を使い分けて類似形状を検索 |
既存システムに合わせた検索
手書き・形状・属性検索 |
PDF・JPEG・PNG・TIFF・DXF・DWG。個別構築とパッケージ版
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自動取り込み、外部連携、二次学習。料金は要問い合わせ
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ジーエン図面 |
図面・関連データの整理と類似検索を導入支援付きで提供 |
図面整理と現場定着
AI類似図面検索 |
クラウド型。無料トライアルで自社図面による検索を試用可能
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関連データの紐付け、差分表示、スマート整理。月額3万円~+初期費用
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図面ベース |
図面解析・検図・積算・類似検索を個社ルールに合わせて構築 |
図面業務の個別AI化
形状による類似検索 |
PDF・CAD等を対象に個社ルールへ合わせるセミオーダー型
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AI解析、検図、積算、QA、差分比較、CAD変換。料金は要問い合わせ
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匠フォース |
2D・3Dの類似図面と過去見積を結び付けて原価算出を支援 |
見積標準化・原価管理
AI類似図面・OCR・見積情報検索 |
2D図面とSTEP形式の3D CADを扱うクラウド型
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見積計算、案件管理、差分表示、過去見積参照。料金は要問い合わせ
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ゲンバト図面管理 |
中小製造現場向けの図面管理へAI検索を追加できるクラウド |
低コストで図面管理を開始
形状・属性・自然言語検索 |
PDF・画像を扱うクラウド型。PC・タブレットで閲覧
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OCR、一括登録、関連書類・不良記録連携。AI付き月額2万680円+利用料(税込)
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AI図面検索システム |
2D・3D図面の全体・部分・複数条件検索とAI-OCRに対応 |
2D・3Dの複合条件検索
類似形状・AI-OCR検索 |
2D・3D図面に対応。クラウドとオンプレミスを選択可能
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部分検索、2枚検索、メタデータ、CSV出力。料金は要問い合わせ
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図面検索システム(アクティブクリエイト) |
図面検索を受発注・在庫・生産管理までつなげるライセンス型 |
検索から受発注・在庫管理
PDF類似図面検索 |
ライセンスセット型。別途サーバーまたはワークステーションが必要
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過去受注・品質情報、生産管理連携。在庫・発注管理。450万円~
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類似画像検索 |
図面内の部品単位のあいまい検索を個別要件に合わせて構築 |
部品単位の検索・個別自動化
類似画像・あいまい検索 |
PDF・TIFFを中心にWindows環境へ導入。個別カスタマイズ型
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OCR・図面比較製品との連携。1サーバーのオープン価格、年間保守あり
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図面検索システム13製品の特徴
図面検索システムの選び方
何を「似ている」と判断したいか決める
外形が似ている部品、穴や溝の配置が似ている部品、材質・寸法まで近い図面、図面内の一部に同じ機構を含むものでは、必要な検索方式が異なります。設計、見積、品質の担当者で、正解となる過去図面を先に選びます。
検索結果を類似度順に並べるだけでなく、候補へのGood・Bad評価や二次学習、形状と属性の重み調整ができると、運用しながら自社の判断へ近づけられます。
既存図面の形式と品質を棚卸しする
PDF、TIFF、JPEG、DXF、DWG、STEPなど、保有形式と枚数を確認します。同じ部品でもスキャン画像とPDFが混在し、縮尺、向き、図枠、解像度が異なると、検索精度へ影響する場合があります。
ファイル名、図番、版、材質、顧客名などの属性がどこまで揃っているかも確認します。OCRで抽出できる項目と、人が補う項目を分けると、データ移行の工数を見積もりやすくなります。
クラウドとオンプレミスをセキュリティ要件で選ぶ
クラウド型はサーバー準備を抑え、複数拠点やタブレットから利用しやすい一方、取引先との秘密保持契約や社内規程で保存場所が制限される場合があります。オンプレミス型は自社環境へ置けますが、サーバー、バックアップ、保守、更新の責任が増えます。
データ保存国、通信・保存時の暗号化、IPアドレス制限、二要素認証、SSO、権限、操作ログ、バックアップ、契約終了時の消去証明、登録図面がAI学習へ二次利用されるかを確認します。
既存システムとどこまで連携するか決める
ファイルサーバーから自動取り込みするだけなら、現行の保存手順を残して導入できます。見積・生産管理・ERPと連携する場合は、図番や製品コードをキーにして、原価、受注、発注、品質情報をどちらのシステムで管理するか決めます。
標準連携がない場合はAPI、CSV、バッチ、個別開発が必要です。初回の開発費だけでなく、連携先システムの改修時に誰が保守するかまで契約前に確認します。
検索精度だけでなく登録と運用の負担を見る
デモで正しい図面が見つかっても、日常業務で登録が続かなければ検索対象は古くなります。共有フォルダの監視、一括登録、重複防止、OCR確認、版更新、属性編集を誰が担当するかを決めます。
検索回数、図面登録数、利用部門、検索から見積・設計へ進んだ件数を確認できると、導入後の定着を判断できます。ベンダーの初期設定、操作教育、データ整備、定例支援も比較します。
自社図面を使ったPoCで検索精度を比較する
AI類似図面検索は、一般的なサンプル図面ではなく、自社図面で評価します。製品ごとに異なる図枠、寸法線、注記、スキャン品質、2D・3Dの混在があるため、カタログ上の機能だけでは自社での精度を判断できません。
- 検索したい業務を、流用設計、見積、調達、品質確認から選ぶ
- 検索元図面と、正解と考える過去図面を担当者が選定する
- 似ていない図面も混ぜ、誤って上位表示されないかを見る
- 形状だけ、文字・属性との併用、部分検索で結果を比較する
- 正解図面が上位へ出る割合、検索時間、誤検出を記録する
- 登録、OCR確認、属性修正、版更新にかかる作業時間を測る
- 本番データ移行、連携、運用支援を含む見積書を取得する
PoCでは「検索できたか」だけでなく、担当者が候補から正しい図面を選ぶまでの時間を測ります。検索精度と運用負荷を同じ条件で採点すると、機能の多さに引っ張られずに選べます。
図面検索システム導入の進め方
対象部門と成果指標を決める
全社導入から始めず、図面検索に時間がかかっている部門を選びます。設計なら検索時間と流用件数、見積なら回答時間と差戻し、調達なら過去価格の参照率、品質なら類似不具合の確認時間を基準値として残します。
登録対象とデータ移行範囲を決める
すべての過去図面を最初から移す方法と、直近案件や特定製品群から始める方法があります。紙図面のスキャン、重複除去、版の判定、属性付与をベンダーへ依頼するのか、自社で行うのかを分けます。
PoCから本番運用へ引き継ぐ
PoC用に整えた図面やAI設定が本番環境へ引き継げるか確認します。本番では、登録責任者、検索結果の評価担当、ユーザー追加、権限変更、問い合わせ窓口を決め、利用状況を定期的に確認します。
生産・購買・在庫システムとの役割を整理する
図面検索システムへ業務情報を集めすぎると、既存システムと二重管理になります。生産計画や原価の正本は製造業向け生産管理システム、発注先や承認は製造業向け購買管理システムなど、役割を分けて連携します。
在庫情報まで図面から参照したい場合は、製造業向け在庫管理システムとの重複を確認します。複数業務を統合する構想であれば、製造業向けERPも含めて全体構成を整理します。
図面検索システムに関するFAQ
無料で使える図面検索システムはありますか?
無期限の無料プランより、無料トライアルや自社図面を使う簡易検証を提供する製品が中心です。無料期間終了後に自動で有料へ切り替わる場合もあるため、期間、機能制限、登録データの扱い、解約方法を確認します。
手書き図面やスケッチから検索できますか?
手書き形状を検索元にできる製品があります。ただし、線の歪み、寸法線、注記、複数部品の配置によって結果は変わります。代表的な手書き図面をPoCへ含め、どの程度の描き方なら検索できるか確認します。
3D CADにも対応していますか?
3D CADの類似形状検索に対応する製品と、3Dファイルのプレビューや2D図面との紐付けだけに対応する製品があります。STEP、IGES、SLDPRTなど自社形式を伝え、検索対象・閲覧対象・登録対象を分けて確認します。
AIへ自社図面を学習させる必要がありますか?
汎用モデルですぐに始められる製品と、自社図面を使ってAIモデルを構築・調整する製品があります。図面の種類や「似ている」の判断が特殊な企業では個別調整が有効ですが、費用と導入期間が増えるためPoCで必要性を判断します。
クラウドへ機密図面を保存しても問題ありませんか?
一律には判断できません。取引先との秘密保持契約、輸出管理、社内セキュリティ規程を確認したうえで、保存場所、暗号化、アクセス制御、操作ログ、バックアップ、AI学習への利用、契約終了時の削除条件を審査します。クラウドへ出せない場合はオンプレミス対応製品を比較します。
図面検索システムを自作できますか?
ファイル名・属性による検索は文書管理基盤でも構築できますが、形状の切り出し、類似度計算、図面形式の変換、AI学習、権限・監査、外部連携まで自作すると保守範囲が広がります。自社固有の検索ロジックが競争力になる場合は個別開発、一般的な図面検索なら既製品を比較する方法が現実的です。
図面検索システムは自社図面で候補を比較する
図面検索システムは、AIという名称や掲載機能数だけでは選べません。まず設計流用、見積・調達、図面管理のどこを改善するかを決め、必要な検索方式、対応ファイル、関連情報、導入形態を整理します。
候補を絞った後は、同じ自社図面と正解データを使ってPoCを行い、検索結果、誤検出、作業時間、登録負担を比較します。データ移行、AIモデル構築、連携、保守を含む総費用まで揃えることで、導入後に使われ続けるシステムを選びやすくなります。製造業全体のデジタル化から整理する場合は、製造業DXコンサルティング会社の比較も参考になります。
- 免責事項
掲載内容は2026年9月4日時点の各社公式情報をもとに整理しています。料金、機能、対応形式、提供条件は変更される場合があります。契約前に各社へ現行の条件をご確認ください。











